2022年5月20日

【すべて元70-000形の編入車】東日本旅客鉄道209系3100番台宮ハエ72編成が郡山総合車両センターに配給輸送される

2022年5月19日、東日本旅客鉄道川越線(南古谷・川越~高麗川)・八高線(高麗川~八王子)で運用されていた川越車両センター所属の209系3100番台宮ハエ72編成(クハ209-3102+モハ209-3102+モハ208-3102+クハ208-3102)がEF64形1030号機の牽引で所属先から大宮総合車両センターに配給輸送されたあと、20日に郡山総合車両センターに配給輸送されました。廃車解体処分と思われます。
▲落成当初は一部中間車を除き東京臨海高速鉄道70-000形だった209系3100番台(写真左側・2011年撮影)。このうちすべて編入車両の宮ハエ72編成が廃車解体処分になりそうだ。

この編成は4両すべてが落成当時は東京臨海高速鉄道70-000形として登場した車両であり、同形式を4両固定編成・6両固定編成から埼京線の205系0番台と同様の10両固定編成に組み替えた際に余剰となった先頭車4両、中間車2両の6両が活用され、そのうち中間車を含む4両で組成されたのが宮ハエ72編成です。宮ハエ71編成は新製中間車2両を組み込み、これらの編成で残る103系を置き換えました。なお川越線・八高線の209系3500番台・E231系3000番台の置き換えと統一およびワンマン運転開始に伴って定期営業運転から外れていました。今回配給輸送された宮ハエ72編成がすべての車両が解体ということになりそうです。

209系3100番台の種車となった東京臨海高速鉄道70-000形でも2024年から新型車両導入の噂があり、置き換えられる可能性があります。その新型車両はE233系7000番台に極力仕様を合わせるのか、それともE235系(0番台・1000番台)の要素も入ったものになるのか、注目されます。

※2022年5月20日、記事修正。編成が短いため郡山総合車両センターでの解体となるようです。