2019年6月29日

【70-000形で初】東京臨海高速鉄道70-000形東臨Z8編成に車内自動放送装置搭載

2019年6月18日ころから、東京臨海高速鉄道70-000形東臨Z8編成(70-080以下10両)で車内LCD式旅客案内表示器のROM更新と車内自動放送装置の搭載が確認されています。


▲東京臨海高速鉄道70-000形で初めて車内自動放送が導入された。担当は三浦七緒子氏とクリステル・チアリ氏で東日本旅客鉄道E233系7000番台と同じ(アナウンスは駅ナンバリング非対応)であるが、イントネーションなど変更されている部分がある。
▲ROM更新前の車内LCD式旅客案内表示器(自社線のりんかい線内と埼京線内)。旅客用扉が閉まると『発車します』と表示されていた。

車内LCD式旅客案内表示器は大幅にデザインが変更され、次の停車駅表示は日本語(漢字)→英語→ひらがな(→りんかい線内のみ中国語・韓国語表記も)の順番となり、川越線内を除く各駅の駅ナンバリング表記も変更されています。自動放送はE233系7000番台と同じですが、イントネーションが少し変更されています。現時点では1編成のみなので今後は東臨Z8編成以外の編成にも普及するのか注目です。

【南武線からの転属車】東日本旅客鉄道205系0番台千ケヨM51編成がインドネシアに譲渡(18編成/42編成)

2019年6月28日に、東日本旅客鉄道205系0番台千ケヨM51編成(クハ205-101以下8両)がインドネシアへ譲渡するため、所属先の京葉車両センターから総合車両製作所新津事業所までの配給輸送列車が運転されました。牽引機はEF64形1030号機が担当しました。VVVFインバータ制御方式の5000番台の譲渡が続いているため、武蔵野線向けの0番台の譲渡は初めてと思われます。

▲205系0番台千ケヨM51編成は南武線で活躍していた元横ナハ5編成の中間車と元横ナハ6編成の両先頭車と中間車を活用し組成された。元同僚がすでに活躍しているインドネシアへ旅立った。編成番号札は『18』で、最後尾の行先表示はあやめのイラストが入った『ジャカルタ』であった。

同編成は武蔵野線での運用増加に伴い、E233系8000番台(横ナハ)に置き換えられて南武線から撤退した205系0番台を活用するため、同線向けに新製配置されていた元横ナハ5編成の中間車と元横ナハ6編成の先頭車と中間車を活用し、中間車はハイフン以下270・271・272で連番となるように組成されたものです。南武線時代からシングルアームパンタグラフを搭載していたので、千ケヨM52編成(クハ205-130以下8両)とともに武蔵野線向けの205系0番台では希少なシングルアームパンタグラフを搭載する編成となっていました。最後尾の前面部種別行先表示器にはあやめのイラストが入った『ジャカルタ』と表示されました。千ケヨM51編成の海外譲渡により、残る205系0番台・5000番台は合わせて8両24編成(合計192両)となり、205系の在籍数が200両を切りました。

2019年6月28日

【代走多数】小田急電鉄ロマンスカー展望車両『VSE』『GSE』の運用を公表(2019年8月分追加)

2019年3月16日にダイヤ改正を実施した小田急電鉄が展望席をもつロマンスカー(『VSE』50000形および『GSE』70000形)の同年8月分の運用を新たに公表しました。ただしこの情報は更新時でのデータであり、運転状況により変更される場合があります。
▲展望席をもつロマンスカー『VSE』50000形(写真左)と『GSE』70000形(写真右)。両形式の運用は基本的に共通化されているが、土曜休日N31運用は『GSE』の固定運用となっている

展望席のあるロマンスカーは2005年就役の『VSE』50000形(50001F・50002F)と2018年就役の『GSE』70000形(70051F・70052F)の2編成ずつ、合計4編成で運用されています。それでは以下の運用予定表を見ていきましょう。

2019年8月分についても引き続き、何日のどの列車にどの形式で運転されるかが記載され、『V』が『VSE』、『G』が『GSE』の充当となります。今回も列車番号をもとに『VSE』『GSE』の両形式の運用を運用番号で表記していますので、運用表を確認しながら照らし合わせてみてください。

2019年7月の土日祝日と8月3日・4日・31日は土曜休日N33運用が『EXE(α)』または『MSE』での運用となります。また7月6日はそれに加えて土曜休日N34運用、9日は別で平日N33運用が『EXE(α)』または『MSE』での運用となるのでご注意ください。さらに8月16日には臨時運転が予定されているためか、通常は『EXE』/『EXEα』での定期運用となる0661レ(大2424←宿2355:平日N46N66運用)が『GSE』で運用、20日・30日は平日N31運用が『VSE』でそれぞれ運用され(久しぶりの『VSE』の『えのしま』運用が見られる)、一部日程で平日N65運用が今までの『VSE』ではなく『GSE』で初めて運用されます(つまりは伊勢原[OH36]停車の『はこね52号』[0052レ]が『GSE』で初めて運転される)。ダイヤの詳細は下記の『★展望車両のロマンスカーの運用について★』をご覧ください。

◆ロマンスカー展望車両の運用予定表◆
青色・・・平日ダイヤ 赤色・・・土曜休日ダイヤ
※運用番号は表記を変更しております
黄色・・・充当形式、充当運用に注意(平日N65運用が入る日の平日N34運用[予備]はなし)
※車型について:EXE(α)・・・30000形、VSE・・・50000形、MSE・・・60000形、GSE・・・70000形

【2019年(令和元年)7月】
01日・・・平日N31:GSE 平日N32:GSE 平日N33:VSE 平日N34(予備):VSE
02日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:GSE 平日N34(予備):VSE
03日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:GSE 平日N34(予備):VSE
04日・・・平日N31:GSE 平日N32:GSE 平日N33:VSE 平日N34(予備):VSE
05日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:GSE 平日N34(予備):VSE
06日・・・土休N31:GSE 土休N32:VSE 土休N33:EXE(α)/MSE 土休N34:EXE(α)/MSE
07日・・・土休N31:GSE 土休N32:GSE 土休N33:EXE(α)/MSE 土休N34:VSE
08日・・・平日N31:GSE 平日N32:GSE 平日N33:VSE 平日N34(予備):VSE
09日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:EXE(α)/MSE 平日N34(予備):GSE
10日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:GSE 平日N34(予備):VSE
11日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:GSE 平日N34(予備):VSE
12日・・・平日N31:GSE 平日N32:GSE 平日N33:VSE 平日N34(予備):VSE
13日・・・土休N31:GSE 土休N32:GSE 土休N33:EXE(α)/MSE 土休N34:VSE
14日・・・土休N31:GSE 土休N32:VSE 土休N33:EXE(α)/MSE 土休N34:GSE
15日・・・土休N31:GSE 土休N32:VSE 土休N33:EXE(α)/MSE 土休N34:GSE
16日・・・平日N31:GSE 平日N32:GSE 平日N33:VSE 平日N34(予備):VSE
17日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:GSE 平日N34(予備):VSE
18日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:GSE 平日N34(予備):VSE
19日・・・平日N31:GSE 平日N32:GSE 平日N33:VSE 平日N34(予備):VSE
20日・・・土休N31:GSE 土休N32:GSE 土休N33:EXE(α)/MSE 土休N34:VSE
21日・・・土休N31:GSE 土休N32:GSE 土休N33:EXE(α)/MSE 土休N34:VSE
22日・・・平日N31:GSE 平日N32:GSE 平日N33:VSE 平日N34(予備):VSE
23日・・・平日N31:GSE 平日N32:GSE 平日N33:VSE 平日N34(予備):VSE
24日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:GSE 平日N34(予備):VSE
25日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:GSE 平日N34(予備):VSE
26日・・・平日N31:GSE 平日N32:GSE 平日N33:VSE 平日N34(予備):VSE
27日・・・土休N31:GSE 土休N32:GSE 土休N33:EXE(α)/MSE 土休N34:VSE
28日・・・土休N31:GSE 土休N32:VSE 土休N33:EXE(α)/MSE 土休N34:GSE
29日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:GSE 平日N34(予備):VSE
30日・・・平日N31:GSE 平日N32:GSE 平日N33:VSE 平日N34(予備):VSE
31日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:GSE 平日N34(予備):VSE

【2019年(令和元年)8月】 ※平日N66運用は0661レ(大2424←宿2355)のみ
01日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:GSE 平日N34(予備):VSE
02日・・・平日N31:GSE 平日N32:GSE 平日N33:VSE 平日N34(予備):VSE
03日・・・土休N31:GSE 土休N32:GSE 土休N33:EXE(α)/MSE 土休N34:VSE
04日・・・土休N31:GSE 土休N32:VSE 土休N33:EXE(α)/MSE 土休N34:GSE
05日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:GSE 平日N34(予備):VSE
06日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:GSE 平日N34(予備):VSE
07日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:GSE 平日N34(予備):VSE
08日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:VSE 平日N34(予備):なし 平日N65:GSE
09日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:VSE 平日N34(予備):なし 平日N65:GSE
10日・・・土休N31:GSE 土休N32:VSE 土休N33:GSE 土休N34:VSE
11日・・・土休N31:GSE 土休N32:GSE 土休N33:VSE 土休N34:VSE
12日・・・土休N31:GSE 土休N32:VSE 土休N33:GSE 土休N34:VSE
13日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:VSE 平日N34(予備):GSE
14日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:GSE 平日N34(予備):VSE
15日・・・平日N31:GSE 平日N32:GSE 平日N33:VSE 平日N34(予備):VSE
16日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:VSE 平日N34(予備):GSE 平日N66:GSE
17日・・・土休N31:GSE 土休N32:GSE 土休N33:VSE 土休N34:VSE
18日・・・土休N31:GSE 土休N32:VSE 土休N33:GSE 土休N34:VSE
19日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:VSE 平日N34(予備):GSE
20日・・・平日N31:VSE 平日N32:VSE 平日N33:GSE 平日N34(予備):GSE
21日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:VSE 平日N34(予備):なし 平日N65:GSE
22日・・・平日N31:GSE 平日N32:GSE 平日N33:VSE 平日N34(予備):VSE
23日・・・平日N31:GSE 平日N32:GSE 平日N33:VSE 平日N34(予備):VSE
24日・・・土休N31:GSE 土休N32:VSE 土休N33:GSE 土休N34:VSE
25日・・・土休N31:GSE 土休N32:VSE 土休N33:GSE 土休N34:VSE
26日・・・平日N31:GSE 平日N32:GSE 平日N33:VSE 平日N34(予備):VSE
27日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:VSE 平日N34(予備):GSE
28日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:VSE 平日N34(予備):なし 平日N65:GSE
29日・・・平日N31:GSE 平日N32:VSE 平日N33:VSE 平日N34(予備):GSE
30日・・・平日N31:VSE 平日N32:VSE 平日N33:GSE 平日N34(予備):GSE
31日・・・土休N31:GSE 土休N32:VSE 土休N33:EXE(α)/MSE 土休N34:VSE

~~~~~~~~~~~★展望車両のロマンスカー運用について★~~~~~~~~~~~
【駅名表記について】
宿・・・新宿(OH01)、成・・・成城学園前(OH14)、大・・・相模大野(OH28)・大野総合車両所、海・・・海老名(OH32)・海老名検車区、厚・・・本厚木(OH34)、伊・・・伊勢原、秦・・・秦野(OH39)、足・・・足柄(OH46)、小・・・小田原(OH47)、湯・・・箱根湯本(OH51)、藤・・・藤沢(OE13)、江・・・片瀬江ノ島(OE16)

【展望車両の運用について】
《備考》
※回送ルートおよび運用の流れは予想です
※運用は平日と土曜休日で色を分けました(平日N65運用・平日N66運用を除く)
列車番号・・・回送列車、列車番号・・・一般特急列車(列車愛称は問わず共通)

★平日N31運用(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
大0000←成0000 90**レ
大野総合車両所入出庫
大0612→宿0648 0992レ
湯0827←宿0700 0151レ
湯0903→宿1047 0002レ
湯1224←宿1100 0717レ
湯1235→宿1407 0116レ
湯1550←宿1420 0035レ
湯1626→宿1805 0130レ
江1930←宿1815 0681レ
江1957→宿2105 0502レ
藤2218←宿2115 0687レ
藤0000→成0000 90**レ
喜多見検車区入庫

★平日N32運用(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
伊0000←成0000 90**レ
伊0000→厚0000 90**レ
厚0857→宿0944 0170レ
湯1124←宿1000 0713レ
湯1134→宿1307 0112レ
湯1451←宿1320 0031レ
湯1512→宿1647 0026レ
湯1827←宿1700 0147レ
湯1839→宿2005 0140レ
藤2117←宿2015 0685レ
藤0000→宿0000 90**レ
厚2345←宿2300 0621レ
伊0000←厚0000 90**レ
伊0000→成0000 90**レ
喜多見検車区入庫
 
★平日N33運用(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
成0000→宿0000 90**レ
湯1334←宿1200 0123レ
湯1348→宿1527 0322レ
湯1712←宿1540 0341レ
湯1725→宿1905 0034レ
藤2020←宿1915 0683レ
藤0000→成0000 90**レ
喜多見検車区入庫
 
★平日N34運用(VSE/GSE)★
喜多見検車区終日予備留置

★平日N65運用(EXE/EXEα)★
※注意:2019年8月8日・9日・21日・28日運転、GSEで運転
喜多見検車区出庫
秦0000←成0000 90**レ
秦0608→宿0709 0672レ
厚0000←宿0000 90**レ
厚0000→海0000 90**レ
海老名検車区入出庫
伊0000←海0000 90**レ
伊0000→厚0000 90**レ
厚1018→宿1107 0174レ
湯1254←宿1120 0019レ
湯1307→宿1447 0018レ
湯1633←宿1500 0137レ
湯1643→宿1820 0052レ
小1958←宿1830 0903レ
小0000→足0000 90**レ
足#6入出庫
小0000←足0000 90**レ
小2050→宿2205 0384レ
藤2318←宿2220 0689レ
藤0000→成0000 90**レ
喜多見検車区入庫

★平日N66運用(EXE/EXEα)★
※注意:8月16日運転、0661レのみGSEで運転
大2424←宿2355 0661レ

★土曜休日N31運用(GSE固定運用)★
喜多見検車区出庫
湯0000←成0000 90**レ
湯0812→宿0947 0202レ
湯1113←宿1000 0707レ
湯1125→宿1307 0112レ
湯1454←宿1320 0021レ
湯1508→宿1647 0054レ
湯1828←宿1700 0135レ
湯1839→宿2006 0128レ
小2136←宿2020 0911レ
湯0000←小0000 90**レ
湯2210→宿2329 0272レ
成0000←宿0000 90**レ
喜多見検車区入庫

 
★土曜休日N32運用(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
成0000→宿0000 90**レ
湯1014←宿0900 0705レ
湯1027→宿1207 0782レ
湯1344←宿1220 0017レ
湯1355→宿1527 0320レ
湯1717←宿1540 0331レ
湯1730→宿1906 0126レ
湯2056←宿1920 0907レ
湯2114→宿2246 0270レ
成0000←宿0000 90**レ
喜多見検車区入庫
 
★土曜休日N33運用(VSE/GSE)★
※注意:7月の土日祝日、8月3日・4日・31日は『EXE(α)』/『MSE』で運転
喜多見検車区出庫
成0000→宿0000 90**レ
湯0850←宿0720 0251レ
湯0910→宿1048 0006レ
湯1215←宿1100 0711レ
湯1228→宿1407 0116レ
湯1545←宿1420 0025レ
湯1554→宿1727 0056レ
秦1838←宿1740 0373レ
秦0000→成0000 90**レ
喜多見検車区入庫

★土曜休日N34運用(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
成0000→宿0000 90**レ
湯0820←宿0700 0101レ
湯0831→宿1007 0104レ
湯1154←宿1027 0257レ
湯1207→宿1347 0214レ
湯1527←宿1400 0123レ
湯1537→宿1707 0784レ
湯1858←宿1720 0771レ
湯1910→宿2045 0262レ
小2221←宿2100 0613レ
小0000→成0000 90**レ
喜多見検車区入庫
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2019年6月27日

【速報・リニューアル延期】小田急電鉄ロマンスカー『EXE』30000形30255Fが大野総合車両所を検査出場

2019年6月27日、小田急電鉄ロマンスカー『EXE』30000形30255F(クハ30255+デハ30205+サハ30355+サハ30455+デハ30505+クハ30555)が大野総合車両所を検査出場し、試運転を実施しました。このため2018年度の30053F+30253Fと同じく、リニューアル更新工事が延期になる模様です。
▲大野総合車両所で重要部検査のみを通したロマンスカー『EXE』30000形30255F(写真)。4両側の30055Fが先に検査出場しており、リニューアルは延期となった。

通常は日本車両製造豊川製作所にて『EXE』から『EXEα』にリニューアルされた編成はそのあとに大野総合車両所で重要部検査を通すこととなっているため、今回は『EXE』のまま重要部検査のみの施工となった30055F+30255Fの分が飛ばされるので、2019年度のリニューアル対象編成は川崎重工業兵庫工場製造の30056F+30256Fになるものと予想され、動向が注目されます。この形式は30051F+30251Fから30055F+30255Fまでが日本車両製造豊川製作所、30056F+30256Fと30057F+30257Fが川崎重工業兵庫工場で製造されているので、もし今年度中に30056F+30256Fがリニューアルされた場合、車内の銘板『川崎重工』は『日本車両』に変更される可能性があります(30051F+30251F・30052F+30252F・30054F+30254Fでは車内の銘板はリニューアル前と同じく『日本車両』だが、西暦はリニューアル施工時の年になっているので、交換されている模様である)。

2019年6月26日

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2019.06.26 まさかの8064F+3261Fの臨時回送を目撃~

2019年6月26日は小田急電鉄小田原線を撮影。まずは海老名(OH32)にて。

ロマンスカー『VSE』50000形50001F。0026レ(平日N32運用)。

2000形2056F。6622レ(平日B19運用)。続いては伊勢原(OH36)にて。

8000形8064F+3000形3261F。伊勢原では臨時回送列車を目撃。8064Fの相方の8264Fが脱線事故で運用を離脱し大野総合車両所に入場しているため、3000形3261Fが8064Fの相方の代替となっていたようです。平日E35運用に充当されていたとのことで、(ロマンスカー『EXEα』30000形30054F+30254Fがやっていた)試運転スジで臨時回送とは珍しい。

この組み合わせは海老名検車区に入庫かと思いきや、大野総合車両所に向かったようです。

このあと両者の組み合わせが解かれたということで、8064Fの新たな相方が3261F以外の別編成(3000形2次車まで)になるのでしょうか。撮影は以上です。

2019年6月24日

【解体作業へ】西武鉄道2000系2021Fが解体作業のため搬出される

2019年3月13日に西武鉄道横瀬車両基地まで廃車回送された2000系2021F(6両固定編成)の廃車解体に伴う陸送作業が6月22日早朝に行われました。
▲新宿線・国分寺線で活躍した黄色の2000系2021Fが解体作業のために旅立った。

この編成は新旧が混在する2000系の旧型タイプの6両固定編成で種別行先案内表示器は3色LED式でした。4両固定編成と併結して新宿線・拝島線の優等列車に充当されたり、国分寺線の単独運用に充当されたりと、幅広く活躍してきました。旧2000系は2007Fが検査出場しましたが、座席が転換クロスシートではなくロングシートの40000系2編成(40107F・40108F)が投入されるため、新宿線に投入された場合は旧2000系の動きに注意が必要ですね。

2019年6月22日

【新型車両は増結用】西日本旅客鉄道の特急『はるか』向けに新型車両『271系』を投入へ

2019年6月21日、西日本旅客鉄道が281系(近ヒネ)を使用して米原(JR-A12)・草津(JR-A24)・京都(JR-A31)~関西空港(JR-S47)間で運転している特急『はるか』について、2020年春より、既存の281系と併結して運用するための新型車両『271系』を投入すると発表しました。

▲現在の特急『はるか』に使用されている281系(近ヒネ:写真はクハ281-5以下6両で構成される近ヒネHA605編成)。京都発着は同列車専用ホームに使用されている30番のりばから発車する。

新型車両『271系』は3両6編成(18両)が投入され、主に既存車両の281系の増結として使用されるようですね。運転区間は米原・京都~関西空港間ということで、現行の運転範囲と同じです。既存の281系は吹田総合車両所日根野支所に6両9編成(54両)と3両3編成(9両)の合計63両が在籍しており、271系は3両6編成を投入することで、281系と271系で最終的に6両+3両の組成を9編成分可能とする目的がありそうです。271系の配置は281系と同じく日根野支所になるものと思われます。車両デザインは281系のものを継承し、車体構造の強化や機器の二重系化による安全性の向上、運転台や機器類の二重系化(コックピットへの変更か)による信頼性の向上、全座席へのモバイル用のコンセントの設置、車内LCD式旅客案内表示器の設置により停車駅・運行情報を4ヶ国語にて案内、大型荷物スペースや車内防犯カメラの設置、訪日外国人向けのフリーWi-Fiの整備などが予定されています。

【速報・リニューアル延期】小田急電鉄ロマンスカー『EXE』30000形30055Fが大野総合車両所を検査出場

2019年6月22日、小田急電鉄ロマンスカー『EXE』30000形30055F(クハ30055+デハ30005+デハ30105+クハ30155)が大野総合車両所を検査出場し、試運転を実施しました。このため2018年度の30053F+30253Fと同じく、リニューアル更新工事が延期になる模様です。
▲大野総合車両所で重要部検査のみを通したロマンスカー『EXE』30000形30055F(写真手前側の4両)。6両側の30255Fも検査を通したものと思われ、リニューアルは延期となったようだ。

通常は日本車両製造豊川製作所にて『EXE』から『EXEα』にリニューアルされた編成はそのあとに大野総合車両所で重要部検査を通すこととなっているため、今回は『EXE』のまま重要部検査のみの施工となった30055F+30255Fの分が飛ばされるので、2019年度のリニューアル対象編成は川崎重工業兵庫工場製造の30056F+30256Fになるものと予想され、動向が注目されます。この形式は30051F+30251Fから30055F+30255Fまでが日本車両製造豊川製作所、30056F+30256Fと30057F+30257Fが川崎重工業兵庫工場で製造されているので、もし今年度中に30056F+30256Fがリニューアルされた場合、車内の銘板『川崎重工』は『日本車両』に変更される可能性があります(30051F+30251F・30052F+30252F・30054F+30254Fでは車内の銘板はリニューアル前と同じく『日本車両』だが、西暦はリニューアル施工時の年になっているので、交換されている模様である)。

2019年6月21日

【前照灯交換の波!?】西武鉄道20000系20105Fと30000系30103Fの前照灯がLED化される

2019年6月20日、西武鉄道新宿線系統の準急以上の優等種別で運用されている20000系20105F(10両固定編成)と池袋線系統の準急以上の優等種別で運用されている30000系30103F(10両固定編成)の前照灯が従来タイプからLED式に更新されています。

▲前照灯が交換された20000系20105F(10両固定編成)。同編成は新宿線系統の3代目『L-train』である。
▲前照灯が交換された30000系30103F(10両固定編成)。まれに新宿線系統に貸し出されることがある。

20000系20105F(3代目『L-train』)は20104F(3代目『L-train』)が池袋線系統に移るタイミングで『L-train』のラッピングを施されています。30000系30103Fは新宿線系統で運用されている30106F(10両固定編成)とともに側面部に秩父ラッピングを施行されている編成です。30000系の前照灯LED化は10両固定編成にのみで交換された経歴がありますが、2両固定編成や8両固定編成での前照灯のLED化はほとんど聞いたことがないですね。また20000系の前照灯のLED式への交換は20105Fが初めてとなります。20105FのLED式の前照灯は他の編成にも普及しそうな気がします。

【最後の増備?】東日本旅客鉄道E233系7000番台宮ハエ138編成が総合車両製作所横浜事業所を新製出場

2019年6月20日、東日本旅客鉄道E233系7000番台増備車の宮ハエ138編成が製造先の総合車両製作所横浜事業所を新製出場し、所属先となる川越車両センターまでの試運転を兼ねて自走回送されました。21日には東海道貨物線を中心とした試運転が実施されました。
▲相模鉄道新横浜線との相互直通運転向けに増備が進むE233系7000番台(写真:宮ハエ134編成)。

同編成は女性専用車ステッカーのある10号車側からクハE233-7038+モハE233-7438+モハE232-7438+サハE233-7238+サハE233-7038+モハE233-7038+モハE232-7038+モハE233-7238+モハE232-7238+クハE232-7038と組成され、“ATACS”の搭載を意味する『ID-68』の表記が確認されています。これでE233系7000番台の在籍数は10両38編成(380両)となり、埼京線で活躍していた205系0番台の最盛期の在籍数(10両32編成)を6編成上回っています。宮ハエ138編成の出場によりE233系7000番台の増備は7編成目となりますが、果たして相模鉄道方面へ直通する同系列の増備はこれで本当に最後になるのでしょうか。

2019年6月19日

【悲報・速報】小田急電鉄8000形8264Fが踏切事故に巻き込まれクハ8564が脱線

2019年6月19日の14時52分頃、神奈川県厚木市の小田急電鉄小田原線の踏切(本厚木[OH34]~愛甲石田[OH35]間)で、8000形8064F+8264Fが3033レ(平日E28運用)に充当中に、踏切内に進入した乗用車と衝突し、下り方先頭車のクハ8564が脱線してスカート部分が大破しました。現在でも本厚木~伊勢原(OH36)間で運転を見合わせ、両駅で折り返し運転が実施されています。
▲乗用車と衝突して脱線してしまった8000形8264Fのクハ8564(2枚とも写真手前の1両)。衝突時の損傷が激しく19日中の復旧は困難とのこと。ちょうど5年前のこの日は1000形1754Fが相模大野(OH28)付近の大野総合車両所出庫時に脱線事故に巻き込まれていた。

私は奇しくも今朝の3018レ(平日E28運用)で同編成に乗車しており、まさかまさかの今朝の乗車編成が喜多見検車区唐木田出張所の順当再出庫で踏切事故に巻き込まれたことに驚きました。私はちょうど帰宅するときに事故の情報を知り、東日本旅客鉄道東海道線・上野東京ライン経由に変更したので無事に戻ってこられましたが、19日の夕方ラッシュ時はもちろん、20日の初電から大きな影響が出ることは確実な情勢です。私も普段から運転見合わせ区間を平日の毎日通過するので、移動手段を変更せざるを得ません。

現在の伊勢原(OH36)の状況(17時30分時点)ですが、伊勢原に到着する上り列車(同駅止まり)は3番ホームではなく4番ホームに到着し、上り本線上に停車して折り返し、2番ホームに進入して下り列車(伊勢原始発)として運用しています。なお3番ホームにはロマンスカー『EXE』30000形6両編成(編成番号不明)が0050レ(平日N61運用)に充当されていたためか、同駅で運転を打ち切り(0050レはもともと伊勢原停車の列車であるため、乗客を全員降車させたと思われる)、無表示でそのまま留置されています。その関係で伊勢原終着の上り列車は4番ホームのみを使用しているようです。20日朝方に小田急電鉄小田原線を利用される際には運転状況に十分注意し、振替輸送を併せてご利用いただきたく思います。

【代替手段:神奈川中央交通バス】 ※主に伊勢原駅南口・北口発着のみです
経由バス停に注意、詳細は『神奈川中央交通』で検索してください
赤色:もっとも安い値段で移動できるバスです 青色:400円以上かかるバスです

①伊勢原駅南口→平塚駅北口 ※平91系統・平94系統・平97系統は本数注意
平86系統:伊勢原駅南口→つきみの団地→横内団地前→伊勢山→明石町一丁目→平塚駅北口
平88系統:伊勢原駅南口→つきみの団地→城島駐在所→遺跡公園前→八間通り→平塚駅北口
平90系統:伊勢原駅南口→団地南口→東橋→中原御殿→横浜ゴム前→平塚駅北口
平91系統:伊勢原駅南口→伊勢原中学校前→東橋→中原御殿→横浜ゴム前→平塚駅北口
平92系統:伊勢原駅南口→ふじみ野→東橋→遺跡公園→横浜ゴム前→平塚駅北口
平94系統:伊勢原駅南口→伊勢原中学校前→大住中学校前→中原御殿→横浜ゴム前→平塚駅北口
平97系統:伊勢原駅南口→上平間→湘南車検場前→総合公園→明石町一丁目→平塚駅北口

②伊勢原駅南口→愛甲石田駅(北口)/伊勢原駅北口→愛甲石田駅(北口) ※伊80系統は本数注意
緑色:300円以上かかるバスです
伊74系統:伊勢原駅北口→大神宮前→東海大学病院→前高森→道了尊入口→愛甲石田駅
伊76系統:伊勢原駅北口→中沢中学校前→粕屋下宿→小金塚→道了尊入口→愛甲石田駅
伊80系統:伊勢原駅南口→東海大学病院→前高森→愛甲石田駅

※愛甲石田~本厚木(厚木バスセンター)を移動できるバスはありません。

③愛甲石田駅→平塚駅北口 ※本数注意
平68系統:愛甲石田駅→上落合→横内団地前→伊勢山→明石町一丁目→平塚駅北口

2019年6月18日

【予想外の展開へ!?】小田急電鉄3000形の中間車増備で10両固定編成が増える!?

2019年4月26日に小田急電鉄が発表した2019年度の鉄道事業設備投資計画(投資:約327億円)では2017年度と2018年度に実施された3000形中間車の増備について、今年度分においては一切言及がありませんでした。しかし川崎重工業兵庫工場では同形式の中間車4両の姿が目撃されているようです。
▲3000形8両固定編成の元3665F(日本車両製造7次車)を10両固定編成化するために2017年度に川崎重工業兵庫工場で増備されたサハ3381+デハ3431。
▲3000形8両固定編成の元3663F(日本車両製造6次車)を10両固定編成化するために2018年度に川崎重工業兵庫工場で増備されたサハ3383+デハ3433。
▲3000形8両固定編成でインペリアルブルー帯をまとう3661F(日本車両製造6次車)。この編成が新たに10両固定編成化の対象となりうるのだろうか。
▲3000形8両固定編成でインペリアルブルー帯をまとう3662F(日本車両製造6次車)。この編成が新たに10両固定編成化の対象となりうるのだろうか。

川崎重工業兵庫工場での目撃情報があった3000形中間車4両は、車両番号が『3384』と『3434』(すなわち新3084Fの中間車)および『3385』と『3435』(すなわち新3085Fの中間車)で、現行の8両固定編成2本に組み込むための中間車両(新2号車・新3号車)と思われます。これらの車両の種別行先案内表示器はフルカラーLED式で、側面帯はインペリアルブルー帯を巻いているようです。あくまでも私の予想では現行の3662Fにサハ3384+デハ3434を組み込んで『新3084F』、現行の3661Fにサハ3385+デハ3435を組み込んで『新3085F』を組成するのではないかとみています。こうなると現行の3083F(元3663F)のように3661F・3662Fの制御装置をすべて全密閉モーター式に更新したうえで、種別行先案内表示器が交換されない限りは、3色LED式とフルカラーLED式が混在する10両固定編成が2本組成され、同形式の10両固定編成は最終的に3081F(元3665F)・3082F(元3664F)・3083F(元3663F)・『新3084F』(現行の3662F)・『新3085F』(現行の3661F)・3091F(元3280F)・3092F(元3281F)・3093F(元3282F)・3094F(元3278F)・3095F(元3279F)の10両10編成(100両)となる可能性があります。

話題は逸れますが、現在の10両編成のE運用は42運用(E11~E46・E61~E66、一部予備留置あり)、8両編成のB運用は22運用(B11~B32、一部予備留置あり)がありますが、現在の3661F・3662Fが10両固定編成となった場合、全体で8両編成が2本減り、10両編成が2本増えるので、8両固定編成だけ(1081F・2051F~2059F・3651F~3662F)でB運用を回すと、22編成に対して22運用なので、予備留置(B11)がなければ実際には予備編成がない状況になります。8両固定編成を2本減らすと、20編成で22運用なので、2編成分足りません(1000形4両で4編成用意して2本の『ブツ8』を組成する必要がある)。不足分は1000形4両+4両で補うと思いますが、2019年3月のダイヤ改正では旧B27・旧B28(8両編成)の運用が現在のE32・E33(10両編成)の運用となって置き換えられていますので、今後またB運用がE運用にとって代わる可能性もありますね。

【3000形の在籍数について】 ※2019年6月18日現在
6両固定編成・・・27編成(3251F3277F) 8両固定編成・・・12編成(3651F3662F
10両固定編成・・・8編成(3081F3083F3091F3095F

【4両が増備され組成された場合】 ※予想です
6両固定編成・・・27編成(3251F3277F) 8両固定編成・・・10編成(3651F3660F
10両固定編成・・・10編成(3081F3085F3091F3095F

【今後の展望について】
・現行の3662Fにサハ3384+デハ3434を組み込み、3084Fに改番(帯は変更の必要なし)
・現行の3661Fにサハ3385+デハ3435を組み込み、3085Fに改番(帯は変更の必要なし)
・現行の3661Fと3662Fに全密閉モーター化工事を施行か
・改造種車となる3661Fと3662Fの種別行先案内表示器の交換をどうするか

2019年6月17日

【EXEαの3編成目】小田急電鉄ロマンスカー『EXEα』30000形30054F+30254Fが営業運転に復帰

2019年6月17日の0672レ(秦0607→宿0709:平日N45N65運用)より、日本車両製造豊川製作所でリニューアル工事を受け、小田急電鉄大野総合車両所にて重要部検査を通したロマンスカー『EXEα』30000形30054F+30254Fが営業運転に復帰しました。これで『EXEα』は30051F+30251F・30052F+30252F・30054F+30254Fの3編成となります。
▲昨年度に日本車両製造豊川製作所にてリニューアル更新工事を受けて生まれ変わったロマンスカー『EXEα』30000形30054F+30254Fがようやく営業運転に復帰した。車内には30052F+30252Fと同じく100V対応の電源コンセントが設置されている。

今年度も引き続きリニューアルが予定されており、1編成が該当するものと思われます。この30054F+30254Fのリニューアルとなった理由は30053F+30253Fの重要部検査施行により、その分が飛ばされるという初のケースでしたので、次は番号順では30055F+30255Fを予想していますが、これが重要部検査のみの施工で飛んだ場合は30056F+30256Fとなる可能性があります。いずれにしてもこの2編成と30053F+30253F・30057F+30257Fの動向には注意したいものです。

2019年6月16日

【“キンメ”塗装】伊豆急行2100系R-3編成が『あじさい彩る下田 きんめ鯛を食す旅』に充当

2019年6月15日、伊豆急行2100系R-3編成(『キンメ』塗装)が東京(JT-01)→伊豆急下田(IZ-16)間の団体専用列車『あじさい彩る下田 きんめ鯛を食す旅』(9523M列車)に充当されました。
▲約25年ぶりに東京に入線した伊豆急行2100系R-3編成。『キンメ』の赤色の塗装が目立つ。

この編成は団体専用列車『あじさい彩る下田 きんめ鯛を食す旅』に充当された際に送り込み回送(回9522M列車)で東京に約25年ぶりに入線しました。ヘッドマークは2100系R-3編成向けに台形で『あじさい彩る下田 きんめ鯛を食す旅』と書かれたものが掲出されました。なお16日にはその復路が同編成を使用して運転されました。

【さよなら“ダルマ”】京浜急行電鉄800形823編成が営業運転を終了

2019年6月14日、京浜急行電鉄800形(通称:『ダルマ』)で最後まで残っていたリバイバル塗装の823編成が定期営業運転を終了しました。6月16日には品川(KK-01)→京急久里浜(KK-67)→ファインテック久里浜事業所間で特別貸切列車『ありがとう800形』が運転されました。
▲ついに最後の800形となった823編成、ファインテック久里浜事業所への貸切列車でラストランを締めくくった。

ファインテック久里浜事業所では撮影会のほかに、貸切り列車に乗車したお笑いトリオ『ななめ45°』の岡安章介氏、お笑いコンビ『ダーリンハニー』の吉川正洋氏、ホリプロマネージャーの南田裕介氏によるトークショーが行われました。この形式は片開きの4扉車でお馴染みですが、現行の白い細帯の塗装は827編成の廃車をもって消滅しており、823編成の廃車で800形は完全に形式消滅となります。ちなみにこのリバイバル塗装の823編成は2100形2101編成とともに『PASMO』10周年のヘッドマーク車にも選ばれており、そのヘッドマークを掲出して運転したこともありました。

~『ダルマ』こと800形、約41年間の活躍本当にお疲れ様でした~

2019年6月13日

【疎開約3ヶ月】東日本旅客鉄道E233系7000番台宮ハエ134編成、疎開返却で運用入りか??

2019年6月12日、東日本旅客鉄道国府津車両センター(横コツ)に疎開回送されていたE233系7000番台宮ハエ134編成(クハE233-7034以下10両)が所属先の川越車両センターまで返却されました。
▲E233系7000番台では宮ハエ132編成(クハE233-7032以下10両)に続いて宮ハエ133編成(クハE233-7033以下10両)が営業運転に入ったため、宮ハエ134編成もいよいよ営業運転に入るのだろうか。

今回の疎開返却は同編成の営業運転投入に向けた動きの可能性があります。現在のところ相模鉄道新横浜線方面への直通対応向けに新製された同系列は6編成(宮ハエ132編成~宮ハエ137編成)が登場しており、このうち宮ハエ132編成と宮ハエ133編成が一足早く埼京線・川越線(大崎[JA-08, R-08]~大宮[JA-26]~川越間)と東京臨海高速鉄道りんかい線(新木場[R-01]~大崎間)での営業運転に投入されています。相模鉄道新横浜線の開業および東日本旅客鉄道との相互直通運転開始が11月30日に控えるなか、留置スペースの関係から各所に疎開中の同系列の増備車の動向が注目されています。

2019年6月12日

【年末年始直撃】東京地下鉄銀座線が渋谷(G-01)~表参道(G-02)間・青山一丁目(G-04)~溜池山王(G-06)間を運休へ

2019年6月12日、東京地下鉄が銀座線渋谷(G-01)での線路移設および新しい島式ホームの移設工事を実施するため、同年12月28日から2020年1月2日まで、銀座線の渋谷~表参道(G-02)間、青山一丁目(G-04)~溜池山王(G-06)間を終日運休すると発表しました。

▲銀座線の主力車両1000系。年末年始をもろに直撃する形ではあるが、6日間の最終工事を経て来年1月3日から銀座線渋谷で新ホームでの運用が開始となる。

今回は銀座線渋谷の新ホームの供用開始を目指して工事が進められ、年末年始を直撃する格好にはなりますが、6日間の集中工事を経て2020年1月3日より新ホームでの供用を開始する予定となっています。もともと相対式ホームの構造で乗車ホームと降車ホームが完全に分けられていた渋谷ですが、来年1月3日にはホームドアが設置された島式ホームとなり、どちらのホームからも乗降ができるようになります。なお外苑前(G-03)へは年末年始の6日間のみ、表参道~青山一丁目間の区間列車、赤坂見附(G-05)へは年末年始の6日間のみ、銀座線の列車が運休となるので、丸ノ内線をご利用ください。またそれ以外の路線(自社では千代田線・半蔵門線・丸ノ内線が中心)でも振替輸送を行いますので、それも併せて利用していただきたいと思います。

【今年度2本目】相模鉄道12000系12103Fが総合車両製作所横浜事業所を出場、甲種輸送される

2019年6月11日、総合車両製作所横浜事業所で製造された相模鉄道12000系12103F(『ID-93』)が出場し、かしわ台車両センターまで甲種輸送されています。11日には10両まとめて相模貨物ターミナルまで輸送され、12日未明には5両が厚木電留線まで輸送ののち、かしわ台車両センターまで輸送されています。
▲12000系はついに3編成目の12103Fが出場。あと3編成が増備される予定である。

今年度の相模鉄道の鉄道事業設備投資計画においては12000系5編成を増備することを発表しており、今年度は12102Fに続いて2本目の増備となります(12101Fは昨年度に製造された)。自社の本線内では5両ずつに分けて甲種輸送され、最初にモヤ700系(モヤ701+モヤ702+モヤ703+モヤ704)が横浜(SO-01)寄りのクハ12103+モハ12203+モハ12303+モハ12403+モハ12503をかしわ台車両センターまで牽引しました。13日にはサハ12603+サハ12703+モハ12803+モハ12903+クハ12003の5両が輸送されるものとみられます。

【12000系編成表】
※左側が横浜寄り、青色は営業運転に投入済み、赤色が11日に甲種輸送された車両
クハ12101+モハ12201+モハ12301+モハ12401+モハ12501+サハ12601+サハ12701+モハ12801+モハ12901+クハ12001
クハ12102+モハ12202+モハ12302+モハ12402+モハ12502+サハ12602+サハ12702+モハ12802+モハ12902+クハ12002
クハ12103+モハ12203+モハ12303+モハ12403+モハ12503+サハ12603+サハ12703+モハ12803+モハ12903+クハ12003
クハ12104+モハ12204+モハ12304+モハ12404+モハ12504+サハ12604+サハ12704+モハ12804+モハ12904+クハ12004
クハ12105+モハ12205+モハ12305+モハ12405+モハ12505+サハ12605+サハ12705+モハ12805+モハ12905+クハ12005
クハ12106+モハ12206+モハ12306+モハ12406+モハ12506+サハ12606+サハ12706+モハ12806+モハ12906+クハ12006

2019年6月11日

【機器更新施行】東日本旅客鉄道E231系500番台八ミツA520編成が制御装置更新工事および線路モニタリング装置設置を施行

2019年6月10日、東日本旅客鉄道E231系500番台八ミツA520編成(元東トウ520編成:クハE231-520以下10両)が入場先の長野総合車両センターから三鷹車両センターまで自走回送されました。
▲中央・総武線に転用されて約5年、線路モニタリング装置設置とともに制御装置が更新された。

この編成は山手線から中央・総武線に転用された最初の編成で八ミツA540編成とともに制御装置の更新工事は行われていませんでした。このため今回の入場で機器更新工事が施工され、7号車のサハE231-520には線路モニタリング装置が取り付けられました。なお中央・総武線に転用されたE231系500番台は八ミツA520編成・八ミツA540編成を除き機器更新工事を受けた状態で出場していますので、中央・総武線の500番台で制御装置未更新の編成は八ミツA540編成のみとなります。

2019年6月10日

【今年はキンメと黒船電車】『よこすかYYのりものフェスタ2019』開催で伊豆急行2100系が展示される

2019年6月8日と9日に、神奈川県横須賀市のヴェルニー公園や海上自衛隊横須賀地方総督部などで『よこすかYYのりものフェスタ2019』が開催され、東日本旅客鉄道横須賀線の横須賀(JO-03)では2番線に伊豆急行2100系が留置され、展示されました。
▲8日に展示された伊豆急行2100系R-3編成の『キンメ』。
▲9日に展示された伊豆急行2100系R-4編成の『黒船電車』。

8日にはキンメ塗装でお馴染みのR-3編成、9日には黒船電車でお馴染みのR-4編成がそれぞれ展示されました。車内は多くの見学客でにぎわっていました。また同駅では快速『鎌倉あじさい号』に使用されたE257系500番台千マリNB-11編成が3番線隣の線路に留置されました。

【まさかの塗装変更】箱根登山鉄道モハ1形モハ106号車が塗装変更される

2019年6月10日、箱根登山鉄道モハ1形で2両固定編成を組むモハ104号車+モハ106号車のうち、モハ106号車の塗装がモハ2形モハ110号車と同じ水色塗装に変更されています。

ただしモハ1形106号車の塗装は水色塗装と橙色塗装の組み合わせであり、2017年2月に惜しまれつつ引退したモハ2形モハ110号車の水色塗装と肌色塗装とは色合いが異なっています。箱根登山鉄道では3000形“ALLEGRA”の増備車(クモハ3003号車・クモハ3004号車)が登場しており、モハ1形モハ103号車+モハ107号車は置き換えられて7月に引退となるほか、片方のモハ106号車だけ塗装変更されたモハ104号車+モハ106号車の動きが注目されます。

【意外な入場先】東日本旅客鉄道E257系0番台長モトM-108編成が総合車両製作所横浜事業所へ入場

2019年6月10日、東日本旅客鉄道E257系0番台長モトM-108編成(クハE257-108以下9両)が疎開されていた尾久車両センターから総合車両製作所横浜事業所まで自走回送されました。総合車両製作所横浜事業所に入場して転用改造工事を受けるものと思われます。
▲次々に転用改造が進んでいくE257系0番台(長モト)。配給輸送で秋田総合車両センターに入場するのではなく、自走回送で総合車両製作所横浜事業所に入場するという新たな手段に出たようだ。

E257系0番台は臨時特急列車に使用される編成を除き、転用改造までのあいだは団体専用列車などに使用されています。基本編成は大半が大宮総合車両センター(宮オオ)に転属し2000番台に転用されるようですが、用途のない付属編成の使い道が気になります。2000番台への転用改造は秋田総合車両センターに入場する編成がほとんどだったので、E257系0番台が転用改造で総合車両製作所横浜事業所に入場するケースは初めてではないでしょうか。

2019年6月9日

【『130』にちなみ】東日本旅客鉄道E217系横クラY-130編成に『ありがとう横須賀線開業130周年』ステッカー

2019年6月8日の849H列車(久0840←逗0819:土曜休日49H運用)より、東日本旅客鉄道鎌倉車両センター所属のE217系横クラY-130編成(クハE217-2030以下4両)の戸袋部分4箇所に、『ありがとう横須賀線開業130周年』ステッカーが掲出されて運用に入っています。
▲写真は『ありがとう横須賀線開業130周年』のステッカーを掲出した横クラY-130編成。この編成の一部車両には歴代車両(今後登場予定のE235系を含む)のデザインが吊革に装飾されているほか、ハート形の吊革もあるので是非探してほしい。

横須賀線開業130周年ステッカーは運転席にもっとも近い旅客用扉の戸袋部分(側面窓寄り)の合計4箇所に掲出されています(なお乗務員扉と旅客用扉の間にはJRのロゴマークがある)。なお当該編成は開業130周年にちなんで、付属編成の横クラY-130編成が起用されたものと思われます。初日は昼過ぎまで逗子(JO-06)~久里浜(JO-01)間を往復する運用に充当されました。このような区間運用のほかに基本編成と連結して運用される場合もあります。逗子での付属編成の増解結が多いため、解結後にはこの先のどの増結運用に入るかは予想がつきませんね。

2019年6月8日

【ついに念願】『よこすかYYのりものフェスタ2019』に参戦!!

2019年6月8日、私はこのとき朝早くの用事があって外出していました。そのあとは『よこすかYYのりものフェスタ』に行くため、東日本旅客鉄道東海道線・上野東京ラインに茅ヶ崎(JT-10)から乗車。

E231系1000番台横コツS-17編成+横コツK-32編成。2830Y列車。私が乗った神奈川中央交通バス(『茅25系統』、ひ120)が順調に進んでくれたので、本来よりも早い列車に乗れました。大船(JT-07, JO-09, JS-09)で下車し、E233系3000番台宮ヤマU627編成+E231系1000番台宮ヤマU61編成の2529Y列車で鎌倉(JO-07, JS-07)へ。

E217系横クラY-8編成+横クラY-124編成。887S列車(土曜休日87運用)。E235系が導入される前にE217系の記録もしっかりしなければ、と思うこのころです。

E257系500番台千マリNB-11編成。9771M列車。まず目的地に向かう前に鎌倉にて全車指定席の快速『鎌倉あじさい号』をキャッチ。ちなみにロゴと塗装が変更された後の姿は初めて撮りました。すでに『回送』表示ですが・・・。

このあと私はE217系横クラY-49編成+横クラY-111編成の977S列車(土曜休日77運用)に乗り、隣の逗子(JO-06, JS-06)へ移動。到着ホームが1番線だったので、跨線橋を通り2番線に移動。

E217系横クラY-116編成。1053H列車(土曜休日53H運用)。今回はこの区間運転の列車に乗り、横須賀(JO-03)へ向かうのですが・・・

伊豆急行2100系R-3編成。なんと伊豆急行2100系の『キンメ』の送り込み回送を目撃(列車番号は『9520M』でした)。逗子では始発の久里浜(JO-01)行きに乗るために2番線・3番線のホームにいたため、3番線の隣の線路を伊豆急行2100系が通過していくシーンを後追いながらも撮ることができました(それ以前にE217系横クラY-8編成+横クラY-124編成が887S列車の折り返し回送で3番線を塞いでいたので後追いしか撮れませんでしたが・・・)。

逗子から約10分、ようやく横須賀に着きました。逗子から久里浜方面へは久しぶりに行った気がします。

横須賀に着いてすぐ、2番線に佇むR-3編成を撮影。まだこのときの表示は『回送』のままでしたが、列車番号はすでに復路の返却回送に備えて『9722M』に。

1番線の跡地(現在のトイレ付近)からR-3編成を撮影。パンタグラフは上がったままでした。

とここでE217系横クラY-130編成が1148H列車(土曜休日49H運用)で入線。

実はこの編成の乗務員扉に一番近い旅客用扉の戸袋部分に『ありがとう横須賀線開業130周年』のステッカーが掲出されており、それを狙ったのです。その初日運用は逗子と久里浜を往復する運用でしたので、翌日以降は総武快速線(・総武本線)や内房線・外房線・成田線でも運用される可能性があります。

ここで一度改札を出て、横須賀の駅舎を撮影。1番線跡地と2番線が行き止まりで3番線(とその隣の線路)のみが久里浜方面に行ける構造なので、ホームには階段やエレベーターがなく、車椅子でも容易に利用できます。

まずは改札を出たついでに、駅から少し歩いて『よこすかYYのりものフェスタ』の会場のひとつになっている、海上自衛隊横須賀地方総督部に向かい、護衛艦『はたかぜ』や潜水艦『うずしお』を見て回っておりました。もちろん横須賀といえば名物の『海軍カレー』が有名であり、それを食べて休憩もとりました。

続いては改札外から伊豆急行2100系の車内に入るための列に並んで入場証をいただいてホームに入り、R-3編成を撮影。すでに『回送』表示は消えていました。

R-3編成の運転台。この編成の『ロイヤルボックス』は塗装変更前にすでに廃車となっており、ロイヤルボックスを組み込んだ8両で運転されている『黒船電車』でお馴染みのR-4編成と区別するためか『7両』の表示が。
車内は混みあっていたので撮影はできませんでしたが、『赤いプラレール号』のヘッドマークデザインとキンメをあしらった座席を撮影。
このR-3編成の銘板には『東急車両製造 昭和63年』の表記。ということは1988年登場の車両ということになります。
今度はホームを逗子寄りに移動し、R-3編成を撮影。8日はR-3編成でしたが、9日はR-4編成の展示を予定しているそうです。

横須賀3番線の隣の線路には『鎌倉あじさい号』に使用されたE257系500番台千マリNB-11編成が佇んでいました。パンタグラフが降下しており、折り返しまで留置となるようです。

かなり強引ですが、伊豆急行2100系R-3編成とE257系500番台の並びを撮影。

今度はE217系横クラY-30編成の1262S列車(土曜休日63運用)との並びをキャッチ。

R-3編成の『キンメ』は伊東線の熱海(JT-21)で見て以来ですが、やはりあの赤色は目立ちますね。

このあと私は一度入場証を返却して出場し、改札から再び入り、E217系横クラY-130編成の1348H列車(土曜休日49H運用)に乗って横須賀を離れました。天気が急変するかと思われていましたが、意外と安定していて晴天がもってくれてよかったです。

今回このようなイベントを開催してくださった関係者の皆様に感謝申し上げます。

※伊豆急行2100系R-3編成の西暦の製造年数に誤りがありましたので修正しました。