2022年5月6日

【昨年度分から引き継ぎも】京王電鉄が2022年度鉄道設備投資事業計画を発表

2022年5月2日、京王電鉄が2022年度鉄道設備投資事業計画を発表しました。今年度の投資額は約288億円となります。
▲8000系は10両固定編成の1本が制御装置更新工事を受けるようだ。いまだに10両固定編成を中心に日立製作所製のGTO素子で残っている編成がいる。早めに録音をしておきたい。なおこの8703Fは機器未更新のうちの1本である。
▲昨年度に予定されていた5000系5737Fの増備は今年度に延期された。新型コロナウィルスのほか8000系8705Fの車内での傷害事件の影響と思われる。

車両面では初のリクライニング機能を備える転換クロスシートを設置する5000系(5737F)の増備と、8000系(10両固定編成)のVVVFインバータ制御装置の更新を実施します。いまだに10両固定編成で制御装置未更新の編成がいますから、録音は進めておきましょう。また昨年の特急列車車内での傷害事件を受けて来年度末までに全車両への車内防犯カメラ、全駅へのホーム上の防犯カメラの設置を進めます。設備面では笹塚(KO-04)~仙川(KO-13)間の連続立体交差事業における千歳烏山(KO-12)付近で工事に着手し、ほとんどの区間で連続立体交差事業の工事に入ります。ホームドア本体とホームと車両の隙間を埋める転落防止ゴムの設置は笹塚(KO-04)に(本線側と新線側の両方)、ホームのふちに黄色いラインを引く注意喚起ラインは武蔵野台(KO-21)などに設置するほか、昨年度に引き続き新線新宿(KO-01,S-01)のエスカレーター、相模原線若葉台(KO-39)・多摩境(KO-44)と競馬場線府中競馬正門前(KO-46)でのトイレ更新工事、仙川・高幡不動(KO-29)などの駅構内のLED照明化、新宿~笹塚間のトンネル部などの耐震補強工事、駅構内情報提供ディスプレイの多言語化をそれぞれ実施します。