2024年5月16日

【約1ヶ月間限定】西武鉄道40000系40153Fに『GLAY 30th Anniversary ラッピングトレイン』

2024年5月13日より、西武鉄道40000系ロングシート車の40153Fに6月8日・9日に所沢市のベルーナドームで行われるデビュー30周年を記念するロックバンド“GLAY”の『GLAY 30th Anniversary ラッピングトレイン』が運転を開始しています。
▲武蔵丘車両基地所属の40000系40153Fが“GLAY”一色に。

40000系は池袋線向けのロングシート仕様の編成を用いてムーミンなどの様々なラッピング電車・ヘッドマーク車を運転していますので、池袋線だけでなく相互直通運転先の路線でも見ることができます。40153Fの『GLAY 30th Anniversary ラッピングトレイン』は6月15日までの約1ヶ月間となります。また『西武線アプリ』でもアイコンで確認することができます。この系列では今年度は10両固定編成ではなく8両固定編成3本分(24両)の新製を発表していますので、その際に連結器などの仕様変更があるのか気になりますね。

2024年5月15日

【解体処分へ】東日本旅客鉄道E217系都クラY-39編成が長野総合車両センターに配給輸送される

2024年5月15日、東日本旅客鉄道鎌倉車両センター所属のE217系都クラY-39編成(クハE217-39以下11両)が新潟車両センター所属のEF64形1031号機に牽引され所属先から南武線経由で長野総合車両センターへ配給輸送されました。廃車解体処分のためと思われます。
▲E217系基本編成の都クラY-39編成がEF64形1031号機に導かれて帰らぬ旅へ。解体処分になることは濃厚だ。

今回の配給輸送も日中時間帯に運転されました。基本編成または付属編成2本の廃車の場合は長野総合車両センターへの配給輸送、付属編成単独の廃車の場合は東京総合車両センターへの自走回送(ドアステッカー類の撤去)で行われているようです。今回の編成は1998年度後半に製造された7次車で、約26年間の活躍となりました。この次車区分から貫通扉が廃止されましたが、実質は貫通扉があるように見せかけているダミー仕様となっていました。

【9000系列置き換えへ】東急電鉄が2024年度鉄道設備投資事業計画を発表

2024年5月13日、東急電鉄が2024年度鉄道設備投資事業計画を発表しました。今年度の投資額は約468億円となります。

【車両面】
▲大井町線の各駅停車(急行は代走のみ)で活躍する9000系。全15編成が長津田検車区に在籍するが、生え抜きの1本(9007F)以外はすべて元東横線(元住吉検車区)からの転用だ。同系列を置き換える6020系をベースとする新型車両が登場するため、同系列は2025年度から西武鉄道向けに譲渡される予定。譲渡対象外の編成がいる可能性もあるので動向に注意したい。
▲大井町線の各駅停車(急行は代走のみ)で活躍する9000・9020系。元田園都市線の2000系を転用し、一部の車両を組み換えて9000系列に改造編入したものだが、元2000系のベース車両は9000系だ。最初に制御装置と内装の更新工事を施工された元2003F(現在の9023Fの4両)を含む全3編成15両が在籍する。この3編成は確実に譲渡されてほしいところだ。
▲大井町線の各駅停車向けにも6020系ベースの新型車両を新製投入する。ただし急行通過駅のホーム有効長を考慮して急行列車向けの7両固定編成に対して各駅停車向けは5両固定編成になるものと思われる。大井町線内基準で溝の口(OM-16)寄りの先頭車のみ九品仏(OM-11)でドアカットとなるため、そのスイッチも装備されるだろう。
▲今年度からは目黒線車両など、登場から20年以上が経過している車両(写真は目黒線向けの3000系3101F3105F)のリニューアルを実施することとなっている。となると5000系列の初期編成にもその工事が波及する可能性は十分にありそうだ。

車両面では大井町線の9000系列を置き換えるための6020系をベースとした新型車両の製造に着手します。すべてを置き換えると考えると18編成(90両)が必要になります。すでに運用範囲の区間の各駅にはホームドアが整備されているため、3020系のように転落防止幌は省略される可能性があります(急行列車向けの6000系と6020系では全編成撤去済み)。置き換えとなる9000系列は2025年度から西武鉄道に譲渡される予定となっています。さらに今年度からは目黒線の3000系など登場から20年以上が経過した車両を中心にリニューアル更新工事を施工することとなっており、5000系列の初期編成などにも施工される可能性があります。なお5000・5080系のうち一部編成は中間増備車に合わせた座席モケットに更新されているようです。

【設備面】
設備面では田園都市線駒沢大学(DT-05)・桜新町(DT-06)の駅リニューアル、大井町線戸越公園(OM-03)付近の連続立体交差事業、田園都市線での定位置停止装置(TASC)の導入に向けた車両改造工事と地上装置の設置(現在は5000系の1編成の先頭車のみ改造工事で入場中)、3D式の踏切障害物検知装置の導入、田園都市線・大井町線でのディスプレイ式の旅客案内装置(発車標)の設置、目黒線各駅への非常停止ボタンの装備、駅照明のLED化、ホームと車両床面の段差および隙間解消、池上線五反田(IK-01)でのホームドアへの更新などが予定されています。また東急電鉄では自動改札機(交通系ICカードの専用改札機を除く)の切符の投入口付近にクレジットカードのタッチ決済およびQRコードをかざしたうえでの後払い乗車サービスの実証実験を5月15日から開始しました。

【2024年度ホームドア設置対象】池上線五反田
【2024年度駅照明LED化の対象】東横線白楽(TY-18)・大井町線尾山台(OM-12)
【2024年度法面補強工事の区間】田園都市線青葉台(DT-20)~田奈(DT-21)
【2024年度耐震補強工事の区間】
《高架橋》東横線大倉山(TY-15)~菊名(TY-16)間、田園都市線二子玉川(DT-07,OM-15)付近
《擁 壁》東横線学芸大学(TY-05)~都立大学(TY-06)間。

2024年5月14日

【5000形久々の増備】小田急電鉄が2024年度鉄道設備投資事業計画を発表

2024年5月14日、小田急電鉄が2024年度鉄道設備投資事業計画を発表しました。今年度の投資額は約413億円です。今回も【車両面】と【設備面】に区分して紹介します。

【車両面】
▲2024年度は約2年ぶりに5000形が2編成(20両)増備される。同形式の増備は2022年12月に川崎車両株式会社で製造された5062F以来で、続番となれば5063F5064Fが登場することに。このうち1編成には新製当初から線路や架線などの鉄道設備モニタリング装置を搭載する
▲2024年度も3000形6両固定編成のリニューアル更新工事が引き続き進められ、現在入場中の3269F(旧川崎重工業5次車)を含む3編成(18両)に施工される。3次車と4次車の施工が完了したため、5次車以降の編成で進められることになる。年度最初のリニューアル更新工事施工となる3269Fは旅客用扉の交換が予想される。
▲通勤形最古参形式の8000形は5000形の増備で再び置き換えられるほか、今年度から西武鉄道国分寺線向けの『サステナ車両』として6両固定編成1本が譲渡される予定。小田急電鉄からは除籍されるが大手私鉄から大手私鉄に中古のサステナ車両が渡るのは異例だ。

車両面では通勤形最古参の8000形を置き換えるため、2代目5000形(10両固定編成)が2編成(20両)増備されます。同形式の増備は2022年12月の5062F以来で約2年ぶりで、続番の場合は5063F5064Fが登場します。このうちどちらかの1編成には東急電鉄で設置が進む線路や架線などの鉄道設備モニタリング装置が新製当初から搭載されます。東急電鉄の車両では中間付随車の1両(3020系および5000・5050系4000番台)に搭載工事を行っていますので、5000形でも3両ある中間付随車の1両(サハ5150形・サハ5250形・サハ5350形のいずれか)に搭載されるものと思われます。これらの2編成は川崎車両株式会社兵庫工場または日本車両製造豊川製作所で製造されるものと思われます。一方の3000形は6両固定編成3本(18両)のリニューアル更新工事が施工され、現在は3269F(旧川崎重工業5次車)が入場していますので残る5次車以降の2編成分(12両)がどうなるか注目されます。年度最初の施工となる3269Fでは旅客用扉の交換が実施されるでしょうね。

一方の8000形は2代目5000形の増備で置き換えられ、このうち6両固定編成の1本は新たに西武鉄道国分寺線向けにサステナ車両として譲渡される予定です。ちなみに残存する8000形で種別行先案内表示器が3色LED式のまま残るのは6両固定編成3本のみで、いずれも廃車除籍処分となっていますので、動向に注意が必要です。今年度の譲渡は6両固定編成1本のみですので、おそらくはフルカラーLED式の編成になるでしょうか。

【設備面】
▲1日の平均利用者が10万人を超える各駅にホームドアの設置が進められ、ロマンスカーが停車駅ではロマンスカー対応の大開口ホームドアとなる。今年度は相模大野(OH28)・海老名(OH32)・中央林間(OE02)・大和(OE05)のすべてのホームに設置される予定で、相模大野ではすでに下りホームにホームドア本体が設置済みである。
▲既存の通勤形車両への車内防犯カメラ設置も進められる。4000形はワンマン運転対応工事の際に車内案内表示器の隣に千鳥配置で設置され、他形式はLED照明と一体化した車内防犯カメラ(1000形は八幡電気産業株式会社、2000形と3000形はアンデス電気株式会社のもの)に一部交換することで、運用離脱の期間を短縮している。

小田急電鉄では2032年度までに、鉄道駅バリアフリー料金制度を活用して、新宿(OH01)~本厚木(OH34)間の小田原線各駅と江ノ島線の中央林間(OE02)・大和(OE05)・藤沢(OE13)にホームドアの設置を進める予定となっており(ただし新百合ヶ丘(OH23)・藤沢は大規模駅改良工事を予定)、今年度は相模大野・海老名・中央林間・大和のすべてのホームが設置対象となります。また豪徳寺(OH10)・千歳船橋(OH12)・喜多見(OH15)の各駅ではホームドアの設置に向けたホーム補強工事が行われる見通しです。ただし相模大野では下りの1番・2番ホームに未稼働のホームドア本体が設置済みとなっています。ちなみに中央林間以外の各駅はロマンスカー停車駅であることから、ロマンスカーに対応する大開口のホームドアとなる見通しです。ホームドア設置対象となった中央林間では駅舎改良工事のほか、上り2番ホームの一部拡幅工事のほか、ホームドア設置に備えて列車とホームの段差や隙間を小さくする工事が実施されます。また鶴川(OH25)と藤沢では橋上駅舎化工事に備えた基礎構築工事を予定しています。また相模大野~町田(OH27)間に架かる境川橋梁と、東日本旅客鉄道横浜線と交差する跨線橋の橋脚補強を目的とした耐震工事、さらには東林間(OE01)~相模大野間の小田原線と江ノ島線が交差する跨線橋や和泉多摩川(OH17)~登戸(OH18)間の高架橋の耐震工事を推進するほか、玉川学園前(OH26)・相武台前(OH30)・座間(OH31)ではホーム上家の耐震補強を実施します。また新松田(OH41)~開成(OH42)間の酒匂川橋梁では劣化した塗膜の塗り替えが実施されます。

また5000形5056Fの車内で起きた傷害事件を受けて、リニューアル更新工事施工の3000形とワンマン運転対応工事施工の4000形など通勤形車両32編成と特急形車両2編成に、車内防犯カメラが設置されます。通勤形車両の防犯カメラは複数種類ありますが、車内防犯カメラの映像を外からリアルタイムで確認できる仕組みの構築にも取り組む予定です。

【新製車両なし】京浜急行電鉄が2024年度の鉄道設備投資事業計画を発表

2024年5月10日、京浜急行電鉄が2024年度の鉄道設備投資事業計画を発表しました。今年度の投資額は約324億円となります。

【車両面】
▲新製車両はないが新1000形8両固定編成1本と4両固定編成2本の車体更新工事とフリースペースの増設が行われる。

車両面については新1000形8両固定編成が1編成、4両固定編成が2編成の車体更新工事などが施工されます。その際にはフリースペースが追加されるほか、非常通報装置、一部側面窓の開閉可能になるような工事を施します。昨年度は1500形の置き換えと踏切事故で廃車除籍処分となった編成の代替で製造された車両がありましたが、今年度はなさそうです。また車内防犯カメラ“IoTube”の設置を進めていくようです。

【設備面】
▲ホームからの転落防止のため設置が進められているホームドア。ホームドア設置対象外の駅であってもホーム固定柵やホームドア設置に向けた設計調査が実施される。
▲大規模改良工事が行われる神奈川新町(KK-34)。エスカレーターやエレベータの新設が予定されている。

設備面では本線泉岳寺(A-07)~新馬場(KK-03)間および大師線東門前(KK-24)~小島新田(KK-26)間の連続立体交差事業の推進(前者は品川(KK-01)付近の仮設化工事および八ツ山跨線線路橋の仮設準備、後者は地上部分の工事および小島新田のトイレ新設工事などを実施)、神奈川新町での踏切事故を受けての踏切安全対策の強化、2026年度にかけてのホームドアの設置、羽田空港第1・第2ターミナル(KK-17)での引き上げ線新設工事と駅改良工事、大規模改良工事を予定している神奈川新町など一部駅での駅改良工事や設備リニューアル、駅や車両へのLED照明の導入(車両は車体更新工事施工車両)、法面防護工事や一部架道橋橋脚の耐震補強工事などが進められます。

【2024年度から2026年度までのホームドア設置予定駅】
青物横丁(KK-04)・大森海岸(KK-07)・大森町(KK-09)・糀谷(KK-12)・大鳥居(KK-13)・穴守稲荷(KK-14)・天空橋(KK-15)・雑色(KK-18)・六郷土手(KK-19)・京急川崎(KK-20)大師線3番ホーム・港町(KK-21)・鈴木町(KK-22)・川崎大師(KK-23)・東門前・大師橋・小島新田・八丁畷(KK-27)・生麦(KK-30)・弘明寺(KK-43)・屏風浦(KK-45)・杉田(KK-46)・金沢八景(KK-50)・横須賀中央(KK-59)・県立大学(KK-60)・京急久里浜(KK-67)

【耐震補強工事】
弘明寺~上大岡(KK-44)間の高架橋

【法面防護工事】
六浦(KK-51)~神武寺(KK-52)間・浦賀(KK-64)

【駅舎照明LED化】
横須賀中央など10駅

【駅改良工事予定駅】
大規模改良工事…神奈川新町
駅舎耐震補強…花月総持寺(KK-30) ※トイレ新設・コンコースリニューアルも実施
ホーム上家延伸…黄金町(KK-40)
トイレリニューアル…汐入(KK-58)

【ほぼ白い5050系】東急電鉄5000・5050系4000番台に東海旅客鉄道N700系を再現したラッピング電車登場

2024年5月14日より、東急電鉄東横線5000・5050系4000番台に東海旅客鉄道東海道新幹線のN700系1000番台(N700A)・2000番台(N700a)およびN700S系電車を模したラッピング電車が運転されています。ラッピング車両の当該は4105Fであり、東海旅客鉄道の全面協力で車体全体にラッピングされています。
▲東海旅客鉄道東海道新幹線を模したラッピング電車となり、白い車体に青帯2本が入った5000・5050系4000番台4105F。この編成は4号車・5号車に転換クロスシート”Q SEAT”を組み込んでいないため、5号車で”Q SEAT”サービス適用となる急行列車の運用が含まれる平日56K運用・平日57K運用・平日64K運用の3運用には充当されないので注意だ。また相互直通運転先の各線でも見られる。
▲2024年3月から東海旅客鉄道N700系を再現したラッピング電車となっている3020系3123F(8両固定編成)。同系列の運用範囲はほぼ全区間でホームドアを設置済み区間が中心となるため、ラッピングは車体上半分に施工されている。

東急電鉄では目黒線の3020系3123Fに東海道新幹線(N700系1000番台および2000番台・N700S系)を模したラッピングを施して運転していますが、東横線の5000・5050系では初めてのこととなります。編成は4号車・5号車に転換クロスシート車の“Q SEAT”を連結しないため、平日夕夜間の東横線内での“Q SEAT”サービスが適用される急行列車の運用(つまり“Q SEAT”車両組み込み編成の限定運用)が含まれている平日56K運用、平日57K運用、平日64K運用以外での運用を狙うといいと思います。平日は日中時間帯に61K運用で相模鉄道完結運用があります。土曜休日は早朝夜間に数える程度の相模鉄道完結運用がある程度です。4000番台は10両固定編成ですので相互直通運転先路線でも見ることができます。初日は平日59K運用に充当されました。

【有料座席指定サービスQ SEAT”適用列車】※5月7日より適用、Q SEAT表記の列車
《平日56K運用》
中1751→渋1831
中1917←渋1835 Q SEAT(183号)
中1921→渋2002
中2048←渋2005 Q SEAT(201号)
中2051→渋2132
中2217←渋2135 Q SEAT(213号)
中2221→杉2249

《平日57K運用》
中1851→渋1932
中2018←渋1935 Q SEAT(193号)
中2021→渋2102
中2148←渋2105 Q SEAT(211号)
中2151→渋2232

《平日64K運用》
中1821→渋1902
中1947←渋1905 Q SEAT(191号)
中1951→渋2032
中2118←渋2035 Q SEAT(203号)
中2121→渋2202

2024年5月13日

【約7ヶ月ぶり】小田急電鉄8000形8261F(6両固定編成)、2023年10月以来の海老名検車区に戻る

2023年5月8日終電後に小田急電鉄喜多見検車区から大野総合車両所に自走回送され入場していた8000形6両固定編成の8261Fが12日終電後に海老名検車区に自走回送され、昨年10月以来となる海老名検車区に戻り、13日に東側に構内入換されたようです。
▲西武鉄道譲渡を控える小田急電鉄8000形だが、6両固定編成の8261Fは除籍処分ではなく空調の交換作業で済んだようである。昨年10月以来運用に入っていない同編成だが、もしや運用復帰の可能性はあるのか?
▲単独運用が続く8000形6両固定編成の8260F。大型連休(GW)後半から先週まで予備編成として大野総合車両所に留置されていた。13日に平日A34運用に充当ということで、14日は平日A11運用となり、海老名検車区に入庫となる。ということは…。

小田急電鉄8000形の現在の在籍数は8261Fを含めると4両固定編成9本、6両固定編成10本(19編成96両)で、廃車は8061Fを最後に行われていません。単独運用が続く8260Fが14日の平日A11運用で海老名検車区に入庫することから、15日の平日A12運用がどうなるのかが注目されています(8260Fと入れ替わり?)。8261Fは結果的に空調関連の作業を受けた程度となっており、営業運転復帰が期待されています。本当にそれが実現するかは分かりませんが…。ちなみに同形式は4両固定編成の8063Fが検査出場しましたので、こちらは元の相方と戻る可能性があります。

【8000形の在籍状況】※2024年5月13日現在 全体…19編成96両/32編成160両
《4両固定編成》
運用中…9編成(36両)
8051F8053F8057F8058F8059F8063F8064F8065F8066F
廃車済…7編成(28両)
8052F8054F8055F8056F8060F8061F8062F
《6両固定編成》
運用中…9編成(54両)
8252F8253F8257F8258F8260F8262F8263F8265F8266F
離脱中…1編成(  6両)
8261F
廃車済…6編成(36両)
8251F8254F8255F8256F8259F8264F

2024年5月11日

【2026年から投入】京王電鉄、2026年から新型車両2代目2000系(10両固定編成)を導入へ

2024年5月10日、京王電鉄が2024年度鉄道設備投資事業計画を発表したと同時に、2026年から新型車両2代目2000系(10両固定編成)を導入することを発表しました。導入は10両固定編成が4本(40両)ということで、7000系が置き換えられるものとみられます。
▲京王電鉄本線・相模原線などで運用される2代目5000系・8000系・9000系。5000系では2024年度に2編成(5739F5740F)を導入する。2026年からは2代目2000系が加わる。
▲2代目5000系の追加導入と2代目2000系の導入で置き換えられるものと思われる7000系。競馬場線および動物園線の車両以外で置き換えが進むこの系列だが、10両固定編成も記録を進めた方がいいかも。

京王電鉄における2000系は前身時代に初代が存在していましたので、今回は2代目の2000系となります。導入数は10両固定編成4本と少なめですが、短編成の7000系の置き換えが進むものと思われます。2代目2000系は全4編成(40両)が2代目5000系と同じく総合車両製作所横浜事業所で製造されるようです。先頭車は西武鉄道30000系(のスマイルトレイン)に近い丸みを帯びた白いマスクの先頭車に5000系をベースとしたSustinaの車体が採用され、編成の中間にあたる5号車には西武鉄道40000系の10号車の『パートナーゾーン』に類似した大型フリースペースが設けられ、子どもが車窓を楽しめるようにその部分の窓が大きくなっています。車内防犯カメラは千鳥配置で1両に4台設置するほか、駅停車中でドアが開いているときにのみ鳴動する誘導音が導入されます。またドア付近のつり革を5つ増設するほか、ナノイーXの空気清浄機が導入されます。制御装置はIGBT素子よりも省エネなSiC素子が採用されます。なお地下区間での列車からの脱出避難を想定して貫通扉自体はありますが、5000系とは異なり列車番号表示器があるようには見えないため、東京都交通局新宿線の乗り入れはないものと思われます。

2024年5月10日

【7000系置き換えも】京王電鉄が2024年度鉄道設備投資事業計画を発表

2024年5月10日、京王電鉄が2024年度鉄道設備投資事業計画を発表しました。今年度の投資額は約398億円となります。
▲8000系は10両固定編成1本が制御装置更新工事を受ける予定だ。また貴重な日立製作所製GTO素子が減りそうである。録音はお早めに。
▲9000系は10両固定編成1本が制御装置更新工事を受ける。8000系全編成の制御装置更新が完了していないが、制御装置更新工事の波は9000系にも波及しそうだ。IGBT素子からSiC素子への更新が予想されており、東京都交通局新宿線での誘導障害試験も必要に…?
▲5000系は2編成の増備が予定されており、5737F5738Fと同じくリクライニング機能をもつ5739F5740Fの導入が予想されている。
▲2026年から新型車両『(2代目)2000系』が4編成40両導入されることとなり、5000系の追加導入とともに置き換えられるものと思われる7000系(写真は新宿(KO-01)方に7804Fを伴った7704F)。10両固定編成もこの先安泰とはいかなさそうだ。

車両面では座席のリクライニング機能を備える転換クロスシートを設置する5000系を2編成(20両、5739F5740F)を増備し、有料座席指定列車『京王ライナー』でのサービス拡充を図り、運転本数拡大を進めるほか、8000系10両固定編成1本、9000系10両固定編成1本のVVVFインバータ制御装置の更新工事を実施します。8000系では数少ない未更新編成が対象になりそうで、今年度からは新たに9000系10両固定編成での制御装置更新工事に着手ということで驚きました。もともと日立製作所製のIGBT素子となっている同系列ですが、5000系と同じ日立製作所製SiC素子となるのか、それともメーカーが異なるものになるのか気になりますね。また2026年からは新型車両2代目2000系(10両固定編成)を投入することを同時に発表しました(詳細は別記事で紹介させていただきます)。東京都交通局新宿線の乗り入れはしない前提としますが、西武鉄道30000系のような丸みを帯びた先頭車に、側面部は5000系を基本ベースとした10両固定編成4本ということで、7000系の置き換えが進められることになります。

設備面では笹塚(KO-04)~仙川(KO-13)間の連続立体交差事業の推進として、上北沢(KO-09)付近での仮線準備工事や高架橋構築が予定されています。ホームドア本体とホームと車両の隙間を埋める転落防止ゴムの設置は井の頭線永福町(IN-09)の偶数番ホームと久我山(IN-14)で進めます。さらには踏切障害物検知装置の更新、府中(KO-24)など24駅で多言語に対応する駅構内情報提供ディスプレイの設置、聖蹟桜ヶ丘(KO-27)・久我山での列車種別行先案内表示器のフルカラーLED化、新宿の新線側のエスカレーター更新工事、京王稲田堤(KO-36)での駅施設リニューアル工事、南大沢(KO-43)・神泉(IN-02)でのトイレリニューアル工事、浜田山(IN-11)でのエレベーター更新工事、西調布(KO-19)・吉祥寺(IN-17)で駅ホームの照明のLED化、神泉・久我山で駅コンコースの照明のLED化などを実施します。

【6両では8256F以来】小田急電鉄8000形8261F(2006年度リニューアル車・6両固定編成)、除籍処分か

2024年5月8日終電後に小田急電鉄喜多見検車区から大野総合車両所に自走回送されていた8000形8261F(6両固定編成・2006年度リニューアル車)が同月10日に89番構内留置線にて作業を受けているようです。同編成は自社から除籍処分になる可能性があります。
▲1985年に登場し2006年にリニューアル更新工事を受け、2012年の落雷被害を乗り越えて活躍を続けてきた8000形6両固定編成の8261Fがついに廃車除籍処分に。今年度初の廃車となるが、譲渡は果たして叶うのだろうか。6両固定編成では通算7編成目の廃車となり、登場から約39年間、リニューアル更新工事から約18年間の活躍であった。

これまでに8000形は13編成64両(8052F8054F8055F8056F8060F8061F8062F8251F8254F8255F8256F8259F8264F)が廃車除籍済みで、これが事実であれば同形式全体では昨年の元相方である4両固定編成の8061F以来、6両固定編成では海老名検車区での撮影会を行った8256F以来、種別行先案内表示器がフルカラーLED式の6両固定編成では8264F以来(ただしその編成は踏切事故での廃車のため、老朽化及び検査期限による6両固定編成のフルカラーLED車では初)の廃車となります。同形式の廃車は通算14編成目(合計70両)となり、残るは6両9編成(54両)と4両9編成(36両)の合計18編成90両となります。今回廃車除籍処分となる8261Fは1985年に登場し、2006年度にリニューアルされ、そのあと登戸(OH18)付近で落雷の直撃を受けて運用を離脱しますが、無事に運用復帰を果たし、2023年10月中旬まで営業運転を続けてきました。同月以降、喜多見検車区での長期間留置が続き、8日終電後に大野総合車両所に自走で回送されたことで動向が注目されていました。最終運用は2023年10月18日の平日A11運用(7004レ6800レ)でした。西武鉄道への譲渡があるのかどうか気になりますね。

なお西武鉄道に譲渡されずに廃車解体処分となる場合には空調装置や車番などを撤去して2両ずつに分け、新宿(OH01)方の2両から解体線に送り込み、防音シートを張って作業を受け、陸送されるはずですので、今回は譲渡も絡んできますのでどうなっていくのでしょうか。このため譲渡か解体かは不透明なので、以下のように表記変更することをご容赦ください。

【8000形の在籍状況】※2024年5月10日現在 全体…18編成90両/32編成160両
《4両固定編成》
運用中…9編成(36両)
8051F8053F8057F8058F8059F8063F8064F8065F8066F
除籍済(譲渡の可能性不明)…1編成(  0両)

廃車済(譲渡の可能性なし)…7編成(28両)
8052F8054F8055F8056F8060F8061F8062F
《6両固定編成》
運用中…9編成(54両)
8252F8253F8257F8258F8260F8262F8263F8265F8266F
除籍済(譲渡の可能性不明)…1編成(  6両)
8261F
廃車済(譲渡の可能性なし)…6編成(36両)
8251F8254F8255F8256F8259F8264F

2024年5月9日

【第2の人生に向けて】小田急電鉄8000形8261F(6両固定編成)、約7ヶ月ぶりの自走で西武鉄道譲渡に向けた動きか

2024年5月8日終電後に、小田急電鉄8000形8261F(6両固定編成)が長らく留置されていた喜多見検車区から大野総合車両所に自走回送されました。同形式は西武鉄道国分寺線向けに今年度から譲渡される予定で動向が注目されています。8261Fの自走は昨年10月中旬以来で約7ヶ月ぶりとなります。
▲2023年10月中旬から喜多見検車区に休車状態で留置されていた8000形8261F。同編成が約7ヶ月ぶりの小田原線自走で大野総合車両所にやってきた。ついに西武鉄道の譲渡に向けて動くだろうか。もしそうとなれば小田急電鉄からは除籍となる可能性がある。
▲残存する8000形のうち、2005年度までにリニューアルされた3色LED式の編成は6両固定編成では8253F8257F8258Fのみ。今回自走された8261Fは2006年度にリニューアルされており、種別行先案内表示器が初めて3色LED式からフルカラーLED式(当時は明朝体、現在はゴシック体)が採用された。

同編成は昨年10月中旬に平日A11運用で海老名検車区に入庫したあと、喜多見検車区に自走回送され、そのまま休車状態で(疎開)留置されていましたので、小田原線自走は約7ヶ月ぶりとなりました。現時点の在籍数は4両固定編成・6両固定編成がともに9編成(18編成90両)となっていて、同形式は西武鉄道国分寺線向けに譲渡が予定されているサステナ車両の第1弾となっています。5月9日には西武鉄道が2024年度鉄道設備投資事業計画を発表し、この形式の6両固定編成1本を譲受することが発表されました。このため同形式初の西武鉄道譲渡(小田急電鉄からは廃車除籍)の動きを見せるのではないかと予想されます。なお同編成では種別行先案内表示器がフルカラーLED式ですが、車内照明が蛍光灯のままですので、譲渡された際にはLED照明への更新と車内防犯カメラの設置が予想されています。また新宿(OH01)寄り先頭車のクハ8261には4両固定編成との連結に対応する電気連結器を備えていますが、西武鉄道に譲渡後の処遇が注目されます。

【8000形の在籍状況】※2024年5月9日現在 全体…18編成90両/32編成160両
《4両固定編成》
運用中…9編成(36両)
8051F8053F8057F8058F8059F8063F8064F8065F8066F
廃車済…7編成(28両)
8052F8054F8055F8056F8060F8061F8062F
《6両固定編成》
運用中…9編成(54両)
8252F8253F8257F8258F8260F8262F8263F8265F8266F
譲渡中…1編成(  6両)
8261F
廃車済…6編成(36両)
8251F8254F8255F8256F8259F8264F

【サステナ車両譲受へ】西武鉄道が2024年度鉄道設備投資事業計画を発表

2024年5月9日、西武鉄道が2024年度鉄道設備投資事業計画を発表しました。今年度投資額は過去最大となる約334億円となります。

【車両面】
▲2024年度も引き続き増備される40000系。車両数は3編成24両とあり、同系列で初の8両固定編成が登場する可能性が出てきた。これまで10両固定編成のみを投入し、2000系の置き換えと6000系の転配を進めたが、10両固定編成だと運用が制約されるほか、2000系の置き換えが進まなくなるため、40000系の8両固定編成バージョンの新製投入に至ったか。
▲池袋線小手指車両基地に001系が新製配置され、特急『ちちぶ』『むさし』が同系列での運転となったため、10000系は残存編成がすべて新宿線南入曽車両基地に集約され、特急『小江戸』で運用しているが、同系列の残る編成もついに置き換えが現実味を帯びてきた。
▲西武鉄道で初の『サステナ車両』として6両固定編成1本が譲受される小田急電鉄8000形。2023年10月中旬から運用を離脱し喜多見検車区に約7ヶ月間、休車留置されていた8261Fが譲渡される可能性がある。同編成は2014年の落雷被害の当該編成だ。西武鉄道では同形式と東急電鉄9000系を譲受する予定となっている。

車両面では40000系を引き続き投入しますが、車両数は3編成24両となっており、同系列で初の8両固定編成(10両固定編成以外では初登場)となる可能性があります。これまでに新製投入してきた10両固定編成では転配を行っている6000系とともに一部駅のホーム有効長などの関係から運用上に制約が出てしまい(一部各駅停車と優等種別列車でしか運用できない)、短編成の2000系が残ってしまうため、これらの置き換えのため、40000系での8両固定編成バージョンを投入することになったものと思われます。8両固定編成では電気連結器の設置の有無(30000系のように8両+2両の組成が可能になるのか)が気になります。また新宿線特急『小江戸』で運用中の10000系については、2025年度以降の予定ですが、今後は新型車両に置き換えるなどして、有料着席サービスの刷新などが検討されています。西武鉄道に残っている10000系の記録も進めた方がよさそうですね。また今年度から『サステナ車両』として小田急電鉄8000形6両固定編成1本を譲受し、整備や改修を行って営業運転に投入することを目指します。該当はおそらく昨年10月から休車状態で留置されていた8261Fになるかと思われます。8000形がついに小田急電鉄を離れて、西武鉄道で第2の人生を歩み始めそうです。

【設備面】
設備面では高架化・地下化などの連続立体交差事業の推進、CBTCシステムの導入に向けた実証試験に向けた準備、ホームドアの整備、『西武線アプリ』の機能を備えた発車標の設置、老朽化が進むエレベーターやエスカレーターの更新工事、踏切支障検知装置の新設と更新、踏切異常検知システムの新設、照明のLED式への更新、既存車両への車内防犯カメラの設置推進(新製車両の40000系には製造当初より設置される予定で、譲渡される8000形にも車内照明の更新とともに設置される可能性がある)、ドライブレコーダーの設置導入が予定されています。

【ホームドア稼働を目指す駅】
練馬高野台(SI-09)・石神井公園(SI-10)

【ホームドア整備着手駅】
池袋(SI-01)1番ホーム・7番ホーム・特急専用ホーム
中村橋(SI-07)・富士見台(SI-08)・新桜台(SI-38)・東村山(SS-22)・新所沢(SS-24)

【ホームドア整備検討駅】
大泉学園(SI-11)・花小金井(SS-18)・小平(SS-19)

【連続立体交差事業推進区間】※すべて新宿線
中井(SS-04)~野方(SS-07)間
野方~井荻(SS-11)間
井荻~西武柳沢(SS-16)間
東村山付近

2024年5月8日

【4号車はサービス外】東急電鉄東横線5000・5050系4000番台の“Q SEAT”サービス、5号車のみに変更される

2024年5月7日より、東急電鉄東横線5000・5050系4000番台4112F(元0番台5166F)~4115F(元0番台5169F)の4号車・5号車に連結されている“Q SEAT”のサービス内容が一部変更され、サービス適用車両は昨年8月のサービス開始時から設定されていた4号車・5号車から5号車のみに変更され、4号車でのサービスは約9ヶ月間で終了となりました。
▲転換クロスシート車両の”Q SEAT”を4号車・5号車に連結した5000・5050系4000番台4115F(元0番台5169F)。昨年8月から開始した”Q SEAT”のサービスが縮小され、4号車はサービスの対象から外れた。このため”Q SEAT”サービスを適用する急行で運用される場合、4号車がロングシート仕様(どなたでも利用可)、5号車がクロスシート仕様(列車指定券が必要)となっている。

5月7日からの“Q SEAT”サービスが適用される渋谷(TY-01)始発元町・中華街(MM-06)行きの急行は5本から2本増の7本になりましたが、サービス適用車両はこれまでの4号車・5号車から5号車に縮小変更され、4号車でのサービスが約9ヶ月間で終了となりました。このためサービス適用の急行で運用される場合、4号車は列車指定券なしでどなたでも乗車できますが5号車は東横線内に限って列車指定券が必要となり、転換クロスシート車を組み込む4号車と5号車で座席の仕様が異なる展開となっています。ちなみに4号車でのサービス適用最終日となった2日の平日56K運用は4114F(元0番台5168F)、平日57K運用は4115F(元0番台5169F)、平日64K運用は4112F(元0番台5166F)がそれぞれ充当され、5号車のみとなったサービス適用変更後の7日の平日56K運用は4113F(元0番台5167F)、平日57K運用は4114F(元0番台5168F)、平日64K運用は4112F(元0番台5166F)がそれぞれ充当されました。

【有料座席指定サービスQ SEAT”適用列車】※5月7日より適用、Q SEAT表記の列車
《平日56K運用》
中1751→渋1831
中1917←渋1835 Q SEAT(183号)
中1921→渋2002
中2048←渋2005 Q SEAT(201号)
中2051→渋2132
中2217←渋2135 Q SEAT(213号)
中2221→杉2249

《平日57K運用》
中1851→渋1932
中2018←渋1935 Q SEAT(193号)
中2021→渋2102
中2148←渋2105 Q SEAT(211号)
中2151→渋2232

《平日64K運用》
中1821→渋1902
中1947←渋1905 Q SEAT(191号)
中1951→渋2032
中2118←渋2035 Q SEAT(203号)
中2121→渋2202

【日中と夜に単独走行】小田急電鉄1000形1057F(4両固定編成)と8000形8260F(6両固定編成)、撮影用の特別団体専用列車に

2024年5月7日、小田急電鉄1000形1057F(4両固定編成)と8000形8260F(6両固定編成)が撮影用の特別団体専用列車としてそれぞれ走行しました。なお1057F(4両固定編成)は夜間に多摩線唐木田(OT07)~小田原線新宿(OH01)間、8260F(6両固定編成)は多摩線内を往復するのみとなっています。
▲箱根登山鉄道専任でない1000形4両固定編成の1057Fが珍しく撮影用の特別団体専用列車に使用された。このとき座間(OH31)での人身事故当該だった8000形8059F(4両固定編成)が8262F(6両固定編成)と組んで運用復帰したため、一時的に解放されたあと喜多見検車区唐木田出張所に回送されていた。ただし1057Fは特別団体専用列車充当後に海老名検車区に戻っており、8日の平日E12運用に充当されている。
▲8000形6両固定編成で撮影用の特別団体専用列車に充当された8260F。その際に大野総合車両所から喜多見検車区唐木田出張所に回送されていた。長らくの単独編成が続いており、最近は大野総合車両所での予備留置となることが多く、2024年度からは西武鉄道への譲渡が控えているだけに、動向が注目されている。

多摩線内のみの特別団体専用列車は4月にも運転されていたことがあるため、何らかの撮影用のためと思われます。8000形8260Fは日中時間帯の多摩線を往復し、最初の往復では『団体専用』と表示されていましたが、2往復目以降は誤乗防止の観点からか『回送』となっています。1000形1057Fは夜間の多摩線と小田原線新百合ヶ丘(OH23)~新宿間を単独で走行し、最初の往復で『団体専用』となった以外は誤乗防止から『回送』表示での運転となったようです。8000形の特別団体専用列車は4月に8053F+8253Fで運転されていたことがありましたので、それ以来となるでしょうか。なお1000形1057Fは海老名検車区から、8000形8260Fは大野総合車両所からそれぞれ喜多見検車区唐木田出張所に自走回送され、使用後はそれぞれに返却されていました。

2024年5月7日

【約1年弱運転】舞浜ディズニーリゾートライン“Type C”100形151号編成が『ファンタジースプリングス ライナー』に

2024年5月7日より、舞浜ディズニーリゾートラインの“Type C”100形151号編成(グリーン)に東京ディズニーシーの新エリア『ファンタジースプリングス』のグランドオープンを記念するラッピングを施した『ファンタジースプリングス ライナー』が運転を開始しました。
▲2024年1月1日の就役から約5ヶ月が経過して『ファンタジースプリングス ライナー』に起用された“Type C”100形151号編成(グリーン)。2025年4月7日までの約1年弱にわたって運転される予定だ。同車両は運転時刻が公表されている。
▲『ファンタジースプリングス ライナー』となった“Type C”100形151号編成(グリーン)と最後の“Type X”10形41号編成(グリーン)の新旧グリーンの運転時刻が公表されているため、両者の同時運用がより狙いやすくなる場合も。

“Type C”100形にラッピングを施した期間限定ライナーは131号編成(ブルー)の『トイ・ストーリー ライナー』、111号編成(イエロー)の『ドリームゴーラウンド ライナー』以来となります。今回の『ファンタジースプリングス ライナー』の当該となる“Type C”100形151号編成(グリーン)は2024年1月1日に運用を開始した車両となっており、朝方や夕夜間を中心に運転間隔が短い時間帯に“Type X”10形41号編成(グリーン)と同時運用される可能性があります。ただし初日の7日は『ファンタジースプリングス ライナー』の“Type C”100形151号編成(グリーン)が7時50分頃から21時45分頃まで運用され日中時間帯も走行しますが、従来の“Type X”10形41号編成(グリーン)は当面のあいだ運用されません。狙う際は事前にホームページで確認しておきましょう。

2024年5月5日

【運転は今月で終了】小田急電鉄5000形5055Fの『もころん号』を使用した喜多見検車区での撮影会が実施される

2024年5月5日、小田急電鉄喜多見検車区で子育て応援マスコットキャラクター『もころん』を先頭部分にラッピングした『もころん号』となっている5000形5055Fを使用した撮影会が開催されました。午前は家族限定の部、午後は一般の部に分かれて行われました。
▲2024年5月で運転を終える予定の5000形5055Fの『もころん号』。同編成は撮影会前に1102レ3102レ(土曜休日E61運用)で運用され、喜多見検車区に入庫していた。撮影会の終了後にラッピングが解除されてしまうのだろうか。

同編成の『もころん号』は2023年11月29日の喜多見検車区出庫の運用(旧平日E62運用)から運転を開始し、10両編成のE運用を中心に運用されてきましたが、2024年3月のダイヤ修正を経て5月で運転が終了となります。2024年4月30日には座間(OH31)での人身事故の影響を受けましたが、大型連休の後半の連休に運用を変え、5日の撮影会実施前までに喜多見検車区に入庫する流れとして、5日は土曜休日E61運用(1102レ3102レ)で撮影会に備えていました。私はこれまでに運悪く乗車機会に恵まれませんでしたが、車内広告は『もころん』一色となっていました。もしも6日以降に喜多見検車区留置(午後出庫は土曜休日E62運用で存在)となった場合、前面部のラッピングが解除される可能性があります。

※同編成はこのあと土曜休日E22運用で再出庫しました(2024年5月6日更新)。