2021年11月19日、東日本旅客鉄道幕張車両センター所属だった209系2000・2100番台の元千マリC601編成(6両固定編成)のうち、モハ209-2101+モハ208-2101の電動車ユニットを抜いた4両がJRマークを消去し、連結器が交換された状態での留置が確認され、23日から24日にかけて伊豆急行譲渡に向けた甲種輸送列車が運転されています。
▲209系2000・2100番台がまた1本、房総半島から伊豆半島へ。6両編成のトップナンバーだった千マリC601編成のうち4両が伊豆急行に譲渡されることに。元千マリC609編成とは異なり、トイレのない電動車1ユニットが編成から抜き取られている。
今回譲渡される4両は最後尾からクハ209-2101+モハ209-2102+モハ208-2102+クハ208-2101で構成され、モハ209-2101+モハ208-2101(元モハ209-51+元モハ208-51)が抜き取られていますので、譲渡編成から外れた2両は廃車解体処分になるものと思われます。もともとは当時の0番台宮ウラ25編成(クハ209-26以下10両)のうち付随車以外の車両から改造されていた編成です。輸送時はクハ208-2101が機関車次位であるため、改造前車番で伊豆急行線内基準でクハ208-2101が伊豆急下田(IZ-16)寄り、クハ209-2101が伊東(JT-26)・熱海(JT-21)寄りと思われます。伊豆高原電車区に配置される209系は合計10両となります。なおスカートの形状は変更されていませんが、いずれも固定編成での単独運用が見込まれます。