2022年1月9日

【ワンマン運転導入迫る】東日本旅客鉄道相模線でワンマン運転に向けた準備が進む

2022年1月より、東日本旅客鉄道相模線でE131系500番台の営業列車を使用して、ワンマン運転導入に向けた準備が進められています。このため発車メロディや一部自動放送に変化が見られます。
▲本格的なワンマン運転の準備のため、E131系500番台の営業列車を用いて動作確認作業が実施されている。運転台では乗降確認モニターの動作確認、車外スピーカーを用いた発車時の自動放送確認が行われているようだ。

同系列の営業運転開始直後は新型コロナウィルスの影響から換気のため半自動ドアスイッチの扱いが中止されていましたが、昨年12月から始終着駅で再開され、現在では全駅で半自動ドアスイッチの扱いが再開されています。E131系500番台では両先頭車の運転台の乗降安全確認モニターの動作、車外スピーカーで流れる発車メロディ“Gota del Vient”と“Water Crown”の確認、列車発車時の自動放送の確認(文面は同系列0番台・80番台と同じで日本語では『発車します。列車から離れてください。』と流れる)が実施されています。

これによって従来流れていた相模線の発車メロディ(近郊地域20番など)が完全に聞き納めとなる可能性が高くなりました。また茅ヶ崎で採用されている『海 その愛』の発車メロディも3月11日までとなります(発車メロディは必ず1コーラス流れる仕様ですので、途中切りの心配はない)。なお先にワンマン運転が導入されている水戸線では友部3番線発車時にご当地メロディがE531系0番台ワンマン運転対応車・3000番台の車外スピーカーから流れるように変更されていますので、相模線でも茅ヶ崎の限定メロディをE131系500番台から流せるようにしていただきたいものです。ただ1月8日に用事で利用した際に車外スピーカーから“Water Crown”のメロディが聞こえたので、恐らく現時点では難しいものとみられます。

開業100年を迎えてワンマン運転開始という新たな時代に突入する相模線ですが、E131系500番台は線路モニタリング搭載車の2本の導入を残すのみです。ワンマン運転となっても相模線を長らく愛し続けていきたいものです。