2023年7月30日

【移動の際の参考に】小田急電鉄、『第77回あつぎ鮎まつり大花火大会』開催に伴う臨時ダイヤを発表

2023年8月5日に行われる『第77回あつぎ鮎まつり大花火大会』に伴う小田急電鉄小田原線での臨時ダイヤの運転概要を発表しました。花火大会の観客輸送の便宜を図るため、本厚木(OH34)・海老名(OH32)エリアを中心に列車が増発され、一部急行(臨時運転を含む)・快速急行が厚木(OH33)に臨時停車することになっています。
▲急行2本、各駅停車35本の合計37本の臨時列車に加えて、急行・快速急行の一部が厚木に臨時停車となる。一部列車は待避接続駅の変更や定期回送列車の一部区間客扱い、定期列車の区間延長を実施するほか、一部急行相模大野(OH28)行きのところ、相模大野で各駅停車に種別変更して延長運転をする列車が設定されることとなっている。

今回の臨時ダイヤでは本厚木・海老名付近を中心に合計37本の臨時列車が設定され、一部の各駅停車は定期列車を延長する形で設定されます。新宿(OH01)始発の急行相模大野行き列車のうち、一部は相模大野で種別変更して秦野(OH39)・伊勢原(OH36)・本厚木まで運転を継続するほか(新宿発車時の種別表示は急行、行先は最終的な行先を表示するため、延長運転の終着駅、すなわち秦野・伊勢原・本厚木などを表示する)、また一部の急行(臨時運転含む)・快速急行が厚木に臨時停車するなどの関係から、乗り継ぎ(列車接続を取る駅)や待避駅などが変更となるので十分注意してください。秦野と伊勢原両駅を発着する臨時列車は折り返しの関係で、1番ホームから発車となるものがあります(詳しくは開催当日に駅の発車標でご確認ください)。なおこの臨時ダイヤは荒天などの理由で花火大会が中止した場合でもそのダイヤで運転されます。なお臨時ダイヤについて以下の予想を立ててみました。発着時刻や現行ダイヤの運用を参考に待避列車・接続列車などの予想を出しております(ただし抜けている部分もあるかもしれない)ことをご了承ください。

【臨時運転ダイヤ】
《下り・各駅停車》※定期列車の延長運転(急行は種別変更を兼ねる)が含まれます
6633レ(土曜休日E16運用)
※海老名での1067レ(土曜休日A23運用)との接続待避を取りやめ、本厚木まで先着
1215レ(土曜休日C12運用)
※通常は大野総合車両所に一旦入庫となるところを相模大野から臨時各駅停車に変更、相模大野~秦野間延長運転
6637レ(土曜休日B17運用)
※伊勢原~秦野間延長運転、海老名での1069レ(土曜休日A17運用)との接続待避を本厚木に変更、伊勢原で0901レ(土曜休日N31運用)の通過待避
臨時各駅停車(土曜休日運用) 本厚木17時43分着列車
※相武台前(OH30)で1069レ(土曜休日A17運用)通過待避または海老名で1069レとの接続待避、6637レ(土曜休日B17運用)の待避変更に伴う増発列車
臨時各駅停車(土曜休日運用) 伊1802←海1751
※伊勢原まで先着
6641レ(土曜休日B12運用)
※海老名での1071レ(土曜休日A20運用)との接続待避を取りやめ、本厚木まで先着
1217レ(土曜休日C20運用)
※定期回送となる回9245レを客扱いし相模大野から臨時各駅停車に変更、相模大野~伊勢原間延長運転
6645レ(土曜休日B25運用)
※海老名での1073レ(土曜休日A32運用)との接続待避を本厚木に変更、本厚木まで先着
1219レ(土曜休日E26運用)
※相模大野から臨時各駅停車に変更、相模大野~本厚木間延長運転
6649レ(土曜休日E34運用)
※海老名での1075レ(土曜休日A13運用)との接続待避を取りやめ、本厚木まで先着
1221レ(土曜休日E69運用)
※相模大野から臨時各駅停車に変更、相模大野~本厚木間延長運転
臨時各駅停車(土曜休日運用) 伊1903←海1851
※伊勢原まで先着
臨時各駅停車(土曜休日運用) 海老名20時21分発列車
0911レ(土曜休日N46N66運用)に続行で運転、秦野まで先着
臨時各駅停車(土曜休日運用) 海老名20時38分発列車
※本厚木で0913レ(土曜休日N44N64運用)を接続待避、伊勢原で3177レ(土曜休日E29運用)を待避(本厚木以西は海老名始発の下り快速急行1本とロマンスカーを除くと開成(OH42)まで各駅に停車だが、種別上位を優先)
臨時各駅停車(土曜休日運用) 本厚木21時06分発列車
6677レ(土曜休日E35運用)の本厚木での接続列車を3179レ(土曜休日C14運用)から変更、秦野まで先着
6679レ(土曜休日B12運用)
※本厚木~伊勢原間延長運転、海老名で待避後は伊勢原まで先着(伊勢原到着時は回9277レ(土曜休日E69運用)とほぼ同じ)
臨時各駅停車(土曜休日運用) 海老名21時10分発列車
※本厚木で1089レ(土曜休日A13運用)と6681レ(土曜休日B13運用)を待避、伊勢原で6681レから接続
6685レ(土曜休日E15運用)
※本厚木~伊勢原間延長運転、海老名での待避後は伊勢原まで先着

《下り・急行列車》
臨時急行(土曜休日運用) 小2115←厚2034
3175レ(土曜休日C19運用)の続行で運転、開成~小田原(OH47)間は無停車か?

《上り・各駅停車》※定期列車の延長運転が含まれます
臨時各駅停車(土曜休日運用) 秦1701→海1724
※海老名まで先着
6646レ(土曜休日B29運用)
※定期回送となる回9224レを客扱いする形で伊勢原~本厚木間延長運転、本厚木で0330レ(土曜休日N61運用)を接続待避
臨時各駅停車(土曜休日運用) 海老名17時54分着列車
※始発の新松田(OH41)で0330レ(土曜休日N61運用)を通過待避または秦野で0330レを接続待避、そのあとは海老名まで先着
臨時各駅停車(土曜休日運用) 海老名18時02分着列車
※海老名まで先着、海老名で0070レ(土曜休日N42N62運用)に接続
臨時各駅停車(土曜休日C12運用) 秦1752→厚1810
1215レの行先延長列車の折り返し、本厚木まで先着、到着後は定期回送となる回9238レを延長運転か
臨時各駅停車(土曜休日運用) 伊1810→海1822
※臨時各停(伊1802←海1751)の折り返し、海老名まで先着
臨時各駅停車(土曜休日C20運用) 伊1821→海1833
1217レの行先延長列車の折り返し、海老名まで先着、到着後は海老名検車区入庫
6656レ(土曜休日B17運用)
※定期回送となる回9234レを客扱いする形で秦野~本厚木間延長運転、伊勢原で3174レ(土曜休日E70運用)との接続待避(所定の本厚木から変更)、海老名から先はほぼ通常通り
臨時各駅停車(土曜休日運用) 本厚木18時49分着列車
※本厚木まで先着、本厚木で6660レ(土曜休日E34運用)に接続
臨時各駅停車(土曜休日運用) 厚1857→海1902
※海老名まで先着、本厚木で3176レ(土曜休日E24運用)から接続
6680レ(土曜休日B28運用)
※臨時運転だが6680レとほぼ同じスジの新百合ヶ丘(OH23)行き(新百合ヶ丘~新宿間を運休にしたような列車)
6804レ(土曜休日A14運用)
※定期回送となる回9262レを客扱いする形で本厚木~町田(OH27)間延長運転、本厚木で2270レ(土曜休日C17運用)との接続待避(2270レを先発)、相武台前で3188レ(土曜休日E30運用)の通過待避に変更、折り返しは海老名検車区に回送か
6686レ(土曜休日B29運用)
※臨時運転だが6686レとほぼ同じスジの町田行き(町田~新宿間を運休にしたような列車)、海老名での1088レ(土曜休日A22運用)との接続待避を取りやめ、町田まで先着、相模大野または町田で1702レ(土曜休日E24運用)に接続
6688レ(土曜休日E35運用)
※臨時運転だが6688レとほぼ同じスジの町田行き(町田~新宿間を運休にしたような列車)、海老名での3190レ(土曜休日E12運用)との接続待避、0364レ(土曜休日N42N62運用)の通過待避をそれぞれ相武台前に変更、相模大野または町田で3586レ(土曜休日C18運用)に接続
臨時各駅停車(土曜休日B26運用) 厚2121→海2126
※定期回送となる回9270レを本厚木~海老名間のみ客扱いし、海老名まで先着(到着後は相武台前の構内留置線に入庫)、本厚木で3190レ(土曜休日E12運用)と0364レ(土曜休日N42N62運用)から接続
6690レ(土曜休日B12運用)
※相模大野までは発車時刻が約3分~6分ほど繰り上がって発車
臨時各駅停車(土曜休日17S運用) 厚2146→海2150
※定期回送となる回9284レを時刻繰り上げのうえ本厚木~海老名間のみ客扱い、本厚木で1092レ(土曜休日A23運用)から接続、海老名到着後は海老名検車区に入庫

《上り・急行列車》
臨時急行(土曜休日B14運用)
※定期回送となる回9256レを客扱いして運転、到着後は喜多見検車区入庫

【厚木に臨時停車する急行・快速急行】※すべて上り列車です
内訳…快速急行4本・急行(臨時急行含む)6本
※快速急行と厚木20時47分発は10両、臨時急行は8両、急行は6両のため停止位置に注意
3184レ(土曜休日E62運用) 厚木20時16分発
臨時急行(土曜休日B14運用) 厚木20時22分発
1086レ(土曜休日A13運用) 厚木20時26分発
3186レ(土曜休日E37運用) 厚木20時36分発
2270レ(土曜休日C17運用) 厚木20時47分発
3188レ(土曜休日E30運用) 厚木20時56分発
1088レ(土曜休日A22運用) 厚木21時08分発
3190レ(土曜休日E12運用) 厚木21時17分発
1090レ(土曜休日A33運用) 厚木21時28分発
1092レ(土曜休日A23運用) 厚木21時44分発

これで見てみると、上りの臨時各駅停車の最後は東京地下鉄16000系の充当になる可能性があり得ますね。臨時急行の上りについては土曜休日B14運用の喜多見検車区への入庫回送を客扱いしますので、8両での運転になります。また下りの臨時急行が読めませんが、8両以上の場合は開成~小田原間の各駅のホーム有効長の関係で通過となる可能性が高いです。区間列車であっても予備車両を活用することがあるので、両数が読めませんね。当日に発車標や駅ホームの別紙に書かれた時刻表を確認するのが良いかと思います。

【あと2編成に】東日本旅客鉄道651系1000番台宮オオOM206編成が郡山総合車両センターに配給輸送される

2022年7月26日、東日本旅客鉄道高崎線特急『草津』(現在の『草津・四万』)・『あかぎ』などに使用されていた651系1000番台都オオOM206編成(クハ651-1006以下7両)がEF81形139号機に牽引され郡山総合車両センターまで配給輸送されました。廃車解体処分のためと思われます。
▲651系1000番台都オオOM206編成がついに廃車除籍処分に。651系1000番台は残り2編成(14両)となった。同系列の全廃が迫っている。

651系1000番台の廃車は基本編成では5編成目となり、残るは都オオOM201編成都オオOM207編成のみとなります。トップナンバーとラストナンバーのみが残るのは珍しいですね。残っている2本は0番台時代は水カツK101編成水カツK102編成を名乗っていたほか、都オオOM207編成は2018年に1000番台に追加改造されていた編成です。1000番台としては約5年で定期運用を失い、廃車になろうとは…。

2023年7月29日

【名誉ある遺産】小田急電鉄ロマンスカー“SE”3000形、日本機械学会『機械遺産』に認定へ!

2023年7月28日、小田急電鉄が運営するロマンスカーミュージアム(神奈川県海老名市)内に保存展示されているロマンスカー“SE”初代3000形電車が同年8月7日に一般社団法人日本機械学会の『機械遺産』に認定されることとなりました。これに伴い同日から特別展示を実施することとなりました。
▲海老名検車区西側の屋根付きの保管庫を経てロマンスカーミュージアムに保存展示されているロマンスカー“SE”初代3000形(写真2枚目では左側・3021Fの3両)が日本機械学会の『機械遺産』に認定されることとなった。2019年5月には海老名検車区の東側で最後の屋外展示となったが、このときはロマンスカーミュージアム搬入前で5両が保存されていた。
▲『機械遺産』に認定されるロマンスカー“SE”初代3000形(写真3枚目では右側)。登場当時の先進的技術を取り入れた独自性、のちの新幹線などの鉄道に与えた影響、保存状態の良さが評価されたものである。

ロマンスカー“SE”初代3000形(3021Fの3両)は一般列車への使用を想定しない特急形車両として新宿(OH01)~小田原(OH47)間を60分(1時間)で結ぶという目標のもと、当時の日本国有鉄道の鉄道技術研究所と共同で開発した車両です。空気抵抗を少なくするため、流線形の先頭車、車両間に台車を配置した連接構造(現役車種はロマンスカー“VSE”50000形のみだが今秋引退のため連接台車のロマンスカーは消滅の見込み)などを採用し、当時の日本国有鉄道東海道本線に貸し出され、当時の最高速度145km/hを樹立し、のち後継のロマンスカーだけでなく、0系新幹線の登場に影響をもたらしたことが評価されたようです。

8月7日以降は機械遺産認定を記念して、通常では一般開放されていない運転台とともに車内の様子を学芸員とともに見学できるツアーを8月14日から17日のあいだに行うことも発表されました。お盆の時期で夏休み期間中の開催ということで、親子で楽しめるツアーになると思いますので、思い出作りに迷っている子どもたちがいたら、ロマンスカーミュージアムで思い出を作ってみてはいかがだろうか。

2023年7月28日

【検査を通しきれいに】小田急電鉄3000形3267F(リニューアル車6両固定編成)、営業運転に復帰

2023年7月28日、小田急電鉄大野総合車両所でリニューアル更新工事と重要部検査を受けて出場した3000形3267F(旧東急車輛製造4次車・6両固定編成)が5107レ(平日A12運用)より営業運転に復帰しました。
▲2023年度の最初のリニューアル車となった3000形3267Fがついに定期営業運転に復帰。リニューアル内容と旅客用扉の交換状況からして3265Fと同じ仕様と思われる。
▲3000形リニューアル車は3次車と4次車で2編成ずつとなり、4次車の6両固定編成は2編成ともリニューアル車となった。3265F3267Fは旅客用扉が交換済み、3266F3268Fは未交換である。

3000形6両固定編成のリニューアル車は通算4編成目で、4次車は2本ともリニューアル車となりました。今回の3267Fでは旅客用扉が交換され、3265Fと同一仕様となりました。中間車両では車椅子やベビーカーなどが利用できるスペースが追加設置されています。大野総合車両所には3次車の3263Fがリニューアル更新工事の施工のため入場中で、3次車6両固定編成での非リニューアル車両は3264Fだけとなっています。今年度はあと1編成に施工されるものとみられますが、どの編成になるのか注目です。25日と26日には大野総合車両所の検査出場および性能確認に伴う試運転を行っていましたね。

【車番にハイフンも】京浜急行電鉄新1000形1501編成(6両固定編成)が川崎車両株式会社を出場、甲種輸送される

2023年7月27日、川崎車両株式会社兵庫工場で製造された京浜急行電鉄新1000形の6両固定編成となる1501編成が総合車両製作所横浜事業所へ向けて甲種輸送されています。
▲新1000形の22次車となる6両固定編成が川崎車両株式会社を新製出場。同形式の6両固定編成で初めてハイフンが入った編成番号となり、『1501編成』となった。この編成番号は1500形の4両固定編成のトップナンバーが名乗っていた番号で、早くも2代目となっている。

新1000形21次車の6両固定編成はなんと1501編成となりました。6両固定編成では両端2両ずつが電動車、中間2両が付随車であることを考えると、浦賀(KK-64)・三崎口(KK-72)寄りからデハ1501-1+サハ1501-2+デハ1501-3+デハ1501-4+サハ1501-5+デハ1501-6の組成になるものと思われます。なお6両固定編成では他編成と連結しないため電気連結器を持たないほか、6両固定編成で初めてのハイフン入りの車両番号となりました。両先頭車両の前面部の貫通扉には『501-1』『501-6』と書かれています。前面部は19次車まで(15次車の4両固定編成を除く)と同じ貫通扉の配置ですが、側面部には乗務員扉と旅客用扉の間に小窓がついているほか、種別行先案内表示器が大きめであることから、側面部は20次車・21次車“Le Ciel(ル・シエル)”と同じ仕様と思われます。また乗務員扉を開閉するドアハンドルの数が1つから2つに増えており、京浜急行電鉄の車両では初めてのこととなります。車内には新製当初から防犯カメラがついており、22次車に分類されるものとみられます。なおもう1編成登場することになっていますが、こちらは事故廃車となった1137編成の代替となる8両固定編成となっており、8両固定編成もこの仕様になるものと思われます。

2023年7月27日

【お盆の直前から】東急電鉄、東横線での有料座席指定サービス“Q SEAT”の概要を発表

2023年7月26日、東急電鉄が同年8月10日より東横線で有料座席指定サービス“Q SEAT”を開始すると発表しました。対象は平日夕夜のラッシュ時間帯を過ぎた19時30分以降の渋谷(TY-01)始発の元町・中華街(MM06)行きの急行列車5本で、一部のK運用が4号車・5号車に“Q SEAT”車両を組み込む5000・5050系4000番台の固定運用になります。
▲8両固定編成の5000・5050系0番台に“Q SEAT”車両(2両)を組み込み、10両固定編成の4000番台となった4112F(元0番台5166F)。同編成の4号車(サハ4412)・5号車(デハ4512)に転換クロスシートの“Q SEAT”車両が連結されている。

Q SEAT”サービス対象の急行列車は渋谷始発の元町・中華街行き急行列車5本のみで、19時35分発(193号)、20時05分発(201号)、20時35分発(203号)、21時05分発(211号)、21時35分発(213号)となります。これらの運用を調べると、19時35分発(193号)と21時05分発(211号)は平日57K運用、20時05分発(201号)と21時35分発(213号)は平日56K運用、20時35分発(203号)は平日64K運用となり、これらの3運用は8月10日以降はすべて“Q SEAT”を組み込んだ4112F(元0番台5166F)・4113F(元0番台5167F)・4114F(元0番台5168F)・4115F(元0番台5169F)での運転となります(1本が通常の予備車両となるか、別のK運用に入ることがある)。これらの急行列車の“Q SEAT”サービス対象車両(4号車・5号車)に東横線の急行停車駅から乗る際は乗車券(ICカード含む)・定期券のほか列車指定券(料金は500円)が必要でサービス区間は渋谷→横浜(TY-21,MM06)となります。直通運転先の横浜高速鉄道みなとみらい線内では列車指定券なしで乗車が可能(フリー乗降区間)となります。座席の転換は渋谷と元町・中華街で行うのでしょうか。ちなみに車内での列車指定券の販売はないほか、乗降時に列車指定券の確認がありますので気を付けてください。列車指定券は乗車日当日の朝5時から当該列車の発車1分前までとなります。なお“Q SEAT”車両以外の号車(8両)はどなたでも乗車できます。なお大井町線から田園都市線直通の急行列車で行われている“Q SEAT”サービスとは異なり、乗車専用・下車専用ではないほか、終着駅到着後も折り返しで“Q SEAT”サービスのない急行渋谷行きとしての運用があります。

【東横線“Q SEAT”サービス適用列車】※Q SEATの表記がある列車です
《平日56K運用》
中1921→渋2002
中2048←渋2005 Q SEAT
中2051→渋2132
中2218←渋2135 Q SEAT
中2221→杉2249

《平日57K運用》
中1851→渋1932
中2018←渋1935 Q SEAT
中2021→渋2102
中2148←渋2105 Q SEAT
中2151→渋2232

《平日64K運用》
中1951→渋2032
中2118←渋2035 Q SEAT
中2121→渋2202

【徐々に減る7000系】京王電鉄7000系7705F(6両固定編成)が廃車除籍処分に

2022年7月25日、京王電鉄高幡不動検車区から若葉台検車区に自走回送されていた7000系7705F(6両固定編成)が廃車除籍処分となりました。23日に7804F(4両固定編成)とともに若葉台検車区に自走回送されていました。7804Fは何らかの改造工事でしょうか。
▲種別行先案内表示器が幕式で残る7000系(写真)のうち7705Fが廃車除籍処分に。自走回送の際には同時に入場する7804Fと同伴した。

5000系の導入で7000系が玉突きの形で廃車されており、種別行先案内表示器が幕式のままの6両固定編成・10両固定編成が廃車されているようです。6000系が消滅したあとはこの系列が最古参形式となっていますので、動向に注意が必要です。6両固定編成よりも4両固定編成や2両固定編成を残すのには何か意味があるのかもしれませんね。今後部品撤去作業を行ったうえで陸送作業が行われるものと思われます。なお7705Fと同伴した7804Fは何らかの改造工事を受けるのでしょうか。工事を受けるとすれば車内防犯カメラの設置でしょうか。

2023年7月26日

【ようこそ相模鉄道へ】東急電鉄3020系3123F(8両固定編成)、相模鉄道に初入線で貸出へ

2023年7月24日、東急電鉄目黒線向けで元住吉検車区所属の3020系3123F(8両固定編成)が新横浜線経由で相模鉄道本線かしわ台車両センターに自走回送され、新横浜(SH-01,SO-52)から初めて相模鉄道(現時点でいずみ野線を除く)に入線しました。
▲相模鉄道と東急電鉄が双方の新横浜線で繋がって約4ヶ月が経ち、ようやく3020系が相模鉄道に初入線を果たす。最初に直通対応車両となった3123Fがかしわ台車両センターで訓練のため貸し出された。新デザインの“SDGsトレイン”となっている3122Fを含めた全3編成が直通対応となれば、3000系や5000・5080系との共通運用が可能になる。

3020系が相模鉄道に入線するのは初めてのことで、かしわ台車両センターに貸出され、今後の運用範囲となる本線といずみ野線の全線での試運転が予想されています。なお目黒線向けの車両にも相模鉄道本線の横浜(SO-01)に向かう運用があるため(一部は相模鉄道で快速列車や特急列車となる運用もある)、同系列の横浜入線にも期待が高まります。なお25日には相模鉄道で初めて試運転を行いました。現在の“SDGsトレイン”となっている3122Fや、トップナンバーの3121Fにも相模鉄道直通対応工事の施工が予想されます。3020系と同じ目黒線や新横浜線(日吉(MG-13,SH-03)~新横浜間)を走行する東京地下鉄9000系も8両固定編成が登場しますので、車両動向に注意が必要です。

2023年7月25日

【祝!乗車10億人】東京臨海新交通ゆりかもめで乗車10億人達成記念ヘッドマーク

2023年7月24日より、東京臨海新交通ゆりかもめの7300系・7500系の計3編成に乗車10億人達成記念のヘッドマークが掲出され運用されています。ヘッドマークは7300系1編成、7500系2編成に掲出が確認されています。
▲ゆりかもめで活躍する7300系(全編成7次車)・7500系(全編成8次車)。乗車10億人達成記念のヘッドマークは7391F7531F7571Fに掲出されている。

今回の乗車10億人達成記念ヘッドマークの掲出編成は7300系(7次車)では7391F、7500系(8次車)では7531F7571Fに掲出されています。7300系の方が18編成と7500系の8編成よりも10編成多いので、ヘッドマーク掲出は2編成が7300系になるかと思いきや、まさかの7500系が2編成となりました。なおゆりかもめが通るフジテレビ本社(最寄り駅は台場(U-07))では『お台場冒険王2023』が開催されていますので、そのお出かけの際にゆりかもめが便利です(東京臨海高速鉄道では東京テレポート(R-04)が最寄になります)。

2023年7月24日

【唐突な同時発表】東日本旅客鉄道南武線支線のE127系0番台電車と鶴見線へのE131系1000番台電車投入を発表

2023年7月24日、東日本旅客鉄道が南武線支線へのE127系0番台電車(2編成4両・都ナハ)の営業運転への投入時期と鶴見線へのE131系1000番台電車(都ナハ)の新製投入を同時に発表しました。後者は宇都宮線・日光線向け600番台(都ヤマ)以来の導入となります。
▲南武線支線に転用されるE127系0番台(都ナハV1編成都ナハV2編成)の営業運転開始時期が決まった。既存車両の205系1000番台は2両3編成(6両)あるが、E127系0番台は2両2編成(4両)ということで、205系1000番台の1本は残りそうだ。
▲E127系0番台の投入に伴い205系1000番台は置き換えが予想され、鶴見線向けのE131系の新製投入とともに205系1100番台とともに廃車解体処分が予想されている。E127系投入と鶴見線へのE131系1000番台投入が完了すると現役の205系は1000番台の1本と仙石線の3100番台のみとなる。
▲鶴見線では205系1100番台が運用されている。3両9編成(27両)が在籍するが、新製投入のE131系1000番台は3両8編成(24両)。つまり相模線向けE131系500番台の新製投入時と同じく1編成分少ないため、運用減が予想される。早めに記録を取った方がいいだろう。
▲鶴見線に投入されるE131系(写真は相模線向け500番台)。総合車両製作所新津事業所での製造が予想され、鶴見線向けの区分番台は1000番台になりそう。鶴見線向けのE131系では今までの同系列に採用された拡幅車体ではなくストレート車体が初採用され、E235系1000番台のような一部コストカット仕様になる可能性がありそうだ。

南武線支線に投入されるE127系0番台は元新ニイV12編成を転用改造した都ナハV1編成と、元新ニイV13編成を転用改造した都ナハV2編成の2編成は9月13日から営業運転を開始することとなりました。205系1000番台の4扉車とは異なり、E127系0番台は3扉車となっているほか、南武線支線で初のVVVFインバータ車両となります(なお制御装置は新潟車両センターに在籍していたときに更新工事を受けている)。ワンマン運転に対応しており、最小限の改造で済んでいると思いますので、10年前に新潟を訪れたときに見ていたE127系がついに関東の神奈川県で営業運転で見られるというのが楽しみではあります。このため205系1000番台の動向が注目されることになります。少なくとも205系1000番台1本は残りそうですね。

また鶴見線ではE131系1000番台電車の新製投入を発表しました。宇都宮線・日光線の600番台と同じ3両固定編成で(電動車と付随車の比率は2M1T。ただし他編成との連結は一切しないため、電気連結器は省略される予定)、8編成24両が投入されます(一部編成は線路モニタリング搭載車か)。ただし205系1100番台の3両9編成27両と比べると1編成分少ないので、運用数削減といった整理が行われるものと思われます。ちなみに鶴見線向けの区分番台ではこれまでのE131系(0番台・500番台・600番台)で採用された拡幅車体ではなく、同系列で初のストレート車体となり、E235系1000番台で導入が進められている、一部化粧板仕上げとするところをステンレス地仕上げとしたコストカット仕様になるものと思われます。ワンマン運転対応車ということで側面部に乗降時の安全確認カメラ、半自動ドアスイッチ設置など鶴見線でのワンマン運転導入に備えた設備が搭載されるようです。前面部のデザインは周囲が相模線向け500番台、ドットデザインは宇都宮線・日光線向け600番台に類似し、側面部は房総地区向け0番台のような感じとなります。

南武線支線と鶴見線に新型車両の波がついに来ます。E131系1000番台の新製投入は今秋となることが予想され、今冬の営業運転開始が予定されています。全8編成が総合車両製作所新津製作所で製造されるものと思われます。編成番号がどうなるのでしょうか。

【E131系1000番台 組成予想】左側が鶴見(JI-01)寄り、右側が扇町(JI-10)寄り
クハE130-1000+モハE130-1000+クモハE131-1000

2023年7月23日

【未更新車は予備車両】小田急電鉄『プレミアム撮影会、5種類のロマンスカー大集合』が開催される

2023年7月22日から23日にかけて、小田急電鉄海老名検車区で『プレミアム撮影会、5種類のロマンスカー大集合!』ツアーが開催され、出庫前相当(ないし予備留置)の4形式5車種を並べた撮影会とロマンスカー“VSE”50000形による特別団体専用列車が海老名(OH32)→経堂(OH11)→成城学園前(OH14)の経路で運転されました。
▲ロマンスカー“GSE”70000形は70051Fが使用された。土曜休日N31運用に充当する関係で喜多見検車区を早くに出庫し海老名検車区に一旦送り込んだあと、再度出庫する形に変更された。
▲ロマンスカー“MSE”60000形は土曜休日N22N72運用出庫前相当の60051F+60254Fが使用された。土曜休日N22N72運用は唯一の『メトロモーニングウェイ』(0430レ)での運用がある。
▲ロマンスカー“EXE/EXEα”30000形は30051F+30251F30057Fが使用された。前者は海老名検車区出庫の土曜休日N44N64運用相当、後者は30257Fが土曜休日N75運用に充当される関係の予備留置である。
▲ロマンスカー“VSE”50000形は先の引退が予想される50002Fが使用された。撮影会終了後の特別団体専用列車にも充当された。

使用編成は海老名検車区東側に留置され、小田原線寄りからロマンスカー“GSE”70000形70051F、ロマンスカー“MSE”60000形60051F+60254F、ロマンスカー“VSE”50000形50002F、ロマンスカー“EXE/EXEα”30000形30051F+30251F30057Fです。前者の30051F+30251Fは土曜休日N44N64運用再出庫前、30057F30257Fの代走(土曜休日N75運用に充当)に伴う予備車両となっていました。さらにロマンスカー“VSE”50000形50002Fを使用する特別団体専用列車が運転され、5月運転分とは経路が少し異なっています。なお撮影会に備えて撮影会前日となる22日に海老名検車区には今回の使用編成でもあるロマンスカー“VSE”50000形50002Fが臨時回送されていました。

2023年7月22日

【185系はやはり人気!】東日本旅客鉄道185系電車使用の臨時特急『185(いっぱーご)』、追加運転が決まる

2023年7月12日・19日に運転された東日本旅客鉄道185系200番台都オオB6編成(クハ185-212以下6両)による臨時特急『185(いっぱーご)』ですが、好評により9月9日・10日に追加運転することを発表しました。土曜休日での運転はその2日間が初めてですが、平日での運転は8月23日・30日に予定されています。
▲185系200番台都オオB6編成充当の臨時特急『185(いっぱーご)』は人気があり追加運転が決まった。9月運転分は土曜休日ダイヤということで時刻が異なるので、ホームページから時刻表で確認してほしい。

この臨時特急列車は横浜(JT-05)~伊東(JT-26)間を途中無停車で結びますが、普通乗車券と特急券で乗れるため、非常に人気のようです。特急券は運転日1ヶ月前からの発売となるためすぐに売り切れる可能性があります。横浜では待避線の5番線・8番線を発着します。ただし土曜休日ダイヤでは平日ダイヤよりも早い時間(下りは平日よりも約3時間早い時刻、上りは平日よりも1時間ほど早い時刻)での運転となるほか、伊東発横浜行きでは臨時増発される特急『踊り子』(54号・8054M列車)の伊東~横浜間とほぼ同じダイヤとなっています。土曜休日ダイヤでは運転時間にご注意ください。

【臨時特急『185』ダイヤ】
平日ダイヤ ※8月23日・30日運転
伊1316←横1150 9061M列車  伊1441→横1615 9062M列車
土曜休日ダイヤ ※9月9日・10日運転
伊1016←横0850 9061M列車  伊1335→横1459 9062M列車

【昨年の脱線事故当該車両】京成電鉄3700形3788編成の初代モハ3788が高砂検車区から搬出、廃車除籍処分か

2022年11月17日に京成電鉄本線京成高砂(KS-10)付近の高砂検車区への入庫時に脱線事故を起こした3700形3788編成(8両固定編成)の京成上野(KS-01)寄り先頭車の初代モハ3788が2023年7月21日に車体を分割され高砂検車区から搬出されました。
▲昨年11月に脱線事故を起こした3700形3788編成(8両固定編成)の初代モハ3788がついに廃車除籍処分となり、陸送された。初代モハ3787も廃車除籍処分となる可能性がある。なお3788編成の復旧の際には3748編成(6両固定編成・元北総鉄道7300形7818編成)の元モハ3748・元モハ3747を2代目モハ3788・2代目モハ3787として転用したため、余剰となった4両(制御電動車1両、中間電動車1両、中間付随車2両)が廃車となっている。
▲脱線事故を経験した3700形3748編成(元北総鉄道7300形7818編成)。当時の7818編成のときは中間電動車2両の廃車のみで、それ以外の車両で6両固定編成に組成されリースバックされたが、3788編成の脱線事故でモハ3748とモハ3747が2代目モハ3788・モハ3787として転用されたことで、それ以外の余った4両が廃車となった。

脱線事故当日に脱線したのは京成上野寄りのモハ3788ですが、制御電動車のため、その隣の電動車の初代モハ3787とともに使用不能になり、このまま廃車除籍となったものと思われ、今回の陸送の動きになったものとみられます。約2年前にも脱線事故を起こした京成電鉄ですがそのときには3700形3748編成(6両固定編成・現在は消滅済み)が北総鉄道7300形7818編成としてリースされていたときで、中間電動車2両(初代モハ3742・初代モハ3744)の廃車と京成電鉄にリースバックするという動きでしたが、今回は3788編成の制御電動車の初代モハ3788が脱線し、初代モハ3787とともに編成を外れ、その際には3748編成(6両固定編成)のモハ3748・モハ3747を2代目のモハ3788・モハ3787として転用しており、その際に余剰となったサハ3746・サハ3743・モハ3742・モハ3741の4両が廃車となっています。

つまり、今回脱線事故を起こした3788編成の初代モハ3788(と初代モハ3787)、3748編成(6両固定編成・北総鉄道7300形7818編成)のサハ3746・サハ3743・モハ3742・モハ3741が廃車除籍処分となり、最初に廃車となった初代モハ3742(元モハ7812)・初代モハ3744(元モハ7814)とともに3700形の廃車は8両(※初代モハ3787も廃車が予想されている)にとどまりそうです。なお現在の3788編成はもともと3次車として落成しており、転用された2代目モハ3788・2代目モハ3787が元3748編成の2次車であるため、UVカットガラスになっていないため、それ以外の6両のUVカットガラスとは色が異なっている異端編成になっています。

2023年7月21日

【始発終着と途中駅共通】東海道新幹線東海道新幹線で車内チャイム『会いにいこう』使用開始

2023年7月21日より、東海旅客鉄道東海道新幹線で東京交番検査車両所(幹トウ)・大阪交番検査車両所(幹オサ)に所属するN700系およびN700S系の自動放送の前に流れる車内チャイムが”AMBITIOUS JAPAN!”から『会いにいこう』に変更され使用を開始しました。
▲2003年から使用されてきた“AMBITIOUS JAPAN!”から『会いにいこう』にバトンタッチした東海旅客鉄道保有のN700系2000番台(元0番台)およびN700S系0番台。これまでは始発終着駅と途中駅で車内チャイムが異なっていたが、変更後はほぼ共通のものとなった。

今回の車内チャイム変更は東海所属編成(車体側面下部のJRマークがオレンジの車両)のみですので、西日本所属編成では引き続き現行と同じ車内チャイムとなります。変更された車内チャイムは始発終着駅・途中駅ともほぼ共通のものとなっていますが、微妙に違いがあるのでしょうか。新幹線の車内チャイムとしてお馴染みであった”AMBITIOUS JAPAN!”が聞けないのは非常に寂しさを覚えます。

2023年7月20日

【まさかの6両の特急】京浜急行電鉄新1000形1307編成(6両固定編成)、8両固定編成の代走で特急運用に

2023年7月20日、京浜急行電鉄新1000形1307編成(6両固定編成)が19日の人身事故の影響による車両不足を補うため、神奈川新町(KK-34)始発の570H列車(平日49行路)のうち、神奈川新町~京急久里浜(KK-67)間を代走しました。
▲先日の人身事故の影響から早朝の特急運用を代走した新1000形1307編成。ただし終着の三崎口(KK-72)まで運転せず、おそらくは京急久里浜で600形607編成(8両固定編成)と入れ替わったものと思われる。

京浜急行電鉄新1000形6両固定編成の運用では本線・逗子線のエアポート急行・普通が中心となり、特急・快特(ウィング号を含む)での運用はありません。しかしながら人身事故などでダイヤが乱れると、東京都交通局浅草線などに直通している600形・新1000形・1500形(いずれも8両固定編成)が自社線に戻れない場合があり、そこで車両不足が発生する可能性があります。前日の人身事故は終電間際に発生しているため、車両不足は避けられなかったものとみられます。なお6両固定編成での特急運用代走はこの1307編成だけでなく、制御装置が東芝製のPMSMモーターIGBT素子となっている1367編成も5月に経験しているようです。

2023年7月17日

【50002Fは2日連続稼働】『小田急ロマンスカー・VSE 最後の全線走破ミステリーツアー』開催される

2023年7月16日と17日に小田急電鉄ロマンスカー“VSE”50000形50001F50002Fを使用した『小田急ロマンスカー・VSE 最後の全線走破ミステリーツアー』が開催され、16日の運転分に50002Fが、17日の運転分に50001Fが充当されました。
▲7月16日運転分の全線走破ミステリーツアーに充当された50002F。その前日の15日には『音鉄大集合!VSE走行音&試運転バージョン大公開スペシャル』に充当されたため、同編成にとっては2日連続での特別団体専用列車への充当となった。
▲7月17日運転分の全線走破ミステリーツアーに充当された50001F。先週は特別団体専用列車『Victory Super Express・FC町田ゼルビア応援“剛”』に充当されたため、2週連続での特別団体専用列車への充当となった。運転日当日の海の日(祝日)は酷暑に見舞われた。

ロマンスカー“VSE”50000形を使用する全線走破ミステリーツアーは7月16日・17日運転分が最後となりました。行程から16日運転分は50002F、17日運転分は50001Fが充当され、同形式では最後の全線走破を果たしました。しかしながら特別団体専用列車への充当機会はまだまだ残されていますが、50001Fの充当を基本に、50002Fは予備になる可能性があり、50002Fの動向が注目されることになります。喜多見検車区から大野総合車両所に自走回送された場合は注意が必要です。

2023年7月16日

【池袋線から新宿線へ】西武鉄道6000系6104F、新宿線・拝島線で本格的な営業運転か

2023年7月15日、西武鉄道池袋線の小手指車両基地に所属していた6000系6104Fが14日に新宿線の南入曽車両基地に自走回送され、2624レ(川0811→宿0907)より新宿線・拝島線での営業運転に投入されました。
▲池袋線小手指車両基地から新宿線南入曽車両基地に移り、新宿線・拝島線での営業運転に投入された6000系6104F、玉川上水車両基地へと転属か。東京地下鉄有楽町線・副都心線に直通するときのワンマン運転時に使用されていたモニターが無くなっている。

この編成は6000系が東京地下鉄有楽町線と直通運用に投入となった際に、有楽町線に対応のCS-ATCを搭載していなかったため、一時的に新宿線・拝島線で運用されていたことがあるのですが、2007年度に東京地下鉄副都心線の開業を控えて、同編成にも地下鉄直通対応工事を施工されたため、約16年ぶりの里帰りとなります。今回の転配はワンマン運転対応モニターが撤去されている状況から、玉川上水車両基地に再び転属となったものと思われます(ただし優等種別中心の運用となるため、玉川上水車両基地ではなく南入曽車両基地に回送されている)。これは池袋線の武蔵丘車両基地に40000系ロングシート車の40161Fが新製投入されることも影響していますね。あと3編成が導入予定の40000系ですが、これでどのくらいの2000系が置き換えられていくでしょうか。40000系新製投入に伴う6000系の新宿線転配、サステナ車両導入とともに車両動向から目が離せなくなりそうです。

【白い新型特急デビュー】東武鉄道N100系“SPACIA X(スペーシアX)”が定期営業運転を開始

2023年7月15日、東武鉄道の新型特急形車両、“SPACIA X(スペーシアX)”のN100系電車が特急『スペーシアX1号』(1007レ・現行ダイヤの『けごん7号』と同じ)より定期営業運転を開始しました。同系列は現行の2編成に加えてさらに2編成の投入を予定しています。
▲東武鉄道の白い新型の特急形車両、N100系(N101FN102F)が華々しくデビュー。土曜休日ダイヤなので早速『けごん7号』『けごん11号』と同じダイヤの『スペーシアX1号』『スペーシアX3号』からデビューとなる。ただし列車番号は『きぬ』『けごん』の続番となっていることに注意だ

運用初日の固定ダイヤ(①の運用)にはN102F、木曜日・金曜日・土曜休日のダイヤ(②の運用)にはN101Fがそれぞれ充当されました。なお現行ダイヤの100系の2運用(ただし東日本旅客鉄道に直通する運用を除く)をN100系に置き換え(完全な置き換えは固定の1運用のみ)、2編成で運用する関係で、1運用は月曜日・火曜日・水曜日の平日は100系の『きぬ』・『けごん』として運転されます。この系列はN103FN104Fが登場すると予備車両が確保できるので、その際の運用変化と100系の動向が注目されることになります。

【東武鉄道N100系運転ダイヤ】列車名は『スペーシアX』
①毎日運転(N100系固定ダイヤ)
日1050←浅0900 1011レ(3号)
日1155→浅1345 1024レ(4号)
鬼1603←浅1400 1129レ(7号)
鬼1637→浅1845 1142レ(8号)

②木曜日・金曜日・土曜休日運転 ※月曜日・火曜日・水曜日(平日)は100系で運転
日0939←浅0750 1007レ(1号)
日1045→浅1235 1020レ(2号)
日1448←浅1300 1025レ(5号)
日1543→浅1735 1038レ(6号)

2023年7月15日

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2023.07.15 ロマンスカー“VSE”50000形が小田原線と多摩線を2往復のワケ~

2023年7月15日は東武鉄道スカイツリーラインを楽しんだあと小田急電鉄小田原線を撮影。今回は新宿(OH01)にて。
ロマンスカー“VSE”50000形50002F8010レ。ここでの目当ては『音鉄大集合!VSE走行音&試運転バージョン大公開スペシャル』に伴う特別団体専用列車。新宿~唐木田(OT07)間を2往復しました。このときは東武鉄道スカイツリーラインで新型特急形車両を目当てにしたため、多摩線での撮影は諦めて小田原線内に限定しました。新宿地下7番ホーム・8番ホームに入線する同形式を撮ったのは意外にも初めてかも。これまで新宿地下ホームで撮る機会がなかったのである意味新鮮でした。

停車時間がそこまで長くないことを見越して、隣の9番・10番ホームに停車していた2000形2053F6619レ(土曜休日B22運用)に乗り込み、代々木八幡(OH04)で途中下車。
4000形4063F3545レ(土曜休日C20運用)。
5000形5056F2837レ(土曜休日E24運用)。盲動鈴が更新されたこの編成。ドアチャイムの音質も変化しているようで…。
ロマンスカー“VSE”50000形50002F8011レ。『音鉄大集合!VSE走行音&試運転バージョン大公開スペシャル』に伴う特別団体専用列車の2往復目の復路になります。5号車のデハ50502・6号車のデハ50402は録音専用車両となっていました。5号車と6号車の間の連接台車は付随台車だった気がするのですが…。
8000形8051F+8252F6621レ(土曜休日E17運用)。どちらも相方を失った同士のペアを見たところでこれに乗り、追いかけます。
代々木上原(OH05)から3000形3091F3147レ(土曜休日E21運用)に乗っていると、狛江(OH16)付近でロマンスカー“VSE”50000形50002F8011レを追い抜かします。緩行線を走っていたんですね。16日には最後の全線走破ミステリーツアーに使用される予定ですが、この編成が最初に廃車除籍処分となる可能性があり、動向が気になりますね。
新百合ヶ丘(OH23)で途中下車すると、多摩線ホームの発車標に注目。なかなか見かけない『通過』の文字が…。
2000形2053F6619レ(土曜休日B22運用)。先ほどの3147レは登戸(OH18)でこの列車と接続を取っており、抜かした形になります。ちなみに登戸ではホーム先端に何名かファンの姿があったので、あえて新百合ヶ丘をチョイス。
ロマンスカー“VSE”50000形50002Fが新百合ヶ丘手前で転線し、3番ホームを通過する瞬間を捉えます。夜だけでしたが多摩線直通のロマンスカー(ホームウェイ号のみ)があったときは直前で転線して停車する光景が定期的に見られたんですねぇ。
後追いもばっちり記録。3番ホームを本当に停車することなく通り過ぎていきました。なかなか見られない光景を目の当たりにしました。
3000形3083F3547レ(土曜休日E26運用)。車内照明がLED化されていないこの編成に再び出会ったところで、新百合ヶ丘を離れました。撮影は以上です。

なお伊勢原(OH36)ではホーム上の発車標が2011年度に設置したタイプから新型の発車標にすべて置き換えられましたが、『調整中』や『工事中』と貼ってあった貼り紙が無くなっており、本格的に稼働開始となったようです。

【100系に代わる新型特急】東武鉄道新型特急形車両“SPACIA X”N100系を追い求めて

2023年7月15日、今回は朝の用事を経て東武鉄道スカイツリーラインへ一気に移動。今回は東向島(TS-05)にて。
50000・50050系51065F。土曜休日64T運用。
N100系N101F1020レ。この日から定期営業運転を開始した、新型特急の“SPACIA X”を早速キャッチ。この運用はN100系の予備確保を目的として、月曜日・火曜日・水曜日の平日に限り100系で運用されます。
10000・10030系11451F+11256F850レ。珍しい4両+2両での運用。同系列の2両固定編成は津覇車輛でリニューアルが予定されており、動向が気になるところ。リニューアル後はワンマン運転対応にでもなるのでしょうか。

そのあと昼休憩を少し挟んで再び東向島にて。
10000・10030系11256F+11451F851レ。先ほどのコンビが戻ってきました。2両固定編成側から撮れたのは嬉しかったなぁ。
N100系N101F1025レ。先ほどの1020レの折り返しです。列車番号は100系の『きぬ』『けごん』の流れを汲んでいます。
通過がゆっくりだったので、制御装置を流しで撮影。日立製作所製のSiC素子とみてよさそうです。

再び下りホームから上り列車を撮影。
東京地下鉄08系08-106F。土曜休日63S運用。この日はなぜか6編成しかいない08系を半分ぐらい見かけました。18000系の増備が止まっている分、8000系および08系の活躍は欠かせません。
10000・10030系11451F+11256F862レ。浅草(TS-01)~北千住(TS-09)間を往復するシャトル運用になっている普通列車。北千住からの複々線区間はほとんど東京地下鉄日比谷線直通列車となるので、浅草へ移動するには途中駅での乗り継ぎが欠かせません。
東京地下鉄8000系8116F。土曜休日71S運用。8000系はサークルKの編成(8102F8114F)が消滅したものの、今後のために記録をとっておかないとですね。
N100系N102F1024レ。この日から定期営業運転を開始した、新型特急の“SPACIA X”のもう1編成を早速キャッチ。前面がかっこいいですね。スタンダードシートのほかに追加料金を必要とするシートが存在しますので、乗るときは要チェックですね。ここで撮影を切り上げ、東向島を離れました。
東急電鉄5000系5116F。土曜休日04K運用。曳舟(TS-04)でこれに乗り継ぎ、スカイツリーラインを離れました。