2018年10月31日

【駅舎一新】小田急電鉄小田原線参宮橋(OH03)の改良工事を実施へ

2018年10月30日、小田急電鉄が東京都渋谷区にある小田原線参宮橋(OH03)の改良工事の詳細を発表しました。

▲参宮橋には6両編成・8両編成の各駅停車(写真)のみが停車する(ただし大晦日に限り、上り『ニューイヤーエクスプレス』2号が停車する)。同駅の駅名標には括弧書きで『明治神宮最寄駅』と記載されている。改札口は2番ホーム直結の1ヶ所のみ。上下ともホームの下り方2両分がすでに延伸されているが、現時点で延伸部分への立入りはできない。

参宮橋は通常は小田原線の各駅停車のみの停車ですが、明治神宮の最寄駅であり、大晦日には本厚木(OH34)始発の新宿(OH01)行き『ニューイヤーエクスプレス』2号が停車するほか、代々木公園や参宮橋公園にも至近となっています。改良工事では『木と緑に溶け込む「杜」の玄関口』をコンセプトに駅舎の外観を一新するほか、駅前空間の拡大やトイレのリニューアルなどを行います。ホームの屋根はストレート屋根ですが、改良工事では折板屋根に変更するとともに、上家や壁面に木材を使用することでホームの快適性を向上させます。改良工事は来月(2018年11月)に着工し、2020年9月の竣工を予定しております。
▲現行ホームから新しい島式ホームへの切り替えに向けて工事中の代々木八幡(OH04)。現在でも島式ホームへの変更・延伸工事が続けられており、ホームは下り方向に延伸し、ホームの基盤部分がまずは完成。次にホームの上り方(写真手前側)に下りていくエスカレーター部分やホーム下り方に設置されたエレベーター部分が少し姿を現している。

一方で現在工事が進められている代々木八幡ですが、現在は島式ホームの基盤が完成し、エスカレーター、エレベーターの工事が進められている状況です(10月27日現在)。この工事のため代々木上原(OH05)~新宿間の各駅停車の10両編成化がまだ行われない状況です。代々木八幡では駅の下り方にあった踏切2ヶ所のうちホームに近い1ヶ所を閉鎖して、その部分をホーム延伸に活用しているので、新たな島式ホームでは上下列車の撮影が可能になりそうです(ただし上り列車を撮る時は先端付近上部の高架道路が気になるところだが・・・)。

2018年10月30日

【珍展開】東京急行電鉄2020系2127Fの9両と6020系1両が甲種輸送される

2018年10月29日から31日にかけて、総合車両製作所新津事業所を新製出場した東京急行電鉄2020系2127Fの9両(1両欠車)と6020系6122Fの有料座席指定サービス『Q SEAT』向けデハ6322(パンタグラフ2基搭載)の合計10両の甲種輸送が長津田検車区まで行われています。

▲総合車両製作所で製造されている2020系。2121Fが横浜事業所で落成した以外は新津事業所で落成している。写真は新津事業所で9両が新製された2126Fである(中間車1両[パンタグラフ2基あり]は6020系から転用)。今回出場した2127Fも同様である。
▲総合車両製作所横浜事業所で製造された6020系。今回は6122Fの『Q SEAT』向けの2代目中間電動車が新津事業所で落成し、転換クロスシート(有料座席指定サービス時のみ使用)を備える。これで既存の中間車1両は2020系2127Fの3号車に転用されて組み込まれるものとみられる。

今回輸送された車両は2020系2127Fの9両(田園都市線内基準で渋谷[DT-01]寄りからクハ2127+デハ2227+サハ2427+サハ2527+デハ2627+サハ2727+デハ2827+デハ2927+クハ2027)と6020系6122Fの2代目3号車のデハ6322の合計10両で、2代目デハ6322は同年12月14日から開始される有料座席指定サービス『Q SEAT』向けの転換クロスシート車両となっています。車体側面部には『Q SEAT』のラッピングが施されていない無塗装の状態で、2020系2127Fのデハ2227とサハ2427の間(デハ2327に該当する箇所)に挟まれています。

2020系2127Fは2126Fと同様に9両で出場しました。これは6020系の3号車の初代デハ6322を転換クロスシートを備えた2代目デハ6322に差し替える都合で、初代デハ6322を2020系2127Fのデハ2327(3号車)として転用するためと思われます。中間電動車の差し替えは2020系および6020系の2編成分だけであるため、次に出場する2020系2128F・2129Fはすべて新製車両の10両で落成するものと思われます。

【2020系2126F・2127Fおよび6020系6121Fの編成表】 ※2018年10月29日時点
※左側が渋谷・大井町(OM-01)寄り、右側が長津田(DT-22)・中央林間(DT-27)寄り

《2020系2126F・2127F 新製車両》 ※後述のデハ2326・デハ2327を除く
クハ2126+デハ2226+サハ2426+サハ2526+デハ2626+サハ2726+デハ2826+デハ2926+クハ2026
クハ2127+デハ2227+サハ2427+サハ2527+デハ2627+サハ2727+デハ2827+デハ2927+クハ2027

《2020系2126F・2127F 転用車両》
デハ6321(注1)→デハ2326(注1)
デハ6322(注1)→デハ2327(注1)

《2020系2126F・2127F 正規編成》
クハ2126+デハ2226+デハ2326(注1)+サハ2426+サハ2526+デハ2626+サハ2726+デハ2826+デハ2926+クハ2026
クハ2127+デハ2227+デハ2327(注1)+サハ2427+サハ2527+デハ2627+サハ2727+デハ2827+デハ2927+クハ2027

《6020系 現行の組成》
クハ6121+デハ6221+デハ6321(注1)+サハ6421+デハ6521+デハ6621+クハ6721
クハ6122+デハ6222+デハ6322(注1)+サハ6422+デハ6522+デハ6622+クハ6722

《6020系 新たな組成》
クハ6121+デハ6221+デハ6321(注2)+サハ6421+デハ6521+デハ6621+クハ6721
クハ6122+デハ6222+デハ6322(注2)+サハ6422+デハ6522+デハ6622+クハ6722

(注1):全てロングシート車として総合車両製作所横浜事業所で製造された車両
(注2):転換クロスシート車として総合車両製作所新津事業所で製造された車両(『Q SEAT』)

【着席機会増加】東日本旅客鉄道中央線特急のE353系に新たな着席サービスを導入へ

2018年10月30日、東日本旅客鉄道が2019年春に首都圏と中央本線主要駅を結ぶ特急『あずさ』・『かいじ』の全定期列車(ただし臨時列車など一部列車を除く)を松本車両センター所属のE353系に統一することを発表し、併せて同系列の充当列車で新たな着席サービスを導入することが発表されました。
▲中央本線の特急『あずさ』(『スーパーあずさ』)・『かいじ』にも常磐線の特急『ひたち』・『ときわ』と同じ着席サービスを導入することが発表された。中央本線の特急では普通車指定席・グリーン車指定席のほかに普通車自由席が設定されているが、着席サービスの導入で普通車自由席の設定がなくなり、指定席特急券またはそれと同額の座席未指定券を購入する必要がある。

今回の着席サービスが導入されるのはE353系が充当される特急『あずさ』(『スーパーあずさ』)・『かいじ』の全普通車であり、松本寄りから4両目の9号車グリーン車(サロE353形0番台)には導入されません。なおE353系の普通車には新製当初から座席ランプ(緑が指定席販売済みの区間、黄がまもなく指定席発売済みの区間に入る[つまり指定席券を持った乗客がやってくる]、赤が空席を意味するランプ)が設置されています。2019年春以降にE353系の普通車に乗車する際には通常の普通車指定席特急料金を支払って『指定席特急券』を購入するか、乗車日・乗車区間を指定し列車・座席を指定しない『座席未指定券』を購入する必要があります。

座席未指定券を購入した場合は座席上部の座席ランプを確認し、赤色のランプが点灯した座席に着席ができます。ただし途中でランプが黄に変わるので、黄になった場合は指定席券を持った乗客に席を譲る準備をしたほうがいいでしょう。基本的には勝田車両センターのE657系で運用される常磐線の特急『ひたち』・『ときわ』と同じ手法です。

料金や注意事項などの詳細はこちら:http://www.jreast.co.jp/press/2018/20181019.pdf

【要チェック】東日本旅客鉄道185系0番台・200番台の冬の臨時増発列車をチェック

2018年10月19日に発表された東日本旅客鉄道の冬の臨時増発列車のうち、車両置き換えで動向が注目される185系0番台・200番台(宮オオ)、651系0番台(水カツ)、E257系0番台(長モト)の充当による臨時列車をピックアップしてみました。
▲大宮総合車両センターに配置されている185系(写真は200番台)。このうち臨時列車がメインの6両編成は200番台宮オオB5編成、宮オオB6編成、宮オオOM03編成の3編成、4両編成は0番台宮オオC7編成と200番台宮オオB7編成の2編成となっている。以前は8両編成の宮オオB2編成も存在したが8月に廃車されている。
▲勝田車両センターに配置されている651系(写真は0番台)。臨時列車に使用されている7両編成はこの水カツK103編成のみである。以前は水カツK105編成も存在したがすでに廃車されている。
▲松本車両センターに配置されているE257系0番台。現時点で転用改造工事を施工された編成は1編成もいないが、『踊り子』として生まれ変わる前の姿はしっかり記録しておきたい。

両系列の臨時増発列車のうち、185系0番台10両編成(A編成)と200番台7両編成(OM編成)は『踊り子』、E257系0番台は『あずさ』『かいじ』の一部に充当されますが、2019年1月はそれに加えて初日の出を拝む臨時列車(1月1日)や、千葉県成田市(おもに成田山新勝寺)に向かう参拝客向けの臨時列車が設定されており、運転日や運転時刻が決まっています。記録される際には十分注意してください。また乗車する場合は指定席券(臨時快速)や特急券が必要な場合があります。

【冬の増発列車概要】
※駅名表記について※
東・・・東京(JT-01, JU-01, JE-01)、品・・・品川(JT-03)、宿・・・新宿(JC-05, JS-20)、河・・・河辺(JC-60)、青・・・青梅(JC-62)、淵・・・小淵沢、二・・・二宮、須・・・横須賀(JO-03)、伊・・・伊東、千・・・千葉(JO-28, JB-39)、成・・・成田(JO-35)、我・・・我孫子(JJ-08, JL-30)、日・・・日立、富・・・富岡、宇・・・宇都宮、下・・・伊豆急下田(IZ-16)

《185系》
快速『伊豆初日の出号』
〈運転時刻〉下0742←品0415
〈両数編成〉6両(B5・B6・OM03)
〈運転日程〉2019年1月1日

快速『成田山初詣伊東号』
〈運転時刻(往路)〉伊0759→成1154
〈運転時刻(復路)〉伊1934←成1550
〈両数編成〉6両(B5・B6・OM03)
〈運転日程〉2019年1月5日・9日

快速『成田山初詣横須賀号』
〈運転時刻(往路)〉須0916→成1154
〈運転時刻(復路)〉須1825←成1550
〈両数編成〉6両(B5・B6・OM03)
〈運転日程〉2019年1月6日

快速『早春成田初詣号』
〈運転時刻(往路)〉宇0758→成1109
〈運転時刻(復路)〉宇1809←成1500
〈両数編成〉6両(B5・B6・OM03)
〈運転日程〉2019年1月5日・6日・12日・13日・14日

快速『湘南国際マラソン1号』
〈運転時刻〉二0639←東0533
〈列車番号〉9831M
快速『湘南国際マラソン3号』
〈運転時刻〉二0705←宿0548
〈列車番号〉9833M
〈両数編成(共通)〉10両(A1・A3・A5・A6・A7・A8)
〈運転日程(共通)〉2018年12月2日

特急『踊り子153号』
〈運転時刻〉下1300←東1015
〈列車番号〉9053M
特急『踊り子158号』
〈運転時刻〉下1520→東1819
〈列車番号〉9058M
〈両数編成(共通)〉10両(A1・A3・A5・A6・A7・A8)
〈運転日程(共通)〉2019年2月9日・10日・11日・16日・17日・23日・24日

特急『踊り子131号』
〈運転時刻〉下1421←我1045
〈列車番号〉9131M
特急『踊り子132号』
〈運転時刻〉下1433→我1810
〈列車番号〉9132M
〈両数編成〉(備考1)を参照
〈運転日程〉(備考1)を参照

(備考1)
踊り子131号
7両(OM04・OM08・OM09)で運転2018年12月29日・30日・2019年1月2日・2月16日・23日
10両(A1・A3・A5・A6・A7・A8)で運転2019年1月19日・26日・2月2日・9日・10日

踊り子132号
7両(OM04・OM08・OM09)で運転2018年12月30日・2019年1月2日・3日・2月17日・24日
10両(A1・A3・A5・A6・A7・A8)で運転2019年1月20日・27日・2月3日・10日・11日

《651系0番台》
快速『成田山初詣常磐号』
〈運転時刻(往路)〉富0802→成1208
〈運転時刻(復路)〉富2024←成1558
〈両数編成〉7両(K103)
〈運転日程〉2019年1月13日・19日

快速『舞浜・東京ベイエリア号』
〈運転時刻(往路)〉日0647→東0948
〈列車番号〉9422M9723M
〈運転時刻(復路)〉日2319←東2030
〈列車番号〉9728M9423M
〈両数編成〉7両(K103)
〈運転日程〉2018年12月8日・15日

《E257系0番台》 ※増発の特急『あずさ』を除く
快速『成田山初詣青梅号』
〈運転時刻(往路)〉青0949→成1224
〈運転時刻(復路)〉青1919←成1648
〈両数編成〉9両(M-101~M-116)
〈運転日程〉2019年1月12日

快速『成田山初詣やまなし号』
〈運転時刻(往路)〉淵0625→成1123
〈運転時刻(復路)〉淵1912←成1505
〈両数編成〉9両(M-101~M-116)
〈運転日程〉2019年1月13日

快速『青梅マラソン号』
〈運転時刻(往路)〉河0843←千0707
〈列車番号〉9336M9577M
〈運転時刻(復路)〉河1630→千1809
〈列車番号〉9576M9339M
〈両数編成〉9両(M-101~M-116)
〈運転日程〉2019年2月17日

2018年10月29日

【形式愛称決定】西武鉄道の新型特急形車両は『001系』の『Laview(ラビュー)』に

2018年10月26日に日立製作所笠戸事業所を新製出場し、西武鉄道の小手指車両基地まで甲種輸送された新型特急形車両ですが、形式名は『001系』、愛称は『“Laview”(ラビュー)』とすることが発表されました。
▲新型特急形車両『001系』“Laview(ラビュー)”に置き換えられることが決まった現行の10000系(写真は左から10111F・10105F[レッドアロークラシック塗装])。001系“Laview”は小手指車両基地に配置されるようだ。
▲(イメージ)小手指車両基地に配置されている10000系10102F。
▲(イメージ)小手指車両基地に配置されている10000系10103F。現在は『プラチナム・エクスプレス 秩父バージョン』のラッピングが施されている。
▲(イメージ)小手指車両基地に配置されている10000系10107F。
▲(イメージ)小手指車両基地に配置されている10000系10110F。

新型特急形車両の系列名が『001系』となったのは、西武鉄道の次世代のフラッグシップトレインとして『今までに見たことが無い車両』であることと、『次の100年に向けた出発点である車両』を表現するために、『100』を逆にして『001』とし、最初の0ふたつには『無限』の可能性の意味も込められているためです。愛称の『“Laview”(ラビュー)』は『ぜいたく(“Luxury”)なリビング(“Living”)のような空間』から“Luxury”と“Living”の頭文字の“L”、『矢(“arrow”)のような速達性』から“arrow”の頭文字の“a”、『大きな窓から移りゆく眺望(“view”)』から“view”をとっています。

先頭の1号車・8号車は球面形状で、前面ガラスは曲線半径が日本初の1,500mmの三次元の曲面のものが採用されています。側面窓は縦が1,350mm、横が1,580mmの大型の窓ガラスが等間隔で配置されています。種別行先案内表示器はフルカラーLED式で、10000系と同じく『特急 むさし』『特急 ちちぶ』などと表示できるようになっています(新宿線での運用も考慮し『特急 小江戸』の表示も入るものとみられる)。客室座席には手動式可動枕が初めて設置され、座席と座席の間の肘掛には収納式の小型テーブル、小型テーブル付近には電源コンセント、さらに外国人観光客の利用も想定して、“SEIBU FREE Wi-Fi”が設置されています。車内に西武鉄道の車両で初めてとなる23インチワイドの車内LCD式旅客案内表示器が2画面と車内防犯カメラが設置されています(1画面は次の停車駅案内、1画面は天気予報などを放映し、一部区間では車載カメラ[前方記録カメラ]による走行中の前方映像を流すことが可能。LCDの配置は6000系6109Fおよび30000系の一部編成、40000系とほぼ同じ)。また5号車には小田急電鉄ロマンスカー『GSE』70000形と同じく女性専用のトイレや、パウダールームが設けられています。

すでに001系はトップナンバー(8両)が登場しており、今年度から2019年度にかけてトップナンバーを含む7編成(56両)が製造されるため、トップナンバーの配置は池袋線系統の小手指車両基地になるものとみられます。これにより現行の10000系10102F・10103F(プラチナム・エクスプレス 秩父バージョンラッピング車)・10105F(レッドアロークラシック塗装)・10107F・10109F・10110F・10111Fの7編成が置き換えられることになります。運用開始は2019年3月のダイヤ改正時と思われ、現行の池袋線の特急列車(『むさし』『ちちぶ』)で10000系と共通で運用される予定です(運転開始日と運転時刻は詳細が決まり次第発表されます)。なお特急料金は現行と同じです。

【一般公開】東日本旅客鉄道『国府津車両センターファミリーフェア』開催

2018年10月27日、東日本旅客鉄道国府津車両センターで『国府津車両センターファミリーフェア』が開催され、主に国府津車両センターに所属する車両が展示されました。

▲国府津車両センター所属のE231系1000番台。今年は横コツK-31編成(クハE231-8531以下10両)が展示されたほか、車体洗浄体験にはE231系1000番台横コツS-17編成(クハE231-8045以下5両:写真)が使用された。

▲国府津車両センター所属のE233系3000番台。今年は横コツE-60編成(クハE233-3510以下5両)が展示された。

▲205系500番台はラストナンバーの横コツR13編成(クハ205-513以下4両:写真)、215系は横コツNL3編成(クモハ215-3以下10両)が展示された。

▲今回は『成田エクスプレス』と『マリンエクスプレス踊り子』で運用される鎌倉車両センター所属のE259系(写真)がゲストとなり、横クラNe022編成(クロE259-22以下6両)が展示された。

主な展示車両は国府津車両センターに所属するE231系1000番台横コツK-31編成、E233系3000番台横コツE-60編成、205系500番台横コツR13編成、215系横コツNL3編成となっており、鎌倉車両センターからゲストとして『成田エクスプレス』で運用されているE259系横クラNe022編成が展示されました。また車体洗浄体験にはE231系1000番台横コツS-17編成が使用されました。車両展示となった車両には普段表示されない種別路線や行先が表示され、ファンを楽しませていました。

2018年10月28日

【高速化目的?】東日本旅客鉄道E6系秋アキZ9編成が山形新幹線に入線し試運転

2018年10月26日と27日、東日本旅客鉄道E6系新幹線の秋アキZ9編成が試運転を山形新幹線(福島~新庄間)で実施しました。同系列が山形新幹線に入線するのは異例のことです。
▲山形新幹線区間に入線したE6系秋アキZ9編成。山形新幹線と秋田新幹線はいずれも7両編成(11号車~17号車)であり、既存の在来線(前者は奥羽本線、後者は奥羽本線・田沢湖線の一部区間)を改軌して新幹線路線と直通運転を行えるようにした『ミニ新幹線』である。

E6系が通常の営業列車では入線しない山形新幹線区間で試運転を行ったのは異例です。これは山形新幹線の車両がE3系1000番台(仙カタL53編成・仙カタL54編成・仙カタL55編成:後者の2本は元0番台)、E3系2000番台でほぼ統一されており、山形新幹線区間での高速化を狙った試運転と思われます。なお秋田新幹線の車両で山形新幹線に入線したのは当時のE3系0番台秋アキR1編成が『S8編成』を名乗っていた時のみで、E6系では今回が初めてのことと思われます。

【高架化実現】相模鉄道本線上り線の高架化日程と運用開始日が決定

2018年10月24日、相模鉄道が連続立体交差事業として本線星川(SO-05)~天王町(SO-04)間の高架化工事と踏切の除却を行っていますが、11月23日終電後に上りの線路切り替え工事を行い、24日初列車より高架線での運用を開始すると発表しました。
▲11月24日から上りも高架駅に生まれ変わる星川。通常ダイヤでは各駅停車が優等列車を待避する光景が見られる。

上りの高架化により同区間を含む9ヶ所の踏切が除却され、道路渋滞の解消が期待されています。ただし高架化事業の西端である星川6号踏切のみは周辺道路を整備した後に除却される予定です。荒天の場合は1日ずれて11月24日終電後に線路切り替え工事、25日初列車より高架線での運用を開始する予定です。これにより星川は2面4線の完全な高架駅となります。11月24日以降に相模鉄道をご利用になる方はご注意ください。

【廃車6編成目】東京都交通局5300形5325Fが総合車両製作所横浜事業所へ回送される

2018年10月15日、東京都交通局5300形5325Fが所属先の馬込車両検修場から京浜急行電鉄本線・逗子線経由で総合車両製作所横浜事業所まで自走回送されました(列車番号:91T)。

▲5300形5325Fが総合車両製作所横浜事業所に帰らぬ旅へ。これで残る5300形は8両21編成(168両)の在籍となった

同編成の回送は廃車のためと思われ、横浜事業所から陸送で解体処分になるものとみられます。これまでに5300形は5301F、5302F、5303F、5317F(同形式の大形スカートの車両では初めて)、5318F、5325Fと次々に廃車されているほか、後継車両の5500形は5506Fまで登場しているので、5300形の他編成の動向が注目されます

2018年10月27日

【8両編成】西武鉄道の新型特急形車両が甲種輸送される

2018年10月26日より、日立製作所笠戸事業所を新製出場した西武鉄道の新型特急形車両(8両編成)が小手指車両基地まで甲種輸送されています(東日本旅客鉄道管内は武蔵野線の新秋津[JM-31]まで)。牽引機はEF210形106号機が担当しています。
▲西武鉄道の有料特急列車『小江戸』(新宿線)・『ちちぶ』・『むさし』(池袋線)で全12編成(84両)が現役で運用中の10000系。同系列は7両編成であるが、日立製作所笠戸事業所を出場した新型特急形車両は8両編成に増車されている。新型特急形車両の登場で10000系の動向が注目されている。ラストランバーの10112F(写真2枚目)でも新製は2003年であり、約15年経過している。

現時点で編成番号や系列名は明らかになっておらず謎のままとなっています。側面窓は従来よりも拡大されたものとなっているほか、先頭車には漢字表記の『西武鉄道』ロゴがあり、8号車を除く偶数号車にはシングルアームパンタグラフが搭載されており、現時点で電動車と付随車の比率は不明です。ロゴマークや車両番号と思われる部分は青色のシートで隠されているようです。最後尾には埼玉西武ライオンズの『レオ』のぬいぐるみが乗せられていました。新型特急形車両の詳細が気になりますねぇ。この車両は8両7編成が投入されるため、そのうちの1編成目となります。小手指車両基地に所属となるのでしょうか。西武鉄道の車両が日立製作所笠戸事業所で製造されるのは30000系38118F以来のことですが、特急形車両では10000系10112F以来で約15年ぶりとなります。

【養老鉄道譲渡】東京急行電鉄7700系7905Fが長津田車両工場に回送される

2018年10月26日、東京急行電鉄池上線・多摩川線で運用されていた雪が谷検車区所属の7700系7906F(五反田[IK-01]・多摩川[TM-01]寄りからクハ7905+デハ7805+デハ7705の3両)が7500系『TOQ i』(デヤ7500・デヤ7550)に挟まれて長津田車両工場に回送されました。

▲長津田車両工場に回送された7700系7905Fは養老鉄道に譲渡される可能性が高い。残るは7901Fの1編成のみとなった。
▲回送区間の目黒線・大井町線・田園都市線内では7700系7905Fを挟み込み牽引を担当した7500系『TOQ i』(デヤ7500・デヤ7550)。

今回の回送は7905Fの廃車除籍と養老鉄道譲渡に向けた動きと思われます。これで最後まで残る7700系は7901Fのみとなりました。唯一残る7901Fも養老鉄道に譲渡される見込みです。養老鉄道に譲渡される両数は2両または3両であるため、何両で譲渡されるかが焦点ではないでしょうか。

2018年10月26日

【誕生7年記念】京浜急行電鉄2100形2133編成の『けいきゅん号』運転開始

2018年10月21日より、京浜急行電鉄2100形2133編成の『ブルースカイトレイン』に、同社マスコットキャラクターの『けいきゅん』が誕生してから7年となったことを記念して、『けいきゅん』を車体側面にもラッピングした『けいきゅん号』が運転されています。
▲『けいきゅん号』当該となった2100形2133編成。運用範囲は自社線内のみが基本で平日運転の『モーニング・ウィング』(上り2本)や『ウィング』(下り)にも充当される。

『けいきゅん』は新1000形電車をモチーフとした京浜急行電鉄のマスコットキャラクターで、空港線の羽田空港国際線ターミナル(KK-16)の開業日にあたる10月21日に7歳の誕生日を迎えたことを記念して運転するものです。このラッピング電車は2019年1月12日まで運転される予定です。なお『けいきゅん号』となった2100形2133編成を含むラッピング電車やヘッドマーク車の運用は幸運にも京浜急行電鉄ホームページの『特別塗装列車運行予定』に掲載されており、事前に調べておくとよいでしょう。

【ラッピング当該編成】 ←浦賀(KK-64)・三崎口(KK-72)  品川(KK-01)→
デハ2133+サハ2134+サハ2135+デハ2136+デハ2137+サハ2138+サハ2139+デハ2140

2018年10月25日

【就役10周年】小田急電鉄ロマンスカー『MSE』60000形による『メトロあさぎり』運転へ

2018年10月23日、小田急電鉄と株式会社小田急トラベルが東京地下鉄、東海旅客鉄道と協力し、12月2日に千代田線綾瀬(C-19)~御殿場線御殿場(CB10)間でロマンスカー『MSE』60000形6両編成を使用して『メトロあさぎり』を限定運転することが発表されました。

▲2008年3月15日のダイヤ改正時より営業運転を開始し、今年でなんと就役10周年を迎えていたロマンスカー『MSE』60000形を使用して『メトロあさぎり』が運転されることになった。『あさぎり』の愛称自体は2018年3月のダイヤ改正で『ふじさん』に変更されるまで約半世紀(50年間)にわたり使用されていたため、懐かしの愛称が約9ヶ月ぶりに復活することに。
▲2018年3月のダイヤ改正前日まで見られた懐かしの『あさぎり』表示。充当車両のロマンスカー『MSE』60000形には任意愛称表示機能があるため、定期列車でさえあり得ない『メトロあさぎり』を表示させようと思えば可能である。運転日当日の表示に注目したい。

これは2008年3月15日に営業運転を開始したロマンスカー『MSE』60000形が今年で就役10周年を迎えたことを記念し、2012年3月のダイヤ改正時から小田原線新宿(OH01)~御殿場線御殿場間を結ぶ当時の『あさぎり』→現在の『ふじさん』に使用されている同形式を使用し、小田急トラベルによるツアー向けの「ありがとう10周年 小田急ロマンスカー『メトロあさぎり号MSE(60000形)』の旅」の開催に伴って運転するものです。本来の同形式の定期列車であれば千代田線内では最遠でも北千住(C-18)を発着する『メトロはこね』などがメインですが、今回の『メトロあさぎり』では北千住の一つ隣で通常は回送列車のみで通行する綾瀬で同形式が初めて客扱いを行って発車し、代々木上原(OH05, C-01)で1回目の乗務員交代を行い、そこから小田原線内を走行し、御殿場線との連絡線を通り、松田(CB04)で2回目の乗務員交代を行って御殿場に到着する行程となっており、東京地下鉄千代田線・小田急電鉄小田原線・東海旅客鉄道御殿場線の3社の直通運転を行います。なお今回はツアー向けの『メトロあさぎり』であるため、途中停車駅はないため(ただし前述した運転停車駅を除く)、御殿場まで下車はできませんのでご注意ください。

【運転ダイヤ】
殿1418←(松0000)←(代0000)←綾1203
※駅名は綾・・・綾瀬、代・・・代々木上原、松・・・松田、殿・・・御殿場
※(  )内の駅は乗務員交代に伴う運転停車のみ実施

就役10周年を迎えたロマンスカー『MSE』60000形の全編成(6両5編成[30両]、4両3編成[12両]:合計42両)の全客室内に就役10周年のロゴマークを掲出して12月1日から2019年2月28日までの約3ヶ月間運転されることとなっています。流線形先頭車にヘッドマークの形で掲出ではないようなのでとても残念ですが、就役10周年ロゴマークは乗車機会を作って撮ってみようと思っています。詳細は以下を参照にしてください。

URL(小田急電鉄)・・・https://www.odakyu.jp/news/o5oaa1000001dd4v-att/o5oaa1000001dd52.pdf
URL(小田急トラベル)・・・https://www.odakyu-travel.co.jp/special/oer/mse10.html

【転用改造】東日本旅客鉄道E231系0番台八ミツB27編成が青森改造センターに入場

2018年10月24日、東日本旅客鉄道E231系0番台八ミツB27編成(クハE231-27以下10両)が所属先の三鷹車両センターから豊田車両センター(八トタ)へと回送され、豊田車両センターからそのまま青森改造センターまで配給輸送されました。

▲新天地の武蔵野線向けに転用されるものと思われるE231系0番台元八ミツB27編成。同系列で中央・総武線向けに転用されている500番台の6扉車両(サハE230形500番台)の廃車解体および新製付随車両(サハE231形600番台・サハE231形4600番台[のちサハE235形4600番台])の配給輸送に使用されていた編成であった。

この編成は2010年1月から2011年8月まで山手線向けE231系500番台(東トウ)の中間付随車の配給輸送および新製4扉車の信越本線内試運転に使用されていました。これはE231系500番台の7号車・10号車に連結されていた6扉車(サハE230形500番台)の合計104両をすべて新製4扉車(サハE231形600番台・サハE231形4600番台[のちサハE235形4600番台])に置き換えるときに、一度に2編成分の付随車(6扉車・新製4扉車が4両ずつ)を双頭連結器を備えたEF64形1000番台(おもに1030号機・1031号機・1032号機)で牽引しますが、付随車両単独での配給輸送ができないため、『TIOS』を搭載する同系列0番台の八ミツB27編成の先頭車(クハE231-27・クハE230-26)と電動車(モハE231-53+モハE230-53・モハE231-54+モハE230-54)の6両を事業用車扱いとして使用されました(このとき東京総合車両センターに転属となり、付随車は同センター内で留置された)。

この編成は元八ミツB28編成と同様に制御装置の更新工事を行ったうえで武蔵野線(・京葉線)に転用され、京葉車両センター配置になるものと思われます。E231系0番台(八ミツ)の動きとしては元八ミツB16編成・元八ミツB17編成は4両編成となっていずれも3000番台の宮ハエ45編成・宮ハエ46編成として川越車両センター(宮ハエ)に配置されたため、今後の0番台は武蔵野線転用となる編成と転用改造で余った電動車を6扉車を含む付随車に代わって連結し中央・総武線に残留する編成が出る動きとなりそうですね。

【養老鉄道譲渡】東京急行電鉄7700系7906Fが長津田車両工場に回送される

2018年10月23日、東京急行電鉄池上線・多摩川線で運用されていた雪が谷検車区所属の7700系7906F(五反田[IK-01]・多摩川[TM-01]寄りからクハ7906+デハ7806+デハ7706の3両)が7500系『TOQ i』(デヤ7500・デヤ7550)に挟まれて長津田車両工場に回送されました。


▲長津田車両工場に回送された7700系7906Fは養老鉄道に譲渡される可能性が高い。残るは7901Fと7905Fの3両2編成(6両)のみとなった。
▲池上線・多摩川線に追加導入された7000系(写真は長津田検車区に向けて甲種輸送中の7113F・7115F)。最終的には3両15編成(45両)の配置となった。
▲回送区間の目黒線・大井町線・田園都市線内では7700系7906Fを挟み込み牽引を担当した7500系『TOQ i』(デヤ7500・デヤ7550)。

今回の回送は7906Fの廃車除籍と養老鉄道譲渡に向けた動きと思われます。これで最後まで残る7700系は7901F・7905Fのみとなりました。置き換え用車種の7000系は今年度事業計画の予定通りに総合車両製作所横浜事業所で3両6編成(18両)が製造され、全15編成(45両)が出揃っていますので、7700系7901F・7905Fも置き換えられて養老鉄道に譲渡される見込みです。

2018年10月24日

【詳細発表】東京急行電鉄大井町線の有料座席指定サービスは12月14日開始

2018年10月23日、東京急行電鉄大井町線で平日夜に導入される有料座席指定サービスについての詳細を発表しました。有料座席指定サービスの愛称は『Q SEAT(キューシート)』とし、使用車両の6020系7両編成のうち中間車1両を転換クロスシート付きの車両に置き換えます。
▲転換クロスシートを備えた『Q SEAT』車両(2代目デハ6321・デハ6322)が3号車に組み込まれる予定の6020系。編成から外れる初代の3号車(初代デハ6321・デハ6322)は2020系2126F・2127Fの3号車(デハ2326・デハ2327)に転用される模様である。

有料座席指定サービスの『Q SEAT』は6020系の大井町(OM-01)寄りから3両目にあたる3号車に連結され(6020系ではパンタグラフのあるデハ6321・デハ6322にあたる車両)、車体に『Q SEAT』と書かれた橙色のラッピングが施されるようです。2代目のデハ6321が2020系2126Fの9両とともに甲種輸送された際に車両番号や側面部の帯が無い状態(無塗装)だったため、その車両にのみ『Q SEAT』のラッピングを施すものと思われます。有料座席指定サービスは平日夜に大井町始発の田園都市線直通、『急行  長津田(DT-22)』行きとして運転される下り5本(後述)の3号車が対象となり、当該列車3号車の『Q SEAT』車両を利用する際には乗車券や定期券のほかに列車指定券(均一料金:400円)が必要となります(ただしそれ以外の車両は指定料金なしで誰でも利用が可能であるほか、有料座席指定サービスのない急行運用に入った場合の3号車はロングシートで運用するため、指定料金なしで誰でも利用可能です)。有料座席指定サービス区間は大井町→鷺沼(DT-14)間となり、大井町線内では乗降可能な駅がありますが、田園都市線内の一部駅では下車専用駅がありますのでご注意ください。なおたまプラーザ(DT-15)から長津田までの停車駅間は列車指定券なしで乗車できます。座席数はクロスシート36席(2人掛け18脚分)とロングシート9席(3人掛け:優先席)の合計45席が用意され、電源コンセントや(ドリンクが置ける)カップホルダーが備えられています。また車内でWi-Fiを無料で使用することができます。

列車指定券は『Qシートチケットレスサービス』(12月上旬にオープン)に会員登録して購入するか、大井町線内停車駅の有人窓口(大井町改札窓口、旗の台[OM-06]の東口改札窓口、大岡山[OM-08]の中央改札窓口、自由が丘[TY-07, OM-10]の正面口・南口改札窓口に限定)にて購入するようにしてください。列車指定券は乗車当日より発売し、乗車日前の予約購入は不可能となっていますのでご注意ください。支払いは基本的に現金のみで、車内での列車指定券の発売はありませんのでご注意ください。なお『Q SEAT』は全座席指定ですので、乗車する際には列車指定券を事前に購入したうえで、係員に列車指定券および『Qシートチケットレスサービス』の所定画面を提示して指定された座席を利用してください。詳細は下記の通りとなります。

ちなみに6020系は3号車の『Q SEAT』車両組み込みに伴う組成変更作業を長津田検車区構内で行った後、11月中旬頃からロングシートの状態で急行運用を開始する予定です。3号車の塗装が側面部すべて橙色なので、ホームドアが設置されている駅でも目立ちそうですね。

【大井町線有料座席指定サービス ~『Q SEAT』~】
運転区間:大井町→二子玉川(DT-07, OM-15)→長津田
列車種別:急行(停車駅は大井町線内、田園都市線内ともに現行と同じ)

有料座席指定サービス乗降可能駅:大井町、旗の台、大岡山、自由が丘
有料座席指定サービス下車専用駅:二子玉川、溝の口(DT-10, OM-16)、鷺沼
フリー乗降可能駅(列車指定券なし):たまプラーザ、あざみ野(DT-16)、青葉台(DT-20)

※駅名表記※
大・・・大井町、旗・・・旗の台、岡・・・大岡山、自・・・自由が丘、二・・・二子玉川、溝・・・溝の口、鷺・・・鷺沼、た・・・たまプラーザ、長・・・長津田

※運転時刻※
191号・・・長2011←た2000←鷺1957←溝1952←二1948←自1942←岡1938←旗1935←大1930
201号・・・長2113←た2102←鷺2059←溝2051←二2046←自2041←岡2037←旗2034←大2030
211号・・・長2204←た2153←鷺2150←溝2143←二2136←自2131←岡2127←旗2124←大2120
221号・・・長2307←た2254←鷺2251←溝2246←二2243←自2238←岡2234←旗2231←大2227
231号・・・長2348←た2336←鷺2332←溝2328←二2325←自2320←岡2316←旗2314←大2309

平日夜間の運用(予想) ※6121F・6122Fの2編成で運用を回すため、以下に予想します。

長2011←大1930 急行(191号)
長0000→大0000 回送
長2204←大2120 急行(211号)
長0000→大0000 回送
長2348←大2309 急行(231号)


長2113←大2030 急行(201号)
長0000→大0000 回送
長2307←大2227 急行(221号)

【最後の走行】小田急電鉄ロマンスカー『LSE』7000形7004Fが大野総合車両所に廃車回送される

2018年10月22日、小田急電鉄ロマンスカー『LSE』7000形7004Fが海老名検車区(海老名[OH32])から大野総合車両所(相模大野[OH28])まで臨時回送されました。同編成のデハ7004の運転台には引退を惜しむプレートが置かれていたため、廃車のための回送と思われます。
▲海老名検車区から大野総合車両所までの短い区間ではあったが、愛称表示器に『回送』と表示して最後の自力走行を見せてくれたロマンスカー『LSE』7000形7004F。大野総合車両所の構内で解体待ちをするものと思われる。
▲最後のツアー客を乗せて10月13日にラストランを行ったときのロマンスカー『LSE』7000形7004F(写真は愛甲石田[OH35]にて)。

同編成は10月13日に新宿(OH01)→小田原(OH47)→秦野(OH39)間で臨時列車でのラストランを行い、20日・21日には海老名検車区で行われた『小田急ファミリー鉄道展2018』にて35番留置線で『さがみ』を表示して展示されていました。側面部(サハ7054・デハ7204・デハ7604・サハ7154)の引退記念ロゴマークは最後まで掲出されたままでした。なお同形式は2021年に海老名西口に誕生するロマンスカーミュージアムに保存されることになっており、中間車は少なくとも解体処分になるものと思われますが、すでに廃車となっている7003Fの先頭車のデハ7003・デハ7803のみが解体されず残っており、7004Fは先頭車を含む全車両が解体となるのか先頭車を残して解体となるかは不透明です。

2018年10月23日

【臨時列車】東日本旅客鉄道185系0番台4両編成・200番台6両編成が川越線へ入線

2018年10月20日と21日に、東日本旅客鉄道で185系0番台・200番台(宮オオ)による臨時快速列車が1往復ずつ運転され、宮オオC7編成が臨時快速『おさんぽ川越号』(京葉線新習志野[JE-12]~川越線川越間:武蔵野線経由)に、宮オオB6編成(クハ185-212以下6両)が臨時快速『川越まつり号』(横須賀線大船[JO-09]~川越線川越間、湘南新宿ライン経由)にそれぞれ使用されました。
▲臨時快速『川越まつり号』に充当された185系200番台宮オオB6編成。愛称表示器は『ホリデー快速鎌倉』のときと同じ『臨時快速』を表示した。
▲臨時快速『おさんぽ川越号』に充当された185系0番台宮オオC7編成。愛称表示器は『臨 時』のみであった。

これは両日にユネスコ無形文化遺産に登録された『川越まつり』の開催に伴うもので、処遇が注目されている185系0番台4両編成と200番台6両編成の2編成が大宮(JS-26)から川越線方面に転線する形で川越線に入線したことが特筆できます。宮オオB6編成は『臨時快速』、宮オオC7編成は『臨 時』を表示して運転されました。このほか、651系0番台水カツK103編成(クハ651-3以下7両)が臨時快速『ぶらり川越号』(常磐線日立~川越線川越間:武蔵野線経由)に使用されました。
▲臨時快速『ぶらり川越号』に充当された651系0番台水カツK103編成。愛称表示器は無表示であった。同編成は勝田車両センターに残る0番台唯一の7両編成である。

いずれの車両も今後の動向が注目されており、185系0番台・200番台では老朽化により200番台の廃車が進行し、0番台もE257系0番台(長モト)の転入で目が離せなくなっていること、651系0番台水カツK103編成も0番台唯一の7両編成で、同編成とともに臨時快速列車などに使用されていた水カツK105編成(クハ651-5以下7両)が廃車となったことや、現在在籍している新潟車両センター(新ニイ)からE653系1000番台1編成が国鉄特急色となって常磐線での臨時運用に2019年春から充当されることが水戸支社からすでに発表されているため、651系0番台水カツK103編成から目が離せなくなっている可能性があるのです。185系、651系0番台の動向には注意が必要です

2018年10月22日

【引退惜別】『小田急ファミリー鉄道展2018』でロマンスカー『LSE』7000形が最後の展示

2018年10月20日・21日、小田急電鉄海老名検車区で『小田急ファミリー鉄道展2018』が開催され、事業用車のほか同月13日でラストランを終えたロマンスカー『LSE』7000形7004Fが展示されました。
▲毎年10月恒例の『小田急ファミリー鉄道展』で13日のラストラン後にもかかわらず、現役最後の展示となったロマンスカー『LSE』7000形7004F。このあと同編成は大野総合車両所に向けて廃車回送されるものと思われる。

10月13日にラストランを迎えたロマンスカー『LSE』7000形7004Fは喜多見検車区に戻りましたが、17日に海老名検車区まで臨時回送され、展示に向けた準備をしていたものと思われます。同編成は海老名検車区東側の35番留置線でパンタグラフを下ろした状態で展示され、朝早くから並んでいた鉄道ファンを含めて多くの来場者が引退したロマンスカー『LSE』に向けてシャッターを切っていました。なお前面部の愛称表示器は『さがみ』で固定されていました。無事に展示を終えた7004Fは今後廃車回送されることが予想されます。ただし同編成の廃車解体時期については詳細に判明していないため、当面は大野総合車両所などで留置になる可能性が高いですが、いずれにしても解体までの動きには気をつけたいものです。現在は7003Fの先頭車のデハ7803・デハ7003と7004Fの13両が存在し、7004Fは先頭車以外が解体となるのか、それとも全車両が解体となるのかというところが最大の焦点だと思います。

2018年10月21日

【臨時運転】小田急電鉄江ノ島線で3000形3266F(日本車両製造3次車)が臨時快速急行に

2018年10月20日、神奈川県藤沢市で開催された『ふじさわ江ノ島花火大会』の輸送力増強のため小田急電鉄江ノ島線を中心に列車が増発されました。
▲臨時増発された江ノ島線内のみの臨時快速急行に3000形3266F(日本車両製造3次車)が単独で充当された。表示は『快速急行 片瀬江ノ島(OE16)』であった。
▲臨時増発された藤沢(OE13)~片瀬江ノ島間の区間列車(下りは臨時各駅停車、上りは臨時回送列車)に3000形3263F(日本車両製造3次車)が充当された。
▲相模大野(OH28)始発の臨時特急『えのしま』としてロマンスカー『MSE』60000形60052Fが充当された。ただし『えのしま』表示ではなく『臨時』表示で運転された。

一般列車では江ノ島線内の臨時快速急行1本(相模大野発の8251レ)に3000形3266F(日本車両製造3次車)が、藤沢~片瀬江ノ島間の区間列車には3000形3263F(日本車両製造3次車)がそれぞれ充当されました。また臨時特急『えのしま』(臨時N22運用)にはロマンスカー『MSE』60000形60052Fが充当されました。このため通常の定期列車の一部は発着時刻の変更や列車待避の追加がなされました。

2018年10月20日

【特別運転】東京地下鉄千代田線6000系の特別運転を撮る

10月20日に小田急電鉄海老名検車区で行われた『小田急ファミリー鉄道展2018』に参戦していた私は急遽海老名(OH32)から小田急電鉄小田原線に乗り、東京地下鉄千代田線方面へ。

このとき4000形4058Fの1242レ(土曜休日C20運用)と8000形8053F+8253Fの3530レ(土曜休日E18運用)で代々木上原(OH05, C-01)に向かい、16000系16102FのB1147S列車(土曜休日47S運用)で霞ヶ関(C-08)に向かいました。

当初はホームの長さに余裕のある日比谷(C-09)で撮るつもりでしたが、すでにホームドアが設置されており、ホームの先端はロープで仕切られていたため、急遽霞ヶ関に変更しました(括弧内の列車番号は小田急電鉄小田原線内の番号です)。

16000系16117F。A1103S列車(土曜休日03S運用)。

東日本旅客鉄道E233系2000番台東マト15編成。1133K列車4053レ:土曜休日33K運用)。ダイヤ改正で土曜休日でも日中時間帯に準急が設定されています。日中時間帯は成城学園前(OH14)または向ヶ丘遊園(OH19)までの直通となっています。
東日本旅客鉄道E233系2000番台東マト7編成。A1231K列車(土曜休日31K運用)。この編成は検査を通していたようで、きれいになっていたようです。

東日本旅客鉄道E233系2000番台東マト1編成。1111K列車4055レ:土曜休日11K運用)。

小田急電鉄4000形4056F。A1257E列車(土曜休日C19運用)。この運用はもともと16000系で固定代走となっていましたが、4000形による運用に戻されています。

16000系16133F。1123S列車4057レ:土曜休日23S運用)。

16000系16120F。A1215S列車(土曜休日15S運用)。

小田急電鉄4000形4054F。1165E列車4059レ:土曜休日C23運用)。

16000系16113F。1127S列車(土曜休日27S運用)。

16000系16111F。1225S列車4061レ:土曜休日25S運用)。

16000系16102F。A1247S列車(土曜休日47S運用)。

16000系16125F。1245S列車4063レ:土曜休日45S運用)。16000系が続きます。

東日本旅客鉄道E233系2000番台東マト6編成。A1217K列車(土曜休日17K運用)。

16000系16131F。1211S列車4065レ:土曜休日11S運用)。

16000系16130F。1305S列車(土曜休日05S運用)。

東日本旅客鉄道E233系2000番台東マト10編成。1213K列車4067レ:土曜休日13K運用)。

16000系16115F。A1317S列車(土曜休日17S運用)。

16000系16112F。1229S列車4069レ:土曜休日29S運用)。

16000系16103F。A1349S列車(土曜休日49S運用)。

東日本旅客鉄道E233系2000番台東マト12編成。1223K列車4071レ:土曜休日23K運用)。

そして・・・

6000系6130F。A1360S列車(臨時60S運用)。6000系が多くのファンに見守られて霞ヶ関5番ホームに入線。20日は6130Fが充当されました。

そして停車した瞬間の6000系を撮ることができました。貫通扉のメトロマークが営団地下鉄時代の『S』マークに復刻されているほか、先頭車にヘッドマークが掲出されています。

ヘッドマークには『ありがとう!6000系 47年間おつかれさま! 1971→2018』と書かれています。

LED式の種別行先表示器。しっかり『霞ヶ関 60S』と表示されています。

メトロマークから復刻された営団地下鉄時代のマーク。復刻されたと聞いた時は驚きました。

多くのファンが集まっていたのでさすがに避けきれませんでしたが、いかに6000系も長らく愛されてきたかがわかります。私もときたまお世話になりました。ロマンスカー『LSE』7000形7004Fより活躍期間が約10年も長いですが、両形式が同時期に引退とは一気に寂しくなる予感がします。

編成番号と営団地下鉄時代のマークを収めて、6番ホームに移動。

6000系6130F。B1460S列車(臨時60S運用)。折り返しもしっかり収めました。混雑や今後の天候の予測などを考えて乗車はしませんでした。


この『S』のマークとヘッドマークは11月11日のラストランまでの掲出が予想されます。今度は6102Fバージョンが見られるといいな。

私はここで霞ヶ関を離れ、帰宅しました。ホームドアについては代々木公園(C-02)、日比谷のほか、表参道(C-04)にも設置(ただし未稼働)を確認しています。他の駅でもホームドアの一部分と思われるものが確認できたので、今後も本格設置が進みそうですね。