2022年10月17日、総合車両製作所横浜事業所で製造された京王電鉄5000系5737Fが陸送され順次若葉台検車区に搬入されているようです。この編成は当初は2021年度の導入を予定していましたが、新型コロナウィルスの影響や8000系車内での殺傷事件が影響して今年度に延期となっていた増備車です。
▲昨年度導入予定であった5000系5737Fが遂に1年越しに登場した。今回の増備車は同系列では初めてリクライニングを備える転換クロスシート車となっており、おもに京王ライナーや“Mt. TAKAO号”など有料座席指定列車などクロスシートでの運用時のみ、リクライニングが可能になる。
この編成では基本的な仕様はドリンクホルダーを初めて設置した5736F以前の編成に準じているものと思われますが、天井部の色は5736Fと同じ白色となるほか、5000系では初めてリクライニング機能を備える転換クロスシートが設置されています。また国領(KO-16)付近での車内殺傷事件発生から京王電鉄で初めての新製車両ということもあり、車内防犯カメラが設置されている(8000系では車内灯に取り付ける形のカメラを設置した)ものと思われます。今回導入された5737Fのリクライニング機能を備える転換クロスシートはクロスシートでの運用時のみにリクライニングができる仕様と思われます(ロングシート運用時は固定か)。