2019年7月16日

【一部詳細決定!!】相模鉄道が2019年11月30日実施のダイヤ改正および種別追加などの一部概要を発表

2019年7月16日、相模鉄道が2019年11月30日に新横浜線(西谷[SO-08]~羽沢横浜国大[SO-51]間)の開業および同線を介した東日本旅客鉄道埼京線との相互直通運転の開始に伴うダイヤ改正の一部概要を発表しました(平日は12月2日)。なお今回の改正で停車駅の変更と種別の追加設定があり、具体的な運転計画は決まり次第発表されるとのことです。
▲相模鉄道では12000系が新横浜線を介して東日本旅客鉄道埼京線方面に直通する。朝の通勤時間帯には一部列車が新宿(JA-11)を超えて大宮(JA-26)方面に直通するが、それ以外は新宿折り返しになることが予想される。
▲東日本旅客鉄道では乗り入れ対応の施工を施されたE233系7000番台(宮ハエ)が新横浜線を介して相模鉄道本線に直通する。同系列で『海老名(SO-18)』の行先が見られるだろう。個人的には西谷折り返し列車の設定があるのかどうか気になるところ。

相模鉄道本線・新横浜線と東日本旅客鉄道埼京線の相互直通運転は海老名~西谷~羽沢横浜国大~武蔵小杉(JO-15, JS-15)~大崎(JA-08, JS-17)~新宿間となり、朝の通勤時間帯は新宿を超えて大宮方面へ直通します。それ以外は新宿発着になるものと思われます。海老名~新宿間は私の地元路線である小田急電鉄小田原線(急行・快速急行)と競合しますが、どちらか片方が不通となった場合は振替路線(代替路線)にもなります。なおいずみ野線と新横浜線方面の直通運転はありません。終日の運転本数は46往復(92本)朝の通勤時間帯は1時間に4本、それ以外は1時間に2~3本ということで、日中時間帯以降は約20分~30分に1本の運転間隔となります。直通する種別は『各駅停車』と『特急』であり、後者は本線と新横浜線の分岐点である西谷に停車するようになります(詳細は後述)。
▲現行の『特急』の停車駅は海老名・大和(SO-14)・二俣川(SO-10)・横浜(SO-01)、湘南台(SO-37)・いずみ野(SO-34)・二俣川・横浜のみだが、新たに本線と新横浜線との分岐点である西谷が停車駅に加わる(さらには『快速』も西谷が停車駅に加わる)。ただし本線の『急行』は従来通り通過となる。そのため西谷は特急や快速が停車するが急行が停車しない、千鳥停車が発生する。新横浜線方面に向かわれる際には急行』だけには乗車しないでいただきたい
▲平日朝の通勤ラッシュ時間帯に『各駅停車』のみ運転されているいずみ野線に朗報だ。今回の改正で新種別が登場する。通常の特急停車駅に鶴ヶ峰(SO-09)・西谷を加えた『通勤特急』、いずみ野線内各駅と鶴ヶ峰・西谷に停車する『通勤急行』が加わる。なお後者の『通勤急行』は海老名発着の本線系統でも運転され、こちらは急行停車駅に鶴ヶ峰・西谷を加えた停車駅となる。

相模鉄道本線・新横浜線と東日本旅客鉄道埼京線の相互直通運転の開始に伴う新横浜線開業および羽沢横浜国大(直通の『各駅停車』と『特急』が停車)の開業に伴って停車駅の変更や種別の追加が行われる予定で、新たに『特急』と『快速』の停車駅に西谷(『特急』は本線系統と新横浜線直通列車の両方)、いずみ野線の朝ラッシュ時間帯の優等種別として『通勤特急』(特急』よりも下位)・『通勤急行』(急行』よりも下位)が新設され、『通勤急行』は本線系統でも新たに設定され、停車駅はいずみ野線内各駅・本線二俣川以西各駅、鶴ヶ峰・西谷と横浜となります。さらには海老名発の新横浜線直通の『特急』と湘南台発の『通勤特急』を二俣川で接続し(※急急接続)、湘南台からの都心方面へのアクセス向上につながります。ただしこの場合には、湘南台から新宿へ向かうときと海老名から横浜へ向かうときは必ず乗り継ぎが必要になりますので十分注意してください。

通勤特急・通勤急行の停車駅となる鶴ヶ峰、特急・通勤特急・通勤急行・快速の停車駅となる西谷の各駅では千鳥停車が発生し、前者は特急と急行、後者は急行のみが通過します。11月30日以降は種別と停車駅の変化に十分ご注意ください。個人的には横浜~湘南台間を運転する『特急』が『新ダイヤの停車駅一覧』になかったことから、いずみ野線の『特急』は消滅してしまう(本線系統のみになる)のでしょうか。

ちなみに相模鉄道本線・新横浜線には初めて他社車両、東日本旅客鉄道E233系7000番台が直通します。基本的には新宿~武蔵小杉~西谷~海老名間での運用ですが、ダイヤが乱れた場合は同系列が西谷以東の本線と横浜に入線、なんてことがあり得るでしょうね。本来は11000系も直通を予定していたようですが、保安装置改修などの点から変更となり、今後も本線系統・いずみ野線系統での運用となりそうですね。

【2019年11月30日以降の運転種別】 ※特急が最上位です
特急(新横浜線直通を含む)・通勤特急急行通勤急行快速各停(新横浜線直通を含む)