2021年4月30日

【5月も臨時で走ります】西武鉄道10000系10105F(レッドアロークラシック)、定期営業運転を終了

2021年4月29日、西武鉄道新宿線南入曽車両基地所属の10000系10105F(レッドアロークラシック、ラストランヘッドマーク)が147レ(小江戸47号・川2317←宿2230)をもって定期営業運転を終了しました。ただし5月は臨時特急列車での運用が予定されています。
▲新製当初から2011年6月まで新宿線、2011年6月から2020年3月まで池袋線、2020年3月から2021年4月まで新宿線で運用されたレッドアロークラシック塗装の10000系10105Fが定期営業運転を終えた。しかしまだまだ臨時特急としての出番が待っている。

5月は臨時特急列車として池袋線・狭山線・西武秩父線と新宿線で運転される予定です。最後の雄姿を収めたい気持ちは十二分に理解できますが、なるべく感染対策を徹底のうえで密を避けられるような状況にしていただきたいと思います。また撮影場所やその立ち位置などを巡ってトラブルになることも少なくありません。撮影される際には安全を確保してマナーを守ってすべての人が安心してレッドアロークラシックの姿を見守れるようにしてください。

【狭山線臨時特急列車】
運転日程…5月1日・2日 途中停車駅…なし
注意…西所沢(SI-18)では1番ホーム発、乗車前に特急券の確認あり
注意…愛称案内表示器は『臨時』表示です

球0902←西0857 臨時91号
<撮影会実施 11時10分まで>
球0000→西0000 回送列車
球1129←西1124 臨時93号
<撮影会実施 13時40分まで>
球0000→西0000 回送列車
球1401←西1355 臨時95号
<撮影会実施 16時10分まで>

【池袋線臨時特急列車】
運転日程…5月15日・16日 途中停車駅…飯能(SI-26)
注意…池袋(SI-01)は7番ホーム発、飯能は5番ホーム発、西武秩父(SI-36)は2番ホーム発
注意…所沢(SI-17,SS-22)・入間市(SI-23)・横瀬(SI-35)は通過します
注意…愛称案内表示器は『ちちぶ』ではなく『臨時』表示です

秩1114←飯1026←池0939 臨時91号
秩1504→飯1552→池1639 臨時92号

【新宿線臨時特急列車】
運転日程…5月29日 途中停車駅…高田馬場(SS-02)・東村山(SS-21)・所沢・狭山市(SS-26)
注意…本川越は1番ホーム発
注意…愛称案内表示器は『小江戸』です

川1044←宿0942 小江戸91号
川1445→宿1542 小江戸92号

【いずれも廃車へ】東日本旅客鉄道209系2000・2100番台千マリC612編成と中間電動車4両の10両が配給輸送される

2021年4月28日、東日本旅客鉄道幕張車両センター所属の209系2000・2100番台千マリC612編成(クハ209-2112以下6両)とモハ209-2121+モハ208-2121・モハ209-2127+モハ208-2127の合計10両がEF64形1030号機に牽引され、長野総合車両センターまで配給輸送されました。すべて廃車解体処分に伴うものと思われます。
▲209系2000・2100番台千マリC612編成(写真)と余剰中間車の10両が帰らぬ旅へ。6両固定編成の廃車は千マリC618編成に続き2編成目である。
▲209系2000・2100番台の一部を置き換えたE131系。房総エリアの南半分と鹿島線はこの系列で運転されている。ただし鹿島線以外は朝夜の一部に209系の直通列車が残っている。

このうち千マリC612編成は2020年5月に外房線を走行中に男児の置き石による脱線事故に巻き込まれた当該編成であることが判明しました。なおこの編成の中間に差し込まれたモハ209-2121+モハ208-2121は元千マリC611編成(クハ209-2111以下6両、現在の千マリC444編成)の余剰車、モハ209-2127+モハ208-2127は元千マリC614編成(クハ209-2114以下6両、現在の千マリC446編成)の余剰車で、トイレを設置していないハイフン以下奇数番号のユニットです。これらの廃車で209系2000・2100番台の廃車は20両となり、まだ編成組み替えによる余剰車が4両残っており、これが廃車となることは確実なので、その車両だけを配給輸送すればE131系0番台・80番台の合計導入数と同じ両数(24両)が廃車ということになりそうです。

【E235系1000番台増備も】東日本旅客鉄道が2021年度鉄道設備投資事業計画を発表

2021年4月28日、東日本旅客鉄道が2021年度鉄道設備投資事業計画を発表しました。投資額は連結では約6,740億円(単体では5,510億円)となります。

【車両面】
▲(イメージ)北陸新幹線では2019年の台風19号で被災した編成の代替分として長野新幹線車両センター(幹ナシ)配置となるE7系が製造される。
▲(イメージ)横須賀線・総武快速線向けE217系の置き換えとして引き続き増備が進められているE235系1000番台。横クラF-08編成・横クラJ-08編成以降ではクハE235形1000番台とクハE234形1100番台の電気連結器の設置を省略している。また一部にはクリアテール仕様の編成がいる(写真の横クラF-07編成はその当該の1本)。
▲(イメージ)徐々に数を減らしているE217系。車両はまだまだ使えそうな気もするが座席の硬さなどがネックとなり他路線転用の可能性はほぼないだろう。
▲(イメージ)一部路線で車掌が乗務しないワンマン運転が拡大している。水戸線ではE531系0番台・3000番台への付属編成へのワンマン運転改造工事、房総エリアの南側と鹿島線ではE131系の新製投入で実現している。

車両面では2019年の台風19号で千曲川の氾濫により長野新幹線車両センターに留置されていたE7系8編成が浸水し廃車となったため、その代替としてE7系が同数導入されるほか(西日本旅客鉄道でも被災した2編成分のW7系が登場予定)、横須賀線・総武快速線向けE235系1000番台を追加投入し、E217系の置き換えが進められる予定です。すでに基本編成・付属編成ともに10編成となっており、E217系ではそれに伴う疎開の動きが活発になっています。また新たにレール輸送用のキヤE195系(仙ココ・東オク)が投入されるほか、新製車両の投入や既存車両の改造でワンマン運転の拡大を進めるようです。E531系0番台・3000番台(水カツ)や209系3500番台・E231系3000番台(宮ハエ)のワンマン運転対応改造が進められているほか、昨年度は房総エリア南半分(久留里線を除く)と鹿島線がE131系(千マリ)での運転となり、ワンマン運転となりましたね。

【設備面】
設備面ではホームドアの設置が引き続き進められます。4月6日の発表にあった通り、一部の駅ではスマートホームドアが設置されます。今年度の設置対象駅は既に使用開始している駅を含みますが、京浜東北線・根岸線では山手(JK-08)、田端(JY-09,JK-34)、横浜線では大口(JH-14)・菊名(JH-15)・新横浜(JH-16)・長津田(JH-21)・橋本(JH-28)、中央・総武線では大久保(JB-08)・水道橋(JB-17)・浅草橋(JB-20)・錦糸町(JO-22,JB-22)・下総中山(JB-29)・西船橋(JB-30,JM-10)、常磐緩行線北松戸(JL-23)・馬橋(JL-24)・新松戸(JL-25)・北小金(JL-26)・南柏(JL-27)・柏(JJ-07,JL-30)・北柏(JL-29)の各駅、南武線では武蔵小杉(JN-07,JO-15,JS-15)となります。中央・総武線では大久保と下総中山、横浜線では新横浜以外、常磐緩行線では新松戸と柏以外の各駅はスマートホームドアとなる予定です。錦糸町と長津田ではすでに稼働を開始しているほか、浅草橋では稼働が近いようですね。それ以外では中央線(E233系0番台)へのトイレ設置とグリーン車導入、駅改良工事やエレベーター設置などの設備工事、照明のLED化推進などが予定されています。

2021年4月29日

【5000形増備は…?】小田急電鉄が2021年度鉄道設備投資事業計画を発表

2021年4月28日、小田急電鉄が2021年度鉄道設備投資事業計画を発表しました。今年度の投資額は約254億円です。今回も【車両面】と【設備面】に区分して紹介します。

【車両面】
▲(イメージ)ロマンスカー“EXE”30000形。同形式のリニューアルの言及はなかったが、1編成に施工される可能性はある。茶色の車体で残るのは30055F+30255Fと30057F+30257F(写真の編成)のみだ。
▲(イメージ)今年度も増備が発表された2代目5000形。今年度は4編成(40両)の導入となり、5056Fが今年度分の扱いかは不明だが、5057F・5058F・5059Fは確実に登場する。このうち5057Fは日本車両製造豊川製作所で製造され、5000形では初の日本車両製造豊川製作所製の編成が出場予定だ。
▲(イメージ)大野総合車両所に入場中の1000形1092F。同形式へのリニューアル更新工事は2編成に施工される。元1055F+元1255Fから改造の1097Fが含まれているかは不透明だが、入場中の1092Fは確実に今年度分の対象である。今後の動向がやや読めないのはホームドア対応のQRコードを貼付されていてリニューアルされていない1062Fだろうか。
▲(イメージ)昨年度から大規模改造が実施された1000形1097F。種車は3編成で2両連続する付随車は元1081F、上り方3両は元1055F、下り方5両は元1255Fからの改造である。

車両面ではロマンスカー“EXE”30000形のリニューアル(“EXEα”化)には言及がありませんでしたが、今年度分も1編成への施工が予想されているほか、1000形は2編成のリニューアルを予定しています。元1055F+元1255Fの1097Fが昨年度分の扱いか、今年度分の扱いかは分かりませんが、現在入場中の1092Fは今年度分とみるのが適切だと思います。ただ読めないのは1000形1062Fで、現在1752F(ワイドドア車)とともに休車の状態となっているようですが、1752Fとは異なりホームドア対応のQRコードは貼付されています。廃車を前提とするならばホームドア対応のQRコードが貼付される必要はないはずです。しかし休車前の直近だと1000形1251F(6両固定編成)と連結して10両編成で運用されていたので、その関係で貼付されていた可能性はありそうですが、今後の状況が気になるところではあります。1062Fの動向次第では1000形のリニューアル更新工事がもしかすると最後になるかもしれませんね。5000形は今年度分は4編成が増備され(5056F~5059F、そうでなければ5057F~5060F)、1000形ワイドドア車とリニューアルされていない4両固定編成の一部を置き換えるものと思われます。5000形では初めてとなる日本車両製造豊川製作所製造の編成(そのトップは5057F)が登場します。4編成の投入で1000形ワイドドア車は置き換えられることが予想されますが、ノーマルドアの残り3編成が読めませんね。

【設備面】
▲車両の一部旅客用扉に貼付されているホームドア対応のQRコード。これを読み取ることでホームに車両がかかっている箇所のホームドアだけ開き、かかっていない箇所のホームドアは閉まったままの仕組みとなっている。

設置が進められているホームドアは今年度は新宿(OH01)の8番ホーム・9番ホーム(各駅停車が主に発着するホーム)、登戸(OH18)の3番・4番ホームに設置されます。いずれもホームドア対応のQRコードが車両の一部旅客用扉に貼付されているため、このQRコードを読み取ってホームドアを開閉するシステムが導入されるようです。新宿では地上の4番・5番ホームと地下の8番・9番ホームでホームドアの開閉システムが異なることが予想されます。なお2022年度以降は町田(OH27)・相模大野(OH28)・海老名(OH32)・本厚木(OH34)(すでにホームドア設置準備に向けた痕跡を確認)・中央林間(OE02)・大和(OE14)の各駅への設置予定となりますが、本厚木ではすでに設置準備工事が始まっているようです。このうち来年度にホームドア設置となる中央林間では新たに1番ホームに直結する東口改札を設置し、今年秋からの供用を予定しています。これにより同駅北東側のアクセス向上や連絡通路の混雑緩和が期待されています。現行では駅北口を利用することが多いと思いますが、今年秋ごろからは東口改札が誕生しますので、中央林間から江ノ島線下り列車に乗るときは非常に便利になりますね。ホームの10号車寄り(車椅子専用通路のある場所)が改札口の設置場所になるでしょうか。

また法面改修や橋梁の耐震補強工事なども進められ、昨年度に引き続いて愛甲石田(OH35)~伊勢原(OH36)間、東海大学前(OH38)~秦野(OH39)間の法面の強度向上を図る改修工事が実施されます。特に愛甲石田~伊勢原間は2度の陥没があった区間でもありますし、東海大学前~秦野間は途中にトンネル区間があるほか、過去に土砂崩れがあった区間でもあります。私も通らない区間ではないので、法面強度の工事はぜひとも徹底的にやっていただきたいと個人的には思っております。また多摩線では雨量が比較的多い多摩市など郊外の都市を走るため、排水設備の整備が実施されます。橋梁の耐震補強工事は今年度は新たに町田~相模大野間と渋沢(OH40)~新松田(OH41)間で実施されます。後者は小田急電鉄のなかでは1区間の距離が最も長いですし、水無川などが流れていますから橋梁の数も少なくはありませんね。ロマンスカーを含めて小田原線新宿方面から新松田以西に発着する列車が必ず通る区間でもありますので、集中的にやっていただきたいと思っております。

【今年は一部で一斉発表?】相模鉄道が2021年度の鉄道・バス設備投資事業計画を発表

2021年4月28日、相模鉄道が2021年度の鉄道およびバスの設備投資事業計画を発表しました。今年度の投資額は約165億円(うちバスは約8億円)となります。

【鉄道事業】
<車両面>
▲現在は7編成が在籍する20000系。その8両固定編成バージョンは『21000系』に。今年度は東急電鉄に直通する車両として『21000系』(20000系の派生系列で8両固定編成)の4編成32両が登場する。予想としては21101F・21102F・21103F・21104Fの4編成ということになりそうか。

新型車両は20000系の派生系列で、8両固定編成である『21000系』が登場します。電動車と付随車の比率、MT比は10両固定編成が5M5Tだったので、8両固定編成は4M4Tと思われますが、10両固定編成では4号車・5号車以外は電動車が連続していませんので出場時の状況に注意していただきたいと思います。10両固定編成がベースであるため、基本的な内装や構造は20102F以降の増備車に準じるものと思われますが、10000系10707F以来となる新製の8両固定編成ですので、何らかの仕様変更はあってもおかしくないですね。

<設備面>
▲羽沢横浜国大(SO-51)に設置されたホームドア。続々と他の駅でも設置が進んでいる。
▲20000系20104Fに積み込まれたホームドア。終電後にホームドア設置駅に移動しホームドアを設置している。昨年度は二俣川(SO-10)・大和(SO-14)・湘南台(SO-37)の各駅に設置された。今年度も引き続きホームドア設置が進められる。

ホームドアは今年度は西谷(SO-08)、鶴ヶ峰(SO-09)、希望ヶ丘(SO-11)、瀬谷(SO-13)、相模大塚(SO-15)、さがみ野(SO-16)、かしわ台(SO-17)の各駅に設置します。なお西谷3番ホーム・4番ホームではすでに本体が設置されているホームもあるようです。撮影ポイントの駅が多いですので、今後のホームドアの設置状況に注意しましょう。

連続立体交差事業では今年度は星川(SO-05)への留置線2線設置(すでに線路自体は敷設されている)、星川と天王町(SO-04)の駅舎改良を進めます。天王町では新たなる改札口として『横浜ビジネスパーク口(YBP口)』の使用を5月29日から開始します。海老名(SO-18)で実施されている駅総合改善事業ですが、今年度は駅舎の基礎杭構築と北口改札新設に向けた準備が進められるようです。

【バス事業】
▲相模鉄道の一般路線バス(写真は綾瀬営業所のもの)。今年度はノンステップバス18台が導入され、うち8台はハイブリッドバス、2台はコミュニティバスとなる。

路線バスではドライバー異常時対応システムを搭載するノンステップバスを18台新製投入します(エルガおよびブルーリボンシティ)。うち8台はハイブリッドバス、うち2台はコミュニティバス(ポンチョ)となります。

2021年4月28日

【緊急事態宣言で削減】小田急電鉄、平日朝の準急列車5本が小田原線内運休を発表

2021年4月27日、小田急電鉄が新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言発出に伴う国や関係自治体からの要請を受けてGW期間中の平日(4月30日・5月6日・7日)に小田原線成城学園前(OH14)始発の準急列車5本を小田原線内運休とすることを発表しました。
▲(イメージ)小田原線内準急で運用されている東京地下鉄16000系。現在の準急列車はすべて千代田線直通であるため、小田原線内運休にとどまる。
▲(イメージ)小田原線内準急で運用されている東日本旅客鉄道E233系2000番台。現在の準急列車はすべて千代田線直通であるため、小田原線内運休にとどまる。

対象となる列車は成城学園前始発の8時台~9時台の準急列車5本で、その先の千代田線は通常運転となるため、小田原線内運休にとどまり、喜多見検車区から代々木上原(OH05,C-01)まで回送のうえ、代々木上原から所定ダイヤで運転するものと思われます。列車を利用しなければならない状況で運休予定列車を常に利用していた方はこれらの前後に走る通勤準急(最初の1本の運休列車利用者のみ)、向ヶ丘遊園(OH19)発の準急、各駅停車をご利用ください。

【運休対象列車】※小田原線内のみ運休、代々木上原からは通常通り
4000レ(平日25S運用) 成0843→綾0940
4002レ(平日21K運用) 成0900→松1009
4006レ(平日31K運用) 成0919→我1049
4010レ(平日23S運用) 成0936→綾1032
4014レ(平日57S運用) 成0955→綾1052

2021年4月27日

【廃車除籍へ】西武鉄道2000系2003F(8両固定編成)が横瀬車両基地へ自走回送される

2021年4月27日、西武鉄道新宿線南入曽車両基地に所属していた2000系2003F(8両固定編成)が横瀬車両基地へ自走回送されました。広告ステッカーは撤去されていませんが廃車解体に伴うものと思われ、旧タイプの2000系は8両固定編成では2001Fと2007Fのみとなります。
▲GW直前に帰らぬ旅へ出た2000系2003F。1977年に登場し、現在の8両固定編成となったのは1983年からである。登場から約44年、8両固定編成として約38年に及ぶ活躍で長きにわたり新宿線・拝島線を支えてきた。
▲2000系2001Fは前面部のLED式の行先案内表示器の右側が白色である。
▲2000系2007Fは前面部・側面部の種別行先案内表示器が幕式である。
▲新旧2000系と併結のうえで運用されることが多い2両固定編成。旧タイプが見られるのは基本的に新宿線系統である。

旧タイプの2000系は2003Fの廃車除籍処分により、8両固定編成が2編成(16両、2001F・2007F)、6両固定編成が3本(18両、2027F・2031F・2033F)、2両固定編成が9編成(18両、2401F・2403F・2405F・2407F・2409F・2411F・2413F・2417F・2419F)の合計52両となりました。旧タイプの2000系の廃車は2021F以来で約2年ぶりです。なお2003Fは2017年5月から2018年5月までお世話になっていた車両で、時たま乗っていたのでショックでした。なおこのとき40000系40105F・40106Fが2018年3月から玉川上水車両基地に配属となっていましたが(現在はロングシート車を含めて小手指車両基地に配置されている)、このときもまだまだ現役でしたね。

2021年4月26日

【6両2本フル稼働】東日本旅客鉄道185系200番台宮オオB5編成・宮オオB6編成が『あしかが大藤まつり号』に充当

2021年4月24日から5月5日までの土曜休日に、東日本旅客鉄道185系200番台宮オオB5編成と宮オオB6編成を使用した臨時快速『あしかが大藤まつり号』に充当されています。
▲臨時快速列車での活躍が続く185系200番台宮オオB5編成。E257系5000番台・5500番台への置き換えが迫っている。
▲臨時快速列車での活躍が続く185系200番台宮オオB6編成。E257系5000番台・5500番台への置き換えが迫っている。

初日の24日は上野(JU-02)発着の1往復が宮オオB6編成、大船(JT-07)発着の1往復が宮オオB5編成の充当でした(常磐線いわき発着の1往復は485系『リゾートやまどり』高タカYD01編成の充当)。185系6両固定編成は長野総合車両センターに留置中と思われる宮オオOM03編成を除くが使用されたため2本ともフル稼働となりました。同系列6両固定編成は『鎌倉あじさい号』の充当も控えていますが、E257系5000番台・5500番台(宮オオ)の改造が進められていることから、185系の臨時快速列車への充当機会も徐々に減っていくものと思われます。A編成・OM編成の廃車が進められているなか、B編成がどこまで生き延びるかにも注目です。ちなみにC編成はサハ185-7以外の廃車は発生していませんが、廃車まで留置が続くのかもしれません。

2021年4月25日

【試乗会以来】小田急電鉄ロマンスカー“GSE”70000形が特別団体専用列車『ゆきりんワールド号』で多摩線に入線

2021年4月24日、小田急電鉄ロマンスカー“GSE”70000形を使用した特別団体専用列車『ゆきりんワールド号』が唐木田(OT07)→新百合ヶ丘(OH23)→秦野(OH39)→成城学園前(OH14)の経路で運転されました。使用編成は70052Fでした。
▲ロマンスカー“GSE”70000形70052FがAKB48現役最年長メンバーである柏木由紀とファンを乗せ多摩線と小田原線を疾走した。
▲同形式の任意愛称表示機能を使って表示された『ゆきりんワールド号』。右側には本人がデザインした『ゆきりんだるま』が表示されている。多摩線での走行シーン撮影と側面部の表示を撮影することで悩んだ鉄道ファンも多いはず。
▲土曜休日N34運用に代走使用されたロマンスカー“EXEα”30000形30251F。

これはAKB48最年長メンバーである柏木由紀のソロ3枚目シングル発売記念として運転されたもので、柏木本人がロマンスカー乗務員の制服を着用し各車両を巡回していました。側面部には『ゆきりんワールド号』と表示され、車内ではそのシングルが流されていたものと思われます。なおロマンスカー“GSE”70000形70052Fは送り込み回送と唐木田→新百合ヶ丘の本運転で多摩線に約3年ぶりに入線しました。多摩線入線は同形式のデビュー前の試乗会の時以来ですが、このときはまだ70052Fが登場する前のことでしたので、70052Fの多摩線入線は初めてのことではないでしょうか。当日は昼頃に喜多見検車区から多摩線唐木田へと送り込まれ、同駅の1番ホームで柏木とファンを乗せ、唐木田1番ホーム→新百合ヶ丘3番ホーム→秦野1番ホーム→成城学園前4番ホームという経路で運転されました。なお始発終着以外で途中停車したタイミングは新百合ヶ丘3番ホーム、秦野1番ホーム、町田(OH27)4番ホームなどごく一部で、側面部の表示を見られた人はラッキーです。なおこの特別団体専用列車の運転に伴い、同形式が担当することの多い土曜休日N34運用はロマンスカー“EXEα”30000形30251Fが代走しました。

【ロマンスカー“GSE”70000形70052Fの動き 2021年4月24日】
喜多見検車区出庫
唐木田#1←成城学園前#1 送り込み回送
唐木田#1→新百合ヶ丘#3 8000レ(?)
秦 野#1←新百合ヶ丘#3 8001レ(?)
秦 野#1→成城学園前#4 8002レ(?)
喜多見検車区入庫

2021年4月24日

【出会い続々】本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2021.04.24 あのアイドルが乗ったロマンスカーを追う~ 

2021年4月24日は小田急電鉄小田原線を撮影。外出先の都合で海老名(OH32)から乗車です。1000形1094Fの1242レ(土曜休日E20運用)で新百合ヶ丘へ(OH23)へ移動。

このときは海老名でホームに降り立った瞬間、ロマンスカー“GSE”70000形70051Fが0707レ(土曜休日N31運用)で通過するシーンを目撃したため、今回運転される特別団体専用列車は70052Fの充当になることが判明しました。
大野総合車両所では3000形3656F(旧東急車輛製造4次車・写真はデハ3806)のインペリアルブルー帯化が完了。運用復帰まではあともう少し先となりそうです。
新百合ヶ丘では多摩線でノーマルドアの1000形1251Fと1254Fが土曜休日A14運用・土曜休日A22運用で揃って多摩線往復運用だったため、しっかりと記録しました。それ以外では3000形3257F(旧東急車輛製造2次車)が土曜休日A13運用、3272F(川崎重工業5次車)が土曜休日A39運用でそれぞれ多摩線を往復しました。
ロマンスカー“EXE”30000形30255F。0503レ(土曜休日N62運用)。このとき30055Fは大野総合車両所に留置中でしたが、2本のみとなった“EXE”も記録。番号順でいくとこの編成が先に入場するのかな?
1000形1097F(元1055F+元1255F)。回9170レ回9221レ(土曜休日E19運用)。ここで初めて元1055F+元1255Fに中間の先頭車を元1081Fの付随車とした1097Fに出会いました。改造種車が3編成におよぶ珍しい10両固定編成です。元1081Fの廃車から予想できた1097Fへの改造ですが、これまでの1095F・1096Fでは改造種車の元先頭車を中間車に改造していましたから、元1081Fの付随車活用でその手間を省けたのは大きいでしょう。
この回送列車は相模大野(OH28)止まりの1004レのあとに2726レとして喜多見検車区唐木田出張所へ送り込むための回送であり、約7分停車します。そのためまずは車番をキャッチ。この『1097』は元『1055』でした。
こちらは元1081Fの付随車を活用したサハ1297(元サハ1381)とサハ1197(元サハ1181)の一部分を捉えています。1095F・1096Fと異なり先頭車の中間車化改造の必要がないため、新製当初からある10両固定編成をリニューアルしたかのようにも見えなくはありません。特にサハ1297の上り連結面寄りの側面窓とサハ1197の下り連結面寄りの側面窓の形状が1095F・1096Fとは異なりますよね。
1000形1097Fと3000形3091Fの1248レ(土曜休日E70運用)がちょうど並んだところで1097Fは唐木田(OT07)に向けて回送されました。
8000形8055F+3000形3255F。3529レ(土曜休日E29運用)。ここではインペリアルブルー帯に変更されて初めて3255Fをキャッチしました。このとき8000形8059F+3000形3253Fと8000形8064F+3000形3258F以外はなぜか1000形リニューアル車+3000形3次車以降、8000形4両固定編成+3000形1次車・2次車で番号の末尾がほぼ揃えられていました。
そして私の腕時計では12時20分頃でしょうか、ロマンスカー“GSE”70000形70052Fが新百合ヶ丘3番ホームに新宿(OH01)方から入線。喜多見検車区からの送り込みと思われます。てっきりすでに喜多見検車区唐木田出張所に送り込まれているのかと思っていました。それを早めに知っていれば2番ホームで撮ったのに…。側面部は回送表示でしたがイベント関係者の方が乗り込んでいますので、移動中に準備していたものと思われます。

そのあいだに私は昼食を手早く済ませて再び多摩線ホームへ。
発車標に『団体専用』の文字が現れ、恐らくこれであるものと思われます。なお『当駅止まり』とあるのは1000形1254Fが充当の土曜休日A22運用が7680レのあとに8番構内留置線に入り、7685レまで待機するためです。
ロマンスカー“GSE”70000形70052F。8000レ8001レ。私の腕時計で12時55分前のこと、ついにAKB48柏木由紀とそのファンを乗せた『ゆきりんワールド号』が到着しました。ここでは小田原線に転線のために停車、ということでしょうね。
新百合ヶ丘で出迎えた理由はこの側面部の表示を撮るため。本来は試乗会以来で約3年ぶりに走る多摩線内での撮影を計画していましたが、側面部のフルカラーLED式の表示も撮りたいと考えていたため、熟考した結果新百合ヶ丘でお出迎えとなりました。右側には柏木本人がデザインした『ゆきりんだるま』もいますね。

なお撮影はしませんでしたが、車内には柏木由紀が各号車を巡回しており、乗務員の制服を身にまとっていました。しかもこのときちょうど6号車にいたためマイクを手に挨拶する本物の柏木を見ることができました。
多摩線での走行シーン撮影は鉄道ファンの数やホームの狭さなど様々な要素を考慮して最後まで悩みましたが、フルカラーLED表示を撮ることも考えた場合、停車中の方がいいだろうということで、新百合ヶ丘にしましたが、ある意味正解でした。
このあと『ゆきりんワールド号』の70052Fは13時前に発車し、小田原線へ転線しました。経路は相模大野までは予想できたのですが、ここから江ノ島線へ入るのか小田原線をそのまま進むのかは予想できませんでした。

私は8000形8053F+8253Fの3021レ(土曜休日E14運用)で伊勢原(OH36)まで移動。今回は15時あたりまでに成城学園前(OH14)まで行くだろうという予測と、追い抜きの有無などを考慮して小田原線方面に行ったと山をかけて伊勢原で待ち構えることに。
ロマンスカー“EXEα”30000形30251F。0050レ(土曜休日N34運用)。このときは70052Fが『ゆきりんワールド号』に使用される関係で土曜休日N34運用が“EXE/EXEα”での代走運用となり、30251Fが使用されました。また土曜休日N75運用には30252Fが充当されたようで、0709レで目撃しました。なお海老名検車区東側にロマンスカー“MSE”60000形60052F+60255Fが留置されていたため、ちょっと怪しいとは思っていましたが。
5000形5055F。3023レ(土曜休日E28運用)。土曜休日E28運用に入った5056Fは見れませんでしたが、5055Fを見ることができました。最新情報としてはなんと日本車両製造豊川製作所で製造中の5057Fの姿もあるとのこと。そのため2021年度増備車となる5057Fの出場がありそうです。
腕時計では14時過ぎのこと、ロマンスカー“GSE”70000形70052Fが8002レとしてやってきました。下り列車での追跡から秦野(OH39)あたりで折り返した可能性が高いようです。ただ本来この写真になるはずはなかったんです。というのも…、
振り返ると8000形8058F+8258Fの1247レ(土曜休日E35運用)が入線してきており、危険回避のために撮る位置を変更したためです。なお伊勢原では上下とも通過だったものと思われます。
最後に、偶然ですが3000形3086F(元3660F)のサハ3186(元サハ3760)の車輪交換に伴う試運転をキャッチ。後ろが切れてしまいました…。

撮影は以上です。柏木由紀本人をガラス越しでしたが見ることができましたし、側面部の表示もばっちり収めることができました。でもいろいろな意味で想定外だったこともあって、悔いが残る団臨撮影となりました。