2023年9月30日

【サザンの地元で】東日本旅客鉄道東海道線の臨時特急『えぼし』をライブ会場最寄駅で出迎える

2023年9月30日、私は朝の用事を経て東日本旅客鉄道東海道線(上野東京ライン)へ。今回は茅ケ崎(JT-10)にて。なおこの日は宇都宮線内での車両点検・辻堂(JT-09)での急病人救護による遅延が重なり、順序が変わっている場合があるので、撮影した順番に紹介します。
E231系1000番台都コツK-14編成+E233系3000番台都コツE-72編成1557E列車。この国府津所属編成の制御装置更新工事が再び進んでいますが、なかにはドアエンジンだけ更新して戻ってきた編成もいます。ドアエンジン更新を済ませた編成が増えてきました(それだけドアエンジン未更新車が少なくなっているのも事実です)。
E231系1000番台都ヤマU-586編成1863E列車。小山増備車の制御装置未更新車も録音をしておきたいですよね。
E257系2000番台都オオNA-12編成+2500番台都オオNC-34編成3033M列車(4033M列車)。今回狙う特急『えぼし』はE257系2000番台または5000番台での充当ということで、同系列の『踊り子』が参考になりますね。
E231系1000番台都ヤマU525編成+E233系3000番台都ヤマU233編成1559E列車
E231系1000番台都コツK-03編成+都コツS-31編成4827Y列車。快速アクティーが消滅した現在のダイヤでは特急以外では通過駅のある種別に。
E231系1000番台都ヤマU527編成+都コツS-16編成1865E列車
E261系都オオRS1編成8015M列車。新宿(JS-20)始発の『サフィール踊り子』。ということは東京(JT-01)始発の『サフィール踊り子』(3001M列車)は都オオRS2編成の充当ということに。
E231系1000番台都ヤマU538編成+E233系3000番台都ヤマU220編成1561E列車
E233系3000番台都コツE-14編成+E231系1000番台都ヤマU45編成1867E列車
E233系3000番台都コツE-12編成+E231系1000番台都コツS-33編成2837Y列車
E231系1000番台都ヤマU-589編成+E233系3000番台都コツE-57編成1563E列車
E231系1000番台都ヤマU523編成+都ヤマU55編成1869E列車
E257系2000番台都オオNA-09編成3035M列車。『踊り子』は連続で漢字表記でゲット。
E231系1000番台都ヤマU540編成+都ヤマU-111編成1565E列車
E231系1000番台都コツK-11編成+都コツS-11編成4829Y列車。珍しい同じ編成番号の組成。なかなかないですね。
E233系3000番台都コツE-09編成+E231系1000番台都ヤマU60編成1871E列車
E231系1000番台都コツK-33編成+都ヤマU-113編成1567E列車。所属先が違えど双方とも制御装置未更新で来てくれると嬉しくなりますね。
E231系1000番台都コツK-21編成+都ヤマU61編成1873E列車。こちらは所属先が違えど双方とも制御装置更新車。
E233系3000番台都コツE-10編成+都コツE-64編成2839Y列車
E233系3000番台都ヤマU620編成1569E列車。E231系1000番台・E233系3000番台ともに前照灯LEDであったり普通車のすべてがLED照明となっている編成が時々いますねぇ。
E231系1000番台都コツK-28編成+都ヤマU2編成1875E列車。こちらも所属先が違えど双方とも制御装置更新車。
E257系2000番台都オオNA-03編成9081M列車。今回のお目当ては茅ヶ崎市で行われるサザンオールスターズのライブ向けの臨時特急『えぼし』です。茅ケ崎が終点の特急列車は非常に珍しいです。1本目は残念ながら『回送』表示に…。E257系5000番台かと思いきや、1本は修学旅行向け団体専用列車に、1本は特急『あずさ』に使用された関係からか、まさかの2000番台が抜擢されました。土曜休日ダイヤはもう1本あるので、ここで引き続き2本目も待ちます。
E231系1000番台都コツK-42編成+都ヤマU-109編成1571E列車。所属先が違えど双方とも制御装置未更新。どちらも録音したい編成ですね。
E231系1000番台都コツK-18編成+E233系3000番台都コツE-61編成4833Y列車
E233系3000番台都ヤマU623編成+都ヤマU234編成1877E列車
E231系1000番台都ヤマU517編成1573E列車
E231系1000番台都コツK-16編成+都コツS-24編成1879E列車
E257系2000番台都オオNA-03編成9083M列車。臨時特急『えぼし』の2本目も無事にゲットしました。これも2000番台でしたが、今度は『特急』表示のまま来てくれました!
何気にE257系2000番台の単独の『特急』のみの単体表示は珍しいのではないでしょうか。進入時は徐行していたので、何とか前面部の表示を撮れました。
E231系1000番台都コツK-31編成+E233系3000番台都コツE-59編成2841Y列車。これを撮って茅ケ崎を離れました。長時間の撮影は久々でしたが、飽きることはありませんでした。撮影は以上です。

【リニューアル進捗中】小田急電鉄3000形3263F(日本車両製造3次車・6両固定編成)、リニューアル工事中の姿を見せる

2023年6月中旬から小田急電鉄大野総合車両所に入場しリニューアル更新工事を受けている3000形3263F(日本車両製造3次車・6両固定編成)ですが、9月29日に大野総合車両所構内の屋外に帯がない状態のサハ3363+デハ3413+クハ3463が姿を現し留置されました。
▲3000形3267F(旧東急車輛製造4次車・6両固定編成)に続いて2023年度リニューアル更新工事施工の2編成目となる3263F。車内案内表示器は千鳥配置のLED式から17インチワイドのLCD式に更新されているが、旅客用扉は未交換だ。一方の車内防犯カメラはどうなる?
▲3000形6両固定編成のリニューアル車は5編成(30両)。各年度最初にリニューアルされた3265F3267Fのみ旅客用扉が交換されたが、それ以外は工期短縮を図り見送られている。一方の3267Fで設置が見送られた車内防犯カメラとそのメーカーが注目される。

今回入場した3000形3263F3265F3266Fと同じ日本車両製造豊川製作所で製造された3次車の6両固定編成で、10両編成のE運用で運用中の3264F以外の編成がリニューアル車となりました。今回の3263Fでは入場前に防音カバーを設置した痕跡がありましたが、今回のリニューアル更新工事入場で防音カバー設置の痕跡がほぼ無くなりました。今年度は昨年度に続いて3編成(18両)へのリニューアル更新工事を施工する予定ですので、次の入場対象の編成が注目されます。

2023年9月29日

【増える0番台のサロ】東日本旅客鉄道E233系0番台サロE233-3+サロE232-3・サロE233-4+サロE232-4が登場

2023年9月27日から28日にかけて、総合車両製作所横浜事業所で製造された東日本旅客鉄道E233系0番台(都トタ)のサロE233-3+サロE232-3サロE233-4+サロE232-4の4両が出場し、所属先の豊田車両センターまで甲種輸送されました。この4両がどの編成とどの編成に組み込まれるかが注目されます。
▲E233系0番台(写真)に組み込むグリーン車の第3弾は2編成分4両分だが、前回の出場から約11ヶ月ぶりとなっている。現在は号車番号の変更はないが、サロE233-1+サロE232-1都トタH57編成(クハE233-57以下6両+クハE233-515以下4両)に、サロE233-2+サロE232-2都トタT24編成(クハE233-24以下10両)にそれぞれ組み込まれている。

今回出場したサロE233-3+サロE232-3サロE233-4+サロE232-4では昨年までに出場したサロE233-1+サロE232-1サロE233-2+サロE232-2と異なり、所属表記(表記上は『八トタ』)が省略されています。これは豊田車両センターがすでに首都圏本部に編入されたために『八トタ』から『都トタ』に事実上変更されたためであり、今後の同系列0番台のグリーン車は所属表記省略で出場するものとみられます。E233系0番台グリーン車のベース車両となっているE235系1000番台のグリーン車は都クラF-25編成都クラF-26編成の分(サロE235-1025+サロE234-1025サロE235-1026+サロE234-1026)から所属表記を省略するようになりましたが、E233系0番台では今回出場した4両から所属表記が省略されました。

2023年9月28日

【サザンのライブに合わせ】東日本旅客鉄道臨時特急『えぼし』(1号・2号)、E257系5000番台が充当される

2023年9月27日、神奈川県茅ヶ崎市で行われるサザンオールスターズの地元凱旋の『茅ヶ崎ライブ2023』の開催に合わせて臨時特急『えぼし』(全座席指定席)が東京(JT-01)~茅ケ崎(JT-10)間で運転され(茅ケ崎以西は回送)、同日はE257系5000番台が充当されました。
▲サザンオールスターズの地元ライブの観客輸送のために平日に1往復、土曜休日に下り2本と上り1本が設定された臨時特急『えぼし』。初日はE257系5000番台の都オオOM-93編成が充当され、愛称表示器・行先表示器は『特急』オンリーであった。

この臨時特急『えぼし』は神奈川県茅ヶ崎市で9月27日・28日・30日・10月1日の4日間で行われるサザンオールスターズの『茅ヶ崎ライブ2023』に伴う列車で、平日の27日・28日ではえぼし1号(9081M列車)と2号(9092M列車)の1往復、30日・10月1日ではこの1往復に加えて3号(9083M列車)が加わります。特急『えぼし』の充当はE257系2000番台ではなく波動輸送用の5000番台となりました。なお茅ケ崎到着前には同駅6番線で使用されている発車メロディが車内メロディとして使用されたようです。なお28日は27日と同じ列車ダイヤ、9月30日と10月1日は3号が追加で運転される予定です。なお茅ケ崎は6番線到着となりそのまま回送となりました。

【臨時特急『えぼし』運転概要】
9月27日・28日運転
茅1443←東1354 えぼし1号(9081M列車) 茅2225→東2319 えぼし2号(9092M列車)
9月30日・10月1日
茅1443←東1354 えぼし1号(9081M列車) 茅2210→東2258 えぼし2号(9092M列車)
茅1522←東1433 えぼし3号(9083M列車)

【付属編成2本旅立つ】東日本旅客鉄道E217系都クラY-112編成・都クラY-136編成が配給輸送される

2023年9月26日、東日本旅客鉄道E217系付属編成の都クラY-112編成(クハE217-2012以下4両)と都クラY-136編成(クハE217-2036以下4両)がEF64形1030号機に牽引され、所属先から南武線を経由して長野総合車両センターへ配給輸送されました。廃車解体処分のためと思われます。
▲E217系都クラY-112編成がEF64形1030号機に導かれ帰らぬ旅へ。同系列の付属編成では都クラY-101編成都クラY-102編成を連結した状態で撮影会に使用されていた。
▲E217系都クラY-136編成都クラY-112編成とともに帰らぬ旅へ。同系列の基本編成では量産先行車の都クラY-2編成が旅立っており、東海道線での運用経験のある車両は付属編成だけである。

E217系のうち都クラY-119編成は東京総合車両センターで解体されていますが、8月の公開イベント実施の際には屋外にモハE217-2038、屋内にクハE217-2019の合計2両がいたことから、現時点では下り方の2両のみ解体が完了していたものとみられます。また都クラY-146編成ではイベント実施の際に休憩用車両および鉄道系YouTuberの配信イベントに使用されましたが、この時点で車内広告やドアステッカーがなくなっていたため、廃車解体処分が東京総合車両センターで行われるものと予想されます。基本編成だけでなく付属編成も確実に数を減らしているのが分かります。

【E235系1000番台の在籍状況】※2023年9月27日現在
 在籍両数(全体)…438両
 基本編成(11両)…30編成 付属編成(4両)…27編成
 ※現在製造中の車両は含まない

2023年9月27日

【相互直通開始約半年で実現】東急電鉄3020系、相模鉄道への乗り入れ運用を開始(相模鉄道完結運用に期待)

2023年9月26日、東急電鉄元住吉検車区所属の3020系3121F(8両固定編成)が平日02K運用と平日01K運用に充当され、同系列が就役後初めて相模鉄道直通運用による営業運転を開始しました。これにより相模鉄道直通非対応の3122F以外の2編成は3000系や5000・5080系と再び共通運用になり、3020系の相模鉄道完結運用への充当が期待されています。
▲東急電鉄3020系3121Fが平日02K運用(6571レ)、午後の平日01K運用(6578レ)でついに相模鉄道に営業運転で初めて乗り入れた。相模鉄道本線のほかいずみ野線にも直通するため海老名(SO-18)だけでなく湘南台(SO-37)にも顔を出すことになりそうだ。
▲いずれは“SDGsトレイン”の3020系3122Fにも相模鉄道向け防護無線設置に動くだろう。東急電鉄が保有する目黒線車両で相模鉄道非直通対応編成が消滅しそうだ。
▲東急電鉄保有車両の運用には相模鉄道本線・いずみ野線内完結運用(写真では横浜(SO-01)発着運用のひとつ、5000・5080系5189F2020レ(土曜休日22K運用)である)が含まれ、横浜~西谷(SO-08)間の区間運転、目黒線車両の快速・特急、東横線車両の快速運用もある。

2023年3月18日の東急電鉄と相模鉄道の相互直通運転開始から半年が経過し、東急電鉄保有車両が相模鉄道に定期的に乗り入れる光景に慣れてきましたが、3020系だけは新横浜線への乗り入れはあるものの、直通対応準備工事自体はされているものの、相模鉄道対応防護無線の未設置など、相模鉄道に乗り入れないK運用に限定されていました。27日からは3123Fでも相模鉄道への乗り入れ運用を開始しました。相模鉄道乗り入れ運用に3020系3121F3123Fがともに加わりましたね。

2023年9月26日

【大手私鉄では異例】西武鉄道、2024年度から小田急電鉄8000形と東急電鉄9000系を譲受し導入へ

2023年9月26日、西武鉄道では2023年度事業計画において、環境負荷の少ない他社鉄道で使用された中古のVVVFインバータ制御車両を『サステナ車両』(西武鉄道独自の呼称)として導入することを公表していますが、西武鉄道が『サステナ車両』導入において小田急電鉄・東急電鉄と連携することを発表し、2024年度から2029年度にかけて小田急電鉄8000形と東急電鉄9000系を約100両導入することを発表しました。
▲西武鉄道のVVVFインバータ制御ではない新101系、2000系、4000系を置き換えるための『サステナ車両』が決まり、小田急電鉄8000形と東急電鉄9000系を譲受して導入することが発表された。前者は4両固定編成・6両固定編成、後者は5両固定編成を基本するが、譲受されたあとの組成変更の有無に注目だ。また8000形と9000系の廃車解体処分となる車両数を減らせるメリットもある。
▲小田急電鉄8000形は国分寺線に導入され2000系を置き換える。最大でも6両(6両固定編成または4両+2両の組成)で運用されるため、廃車除籍処分が近そうな8254F8256Fを中心に6両固定編成が譲渡されるものと予想される。また8000形には4両固定編成も存在するが、そちらの譲渡はあるのだろうか。今後の動きから目が離せない。
▲東急電鉄9000系は多摩湖線・多摩川線・秩父線・狭山線に導入される。5両固定編成だが譲渡の際は組成変更が予想される。例えば1編成を4両固定編成に短縮する場合は電動車1両が余剰となる。同系列には元田園都市線2000系からの改造編入車が3編成ある。元東横線の9000系14編成と生え抜きの1編成はGTO素子のままのため、西武鉄道譲渡時には機器更新も予想される。

西武鉄道ではVVVFインバータ車両でない車両が活躍しており、新101系、2000系、4000系の3系列があります。現時点では40000系50番台(オールロングシート仕様)を池袋線中心に新製投入し、池袋線系統で運用されていた6000系を新宿線・拝島線系統に転配して2000系を置き換えていますが、6000系・40000系ともに10両固定編成であり、優等種別列車中心(ただし一部区間に限り各駅停車)の運用に限られています。これまでに多摩湖線には池袋線で運用されていた9000系の一部を4両固定編成に短縮して投入したものの、現在も短編成の新101系、4000系(ともに4両固定編成)、2000系(2両固定編成・4両固定編成・6両固定編成・8両固定編成)が多く残されていることから、短い車両編成を置き換えるために中古のVVVFインバータ車両の導入が検討されていました。

今回西武鉄道の『サステナ車両』として導入が決まった小田急電鉄8000形は1982年に導入され、小田急電鉄全線から箱根登山鉄道への乗り入れなどで活躍し(現在では箱根登山鉄道に一切乗り入れていない)、2003年から2013年までにリニューアル更新工事を施工されVVVFインバータ制御車両となりました(2002年にリニューアルされた編成は界磁チョッパ制御のままだった)。2020年に2代目5000形(10両固定編成)が導入され最古参形式となった8000形の廃車が進められており、現在は6両固定編成が12編成、4両固定編成が10編成の在籍となっています。2024年度から予定されている最初の『サステナ車両』の導入は小田急電鉄8000形と発表されており、この形式は国分寺線に投入されます。地元で乗り慣れた8000形が国分寺線を走る光景が想像できるでしょうか…。

今回西武鉄道の『サステナ車両』として導入が決まった東急電鉄9000系は1986年に東横線(元住吉検車区)に14編成、大井町線(長津田検車区)に1編成が導入され、東横線では2004年に開業した横浜高速鉄道みなとみらい線とともに特急・通勤特急・急行・各駅停車と幅広く活躍し、5000・5050系の本格増備まで東横線主力車両として活躍しました。2009年度から5000・5050系の本格増備に伴い大井町線への転用が本格的に開始され、2013年に東横線でラストランを行ったトップナンバーを最後に全15編成が大井町線に在籍しています。同系列のなかには田園都市線の元2000系を改造編入した3編成がおり、9000・9020系として共通運用されています。この系列は2025年度以降に多摩湖線・多摩川線・狭山線・秩父線に投入されます。4両固定編成で運用される路線が多いため、導入時の組成変更が予想されます。

これにより小田急電鉄8000形、東急電鉄9000系の動向が注目されるとともに、譲渡の動きが予想されます。両形式とも解体される車両数が減るのもいいことですね。

【デザインは2種類】東日本旅客鉄道E233系6000番台都クラH001編成に横浜線開業115周年ヘッドマーク

2023年9月25日より、東日本旅客鉄道横浜線と乗り入れ先の京浜東北・根岸線で運用されるE233系6000番台都クラH001編成に、『横浜線開業115周年』記念ヘッドマークを掲出して運転されています。同系列6000番台へのヘッドマークの掲出は2018年の『横浜線開業110周年』記念ヘッドマークを掲出したとき以来のことになります。
▲横浜線開業115周年ヘッドマークを掲出したE233系6000番台都クラH001編成。前回とは異なりヘッドマークのデザインは2種類が用意された。

これに先立って23日と24日には鎌倉車両センター橋本派出所にて開業115周年ヘッドマークを掲出した都クラH001編成と橋本(JH-28)の駅スタンプを掲出していた都クラH005編成が並べられ、通常では表示されない『京浜東北線』の単独表示や横浜線車両の定期運用がない『横須賀線』表示が掲出されました。今回ヘッドマークを掲出したトップナンバーは就役当初のヘッドマーク(都クラH016編成とともに掲出)、横浜線開業110周年ヘッドマークと、同系列6000番台のヘッドマーク車はトップナンバーが多い印象です。初日は平日19K運用に充当され、618K列車1819K列車に入りました。

2023年9月25日

【2日間ほぼ同じ経路を往復】小田急電鉄8000形8051F+8252Fが試運転表示で小田原線を往復のワケとは?

2023年9月23日と24日に、小田急電鉄8000形8051F(4両固定編成)+8252F(6両固定編成)が試運転表示で小田原線相模大野(OH28)~小田原(OH47)間・相模大野~秦野(OH39)間を往復しました。車内に人の様子が確認されたため何らかの撮影に使用されたものと思われます。
▲廃車除籍処分が進む8000形の8051F+8252Fが試運転表示で相模大野以西の小田原線を数往復したようだ。このペアは8052F(4両固定編成)が廃車除籍処分となる前から組まれているが、23日と24日は大野総合車両所予備として留置されていたのを撮影に使用したか。

通勤形電車を用いての撮影を実施したのは1000形以来になります。列車内で何らかの撮影が行われる時は『団体専用』と表示される場合がありますが、今回はなぜか『試運転』と表示されたことが特筆されます。京浜急行電鉄の保有車両などのように『貸切』表示があるわけではないため、必然的に『団体専用』か『試運転』となるようです。8000形は6両固定編成の退役が2本控えていますが、8254Fは特別団体専用列車として走った後の現在も運用されていて、大野総合車両所に入庫するタイミングの運用に入った場合は注意です。

【8000形の在籍状況】※2023年4月6日現在 全体…23編成116両/32編成160両
《4両固定編成》
運用中…10編成(40両)
8051F8053F8057F8058F8059F8061F8063F8064F8065F8066F
廃車済…  6編成(24両)
8052F8054F8055F8056F8060F8062F
《6両固定編成》
運用中…12編成(72両) ※8254F8256Fは近く退役となる見込み
8252F8253F8254F8256F8257F8258F8260F8261F8262F8263F8265F8266F
廃車済…  4編成(24両)
8251F8255F8259F8264F

2023年9月24日

【約18年間ありがとう】小田急電鉄ロマンスカー“VSE”50000形50002Fがラストランを迎え引退に華を添える

2023年9月23日と24日に、小田急電鉄ロマンスカー“VSE”50000形50002Fでは現役最後の運用となる、『ありがとう50002編成VSE2編成最後のランデブーミステリーツアー』が開催され、50001F50002Fが使用されました。この特別団体専用列車をもって50002Fが特別団体専用列車としての運用を終了し、同編成のすべての運用が終了しました。
▲現役最後の運用となった『ランデブーミステリーツアー』で江ノ島線・多摩線への入線を果たしたロマンスカー“VSE”50000形50002F。10月15日・21日には喜多見検車区で連結器むき出しで床下機器が見える状態での撮影会が控えており、同編成の廃車除籍処分は撮影会が終了した後になりそうだ。
▲同形式の2022年3月の定期営業運転終了後の最初の特別団体専用列車は小学校入学祝いの『新生活応援号』でこれ以降の特別団体専用列車は50001Fの充当が多くなり、50002Fはその予備扱いが多かった。2023年10月以降の特別団体専用列車は50001Fで運転される。
▲2022年10月から2023年7月までロマンスカー“VSE”50000形で実施された貸切プランの最初に抜擢されたのが50002Fであった。また同形式の車内で刃物類を所持した人物を取り押さえるための訓練を実施したときの使用編成はこの50002Fである。
▲『鉄道大好きタレントと行く!特急ロマンスカー・VSE全線走破ミステリー』で親子限定のファミリーデーに50002Fが使用されていた。
▲今秋引退が迫ると50001Fだけでなく50002Fでも特別団体専用列車に使用される機会が増えており、『音鉄大集合!VSE走行音&試運転バージョン大公開スペシャル』では50002Fが使用された。定期営業運転の時には考えられなかった新宿(OH01)の地下7番・8番ホームに入線することもあった。

『ランデブーミステリーツアー』の最後には海老名検車区で撮影会が実施され、50001F50002Fが38番・39番構内留置線にそれぞれ留置され展示されました。2005年3月に営業運転を開始したロマンスカー“VSE”50000形は箱根観光に特化するために途中停車駅の少ない『はこね』・『スーパーはこね』のみの運用で組まれ、『さがみ』・『えのしま』・『ホームウェイ』など『はこね』以外の列車に使用されることはありませんでした。2007年に臨時特急『ニューイヤーエクスプレス』で同形式で初めてとなる江ノ島線に入線を果たし、2010年にはロマンスカー“LSE”7000形と“HiSE”10000形の部品の不具合で多数の代走が発生したときに同形式が多摩線直通の『ホームウェイ』に代走で使用され、多摩線に入線したことがありました。2016年からは江ノ島線に定期的に入線する運用が設定され、2018年3月のダイヤ改正でロマンスカー“LSE”7000形とロマンスカー“GSE”70000形との共通運用が組まれ、展望席のあるロマンスカーの運用が公表されたため日程によっては『さがみ』・『えのしま』の運用に入ることもありました。定期営業運転最終日の2022年3月11日の50002Fは当時の平日N33運用に充当されていました。

10月の喜多見検車区での撮影会終了後に廃車除籍処分となることが予想され、車両搬出時の動きが注目されます。

~約18年間の活躍をありがとう!ロマンスカー“VSE”50000形50002F