2024年3月28日、東京地下鉄が同年5月11日と12日(両日に工事ができない場合には25日と26日に実施予定)に東西線南砂町(T-15)で線路とホームの増設に伴う線路切替工事を実施するため、東陽町(T-14)~西葛西(T-16)間を終日運休すると発表しました。南砂町は東西線の地下駅で唯一の快速通過駅となっています(ただし通勤快速は同駅に停車)。
▲(イメージ)東西線で運用される15000系。工事期間中の運転について、中野(T-01)側では東陽町発着、西船橋(T-23,TR-01)側では葛西(T-17)発着となる。なお西葛西~葛西間は両駅での区間運転とし、葛西折り返し列車の都合上、葛西で乗り継ぎが必要となるので注意だ。
この工事は快速通過駅である南砂町のホームと線路の増設だけでなく、異常時の折り返し運転を可能にするほか、ホームの拡幅や改札口の移設などを含めたものとなっています。今回はホーム増設と線路増設に伴う工事であることから、深川検車区につながる東陽町と東西線の地下区間を出て最初の停車駅である西葛西の間を終日運休し、東陽町および葛西での折り返し運転とします。なお西葛西~葛西間は両駅間の区間運転とし、葛西での乗り継ぎが発生します。これは葛西に折り返し線がある関係によるものとみられます。なお運転本数が減る区間ではダイヤにご注意ください。また中野方面からの東陽町方面行きでも、一部は茅場町(T-11)行きとなることがあります。なお工事期間中の快速運転と東葉高速鉄道との直通運転は行いません。なお今回の工事完了後にホームの構造が変更となりますが、中線(現行の中野方面の線路)部分は2回目の工事まで一時的に両ホームをつなぐ通路が設けられるようです。
この関係で東西線以外の近隣路線(東日本旅客鉄道京葉線、中央・総武線、東京都交通局新宿線)を利用することをお勧めします。なお葛西~西葛西間の列車では西葛西の行先表示がないため、無表示での運転となることにご注意ください。