2024年3月31日

【40周年をお祝い】舞浜ディズニーリゾートラインの“Type C”100形『ドリームゴーラウンド ライナー』運転終了

2023年4月10日から東京ディズニーリゾート開園40周年を記念して運転を開始した舞浜ディズニーリゾートラインの“Type C”100形111号編成(イエロー)を使用した『ドリームゴーラウンド ライナー』が2024年3月31日をもって運転を終了しました。
▲東京ディズニーリゾート開園40周年を記念したラッピング車両『ドリームゴーラウンド ライナー』として運転されていた“Type C”100形111号編成(イエロー)。今後も期間限定のラッピング車両はこの形式で運転されるだろう。
▲引退が迫る“Type X”10形41号編成。同車両の運転時刻は公表されており、2024年元日に就役した“Type C”100形151号編成と同時運用されることがある。

“Type C”100形へのラッピングを施した期間限定ライナーは131号編成(ブルー)に続いての施工でしたが、運転期間はどちらも約1年間に及び、運が良ければ111号編成(イエロー)・131号編成(ブルー)の期間限定ライナーがどちらも走ることがありました。ただし運転時刻が公表されていたのは『ドリームゴーラウンド ライナー』の111号編成(イエロー)のみであり、131号編成(ブルー)は運転終了まで公表されませんでした。111号編成(イエロー)の『ドリームゴーラウンド ライナー』としての最終日は7時50分頃から21時45分頃まで営業運転を行い、日中時間帯(6分間隔・2本運転)の走行が見られました。

今夏あたりに引退が予想される“Type X”10形最後の1本となった41号編成(グリーン)は引き続き運転時刻が公表されていますので確実に狙うことができます。

【首都圏では最も早い発表】東京地下鉄が2024年度鉄道設備投資事業計画を発表

2023年3月25日に東京地下鉄が2023年度鉄道設備投資事業計画を発表しました。同年度の投資額は約1,146億円となります。
▲新造車両は鷺沼検車区に配属予定の18000系18112F18119Fとなりそう。これにより8000系の置き換えが再び再開されることになる。中野検車区の2000系は当初計画より1編成少ない全52編成が出揃った(2152Fまで)。
▲18000系に置き換えられる8000系は記録を再開した方がいいだろう。廃車解体処分の際は北館林荷扱所への自走回送で事足りるので要注意だ。現存する編成は8101F8104F8106F8109F8110F8115F8116F8118Fの8編成である。
▲南北線では王子検車区の9000系の9110F以降の編成(9122F9123Fを除く)を8両固定編成に増強する。B修繕工事を兼ねる関係で、サハ9409・サハ9509と同じ仕様の中間付随車が落成することとなりそうだ。ただし何編成分になるかは予想できない。

新製車両(車両面)は丸の内線2000系の新製が完了したため、2024年度は半蔵門線18000系の増備再開となります。予想としては18112F18119Fの8編成(80両)が投入されるものと思われ、残っている8000系を置き換えることになります。現存するのは8101F8104F8106F8109F8110F8115F8116F8118Fの8編成ですので、2024年度までに投入が完了するのか注目されます。南北線9000系では9110F以降の編成(9122F9123Fを除く)を8両固定編成に増強します。2023年度は9109Fが8両固定編成となって営業運転に投入されましたが、B修繕工事車両と16000系ベースの中間付随車で差が大きく出ましたね。

設備面は千代田線町屋(C-17)~北千住(C-18)間のシールドトンネルの補強工事のほか、ホームドアの設置工事が進められます。日比谷線では南千住(H-21)をもって各駅へのホームドア設置が完了し、2024年度は東西線・半蔵門線各駅へのホームドア設置が進められます。半蔵門線では水天宮前(Z-10)、清澄白河(Z-11)、住吉(Z-12)、東西線では中野(T-01)、落合(T-02)、茅場町(T-11)、木場(T-13)、南砂町(T-15)、浦安(T-18)、南行徳(T-19)、行徳(T-20)、妙典(T-21)、原木中山(T-22)、西船橋(T-23,TR-01)の各駅に設置されていませんので(浦安以東は全駅未設置)、これらの駅への設置が進められそうです。なお南砂町では5月中旬にホーム増設と線路増設に伴う線路切替工事の実施のため、東陽町(T-14)~西葛西(T-16)間を終日運休することとなっていますので、同駅へのホームドア設置は数回に分けて行われる線路切替工事が完了したあとになりそうです。丸の内線・日比谷線・半蔵門線では無線式列車制御システム(CBTC)の導入を進め、丸の内線では2000系投入が完了したことから、その運用を開始します。またホームドア設置路線の各駅にはホームと車両床面の段差低減と、櫛状のゴムを設置して車両とホームとの隙間を減らす整備を進めます。

18000系はついに増備再開ということで、18111Fの新製投入と、8102Fの廃車除籍処分に伴う動きがあって以降、半蔵門線関連の動きはありませんでしたが、これは丸の内線の車両置き換えを優先したためで(半蔵門線の車両置き換えは後回しになった)、それが落ち着くことから、今回の増備再開、置き換え再開の発表となったようです。

【GW後の週末に実施】東京地下鉄東西線南砂町(T-15)のホーム増設に伴う線路切替工事に伴う運転変更に注意!

2024年3月28日、東京地下鉄が同年5月11日と12日(両日に工事ができない場合には25日と26日に実施予定)に東西線南砂町(T-15)で線路とホームの増設に伴う線路切替工事を実施するため、東陽町(T-14)~西葛西(T-16)間を終日運休すると発表しました。南砂町は東西線の地下駅で唯一の快速通過駅となっています(ただし通勤快速は同駅に停車)。
▲(イメージ)東西線で運用される15000系。工事期間中の運転について、中野(T-01)側では東陽町発着、西船橋(T-23,TR-01)側では葛西(T-17)発着となる。なお西葛西~葛西間は両駅での区間運転とし、葛西折り返し列車の都合上、葛西で乗り継ぎが必要となるので注意だ。

この工事は快速通過駅である南砂町のホームと線路の増設だけでなく、異常時の折り返し運転を可能にするほか、ホームの拡幅や改札口の移設などを含めたものとなっています。今回はホーム増設と線路増設に伴う工事であることから、深川検車区につながる東陽町と東西線の地下区間を出て最初の停車駅である西葛西の間を終日運休し、東陽町および葛西での折り返し運転とします。なお西葛西~葛西間は両駅間の区間運転とし、葛西での乗り継ぎが発生します。これは葛西に折り返し線がある関係によるものとみられます。なお運転本数が減る区間ではダイヤにご注意ください。また中野方面からの東陽町方面行きでも、一部は茅場町(T-11)行きとなることがあります。なお工事期間中の快速運転と東葉高速鉄道との直通運転は行いません。なお今回の工事完了後にホームの構造が変更となりますが、中線(現行の中野方面の線路)部分は2回目の工事まで一時的に両ホームをつなぐ通路が設けられるようです。

この関係で東西線以外の近隣路線(東日本旅客鉄道京葉線、中央・総武線、東京都交通局新宿線)を利用することをお勧めします。なお葛西~西葛西間の列車では西葛西の行先表示がないため、無表示での運転となることにご注意ください。

2024年3月30日

【配給輸送のペースが早い】東日本旅客鉄道205系1100番台都ナハT11編成と都ナハT13編成が配給輸送される

2024年3月29日、東日本旅客鉄道鶴見線で活躍した205系1100番台都ナハT11編成(クハ205-1101+モハ205-26+クモハ204-1101)と都ナハT13編成(クハ205-1103+モハ205-35+クモハ204-1103)が疎開先の国府津車両センターから新潟車両センター所属のEF81形141号機に牽引され郡山総合車両センターに配給輸送されました。廃車解体処分とみられます。
▲205系1100番台都ナハT11編成都ナハT13編成が郡山総合車両センターへと旅立った。前回の都ナハT12編成都ナハT16編成の配給輸送からわずか3日で都ナハT11編成都ナハT13編成の配給輸送であるので、205系1100番台が早くも完全消滅間近となっている。

鶴見線の205系1100番台の廃車は都ナハT12編成都ナハT16編成以来で5編成目・6編成目ですが、両編成の配給輸送からわずか3日後に実施されたとあって、配給輸送のペースが異常に早いことが分かります。なお解体作業の本格的な実施までは郡山総合車両センター構内で留置されるものと思われます。残る編成は全体の3分の1の3編成(9両)となりました。今回のこのペアは国府津車両センターへの疎開留置の際とは異なっており、都ナハT11編成とともに疎開されたのは都ナハT19編成となっていました。1100番台同士の2編成ずつの配給輸送はあと1回分あります。最後の1編成は国府津車両センターに疎開留置中の南武線支線向けの205系1000番台2編成(4両)と配給輸送が一緒になる可能性があり得ます。

【205系1100番台在籍状況】※2024年3月29日現在
《疎開中》T15T17T19 《廃車済》T11T12T13T14T16T18

【子育て応援車のみ施工】小田急電鉄5000形5054Fの3号車にJKK東京(東京都住宅供給公社)の車内装飾

2024年3月26日の6803レ(平日E27運用・厚0513←大0454)より、小田急電鉄5000形5054Fの3号車(サハ5354・子育て応援車両)の袖仕切り板とフリースペースに、JKK東京(東京都住宅供給公社)の車内装飾がなされています。
▲5000形5054Fのサハ5354(子育て応援車両)にJKK東京の車内装飾が施された。5052Fのよみうりランド開園60周年装飾とともに、東京都交通局の保有車両で実施している『子育て応援スペース』のような装飾の取り組みが行われているようだ。

子育て応援車両が設定されている各通勤形電車の3号車のうち、5000形5052Fのサハ5352と5054Fのサハ5354にそれぞれ装飾が施されたことで、東京都交通局の一部保有車両で実施している『子育て応援スペース』の装飾に類似していますが、5000形5052F5054Fではすべての子育て応援車両の袖仕切り板部分にも装飾されていますので、1両の車内だけラッピングされたように見えます。5052Fのよみうりランド開園60周年装飾、5054FのJKK東京の車内装飾ともに約1年間運転される予定で、運転時刻は公表されませんが、10両編成のE運用を中心に充当される予定です。

【とある法則で実現】小田急電鉄3000形ワイドドア車1次車、8000形4両固定編成との連結で久々の新宿(OH01)乗り入れ

2024年3月25日の1505レ(平日E35運用)より、小田急電鉄8000形8064F(4両固定編成)と3000形3254F(日本車両製造1次車・6両固定編成)が連結されて運用されています。8000形4両固定編成と3000形1次車・2次車の10両編成は現時点で2組となっています。
▲久しぶりに組成された8000形8064Fと3000形3254F。8000形の廃車の進行で残る編成(特にそれぞれの相方を失った編成)同士で中心に組むようになって以降、8000形4両+3000形1次車・2次車の組成を見る機会が減少していた。

現在の8000形4両固定編成と3000形1次車・2次車の10両編成は8057F+3257Fと今回組成された8064F+3254Fのペアであり、前者のペアはもともと同一形式・同一番号で組まれる8057F+8257Fのペアでしたが何らかの都合で8257Fが単独となったため、可能な限り同一番号で揃えることを考慮して8057Fの相方が8257Fから3257Fになったものと思われます。3257Fは旧東急車輛製造2次車なので、ワイドドア車ではありません。しかし後者はもともと8064F+8252Fのペアから変更され、この組成の変更は8051Fの重要部検査の施工と絡んでいるものと思われます。このため8051Fの出場前後まで8064Fは一時的に8051Fの代役を務めていたことになります。8064Fが単独となった際に大野総合車両所に留置されていた3254Fが相方に選ばれたのです。ちなみに3254Fは日本車両製造1次車のワイドドア車です。3000形ワイドドア車の新宿(OH01)乗り入れは久しぶりのこととなります。

運用復帰が近い8051Fの相方は入場前に組んでいた8252Fに戻るでしょうか。もし仮に3000形と組成されるとなれば相方は3251Fになるものと予想されます。8051Fは同一形式の同一番号で組むときにすでに廃車除籍処分済みの8055Fとともに3000形1次車・2次車が定番となっていましたね。

2024年3月29日

【団体専用列車がラスト】東日本旅客鉄道E2系1000番台幹セシJ69編成“Magical Dream Shinkansen”が廃車除籍処分へ

2024年3月28日に団体専用列車に充当された東日本旅客鉄道新幹線総合車両センター所属のE2系1000番台幹セシJ69編成の“Magical Dream Shinkansen”が新潟新幹線車両センターに自走回送されました。同編成はこのまま廃車除籍処分となる可能性が高いと思われます。
▲3月15日に定期営業運転を終了し、3月28日に臨時運用を含めたすべての運用を終了したE2系1000番台幹セシJ69編成がついに廃車除籍処分へ。同編成は2005年に登場し、2010年に増備されるまでラストナンバーであったほか、側面部の愛称行先案内表示器が最後の3色LED式の編成でもあった。
▲北陸新幹線・上越新幹線向けのE7系と並ぶ姿も過去のものに…。

2024年3月16日のダイヤ改正で新幹線ではE2系1000番台とE3系1000番台・2000番台との併結運転での運用を終了し、E5系とE8系の併結および、E5系とE3系2000番台との併結運転となっています(1000番台はE8系への置き換えで順次廃車)。このためE2系1000番台の運用はさらに縮小され、『やまびこ』『なすの』の単独運用に限られています。この幹セシJ69編成は2005年の新潟県中越沖地震で被災し脱線した200系の代替として登場し、約19年間にわたって運用されてきました。同編成の運用を公表したサイトで3月28日をもってすべての運用を終えたことを発表していますので、解体作業が行われるでしょうね。これで残るE7系は2010年以降に増備され、フルカラーLED式の愛称行先表示器と車内に電源コンセントを備える編成のみとなります。

2024年3月28日

【就役40年の最古参の4両】小田急電鉄8000形8051F(2007年度リニューアル車・4両固定編成)、大野総合車両所を検査出場

2024年3月27日、小田急電鉄大野総合車両所に入場していた8000形8051F(4両固定編成・2007年度リニューアル車)が重要部検査を通して出場し、小田原線で試運転を行いました。検査入場前の時点では8252F(6両固定編成)と組んでいたため、運用復帰となる時の相方の車両形式が注目されます。
▲8000形4両固定編成で登場から40年の最古参トップナンバー、8051Fが大野総合車両所を無事に検査出場し、きれいな姿となった。同編成は2008年にリニューアルされてから約16年が経過しているものの、今後の行方が気になるところである。
▲8000形6両固定編成で単独となっているのは8252F8257F8260Fだ。検査出場した8051Fが10両を組む場合、同一形式で組むとなると8252Fとのペアに戻るのか、それとも別の編成となるかどうか。はたまた3000形1次車・2次車と組むと場合、番号の末尾を揃える法則からすると1次車の3251Fと組む可能性はあるのだろうか。

8000形8051Fは検査入場前まで8252Fと組んでいましたので、10両を組む際の相方となる車両形式が注目されます。有力なのは8252Fとのペアに戻ることでしょうか。それとも別の編成・別の形式となるのでしょうか。8000形は8061F以来、廃車の動きは出ていませんが、2024年度から西武鉄道国分寺線向けにサステナ車両として譲渡されることとなっていますので引き続き動向が注目される形式になりそうです。喜多見検車区構内に留置中の8261Fではまた譲渡に向けた改造工事がなされている様子はありませんでしたが(3月9日乗車の特別団体専用列車車内から確認した限りですが)、2024年度にどのような動きを見せるのでしょうか。

【8000形の在籍状況】※2024年3月27日現在 全体…18編成90両/32編成160両
《4両固定編成》
運用中…9編成(36両)
8051F8053F8057F8058F8059F8063F8064F8065F8066F
廃車済…7編成(28両)
8052F8054F8055F8056F8060F8061F8062F
《6両固定編成》
運用中…9編成(54両)
8252F8253F8257F8258F8260F8262F8263F8265F8266F
離脱中…1編成(  6両) ※喜多見検車区構内に留置中
8261F
廃車済…6編成(36両)
8251F8254F8255F8256F8259F8264F

2024年3月27日

【意外に初の抜擢】東日本旅客鉄道185系0番台都オオC1編成が200番台都オオB6編成の代わりに特急『185』に初充当

2024年3月27日、東日本旅客鉄道185系電車を使用して東海道線横浜(JT-05)~伊東線伊東(JT-26)間で運転されている臨時特急『185(いっぱーご)』(9061M列車9062M列車)に、185系200番台都オオB6編成(クハ185-212以下6両)ではなく、なんと0番台都オオC1編成(クハ185-2以下6両)が初めて充当されました。
▲臨時特急『185』に初の抜擢となった新幹線リレー塗装となっている185系0番台都オオC1編成(クハ185-2以下6両・写真は5両固定編成時代の『踊り子』運用時のもの)。これまでに使用されてきた200番台都オオB6編成に代わっての充当と思われる。
▲臨時特急『185』はこれまで185系200番台都オオB6編成が担当していたため、0番台都オオC1編成での運転は初めてのこととなる。4月13日・5月18日・6月29日運転分では初めて伊豆急行に直通し、横浜~伊東間は無停車だが、伊豆急行では『踊り子』『サフィール踊り子』と同じ停車駅に停車することとなっている。

新幹線リレー塗装となっている0番台都オオC1編成での臨時特急『185』の運転は今回分が初めてのこととなります。これまでに担当していた200番台都オオB6編成が別の用途に使用されたのかは分かりませんが、2編成しかいないため、予備が多かった0番台都オオC1編成を初めて抜擢したものと思われます。なんとなく200番台都オオB6編成が所定で0番台都オオC1編成は予備的存在なので、0番台都オオC1編成が抜擢されたことに驚いた方もいるかと思います。特急『185』は横浜~伊東間途中無停車の臨時特急ですが、昨年は平日の一部日程で川崎(JT-04)発着に延長されたほか、今春は土曜休日の一部日程で伊豆急行伊豆急下田(IZ-16)発着に延長される予定です。『特急』・『臨時特急』幕だけとはいえど、かつての『踊り子』を再び伊豆急行線内で見ることができそうです。

【臨時特急『185』運転ダイヤ】横浜~伊東間途中無停車
平  日ダイヤ ※2024年3月27日・4月24日・5月29日・6月12日運転
伊1316←横1150 9061M列車  伊1441→横1615 9062M列車
土曜休日ダイヤ ※2024年4月13日・5月18日・6月29日運転
下1116←横0850 9061M列車  下1235→横1459 9062M列車

【ホームドア設置間近】小田急電鉄相模大野(OH28)で一部ロマンスカーの停車位置の変更で乗車の際は要注意!

2023年11月3日から小田急電鉄小田原線・江ノ島線相模大野(OH28)の1番ホーム発着の6両固定編成、2番ホーム・3番ホーム発着の6両固定編成・8両固定編成で運転される通勤形電車の停止位置が変更されましたが、2024年3月27日からは一部の特急ロマンスカーの停止位置が変更されました。まもなくホームドア本体の設置工事が行われるものと思われます。
▲停止位置変更前の相模大野2番ホームに停車中のロマンスカー“MSE”60000形60253F。ロマンスカーでも10両以下で運転の各列車の停止位置がホームドアに合わせてすべて小田原(OH47)寄りに変更された。相模大野の上り方の階段を降りると列車の先頭部分が見えない場合がある。同駅から10両以外のロマンスカーを利用する方は細心の注意が必要だ。
▲町田(OH27)に設置されたホームドア。相模大野・海老名(OH32)に設置予定のホームドアも本厚木(OH34)と同じタイプになるものと予想できる。

相模大野の列車停車位置の変更は昨年11月に8000形6両単独、2000形、3000形(10両固定編成および1000形4両固定編成と連結した編成を除く)で運転の全列車で上りの4番ホームを除く各ホームで実施されましたが、今回はロマンスカーでも変更が実施され、通勤形電車とは異なり、10両以下の列車ではすべて小田原寄りに停止するようになっています。すなわち全区間で6両で運転される列車の場合は上り方の4両分には停車しません。特急『ふじさん』の全列車と、6両・7両で運転される『モーニングウェイ』『さがみ』『はこね』『えのしま』『ホームウェイ』が対象となります。さらに相模大野のエスカレーターが設置されている新宿(OH01)寄りの階段を降りるとロマンスカーの先頭車が見えているか見えていないかぐらいの場所に停車していることがありますので、できる限りエスカレーターのない小田原寄りの階段を使うようにしましょう。ただし『はこね・えのしま』および『メトロはこね・メトロえのしま』のように分割併合がある列車は10両編成と同じ停車位置となるのでその限りではありません。以前の停止位置は昨年11月までの6両固定編成の停止位置とほぼ同じでした。

2024年3月26日

【今後も2本ずつ廃車か】東日本旅客鉄道205系1100番台都ナハT12編成と都ナハT16編成が配給輸送される

2024年3月26日、東日本旅客鉄道鶴見線で活躍した205系1100番台都ナハT12編成(クハ205-1102+モハ205-134+クモハ204-1102)と都ナハT16編成(クハ205-1106+モハ205-95+クモハ204-1106)が疎開先の国府津車両センターから新潟車両センター所属のEF81形141号機に牽引され郡山総合車両センターに配給輸送されました。廃車解体処分とみられます。
▲205系1100番台都ナハT12編成都ナハT16編成が郡山総合車両センターへ旅立った。

鶴見線の205系1100番台の廃車は都ナハT14編成都ナハT18編成以来で3編成目・4編成目となります。このペアは国府津車両センター疎開時に組成されていましたので、解放されずにこのまま留置されていたものと思われます。1100番台同士での2編成ずつの配給輸送は残り2回となりそうです。最後の1編成は国府津車両センターに疎開留置中の南武線支線向けの205系1000番台2編成(4両)と配給輸送が一緒になる可能性もあります。なおこれで残る205系1100番台は5編成(15両)となりました。

【205系1100番台在籍状況】※2024年3月26日現在
《在籍中》T11T13T15T17T19 《廃車済》T12T14T16T18

2024年3月24日

【GWもツアー目白押し】小田急電鉄ロマンスカー“MSE”60000形4両固定編成の超レア行路の特別団体専用列車運転へ

2024年3月22日より、小田急電鉄の子会社である小田急トラベルより、5月4日に開催予定の『ゴールデンウィーク 鉄道ファン大集合!ロマンスカーMSE4両編成 超レア行路の旅』に伴うツアーが発売されています。
▲小田急トラベル主催の『ゴールデンウィーク 鉄道ファン大集合!ロマンスカーMSE4両編成 超レア行路の旅』に使用されるロマンスカー“MSE”60000形4両固定編成(写真は60051F)。土曜休日N21運用充当編成を使用し、大野総合車両所に一旦入庫の回送列車の一部を活用し、喜多見検車区唐木田出張所や新宿(OH01)地下ホームに入線する行路となっている。

このツアーでは片瀬江ノ島(OE16)が集合地点、特別団体専用列車の終着地となっています。片瀬江ノ島を11時35分頃に出発し、藤沢(OE13)を経て江ノ島線を通り、新百合ヶ丘(OH23)で多摩線へ向かい、喜多見検車区唐木田出張所で撮影タイムとしたあと、新百合ヶ丘の構内留置線、経堂(OH11)の構内留置線を経て新宿(OH01)地下ホームで折り返し、片瀬江ノ島へ戻る行路となっています。これは『メトロえのしま』の1往復、0491レ0591レ(江1013←北0833)と0590レ0490レ(江1816→北1953)に使用される土曜休日N21運用充当編成の大野総合車両所入出庫となる合間を利用した運転ダイヤとなっているためです。4両固定編成の充当ということで、奇数名で応募となる場合に他グループの方と相席になる場合がありますのでご注意ください。なお1名の応募の際に2席利用(追加料金あり)の分がありますのでそちらも検討するといいと思います。

これ以外に、小田急トラベルより様々なツアーが発売されており、5月5日は『もころん号』となっている5000形5055Fを使用した喜多見検車区での撮影会が行われることとなりました。午前と午後に分かれ、午前は子どもを含む家族の部、午後は一般の部となります。この関係で5月5日の『もころん号』の運用は夕方前後の喜多見検車区再出庫以降となる可能性があります。

【復興を祈願して開催】相模鉄道本線相模大塚(SO-15)で『チャリティー撮影会 in 相模大塚』開催される

2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震の復興支援チャリティーの企画として、同年3月23日に相模鉄道12000系、20000系10両固定編成、東日本旅客鉄道E233系7000番台、東急電鉄3020系を相模大塚(SO-15)に併設の留置線に展示した『チャリティー撮影会 in 相模大塚』が実施されました。
▲12000系は12103Fが7番構内留置線に展示された。東日本旅客鉄道埼京線直通列車で活躍するが、過去には埼京線内のみの運用を代走したことがある。
▲20000系は『相鉄・東急新横浜線開業1周年記念号』となった20106Fが6番構内留置線に展示された。ダイヤが乱れた場合などには東急電鉄東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線に代走で入線することがある。
▲東日本旅客鉄道E233系7000番台は相模鉄道との相互直通運転に際して増備された都ハエ136編成が川越車両センター出庫から3121レ(海0846←指0645・土曜休日81運用)で送り込まれる形で8番構内留置線に展示された。この関係からか6230レ(海0850→宿0959)と6239レ(海1125←宿1014・土曜休日81運用)は12000系12104Fの代走で補填された。

展示されたのは12000系12103F、20000系20106F(編成識別番号006)、東日本旅客鉄道E233系7000番台都ハエ136編成、東急電鉄3020系3123Fが展示車両となり、20000系と3020系は相互直通運転1周年記念の装飾がなされた編成が使用されました。また展示されたE233系7000番台都ハエ136編成を使用して、乗客を乗せた状態で相鉄本線から新横浜線に直通し新横浜(SO-52,SH-01)まで入線する臨時列車にも起用されました。その際に東急電鉄との相互直通運転開始によるダイヤ乱れを想定して用意していた単体の行先表示『新横浜』を表示しました。なお新横浜線には別の編成を用いて試運転で入線しましたが、乗客を乗せては初めてのことだと思います。

【まさかの他社完結運用】東日本旅客鉄道E231系1000番台・E233系3000番台に東海旅客鉄道管内完結運用が登場

2024年3月16日のダイヤ改正より、東日本旅客鉄道E231系1000番台・E233系3000番台の付属編成(5両固定編成)に、まさかの珍しい運用が登場しました。国府津車両センターを出庫する東海道線国府津(JT-14)以西のみの運用で、そのなかに東海旅客鉄道管内完結の列車運用が含まれています。しかも送り込み・返却を兼ねた上下の普通列車を含めて毎日運転の列車となっていますので、平日・土曜休日問わずに狙って乗車することができます。
▲東海道線で運用される国府津車両センター所属のE231系1000番台とE233系3000番台。この付属編成の所定運用でまさかの東海旅客鉄道管内完結運用が登場した。この運用の送り込みと返却を兼ねた国府津~沼津(CA-03)間のみの1往復の普通列車が設定されている。
▲国府津~沼津間のみの1往復の(東海旅客鉄道管内完結運用の送り込み・返却を兼ねた)普通列車の設定はとても珍しい。小山車両センター所属編成で運用される場合もある。なお早朝には平塚(JT-11)始発の5両単独の東海道線下り普通列車(  723M列車  733M列車)が引き続き設定されて運転されている。

今回のダイヤ改正で登場した珍運用は夕夜間の沼津発着となっていた上野東京ライン列車の一部を熱海(JT-21,CA00)で分断した(つまり夕夜間の沼津発の上野東京ラインが消滅した)ため、利便性を損なわないように熱海~沼津間限定でE231系1000番台・E233系3000番台付属編成を用いた東海旅客鉄道管内の完結運用が設定されており、熱海以東はグリーン車を含む10両または15両、熱海以西は5両で運用し、熱海にて同駅発着の上野東京ライン列車と接続させることで利便性を確保しています。このうち今回は5両単独の運用に注目しました。今回のダイヤ改正で誕生した東海旅客鉄道管内完結運用は熱海~沼津間を2往復します。この送り込みを兼ねた普通列車は国府津始発の  325M列車(沼1741←国1653)で、グリーン車を含まない付属編成のみの単独運用となっています。そのあとは熱海~沼津間を1436M列車(沼1810→熱1832)、1433M列車(沼1858←熱1839)、1438M列車(沼1903→熱1922)、1437M列車(沼2006←熱1947)と往復したあと、管内完結運用の返却を兼ねて  332M列車(沼2040→国2126)で戻る行路となっています。初日の16日はE233系3000番台都ヤマU227編成が充当されました。早朝の下り2本と異なるので、要注目ですね。

東日本旅客鉄道宇都宮線・高崎線では快速ラビット・快速アーバンの上り列車が無くなり、すべて下り列車のみ(朝方に東海道線からの直通列車2本ずつ、夕夜間に上野(JU-02)始発下り2本ずつの4本ずつのみ)の運転となっています。いずれは消滅済みの東海道線快速アクティーと同じ運命をたどってしまうのでしょうか。しかし両毛線前橋始発で上野東京ラインの沼津行きの普通列車が新たに設定されており(沼2335←前1913・1943E列車  331M列車)、かつて存在した熱海~黒磯間の普通列車に匹敵するぐらいの最長の上野東京ライン直通列車として注目されています。

2024年3月23日

【4次車は意外に初】小田急電鉄3000形3654F(旧東急車輛製造4次車・8両固定編成)、主電動機が全密閉モーターに

2024年3月22日、小田急電鉄大野総合車両所に入場していた3000形3654F(旧東急車輛製造4次車・8両固定編成)が出場し、小田原線内で試運転を行いました。この編成は今回の入場で主電動機が登場当時のものから3652F3653F(いずれも日本車両製造3次車・8両固定編成)と同じ全密閉モーター仕様に変更されています。
▲3000形の旧東急車輛製造4次車では初めて主電動機が全密閉モーター仕様に変更された3654F。主電動機の全密閉モーター仕様への変更は昨年の3652F(日本車両製造3次車・8両固定編成)以来だが、4次車ではリニューアル更新工事施工前の3267F3268F(いずれも6両固定編成)には施工されていなかったため、今回の3654Fが4次車で初のケースとなる。

今回の入場で主電動機の全密閉モーター仕様への変更が行われ、加速時・減速時の音が変化しました。3000形8両固定編成の全密閉モーター仕様への変更は昨年12月の3652F以来で、この形式の旧東急車輛製造4次車では初めてのこととなります。これはリニューアル更新工事を施工される前の6両固定編成の3267F3268Fの主電動機が登場当時のままでした(その後のリニューアル更新工事でSiC素子に更新した)ので、今回の3654Fが4次車で初のケースとなったわけす。同編成は2024年3月23日の6815レ(土曜休日B17運用・厚0658←海0653)から営業運転に復帰しています。3000形8両固定編成で全密閉モーター仕様は3編成(24両)となり、残る5編成(3651F3655F3656F3657F3658F)の今後が注目されます。ちなみに8両固定編成は3次車から存在し、3653Fまでの3編成(24両)が3次車、3654Fから3657Fまでの4編成(32両)が4次車、3658Fが5次車となっています。

【久々の多摩線定期入線】東京地下鉄16000系、ダイヤ修正で小田急電鉄多摩線への定期的な入線が復活か

2024年3月16日にダイヤ修正が行われた小田急電鉄ですが、小田原線代々木上原(OH05)~向ケ丘遊園(OH19)間を中心に乗り入れている東京地下鉄16000系の多摩線の定期的な入線が同年3月18日から復活したようです。ただし営業列車ではなく回送列車での1往復乗り入れとなっています。
▲東京地下鉄16000系で定期回送だけだが多摩線への定期的な入線が復活した。写真は21日の多摩線に1往復だけ定期的に入線する平日59S運用に充当された16114F。本来は18日からの予定だったが、同日は強風でダイヤが乱れた関係で途中で運転が打ち切られ、19日はその運用を東日本旅客鉄道E233系2000番台が代走したため、21日から実現した。

ダイヤ修正前の多摩線の入線は東日本旅客鉄道E233系2000番台の運用による平日01K運用でしたが、ダイヤ修正後は16000系の運用に変更され、平日59S運用充当編成に限り、回送のみですが多摩線に乗り入れるようです。ただし喜多見検車区唐木田出張所に入らずに折り返しするようですので、旧平日01K運用の回9211レ回9140レ(いずれも多摩線内のみ)を引き継いだものとなっています。当初はこのダイヤは18日からの予定でしたが、18日は強風の影響によるダイヤ乱れが影響して成城学園前(OH14)で運転が取りやめとなったこと、19日は平日59S運用をE233系2000番台都マト18編成が代走したこと、20日は春分の日(祝日)であったため、21日に初めて所定の系列で運転され、16114Fが充当されました。

2024年3月21日

【施工は子育て応援車に】小田急電鉄5000形5052Fの3号車によみうりランド開園60周年記念装飾

2024年3月20日の1503レ(土曜休日E27運用・藤0605←大0629)より、小田急電鉄5000形5052Fの3号車(サハ5352・子育て応援車両)に、よみうりランド開園60周年記念の車内装飾がなされています。同車両の袖仕切り板にも同様の装飾がなされているようです。それ以外の号車には施工されていません。
▲5000形5052Fのサハ5352(写真手前から3両目・子育て応援車両)の車内によみうりランド開園60周年記念装飾が施された。同車両の車椅子やベビーカーが利用できるフリースペースには『探して!グッド&ラッキー』を楽しむことができる。
▲3月23日にはロマンスカー“MSE”60000形6両固定編成を使用して特別団体専用列車『よみうりランド60周年号』を運転することとなっている。この関係で土曜休日N75運用は代走が出ることになる。

これは東京都稲城市にある『よみうりランド』が3月19日に迎えたことから、子育て応援車両が設定されている各通勤形電車の3号車のうち、5000形5052Fのサハ5352に記念装飾がされた形となっています。装飾が確認されたのは同車両のみで、同車両の袖仕切り板にもその装飾が施されているほか、デハ5302寄りのフリースペース付近には車椅子とベビーカーのピクトグラムを邪魔しないように床面にも装飾されています。どのくらいの期間までの運転になるかは予想ができませんので、出会えたら確認してみたいと思います。また3月23日にロマンスカー“MSE”60000形を使用して特別団体専用列車『よみうりランド60周年号』を運転することとなっています。

【直通運転先を旅するデザイン】相模鉄道11000系11004Fの『11代目そうにゃんトレイン』が運転を開始

2024年3月21日より相模鉄道の広報キャラクター『そうにゃん』をラッピングした11000系11004Fの『11代目そうにゃんトレイン』が7707レ2137レ(平日67運用)より運転を開始しました。なお運用範囲は本線といずみ野線のみとなり、通常ダイヤでは新横浜線での運用はありません。
▲『11代目そうにゃんトレイン』となった11000系11004F。先日まで『10代目そうにゃんトレイン』を担当した11001Fから金色のそうにゃんの形のつり革や、そうにゃんが描かれた3人掛けの座席モケットなどが受け継がれた。これまで偶数代の『そうにゃんトレイン』に起用された11004Fが奇数代を担当するのは初めてのこととなる。
▲『10代目そうにゃんトレイン』を担当した11000系11001F。歴代の『そうにゃんトレイン』では11003F11004Fが交互に担当してきたことから、11001Fの起用はいい意味で想定外であった。

『10代目そうにゃんトレイン』では奇数号車で11003Fが担当した過去奇数代のそうにゃんトレインのデザイン、10号車以外の偶数号車で11004Fが担当した過去偶数代のそうにゃんトレインのデザイン、10号車は今回該当となる11001Fが担当したそうにゃんトレインのデザインがちりばめられ、各号車ごとに2014年度から運転されてきた『そうにゃんトレイン』の歴史を1編成で感じ取れるものとなっており、当該編成の運用は随時ホームページで公表されていました。今回の『11代目そうにゃんトレイン』は2019年から東日本旅客鉄道埼京線、2023年から東急電鉄新横浜線経由で目黒線・東横線などと相互直通運転を行うようになったことから、そうにゃんが相互直通運転先路線を旅するデザインとなっており、クハ11004は20000系電車を使って埼玉県の小江戸・川越市方面へ、クハ11904は12000系電車を使って東京都豊島区方面へ出かけるそうにゃんがデザインされています。そうにゃんのつり革や座席モケットは10代目から流用されています。約1年間の運転を予定しており、『11代目そうにゃんトレイン』についてもホームページで運用が公表される見通しです(列車番号や運用番号は時刻表(PDF)に記載されており、確認できます)。

2024年3月19日

【11代目は11004Fです】相模鉄道11000系11001Fの『10代目そうにゃんトレイン』、運用を終える

2023年3月27日から相模鉄道の広報キャラクター『そうにゃん』をラッピングした11000系11001Fの『10代目そうにゃんトレイン』ですが2024年3月19日の2000レ2105レ(平日62運用)をもって運転を終えました。なお同月21日から11004Fの『11代目そうにゃんトレイン』が運転を開始します。
▲『10代目そうにゃんトレイン』の11000系11001F。各号車ごとに各歴代の『そうにゃんトレイン』のデザインが再現され、10年の歴史を感じとることができた。これまでの歴代の『そうにゃんトレイン』では奇数代に11003F、偶数代に11004Fが起用されたが、10代目ではこれまでの法則が崩れトップナンバーの起用となった。
▲2021年度の『8代目そうにゃんトレイン』以来約3年ぶりに『11代目そうにゃんトレイン』として起用される11000系11004F。これまで偶数代を担当した同編成だが、10代目は10周年にちなんでトップナンバーが起用されたため、11代目は過去に奇数代を担当した11003Fではなく、初めて奇数代を担当する11004Fとなる。

『10代目そうにゃんトレイン』では奇数号車で11003Fが担当した過去奇数代のそうにゃんトレインのデザイン、10号車以外の偶数号車で11004Fが担当した過去偶数代のそうにゃんトレインのデザイン、10号車は今回該当となる11001Fが担当したそうにゃんトレインのデザインがちりばめられ、各号車ごとに2014年度から運転されてきた『そうにゃんトレイン』の歴史を1編成で感じ取れるものとなっており、当該編成の運用は随時ホームページで公表されていました。今回交代となる『11代目そうにゃんトレイン』は2019年から東日本旅客鉄道埼京線、2023年から東急電鉄新横浜線経由で目黒線・東横線などと相互直通運転を行うようになったことから、そうにゃんが相互直通運転先路線を旅するデザインとなっており、クハ11004は20000系電車を使って埼玉県の小江戸・川越市方面へ、クハ11904は12000系電車を使って東京都豊島区方面へ出かけるそうにゃんがデザインされています。そうにゃんのつり革や座席モケットは11代目でも流用される予定です。約1年間の運転となり、『11代目そうにゃんトレイン』についてもホームページで運用が公表される見通しです。

【G運用で狙えます】相模鉄道20000系8両固定編成・10両固定編成に『相鉄・東急新横浜線開業1周年記念号』装飾

2024年3月18日より、相模鉄道20000系8両固定編成・10両固定編成の各1編成に東急電鉄との相互直通運転開始1周年を記念して、20000系と東急電鉄3020系がデザインされた記念マークとクラッカーを持ったそうにゃんとケーキを持ったのるるんが描かれた『相鉄・東急新横浜線開業1周年記念号』の装飾が施されて運転されています。
▲『相鉄・東急新横浜線開業1周年記念号』となった20000系8両固定編成の21107F。18日夕方以降の6580レ(海1725→西1924・平日33G運用)からその装飾がなされている。
▲『相鉄・東急新横浜線開業1周年記念号』となった20000系10両固定編成の20106F。19日の6402レ(か0559→和0745・平日94G運用)からその装飾がなされている。

今回の当該編成は8両固定編成が編成識別番号107の21107F、10両固定編成が編成識別番号006の20106Fとなっており、相模鉄道と東急電鉄(と東京地下鉄南北線・東京都交通局三田線)が新横浜線を経由して相互直通運転を開始するようになってちょうど1年となることから、相模鉄道20000系の8両固定編成・10両固定編成の1編成ずつに、20000系と3020系のイラストのロゴを前面部と側面部に配し、クラッカーを持ったそうにゃんとケーキを持ったのるるんがデザインされています。基本的には列車番号に“G”の付く運用に入りますが、平日は再出庫の都合から2つの運用を兼務することがあります。予備編成に余裕があれば、自社完結で固定外運用(50番代・60番代の運用)に入ることがあります。東京地下鉄南北線と埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線には日中時間帯には乗り入れないことがあります(ダイヤ乱れの場合を除く)。

2024年3月18日

【早朝夜間で見られる】東日本旅客鉄道E233系5000番台分割可能編成(都ケヨ)の6両固定編成に外房線内完結運用が登場

2024年3月16日のダイヤ改正より、東日本旅客鉄道E233系5000番台の分割可能編成の6両固定編成に外房線内完結運用が登場し、早朝夜間の限定ですが6両固定編成が単独で千葉(JO-28,JB-39)~蘇我間にも入線する光景が見られます。なお4両固定編成の東金線完結運用と、10両固定編成の内房線内完結運用はダイヤ改正後も維持されています。
▲平日・土曜休日ダイヤで通勤快速・快速から各駅停車に格下げされた外房線上総一ノ宮・東金線成東発着の分割運用に必ずこのE233系5000番台の分割可能編成が充当される(写真は都ケヨ552編成+都ケヨF52編成都ケヨ553編成+都ケヨF53編成)。それの前後の列車で線内完結運用があるので注目してほしい。

E233系5000番台分割可能編成が必ず充当される運用は、今回のダイヤ改正以降平日・土曜休日ともに83・85運用の2運用ですが、状況によっては固定2運用と別の運用を予備で余った分割可能編成で代走運用する場合があります。ちなみに、京葉線車両の夜間帯の東金線完結運用・内房線内完結運用は平日・土曜休日ともに前者が83運用に充当の4両固定編成、後者が07運用に充当の10両固定編成が使用されます。後者では209系500番台都ケヨ34編成が入る場合もあります。一方新たに登場した外房線内完結運用はE233系5000番台6両固定編成がこれまで乗り入れていた上総一ノ宮~勝浦間に入線しなくなったために、上総一ノ宮発着の列車を中心に用させるものです。当該運用は1220M列車(一2040→千2130)・1223M列車(一2246←千2155)・1228M列車(一2257→千2343)・1233M列車(茂2424←千2346・83運用)、早朝の  225M列車(一0644←千0555・85運用)となっています。特に1228M列車(一2257→千2343)は上総一ノ宮→鎌取間の各駅の上り終電となっています。千葉で内房線完結運用(千葉~木更津・君津間往復)が含まれる07運用と並ぶことがありそうですね。

2024年3月17日

【ダイヤ改正初日】相模鉄道で最後の10代目そうにゃんトレインと11代目そうにゃんトレイン予定の編成に遭遇

2024年3月16日、東日本旅客鉄道でダイヤ改正初日の注目ポイントを一部観察したあとは、相模鉄道本線へ。まずは横浜(SO-15)にて。
10000系10706F7046レ7047レ(土曜休日12運用)。
11000系11004F6754レ3033レ(土曜休日65運用)。10代目そうにゃんトレインの11001Fに代わって11代目そうにゃんトレインに抜擢されるこの編成に遭遇。
9000系9705F2068レ2059レ(土曜休日58運用)。これを撮った後、11000系11004Fに乗り込んで移動します。すると思わぬ展開が。

途中の瀬谷(SO-13)1番ホームに停車していた11000系11001F2057レ(土曜休日61運用)を追い抜いたのです。その列車は特急の約10分前に発車した列車です。瀬谷での待避があるために大和(SO-14)・海老名(SO-18)に急いで行きたいときは先発の快速よりも後続の特急の方が両駅に先着する場合があります
大和で急遽乗っていた11004Fを降り、10代目そうにゃんトレインを待ちます。
11000系11001F2057レ(土曜休日61運用)。瀬谷での待避のおかげで、大和で出迎えることができました。今度はこれに乗って隣の相模大塚(SO-15)にて。
8000系8713F2078レ(土曜休日50運用)。前照灯の移設や種別行先案内表示器を最後に更新したこの編成にやっと出会えました。
東日本旅客鉄道E233系7000番台都ハエ132編成6258レ(土曜休日86運用)。この列車は瀬谷で後続の特急を待避します。
20000系21108F3818レ(土曜休日35G運用)。後続の特急は東急電鉄目黒線・東京都交通局三田線直通。横浜発着列車だけでなく直通列車同士の待避も今や当たり前に。
11000系11004F2080レ(土曜休日65運用)。11代目そうにゃんトレインになる前の貴重な姿になりそうです。
11000系11001F2082レ(土曜休日61運用)。10代目そうにゃんトレインの最後の撮影になるかと。この直前に12000系12103F2061レ(土曜休日62運用)と固定外運用で、発車した直後だったため、ぎりぎりかわせたか…?
12000系12104F3136レ(土曜休日72運用)。これをもって撮影を切り上げました。

東急電鉄保有車両の相模鉄道完結運用が土曜休日日中に無くなったのは残念ですが、星川(SO-05)留置は引き続き行われているほか(東横線車両1本・目黒線車両2本)、新たに西横浜(SO-03)の留置線に目黒線車両2本が留置に。夕方以降の再出庫で完結運用に入るということなのだろうか…。