2019年7月31日

【あつぎ鮎まつり】小田急電鉄が『あつぎ鮎まつり』開催に伴う増発運転の概要を発表

2019年7月25日に小田急電鉄が毎年8月に神奈川県厚木市で開催される『第73回あつぎ鮎まつり大花火大会』に伴う増発運転の概要を発表しました。また観客輸送の便宜を図り一部急行・快速急行の厚木(OH33)臨時停車の概要も発表しています。
▲昨年は東京地下鉄16000系が折り返し回送の合間を縫うように臨時各駅停車に充当されたが、今年もあるのだろうか。東日本旅客鉄道E233系2000番台の充当があり得るのか気になる。

今年の列車増発は8月3日・4日で荒天などの理由で順延となった場合でも臨時運転となります。このため相模大野(OH28)以西で発着時刻が変更となるので注意しましょう。

【臨時増発の各駅停車】
※相武台前(OH30)~伊勢原(OH36)間の一部発着時刻を記載します。
☆・・・小田原(OH47)発着(下り小田原行き、上り小田原始発)
◎・・・秦野(OH39)発着(下り秦野行き、上り秦野始発)
*・・・相武台前(OH30)始発
◆・・・発着変更列車(新宿[OH01]始発)

《駅名表記》
武・・・相武台前、海・・・海老名、厚・・・本厚木(OH34)、伊・・・伊勢原

《下り》 ※小田原行きは6両編成、それ以外は8両編成・10両編成で運転
伊1653←海1641     伊1713←海1701 ◎     伊1729←武1707 ◆
厚1833←海1728     伊1754←武1732 ☆     伊1803←海1752
厚1816←海1812     伊1842←武1823 ☆     厚1856←海1852
伊2002←海1950     伊2027←厚2015 ☆     伊2046←海2030 ☆
伊2056←武2038 ◎◆ 伊2100←海2048        伊2125←武2107 ◆
伊2132←海2119     伊2148←厚2136 ☆
伊2200←武2135 ◎◆ 厚2203←海2159

《上り》 ※すべて海老名(OH32)行き、6両編成・8両編成・10両編成で運転
伊1638→海1649   伊1658→海1709    伊1738→海1749   伊1756→海1809 ◎
伊1818→海1829   伊1829→海1846 ☆  伊1837→海1849 ☆ 厚2005→海2009
厚2035→海2039   厚2045→海2049    伊2059→海2110 ☆ 厚2124→海2128
伊2136→海2147 ☆ 伊2201→海2211 ☆

【臨時停車となる急行・快速急行】 ※上りのみ、括弧内は厚木での発着時刻
急行:1288レ(2010)・1290レ(2025)・1056レ(2050)・1292レ(2128)・1294レ(2157)
快急:3076レ(2017)・3078レ(2040)・3080レ(2056)・3082レ(2117)・3084レ(2140)

2019年7月29日

【本格試運転開始】相模鉄道12000系12101Fがかしわ台(SO-17)~羽沢横浜国大(SO-51)~品川(JO-17)間で日中試運転を実施

2019年7月26日未明に相模鉄道本線・新横浜線を経由し東日本旅客鉄道横須賀線品川(JO-17)まで入線を果たした12000系12101Fが、同年7月29日より、かしわ台(SO-17)~羽沢横浜国大(SO-51)~品川間での日中時間帯での試運転を開始しました。

▲7月29日からかしわ台~西谷~羽沢横浜国大~武蔵小杉(JO-15)~品川間での日中時間帯の試運転が開始された12000系12101F。列車番号は東日本旅客鉄道の区間内ではフル表示(例:『9122M』)となる。品川ではE531系0番台・3000番台やE657系(いずれも水カツ)と並ぶ光景も。

12000系が日中時間帯に同区間で試運転を行うのは今回が初めてのことです。同系列が走行する武蔵小杉~新宿(JA-11, JS-20)間は湘南新宿ラインと同じ経路ですが、埼京線(主に大崎[JA-08]以北)が人身事故などで不通となった場合に備えて、新宿発着となる列車を急遽品川発着に振り替えることができるようにするためと思われます。折り返しの品川ではE531系0番台・3000番台やE657系と並ぶ光景も見られます。12000系は新横浜線での試運転を繰り返していたので、今度は品川までの直通の試運転ということで、品川に佇む12000系、少し違和感がありそうですね

2019年7月27日

【ついに約半数】東日本旅客鉄道205系5000番台千ケヨM30編成がインドネシアに譲渡(20編成/42編成)

2019年7月26日に、東日本旅客鉄道205系5000番台千ケヨM30編成(クハ205-53以下8両)がインドネシアへ譲渡するため、所属先の京葉車両センターから総合車両製作所新津事業所までの配給輸送列車が運転されました。牽引機はEF81形141号機が担当しました。

▲インドネシア譲渡がついに20編成目となった205系0番台・5000番台。編成番号札は『20』とされ、最後尾の行先表示は向日葵のイラストが入った『ジャカルタ』であった。

同編成は種別行先案内表示器が従来の幕式からLED式に改造されている編成でしたが、最後尾の前面部種別行先表示器には向日葵のイラストが入った幕式の『ジャカルタ』と表示されました(なぜかLED仕様にはならず)。千ケヨM30編成の海外譲渡により、残る205系0番台・5000番台は合わせて8両22編成(合計176両)となりました。次に譲渡される編成が出てくると全体の半数が譲渡されることになります。

2019年7月26日

【誘導障害?】相模鉄道12000系12101Fが試運転で東日本旅客鉄道区間に初入線、品川(JO-17)まで走行

2019年7月26日未明、相模鉄道12000系12101Fがかしわ台車両センターを出庫し、かしわ台(SO-17)から新横浜線(羽沢横浜国大[SO-51])を経由して東日本旅客鉄道の区間に初めて入線し、武蔵小杉(JO-15)から横須賀線を走行して品川(JO-17)まで試運転で走行しました。

▲東日本旅客鉄道横須賀線の一部区間だけであるが、相模鉄道の車両が歴史上で初めて他の鉄道会社の路線に足を踏み入れ、大崎(JA-08, JS-17)方面ではなく、品川方面へ試験走行した。表示は『回送』だったが、新宿(JS-20)方面が不通となった場合に急遽品川発着に振り替える目的があるのだろう。

この試運転列車については12000系が湘南新宿ラインで運用されているE231系1000番台およびE233系3000番台と同じ経路を走行する関係で、大崎以北が人身事故などで不通となった場合に備えて、新宿発着ではなく品川発着に振り替えられるようにするための試験走行と思われます。相模鉄道の車両が他の鉄道会社および東日本旅客鉄道の区間に入線するのは今回が初めてとみられます。いずれは本来の経路である新宿方面への試運転も行いそうですね。今後実施されるだろうとは思いますが、東日本旅客鉄道側からもE233系7000番台が大崎以南~横須賀線および相模鉄道新横浜線・本線に入線し海老名(SO-18)まで試運転してくれたらおもしろそうですね。

深夜の品川に12000系の“YOKOHAMA NAVYBLUE”がやって来たということで、かなり違和感がありますね。新横浜線の開業を約4ヶ月後の11月30日に控えるなか、12000系が今後試運転の範囲を広げていきそうな気がします。

2019年7月24日

【初の廃車発生】西武鉄道10000系10103Fが横瀬車両基地に廃車回送される

2019年7月23日、西武鉄道小手指車両基地所属の10000系10103F(プラチナム・エクスプレス秩父のラッピング車)が小手指車両基地から横瀬車両基地まで自走回送されました。廃車解体のためと思われます。10000系の廃車はこの編成が初めてとなります。

▲デビューから秩父路を駆け抜けた小手指車両基地所属の10000系10103Fがついに帰らぬ旅へ出てしまった。なおプラチナム・エクスプレス秩父のラッピングは施されたままだった。

小手指車両基地所属の同系列は001系Laview(ラビュー)に置き換えられることとなっており、その廃車1編成目となります。ただし直近で武蔵丘車両検修場で重要部検査を通した編成がいるため、搬出前に今後活用される可能性のある座席の取り外しが行われるものと思われます。長らく秩父路を駆け抜けた10000系についに廃車が発生しました。どの編成であっても動向に気をつけたいものですが、次に危なそうなのは10105F(レッドアロークラシック)となるのでしょうか。

【時差通勤推奨】東京急行電鉄田園都市線・東横線で『時差Bizライナー』『時差Biz特急』運転

2019年7月22日から31日までの平日に、東京急行電鉄田園都市線・東横線で『時差Bizライナー』『時差Biz特急』が運転されています。

▲今年も時差通勤を推奨するため早朝時間帯に列車を増発し、田園都市線では『時差Bizライナー』(写真は今年の使用車両である5000系5109F)、東横線では『時差Biz特急』として運転されている。時差通勤推奨による臨時列車の増発は東日本旅客鉄道中央・総武線でも行われており、こちらは通常の定期列車と変わらないが、列車番号9000番代で区別ができる。

田園都市線では5000系5109Fが使用され、特製ヘッドマークを取り付けたうえで中央林間(DT-27)6時00分発の『時差Bizライナー』に充当され、列車番号『48K』、行先部分に『ライナー』を表示して運転されています。東横線では5000・5050系4000番台4107Fが使用され、特製ヘッドマークを取り付けて元町・中華街(MM06)6時14分発の『時差Biz特急』に充当され、列車番号は『40K』、行先部分は『特急 渋谷(TY-01)』を表示して運転されています。後者は昨年は同系列0番台の8両編成(5174F)が使用されましたが、今年は4000番台の10両編成(4107F)に変更されています。

2019年7月23日

【速報・更新工事施工へ】小田急電鉄ロマンスカー『EXE』30000形30256Fが日本車両製造豊川製作所へ入場

2019年7月23日に、小田急電鉄ロマンスカー『EXE』30000形30256F(新宿[OH01]寄りからクハ30256+デハ30206+サハ30356+サハ30456+デハ30506+クハ30556)が日本車両製造豊川製作所に入場するため、海老名検車区からの甲種輸送が行われました。
▲リニューアル更新工事のため日本車両製造豊川製作所に入場したロマンスカー『EXE』30000形30256F(写真手前の6両)。2019年6月に大野総合車両所にて重要部検査を受けて出場した『EXE』30055F+30255Fを飛ばし、その次の30056F+30256Fが今年度分のリニューアル更新工事(すなわち『EXEα』化)の対象として選ばれたものと思われる。
▲2018年度にリニューアル更新工事を受けて『EXEα』となった30054F+30254F。

今回入場した30256Fはリニューアル更新工事(『EXEα』化)を受けるものと思われます。同形式は就役20年を迎えた2016年度から日本車両製造豊川製作所でリニューアル更新工事が進められ、同年度は30051F+30251F、2017年度は30052F+30252F、昨年度は30054F+30254Fが『EXE』から『EXEα』に姿を変えました。今年度も事業計画においても『EXE』のリニューアルが継続されるため動向が注目されていました。本来であれば番号順で考えると30055F+30255Fがリニューアル対象の有力候補と思われていましたが、2019年6月に30055F+30255Fが大野総合車両所で重要部検査を通したために今年度分の対象から外れ、その次の30056F+30256Fが対象になったものと思われます。リニューアル出場後には大野総合車両所にて重要部検査も行われる動きですね。

この編成は30056Fの入場前から単独で平日N65運用を中心に充当されていたので、その運用がリニューアル前最後の30256Fを狙うには大変うってつけでしたね。私は運悪く遭遇できませんでしたが・・・。

【ロマンスカー『EXE/EXEα』30000形電車 在籍状況】 ※2019年7月23日現在
《EXE》 3編成
30053F+30253F30055F+30255F30057F+30257F
《EXEα》 3編成
30051F+30251F30052F+30252F30054F+30254F
《EXE→EXEα(入場中)》 1編成
30056F+30256F
※30056Fについては先に日本車両製造豊川製作所に入場済み

【リニューアル更新工事の動き】
《2016年度》・・・30051F+30251F 《2017年度》・・・30052F+30252F
《2018年度》・・・30054F+30254F 《2019年度》・・・30056F+30256F

【EXEからEXEαへのリニューアルに伴う編成組成】
《リニューアル前》
クハ30056+デハ30006+デハ30106+クハ30156+クハ30256+デハ30206+サハ30356+サハ30456+デハ30506+クハ30556
《リニューアル後》
クハ30056+デハ30006+デハ30106+クハ30156+クハ30256+デハ30206+サハ30356+デハ30406+デハ30506+クハ30556

【速報・付属編成増備】E531系0番台水カツK478編成・水カツK479編成が総合車両製作所横浜事業所を新製出場

2019年7月23日、総合車両製作所横浜事業所で製造された東日本旅客鉄道E531系0番台水カツK478編成(クハE531-1028+サハE531-40+モハE531-28+モハE530-1028+クハE530-2028)と水カツK479編成(クハE531-1029+サハE531-41+モハE531-29+モハE530-1029+クハE530-2029)が出場し、所属先の勝田車両センターへの試運転を兼ねて回送されました。

▲E531系0番台の付属編成が2本増備された。今回は3000番台ではなく純粋な0番台である。

今回出場したのは勝田寄りから水カツK479編成(クハE531-1029+サハE531-41+モハE531-29+モハE530-1029+クハE530-2029)+水カツK478編成(クハE531-1028+サハE531-40+モハE531-28+モハE530-1028+クハE530-2028)の2編成10両で、仕様は前回の水カツK477編成(クハE531-1027+サハE531-39+モハE531-27+モハE530-1027+クハE530-2027)に合わせられているようで、前照灯のLED化や種別行先案内表示器のフルカラーLED化はされていません。さらに水カツK478編成の4両目(4号車・基本編成に連結する際は14号車)となるサハE531-40には線路モニタリング装置らしきものが搭載されており、新製当初から搭載されたものと思われます。なお両編成は逗子(JO-06, JS-06)から勝田まで試運転を兼ねて回送されましたが、上野東京ライン経由で常磐線に入る形での回送となっています。

2019年7月22日

【7月から活発化】相模鉄道12000系を使用した新横浜線内試運転実施中

2019年7月より、相模鉄道12000系を使用した新横浜線内試運転(西谷[SO-08]~羽沢横浜国大[SO-51]間の走行試験)が実施されています。西谷では新横浜線開業に向けて本線上りと下りのあいだに新設された折り返し線2線にも入線しています。
▲日中時間帯の新横浜線内試運転に使用されている12000系。主に12102Fと12103Fの2編成が使用されており、西谷では並びを見ることができる。このため一度に2編成以上が営業運転に入ることはほぼない。
▲7月1日未明のみだが、10000系10701F(10両固定編成)が試運転で新横浜線に入線していた、との情報がある。10000系・11000系は新横浜線開業後も横浜(SO-01)発着での運用が基本だが、ダイヤ乱れの際に入線することを考慮したのだろうか。

基本的には2編成を使用するため、『91』『92』の運用番号が使用され、『試運転』を表示することがありますが、ここ最近は『回送』を表示して試運転が行われており、営業運転に使用しない12000系2編成を試運転に用いています。今後は東日本旅客鉄道からE233系7000番台(宮ハエ)が試運転で本線・新横浜線に入線することが考えられますね。

2019年7月21日

【引退記念ツアー】箱根登山鉄道モハ1形103号車+107号車引退に伴うツアー向け団体専用列車が1000形1058Fで運転される

2019年7月20日、小田急電鉄1000形1058F(レーティッシュカラー:クハ1058+デハ1008+デハ1108+クハ1158)を使用した団体専用列車が本厚木(OH34)→小田原(OH47)間で運転されました。
▲箱根登山鉄道カラーの1000形1058Fが団体専用列車としてツアー客を乗せ小田原線を疾走。

これは小田急トラベル主催の箱根登山鉄道で最後の吊り掛け駆動方式のモハ1形モハ103号車+モハ107号車の引退記念ツアー開催に伴うもので、ツアー参加者は本厚木から乗車し、小田原までこの団体専用列車で移動したものと思われます。箱根湯本(OH51)までの直通列車としてしまうと小田原以西の列車やロマンスカーに影響するため、小田原までの運転となったものとみられます。この編成は同日に海老名検車区に留置されていたようで、土曜休日111運用に入る合間に充当されたようです。

2019年7月20日

【検査通すも】小田急電鉄4000形4066F、東京地下鉄千代田線直通対応とはならず!?

2019年7月13日に小田急電鉄大野総合車両所で重要部検査を通して出場し営業運転に復帰した4000形4066Fですが、同編成は現在でも10両編成のC運用(東京地下鉄千代田線直通運用など)には投入されておらず、直通非対応のままとなっているようです。

▲4000形では唯一千代田線直通運用に入らず、主に新宿(OH01)発着のみで運用されている4066F。重要部検査を通したものの、5号車(サハ4366)の転落防止幌が変更されておらず、地下鉄直通対応となる誘導無線アンテナは設置されなかったため、現在でも直通非対応のままとみられる。

この編成は2016年12月の落成後初めての重要部検査施行でした。入場期間が比較的長めだったことから千代田線直通対応改造が施されたのではと憶測もあったようですが、関係なかったようですね。今後も10両編成のE運用(ただしダイヤ乱れの場合は8両編成のB運用に入ることもある)をメインに運用されていくようですね。運転席は4065Fの改造工事をもって全編成がグラスコックピット仕様となり、前照灯は全編成でLED化されるなど、4066Fと同一仕様に合わせられましたが、誘導無線アンテナの非搭載などを考えると、当面は1000形、3000形、8000形、今後登場する(2代目の)5000形と共通運用になりそうです。

【VVVF試験車】東京急行電鉄8500系8642F(サークルK編成)が廃車回送される

2019年7月19日、東京急行電鉄8500系8642F(『サークルK』編成)が所属先の長津田検車区から長津田車両工場へ自走回送されました。廃車解体処分のためと思われます。

▲8500系ラストナンバーでVVVFインバータ試験車両の8642Fが帰らぬ旅へ・・・。数少ない8500系の『サークルK編成』の1本であった。残る『サークルK編成』の8606Fの動向には注意したい。

この編成は中間4両がVVVFインバータ制御の試験車両で、いずれも日立製作所製のGTO素子(過渡期タイプと後期タイプ)を搭載していました。このため、同編成には東武鉄道(スカイツリーライン)に直通しない『サークルK編成』として運用されていました。私は大学時代に利用していた際にこの編成に当たったことがありましたが、過渡期タイプよりも後期タイプのほうが好みでした。

2019年7月18日

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2019.07.18 検査明けの4066Fに遭遇~

2019年7月18日は小田急電鉄小田原線を伊勢原(OH36)で1枚だけ。

4000形4066F。3041レ1047レ:平日E12運用)。重要部検査を通した4066Fに遭遇。そういえば同編成にとっては初めての重要部検査でしたね(連結器がきれいなのがその証拠)。撮影は以上です。

【最新鋭の編成】相模鉄道本線で12000系12104Fにいきなり遭遇する

2019年7月18日の朝、小田急電鉄小田原線(8000形8065F+8265Fの3018レ[平日E28運用])で海老名(OH32, SO-18)へ移動した後、相模鉄道のホームへ。

12000系12104F。1023レ3014レ(平日41運用)。なんといきなり12000系の最新編成に遭遇。この系列の運用公開は7月15日をもって終了しましたが、私は念のため運用を調査し続けているので、動きは感じ取っていますが、12104Fに遭遇するとは。ちなみに16日には性能確認試運転を実施していました。

横浜では折り返しとなる2701レを収めて離れました。なお12102Fと12103Fはここ最近営業運転に入っていませんが、新横浜線開業に向けた試運転(西谷[SO-08]~羽沢横浜国大[SO-51]間)に使用されています(試91運用・試92運用)。

2019年7月16日

【一部詳細決定!!】相模鉄道が2019年11月30日実施のダイヤ改正および種別追加などの一部概要を発表

2019年7月16日、相模鉄道が2019年11月30日に新横浜線(西谷[SO-08]~羽沢横浜国大[SO-51]間)の開業および同線を介した東日本旅客鉄道埼京線との相互直通運転の開始に伴うダイヤ改正の一部概要を発表しました(平日は12月2日)。なお今回の改正で停車駅の変更と種別の追加設定があり、具体的な運転計画は決まり次第発表されるとのことです。
▲相模鉄道では12000系が新横浜線を介して東日本旅客鉄道埼京線方面に直通する。朝の通勤時間帯には一部列車が新宿(JA-11)を超えて大宮(JA-26)方面に直通するが、それ以外は新宿折り返しになることが予想される。
▲東日本旅客鉄道では乗り入れ対応の施工を施されたE233系7000番台(宮ハエ)が新横浜線を介して相模鉄道本線に直通する。同系列で『海老名(SO-18)』の行先が見られるだろう。個人的には西谷折り返し列車の設定があるのかどうか気になるところ。

相模鉄道本線・新横浜線と東日本旅客鉄道埼京線の相互直通運転は海老名~西谷~羽沢横浜国大~武蔵小杉(JO-15, JS-15)~大崎(JA-08, JS-17)~新宿間となり、朝の通勤時間帯は新宿を超えて大宮方面へ直通します。それ以外は新宿発着になるものと思われます。海老名~新宿間は私の地元路線である小田急電鉄小田原線(急行・快速急行)と競合しますが、どちらか片方が不通となった場合は振替路線(代替路線)にもなります。なおいずみ野線と新横浜線方面の直通運転はありません。終日の運転本数は46往復(92本)朝の通勤時間帯は1時間に4本、それ以外は1時間に2~3本ということで、日中時間帯以降は約20分~30分に1本の運転間隔となります。直通する種別は『各駅停車』と『特急』であり、後者は本線と新横浜線の分岐点である西谷に停車するようになります(詳細は後述)。
▲現行の『特急』の停車駅は海老名・大和(SO-14)・二俣川(SO-10)・横浜(SO-01)、湘南台(SO-37)・いずみ野(SO-34)・二俣川・横浜のみだが、新たに本線と新横浜線との分岐点である西谷が停車駅に加わる(さらには『快速』も西谷が停車駅に加わる)。ただし本線の『急行』は従来通り通過となる。そのため西谷は特急や快速が停車するが急行が停車しない、千鳥停車が発生する。新横浜線方面に向かわれる際には急行』だけには乗車しないでいただきたい
▲平日朝の通勤ラッシュ時間帯に『各駅停車』のみ運転されているいずみ野線に朗報だ。今回の改正で新種別が登場する。通常の特急停車駅に鶴ヶ峰(SO-09)・西谷を加えた『通勤特急』、いずみ野線内各駅と鶴ヶ峰・西谷に停車する『通勤急行』が加わる。なお後者の『通勤急行』は海老名発着の本線系統でも運転され、こちらは急行停車駅に鶴ヶ峰・西谷を加えた停車駅となる。

相模鉄道本線・新横浜線と東日本旅客鉄道埼京線の相互直通運転の開始に伴う新横浜線開業および羽沢横浜国大(直通の『各駅停車』と『特急』が停車)の開業に伴って停車駅の変更や種別の追加が行われる予定で、新たに『特急』と『快速』の停車駅に西谷(『特急』は本線系統と新横浜線直通列車の両方)、いずみ野線の朝ラッシュ時間帯の優等種別として『通勤特急』(特急』よりも下位)・『通勤急行』(急行』よりも下位)が新設され、『通勤急行』は本線系統でも新たに設定され、停車駅はいずみ野線内各駅・本線二俣川以西各駅、鶴ヶ峰・西谷と横浜となります。さらには海老名発の新横浜線直通の『特急』と湘南台発の『通勤特急』を二俣川で接続し(※急急接続)、湘南台からの都心方面へのアクセス向上につながります。ただしこの場合には、湘南台から新宿へ向かうときと海老名から横浜へ向かうときは必ず乗り継ぎが必要になりますので十分注意してください。

通勤特急・通勤急行の停車駅となる鶴ヶ峰、特急・通勤特急・通勤急行・快速の停車駅となる西谷の各駅では千鳥停車が発生し、前者は特急と急行、後者は急行のみが通過します。11月30日以降は種別と停車駅の変化に十分ご注意ください。個人的には横浜~湘南台間を運転する『特急』が『新ダイヤの停車駅一覧』になかったことから、いずみ野線の『特急』は消滅してしまう(本線系統のみになる)のでしょうか。

ちなみに相模鉄道本線・新横浜線には初めて他社車両、東日本旅客鉄道E233系7000番台が直通します。基本的には新宿~武蔵小杉~西谷~海老名間での運用ですが、ダイヤが乱れた場合は同系列が西谷以東の本線と横浜に入線、なんてことがあり得るでしょうね。本来は11000系も直通を予定していたようですが、保安装置改修などの点から変更となり、今後も本線系統・いずみ野線系統での運用となりそうですね。

【2019年11月30日以降の運転種別】 ※特急が最上位です
特急(新横浜線直通を含む)・通勤特急急行通勤急行快速各停(新横浜線直通を含む)

【初検査】小田急電鉄4000形4066F、大野総合車両所で重要部検査を通す

2019年7月13日、小田急電鉄4000形4066Fが大野総合車両所で重要部検査を通して出場し、検査完了に伴う試運転を行いました。
▲2016年12月に登場し初めて重要部検査を通した4000形4066F。この形式では初めて中間車にも車椅子兼ベビーカースペースを設けた編成である。

この編成だけは運転台の仕様変更や5号車への誘導無線アンテナ未搭載の関係から、現在でも東京地下鉄千代田線に直通せず小田原線・江ノ島線・多摩線のみで運用されています。4000形はこの編成で最後となり、2019年度からは拡幅車体の2代目5000形(10両固定編成)が登場することとなっており、今後も目が離せなくなりそうです。

2019年7月15日

【LCD2画面化】小田急電鉄3000形3277F(日本車両製造7次車)が『小田急TV』対応編成に

2019年7月13日の土曜休日A32運用より、小田急電鉄3000形3277F(日本車両製造7次車)の車内LCD式旅客案内表示器が15インチ1画面から17インチ2画面に変更され、営業運転に復帰しています。同編成は大野総合車両所で『小田急TV』対応の改造工事を受けていたものとみられます。
▲『小田急TV』対応化工事が施行され、車内LCD式旅客案内表示器が17インチ2画面となった3000形3277F(日本車両製造7次車)。6両固定編成で残る7次車で小田急TV対応となるのはこの編成が初めて。なお7次車では現在の3081F(元3665F)・3082F(元3664F)以来の施行となった。


これで『小田急TV』に対応していないのは6両固定編成では3275F(日本車両製造6次車)・3276F(日本車両製造7次車)、8両固定編成では3654F・3655F・3657F(いずれも旧東急車両製造4次車)、10両固定編成ではすべて6両固定編成からの改造で誕生した3091F(元3280F)・3092F(元3281F)・3093F(元3282F)・3094F(3278F)・3095F(元3279F)(いずれも川崎重工業8次車・9次車)の10編成(合計86両)となります。同形式の『小田急TV』対応化工事は3274F(日本車両製造6次車)以来のことです。

【3000形の『小田急TV』対応化編成  ※2019年7月16日現在】
4次車(旧東急車輛製造):3267F3268F
5次車(川崎重工業):3269F3270F3271F3272F3658F3659F
6次車(日本車両製造):3273F3274F3660F3661F3662F3083F(元3663F)
7次車(日本車両製造):3277FNEW!》・3081F(元3665F)3082F(元3664F)
青色・・・ロイヤルブルー帯の編成、青色・・・インペリアルブルー帯の編成
※3000形で最初の施工は6両固定編成の3267F。8両固定編成で最初の施工は元3663F(現3083F)。

※写真の掲載ができました。大変お待たせいたしました(7月16日更新)。

2019年7月13日

【武蔵野線の生え抜き車】東日本旅客鉄道205系0番台千ケヨM64編成がインドネシアに譲渡(19編成/42編成)

2019年7月12日に、東日本旅客鉄道205系0番台千ケヨM64編成(クハ205-148以下8両)がインドネシアへ譲渡するため、所属先の京葉車両センターから総合車両製作所新津事業所までの配給輸送列車が運転されました。牽引機はEF64形1030号機が担当しました。

▲205系の武蔵野線生え抜き編成がインドネシアへ旅立った。メルヘン顔の譲渡は2編成目である。編成番号札は『19』で、最後尾の行先表示は蚊取り線香とスイカのイラストが入った『ジャカルタ』であった。

同編成は新製当初から武蔵野線に配置された生え抜き車両です。最後尾の前面部種別行先表示器には夏らしく蚊取り線香とスイカのイラストが入った『ジャカルタ』と表示されました。千ケヨM64編成の海外譲渡により、残る205系0番台・5000番台は合わせて8両23編成(合計184両)となりました。

【『Q SEAT』組み込み】東京急行電鉄6000系6102Fが『Q SEAT』車を組み込み試運転

2019年7月10日と11日に、東京急行電鉄6000系6102Fの3号車に初代のデハ6302に代わり2代目デハ6302、『Q SEAT』車両が組み込まれ、試運転を田園都市線内で行いました。
▲6000系6102Fに2代目デハ6302(『Q SEAT』車両)が組み込まれた。『Q SEAT』車両の組み込みに伴って編成から外された初代デハ6301・初代デハ6302の動向が注目される。

これで6101F・6102Fの3号車の『Q SEAT』車両の組み込みが完了したことになります。大井町線では夕夜以降の帰宅時間帯の急行列車に『Q SEAT』車両を組み込んだ6020系が充当されていましたが、今後は6000系でも可能となります。『Q SEAT』車両の組み込みに伴って7両編成化のために増備されていた初代デハ6300形の動向が注目されます。

2019年7月12日

【新たな譲渡先判明】東京地下鉄03系03-129F・03-139Fの先頭車が北陸鉄道へ譲渡?

2019年7月11日、東京地下鉄日比谷線で活躍した03系03-129Fの先頭車(クハ03-129+クハ03-829)と03-139Fの先頭車(クハ03-139+クハ03-839)が越谷貨物ターミナルから金沢総合車両所松任本所まで甲種輸送されています。

▲『ブルーサンダー』のEH200形13号機に導かれて、長らく走った関東を離れ北陸に向かった03系03-129F(写真)と03-139Fの両先頭車4両。北陸鉄道への譲渡と思われる。03系は03-131Fが熊本電鉄に譲渡されたことがあるが、北陸鉄道への譲渡は初めてである。

03系は13000系の増備で置き換えが進められており、03-131Fの先頭車2両(1両は電動車へ改造)が熊本電鉄に譲渡されましたが、今回は03-129Fと03-139Fの先頭車のみの4両が金沢総合車両所松任本所へ向かうということは、北陸地方の地方鉄道に譲渡される可能性が高いです。石川県内を走る北陸鉄道への譲渡ということでしょうか。北陸鉄道の車両は片開きの3扉車で運用されていることから、03系を譲受して現行車両を置き換えていく可能性があります。同系列の中間車の大半は解体処分のようですが、先頭車だけが譲渡されるだけでも嬉しいですよね。

2019年7月11日

【ラストナンバー】東京都交通局5300形5327Fが総合車両製作所横浜事業所へ廃車回送される

2019年7月10日、東京都交通局馬込車両検修場所属の5300形ラストナンバーの5327Fが所属先の馬込車両検修場から総合車両製作所横浜事業所まで自走回送されました。廃車除籍のためと思われます。
▲2017年に5500形5501F(写真右側)が初めて馬込車両検修場構内5番留置線で展示されたとき、同編成の隣の構内4番留置線で展示された5300形5327F(写真左側)。この編成のみ同形式唯一の最高速度120km/h運転に対応していた。

同編成は5300形で唯一最高速度120km/h運転に対応しており、足回りの仕様が他編成と異なっていました。また側面部上部にはまもなく開幕となる『ラグビーワールドカップ』をPRするステッカーが掲出されたままでした。5300形がだんだん数を減らす一方で5500形を見る機会が増えましたね。

2019年7月10日

【3020系出揃う】東京急行電鉄3020系3123Fが総合車両製作所横浜事業所を新製出場

2019年7月9日から11日にかけて、総合車両製作所(J-TREC)横浜事業所で製造された東京急行電鉄目黒線の新型車両3020系3123F(8両)が長津田検車区までの甲種輸送が行われています。所属先は元住吉検車区になるようです。
▲目黒線向け3020系(写真は3121F)。同系列は予定通り3編成が登場し、8両3編成(24両)の陣容となった。今回の3123Fも新製当初から8両編成で落成している。

3020系3123Fも前回の3122Fと同じく6両編成ではなく8両編成で落成していますので、全3編成が暫定的に6両編成での営業運転投入ののち、増結を見込んで8両編成とされたものとみられます。同系列は全3編成が出揃いましたが、付随車は2022年に増結されるものと思われ、それまでは付随車を抜いた6両が暫定的に営業運転に投入されます。

※赤色が今回登場した編成    ←目黒(MG-01)        日吉(MG-13)→
クハ3121+デハ3221+デハ3321+サハ3421+サハ3521+デハ3621+デハ3721+クハ3821
クハ3122+デハ3222+デハ3322+サハ3422+サハ3522+デハ3622+デハ3822+クハ3822
クハ3123+デハ3223+デハ3323+サハ3423+サハ3523+デハ3623+デハ3723+クハ3823

2019年7月6日

【遂に復活へ】東日本旅客鉄道E657系の増備で品川(JT-03)・上野(JJ-01)~仙台間の特急列車を設定へ

2019年7月5日、東日本旅客鉄道が復旧工事を進めている常磐線が全線で2020年3月から運転を再開することに合わせて、勝田車両センター(水カツ)に配置されているE657系を増備して(現在は17編成170両が在籍)、品川(JT-03)・東京(JT-01,JU-01)・上野(JU-02,JJ-01)~仙台間の直通で結ぶ特急列車を運転すると発表しました。
▲現行ダイヤでは品川・東京・上野~勝田・高萩・いわき間の特急『ときわ』『ひたち』で運用されているE657系。もともとは常磐線の特急列車を2分割する際にいわき以南をE657系、いわき以北をE653系で運用する計画だったが、東日本大震災の影響でそれが中止・変更となり、E653系が特急『いなほ』系統として新潟地区に転用された事情があり、E657系を使用した直通運転としたようだ。

これは2019年度末(2020年3月)に常磐線の富岡~浪江間が開通し、東北本線岩沼~仙台間を含めた常磐線全線で運転を再開することから、本来は上野~いわき間(E657系)・いわき~仙台間(E653系の予定だった)で分割する予定だった特急列車について、品川・東京・上野~仙台間をE657系による直通運転とするようです。なお東日本大震災前まではいわき始発仙台行きの『スーパーひたち1号』が設定されていたため、実現すれば念願の品川・東京・上野~仙台間による長距離特急列車が実現することになります。なお現在は自由席が設定されておらず、全席座席指定(つまり指定席特急券または座席未指定券が必要)となるため、運転ダイヤ(本数)や特急料金がどうなるかですね。

2019年7月5日

【施工2編成目】東日本旅客鉄道E233系0番台八トタT39編成がトイレ設置改造工事と編成組み替えを実施

2019年7月4日、東日本旅客鉄道東京総合車両センターに入場していた豊田車両センター所属のE233系0番台八トタT39編成(クハE233-39以下10両)が出場し、所属先まで自走回送されました。
▲E233系0番台で八トタT37編成(クハE233-37以下10両)以来となる2編成目の車椅子対応大形洋式トイレ設置編成となった八トタT39編成。10両固定編成のため組成変更が行われており、トイレは付随車のサハE233-239に設置されており、弱冷房車の設定車両も変更されている

この編成は10両貫通編成で6号車と7号車に付随車(ちなみに10両分割編成では6号車と7号車に制御車)を組む構成で東京(JC-01)寄りからクハE233-39+モハE233-39+モハE232-39+モハE233-239+モハE232-239+サハE233-239+サハE233-39+モハE233-439+モハE232-439+クハE232-39と組成されていました。今回は車椅子対応の大形洋式トイレと車椅子兼ベビーカースペースが付随車のサハE233-239(旧6号車)に設置されたことによって同車両が新たに4号車となり弱冷房車への指定がなされたほか、旧4号車は5号車(弱冷房車設定を解除)、旧5号車は6号車に変更され、東京寄りからクハE233-39+モハE233-39+モハE232-39+サハE233-239+モハE233-239+モハE232-239+サハE233-39+モハE233-439+モハE232-439+クハE232-39という組成になりました(太字が組成変更された車両)。トイレ設置部分はもともと優先席のあったところであり、優先席の移設と側面窓の一部分の穴埋め、車椅子兼ベビーカースペースの追加設置が行われたようです。またモハE232-239には静止型インバータ(SIV)の追加設置も行われたようです。また両先頭車にはホーム検知装置も追加設置されました。

【トイレ設置編成】
1編成目:八トタT37編成 2編成目:八トタT39編成 3編成目:八トタT??編成

【E233系0番台トイレ設置編成の組成】 ※左側が東京寄り、下線部に注目
入場前
クハE233-39+モハE233-39+モハE232-39+モハE233-239+モハE232-239+サハE233-239+サハE233-39+モハE233-439+モハE232-439+クハE232-39

入場後
クハE233-39+モハE233-39+モハE232-39+サハE233-239+モハE233-239+モハE232-239+サハE233-39+モハE233-439+モハE232-439+クハE232-39

2019年7月4日

【直通運転開始に向け】相模鉄道12000系12102Fが試運転で新横浜線と羽沢横浜国大(SO-51)に入線

2019年7月3日、相模鉄道新横浜線(西谷[SO-08]~羽沢横浜国大[SO-51]間)の開業と東日本旅客鉄道埼京線方面との相互直通運転開始を11月30日に控えるなか、12000系12102Fが西谷から分岐する新横浜線に入線し、試運転を行いました。
▲本線の西谷から分岐する新横浜線で初めて日中試運転を行った12000系12102F。同系列では現在も増備が続けられており、12104Fまで登場している。12105F・12106Fの出場をもって12000系は全6編成(60両)が出揃う。
▲本来は11000系も直通する予定だったが、改造コストなどの関係で見送られ、新横浜線開業後も横浜(SO-01)発着のみの運用となりそうだ。

新横浜線は本線の西谷から横浜方面と羽沢横浜国大方面に分岐し、羽沢横浜国大方面は西谷からトンネルに入り、2面2線で相対式ホームとなる羽沢横浜国大に到着するようです。同駅開業時からホームドアが設置される予定です。なおこの新横浜線方面へはE233系ベースで12000系以前に登場した11000系も直通する予定でしたが(2018年5月の時点で表明されていた)、同系列にも12000系と同様の保安装置(TASCやATACS)を搭載する必要性やその設置の改造コストなどの関係で見送られることとなり、11000系は新横浜線開業後も横浜発着系統のみで使用するようです。11000系と12000系はE233系に仕様を合わせているため、11000系でも直通できそうですが、パンタグラフの位置(12000系は3号車・5号車・9号車でダブルパンタグラフは5号車に搭載するが、11000系は2号車・4号車・8号車でダブルパンタグラフは2号車に搭載する)が異なっていたりと、11000系の直通対応改造(保安装置の追加設置など)を行う観点から、それが障壁になったのかもしれませんね。

相模鉄道側では12000系のみが埼京線方面との相互直通運転向けに使用され、東日本旅客鉄道側が増備したE233系7000番台(宮ハエ)と極力仕様が合わせられるようにしており(電動車と付随車の連結位置やダブルパンタグラフの位置はE233系7000番台と同一とした)、ドアエンジンの相違(12000系はラックオピニオン式、E233系7000番台はリニアモーター式)や半自動ドアスイッチ(個別ドアスイッチ)の有無はあるものの、11000系・12000系とE233系は『兄弟』のような感じですね。

【直通運転開始へ】東京地下鉄丸ノ内線支線方南町(Mb-03)で6両編成列車の開通記念式典開催

2019年7月4日、東京地下鉄丸ノ内線支線の方南町(Mb-03)にて6両編成列車の開通記念式典が開催され、中野検車区所属の2000系2101Fが『77 臨時』表示で方南町に初めて入線しました。
▲丸ノ内線支線方南町を発車する1番列車(77運用の臨時列車)として同駅に初入線した2000系2101F。02系6両編成・2000系のなかで2101Fがトップを切る形となった。翌5日からはダイヤ改正が行われ、支線の6両編成列車が日中時間帯以降でも日常的な光景となるが、日中の新宿(M-08)発着の列車は4日で見納めとなる。

支線では3両編成と6両編成が混在するため(ただし中野坂上[M-06]~中野富士見町[Mb-04]間はもとから出庫を兼ねた6両編成の営業列車がある)、方南町から乗車する際には発車標に表示される両数と行先に注意が必要です。またこれまで池袋(M-25)方面からの新宿発着列車が日中時間帯以降(終電間際を除く)では見納めとなり、02系6両編成および2000系で『方南町』の行先が見られることになります。なお支線向けに配置されている02系3両編成についてはダイヤ改正後も運用は続けていくようです。

2019年7月3日

【今年度3本目】相模鉄道12000系12104Fが総合車両製作所横浜事業所を出場、甲種輸送される

2019年7月2日、総合車両製作所横浜事業所で製造された相模鉄道12000系12104F(『ID-94』)が出場し、かしわ台車両センターまで甲種輸送されています。同日は10両が相模貨物ターミナルまでとなり、それ以降は5両ずつに分割して輸送され、かしわ台車両センターへ納入される予定です。
▲12000系は順調に数を増やし、ついに4編成目の12104Fが出場。あと2編成が増備される予定である。12101F・12102F・12103Fはすでに営業運転に投入されているが、常に2編成以上が運用されているわけではない。

今年度の相模鉄道の鉄道事業設備投資計画においては12000系5編成を増備することを発表しており、今年度は12102F・12103Fに続いて3本目の増備となります(12101Fは昨年度製造の扱い)。自社線内では5両ずつに分けて甲種輸送され、最初に横浜(SO-01)寄りのクハ12104+モハ12204+モハ12304+モハ12404+モハ12504、そのあと海老名(SO-18)寄りのサハ12604+サハ12704+モハ12804+モハ12904+クハ12004が順番にかしわ台車両センターへ納入されるようです。

【12000系編成表】
※左側が横浜寄り、青色は営業運転に投入済み、赤色が新規に甲種輸送された車両
クハ12101+モハ12201+モハ12301+モハ12401+モハ12501+サハ12601+サハ12701+モハ12801+モハ12901+クハ12001
クハ12102+モハ12202+モハ12302+モハ12402+モハ12502+サハ12602+サハ12702+モハ12802+モハ12902+クハ12002
クハ12103+モハ12203+モハ12303+モハ12403+モハ12503+サハ12603+サハ12703+モハ12803+モハ12903+クハ12003
クハ12104+モハ12204+モハ12304+モハ12404+モハ12504+サハ12604+サハ12704+モハ12804+モハ12904+クハ12004
クハ12105+モハ12205+モハ12305+モハ12405+モハ12505+サハ12605+サハ12705+モハ12805+モハ12905+クハ12005
クハ12106+モハ12206+モハ12306+モハ12406+モハ12506+サハ12606+サハ12706+モハ12806+モハ12906+クハ12006

2019年7月2日

【速報・更新工事施工へ】小田急電鉄ロマンスカー『EXE』30000形30056Fが日本車両製造豊川製作所へ入場

2019年7月2日に、小田急電鉄ロマンスカー『EXE』30000形30056F(新宿[OH01]寄りからクハ30056+デハ30006+デハ30106+クハ30156)が日本車両製造豊川製作所に入場するため、海老名検車区からの甲種輸送が行われました。小田原線内は1000形1251F(6両固定編成)が同日未明に新松田(OH41)まで牽引しました。
▲リニューアル更新工事のため日本車両製造豊川製作所に入場したロマンスカー『EXE』30000形30056F(写真手前の4両)。2019年6月に大野総合車両所にて重要部検査を受けた『EXE』30055F+30255Fを飛ばし、その次の30056F+30256Fが今年度分のリニューアル更新工事(すなわち『EXEα』化)の対象として選ばれたものと思われる。
▲2018年度にリニューアル更新工事を受けて『EXEα』となった30054F+30254F。

2019年7月1日の朝の時点で海老名検車区東側の29番構内留置線にて1000形1251Fと連結されたロマンスカー『EXE』30000形30056Fの姿を確認しており(さらにはクハ30056のスカート一部撤去と反射板の設置を確認)、今回入場した30056Fはリニューアル更新工事(『EXEα』化)を受けるものと思われます。同形式は就役20年を迎えた2016年度から日本車両製造豊川製作所でリニューアル更新工事が進められ、2016年度は30051F+30251F、2017年度は30052F+30252F、2018年度は30054F+30254Fが『EXE』から『EXEα』に姿を変えました。今年度も事業計画においても『EXE』のリニューアルが継続されるため動向が注目されていました。本来であれば番号順で考えると30055F+30255Fがリニューアル対象の候補と思われていましたが、2019年6月に30055F+30255Fが大野総合車両所で重要部検査を通して出場したために今年度分の対象から外れ、その次の30056F+30256Fが対象になったものと思われます。リニューアル出場後には大野総合車両所にて重要部検査も行われる動きですね。


ちなみにこの30056F+30256Fは入場先の日本車両製造豊川製作所ではなく川崎重工業兵庫工場で製造された編成であり、川崎重工業兵庫工場で製造された編成がリニューアル(『EXEα』化)工事に入るのは初めてではないでしょうか。

【ロマンスカー『EXE/EXEα』30000形電車 在籍状況】 ※2019年7月2日現在
《EXE》 3編成
30053F+30253F30055F+30255F30057F+30257F
《EXEα》 3編成
30051F+30251F30052F+30252F30054F+30254F
《EXE→EXEα(入場中)》 1編成
30056F+30256F
※30256Fについても日本車両製造豊川製作所に入場予定


【製造先銘板(リニューアル前)】
30051F+30251F・・・日本車両製造豊川製作所
30052F+30252F・・・日本車両製造豊川製作所
30053F+30253F・・・日本車両製造豊川製作所
30054F+30254F・・・日本車両製造豊川製作所
30055F+30255F・・・日本車両製造豊川製作所
30056F+30256F・・・川崎重工業兵庫工場
30057F+30257F・・・川崎重工業兵庫工場

【製造先銘板(リニューアル後)】
30051F+30251F・・・日本車両製造豊川製作所(2016年)
30052F+30252F・・・日本車両製造豊川製作所(2017年)
30053F+30253F・・・???????????
30054F+30254F・・・日本車両製造豊川製作所(2018年)
30055F+30255F・・・???????????
30056F+30256F・・・日本車両製造豊川製作所(2019年)
30057F+30257F・・・???????????

【リニューアル更新工事の動き】
《2016年度》・・・30051F+30251F 《2017年度》・・・30052F+30252F
《2018年度》・・・30054F+30254F 《2019年度》・・・30056F+30256F

【EXEからEXEαへのリニューアルに伴う編成組成】
《リニューアル前》
クハ30056+デハ30006+デハ30106+クハ30156+クハ30256+デハ30206+サハ30356+サハ30456+デハ30506+クハ30556
《リニューアル後》
クハ30056+デハ30006+デハ30106+クハ30156+クハ30256+デハ30206+サハ30356+デハ30406+デハ30506+クハ30556

2019年7月1日

【付随車2両抜き】東京急行電鉄3020系3122Fが6両編成で試運転

2019年6月27日と28日に、東京急行電鉄元住吉検車区に配置される3020系3122F(8両編成:クハ3122+デハ3222+デハ3322+サハ3422+サハ3522+デハ3622+デハ3722+クハ3822)のうち、サハ3422とサハ3522を抜いた6両編成が田園都市線内で試運転を実施しました。
▲中間付随車2両を抜き取り、6両編成で試運転を行った3020系。今秋の営業運転投入に向けた動きと思われる。付随車は当面長津田検車区に留置ということになりそうだ。

3020系は新製当初から8両編成(比率4M4T)で出場しており、今秋から6両編成で暫定的に投入するようです。営業運転を開始するときには付随車を組み込まないクハ3120+デハ3220+デハ3320+デハ3620+デハ3720+クハ3820の比率4M2Tの組成で投入される見通しです。中間付随車は2両3編成分(6両)あるので、これらの付随車は当面運用されずに長津田検車区で留置ということになりそうですね。