2022年1月30日

【検査施工で交換された】小田急電鉄ロマンスカー“MSE”60000形60253Fの前照灯がLED式に

2021年1月29日、小田急電鉄ロマンスカー“MSE”60000形60253F(クハ60253+デハ60203+デハ60303+デハ60403+デハ60503+クハ60553)が大野総合車両所を検査出場し小田原線で試運転を実施しました。重要部検査施工とともに前照灯が交換されました。
▲大野総合車両所での重要部検査施工で両先頭車の前照灯がHID式からLED式に交換されたロマンスカー“MSE”60000形60253F。これで前照灯がHID式のままなのは60251Fのみに。
▲前照灯がHIDのまま最後まで残っている60251F。いずれはこの編成も前照灯がLED式に交換されるのだろう。この編成が大野総合車両所に入場したら要注意だ。

ロマンスカー“MSE”60000形の前照灯のLED式への交換は、昨年8月に施工された60052F以来で通算5編成目で約5ヶ月ぶりのことです。残るHID式の編成は60251Fのみとなりました。なおロマンスカー“VSE”50000形は2022年3月に定期営業運転を終了するため、前照灯の交換は実施されなさそうです。ロマンスカー“MSE”60000形がデビューしたのは2008年で現在は様々な運用をこなす形式ですから、就役から15年までにすべての編成の前照灯がLED式になりそうです。

【記録必須!】小田急電鉄ロマンスカー“VSE”50000形に『ありがとうVSE!~Special Thanks & Forever~』装飾

2022年1月29日より、小田急電鉄ロマンスカー“VSE”50000形50001F・50002Fの両先頭車と3号車・8号車の側面部分に『ありがとうVSE!~Special Thanks & Forever~』の装飾が施されて営業運転に充当されています。
▲ロマンスカー“VSE”50000形に『ありがとうVSE!~Special Thanks & Forever~』装飾が施された。同形式の運用はロマンスカーのホームページに公表されているため、ぜひとも狙っていただきたい。ただし撮影時のトラブルには十分に注意しよう。
▲先頭車デハ50000・デハ50900に掲出された記念装飾。走行中での撮影となると、あまり目立たないような印象がありそうだが…。
▲3号車のデハ50700、8号車のデハ50200に掲出された記念装飾とそのアップ。2005年のデビューから約17年で定期営業運転から離れることに。前面展望席を備えることから人気の高い車種のひとつであるだけに、特急券も争奪戦になりそうだ。

『ありがとうVSE!~Special Thanks & Forever~』の装飾を最初の施されたのは50002Fで土曜休日N32運用(0253レ0617レ)に充当されました。一方の土曜休日N33運用(0251レ0375レ)に充当された50001Fでは29日の時点では装飾されていませんでしたが、30日の土曜休日N32運用(0253レ0617レ)でようやく装飾されました。ロマンスカーの時刻表では日程で車種が変わるという意味の三角マークのほかに、展望席のある車両を表す『展』の文字が併記され、その列車は“VSE”50000形もしくは“GSE”70000形の充当という意味になります(土曜休日は“GSE”の固定運用がN31運用で設定されているので注意)。しかし両形式の運用についてはロマンスカーのホームページに掲載されており、どの列車にどの車種が充当されるかが記載されています。

ここでは表記方法を大幅に変更して、“VSE”50000形が充当される運用のみ抜粋をします。なお平日の充当運用で『平日N65運用』と表記された日程がある場合は、これは本来ならばロマンスカー“EXE/EXEα”30000形が所定となる運用の代走ということを把握しておいてください。

ロマンスカー“VSE”50000形の運用予定表◆
※運用は2月分までで、3月は11日分までが2月に公表される予定です
青色…平日ダイヤ 赤色…土曜休日ダイヤ 黄色…充当形式注意

【2022年1月】
29日…土休N32運用 土休N33運用 30日…土休N32運用 土休N33運用
31日…平日N31運用 平日N32運用

【2022年2月】
01日…平日N32運用 平日N33運用 02日…平日N32運用 終日予備留置
03日…平日N32運用 平日N33運用 04日…平日N32運用 平日N33運用
05日…土休N32運用 土休N33運用 06日…土休N32運用 土休N33運用
07日…平日N33運用 終日予備留置 08日…平日N32運用 終日予備留置
09日…平日N32運用 終日予備留置 10日…平日N32運用 平日N33運用
11日…土休N33運用 土休N34運用 12日…土休N32運用 土休N33運用
13日…土休N32運用 土休N33運用 14日…平日N32運用 平日N33運用
15日…平日N32運用 終日予備留置 16日…平日N32運用 終日予備留置
17日…平日N32運用 終日予備留置 18日…平日N32運用 終日予備留置
19日…土休N32運用 土休N33運用 20日…土休N32運用 土休N33運用
21日…平日N31運用 平日N33運用 22日…平日N31運用 平日N32運用
23日…土休N32運用 土休N33運用 24日…平日N32運用 平日N33運用
25日…平日N31運用 平日N33運用 26日…土休N32運用 土休N33運用
27日…土休N32運用 土休N33運用 28日…平日N31運用 平日N33運用

~~~~~~~~~~~★ロマンスカー“VSE”の運用について★~~~~~~~~~~~
【駅名表記について】
宿…新宿(OH01)、成…成城学園前(OH14)、大…相模大野(OH28)、海…海老名(OH32)、厚…本厚木(OH34)、伊…伊勢原(OH36)、秦…秦野(OH39)、足…足柄(OH46)、小…小田原(OH47)、湯…箱根湯本(OH51)、藤…藤(OE13)、江…片瀬江ノ島(OE16)

【運用について】
  1. ダイヤは2021年3月14日改正時点のもので、平日・土曜休日で分けてあります
  2. 平日N65運用は時刻表では▲表記のため便宜上海老名検車区出入庫で表記します
  3. 回   送…回送列車、列車番号…定期特急列車(愛称不問)です
  4. 今回”GSE”70000形の固定運用(土曜休日N31運用)は除外します

★平日N31運用(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
大0000←成0000 回   送
大野総合車両所入出庫
大0612→宿0648 0992レ
湯0827←宿0700 0151レ
湯0903→宿1047 0002レ
湯1224←宿1100 0709レ
湯1235→宿1407 0114レ
湯1550←宿1420 0025レ
湯1626→宿1805 0128レ
江1930←宿1815 0681レ
江1957→宿2106 0502レ
藤2218←宿2120 0687レ
藤0000→成0000 回   送
喜多見検車区入庫

★平日N32運用(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
伊0000←成0000 回   送
伊0000→厚0000 回   送
厚0857→宿0944 0170レ
湯1124←宿1000 0707レ
湯1134→宿1307 0110レ
湯1451←宿1320 0021レ
湯1512→宿1647 0024レ
湯1827←宿1700 0137レ
湯1839→宿2005 0138レ
藤2117←宿2015 0685レ
藤0000→宿0000 回   送
厚2345←宿2300 0621レ
伊0000←厚0000 回   送
伊0000→成0000 回   送
喜多見検車区入庫

★平日N33運用(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
成0000→宿0000 回   送
湯1334←宿1200 0115レ
湯1348→宿1527 0320レ
湯1712←宿1540 0331レ
湯1725→宿1905 0032レ
藤2020←宿1915 0683レ
藤0000→成0000 回   送
喜多見検車区入庫

★平日N34運用(VSE/GSE)★
喜多見検車区終日予備留置

★平日N65運用(EXE/EXEα)★
※注意…VSEまたはGSEで代走の場合があります
海老名検車区出庫
秦0000←海0000 回   送
秦0608→宿0709 0672レ
厚0000←宿0000 回   送
厚0000→海0000 回   送
海老名検車区入出庫
伊0000←海0000 回   送
伊0000→厚0000 回   送
厚1018→宿1107 0174レ
湯1254←宿1120 0011レ
湯1307→宿1447 0016レ
湯1633←宿1500 0127レ
湯1643→宿1820 0052レ
小1958←宿1830 0903レ
小0000→足0000 回   送
足#6入出庫
小0000←足0000 回   送
小2050→宿2205 0382レ
藤2318←宿2220 0689レ
藤0000→大0000 回   送
海0000←大0000 回   送
海老名検車区入庫

★土曜休日N32運用(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
成0000→宿0000 回   送
湯0950←宿0820 0253レ
湯1006→宿1147 0208レ
湯1326←宿1200 0115レ
湯1337→宿1507 0118レ
湯1658←宿1520 0029レ
湯1710→宿1846 0258レ
小2016←宿1900 0605レ
小2027→宿2145 0172レ
秦2257←宿2000 0617レ
秦0000→成0000 回   送
喜多見検車区入庫

★土曜休日N33運用(VSE/GSE)★
※注意…EXE/EXEαまたはMSEで代走の場合があります
喜多見検車区出庫
成0000→宿0000 回   送
湯0850←宿0720 0251レ
湯0910→宿1048 0006レ
湯1216←宿1100 0711レ
湯1228→宿1407 0116レ
湯1545←宿1420 0025レ
湯1554→宿1727 0056レ
秦1838←宿1740 0375レ
秦0000→成0000 回   送
喜多見検車区入庫

★土曜休日N34運用(VSE/GSE)★
※注意…EXE/EXEαまたはMSEで代走の場合があります
喜多見検車区出庫
厚0000←成0000 回   送
厚0658→宿0746 0970レ
湯0923←宿0800 0103レ
湯0932→宿1107 0780レ
湯1253←宿1120 0013レ
湯1307→宿1447 0050レ
湯1626←宿1500 0127レ
湯1635→宿1807 0124レ
湯1959←宿1820 0903レ
湯2030→宿2207 0264レ
厚2308←宿2220 0919レ
厚0000→成0000 回   送
喜多見検車区入庫
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2022年1月29日

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2022.01.29 ロマンスカー“VSE”の記念装飾を収める~

2022年1月29日は小田急電鉄小田原線を撮影。まずは伊勢原(OH36)にて。
ロマンスカー“VSE”50000形50001F。0251レ(土曜休日N33運用)。今回は地元から初めてこの形式に乗車しました。地元から“LSE”7000形(7004F)に乗ったことはありますが、地元から“VSE”50000形は意外にも初めてでした。

これで箱根登山鉄道箱根湯本(OH51)まで乗りました。地元からの特急料金510円なので乗り甲斐はありました(逆に伊勢原→新宿(OH36)間は特急料金630円です)。
折り返しは0006レ(土曜休日N33運用)。なおこの編成にはあのリボン装飾はされていませんでしたが、調べると後続の50002Fには施工されているとのこと。運用を調べると最後に乗る0258レ(土曜休日N32運用)がその編成の運用ということでそれまでの楽しみにします。

私はこのあと箱根登山鉄道3000形“ALLEGRA”(クモハ3002+クモハ3103+クモハ3104)の419レに乗り込み、強羅(OH57)を目指しました。クモハ3103+クモハ3104は2020年に現在の川崎車両株式会社(旧川崎重工業)で製造された最新鋭の2両です。
途中のスイッチバック地点、出山信号場で出会ったのは420レのモハ1形104号車+106号車とモハ2形108号車の3両。実質現役最古参がこの3両だけとなってしまいましたね。モハ1形106号車だけ引退済みのモハ2形110号車と同じ塗装となっています。

その後車両がリニューアルされた箱根登山ケーブルカーに意外にも初めて乗り、早雲山(OH62)に新しくできた“cu-mo(クーモ)箱根”という場所に立ち寄りました。
現行での5代目ケーブルカー車両は京王重機で2020年に製造され、写真の塗装が赤色で01とある車両は座席モケットが寄木細工、塗装が青色で02とある車両は座席モケットが紫陽花となっていて面白かったです。ケーブルカーではありますが、前面部・側面部に4か国語対応のフルカラーLED式種別行先案内表示器が設置されていて、ちゃんと『各停 ○○』と表示されているんです。
早雲山にはケーブルカーの駅で珍しくバータイプのホームドアが設置されています。2020年7月から使用されていて、小田原線愛甲石田(OH35)で試験していた時を思い出しました。
強羅からは再び3000形“ALLEGRA”に乗車。今度はクモハ3001+クモハ3101+クモハ3102の3両でした。写真は433レ442レで折り返す場面です。

いつの間にか箱根登山鉄道箱根湯本~強羅間とケーブルカーの自動放送(箱根登山鉄道の乗降促進放送を除く)がすべて亀井・シーナ・佐代子氏のものに更新されていました。車内放送は日本語と英語の両方をなんと1人で吹き込んでいるんですね。びっくり。

箱根湯本まで戻ったあとは食事を堪能したり温泉を満喫したり土産を探したり悠々自適な時間を過ごしました。

そして…、
ロマンスカー“VSE”50000形50002F。0029レ0258レ(土曜休日N32運用)。ここでのお目当て、同形式の『ありがとうVSE! Special Thanks & Forever』の装飾付きの状態を撮れました!
装飾をアップで撮りましたが、走行中に撮ると角度などの条件によっては見えにくい場合も否定できませんね。たまたま到着する瞬間だったので撮れたのですが。
“VSE ありがとう! Thanks!”と書かれたデザイン。定期運用終了が本当に惜しいところ。
せっかく装飾付きに出会えたので側面部も欠かさずしっかり記録します。なんだかこのデザインを見ると定期運用終了が近づくことを実感します。
これで伊勢原まで戻り、VSEが伊勢原に停車中の光景を収めて終了としました。伊勢原から箱根湯本まで往復で“VSE”に乗れて本当に良かったです。定期運用終了前に両親を“VSE”に乗せられたことにも安堵しました。あとはどこかで再度記録できればいいですね。

【約1年8ヶ月ぶり】東日本旅客鉄道E259系(横クラ)の『成田エクスプレス』、日中時間帯の運転を再開へ

2022年1月28日、東日本旅客鉄道が関東首都圏から成田空港を結ぶ特急『成田エクスプレス』について、2020年5月から新型コロナウィルス感染症の拡大に伴い海外渡航の需要が激減したため日中時間帯の全列車の運転を見合わせていましたが、3月12日より順次日中時間帯の運転を再開することが発表されました。
▲新型コロナウィルス感染症拡大のため2020年5月から日中時間帯の『成田エクスプレス』が運休となっていたが、3月12日のダイヤ改正日から運転再開となり、日中時間帯の同列車運転は約1年8ヶ月ぶりとなる。なお運転再開列車のほとんどは新たに千葉(JO-28)に停車する。

日中時間帯の運転を再開する『成田エクスプレス』は新宿(JS-20)・大船(JO-09)発着列車で、新たに千葉に停車する列車となります(日中時間帯の千葉通過列車は引き続き運休となるため、千葉通過の列車は3・7・40・50・52・54号のみとなる)。日中時間帯の一部列車運転再開で一部運用終了後には鎌倉車両センターではなく鎌倉(JO-07)のホーム横の留置線に留置される光景も見られなくなりそうですね。『成田エクスプレス』の大半が千葉停車列車となることで千葉エリアから首都圏(東京(JO-19)・新宿・大船方面)エリア間の相互移動が便利になります。ただし特急料金は東京~銚子間を総武本線経由で結ぶ『しおさい』(B特急料金)と異なり、A特急料金が適用されます。東京~千葉間の特急列車の移動に限れば『しおさい』の方が特急料金が安いですが(255系充当列車)、本数自体が多くないため、『成田エクスプレス』の方が本数的には優位です。しかも『しおさい』は東京(総武快速線ホーム)発着ですが、『成田エクスプレス』はその先の大船や渋谷(JS-19)・新宿にも行けるため、東京を跨ぐ利便性は『成田エクスプレス』にありますね。

『成田エクスプレス』は指定席特急券を購入すれば千葉・東京~新宿・大船間のみの乗車も可能です。電源コンセントや車内Wi-Fi、荷物棚も備えてありますので、『成田エクスプレス』が空港専用特急ではなく、通勤特急として、さらに東京を跨ぐ万能な特急列車として、移動手段の形として定着していってほしいと思います。

2022年1月28日

【『走る喫茶室』復活も!】小田急電鉄ロマンスカー2車種を使用した特別団体専用列車運転へ

2022年1月20日、小田急電鉄が現役ロマンスカー2車種を使用して2種類の特別団体専用列車を3月に運転することが発表されました。このためロマンスカーの一部定期運用に代走が出る見通しです。
▲ロマンスカー“GSE”70000形を使用する特別団体専用列車はなんと『令和版 走る喫茶室』である。戦後の1949年から1995年までと2005年から2016年まで実施されていたサービスを令和4年となった3月5日に約5年ぶりに限定復活する。
▲スイーツの運搬に用いられる予定のロマンスカー“MSE”60000形の『はこね』運用で使用されていたワゴン。ロマンスカーミュージアム併設のカフェで実際に使用されている。
▲ロマンスカー“EXEα”30000形を使用した特別団体専用列車では小田原線沿線の蔵元・地酒を味わう貸切列車である。3月5日と27日に予備留置となる編成が使用される。なお飲酒を伴うため20歳以上の方限定である。

3月5日に“GSE”70000形を使用する特別団体専用列車は『令和版 走る喫茶室』であり、1949年から1995年までと、2005年から2016年まで(ロマンスカー“VSE”50000形)で実施されていたシートサービスを令和版として限定復活するものです。沿線にある和洋菓子店の和菓子詰め合わせと小田急百貨店に出店されるチョコレートブランドのケーキとともに日東紅茶のブレンドティーが車内で提供されます。運搬には実際にロマンスカー“MSE”60000形の『はこね』運用で使用されていたワゴンが活用されます。使用車両の“GSE”70000形ではフルカラーLED式の任意愛称表示機能を用いて、スイーツと紅茶をイメージしたイラストが表示し、側面部はそれに『走る喫茶室』を表示するものと思われます。

3月5日と27日にロマンスカー“EXEα”を使用する特別団体専用列車は『小田急沿線の蔵元・地酒に触れ合う旅』であり、飲酒を伴うことから参加者は20歳以上の方限定です。3月5日は秦野市、27日は厚木市の酒造で作られた地酒を味わえます。“GSE”とは異なり任意愛称表示機能をもたないため、『特別団体専用』のみが表示されるものとみられます。27日運転分は3月12日のダイヤ修正により運転時刻が変わっていますので注意しましょう。

区間はいずれも新宿(OH01)→小田原(OH47)間の片道だけですが、運転時間が2時間以内と比較的短めであることから、一部駅での運転停車(待避)があるほかは基本的に通過のダイヤになるものと思われます。また3月5日は“GSE”1本が『令和版 走る喫茶室』として走るため、土曜休日N33運用または土曜休日N34運用が予備留置の“EXE/EXEα”30000形または“MSE”60000形の6両固定編成で代走になるものと思われます。

2022年1月27日

【西武鉄道には直通しません】相模鉄道・東急電鉄新横浜線の開業は2023年3月に決定!

2022年1月27日、相模鉄道および東急電鉄が羽沢横浜国大(SO-51)~日吉(TY-13,MG-13)間を結ぶ新横浜線(両者の境界駅は新横浜(駅番号未定))の開業予定時期を2023年3月(のダイヤ改正)とすることを発表しました。
▲相模鉄道では20000系8両固定編成(21000系)が目黒線方面、10両固定編成が東横線方面にそれぞれ直通する。現在は20000系20107Fが東急電鉄方面に貸し出し中であるが、先月までは21101Fが貸し出され、東京地下鉄綾瀬検車区まで入線している。
▲東急電鉄では目黒線から3000系、5000・5080系、3020系が直通する。このうち3020系では3123Fが長津田検車区にて中間付随車のサハ3423・サハ3523を組み込み8両固定編成を組成しているが、ほかの編成も順次8両編成に増強される予定である。
▲東京地下鉄9000系6両固定編成(9101F~9108F)は東急電鉄新横浜線の新横浜までは直通するがそこから相模鉄道側には直通しないものとみられる。
▲東横線綱島(TY-14)に近接する新横浜線新綱島(駅番号未定)。現在は新横浜とともに土木工事が完了している。両駅の開業も2023年3月と思われる。

この路線は東急電鉄東横線・目黒線と相模鉄道本線を両社の新横浜線を経由して相互直通運転することを目的としたもので、東急電鉄沿線や相模鉄道沿線から1本の列車で新横浜まで移動でき、東海旅客鉄道新幹線のアクセス向上も期待されています。この路線は東横線日吉~横浜(TY-21,MM-01)間が不通となった場合の振替路線としても機能しますが、新横浜線が何らかのトラブルなどでダイヤが乱れた場合は新横浜で両方向に折り返し運転ができるようになっています。

この新横浜線を経由して相模鉄道本線は東急電鉄東横線・目黒線、東京地下鉄副都心線・南北線、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線、東京都交通局三田線、東武鉄道東上線との直通運転が実現することになります。ただし新横浜線と西武鉄道池袋線・西武有楽町線とは直通運転を行いませんが、少なくとも小竹向原(Y-06,F-06,SI-37)などで1回乗り継ぎをすれば西武鉄道方面へも簡単にアクセスできるようになります。目黒線側は三田線西高島平(I-27)までと埼玉スタジアム線浦和美園(SR-26)までの直通運転が想定できます。一方東横線側は東上線の小川町(TJ-33)まで書かれていますが、実際の直通先区間の末端がどこになるか注目されます。

運行頻度については羽沢横浜国大~新横浜間(相模鉄道側)はラッシュ時間帯に1時間あたり10本、それ以外は1時間あたり4本、新横浜~日吉間(東急電鉄側)はラッシュ時間帯に1時間あたり14本、それ以外は1時間あたり6本ということで、相模鉄道側は東日本旅客鉄道埼京線に直通する分が抜ける感じですので、そこまで本数は多くない印象です。一方の東急電鉄側はラッシュ時間帯に4本、それ以外は毎時2本が新横浜折り返し(新横浜発着)になる感じで、新横浜折り返し列車には東京地下鉄9000系6両固定編成(リニューアル車)が用いられる可能性もありますね。

これに関連して東急電鉄では2022年4月上旬から一部既存車両に中間2両を増結した8両編成での営業運転が始まります。実際に3020系3123Fが6両固定編成から中間に付随車のサハ3423・サハ3523を組み込んで8両固定編成に変更されており(新製当初から8両固定編成で登場も、営業運転開始時は付随車以外の6両を使用していた)、すでに中間増備車が登場している3000系、5000・5080系、東京地下鉄9000系9109F(リニューアル時)に順次増結していくものとみられます。なお中間増備車には車椅子やベビーカーが利用できるフリースペースが設置されています(弱冷房車は中間増備車に移り、元4号車が6号車となる予定)。

2022年1月24日

【全廃が迫る系列】東京地下鉄7000系7131F(8両固定編成)が和光検車区新木場分室に自走回送される

2022年1月24日、東京地下鉄和光検車区所属の7000系7131F(8両固定編成)が列車番号94Sで所属先の和光検車区から同新木場分室に自走回送されました。廃車除籍処分になるものと思われ、残る7000系8両固定編成は5編成(40両)となります。
▲列車番号94Sで和光検車区新木場分室に旅立った7000系7131F。残るは5編成40両だ。

7000系8両固定編成は8両5編成の合計40両となりました。自走回送された7131Fは今後解体に向けて陸送されるものと思われます。なおこの編成は1月13日の営業運転が最後でそれ以降は和光検車区に留置されていたものとみられます。これで7000系8両固定編成の廃車除籍と17000系8両固定編成の導入数がともに10編成となりました。17190Fの性能確認試運転も行われたために、17190Fの営業運転入りが近そうです。

【7000系の在籍両数】 合計40両
《内訳》  8両固定編成…5編成
《編成》  8両固定編成…7116F・7120F・7132F・7133F・7134F
※10両固定編成の7101Fは保存車両だが在籍両数に含まず。

【17000系の在籍両数】 合計140両
《内訳》  8両固定編成…10編成 10両固定編成…6編成
《編成》  8両固定編成…17181F・17182F・17183F・17184F・17185F・17186F・
            17187F・17188F・17189F・17190F
    10両固定編成…17101F・17102F・17103F・17104F・17105F・17106F

【ついに8両固定編成にも】小田急電鉄3000形3651F(3次車・8両固定編成)の車内照明が蛍光灯からLEDに

2022年1月23日、小田急電鉄3000形3651F(日本車両製造3次車・8両固定編成)の車内照明が蛍光灯からLEDに交換されているようです。この動きは2次車では3260F・3261F、3次車以降では10次車(元8両固定編成の中間増備車)を除くと3273Fでも確認されています。
▲3000形3651F(8両固定編成)の車内照明が蛍光灯からLEDに変更された。同形式では3273F(日本車両製造6次車・6両固定編成)以来だが、8両固定編成では初めてである。
▲4000形の車内照明もLED化が進んでおり、残りは2009年以降に増備された3編成である。

3000形では新製当初から車内照明がLEDとなっている中間増備車の10次車を除き、蛍光灯のままでしたが、1次車・2次車の全編成はすでに交換を終えています。残るは3次車から9次車までということになります(3273F・3651Fを除く)ので、今後も車内照明交換の動きは続きそうです。車内照明は先にLEDタイプに交換を終えている3273Fと同一とみられます。一方の4000形でも新製当初からLED照明の4065F・4066Fを除く編成の車内照明の交換が進んでおり、4062F・4063F・4064F以外の編成で交換を終えています。なお3000形では元8両固定編成を改造した10両固定編成が7編成いますので、改造車種側の車内照明のLED化にも期待が膨らみそうです。

【3000形の照明交換状況】
※2022年1月23日時点・10次車を除く
※次車ごとに表記しているため、9次車以外は10両固定編成への改造前の車番で記載
《LED照明に交換済》
1次車…3251F・3252F・3253F・3254F
2次車…3255F・3256F・3257F・3258F・3259F・3260F・3261F・3262F
3次車…3651F
4次車…なし
5次車…なし
6次車…3273F
7次車…なし
8次車…なし
9次車…なし

《未交換(=蛍光灯)》
1次車…なし
2次車…なし
3次車…3263F・3264F・3265F・3266F・3652F・3653F
4次車…3267F・3268F・3654F・3655F・3656F・3657F
5次車…3269F・3270F・3271F・3272F・3658F・元3659F
6次車…3274F・3275F・元3660F・元3661F・元3662F・元3663F
7次車…3276F・3277F・元3278F・元3279F・元3664F・元3665F
8次車…元3280F・元3281F・元3282F
9次車…3091F・3092F・3093F・3094F・3095F(すべて中間増備車のみ)

2022年1月23日

【10両固定編成は初の貸出】相模鉄道20000系20107F(10両固定編成)、甲種輸送で東急電鉄などに貸出へ

2022年1月18日から22日にかけて、相模鉄道20000系20107F(10両固定編成)が直通運転先となる東急電鉄や東京地下鉄への車両貸出と訓練のため甲種輸送されました。なお18日と20日は東日本旅客鉄道相模線の終電を待つ形で5両ずつ相模貨物ターミナルまで輸送されていました。
▲“YOKOHAMA NAVYBLUE”をまとう20000系の10両固定編成が初めて東急電鉄や東京地下鉄に貸し出されることに。8両固定編成はトップナンバーが貸し出されていたが、10両固定編成はラストナンバーが貸し出される形に。

私は午前中の移動中の車内で20000系20107Fを見かけた程度なので、この時点では牽引機となる電気機関車(EF210形110号機が担当)には連結されていませんでしたが、連結器が交換されていたこととクハ20007に反射板が取り付けられた状態のため、甲種輸送の実施は近いものとみられていました。これから2月にかけての約1ヶ月間、元住吉検車区を中心に訓練が実施されるものとみられます。東横線・目黒線に“YOKOHAMA NAVYBLUE”の濃紺の車両は違和感がありますが、かなり目立ちそうですね。

【廃車除籍処分へ】東日本旅客鉄道185系200番台宮オオB5編成と宮オオB7編成が長野総合車両センターへ自走回送される

2022年1月21日から22日にかけて、東日本旅客鉄道185系200番台のうち団体専用列車などを中心に活躍していた宮オオB5編成(クハ185-210以下6両)と宮オオB7編成(クハ185-216以下4両)が所属先から長野総合車両センターまで自走回送されました。この2編成は廃車除籍処分になるものと思われます。
▲185系の廃車除籍が進むなか、団体専用列車で活躍していた宮オオB5編成が宮オオB7編成を同伴して帰らぬ旅へ。宮オオB5編成は横浜線経由の特急『はまかいじ』で中央本線を自走していたことがあるため、同線内・篠ノ井線内では宮オオB5編成を先頭に回送された。
▲京浜東北線横浜(JK-12)3番線・4番線へのホームドア設置に伴って2019年1月3日で廃止となった特急『はまかいじ』に充当されていた185系200番台宮オオB5編成。両先頭車にATCを搭載する宮オオB3編成・宮オオB4編成・宮オオB5編成の限定運用であった。

今回廃車除籍処分となる宮オオB5編成はもともと7両固定編成で元4号車にサロ185-210が連結されていましたが、2013年10月に廃車となり、6両固定編成となり団体専用列車や臨時快速列車のほか、両先頭車にATCを搭載する特徴から、2019年1月3日に廃止となった横浜~松本(42)間を横浜線・中央本線経由で結ぶ特急『はまかいじ』(列車番号は廃止当時で往路9086M列車9061M列車、復路9064M列車9083M列車)に充当されていました。今回廃車除籍処分となる宮オオB7編成はもともと7両固定編成で元4号車にサロ185-216が連結されていましたが、2013年7月に廃車となり、6両固定編成になるかと思いきや、モハ185-231+モハ184-231の電動車ユニットを抜き取って4両固定編成となり、その電動車ユニットは2018年8月に廃車となった宮オオB2編成(6両固定編成→8両固定編成に増強)に組み込まれました。4両固定編成であるために東海道線内基準で団体専用列車やグリーン車なしの特急『踊り子』では東京(JT-01)方に、昨年に廃止された臨時快速『ムーンライトながら』では大垣(CA-77)方に連結されていました。なお185系の廃車は宮オオC6編成以来ですが2022年では初めて、200番台の廃車は宮オオOM09編成以来のことです。

両編成の廃車で6両固定編成の同系列は宮オオB6編成のみとなり、また残る185系は0番台・200番台を合わせて10両3編成(A1・A5・A7)、7両2編成(OM04・OM08)、6両1編成(B6)、5両3編成(C1・C2・C5)、4両1編成(C7)の合計69両/227両となりました。団体専用列車で活躍するのは宮オオB6編成・宮オオC7編成ですが、実際のところは宮オオB6編成のみとなっています。

【185系0番台・200番台在籍状況】 ※2022年1月23日現在
全体=69両
《0番台》 在籍数=49両
[10両]A1・A5・A7   [  5両]C1・C2・C5 [  4両]C7
《200番台》 在籍数=20両
[  7両]OM04・OM08 [  6両]B6

★廃車済みの車両★
全体=158両
※単体で廃車のサハ185-7(C7)・サロ185形200番台(OM03・B2~B7)は車両数に含む
《0番台》 車両数=66両
[10両]A2・A3・A4・A6・A8 [  5両]C3・C4・C6
《200番台》 車両数=92両
[  8両]B2 [  7両]OM01・OM02・OM05・OM06・OM07・OM09・B1
[  6両]OM03・B3・B4・B5   [  4両]B7
※宮オオB2編成はサロ185-204を抜き、宮オオB7編成の電動車1ユニット2両(ハイフン以下231)を連結して8両編成を組成し臨時列車で運用ののち廃車。
※宮オオOM07編成は宮オオOM06編成からサロ185-211と電動車1ユニット2両(ハイフン以下221)を連結しA編成と同じ10両編成を組成、上野東京ライン関連の試運転に使用後廃車。

2022年1月22日

【ついに全12編成揃う】東日本旅客鉄道E131系500番台のラストナンバー、横コツG-12編成が登場

2022年1月21日、総合車両製作所新津事業所で製造されたE131系500番台横コツG-12編成が出場しました。横コツG-11編成と同様に線路モニタリング装置の搭載が可能です。
▲E131系500番台に線路モニタリング搭載可能な横コツG-12編成が登場。これで相模線向けのE131系は全12編成48両が出揃った。

当該となる横コツG-11編成は相模線内基準で橋本寄りからクモハE131-582+サハE131-512+モハE130-512+クハE130-582となっており、横コツG-11編成と同様にクモハE131-581とクハE130-581の車内に手摺と広告枠が設置された機器室が設けられており、機器室のある側のロングシートは5人または6人掛けになっているものと思われます(通常のロングシートは7人掛けです)。この仕様は同系列600番台(宮ヤマ)の線路モニタリング搭載編成にも反映されるものとみられます。

現時点で205系500番台の廃車除籍は発生していませんが、大半の編成が運用を離脱している状況ですので、動向に注意が必要です。

【相模線電車の在籍状況】2022年1月21日現在
《205系500番台》13編成52両 ※過半数は運用離脱済み
R1・R2・R3・R4・R5・R6・R7・R8・R9・R10・R11・R12・R13
《E131系500番台》12編成48両
G-01・G-02・G-03・G-04・G-05・G-06・G-07・G-08・G-09・G-10・G-11・G-12

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2022.01.22 1000形ワイドドア車、小田原線シャトル運用に~

2022年1月22日は小田急電鉄小田原線を撮影。今回は小田原(OH47)にて。
1000形1061F。7240レ7245レ(土曜休日113運用)。今回もレーティッシュを見れました。2009年に塗装変更された3編成のうち最後まで残った1編成です。
1000形1754F。7041レ7048レ(土曜休日A32運用)。昨日21日が平日A31運用だったことからこの日は見れないだろうと思っていた1000形最後のワイドドア車をここで見ることができました!まさかの土曜休日A32運用ということで、大半は新松田(OH41)と小田原を往復するだけのシャトル運用となっています。

せっかくなので1000形1754Fに乗車し、開成(OH42)で途中下車。ホームが10両編成分に延伸されてからは初めて降りました。
開成で折り返しの7049レを収めました。雲が少なかったので会心の出来です。

続いては鶴巻温泉(OH37)にて。
ロマンスカー“VSE”50000形50002F。0116レ(土曜休日N33運用)。上りホームで定期営業運転を終える“VSE”を収めて終了としました。

【まさかの代走で】東日本旅客鉄道の臨時特急を狙ったらとんでもない出会いが

2022年1月22日、私は朝に用事があり外に出ていましたが、そのあと東日本旅客鉄道東海道線(上野東京ライン)で少し撮影をすることに。茅ヶ崎(JT-10)からE231系1000番台宮ヤマU508編成+宮ヤマU4編成の1543E列車で平塚(JT-11)へ。

前回のE257系5500番台宮オオOM-52編成による臨時特急『あたみ』を撮影した時には貨物線経由での運転であったために、今回狙う臨時特急『花咲くあたみ満喫号』も小田原(JT-16)発着時刻が臨時特急『あたみ』とほぼ変わらないことから、同様に貨物線経由での運転と予想し、平塚での撮影に変更します。するといきなりとんでもない出会いを果たすのです。
EF66形27号機。5097列車。なんと平塚で吹田機関区所属の最古参のEF66形である27号機に遭遇。これは通常ではEF210形で見かける列車のため、その代走と思われます。臨時特急の直前にファン大注目の電気機関車とは…。しかもすべてに貨物が載せられている状態はなかなかの迫力ですね。
E257系5500番台宮オオOM-51編成。9075M列車。今回の『花咲くあたみ満喫号』は宮オオOM-51編成の充当でした。予想通り、貨物線を走っていきました。表示は地味に『特急』表示ですが、直前までそれの英語表記でしたから、漢字表記で写ってくれてよかったぁ。

このあと私は次の場所へ向かうためE233系3000番台宮ヤマU632編成+宮ヤマU231編成の1545E列車に乗って小田原(JT-16)で下車しました。この土曜休日の1545E列車、毎日運転の1662E列車とともに2022年3月12日のダイヤ改正で消滅する宇都宮線黒磯~東海道線熱海(JT-21)を結ぶ最長直通列車ですね。

おまけ
E233系3000番台に乗車していたとき、平塚~大磯(JT-12)間に位置する相模貨物ターミナルに“YOKOHAMA NAVYBLUE”をまとう電車の姿が。これは相模鉄道20000系20107F(10両固定編成)で赤色の反射板が取り付けられており、東急電鉄への貸出目的による長津田検車区への甲種輸送と思われます。20107Fでどのような訓練が行われるのか注目ですね。21101F(8両固定編成)のときは東京地下鉄綾瀬検車区まで入線しましたから、びっくりしましたね。

【1両は静態保存へ】東京臨海新交通7000・7200系7281Fのうち5両が廃車解体のため陸送される

2020年10月14日に定期営業運転を終了した東京臨海新交通ゆりかもめの7000・7200系7281F(6次車)のうち、先頭車1両を除く5両が2022年1月20日に有明車両基地から解体処分のため搬出されました。
▲2020年の鉄道の日での引退から約1年3ヶ月、7000・7200系のラストナンバーが先頭車1両を残して有明に別れを告げる。なおドアステッカーはなぜか残されたままだった。

今回搬出された車両は7000・7200系6次車の7281Fのうち、新橋(U-01)寄りの7286以外の車両(7281・7282・7283・7284・7285)、豊洲(U-16)寄り先頭車の7281には『約15年間ありがとう』と書かれた特製メッセージが掲げられました。残された7286は有明車両基地内に静態保存されるものと思われます。4次車以降の編成は3次車までの各編成をベースとしつつも、制御装置がVVVFインバータ方式となるなど(このため車番で区別できるように車両番号の中央2桁の編成番号である19と20が欠番だった)、変更点もありました。なおこの6次車は2006年の有明(U-12)~豊洲間の延伸開業時に備えて登場した車両であり、7271Fとともに数少ないステンレス無地の車両としてもお馴染みでした。

2022年1月21日

【先頭車は売却へ】東急電鉄8500系8630Fが長津田車両工場に廃車回送される

2022年1月20日、東急電鉄田園都市線の8500系8630Fが所属先から長津田車両工場へ自走回送されました。廃車除籍処分のためと思われ、特別販売されるデハ8630・デハ8530以外は解体搬出されるものと思われます。
▲いよいよ全廃が迫る8500系。2022年最初の同系列廃車となる8630Fが走り慣れた路線にお別れを告げ帰らぬ旅へ。残りは8631Fと8637Fのみとなり、赤帯は8631Fのみに。
▲最後まで残る8500系は8631Fと8637F、どちらになるのだろうか。2022年に入ってからも朝夕を中心に運用を続けており、8631Fは11日の日中時間帯にも運用された。

今回回送された8630Fは朝の平日39K運用に充当されていたため、1月11日の8631Fを除き廃車回送直前まで朝夕の運用に限られていたものとみられます。日中時間帯で運用されたのは1月11日の8631Fのみとなっていますので、残る編成も朝夕のラッシュ時間帯を中心に細々と運用を続けそうですが、先は長くないと思ってください。総合車両製作所新津事業所から2020系の29編成目となる2149Fも登場していますので、2020系自体の在籍数は次の2150Fが出場すれば300両に到達します(同系列の派生でもある3020系・6020系を含めると現時点で328両、2150Fの登場で338両になる)。

2022年1月20日

【次々と進む廃車除籍】東日本旅客鉄道E217系横クラY-10編成が長野総合車両センターに配給輸送される

2022年1月19日、東日本旅客鉄道鎌倉車両センター所属のE217系横クラY-10編成(クハE217-10以下11両)がEF64形1030号機に牽引され、所属先から南武線経由で長野総合車両センターへ配給輸送されました。廃車解体処分のためと思われます。
▲E217系横クラY-10編成がついに帰らぬ旅へ。同系列の基本編成は通算11編成目の廃車で2022年では初めてのことである。付属編成はあと1編成、基本編成はあと2編成が廃車除籍となればE235系1000番台の在籍数(基本・付属ともに13編成)と合致することになる。

これで基本編成は11編成(付属編成は12編成)の廃車となり、E235系1000番台が導入されている13編成に迫っています。これでも基本編成では5分の1、E217系全体でも累計169両が廃車されたのみで、相変わらず主力車両となっています。これで残るE217系は11両40編成(440両)と4両34編成(136両)の合計576両となっています。E131系500番台は横コツG-12編成のみ(クモハE131-582以下4両)を残すため、600番台(宮ヤマ)の新製投入が完了すればE235系1000番台の増備再開もありそうですが、横クラF-14編成以降のグリーン車の輸送があった場合はそのタイミングで増備再開とみてよさそうでしょうか。

【E217系の在籍状況】※2022年1月19日現在
 基本編成(11両)…40編成(−1) 付属編成(4両)…34編成(±0)
 廃車除籍(11両)…11編成(+1) 廃車除籍(4両)…12編成(±0)
【E235系1000番台の在籍状況】※2022年1月19日現在
 基本編成(11両)…13編成(±0) 付属編成(4両)…13編成(±0)

【まさかの3編成連結】東日本旅客鉄道相模線の205系500番台3編成が連結されて撮影会が開催される

2022年1月18日、東日本旅客鉄道国府津車両センター(横コツ)で相模線の205系500番台3編成を連結した状態での撮影会が実施され、構内入換ではその3編成を連結した状態の12両編成で運転されました。
▲引退前の貴重な姿、国府津車両センターで12両編成(3編成連結)の205系500番台が横コツR2編成・横コツR8編成・横コツR13編成で見られた。もともとは豊田車両センター(八トタ)所属だったため、中央線の行先が入っており、それも表示されていた。

撮影会に使用された3編成はすでに営業運転を離脱している編成のうち、上り方から横コツR2編成+横コツR8編成+横コツR13編成が使用され、構内入換では中央線の相模湖(JC-25)の行先を表示して行われました。編成番号札は現在も運用を続けている横コツR1編成のものでテプラ仕様に変更される前まで実際に掲示されていたものが使用されました。205系500番台の廃車をどうするのか予想できませんが、E217系(横クラ)付属編成と同様に2編成ずつとなることが予想されます。半自動ドアスイッチが設置されていることも考慮すると譲渡の線も完全に捨てきれませんが…。

2022年1月18日

【ブルー置き換えに】舞浜ディズニーリゾートライン“Type C”100形131号編成(ブルー)が営業運転を開始

2022年1月18日、舞浜ディズニーリゾートラインの新型車両“Type C”の100形131号編成(ブルー・進行方向から131+132+133+134+135+136)が営業運転を開始しました。これに伴い既存車両の“Type X”10形11号編成(ブルー)が廃車除籍になるものと思われます。
▲リゾートラインの3編成目の新型車両“Type C”100形131号編成(写真右側)が昨年3月下旬に搬入されてから約10ヶ月、ついに本格始動の時を迎えた。
▲廃車除籍処分が迫る“Type X”10形11号編成(ブルー)。アナ雪の期間限定ライナーのほか、ディズニーランド開業35周年およびディズニーシー開園15周年の期間限定ライナの双方に起用されていた。

“Type C”100形は111号編成(イエロー)、121号編成(ピーチ)の2編成12両がすでに営業運転に投入されており、131号編成(ブルー)のデビューで“Type C”が3編成18両(イエロー・ピーチ・ブルー)、“Type X”10形が2編成12両(パープル・グリーン)になります。この131号編成は昨年3月の搬入ですが、既存車両の11号編成の走行距離調整ないし検査期限などの関係があったのでしょうか、搬入後もすぐに置き換えられることはなく、私も昨年訪問時に何度か出会っていますし乗車もしていますので、開業時から使用されてきた“Type X”がなくなる寂しさもありますね。2020年には新型コロナウィルスの感染拡大で東京ディズニーリゾートが臨時休園したこともあって、周回の頻度が多くなかったかもしれませんからね。なお現在の“Type C”の運転時刻は東京ディズニーリゾートの公式サイト内では同形式が半数を超えたことで現時点では公表されていませんが、いずれは引退間近の“Type X”の運転時刻公表があり得るかもしれませんね。なおこの次の141号編成がパープル・グリーンのどちらか、になりますが、その編成が登場するときのカラーリングによって最後まで残る“Type X”10形が分かるかと思います。