2023年9月4日、東海旅客鉄道が東海ツアーズによる『JR東海 浜松工場へGO』のツアーを10月21日・22日に開催すると発表しました(いずれも日帰りです)。今回は東京・品川・新横浜からおよび新大阪・京都・名古屋からの新幹線利用プランのほか(両駅からの往復で乗車票がつきます)、在来線利用プラン(復路のきっぷはつきません)、往復貸切バスプラン(バスに乗ったまま浜松工場に入ります)が用意されています。
▲2022年10月実施時のイベントの様子と2022年10月の浜松工場直通新幹線(団体専用列車)の東京発着に使用されたN700S系0番台幹トウJ31編成。同編成は浜松工場に到着後、休憩用車両として開放されていた。今年も団体専用列車使用編成がトイレ利用可能な休憩用車両となる可能性は高い。
▲2023年も展示される923形幹トウT4編成。車内公開は実施されるが一部で立ち入り制限があるほか、車内の撮影はできないので要注意だ。
▲2022年に引き続き先頭車同士を連結したN700系も見られる。昨年は2000番台幹トウX43編成の両先頭車を連結させて展示し、それ以外の車両は床下から見られるように展示した。
▲首都圏からの団体専用列車では昨年の場合、浜松で運転停車し、後続の『のぞみ』を待避したあと、浜松工場への引き込み線に向けて1時間ほどかけてゆっくり進んだ。
イベントの内容としては昨年とほぼ変わらず、923形ドクターイエローの車内見学や展示、N700系の先頭車を連結した状態での展示、保守車両の展示などですが、保守車両では新たに展示される車両があります。これは2019年の台風で東日本旅客鉄道長野新幹線車両センター(幹ナシ)が浸水し、留置されていたE7系や西日本旅客鉄道W7系の一部が廃車となったことを受けて、大雨による浸水被害が生じ浜松工場での検査用電源が必要となった時に備えて導入したと思われる容量電源車などを公開するそうです。
また今年は浜松工場直通新幹線(団体専用列車)のダイヤには注意が必要です。東京・品川・新横浜からの団体専用列車は昨年の運転分よりも30分以上繰り上がり、東京は6時54分発、品川は7時01分発、新横浜は7時12分発となり、9289A列車(新大阪0921←東 京0654)のダイヤを活用するようです(昨年は臨時『ひかり』扱い)。新大阪・京都・名古屋からの団体専用列車は新大阪は12時00分発、京都12時16分発、名古屋12時51分発となり、これは浜松工場から新横浜・品川・東京に帰る団体専用列車ともに、9358A列車(新大阪1200→東 京1427)のダイヤを活用するようです。浜松工場から名古屋・京都・新大阪に帰る団体専用列車は9427A列車(新大阪1924←東 京1654)のダイヤを活用するようです。静岡県内からのバスプランが加わったために、新幹線プランの時間が早まったのかもしれませんね。普通席のプランから先に埋まりますので、ご予約はお早めに。なおこれまでに一般開放で無料で実施されていた『新幹線なるほど発見デー』としての開催は終了となり、今後はツアー形式での開催に完全シフトとなりそうです。