2021年11月29日

【94S表示で最後の自走】東京地下鉄7000系7129F(8両固定編成)が和光検車区新木場分室に自走回送される

2021年11月29日、東京地下鉄和光検車区所属の7000系7129F(8両固定編成)が列車番号94Sで所属先の和光検車区から同新木場分室に自走回送されました。廃車除籍処分になるものと思われ、残る7000系8両固定編成は8編成(64両)となります。
▲列車番号94Sで帰らぬ旅に出た7000系7129F。これで7000系8両固定編成は8編成となり17000系8両固定編成の在籍数(9編成)が上回ることになった。
▲10月29日で運用を離脱した7000系7101Fは和光検車区新木場分室構内で副都心線対応改造前の黄色い帯と営団マークに戻されていることから、6000系6102Fと同様に保存される可能性がある。

7000系8両固定編成は7129Fの廃車除籍処分で残り8両8編成の合計64両となります。これにより17000系8両固定編成の在籍数が7000系を上回り、現段階で営業運転に入っていない編成も含まれますが10000系に次ぐ主力車両となりました。一方の7000系7101Fは和光検車区新木場分室に入ったまま動きが注目されていましたが、登場当初の黄色の帯と営団マークに戻されていることから、6000系6102Fとともに保存されるものと思われます。

【7000系の在籍両数】 合計64両
《内訳》  8両固定編成…8編成
《編成》  8両固定編成…7116F・7119F・7120F・7130F・
            7131F・7132F・7133F・7134F
※10両固定編成の7101Fは保存されるものと思われるが在籍両数には含まない。

【17000系の在籍両数】 合計132両
《内訳》  8両固定編成…  9編成 10両固定編成…6編成
《編成》  8両固定編成…17181F・17182F・17183F・17184F・17185F・17186F・
            17187F・17188F・17189F
    10両固定編成…17101F・17102F・17103F・17104F・17105F・17106F

【ドアエンジン変わった】東京都交通局10-300形10-650F(6次車10両固定編成)が営業運転に投入される

2021年11月28日の土曜休日31T運用より、総合車両製作所横浜事業所で製造された東京都交通局大島車両検修場所属の10-300形10-650F(6次車10両固定編成)が新宿線および直通先の京王電鉄本線(新線を含む)での営業運転を開始しました。
▲約4年ぶりに増備された10-300形の10-650Fは基本的に5次車に準じた仕様だが、車椅子やベビーカーなどが利用できるフリースペースの全車両設置や車内防犯カメラなど一部仕様が変更されている。またドアエンジンがスクリュー式からラック式に変更された。
▲10-300形8両固定編成は6次車の10両固定編成に置き換えられる。現在の8両固定編成には小さく『8 CARS』と書かれたステッカーが貼付されている。まだまだ使える車両だと思っていたが、結局は制御装置を更新せず廃車にするということなのだろうか。

基本ベースは同形式5次車に準じたものですが、異なる仕様としてはフリースペースの全車両設置、弱冷房車ステッカーの変更、旅客用扉が開いているときの誘導音の追加(音量は小さいが東武鉄道70000系列とほぼ同じ音程です)、ドアエンジンのスクリュー式からラック式への変更などが挙げられます。車内防犯カメラは車内LCD式旅客案内表示器の右側に搭載されているタイプではなく既存車の準備工事の時と同様に車内の天井に取り付けるタイプのもののようですね。このタイプが8編成導入されるということは、10-650Fがその6次車のトップですので、10-650F・10-660Fが登場していることを踏まえて、この先は10-670F・10-680F・10-690F・10-700F・10-710F・10-720Fが登場するものとみられます。

2021年11月28日

【600番台の大半とほぼ同期】東日本旅客鉄道相模線の205系500番台の運用離脱、進む

2021年11月26日の461F列車(平日61F運用・橋0550←茅0459)より、東日本旅客鉄道相模線向けのE131系500番台横コツG-07編成(クモハE131-507以下4両)、27日の477F列車(土曜休日77F運用・橋0550←茅0459)より横コツG-02編成(クモハE131-502以下4両)がそれぞれ営業運転を開始したことにより、205系500番台の運用離脱が相次いでいます。
▲最初に定期運用を離脱したのは205系500番台横コツR3編成。編成番号がラミネート加工のものに最初に変更された編成である。
▲噂では205系500番台横コツR4編成・横コツR5編成・横コツR7編成が営業運転を離脱したという情報もある。これを機に次々と廃車除籍が進んでいくのだろうか。
▲相模線開業100周年記念ヘッドマークを掲出中の205系500番台横コツR1編成。よく見ると編成番号札が再度変更されているのが分かる。あのラミネートでありながら編成番号札に近いオリジナル仕様は貴重だったということだ。

18日から25日まではトップナンバーの横コツG-01編成(クモハE131-501以下4両)のみで孤軍奮闘していましたが、26日から横コツG-07編成が営業運転に投入されたことで相模線内でもE131系同士が営業運転で並ぶようになりました。今後は逆に205系500番台同士の交換も貴重になりそうです。これで営業運転を続けている205系500番台はおそらく実質9編成になるかと思いますが、一気に運用離脱が進むとなると、同系列の廃車解体による配給輸送は2編成ずつということがあり得ますね。半自動ドアスイッチが設置されていることから205系3000番台の一部編成のように富士急行に譲渡という可能性もあり得そうですが、基本的には廃車解体ではないかと予想しています。

そういえば205系500番台横コツR1編成の編成番号札ですが、ヘッドマーク掲出時は他編成とは異なるタイプのラミネートの特製編成番号札となっていましたが、他編成と同じタイプのものに再度変更されていたようですね。あの期間限定のラミネートの編成番号札を記録できたのは大きいですね。

【205系500番台の在籍状況】※離脱中はあくまで参考数字。2021年11月28日時点
《在籍数》13編成
《運用中》9編成(R1・R2・R6・R8・R9・R10・R11・R12・R13)
《離脱中》4編成(R3・R4・R5・R7)
【E131系500番台の在籍状況】
《在籍数》9編成
《運用中》3編成(G-01・G-02・G-07)
《運用前》6編成(G-03・G-04・G-05・G-06・G-08・G-09)

【2年越しの運転へ】小田急電鉄が2021年~2022年の年末年始の運転計画を発表

2021年11月26日、小田急電鉄が2021年12月30日から2022年1月3日までの年末年始運転計画を発表しました。この期間中は土曜休日ダイヤでの運転となりますのでご留意ください。
▲ロマンスカー“VSE”50000形を使用する『ニューイヤーエクスプレス』。2021年1月ではその列車に“GSE”70000形が使用される予定だったが新型コロナウィルスの感染者増加に伴って運転取りやめとなったことがある。

新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点から2021年12月31日から2022年1月1日の終夜運転は一切ありませんので注意してください。ただし1月1日は新宿(OH01)始発片瀬江ノ島(OE16)行き臨時特急『ニューイヤーエクスプレス』が1本設定され、ロマンスカー“VSE”50000形(50001F・50002Fのいずれか)が充当されます。また江ノ島線の臨時各駅停車(上下1本ずつ)が設定され、こちらは6両固定編成が充当されます。このうち上りの臨時各駅停車については藤沢(OE13)始発列車(同駅出庫列車)である5106レ(土曜休日A38運用)の延長と思われます。このため1月1日に土曜休日A38運用になる編成が充当されることとなりそうでしょうか。ニューイヤーエクスプレスの特急券は12月1日から発売となりますが、充当形式の“VSE”には4人1組のコンパートメントである『サルーン席』(4人分の特急料金がかかります)が設けられています。

ちなみに2021年は新型コロナウィルスの影響で干支のヘッドマーク掲出を見送ったため、2022年の干支である寅年のヘッドマークは2年連続で掲出見送りとなるのでしょうか。

【臨時特急ニューイヤーエクスプレス】(0801レ)
江0605←藤0559←和0537←大0528←町0524←百0514←成0504←宿0450
使用車両…ロマンスカー“VSE”50000形 ※サルーン席あり

【江ノ島線臨時各駅停車】※列車番号・運用番号は一部予想です
大野総合車両所出庫、町田(OH27)まで回送
江0519←町0430 8101レ(臨A38)
江0528→藤0535 8102レ(臨A38)→5106レ(A38)のスジへ

2021年11月27日

【1701編成以来の除籍へ】京浜急行電鉄1500形1509編成がファインテック久里浜事業所に自走回送される

2021年11月25日、京浜急行電鉄本線・大師線などで活躍していた1500形1509編成(浦賀(KK-64)・三崎口(KK-72)寄りからデハ1509+デハ1510+デハ1511+デハ1512)が『モーニングウィング3号』充当予定の新1000形1800番台1891編成を同伴しファインテック久里浜事業所に回送されました。
▲1500形では5編成(20両)が鋼製車両であるが、そのうちの1509編成が26日のモーニング・ウィング3号に充当予定の新1000形1800番台転換クロスシート車を伴い、久里浜事業所に自走回送された。1509編成は廃車除籍になるものと思われる。
▲大師線川崎大師(KK-23)で並ぶ1500形鋼製車両(写真右がファインテック久里浜事業所に回送された1509編成)。京急本線の普通列車運用よりも大師線運用のイメージが強かった。

この編成は1985年に製造された1500形の普通鋼製車両であり、京急本線の普通列車のほか、大師線での往復運用がメインとなっていました。新1000形1800番台1893編成が総合車両製作所横浜事業所から新製出場したこともあり、1500形1509編成は廃車除籍処分になるものと思われます。1500形では最初の鋼製車両(20両)のみVVVFインバータ制御ではないことから、新1000形1800番台の転換クロスシート車で1500形を置き換える狙いがあるものと思われます。1500形の廃車除籍処分は脱線事故で廃車となった1701編成(8両固定編成)以来で約9年ぶりのこととなりますが、1500形普通鋼製車両の廃車は初めてのことではないでしょうか。

【永遠のお別れに】小田急電鉄1000形1051F(4両固定編成)のデハ1101・クハ1151が陸送される

2021年11月7日の特別団体専用列車で運用を終え、10日に廃車除籍処分となった小田急電鉄1000形1051F(4両固定編成)のクハ1051・デハ1001が25日に車体を分割され大野総合車両所から北館林荷扱所へ向けて陸送されました。
▲1000形4両固定編成トップナンバーの1051Fの下り方2両、デハ1101・クハ1151が大野総合車両所から旅立つ。車番やロゴマーク、前照灯が撤去されていた。

1000形1051Fの解体に伴う搬出陸送は廃車除籍処分が確定した1756Fや車番のみが隠されて休車中の1062Fよりも先となりました。クハ1151はスカート部分に穴があるクヤ31形連結対応の車両でしたね。1000形4両固定編成の非リニューアル車両はレーティッシュカラーの1058F・1061Fということで、動きが注目されます。6両固定編成はワイドドア車の1754Fを含む全編成でA運用専任となっていて、同形式ワイドドア車が消滅したあとの1251F・1253F・1254Fの今後が気になります。

最初の発表当時はワイドドア車6編成以外の全車両へのリニューアルを想定していたものの、5000形の導入で計画変更となり、1065Fのリニューアル以降は元1081Fの付随車以外の6両を皮切りに廃車除籍も進み、1000形のリニューアル更新工事は10両固定編成の1092Fで最後になるのでは…ともされています。いまや既存車両を改造して延命するよりも新製車両で置き換えることで予算を抑えられる時代ですから、複雑な気持ちにもなりますね。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2021年11月26日現在 合計130両/全体196両(リニューアル中を含む)
青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(非リニューアル)、灰色…廃車予想
 緑色…リニューアル更新工事施工

*4両固定編成…9編成(36両、非リニューアル車両のレーティッシュ8両)
内訳…1057F1058F1061F1063F1064F1065F1066F1067F1069F

*6両固定編成…4編成(24両、ワイドドア6両)
内訳…1251F1253F1254F
1754F

*10両固定編成…7編成(70両、リニューアル60両、大規模改造30両)
内訳…1091F1092F1093F1094F1095F1096F1097F
※1095F以降は4両固定編成と6両固定編成を改造(1097Fは元1081Fの付随車も活用)。

*リニューアル更新工事中…10両
内訳…1092F

*休車中…4両
内訳…1062F

*廃車確定済…62両 ※搬出予定車両を含む、赤色…レーティッシュ
内訳
【編成単位で廃車】 合計54両
1051F(クハ1051・デハ1001・デハ1101・クハ1151)
1053F(クハ1053・デハ1003・デハ1103・クハ1153)
1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)
1059F(クハ1059・デハ1009・デハ1109・クハ1159)
1060F(クハ1060・デハ1010・デハ1110・クハ1160)
1068F(クハ1068・デハ1018・デハ1118・クハ1168)
1751F(クハ1751・デハ1701・デハ1801・サハ1851・デハ1901・クハ1951)
1752F(クハ1752・デハ1702・デハ1802・サハ1852・デハ1901・クハ1952)
1753F(クハ1753・デハ1703・デハ1803・サハ1853・デハ1903・クハ1953)
1755F(クハ1755・デハ1705・デハ1805・サハ1855・デハ1905・クハ1955)
1756F(クハ1756・デハ1706・デハ1806・サハ1856・デハ1906・クハ1956)

【車両単体で廃車】 合計8両
元クハ1155(元1055F)・元クハ1255(元1255F)
元クハ1081・元デハ1031・元デハ1131・元デハ1331・元デハ1431・元クハ1481(元1081F)

2021年11月26日

【朝の超激レア珍事件】小田急電鉄1000形1066F+1069Fが『通勤準急 新宿(OH01)』でまさかの代走

2021年11月25日、小田急電鉄1000形リニューアル車両の4両+4両の8両編成が通常では充当されない『通勤準急』に入り、『通勤準急 新宿(OH01)』行きとして代走しました。本来ならば東京地下鉄千代田線とその先の東日本旅客鉄道常磐緩行線に直通する列車です。
▲1000形リニューアル車のブツ8がまさかの通勤準急を代走。4000形以外での充当であるため新宿行きとなった。なお『通勤準急』は新宿発着列車での設定は一切ないが、表示自体はすべての通勤形車両で用意されているようだ。

この日は海老名検車区を出庫する海老名(OH32)始発の4320レ(平日C22運用)に綾瀬検車区の16000系16125Fが充当されるはずだったようですが(所定では4000形の定期固定運用)、23日あたりで海老名検車区に入庫後に何らかの事象が起こって車両故障を起こしたためか、まさかの1000形1066F+1069Fにより代走で充当される形となりました。これは前日までに車両故障が判明したことを踏まえて、その影響をなるべく最小限とするためか、24日までに組まれていた1000形1063F+1069Fを解放(なお1063Fは3000形3次車以降の6両固定編成と組まれることになる)、1066F+1069Fの組み合わせに変更したうえで、海老名検車区に臨時回送させたことでそれを補ったようです。このため日中時間帯に16000系16125Fが海老名検車区に留置されたままとなっていたようです。

ちなみにこれとは別になりますが、1000形1095Fの検査施工や8000形6両固定編成の検査施工などにより車両不足が生じていることから、海老名検車区入出庫のE62運用がB11運用相当の車両が充当されており、8両編成が代走する事態となっています。

【600両を切る】東日本旅客鉄道E217系横クラY-124編成・横クラY-127編成が長野総合車両センターに配給輸送される

2021年11月25日、東日本旅客鉄道鎌倉車両センター所属のE217系横クラY-124編成(クハE217-2024以下4両)と横クラY-127編成(クハE217-2027以下4両)がEF64形1032号機に牽引され、所属先から長野総合車両センターへ配給輸送されました。ドアステッカーがないため廃車解体処分と思われます。
▲E217系横クラY-124編成が帰らぬ旅へ。これで同系列の在籍両数はついに600両を切っているが、E235系1000番台の導入数はいまだに3分の1程度の13編成であるため、相変わらず横須賀線および総武快速線の主力車両である。
▲E217系横クラY-127編成が帰らぬ旅へ。11月22日の時点で鎌倉車両センター構内にドアステッカーがすべて撤去された状態で留置されていた。この時点で廃車を見越していたか。

これで付属編成は12編成目の廃車(残り34編成)となりました。付属編成は次の2編成の廃車でE235系1000番台の付属編成の在籍数とほぼ同じ数の廃車となりますが、基本編成はいまだに基本編成全体の約7分の1の9編成の廃車にとどまっています。これで残るE217系は11両42編成(462両)と4両34編成(136両)の合計598両となります。全体の在籍両数は600両を切りましたが、それでも相変わらずの主力車両です。

【E217系の在籍状況】※2021年11月26日現在
 基本編成(11両)…42編成(±0) 付属編成(4両)…34編成(−2)
 廃車除籍(11両)…  9編成(±0) 廃車除籍(4両)…12編成(+2)
【E235系1000番台の在籍状況】※2021年11月26日現在
 基本編成(11両)…13編成(±0) 付属編成(4両)…13編成(±0)

2021年11月23日

本日の小田急電鉄小田原線撮影SP ~2021.11.23 ロマンスカーミュージアム初入館!~

2021年11月23日は小田急電鉄小田原線を撮影…、ではありませんが、今回は自身で初めてロマンスカーミュージアムに入館するチャンスを頂いたので、その様子を簡単に報告したいと思います。いまだにロマンスカーミュージアムへ行ったことがない方はこの記事をご覧いただき、訪問時の参考にしていただきたいと思っています。

ロマンスカーミュージアムは開館当初新型コロナウィルスの感染拡大の影響から予約サイトでの事前入館予約が必要で、そのうえでチケットを館内で購入する形がとられていましたが、現在ではその状況が落ち着いていることから、基本的には事前予約を推奨していますが、予約に空きがある場合はチケット購入前に代表者氏名や居住地など必要事項を記入したうえで当日入館ができます。開館日・休館日(臨時開館・臨時休館でも同様)や営業時間についてはロマンスカーミュージアムのホームページから『ご利用案内』を参照してください。なお今回は初めて夜の貸切営業を行うことから、それに応募してみたところ、たまたま当選しましたので、せっかくのチャンスということで家族全員で行くことにしました。

まずは伊勢原(OH36)から海老名(OH32)まで3000形3082Fの3064レ(土曜休日E42運用)で直行し、ららぽーと海老名で夕食を済ませた後に入館します。
出入口付近ではロマンスカー“GSE”70000形を模したモニュメントが出迎えました。受付で当選通知を提示して説明を受けました。
まずエスカレータを下りて最初に目に入るのがヒストリーシアターに展示された小田急電鉄の初代の通勤形電車であるモハ1形10号。私は搬入直前に海老名検車区構内の無架線地帯に留置されていた同車両を見かけたことがあったので、実にそれ以来の再会となります。ロマンスカーミュージアムには最初に搬入された車両です。
続いて目に入ったのはこの2階建て車両。2012年に引退したロマンスカー“RSE”20000形のものですね。このうち20001Fの4号車に連結されていたサハ20151が展示されています。
先頭車は7号車のデハ20001。保存当初は1号車のデハ20301も存在していましたが、保存車両縮小で解体されてしまいました。前面部と側面部のLED式愛称表示器が残されています。
こちらは“RSE”20000形とともに引退した“HiSE”10000形。10001Fのデハ10001のみが保存されています。なおこの車両とこのあと登場する“LSE”7000形は連接台車の関係で搬入時にはすでに廃車除籍処分となっている1000形1068Fに押される形がとられましたね。
側面部の愛称表示は『えのしま』となっていました。この形式は『ニューイヤーエクスプレス』で乗ったのが最後だったのを思い出しますねぇ。
この車両のみ、連接台車が見える状態で展示されていますのでそちらにも注目です。
こちらはロマンスカー“NSE”3100形3221Fの3両と“SE”3000形3021Fの3両です。いずれも一部中間車が保存車両縮小により解体されています。
極めつけはこの3車種の並びです!左からロマンスカー“SE”3000形3021F、ロマンスカー“NSE”3100形3221F(『えのしま』表示)、ロマンスカー“LSE”7000形7003F(デハ7003・『はこね』表示)の3車種です。白昼の時間帯であればなかなか難しいこの3ショット、夜の貸切ならではの1枚となりました。早速PCの表紙に使っております。

車内見学ができる車種もありましたが、今回は割愛させていただきます。ぜひあなたの目で実車の車内を見てみてください。
最後に出口専用のゲートを通り、カフェに抜けるのですが、カフェのカウンターにはなんとなんとロマンスカー“MSE”60000形で『はこね』系統の列車での運用時に実際に使用されていた専用車内販売ワゴンを発見。カフェのメニュー運搬に活用されているようです。ロマンスカー“MSE”60000形での車内販売時を彷彿とさせますね。ロマンスカー車内での車内販売が2021年3月ダイヤ改正で終了してしまったため、そのワゴンの今後がひそかに気になっていましたが、まさかロマンスカーミュージアム併設のカフェに活用されていたとは!思わぬ再会にこれは嬉しかったですね。
今回初めてのロマンスカーミュージアムでしたが、館長のお話も聞くことができましたし、引退した一部のロマンスカーとの思い出が尽きなかったですし、閉館までの約2時間の滞在があっという間に感じてしまいました。また機会があれば行ってみたいなぁ。

私はこのあと4000形4065Fの3067レ(土曜休日E27運用)で帰宅しました。乗ったことのある形式があればその思い出に浸ってみるのもいいかもしれませんね。

【今度は4両が伊豆半島へ】東日本旅客鉄道209系2000・2100番台元千マリC601編成の4両が伊豆急行譲渡へ

2021年11月19日、東日本旅客鉄道幕張車両センター所属だった209系2000・2100番台の元千マリC601編成(6両固定編成)のうち、モハ209-2101+モハ208-2101の電動車ユニットを抜いた4両がJRマークを消去し、連結器が交換された状態での留置が確認され、23日から24日にかけて伊豆急行譲渡に向けた甲種輸送列車が運転されています。
▲209系2000・2100番台がまた1本、房総半島から伊豆半島へ。6両編成のトップナンバーだった千マリC601編成のうち4両が伊豆急行に譲渡されることに。元千マリC609編成とは異なり、トイレのない電動車1ユニットが編成から抜き取られている

今回譲渡される4両は最後尾からクハ209-2101+モハ209-2102+モハ208-2102+クハ208-2101で構成され、モハ209-2101+モハ208-2101(元モハ209-51+元モハ208-51)が抜き取られていますので、譲渡編成から外れた2両は廃車解体処分になるものと思われます。もともとは当時の0番台宮ウラ25編成(クハ209-26以下10両)のうち付随車以外の車両から改造されていた編成です。輸送時はクハ208-2101が機関車次位であるため、改造前車番で伊豆急行線内基準でクハ208-2101が伊豆急下田(IZ-16)寄り、クハ209-2101が伊東(JT-26)・熱海(JT-21)寄りと思われます。伊豆高原電車区に配置される209系は合計10両となります。なおスカートの形状は変更されていませんが、いずれも固定編成での単独運用が見込まれます。

2021年11月22日

【5000形5059F導入で】小田急電鉄1000形1756F(ワイドドア6両固定編成)、廃車除籍処分へ

2021年11月22日、小田急電鉄大野総合車両所で休車状態で留置中の1000形1756F(ワイドドア車6両固定編成)の空調装置やパンタグラフの撤去などが開始されました。同編成は廃車除籍処分になるものと思われます。同編成は10月25日の5101レ5326レ(平日A20運用)が最終運用で、その翌日から休車状態となっていました。
▲1000形ワイドドア車ラストナンバーの1756Fが廃車除籍処分に。残るワイドドア車は1754Fとなった。4両固定編成は1051Fが先に搬出されている。
▲1000形ワイドドア車で最後まで残った1754F。大野総合車両所出庫時の相模大野(OH28)での脱線事故も経験した編成である。

1000形ワイドドア車の廃車除籍処分は5編成となり、同形式のワイドドア車は1754Fのみとなります。サハ1856は元先頭車改造の付随車で、奇数編成では下り方1番ドア、偶数編成では上り方4番ドアがワイドドアではありません。なお4両固定編成は11月7日の特別団体専用列車をもって運用を終え(1251Fとは解放済み)、8日早朝に大野総合車両所に臨時回送されたあと廃車除籍処分となり、上り方の2両が先に搬出されました。

一方の4両固定編成の非リニューアル車両はレーティッシュカラー2編成のみとなっており、1051Fの廃車で同形式4両固定編成のオリジナルの非リニューアル車両が消滅することになります。2009年から箱根登山鉄道運用に充当される1061Fと、2012年から箱根登山鉄道運用に充当されている1058Fの動向が注目されています。1051Fはもともとクヤ31形との定期検測運転の電源供給車として使用されていましたが、8000形8065F・8066Fに変更されたことでついにお役御免となった形です。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2021年11月22日現在 合計134両/全体196両(リニューアル中を含む)
青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(非リニューアル)、灰色…廃車予想
 紫色…箱根登山鉄道と兼用、緑色…リニューアル更新工事施工

*4両固定編成…9編成(36両、リニューアル28両、レーティッシュ8両)
内訳…1051F1057F1058F1061F1063F1064F1065F1066F1067F1069F

*6両固定編成…4編成(24両、ワイドドア6両)
内訳…1251F1253F1254F
1754F

*10両固定編成…7編成(70両、リニューアル60両、大規模改造30両)
内訳…1091F1092F1093F1094F1095F1096F1097F
※1095F以降は4両固定編成と6両固定編成を改造(1097Fは元1081Fの付随車も活用)。

*リニューアル更新工事中…10両
内訳…1092F

*休車中…4両
内訳…1062F

*廃車確定済…58両 ※搬出予定車両を含む、赤色…レーティッシュ
内訳
【編成単位で廃車】 合計50両
1053F(クハ1053・デハ1003・デハ1103・クハ1153)
1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)
1059F(クハ1059・デハ1009・デハ1109・クハ1159)
1060F(クハ1060・デハ1010・デハ1110・クハ1160)
1068F(クハ1068・デハ1018・デハ1118・クハ1168)
1751F(クハ1751・デハ1701・デハ1801・サハ1851・デハ1901・クハ1951)
1752F(クハ1752・デハ1702・デハ1802・サハ1852・デハ1901・クハ1952)
1753F(クハ1753・デハ1703・デハ1803・サハ1853・デハ1903・クハ1953)
1755F(クハ1755・デハ1705・デハ1805・サハ1855・デハ1905・クハ1955)
1756F(クハ1756・デハ1706・デハ1806・サハ1856・デハ1906・クハ1956)

【車両単体で廃車】 合計8両
元クハ1155(元1055F)・元クハ1255(元1255F)
元クハ1081・元デハ1031・元デハ1131・元デハ1331・元デハ1431・元クハ1481(元1081F)

2021年11月21日

【あのお座敷電車です】東日本旅客鉄道の数少ないジョイフルトレインの臨時快速列車を狙う

2021年11月20日は朝の用事を経て東日本旅客鉄道へ。横須賀線北鎌倉(JO-08,JS-08)にやって来ました。
E257系5500番台宮オオOM-51編成(元500番台千マリNB-08編成)。これは武蔵野線吉川美南(JM-19)始発となったホリデー快速鎌倉号(この区間では8723M列車)の折り返し回送です。使用車両も500番台波動輸送編成から5500番台へと交代しましたね。
E217系横クラY-6編成+横クラY-144編成。849S列車(土曜休日49運用)。しっかりE217系も記録します。E235系1000番台の増備は現時点で基本編成・付属編成ともに13編成で止まっていますが、E131系500番台(横コツ)・600番台(宮ヤマ)の投入が完了すれば増備の再開も予想されますので、記録はしっかり進めましょう。
485系高タカTG02編成。9771M列車。ここでの目的は臨時快速『お座敷鎌倉紅葉号』です。この列車には高崎車両センター所属の『華』が使用されています。この直前にE217系横クラY-16編成+横クラY-143編成の1040S列車(土曜休日41運用)が発車したため、ホームの上り方にいたら撮れなかったことでしょうね。

首都圏ではわずか2編成のみの存在となった485系ジョイフルトレイン。『ニューなのはな』(千マリG1編成)、『リゾートエクスプレスゆう』(水カツK30編成)、『宴』(高タカTG01編成)、『彩』(長ナノN201編成)が引退し廃車となり、東北では『ジパング』が引退しました。この『華』も『リゾートやまどり』も先は長くないはずです。

2021年11月19日

【さらば1051F】小田急電鉄1000形1051F(4両固定編成)のクハ1051・デハ1001が陸送される

2021年11月7日の特別団体専用列車で運用を終え、10日に廃車除籍処分となった小田急電鉄1000形1051F(4両固定編成)のクハ1051・デハ1001が18日に車体を分割され大野総合車両所から北館林荷扱所へ向けて陸送されました。
▲1000形4両固定編成トップナンバーの1051Fの上り方2両、クハ1051・デハ1001が大野総合車両所から旅立つ。車番やロゴマーク、前照灯が撤去されていた。

1000形1051Fの解体に伴う搬出陸送は10月下旬から休車中の1756Fや車番のみが隠されて休車中の1062Fよりも先となりました。4両固定編成ではレーティッシュカラーの1060F以来のこととなります。この編成はクヤ31形登場時にすでに廃車除籍処分となったワイドドア6両固定編成の1751F・1752Fとともにクヤ31形連結対応に改造され、先月まで定期検測運転の電源供給車に使用されていました。これにより1000形4両固定編成の非リニューアル車両はレーティッシュカラーの2本だけとなり、オリジナル塗装では消滅となります。このために現存する6両固定編成はワイドドア車を含め残る4編成が単独の6両編成のA運用専任となり、レーティッシュカラーとともに動向が注目されます。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2021年11月10日現在 合計130両/全体196両(リニューアル中を含む)
青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(非リニューアル)、灰色…廃車予想
 緑色…リニューアル更新工事施工

*4両固定編成…9編成(36両、リニューアル28両、レーティッシュ8両)
内訳…1057F1058F1061F1063F1064F1065F1066F1067F1069F

*6両固定編成…4編成(24両、ワイドドア6両)
内訳…1251F1253F1254F
1754F

*10両固定編成…7編成(70両、リニューアル60両、大規模改造30両)
内訳…1091F1092F1093F1094F1095F1096F1097F
※1095F以降は4両固定編成と6両固定編成を改造(1097Fは元1081Fの付随車も活用)。

*リニューアル更新工事中…10両
内訳…1092F

*休車中…4両
内訳…1062F

*廃車確定済…62両 ※搬出予定車両を含む、赤色…レーティッシュ
内訳
【編成単位で廃車】 合計54両
1051F(クハ1051・デハ1001・デハ1101・クハ1151)
1053F(クハ1053・デハ1003・デハ1103・クハ1153)
1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)
1059F(クハ1059・デハ1009・デハ1109・クハ1159)
1060F(クハ1060・デハ1010・デハ1110・クハ1160)
1068F(クハ1068・デハ1018・デハ1118・クハ1168)
1751F(クハ1751・デハ1701・デハ1801・サハ1851・デハ1901・クハ1951)
1752F(クハ1752・デハ1702・デハ1802・サハ1852・デハ1901・クハ1952)
1753F(クハ1753・デハ1703・デハ1803・サハ1853・デハ1903・クハ1953)
1755F(クハ1755・デハ1705・デハ1805・サハ1855・デハ1905・クハ1955)
1756F(クハ1756・デハ1706・デハ1806・サハ1856・デハ1906・クハ1956)

【車両単体で廃車】 合計8両
元クハ1155(元1055F)・元クハ1255(元1255F)
元クハ1081・元デハ1031・元デハ1131・元デハ1331・元デハ1431・元クハ1481(元1081F)

2021年11月18日

【相模線の歴史を刻む新顔】東日本旅客鉄道E131系500番台(横コツ)が営業運転を開始

2021年11月18日の1677F列車(平日77F運用・橋1740←茅1634)より、東日本旅客鉄道相模線向け新型車両E131系500番台(横コツ)が営業運転を開始しました。同系列は乗り入れ先の横浜線橋本(JH-28)~八王子(JH-32)間でも運用される予定です。
▲E131系500番台がついに相模線で始動。1991年に相模線が電化されておよそ30年間使用されている205系500番台をすべて置き換える予定だ。E131系に統一されるとワンマン運転導入も視野に入るか。
▲いよいよ本格的な置き換え開始となる205系500番台。新型車両E131系が電化開業時から使用されてきた205系を置き換えていくが、E131系の投入数が1編成分少ないため、動向が注目される。

この運用は午前中の時点で205系500番台横コツR13編成が充当されていたことから、再出庫の際に入れ替わる形で営業運転を開始した形になります。最初の運用には横コツG-01編成(クモハE131-501以下4両)が充当されました。E131系500番台は相模線で将来的に導入が予定されている車掌が乗務しないワンマン運転に対応する車両であり、2022年3月のダイヤ改正で相模線でのワンマン運転開始が予想されます。現段階で出場はしていませんが最後の2編成は線路モニタリング搭載車両になります。営業運転開始前には東海道貨物線での性能確認試運転(試9830M列車試9835M列車)や相模線内での試運転(試1091F列車試1190F列車)を実施していました。205系の廃車に伴う配給輸送列車の始発は国府津車両センターからになるものと思われますが、1編成ずつなのか、2編成まとめて(8両)になるのかが注目されますね。この区分番台には半自動ドアスイッチが設置されていることから転用の可能性はあり得そうですが、一体どうなるのやら。

【相模線車両在籍状況】2021年11月18日現在
《205系500番台》13編成
 R1・R2・R3・R4・R5・R6・R7・R8・R9・R10・R11・R12・R13
《E131系500番台》9編成
 G-01・G-02・G-03・G-04・G-05・G-06・G-07・G-08・G-09

ちなみに本日は平日77F運用ということで、相模線の下り最終列車に充当される予定です。橋本までの運転となるので、同駅到着後は橋本留置となり、平日73F運用・平日75F運用・平日79F運用のいずれかに繋がるものと予想されます。ただ基本的には何らかの事情がない限りは順当に流れると思いますので、19日は順当に平日79F運用ではないかと事前に推測しておいてください。

【アレを搭載した編成】東日本旅客鉄道E217系横クラY-50編成が長野総合車両センターに配給輸送される

2021年11月17日、東日本旅客鉄道鎌倉車両センター所属のE217系横クラY-50編成(クハE217-50以下11両)がEF64形1032号機に牽引され、所属先から長野総合車両センターへ配給輸送されました。廃車解体処分と思われます。
▲E217系で10号車サハE217-50に線路モニタリング装置を搭載していた横クラY-50編成がついに旅立った。なおE235系1000番台では横クラF-13編成の8号車サハE235-1013に線路モニタリング装置が新製当初より搭載されており、その役割を引き継いでいるようだ。

これで基本編成は9編成目の廃車(残り42編成)となりました。この編成は10号車サハE217-50に郡山総合車両センターで設置された線路モニタリング装置を搭載していました。同編成の代替として導入されたE235系1000番台では横クラF-13編成の8号車サハE235-1013に線路モニタリング装置が新製当初から搭載されており、その役割が引き継がれています。これで残るE217系は11両42編成(462両)と4両36編成(144両)の合計606両となります。次の廃車(基本編成が1編成、付属編成が2編成の廃車)で在籍両数は600両を切りますね。

【E217系の在籍状況】※2021年11月17日現在
 基本編成(11両)…42編成(−1) 付属編成(4両)…36編成(±0)
 廃車除籍(11両)…  9編成(+1) 廃車除籍(4両)…10編成(±0)
【E235系1000番台の在籍状況】※2021年10月13日現在
 基本編成(11両)…13編成(±0) 付属編成(4両)…13編成(±0)

2021年11月17日

【廃車除籍処分へ】東京地下鉄7000系7127F(8両固定編成)が和光検車区新木場分室に自走回送される

2021年11月15日、東京地下鉄和光検車区所属の7000系7127F(8両固定編成)が列車番号94Sで所属先の和光検車区から同新木場分室に自走回送されました。廃車除籍処分になるものと思われ、残る7000系8両固定編成は9編成(72両)となります。
▲列車番号94Sで帰らぬ旅に出た7000系7127F。これで7000系8両固定編成は9編成となり10編成を切った。17000系8両固定編成の営業運転投入も増えてきている。
▲17000系8両固定編成の追加投入で7000系の廃車がさらに進むか。10両固定編成で残っていた7101Fも和光検車区新木場分室におり(実質10両固定編成の消滅)、動向が注目されている。

7000系8両固定編成は7127Fの廃車除籍処分で残る7000系は8両9編成の合計72両となりました。10両固定編成のトップナンバーが和光検車区新木場分室に入庫しており、そのまま動きがないため動向が注目されています(すでに除籍されている可能性はある)。このため実際に稼働している7000系は8両固定編成のみとなっています。

【7000系の在籍数】 合計72両
《内訳》  8両固定編成…9編成
《編成》  8両固定編成…7116F・7119F・7120F・7129F・7130F・7131F・7132F・
            7133F・7134F

【17000系の在籍両数】 合計116両
《内訳》  8両固定編成…  7編成 10両固定編成…6編成
《編成》  8両固定編成…17181F・17182F・17183F・17184F・17185F・17186F・
            17187F
    10両固定編成…17101F・17102F・17103F・17104F・17105F・17106F

2021年11月14日

【着実に数を増やす】東京地下鉄18000系18104Fが長津田検車区に甲種輸送される

2021年11月11日から14日にかけて、日立製作所笠戸事業所にて製造された東京地下鉄半蔵門線の18000系18104Fの甲種輸送が東急電鉄長津田検車区まで実施されています。所属先の鷺沼検車区へは田園都市線の終電後に納入されるものとみられます。
▲着実に数を増やしていく18000系。日立製作所笠戸事業所より18104Fが出場したことで今年度分はすべて出揃った。最初の4編成は3色LED式(フルカラーLED式から戻された編成を含む)の8000系を先に置き換えていくことになる。
▲動向に注意が必要な8000系は8108F・8117Fの2編成である。いずれも3色LED式だが、写真の8117FはフルカラーLED式から3色LED式に戻されて注目されている。

18000系は今年度分は4編成の投入を発表していることから、18000系自体の導入がすべて2021年度分と仮定すると、今年度分は予定通り4編成が揃ったことになります。これまでに廃車となっている8000系は8103F・8107F・8111Fの3編成でいずれも3色LED式であることから(8103Fは廃車直前に3色LED式に戻された)、置き換え対象の8000系で種別行先案内表示器が3色LED式のままなのは8108Fと8117Fのみということから両編成の動向が注目されています。

【鷺沼検車区8000系の在籍状況】2021年11月13日現在
《現役》10両16編成(160両)
    …8101F・8102F・8104F~8106F・8108F~8110F・8112F~8119F
《廃車》10両  3編成(  30両)
    …8103F・8107F・8111F
《橙・赤・緑LED》8108F・8117F
《フルカラーLED》8108F・8117F以外の全編成

2021年11月13日

【8000形電源供給車デビュー】小田急電鉄クヤ31形+8000形4両固定編成による定期検測運転を開始

2021年11月13日、小田急電鉄クヤ31形と8000形4両固定編成による全線での定期検測運転を開始しました。これまでの1000形1051F(4両固定編成)・1751F・1752F(6両固定編成)に代わる電源供給車として8000形8065F・8066Fの下り方先頭車スカート部分に連結対応改造工事が施され、初回は8066Fが使用されました。
▲3000形下り方先頭車をベースにした2004年から使用されているクヤ31形と2011年度にリニューアル更新工事を受けた8000形8066Fと組んで定期検測運転を開始した。なお8066Fは連結試験直前に車輪検査を受けており、単独であったことからクヤ31形と8000形の定期検測運転の初回の電源供給車に選定されたか。

今回の定期検測運転ではクヤ31形のパンタグラフが上昇しているため、試運転の時と同様に架線検測も実施されました。なお今後はクヤ31形のパンタグラフが下がっている状態(つまり架線検測を実施しない状況)での検測も来月以降は実施されるものと思われます。これまでは1000形が使用されてきた定期検測運転ですが、1000形で最後まで残ったクヤ31形連結対応車両であった1051Fが廃車除籍処分となったことにより、8000形8065F・8066Fのいずれかが電源供給車として使用されることとなり、この日は8000形8066Fが8065Fよりも先に電源供給車としてのデビューを果たしました。1000形の場合は1051Fが専任で充当されることが多かったので、8000形ではどうなるのでしょうか。今後の定期検測運転時の組み合わせにも注目してほしいところです。

【クヤ31形と8000形8066Fの組成】※左側が新宿(OH01)方
クハ8066+デハ8016+デハ8116+クハ8166+クヤ31

【いよいよ置き換えに】東武鉄道新型車両スペーシア“N100系”を投入へ

2021年11月11日、東武鉄道が現行のスペーシアである100系の置き換えとして同系列の後継モデルとなる新型車両“N100系”を2023年から導入することが発表されました。特急列車では500系“Revaty”以来の導入となります。
▲2023年についに置き換えられることとなった100系スペーシア。日光詣(103F・106F)以外の編成は『粋』『雅』『サニーコーラルオレンジ』の塗装となっていた。現在はクラシック塗装への変更が進み、101Fとサニーコーラルオレンジの編成以外ではサニーコーラルオレンジをベースにした就役当初の塗装に変更され、『粋』塗装は消滅している。

N100系の製造は日立製作所笠戸事業所が担当し、6両固定編成を4本(予想はN101F・N102F・N103F・N104F)の24両を投入します。現行車両の100系よりは5編成少ないですが、その分は増備された500系“Revaty”で補う可能性があります。なお100系の一部は東日本旅客鉄道にも直通する編成であるため、同系列に連結されている個室(東日本旅客鉄道ではグリーン車指定席に該当する部分)もN100系に継承されるほか、100系にはないラウンジなど様々な座席が用意されるほか、カフェカウンターなども設けられます。車内販売が新型コロナウィルスの影響で売り上げが減少し、小田急電鉄ロマンスカーでは車内販売を2021年3月のダイヤ改正で、東武鉄道も8月31日に完全に廃止するまでは大手私鉄の有料特急列車では数少ない車内販売のある特急列車となっていました。なお愛称と内装などについては順次お知らせがあるとのことですので詳細を待ちましょう。

プレスリリース上にある実車のイメージは先頭車では東日本旅客鉄道E261系(宮オオ)に似たデザインですが、前照灯が中央部にあるほか、100系にはない電気連結器があるようです。故障時などに備えて500系との連結を想定しているのかな?

2021年11月12日

【予定より遅れて】東日本旅客鉄道E131系500番台横コツG-06編成が国府津車両センターに配給輸送される

2021年11月11日、総合車両製作所新津事業所製造の東日本旅客鉄道相模線向けのE131系500番台横コツG-06編成(クモハE131-506+サハE131-506+モハE130-506+クハE130-506)の配給輸送列車が運転されました。
▲11月18日の営業運転開始が迫るE131系500番台。横コツG-06編成の配給輸送が横コツG-09編成よりも後となった。線路モニタリング装置を搭載する2編成を含む残り3編成で導入が完了し、2022年3月のダイヤ改正で相模線内でのワンマン運転が開始される可能性がある。

E131系500番台は9編成(36両)が登場、残り線路モニタリング搭載車両2編成を含む3編成の投入で全12編成(48両)が出揃う見通しです。純粋な500番台はあと1編成(横コツG-10編成)のみとなります。いよいよ11月18日の営業運転開始まで1週間を切っているため、今後の205系500番台の動きが注目されます。今回配給輸送された横コツG-06編成は当初予定よりも遅れての実施となったほか、新潟車両センター公開時にE129系とともに展示車両として留置されていました。

【相模線車両在籍状況】2021年11月12日現在
《205系500番台》13編成
 R1・R2・R3・R4・R5・R6・R7・R8・R9・R10・R11・R12・R13
《E131系500番台》9編成
 G-01・G-02・G-03・G-04・G-05・G-06・G-07・G-08・G-09

2021年11月11日

【リニューアルならず】小田急電鉄ロマンスカー“EXE”30000形30255Fが大野総合車両所を検査出場

2021年11月10日、小田急電鉄ロマンスカー“EXE”30000形30255Fが大野総合車両所での検査を終えて出場し相模大野(OH28)~小田原(OH47)間で試運転を実施しました。
▲リニューアル更新工事が延期になり、きれいになったロマンスカー“EXE”30000形30255Fがクハ30555の連結器を出して走行した。
▲ロマンスカー“EXE”30000形30255Fは8月20日の人身事故の当該編成であり、クハ30255の貫通扉を修復した痕跡が見られたが、検査施工でその痕跡が無くなっている。

この編成は8月20日に発生した人身事故の当該編成であり、クハ30255の貫通扉の修復作業が実施されたため、クハ30255の貫通扉の色が微妙に異なっていました。今回の検査施工でその痕跡がなくなりました。就役当時からの姿を保っているのは30055F+30255F・30057F+30257Fの2編成だけですが、30057F+30257Fの動向が注目されます。今年度の事業計画ではロマンスカーのリニューアルには言及されていませんが、動きには気をつけた方がいいと思います。

【ロマンスカー“EXE/EXEα”30000形電車 在籍状況】※2021年11月10日現在
《EXE》  2編成
30055F+30255F 30057F+30257F
《EXEα》5編成
30051F+30251F 30052F+30252F 30053F+30253F 30054F+30254F 30056F+30256F
【リニューアル更新工事の動き】
《2016年度》30051F+30251F 《2017年度》30052F+30252F
《2018年度》30054F+30254F 《2019年度》30056F+30256F
《2020年度》30053F+30253F 《2021年度》????????

2021年11月10日

【4両オリジナル消滅】小田急電鉄1000形1051F(4両固定編成)が廃車除籍処分に

2021年11月10日、小田急電鉄大野総合車両所で留置中の1000形1051F(4両固定編成)の空調装置やパンタグラフの撤去などが開始されました。同編成は廃車除籍処分になるものと思われます。同編成は11月7日の特別団体専用列車(営業列車では10月22日の平日114運用)が最終運用となり、8日早朝に大野総合車両所に臨時回送されていました。
▲1000形4両固定編成のトップナンバー、1051Fがついに廃車除籍処分に。非リニューアル車両で4両固定編成のオリジナル塗装は消滅した。日本車両製造豊川製作所で製造の5000形5059Fの投入で置き換えられた形である。
▲印象的な出会いとしては2016年冬に故障したロマンスカー“EXE”30000形の代走として『えのしま』に種別無表示で充当されたことである。この時の相方は特別団体専用列車でも組まれた1251Fだった。
▲1000形ワイドドア車で最後まで残った1754F(写真)とレーティッシュカラー2編成の動きに注意したい。なおワイドドア車のうち1756Fは休車中となっているため、その編成が廃車になるものと思われる。1062Fの解体作業に向けた準備と搬出時期も気になるが…。

1000形自体の廃車除籍処分は1755F以来ですが、4両固定編成ではレーティッシュカラーの1060F以来となります。なお1062Fはいまだに搬出されていませんが、車番が隠されている状態には変わりないのでどのタイミングで搬出されるのか注目です。1000形4両+6両の10両編成は7日の特別団体専用列車をもって見納めとなりました。1051Fは特別団体専用列車充当前はレーティッシュカラーの1059Fが廃車除籍となって以降、箱根登山鉄道専任運用に使用されていました。これで4両固定編成の非リニューアル車両はレーティッシュカラーの2本だけとなり、オリジナル塗装では消滅となります。このために6両固定編成はワイドドア車を含めて残っている全4編成が単独のA運用専任となり、レーティッシュカラーとともに動向が注目されます。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2021年11月10日現在 合計130両/全体196両(リニューアル中を含む)
青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(非リニューアル)、灰色…廃車予想
 緑色…リニューアル更新工事施工

*4両固定編成…9編成(36両、リニューアル28両、レーティッシュ8両)
内訳…1057F1058F1061F1063F1064F1065F1066F1067F1069F

*6両固定編成…4編成(24両、ワイドドア6両)
内訳…1251F1253F1254F
1754F

*10両固定編成…7編成(70両、リニューアル60両、大規模改造30両)
内訳…1091F1092F1093F1094F1095F1096F1097F
※1095F以降は4両固定編成と6両固定編成を改造(1097Fは元1081Fの付随車も活用)。

*リニューアル更新工事中…10両
内訳…1092F

*休車中…4両
内訳…1062F

*廃車確定済…62両 ※搬出予定車両を含む、赤色…レーティッシュ
内訳
【編成単位で廃車】 合計54両
1051F(クハ1051・デハ1001・デハ1101・クハ1151)
1053F(クハ1053・デハ1003・デハ1103・クハ1153)
1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)
1059F(クハ1059・デハ1009・デハ1109・クハ1159)
1060F(クハ1060・デハ1010・デハ1110・クハ1160)
1068F(クハ1068・デハ1018・デハ1118・クハ1168)
1751F(クハ1751・デハ1701・デハ1801・サハ1851・デハ1901・クハ1951)
1752F(クハ1752・デハ1702・デハ1802・サハ1852・デハ1901・クハ1952)
1753F(クハ1753・デハ1703・デハ1803・サハ1853・デハ1903・クハ1953)
1755F(クハ1755・デハ1705・デハ1805・サハ1855・デハ1905・クハ1955)
1756F(クハ1756・デハ1706・デハ1806・サハ1856・デハ1906・クハ1956)

【車両単体で廃車】 合計8両
元クハ1155(元1055F)・元クハ1255(元1255F)
元クハ1081・元デハ1031・元デハ1131・元デハ1331・元デハ1431・元クハ1481(元1081F)