2021年11月23日は小田急電鉄小田原線を撮影…、ではありませんが、今回は自身で初めてロマンスカーミュージアムに入館するチャンスを頂いたので、その様子を簡単に報告したいと思います。いまだにロマンスカーミュージアムへ行ったことがない方はこの記事をご覧いただき、訪問時の参考にしていただきたいと思っています。
ロマンスカーミュージアムは開館当初新型コロナウィルスの感染拡大の影響から予約サイトでの事前入館予約が必要で、そのうえでチケットを館内で購入する形がとられていましたが、現在ではその状況が落ち着いていることから、基本的には事前予約を推奨していますが、予約に空きがある場合はチケット購入前に代表者氏名や居住地など必要事項を記入したうえで当日入館ができます。開館日・休館日(臨時開館・臨時休館でも同様)や営業時間についてはロマンスカーミュージアムのホームページから『ご利用案内』を参照してください。なお今回は初めて夜の貸切営業を行うことから、それに応募してみたところ、たまたま当選しましたので、せっかくのチャンスということで家族全員で行くことにしました。
まずは伊勢原(OH36)から海老名(OH32)まで3000形3082Fの3064レ(土曜休日E42運用)で直行し、ららぽーと海老名で夕食を済ませた後に入館します。
出入口付近ではロマンスカー“GSE”70000形を模したモニュメントが出迎えました。受付で当選通知を提示して説明を受けました。
まずエスカレータを下りて最初に目に入るのがヒストリーシアターに展示された小田急電鉄の初代の通勤形電車であるモハ1形10号。私は搬入直前に海老名検車区構内の無架線地帯に留置されていた同車両を見かけたことがあったので、実にそれ以来の再会となります。ロマンスカーミュージアムには最初に搬入された車両です。
続いて目に入ったのはこの2階建て車両。2012年に引退したロマンスカー“RSE”20000形のものですね。このうち20001Fの4号車に連結されていたサハ20151が展示されています。
先頭車は7号車のデハ20001。保存当初は1号車のデハ20301も存在していましたが、保存車両縮小で解体されてしまいました。前面部と側面部のLED式愛称表示器が残されています。
こちらは“RSE”20000形とともに引退した“HiSE”10000形。10001Fのデハ10001のみが保存されています。なおこの車両とこのあと登場する“LSE”7000形は連接台車の関係で搬入時にはすでに廃車除籍処分となっている1000形1068Fに押される形がとられましたね。
側面部の愛称表示は『えのしま』となっていました。この形式は『ニューイヤーエクスプレス』で乗ったのが最後だったのを思い出しますねぇ。
この車両のみ、連接台車が見える状態で展示されていますのでそちらにも注目です。
こちらはロマンスカー“NSE”3100形3221Fの3両と“SE”3000形3021Fの3両です。いずれも一部中間車が保存車両縮小により解体されています。
極めつけはこの3車種の並びです!左からロマンスカー“SE”3000形3021F、ロマンスカー“NSE”3100形3221F(『えのしま』表示)、ロマンスカー“LSE”7000形7003F(デハ7003・『はこね』表示)の3車種です。白昼の時間帯であればなかなか難しいこの3ショット、夜の貸切ならではの1枚となりました。早速PCの表紙に使っております。
車内見学ができる車種もありましたが、今回は割愛させていただきます。ぜひあなたの目で実車の車内を見てみてください。
最後に出口専用のゲートを通り、カフェに抜けるのですが、カフェのカウンターにはなんとなんとロマンスカー“MSE”60000形で『はこね』系統の列車での運用時に実際に使用されていた専用車内販売ワゴンを発見。カフェのメニュー運搬に活用されているようです。ロマンスカー“MSE”60000形での車内販売時を彷彿とさせますね。ロマンスカー車内での車内販売が2021年3月ダイヤ改正で終了してしまったため、そのワゴンの今後がひそかに気になっていましたが、まさかロマンスカーミュージアム併設のカフェに活用されていたとは!思わぬ再会にこれは嬉しかったですね。
今回初めてのロマンスカーミュージアムでしたが、館長のお話も聞くことができましたし、引退した一部のロマンスカーとの思い出が尽きなかったですし、閉館までの約2時間の滞在があっという間に感じてしまいました。また機会があれば行ってみたいなぁ。
私はこのあと4000形4065Fの3067レ(土曜休日E27運用)で帰宅しました。乗ったことのある形式があればその思い出に浸ってみるのもいいかもしれませんね。