2022年5月31日

【6月最初の平日N32運用に影響】小田急電鉄ロマンスカー、“GSE”70000形の江ノ島線踏切事故の影響で車種変更へ

2022年5月30日、小田急電鉄江ノ島線藤沢(OE13)~本鵠沼(OE14)間で発生した踏切事故の当該となったロマンスカー“GSE”70000形70052Fの車両修理のため、6月1日から3日に所定では同形式で運転される予定だった平日N32運用に車種変更が出る見通しです。なお本日5月31日の平日N32運用は運用公表時から代走が設定されているため、変更はありません。
▲『えのしま1号』(0501レ・平日N32運用)で運用中に江ノ島線藤沢~本鵠沼間の踏切事故に巻き込まれてしまったロマンスカー“GSE”70000形70052F。6月1日から3日は『モーニングウェイ74号』のみ運休となり、『えのしま1号』以降のみ代走が出る。

大野総合車両所には踏切事故当該となった“GSE”70000形70052Fのほか、“EXEα”30000形30056F+30256Fが検査入場中の関係で、少なくとも所定で“GSE”の1運用に代走を充てる必要があることから、ロマンスカーに予備車両がほぼない状態です。平日N31運用に70051Fを充てる必要性から、喜多見検車区に一旦入庫する(日中時間帯の運用がない)平日N32運用の一部列車の運休と車種変更に至ったものと思われます。なお秦野(OH39)始発の『モーニングウェイ74号』(秦0630→宿0741・0974レ)のみ運休となり、『えのしま1号』以降の列車のみ運転されます。6月1日は“MSE”、6月2日と3日は“EXE/EXEα”の代走でそれぞれ運転されます。なお運休列車の特急券は各駅で無手数料で払い戻し、車種変更当該列車の“GSE”充当予定の特急券をお持ちの方で乗車予定の方は当日駅係員から座席変更の案内があるので十分気をつけましょう。

モーニングウェイ1本の運休により、朝ラッシュ時間帯の小田原線の快速急行および相模大野(OH28)行き急行の混雑が予想されています。時間に余裕をもって通勤通学するようにしましょう。

◆ロマンスカー“GSE”70000形の運用予定表◆
青色…平日ダイヤ 薄い灰色…他形式で代走

【車種変更の日程 ※2022年6月】
01日平日N31運用 平日N32運用 →平日N31運用 平日N32運用
02日…平日N31運用 平日N32運用 →平日N31運用 平日N32運用
03日…平日N31運用 平日N32運用 →平日N31運用 平日N32運用

~~~~~~~~~~~★ロマンスカー“GSE”平日運用について★~~~~~~~~~~~
【駅名表記について】
宿…新宿(OH01)、成…成城学園前(OH14)、大…相模大野(OH28)、海…海老名(OH32)、厚…本厚木(OH34)、伊…伊勢原(OH36)、秦…秦野(OH39)、足…足柄(OH46)、小…小田原(OH47)、湯…箱根湯本(OH51)、藤…藤(OE13)、江…片瀬江ノ島(OE16)

【充当運用について】
  1. 以下の運用は2022年3月12日ダイヤ修正時点のものがベースです
  2. 回送ルート・運用の流れは予想です
  3. 列車番号…回送列車、列車番号…定期特急列車です
★平日N31運用(GSE/EXE(α)/MSE)★
喜多見検車区
藤0000←成0000 90**レ
藤0616→宿0724 0550レ
湯0922←宿0737 0301レ
湯0932→宿1105 0050レ
湯1253←宿1120 0771レ
湯1312→宿1445 0774レ
湯1625←宿1500 0061レ
湯1702→宿1828 0064レ
秦1942←宿1840 0907レ
秦0000→宿0000 90**レ
藤2217←宿2120 0689レ
藤0000→成0000 90**レ
喜多見検車区

★平日N32運用(GSE/EXE(α)/MSE)★
注意…6月1日はMSE、6月2日・3日はEXE(α)で0501レ以降のみ運転
喜多見検車区
秦0000←成0000 90**レ
秦0630→宿0741 0974レ
成0000←宿0000 90**レ
喜多見検車区
成0000→宿0000 90**レ
江1725←宿1620 0501レ
江1746→宿1848 0502レ
小2019←宿1900 0909レ
小0000→足0000 90**レ
足柄構内留置線
小0000←足0000 90**レ
小2106→宿2219 0382レ
厚2314←宿2230 0923レ
厚0000→成0000 90**レ
喜多見検車区
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

☆参考資料☆
【運休及び車種変更となる該当列車】
《上り》 斜字は運休列車
秦0630→宿0741 0974レ GSE/EXE/MSE(N32)
江1746→宿1848 0502レ GSE/EXE/MSE(N32)
小2106→宿2219 0382レ GSE/EXE/MSE(N32)
《下り》
江1725←宿1620 0501レ GSE/EXE/MSE(N32)
小2019←宿1900 0909レ GSE/EXE/MSE(N32)
厚2314←宿2230 0923レ GSE/EXE/MSE(N32)

2022年5月30日

【約32年の歴史に幕】小田急電鉄1000形1754F(ワイドドア車6両固定編成)のデハ1904・クハ1954が北館林荷扱所へ陸送される

2022年5月30日、廃車除籍処分となった小田急電鉄1000形ワイドドア車の最後の1本である1754F(6両固定編成)のうち、最後まで残ったデハ1904・クハ1954が車体を分割され、大野総合車両所から北館林荷扱所へ陸送されました。
▲大野総合車両所から北館林荷扱所に陸送された1000形1754Fのクハ1954。車番・ロゴマークのほか、前照灯、屋根の空調装置や床下機器、転落防止幌、弱冷房車ステッカーなどすべて撤去されている。車体を分割される前の最後の姿である。
▲1000形ワイドドア車の本当の最後の旅立ちとなったデハ1904・クハ1954は写真手前側の2両である。両車の廃車陸送をもって同形式ワイドドア車の廃車除籍が完了した。
▲1000形ワイドドア車の特徴的な車内(車端部の2人掛け座席など)やスイッチの操作で窓が自動開閉するパワーウィンドウが完全に消滅した。

ダイヤ修正日となった3月12日に定期営業運転を終了して2ヶ月以上が経ち、1000形ワイドドア車の1754Fの最後の旅立ちの時を迎えました。今回陸送された2両は2014年6月の脱線事故で脱線しなかった3両のうちの2両でした。このとき大野総合車両所から再出庫する段階での脱線事故であったため、最後尾の2両は脱線を免れていましたね。この2両の陸送をもって5000形導入に伴う1000形ワイドドア車は完全消滅(全編成の廃車除籍が完了)することとなります。残るリニューアル対象外の1000形の置き換えのため、2022年度は5000形が3編成(30両)増備されることとなっており、6両固定編成で残る3本とレーティッシュカラーの編成2本が置き換えられるものと思われます。残る4両固定編成は長期間留置中(廃車除籍確定)の1062Fの可能性があります。

大野総合車両所構内での脱線事故を経験した1754Fが最後まで残った1000形ワイドドア車でしたが、登場から約32年で幕を下ろすこととなりました。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2022年5月30日現在 合計124両/全体196両(リニューアル中を含む)
青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(非リニューアル)、灰色…廃車予想編成
1063F1064Fは編成禁止ラベル貼付により箱根登山鉄道専任運用で活躍中

*4両固定編成…9編成(36両、レーティッシュ8両)
内訳…1057F1058F1061F1063F1064F1065F1066F1067F1069F

*6両固定編成…3編成(18両)
内訳…
1251F1253F1254F

*10両固定編成…7編成(70両、リニューアル60両、大規模改造30両)
内訳…1091F1092F1093F1094F1095F1096F1097F
※1095F以降は4両固定編成と6両固定編成を改造(1097Fは元1081Fの付随車も活用)。

*休車中(廃車予定)…4両
内訳…1062F

*廃車済…68両 ※搬出予定車両を含む、赤色…レーティッシュ
内訳
【編成単位で廃車】 合計60両
1051F(クハ1051・デハ1001・デハ1101・クハ1151)
1053F(クハ1053・デハ1003・デハ1103・クハ1153)
1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)
1059F(クハ1059・デハ1009・デハ1109・クハ1159)
1060F(クハ1060・デハ1010・デハ1110・クハ1160)
1068F(クハ1068・デハ1018・デハ1118・クハ1168)
1751F(クハ1751・デハ1701・デハ1801・サハ1851・デハ1901・クハ1951)
1752F(クハ1752・デハ1702・デハ1802・サハ1852・デハ1901・クハ1952)
1753F(クハ1753・デハ1703・デハ1803・サハ1853・デハ1903・クハ1953)
1754F(クハ1754・デハ1704・デハ1804・サハ1854・デハ1904・クハ1954)
1755F(クハ1755・デハ1705・デハ1805・サハ1855・デハ1905・クハ1955)
1756F(クハ1756・デハ1706・デハ1806・サハ1856・デハ1906・クハ1956)

【車両単体で廃車】 合計8両
元クハ1155(元1055F)・元クハ1255(元1255F)
元クハ1081・元デハ1031・元デハ1131・元デハ1331・元デハ1431・元クハ1481(元1081F)

【新製車両はなし】京成電鉄が2022年度鉄道設備投資事業計画を発表

2022年5月17日に京成電鉄が2022年度鉄道設備投資事業計画を発表しました。今年度の投資額は約167億円です。今回も簡単に紹介させていただきます。

今年度の新製車両はありませんが、設備面では押上線押上(KS-45,A-20)へのホームドア設置、四ツ木(KS-48)~青砥(KS-09)間の連続立体交差事業の継続、宗吾参道(KS-38)でのホーム改修工事、駅と列車車内への防犯カメラ設置、京成本線の荒川橋梁架替工事着手、市川真間(KS-14)の駅舎および千葉線千葉中央(KS-60)~千葉寺(KS-61)間の高架橋の耐震補強工事、宗吾参道(KS-38)~公津の杜(KS-39)間などでの法面補強工事、列車運行におけるデジタル無線の導入など(今年度で全列車に切り替え完了)が予定されています。なお京成大久保(KS-27)、西登戸(KS-57)の各駅の駅改修工事は今年度で完了し、千葉中央(KS-60)ではホームの工事が引き続き進められます。西登戸については駅のバリアフリー化に伴って上下ホームを結ぶ跨線橋が撤去される予定です。いずれは上下改札が別々になりそうです。

2022年5月29日

【架線検測がありました】小田急電鉄クヤ31形+8000形8066F(4両固定編成)による定期検測列車運転

2022年5月28日、小田急電鉄クヤ31形と8000形8066F(4両固定編成)による定期検測列車が運転されました。この定期検測運転に備え早朝時間帯に電源供給車となる8066Fが大野総合車両所から喜多見検車区に臨時回送されていました。
▲移動のため乗車中だった5000形5052Fのクハ5452の車内から8000形8066Fがクヤ31形を同伴し相武台前(OH30)を15時40分頃に通過するシーンを偶然捉えた。よく見ると最後尾に連結されているクヤ31形のパンタグラフが上昇しており、架線検測も実施された。

電源供給車となった8000形8066Fは8266Fと組んで26日の平日E19運用で運用されたあと大野総合車両所に入庫して解放され、そのまま留置されていました。ちなみに8000形8065Fもこのときは平日E27運用に充当されており、大野総合車両所にいったん入庫となり一時的に解放されたため、電源供給車の予想が困難となっていました。しかし8266Fが27日に平日A17運用で単独運用されたため、8065Fと8265Fは再結成された可能性が高く、結果的には28日早朝に8066Fが喜多見検車区に臨時回送されたことで、今回の定期検測における電源供給車に8066Fが充てられました。なおクヤ31形のパンタグラフは上がっており、架線検測が実施されました。私は今回初めて8000形8066Fとクヤ31形のペアを撮りましたが、架線検測ありでの撮影はこの形式になってから初めてです。

【下りの一部が仮線です】小田急電鉄小田原線の久野川橋梁架替工事進捗に試運転列車が運転

2022年5月27日、小田急電鉄小田原線足柄(OH46)~小田原(OH47)間に位置している久野川(山王川)橋梁架替工事進捗に伴って踏切付近の線路が仮線に切り替わったことから、1000形1061F(レーティッシュカラー・4両固定編成)を使用した試運転列車が運転されました。
▲1000形1061Fが久野川橋梁架替工事の進捗で小田原線足柄~小田原間の下りが仮線に切替となったため、その試運転列車に抜擢された。なおこの編成は5000形新製投入による置き換えが予想されているため、動向に注意が必要である。

28日より足柄を出ると下りの一部(西側の足柄構内留置線付近から)が仮線に繋がる形となっており(下り本線側の線路が途切れているが残されている)、下り本線1本を挟むようにして上下線が離れる形になっています。この仮線の状態は当面続きそうです。1000形1061Fは試運転列車で仮線を初めて走行した車両ということになります。ちなみに1000形の非リニューアル編成がこの下り仮線を走行する機会はA運用(1251F・1253F・1254F)もしくは海老名検車区出庫の111運用(1058F・1061F)に限られますので、後者のレーティッシュカラー2本と箱根登山鉄道専任運用に入る1063F・1064Fでは深夜のみとなりますね。

【三田線のあの新型】東急電鉄東横線・目黒線でついにあの6500形に出会う

2022年5月28日は前回から連続して東急電鉄東横線へ。まずは横浜(TY-21,MM01)にて。
西武鉄道40000系40105F。土曜休日72M運用。土曜休日に東横線方面に運転される『S-TRAIN』、このときは新製当初から2020年までは玉川上水車両基地に配属されていた40105Fが充当されました。

続いては綱島(TY-14)にて。
5000・5050系0番台5160F。土曜休日16K運用。
西武鉄道40000系40157F。土曜休日02M運用。なんとなんと40000系ロングシート車をキャッチ。しかも現時点で最新鋭の40157Fとは!最初の元住吉検車区出庫となる土曜休日02M運用は6000系だったので、びっくりしました。小手指車両基地再出庫で変わったようですね。
それにしても側面の車番が薄い…。消えかかっているのかと思いました…。これでも写真に加工をして見やすくしたのですが、これでなんとか分かるぐらいでしょうか。
横浜高速鉄道Y500系Y511F。土曜休日10K運用。ガンダムのラッピングを施されていたY511F、撤去されてからだいぶ経っていると思っていたのですが、いまだにその痕跡がくっきり残っていました。
東武鉄道9000系9103F。土曜休日01T運用。あまり東横線で見かける機会が多くない東武鉄道の9000系、久々に見たなぁ。
5000・5050系0番台5151F。土曜休日20K運用。『東急グループ100周年トレイン』を綱島で初めてキャッチしたものの、横浜高速鉄道Y500系Y512Fの土曜休日15K運用と被る形になってしまい、この並びでの撮影に。運転期間は来年までありますので再リベンジが必要ですねぇ。
5000・5050系0番台5177F。土曜休日26K運用。再び出会えた5177F。甲種輸送のときにこの編成を初めて撮りましたが、スカートの形状が独特だったのを覚えています。
5000・5050系0番台5176F。土曜休日27K運用。こちらは4000番台4104Fの土曜休日52K運用と被りました。

今度は綱島を離れ武蔵小杉(TY-11,MG-11)にて。東横線ではなく目黒線を撮りました。
埼玉高速鉄道2000系2108F。土曜休日90M運用。
3000系3002F。土曜休日09K運用。3000系の種別行先案内表示器がフルカラーLED式に更新された編成は初めて撮りました。中間増備車に合わせた形ですね。新たに4号車・5号車として登場した中間増備車を増結したときの既存車両との違いや違和感は半端ではありません。
5000・5080系5182F。土曜休日10K運用。5182Fの現在の姿は初めてです。これまでは種別幕式、行先3色LED式、車内は2段式のLED案内表示器、ドアチャイムは3000系(現在は全編成とも5000系列以降のものに変更済み)と同一のイメージがありましたが、相模鉄道直通対応改造工事で大きく様変わりし、仕様も5183F以降と揃えられました。しかもこの5182Fは列車番号表示器と行先表示器も白色LEDとなっています。
東京都交通局6300形6334F。土曜休日37T運用。ちょうど発車したばかりの6328Fの土曜休日39T運用と被られる形になりました。なおこの3次車は6500形の置き換え対象外ですが、今後の動きは気になりますねぇ。
埼玉高速鉄道2000系2105F。土曜休日80M運用。この2000系にも列車番号表示器を白色LED式に、種別行先案内表示器をフルカラーLED式に更新した編成が出てきています。ただ増結の予定がないため、新横浜線に直通しても新横浜(SH-01)までの運用(相模鉄道新横浜線に直通しない運用限定)になりそう。
東京都交通局6300形6331F。土曜休日47T運用。この形式は3次車が多いため、2次車以前の運用編成はこのときは少なめでした。
東京地下鉄9000系9104F。土曜休日42S運用。この系列も9109F以降の編成の増結が予想されるため、直通運転開始後は9108F以前の編成は新横浜までの運用にとどまりそうですね。
東京都交通局6500形6501F。土曜休日31T運用。ついにようやく三田線の新型車両6500形をキャッチしました。種別行先案内表示器が漢字表記なのが嬉しいですね。なお前面部種別行先案内表示器は日本語と英語が交互表示となるのでご注意。この編成の製造は同系列では唯一2020年ということで、もう2年が経つんですね。
東京地下鉄9000系9105F。土曜休日46S運用。
東京都交通局6300形6306F。土曜休日59T運用。記録対象の2次車のトップを収めたところで折り返してきた6500形に乗車しました。

乗車区間が短いので簡単に紹介しますが、車内案内表示器は3画面(右側2画面は停車駅案内)となり、車内防犯カメラが千鳥配置となっているほか、聞こえない程度に3打式ドアチャイムが鳴動し、ドアエンジンは今後東横線・目黒線に乗り入れてくる相模鉄道20000系列と同じタイプです。吊革の形状は三角型ですが、吊革のベルトが長くなっていて吊革の高さが通常よりも低くなっているものがあり、背の低い方への配慮が伺えます。車内の車番は製造先と号車が併記されたステッカー式となり、編成番号、ハイフン、号車の順で付番されています。また三菱電機製のSiC素子と思われますが、三菱電機製には思えないような磁気音だった印象でした。ただし最後の『プーン』という音はしなかったので、日立製作所製ではないことが分かります。転落防止幌は設置準備工事(差し込み式と思われるタイプ)ですが、相模鉄道新横浜線の各駅や本線西谷(SO-08)以西の各駅にもホームドアは設置されているため(駅改良工事中の海老名(SO-18)を除く)、転落防止幌は設置されない可能性があるかと思います。
多摩川(TY-09,MG-09)で下車し、1枚撮りました。貫通扉があるとはいえど独特な顔つきが印象的です。
埼玉高速鉄道2000系2101F。土曜休日88M運用。この編成、なんと『キャプテン翼』のラッピング電車。珍しいですねぇ。運用範囲のホームドア設置の関係上、車体側面部の屋根付近まで施されています。
東京都交通局6300形6312F。土曜休日65T運用。この1次車・2次車も記録をとらないといけません。6500形はすでに運用中の編成を含む9編成(72両)が登場していて、6300形1次車・2次車の運用離脱があってもおかしくありません。あと4編成(32両)で全13編成(104両)の新製投入が完了します。まもなく6510Fも出場しますからね。
東京地下鉄9000系9107F。土曜休日32S運用。
5000・5080系5184F。土曜休日01K運用。5184Fの今の姿も見納めになりそうです。現時点では5187Fが8両固定編成で営業運転を行っているほか、元6000系を改造した電動車1両を含む中間増備車を組み込んだ5190Fが8両固定編成となって試運転を行ったため、注意が必要です。
東京地下鉄9000系9119F。土曜休日38S運用。その裏に17000系17187Fの土曜休日15S運用が被ってしまっていますが、その手前でほぼぴったり並走していたんです。並走での入線も醍醐味のひとつではあるので、そこで被ってしまうのは致し方ないと思います。

ここで目黒線の撮影は終了としました。

※おまけ※
最後は田園都市線鷺沼(DT-14)付近にて。
車内から東京地下鉄鷺沼検車区を眺めていたところ、最新鋭の18000系18105Fの姿が。ドアステッカーが貼られていませんでしたので、営業運転開始まではまだまだ先になりそうですが、3色LED式の8000系8117Fが置き換えられそうです。なお奥には18101Fの姿もありました。

2022年5月28日

【A編成はあと2本】東日本旅客鉄道185系0番台宮オオA5編成が長野総合車両センターに配給輸送される

2022年5月25日から26日にかけて、東日本旅客鉄道185系0番台宮オオA5編成(クハ185-8以下10両)が所属先からEF64形1031号機の牽引で長野総合車両センターまで配給輸送されました。廃車解体処分になるものと思われます。
▲約2ヶ月ぶりの185系の廃車配給は0番台で基本編成の宮オオA5編成となった。これで残るグリーン車組み込みのA編成は宮オオA1編成・宮オオA7編成の2本に。団体専用列車に使用される宮オオB6編成以外は廃車配給の動き以外は確認されていない。

185系0番台の廃車解体処分に伴う配給輸送列車運転は宮オオC7編成以来ですが、A編成では昨夏の宮オオA8編成以来のこととなります。A編成は残り宮オオA1編成、宮オオA7編成のみとなりました。同編成の廃車で残る185系は0番台・200番台を合わせて10両2編成(A1・A7)、7両2編成(OM04・OM08)、6両1編成(B6)、5両3編成(C1・C2・C5)の合計55両/227両となりました。185系の廃車解体のタイミングが開いているのは2022年3月のダイヤ改正までに定期営業運転を終了した205系500番台、600番台やE235系1000番台への置き換えが進められているE217系の廃車解体に伴う配給輸送列車のタイミングも関係しているものと思われます。牽引機のEF64形も先が長いとは言えませんから…。

【185系0番台・200番台在籍状況】 ※2022年5月28日現在
全体=55両
《0番台》 在籍数=35両
[10両]A1・A7   [  5両]C1・C2・C5
《200番台》 在籍数=20両
[  7両]OM04・OM08 [  6両]B6

★廃車済みの車両★
全体=172両
※単体で廃車のサハ185-7(C7)・サロ185形200番台(OM03・B2~B7)は車両数に含む
《0番台》 車両数=80両
[10両]A2・A3・A4・A5・A6・A8 [  5両]C3・C4・C6 [  4両]C7
《200番台》 車両数=92両
[  8両]B2 [  7両]OM01・OM02・OM05・OM06・OM07・OM09・B1
[  6両]OM03・B3・B4・B5   [  4両]B7
※宮オオB2編成はサロ185-204を抜き、宮オオB7編成の電動車1ユニット2両(ハイフン以下231)を連結して8両編成を組成し臨時列車で運用ののち廃車。
※宮オオC7編成は185系初の廃車となったサハ185-7を抜き、臨時列車で運用ののち廃車。
※宮オオOM07編成は宮オオOM06編成からサロ185-211と電動車1ユニット2両(ハイフン以下221)を連結しA編成と同じ10両編成を組成、上野東京ライン関連の試運転に使用後廃車。

【8両固定編成あと3本に】東京都交通局10-300形10-400F(8両固定編成)が若葉台検車区に廃車回送される

2022年5月27日、東京都交通局新宿線大島車両検修場に所属する10-300形10-400F(8両固定編成)が所属先のから列車番号81Tで京王電鉄若葉台検車区へ自走回送されました。廃車除籍処分のためと思われます。
▲あと3編成で置き換え完了になる10-300形8両固定編成。通算5編成目の10-400Fの廃車除籍で残り3編成(24両)となった。10両固定編成は10-710F・10-720Fの納車が予想される。

10-300形2次車(8両固定編成)の廃車は10-370F・10-390F・10-430F・10-380Fに続いて5編成目で、残る8両固定編成は番号順に10-410F・10-420F・10-440Fの3編成(24両)となりました。この編成は車体を分割され若葉台検車区から順次搬出されるものと思われます。同形式6次車は6編成(60両)が既に登場済みということで、あと2編成(20両)になります。意外と置き換えのペースが早いですねぇ。6月中には置き換えが完了する可能性があるかもしれません。

【10-300形8両固定編成の状況】2022年5月28日現在
《運用》10-410F・10-420F・10-440F
《廃車》10-370F・10-380F・10-390F・10-400F・10-430F

【16000系以来の快挙】東京地下鉄17000系・18000系が『ローレル賞』を受賞

2022年5月26日、鉄道友の会が東京地下鉄有楽町線・副都心線の17000系、半蔵門線の18000系をローレル賞に選定したと発表しました。東京地下鉄車両のローレル賞は2011年の千代田線16000系以来、約11年ぶりのこととなります。
▲ローレル賞を受賞した17000系(写真は17101F・17191F)。前照灯の形状などは18000系とは異なるが、ほぼ同時期に製造されたこともあり共通点は多い。ただし17000系8両固定編成のみはSiC素子のメーカーが10両固定編成および18000系とは異なっている。
▲ローレル賞を受賞した18000系(写真は18104F)。この系列は現時点で4編成(40両)が導入済みだが、今年度は5編成(50両)が投入され、すでにその1編成目の18105Fが出場している。残るは18106F・18107F・18108F・18109Fとなりそうだ。

17000系および18000系では車体構造や搭載機器の共通化が図られていますが(17000系8両固定編成を除く)、前照灯の形状変更やそれぞれの路線カラーを継承することでそれぞれの個性が出ています。全車両に車椅子やベビーカーも使用できるフリースペースが全車両に設置され、ドアレールに切り欠き加工を施したことでどの旅客用扉からもベビーカーや車椅子利用者の乗降性を向上させています。両系列ともワンマン運転に対応した仕様となっているほか(18000系は将来的な導入を見据えた仕様)、走行機器のモニタリング状況、脱線検知装置の搭載などにより、快適性と安全性を飛躍的に向上させました。両系列の基本仕様の共通化によるメンテナンス性の向上と独立性を両立し、バリアフリー設備およびサービス設備のレベルアップを重ねたことなどが評価されました。前回の16000系のときは4次車・5次車以外の全編成(当時は16編成)にローレル賞受賞ヘッドマークが掲出されましたが、今回の17000系と18000系ではどうするのでしょうか。ローレル賞受賞の銘板は掲出されることは間違いなさそうですが。

2022年5月27日

【2000形以来の快挙】京浜急行電鉄新1000形1800番台20次車“Le Ciel”がブルーリボン賞を受賞

2022年5月26日、鉄道友の会が京浜急行電鉄新1000形1800番台20次車の“Le Ciel(ル・シエル)”をブルーリボン賞に選定したと発表しました。京浜急行電鉄車両のブルーリボン賞はなんと1983年の2000形以来、約39年ぶりのことです。
▲新1000形では初の転換クロスシート車、中間車に車椅子対応洋式トイレと男性用トイレを備えた20次車がブルーリボン賞に選定された。なお“Le Ciel(ル・シエル)のロゴは”窓のないトイレ部分の側壁に施工されている。

この新1000形20次車はウィズ・コロナの時代において安心快適に列車を利用できるように車内設備を一新し、2021年5月の『モーニング・ウィング』(3号)より営業運転を開始した車両です。受賞理由としては同形式では初めてとなる転換クロスシート車、サハ1890-2の品川(KK-01)寄り海側に車椅子対応洋式トイレ、サハ1890-3の浦賀(KK-64)・三崎口(KK-72)寄り海側に男性用トイレなど京浜急行電鉄の車両で初めて設(しつら)え、通常の営業列車(モーニング・ウィング3号、快特、特急の増結車両、エアポート急行、普通)だけでなく貸切列車などに使用するなど、通勤・通学のみならず観光・イベントなど新たな車両用途を模索しているほか、制御装置などの最新水準の機器を積極的に採用し実績のある安定した仕様も踏襲ています。チャレンジングな姿勢や堅実性を兼ね備えた車両でトータルバランスに優れた車両ということで、多くの支持を集めました。この20次車は新1000形で初めてハイフン入りの車番(編成番号・ハイフン・号車、の構成)となっていて、1891編成から1895編成までの5編成20両が在籍しています。この5編成にはいずれ『ブルーリボン賞』銘板が取り付けられそうですね。

2022年5月26日

【同系列最後の赤帯車】東急電鉄8500系8631Fが長津田車両工場へ自走回送される

2022年5月25日、東急電鉄8500系8631Fが所属先の長津田検車区から長津田車両工場まで自走回送されました。車内広告は撤去されていませんでしたが、2020系のラストナンバーの2150Fが長津田検車区に搬入されたこともあり、廃車除籍処分になるものと思われます。
▲8500系で前面部が赤帯のオリジナルで残っていた8631Fが走り慣れた路線にお別れを告げ帰らぬ旅へ。なお廃車回送となる場合は車内広告が撤去されるのが通例だが、8631Fは撤去されていなかった。

この編成の最終運用は23日の平日44K運用の片道のみでした。これで8500系の赤帯車(オリジナル)は消滅し残るは青帯車で“Bunkamura号”の8637Fのみとなります。来年1月に引退と発表された8500系ですが、8631Fが先に撤退したことで、残り約半年間は8637Fの孤軍奮闘が続くことになりそうです。平日はラッシュ時中心の運用、ごくまれに日中運用されることもありました。土曜休日はほとんど運用されることはなく団体専用列車での運用が目立っていましたね。私が最後に8631Fを撮ったのは昨年10月ということで、同編成に掲出された2種類のヘッドマークを撮れなかったのが悔やまれます。残る8637Fについても基本的には土曜休日に運用される可能性は非常に低い(ほぼない)と考えておきましょう。

2022年5月25日

【ワイドドア付随車消滅】小田急電鉄1000形1754F(ワイドドア車6両固定編成)のデハ1804・サハ1854が北館林荷扱所へ陸送される

2022年5月25日、廃車除籍処分となった小田急電鉄1000形ワイドドア車の最後の1本である1754F(6両固定編成)のうち、デハ1804・サハ1854が車体を分割され、大野総合車両所から北館林荷扱所へ陸送されました。
▲1000形ワイドドア車の中間車のみの陸送はこれが最後で、デハ1804・サハ1854が大野総合車両所から旅立った。子育て応援車両にならなかった3号車のサハ1854は元先頭車のため4号車寄りの旅客用扉がワイドドアではないことが分かる。

今回陸送された2両はいずれも2014年6月に発生した相模大野(OH28)で脱線事故当該の3両のうちの2両でした。これらの車両の陸送により残るは解体線に移動されたデハ1904・クハ1954となります。5000形導入に伴う1000形ワイドドア車の廃車除籍は次の陸送をもってすべて完了することになります。今回の廃車陸送で1000形ワイドドア車の付随車は完全に消滅しました。残るリニューアル対象外の1000形の動きが注目されますので早めに記録をしましょう。

2022年5月24日

【2020系列のラスト】東急電鉄2020系2150Fが総合車両製作所新津事業所を新製出場、甲種輸送される

2022年5月20日、総合車両製作所新津事業所で製造された2020系のラストナンバーとなる2150F(クハ2150+デハ2250+デハ2350+サハ2450+サハ2550+デハ2650+サハ2750+デハ2850+デハ2950+クハ2050)が所属先となる長津田検車区まで甲種輸送されました。この編成の導入で2020系列の製造はここで終了となります。
▲田園都市線の2020系のラストナンバー、2150Fがようやく長津田検車区へと配属される。これ以降は目黒線関連に移行するものとみたほうがいい。
▲8500系はこの8631Fが最初に置き換えられそうか。最後まで残っていたオリジナル編成である。

2020系列の導入はこの2150Fをもって終了となり、同系列全体では全35編成338両(2020系は30編成300両、6020系は2編成14両、3020系は3編成24両)が新製投入されたことになります。なお2020系の分は8500系(2020系投入前に在籍していた24編成)のほかに8090・8590系や元2000系(現在の9000・9020系)の置き換え分も含まれているため、結果的に30編成(300両)の導入となりました。2020系のうち2126F・2127Fの3号車であるデハ2326・デハ2327は6020系6121F・6122Fへの“Q SEAT”車両組み込みで余剰となった初代デハ6321・初代デハ6322から改造編入されています。なお3020系は当初から8両固定編成で登場しているほか、連続する付随車は8両固定編成になった3123Fを除き、現時点で予備車両となっています(のちに組み込まれる予定)。

2022年5月23日

【日本唯一のキハ58】いすみ鉄道キハ28-2346が2022年11月27日に定期営業運転を終了へ

2013年3月9日にいすみ鉄道での営業運転を開始したキハ28-2346について、2022年5月20日に公式サイトで同年11月27日で定期営業運転を終了することが発表されました。いすみ鉄道に譲渡されてから約9年8ヶ月にわたる活躍に終止符が打たれる見通しです。
▲写真手前の車両がキハ28-2346。大原方に連結されている車両である。引退後は一体どんな運命を辿るのだろうか。

このキハ28-2346は西日本旅客鉄道から2010年に譲渡され、日本の鉄道では唯一稼働しているキハ58系といえます。引退理由としては車両維持に多額の費用がかかることや、走行用エンジンや冷房エンジンの部品確保が困難を極めることから、11月27日での定期営業運転終了となりました。なお定期営業運転終了後も2023年2月までは不定期運行を計画しているとのことです。引退後の処遇は今後決定になるということで、保存を含めた検討をお願いしたいところですね。

【E257系波動輸送車が活躍】東日本旅客鉄道が夏の臨時列車運転の概要を発表

2022年5月20日、東日本旅客鉄道が2022年夏の臨時列車の運転概要を発表しました。首都圏エリアでは485系ジョイフルトレイン(華・リゾートやまどり)、E257系5000番台・5500番台が大活躍となりそうです。
▲E257系5500番台を使用する臨時特急は『あたみ』・『小田原・甲斐国』・『マリンアロー外房』・『谷川岳山開き』・『佐原夏まつり』・『富士回遊』があり、全席指定のため特急券を必要とする。同系列の臨時快速は指定席券を必要とする『ホリデー快速鎌倉』のみである。
▲E257系5000番台(写真は種車の0番台)を使用する臨時特急は『新宿さざなみ』・『伊東按針祭花火大会号』程度だが、『新宿さざなみ』はE257系500番台または255系での運転となる場合があるので注意が必要だ。

首都圏エリアの臨時列車はE257系5000番台・5500番台(宮オオ)を使用する列車が多くなり、種別も指定席券を必要とする『快速』から指定席特急券を必要とする『特急』となったものが多いです。485系のジョイフルトレインを使用する列車は高タカTG02編成の『華』がグリーン車指定席、高タカYD01編成の『リゾートやまどり』が普通車指定席となっており、グリーン料金も必要となります。さらにはE261系(宮オオ)の『サフィール踊り子』のほか、E653系1000番台水カツK70編成(クハE653-1008以下7両)を用いた臨時特急列車、285系(米トウ・海カキ)の単独運転による特急『サンライズ出雲』も設定されます。

今回の臨時列車で注目は山梨県方面への臨時列車ですね。485系ジョイフルトレインおよびE257系を使用する臨時快速・臨時特急ともに『甲斐国』を付する列車があり、各地から中央本線小淵沢(CO-51)までの列車が設定されるようです。『華』使用列車は臨時快速ですがそれ以外は臨時特急となるので気をつけましょう。しかもE257系5500番台を使用する列車では東海道線小田原(JT-16)発の『小田原・甲斐国』の設定があるため、どのような経路での運転となるのか注目です。小田原からだと貨物線経由での運転になるでしょうか。

2022年5月20日

【群馬に旅立ちへ】小田急電鉄1000形1754F(ワイドドア車6両固定編成)のクハ1754・デハ1704が北館林荷扱所へ陸送される

2022年5月20日、廃車除籍処分となった小田急電鉄1000形ワイドドア車の最後の1本である1754F(6両固定編成)のうち、クハ1754・デハ1704が車体を分割され、大野総合車両所から北館林荷扱所へ陸送されました。
▲1000形ワイドドア車の最後の旅立ちが始まり、クハ1754・デハ1704が大野総合車両所を去った。あと2回の陸送作業で同形式ワイドドア車の陸送が完了する。

3月12日に定期営業運転を終了してから約2ヶ月以上が経ち、ついに旅立ちの時を迎えました。ちなみに陸送された2両のうち、クハ1754は2014年6月に発生した相模大野(OH28)で脱線事故当該の3両のうちの1両でした。このあとデハ1804・サハ1854、デハ1904・クハ1954の順で陸送が進められ、5000形導入に伴う1000形ワイドドア車の廃車除籍は完了する見通しとなっています。ただ残るリニューアル対象外の1000形の置き換えのため、2022年度は5000形が3編成増備されることとなっており、6両固定編成で残る3本(1251F・1253F・1254F)とレーティッシュカラーの編成2本(1058F・1061F)が置き換えられるものと思われます。あとは長期間留置中(廃車除籍は確定)の1062Fの動きが読めません…。

【すべて元70-000形の編入車】東日本旅客鉄道209系3100番台宮ハエ72編成が郡山総合車両センターに配給輸送される

2022年5月19日、東日本旅客鉄道川越線(南古谷・川越~高麗川)・八高線(高麗川~八王子)で運用されていた川越車両センター所属の209系3100番台宮ハエ72編成(クハ209-3102+モハ209-3102+モハ208-3102+クハ208-3102)がEF64形1030号機の牽引で所属先から大宮総合車両センターに配給輸送されたあと、20日に郡山総合車両センターに配給輸送されました。廃車解体処分と思われます。
▲落成当初は一部中間車を除き東京臨海高速鉄道70-000形だった209系3100番台(写真左側・2011年撮影)。このうちすべて編入車両の宮ハエ72編成が廃車解体処分になりそうだ。

この編成は4両すべてが落成当時は東京臨海高速鉄道70-000形として登場した車両であり、同形式を4両固定編成・6両固定編成から埼京線の205系0番台と同様の10両固定編成に組み替えた際に余剰となった先頭車4両、中間車2両の6両が活用され、そのうち中間車を含む4両で組成されたのが宮ハエ72編成です。宮ハエ71編成は新製中間車2両を組み込み、これらの編成で残る103系を置き換えました。なお川越線・八高線の209系3500番台・E231系3000番台の置き換えと統一およびワンマン運転開始に伴って定期営業運転から外れていました。今回配給輸送された宮ハエ72編成がすべての車両が解体ということになりそうです。

209系3100番台の種車となった東京臨海高速鉄道70-000形でも2024年から新型車両導入の噂があり、置き換えられる可能性があります。その新型車両はE233系7000番台に極力仕様を合わせるのか、それともE235系(0番台・1000番台)の要素も入ったものになるのか、注目されます。

※2022年5月20日、記事修正。編成が短いため郡山総合車両センターでの解体となるようです。