2018年11月30日

【解体作業へ】小田急電鉄ロマンスカー『LSE』7000形7004Fが大野総合車両所構内の解体線へ

2018年10月13日にラストランを行い、20日・21日に海老名検車区の一般公開で展示されたあとに廃車回送された小田急電鉄ロマンスカー『LSE』7000形7004Fの解体作業が11月26日頃より大野総合車両所構内で開始されています。2017年3月のダイヤ改正直前に引退した7003Fでは中間車9両の解体でしたが、今回の7004Fでは一体どうなるでしょうか。
▲本格的な解体作業が始まった最古参ロマンスカー『LSE』7000形7004F。大野総合車両所構内には7003Fのデハ7003とデハ7803が静態保存されているが、今回の7004Fの動向やいかに。

解体作業の前兆として11月25日まで構内69番留置線で前面部の種別愛称表示器が白幕の状態で留置されていた同編成が構内89番留置線に移動し、26日からクーラーの撤去作業が行われていたようでした。全11両のクーラーの撤去が行われた後は新宿(OH01)寄り3両(デハ7004+デハ7104+サハ7054)が編成から切り離され、29日にはその3両が構内解体線に移動しています。車体側面部に掲出されていた引退記念ロゴマークが撤去されており、本格的な解体作業に入る可能性が高いですね。解体線には先頭車のデハ7004が含まれており、解体作業の動きが注目されます。今回解体処分となる10号車のデハ7104は私が特別団体専用列車『LSEで行く小さな旅』で最後に乗車した車両でした。残る8両(デハ7204+デハ7304+デハ7405+デハ7504+デハ7604+サハ7154+デハ7704+デハ7804)も分割されて解体処分になるものと思われます。同形式の先頭車は2021年に開業するロマンスカーミュージアムに保存展示されるようですが、7004Fのデハ7004とデハ7804が解体を免れるのか、それとも解体処分となってしまうのか注目されるところです。2018年度には静態保存されている2200形2両のうち1両を解体するとしていましたが、7004Fがラストランを終えて解体処分の対象に加わったことで、解体両数の多い7004Fの作業が優先されたものと推測されます。

2018年11月27日

【詳細判明】小田急電鉄が大晦日・元旦の終夜運転の詳細を発表

2018年11月27日、小田急電鉄が大晦日の同年12月31日から元旦の2019年1月1日にかけて予定されている終夜運転の詳細を発表しました。なお2018年12月29日から2019年1月3日は土曜休日ダイヤでの運転となります。ご利用の際には十分にご注意ください。
▲小田原線・江ノ島線・多摩線全線で各駅停車を中心に運転される。ただしホーム有効長の関係で小田原線の本厚木(OH34)~小田原(OH47)間と江ノ島線では6両編成で運転される。混雑が予想されるため、初日の出までに間に合うように余裕を持って出かけてほしい。
▲終夜運転で恒例となった臨時特急『ニューイヤーエクスプレス』にはロマンスカーの現役全車種が充当されているが、今回はロマンスカー『GSE』70000形が就役後初めて充当される。いずれも江ノ島線系統の2本(3号・9号)となるので注意してほしい。

小田原線・江ノ島線・多摩線の全線で各駅停車を中心に運転され、小田原線新宿(OH01)~相模大野(OH28)間は約15分~約30分間隔(1時間に2本~4本)、相模大野~本厚木間は江ノ島線の本数分が抜けるために約30分間隔(1時間に2本)、本厚木~小田原間は本厚木で折り返しとなる本数分が抜けるために約60分間隔(1時間に1本)、さらに江ノ島線全線(相模大野~片瀬江ノ島[OE16]間)と多摩線全線(新百合ヶ丘[OH23]~唐木田[OT07]間)は約30分間隔(1時間2本)となります。本厚木以西では主に6両編成で運転されるほか、今回は大山阿夫利神社の最寄である伊勢原を発着する各駅停車の臨時増発運転がありません(同駅発着の列車には8両編成で運転されていた)。もし仮に伊勢原で下車して大山阿夫利神社で初日の出を拝む計画を立てる方は6両編成の小田原発着の各駅停車または臨時特急『ニューイヤーエクスプレス7号』をご利用ください。伊勢原北口(改札を出て右側へ進む)から神奈川中央交通で大山ケーブル方面に向かうバス(伊10系統)が増発されますので、バスと併せて利用するといいでしょう。

また臨時特急『ニューイヤーエクスプレス』は下り6本(江ノ島線系統5本と小田原線系統1本)、上り1本の合計7本、東京地下鉄千代田線から直通する臨時特急『メトロニューイヤー号』は下り1本が運転されます。『ニューイヤーエクスプレス』にはロマンスカー『GSE』70000形が就役後初めて充当され、ロマンスカー『VSE』50000形と『MSE』60000形の一部編成には2019年の干支『亥』のヘッドマークを掲出して運転される予定です。2019年の『ニューイヤーエクスプレス』は2018年の同列車よりも運転本数が削減されているほか、今回は12月31日夜に設定されていた参宮橋(OH03)停車の『ニューイヤーエクスプレス』の設定がなくなり、箱通湯本(OH51)始発で通常の定期ダイヤで設定されている『はこね72号』(0272レ[土曜休日N32運用]:詳細は後述)が代替となります。明治神宮への参拝にロマンスカーで向かう計画を立てる方はその『はこね72号』をご利用ください。また2019年1月1日のみ終夜運転の設定により、上り『ニューイヤーエクスプレス2号』と小田原線内の発着時刻が重なる『モーニングウェイ52号』(秦0725→宿0827、0352レ:土曜休日N74運用)は運転取り止めとなりますのでご注意ください。

なお『はこね72号』『ニューイヤーエクスプレス』『メトロニューイヤーエクスプレス』の特急券はいずれも乗車日1ヶ月前の10時から発売となります。特急券が無いと乗車できませんので満席となる前に特急券を必ずお買い求めください。ロマンスカー『VSE』50000形の3号車(デハ50700)は4人掛けのコンパートメント『サルーン』が設置されており、座席のリクライニングはできませんが4人で乗車する時にはこちらを指定することもお勧めします(ただし4人分の特急料金がかかります)。

【特急『はこね72号』(土曜休日N32運用)および『ニューイヤーエクスプレス号』『メトロニューイヤー号』運転ダイヤ】
※駅名表記は下記の通りです
宿・・・新宿、参・・・参宮橋、成・・・成城学園前(OH14)、百・・・新百合ヶ丘、町・・・町田(OH27)、大・・・相模大野、和・・・大和(OE05)、藤・・・藤沢(OE13)、江・・・片瀬江ノ島、海・・・海老名(OH32)、厚・・・本厚木、伊・・・伊勢原、秦・・・秦野(OH39)、小・・・小田原、湯・・・箱根湯本、北・・・北千住(C-18)、手・・・大手町(C-11)、霞・・・霞ヶ関(C-08)、表・・・表参道(C-04)

★特急『はこね72号』(0272レ:土曜休日N32運用)★ ※12月31日運転
湯2207→小2220→厚2248→海2252→町2302→参2325→宿2329
使用車両:ロマンスカー『VSE』50000形

★臨時特急『ニューイヤーエクスプレス』★ ※2019年1月1日運転
【下り】 ※◎のみ小田原行き、それ以外は片瀬江ノ島行き
《1号》 
江0201←藤0151→和0139←町0129←百0121←宿0100
使用車両:ロマンスカー『EXE』または『EXEα』30000形
《3号》
江0305←藤0249→和0238←町0228←百0220←宿0200
使用車両:ロマンスカー『GSE』70000形
《5号》
江0405←藤0349→和0338←町0328←百0320←宿0300
使用車両:ロマンスカー『VSE』50000形
《7号》 ◎
小0447←秦0431←伊0422←厚0415←海0411←大0402←百0352←成0342←宿0330
使用車両:ロマンスカー『EXE』または『EXEα』30000形
《9号》
江0501←藤0449→和0438←町0428←百0420←宿0400
使用車両:ロマンスカー『GSE』70000形
《11号》
江0614←藤0604→和0546←町0530←百0520←宿0500
使用車両:ロマンスカー『MSE』60000形

【上り】
《2号》
江0717→藤0728→和0741→大0750→百0804→宿0827
使用車両:ロマンスカー『MSE』60000形

★臨時特急『メトロニューイヤー号』★ ※2019年1月1日運転
《21号》
江0532←藤0522←和0510←町0500←百0451←成0441←表0427←霞0420←手0414←北0359
使用車両:ロマンスカー『MSE』60000形

※注意事項※
2019年1月1日は終夜運転および臨時特急の設定に伴って、臨時特急『ニューイヤーエクスプレス2号』と小田原線内の発着時刻が重なる秦野始発の『モーニングウェイ52号』(0352レ:土曜休日N74運用)は運転取り止めとなるので注意してください。

※2018年11月29日加筆修正

【最後の走行】東京地下鉄6000系6130Fが和光検車区新木場分室に廃車回送、インドネシアに譲渡へ

2018年11月26日、東京地下鉄千代田線の往年の主力車両として約47年間活躍した6000系6130F(5次車:大窓改造車)が所属先から和光検車区新木場分室まで自力回送されました。この編成は日本からは廃車除籍になるものとみられ、インドネシアに譲渡されるものと思われます。
▲10月5日にB904S列車(平日04S運用)で定期営業運転を終了し、10月13日から11月11日までの毎週土曜日にA1360S列車B1460S列車(臨時60S運用)に充当され綾瀬(C-19)と霞ヶ関(C-08)を1往復した6000系6130F。11月10日に特別運転のラストランを迎え、同月17日に開催された綾瀬検車区一般公開で展示された。
▲10月13日の特別運転初日から掲出された6000系6130Fの引退記念のオリジナルヘッドマークと復刻された営団地下鉄時代の『S』マーク。ヘッドマークは撤去されていたが、復刻された『S』マークはメトロマークに戻ることはなくそのままだった。

▲現役時代の6000系6130F。このときは貫通扉がメトロマークであった。同系列で最後まで残った大窓改造車が最古参ナンバーの6102Fよりも先に帰らぬ旅へ

同編成10月5日に定期営業運転を終え、10月13日から11月11日までの土曜休日限定の特別運転に使用され(A1360S列車B1460S列車:臨時60S運用)、毎週土曜日に綾瀬~霞ヶ関間を1往復しました。11月17日に綾瀬検車区の一般公開にて綾瀬~北綾瀬(C-20)のみを結ぶ北綾瀬支線で活躍した5000系5951F、和光検車区所属の7000系7130Fとともに展示されました。そのあとは綾瀬検車区で留置となり、11月26日に最後の自力走行を迎えました。最古参ナンバーの6102Fの廃車除籍時の動向が不透明ですが、今回の6130Fについては解体されずにインドネシアへ譲渡されるものと思われます。

【6000系特別運転実績(2018年10月13日~11月11日の土曜休日のみ)】
★充当編成★
《10月》・・・13日:6130F 14日:6102F 20日:6130F 21日:6102F 27日:6130F 28日:6102F
《11月》・・・03日:6130F 04日:6102F 10日:6130F 11日:6102F

★運転ダイヤ★
※駅名表記は右記の通り 北・・・北綾瀬、綾・・・綾瀬、霞・・・霞ヶ関
綾瀬検車区出庫回A1360S列車(北→綾)→A1360S列車綾1329→霞1355
綾瀬検車区入庫回B1460S列車(北←綾)←B1460S列車綾1442←霞1416

【養老鉄道譲渡】東京急行電鉄7700系7901Fが長津田車両工場に回送される

2018年11月26日、東京急行電鉄池上線・多摩川線で運用されていた7700系7901F(五反田[IK-01]・多摩川[TM-01]寄りからクハ7901+デハ7801+デハ7701)が7500系『TOQ i』に挟まれる形で牽引され長津田車両工場に回送されました。
▲長らく走り慣れた池上線・多摩川線を離れ、養老鉄道への譲渡に向けて旅立った7700系7901F。11月24日のラストランイベントにて行先表示器と列車番号表示器が幕式に戻され、デハ7701の帯が太くなっていたが、長津田車両工場に回送される時には現役時代と同じ行先表示器と列車番号表示器が3色LED式に、デハ7701の帯が細帯に戻されていた。
▲現役時代の7700系7901F。同編成の最後の定期運用は11月22日の平日12運用(朝方の雪が谷検車区入庫まで)であった。

同編成は東京急行電鉄からは廃車除籍となり、2両または3両で養老鉄道に譲渡されるものとみられます。11月24日のラストランイベントでは行先表示器と列車番号表示器をすべて幕式に戻し、蒲田(IK-15, TM-07)寄りのデハ7701の前面帯がクハ7901の前面帯よりも太く装飾されたほか、車体の側面部には養老鉄道への譲渡を意味する行先サボのようなものが掲出され、前後で種類の異なるヘッドマークを掲出して運転されました。長津田車両工場に廃車回送された時には現役時代と同じ姿(行先表示器と列車番号表示器は3色LED式、デハ7701の前面帯は細い状態)に戻されていることが確認されました。今後は養老鉄道譲渡に向けた準備が進められるものと思われます。

~~東京急行電鉄7700系、今まで本当にお疲れ様でした~~

2018年11月26日

【高架化完成】相模鉄道本線星川(SO-05)~天王町(SO-04)間の上りが高架化される

2018年11月23日終電後に相模鉄道本線和田町(SO-06)付近~星川(SO-05)~天王町(SO-04)間の上り線の高架化工事が行われ、24日初電より上り線が高架区間に切り替えられました。ちょうど私は24日に東京急行電鉄池上線方面でのイベント列車を狙った帰りで相模鉄道本線を利用して、横浜(SO-01)から海老名(SO-18)まで10000系10701Fの3077レ(土曜休日48運用)で移動した際に前面展望を眺めながら写真に収めましたので、少し長くなりますがご紹介したいと思います。

▲下り列車車内から見た天王町の様子。2面2線の相対式ホーム構造であるが、下りのホームがやや海老名寄り、上りのホームがやや横浜寄りになっていることが分かる。

▲天王町を通る下り列車から見た新しい上り線の線路の様子(写真右側が上り線である)。

▲星川進入直前であるが写真手前に非常時に使用する折り返し用の両渡り線(横浜寄りのほかに海老名寄りでも確認)が設けられており、横浜寄りには安全側線と思われる線路の一部が敷設されているように見えた。

▲2面4線の高架駅となった星川。24日初電からは上り線の新ホームと新設された発車標、ホームとコンコースを繋ぐエレベーターなどの使用が開始されている。

この連続立体交差事業は2002年から『星天プロジェクト』として約16年の歳月をかけて高架化工事が進められ、ようやく和田町付近~星川~天王町間の上下線が高架化され、9ヶ所の踏切が除却されたことになります。星川は地上駅時代と同じく2面4線の高架駅となり、各駅停車が快速と接続または急行・特急の通過待ちを行うことができます。また人身事故などで一部区間が不通になった場合に備えて非常用の両渡り線がホームの横浜寄り、海老名寄りに設置されています。さらには上下ホームの横浜寄りには正式でないかもしれませんが、安全側線らしき線路が敷設されているかのように見えました。星川では高架化に伴い新ホーム、待合室、上りホームとコンコースを結ぶエレベーター、新しい案内サインや発車標の使用が開始されています。相模鉄道では12月8日(平日は10日)に高架化完成に伴うダイヤ改正が予定されており、特急列車の増発(土曜休日のみ)や一部列車の種別行先の変更、始発列車の増発や初電の発車時刻の変更が実施される予定です。高架化工事の動きはとりあえず落ち着きましたので、あとはダイヤ改正を待つのみとなりそうですね。

ほかにも気になる情報がありましたので参考までにどうぞ。

▲こちらは東京急行電鉄方面などとの相互直通運転に備えた工事が進められている西谷(SO-08)。工事前から2面4線の島式ホームの構造であるが、工事に伴い両端の2線を封鎖し、実質2面2線の状態で運用されており、各駅停車の優等種別待避がなくなっている。両端2線は相鉄本線に挟まれる形で地下に線路が続くように敷設されており、この線路が羽沢横浜国大(SO-51)方面に向かう路線(東日本旅客鉄道または東京急行電鉄方面に直通する路線)になりそうだ。このため横浜方面は内側2線、羽沢横浜国大方面は外側2線を使用することになるものと思われる。両方向の接続駅となれば優等種別の停車の可能性も出てきそうだ。

▲西谷の海老名寄りの様子。よく見ると引き上げ線(10両編成対応で2編成分)と思われる線路の敷設工事が進められているものと思われ、羽沢横浜国大方面からの列車および横浜方面からの列車がそれぞれ西谷で折り返しできるような構造になりそうである。両方面の列車接続(例:横浜方面からの相鉄本線の列車と羽沢横浜国大方面からの西谷止まりの列車の接続)が行われる可能性は考えられそうだ。上り本線を8000系8712Fの3084レ(土曜休日65運用)が通過するシーンを偶然捉えており、その付近の線路の分岐構造に注目してほしい。

一方で西谷では羽沢横浜国大方面に続く外側の線路敷設など、東日本旅客鉄道または東京急行電鉄方面との相互直通運転に向けた工事が進められていますが、海老名寄りには引き上げ線と思われる線路の敷設工事が確認できました。10両編成が2編成留置できる引き上げ線になるものと思われます。引き上げ線の線路は横浜方面からと羽沢横浜国大方面からの進入に対応できるように敷設されており、今後の予想に繋がりますが、両方向からの西谷止まりの列車が将来的に設定される可能性があります(海老名方面からの西谷止まりは構造上は不可ではない)。構造は相鉄本線のほか羽沢横浜国大方面~海老名方面を結ぶ線路、横浜方面と仮引き上げ線および羽沢横浜国大方面と仮引き上げ線を結ぶ線路がそれぞれ確認できます。人身事故が発生したなどでダイヤが乱れた場合は羽沢横浜国大方面と相鉄本線方面との直通運転を止めることもできます。西谷の工事進捗状況も何気に気になっていましたので、とりあえず11月24日時点での情報ですが、速報としてお伝えしておこうと思います。拙(つたな)い文章で一部予想も含まれていますが、写真をご覧いただくことで工事状況の様子が一目でご理解いただければ幸いです。

【廃車28編成目】東京地下鉄03系03-138Fが廃車回送される

2018年11月23日、東京地下鉄千住検車区所属の03系03-138Fが千住検車区竹ノ塚分室から北館林荷扱所まで自走回送されました。廃車除籍のためと思われます。

▲03系では通算28編成目の廃車となった。03-112Fが廃車除籍された以降は3扉車に統一されているが、13000系の増備が引き続き行われており、28編成目の13128Fが出場している。

残る03系は初期編成を含めて8両14編成(112両)となりました。03系の一部編成の先頭車は譲渡されることとなっているようですが、03-138Fについては不明です。最後に残る03系はどの編成になるのでしょうか。ちなみに13000系は11月24日に13128Fが近畿車輛を出場し、甲種輸送されています。

2018年11月25日

【臨時特急】小田急電鉄ロマンスカー『GSE』70000形を使用した臨時特急『あしのこ61号』運転

2018年11月3日、小田急電鉄ロマンスカー『GSE』70000形を使用した臨時特急『あしのこ61号』(0861レ:土曜休日N32運用)が新宿(OH01)→箱根湯本(OH51)間の片道で運転され、70051Fが充当されました。
▲『2018年度グッドデザイン賞金賞(経済産業大臣賞)』を受賞したロマンスカー『GSE』70000形の臨時特急『あしのこ61号』が運転された。これは本来の土曜休日N32運用の回送ルートを変更して充当したものである。

同編成は同じ運転ダイヤで『大名行列61号』にも充当されており、いずれの臨時特急運転日には土曜休日N32運用に充当されたことになります。年末年始には『ニューイヤーエクスプレス』の充当が予想されます。ホームが8両編成分対応(10両編成が停車可能だが2両分が立入禁止のため)の参宮橋(OH03)にも停車する『ニューイヤーエクスプレス』の同形式による充当が可能ですので、2編成でどのように運用を回すか注目しましょう。

☆ロマンスカー『GSE』70000形の臨時運用について☆
★土曜休日N32運用《臨時》★
※11月3日・23日運転
喜多見検車区出庫
成0000→宿0000 90**レ
湯0748←宿0620 0861レ
湯0812→宿0947 0202レ
湯1113←宿1000 0707レ
湯1125→宿1307 0112レ
湯1454←宿1320 0021レ
湯1508→宿1647 0054レ
湯1828←宿1700 0135レ
湯1839→宿2006 0128レ
湯2156←宿2020 0911レ
湯2207→宿2327 0272レ
成0000←宿0000 9049レ
喜多見検車区入庫

【新聞報道】東日本旅客鉄道485系『きらきらうえつ』がなくなる!?

2018年11月14日付けの新潟県の地元新聞、新潟日報が東日本旅客鉄道白新線・羽越本線で運転されている485系『きらきらうえつ』編成(新ニイ:新潟寄りからクハ485-701+モハ485-702+モハ484-702+クハ484-702)による臨時快速列車『きらきらうえつ』の運転を2019年9月末で終了し、その使用車両を廃車すると報じています。

▲写真は高架化前の新潟8番線に停車中の485系『きらきらうえつ』編成(2013年撮影)。新潟から白新線および羽越本線を経由して酒田まで(運転時期により象潟・羽後本荘・秋田まで延長)運転される『きらきらうえつ』。

これは新潟支社がHB-E300系を4両1編成投入し、新潟~酒田間を『海里(KAIRI)』として運転することが発表されたことにより、臨時快速『きらきらうえつ』とその使用車両を置き換えるだろうと思われるためです。現在の臨時快速列車の『きらきらうえつ』に使用されているのは新潟車両センター所属の485系ジョイフルトレイン『きらきらうえつ』編成で、700番台の4両編成で構成されています。現在残存する485系はすべてジョイフルトレインの26両で、写真の新潟車両センター所属『きらきらうえつ』編成のほかに、盛岡車両センター所属『ジパング』編成(4両編成:先頭車は元『やまなみ』編成より、中間車は当時の青森車両センター[現在は盛岡車両センター青森派出所]の3000番台の中間車[モハ485-3014+モハ484-3014]より改造)、高崎車両センター所属の『宴』(高タカTG01編成)、『華』(高タカTG02編成)、『リゾートやまどり』(高タカYD01編成)(いずれも6両編成:『リゾートやまどり』は先頭車と中間車2両は元『せせらぎ』編成、中間車2両は元『やまなみ』編成からそれぞれ改造)のみとなっています。いずれも車両の老朽化が進み、ジョイフルトレインでは長野総合車両センターに配置されていた485系『彩』(長ナノN201編成)、新潟車両センターに配置されていた485系『NO.DO.KA』(3両編成)、幕張車両センターに配置されていた『ニューなのはな』(千マリG1編成)、勝田車両センターに配置されていた『リゾートエクスプレスゆう』(水カツK30編成)が廃車となっており、ジョイフルトレイン自体も数が減っています。『きらきらうえつ』編成は新潟車両センターに所属する唯一の485系(かつて多数在籍していた)であり、これが廃車となると新潟車両センターから485系が完全に消滅し、ジョイフルトレイン自体も22両に減ることになります。新潟方面に向かわれる際には115系だけでなく『きらきらうえつ』の記録も必要になると思います。

【現役引退】東京急行電鉄7700系7901Fが池上線・多摩川線でラストラン

2018年11月24日、東京急行電鉄雪が谷検車区に所属する7700系7901F(五反田[IK-01]・多摩川[TM-01]寄りからクハ7901+デハ7801+デハ7701)を使用した引退イベントに伴う臨時列車が運転され、池上線全線と多摩川線全線で運転されました。
▲ホーム先端を埋め尽くす多くのファンに見守られて蒲田(IK-15, TM-07)の2番ホームに進入する7700系7901F。写真は最初の臨時列車の始発駅となる多摩川への送り込み回送の様子である。

▲送り込み回送運転時に掲出されたクハ7901のヘッドマーク。五反田から蒲田まで走行し蒲田へ到着した後の折り返しの合間に装着されたものである。

▲側面部には『感謝 東急線>養老線』と書かれた行先サボのようなものが確認できた。

同編成は雪が谷検車区を出庫し、最初は一旦五反田方面に回送されたあと蒲田方面へ折り返しとなり、2番ホームでヘッドマークを装着して多摩川方面に折り返し回送ののち、そこから団体客を乗せた状態での臨時列車が運転されたものと思われます。同編成のヘッドマークは長方形のもの3種類と円形のもの1種類の合計4種類が用意され、回送運転時と臨時運転時で2種類ずつ、デハ7701とクハ7901で異なるものが掲出されました。なお行先表示器と列車番号表示器は幕式のものとなり、送り込み回送時は『回送』、臨時運転時は『臨時』を表示しました。さらにクハ7901の赤帯は現役時代と同じく細いままでしたが、デハ7701の赤帯はなぜか太くなっていました。側面部には行先サボのようなものが掲出され、送り込み回送時には『感謝 東急線>養老線』と書かれたものが掲出されました。多くのファンに見守られてラストランを実施した7700系7901Fは7500系『TOQ i』の牽引で長津田車両工場に回送されたあと養老鉄道に譲渡されるものとみられます。

2018年11月24日

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2018.11.24 フルカラーLED化された3255Fに遭遇~

2018年11月24日は小田急電鉄小田原線を撮影。今回は本厚木(OH34)にて。

3000形3255F。6825レ(土曜休日A43運用)。なんと種別行先案内表示器がフルカラーLEDとなった3255Fにまさかの遭遇。2000形2052Fの6625レ(土曜休日B33運用)で本厚木まで移動した際に、乗り継ぎで待っていたところに現れたのでびっくりしました。しかし種別行先案内表示器のフルカラーLED化で注目の3255Fを見れたのでよかったです。

側面部のフルカラーLED式種別行先案内表示器。3色LED式のときは『各駅停車』・『通勤急行』・『快速急行』が充当されるときに行先表示との交互表示でしたが、フルカラーLED化されたことで種別と行先の交互表示がなくなり、分かりやすい種別行先案内になりました。ちなみにかつて存在した区間準急では8両編成のほかに6両編成が充当されていたときがあり、1000形ワイドドア車や3000形ワイドドア車1次車・ノーマルドア2次車が区間準急運用に入っていたときも種別と行先が交互表示となっていました。

私はこのあとやってきた1000形1057F+3000形3271Fの3027レ(土曜休日E19運用)で帰宅しました。東京急行電鉄池上線・多摩川線で思わぬ長居をしたため疲れが溜まりましたが、話題の編成が来てくれたのでとりあえず結果オーライです(笑)。

【ラストランイベント】東京急行電鉄7700系7901Fのラストランを狙うが・・・

2018年11月24日、東日本旅客鉄道東海道線と京浜東北線に乗り、蒲田(JK-17, IK-15, TM-07)で下車し東京急行電鉄池上線・多摩川線方面へ。ファンが殺到する可能性があったので乗り継ぐ前に早めの昼食を済ませてホームへ向かいました。

1000系1500番台1504F。023-111レ023-114レ(土曜休日23運用)。

1000系1500番台1505F。010-111レ010-112レ(土曜休日10運用)。

7000系7109F。001-111レ001-112レ(土曜休日01運用)。7000系増備車の運用シーンの目撃は初めて。甲種輸送では撮影している編成です。

1000系0番台1022F。024-111レ024-114レ(土曜休日24運用)。フルカラーLED化された1000系0番台。純粋な1000系も貴重ですね・・・。

今回私がカメラを構えたのは1番ホームと2番ホームの乗車ホーム先端。すでに昼前からファンがカメラを構えていましたのでその後ろで場所を確保します。

7000系7111F。002-111レ002-112レ(土曜休日02運用)。今年の増備車にも遭遇。甲種輸送では東日本旅客鉄道横浜線内で最後に長津田検車区へ輸送された編成です。

7000系7114F。003-111レ003-112レ(土曜休日03運用)。今年の増備車2本目。こちらは奇数編成よりも先に出場しています。

1000系0番台1017F。004-111レ004-112レ(土曜休日04運用)。ツートンカラーの1017Fに遭遇。改めてこの塗装を見ると、小田急電鉄2600形2670Fのリバイバル塗装を思い出します(笑)。

1000系0番台1013F。005-111レ005-112レ(土曜休日05運用)。貫通扉が中央の1013Fに遭遇。スカートの設置で印象がガラリと変わったものです。

1000系1500番台1502F。006-111レ006-122レ(土曜休日06運用)。

1000系0番台1021F。007-111レ007-122レ(土曜休日07運用)。純粋な1000系。今回1500番台に改造された1524Fは見れませんでしたが、それでもあの緑帯より純粋な赤帯の方が似合います。
7000系7113F。008-111レ008-122レ(土曜休日08運用)。なんと7000系増備車を3本見れました。
7000系7106F。009-111レ009-122レ(土曜休日09運用)。

1000系1500番台1505F。010-121レ010-122レ(土曜休日01運用)。ここで池上線内のみの運用が1周しました。

7000系7109F。001-121レ001-122レ(土曜休日01運用)。これ以降も練習撮影はしましたが、同じローテーションでの運用なのであえて省略します。そして・・・、

7700系7901F。臨回32運用。撮影を続けること、約3時間ほど。1000系0番台1021Fの007-142レ(土曜休日07運用)が発車した直後だったかと思います。ついに7700系7901Fが入線。最初は雪が谷検車区出庫なので、どこに最初に向かうかが注目されていましたが、回送でまずは五反田(IK-01)まで行き、折り返して蒲田へ、そして折り返して多摩川(TY-09, MG-09, TM-01)に向かう経路だったようです。何気に帯が現役の時よりも太いですね。

よく見ると側面部に『感謝 東急線>養老線』と書かれていますね。7901Fもいずれは養老鉄道に渡る予定です。しかし池上線・多摩川線からは完全に引退です。寂しいなぁ。

ヘッドマークは蒲田折り返し時に取り付けられ、五反田・多摩川寄りは『1962>>>2018 Final Train 7700系 ありがとう!』と書かれています。


行先表示器は列車番号表示とともに幕式に戻されました。『回送』の表示でも蒲田寄りと五反田・多摩川寄りで微妙に異なります。

車両番号『7901』。最後にトップナンバーが残されるとは思いもしませんでした。

後追いはこんな感じ。多摩川線に移るため、2番ホーム発着となりました。蒲田寄りのヘッドマークは『ありがとうさようなら 7700系 1962 - 2018』と書かれています。

7700系7901Fは多くのファンに見守られて蒲田を発車。団体客を乗せる最初のラストランイベントが行われるものと思われる多摩川へ向かうようです。

このあとも少し撮影を続けましたが、時間の都合上や7700系が来るまで約3時間も待ったということもあり、送り込み回送のみで撮影を諦め、本運転の撮影はせずに蒲田を離れました。しかし最後の7901Fの雄姿を見られてよかったです。

ちなみに池上線・多摩川線の運用をすべて調べることができました。24日の運用は以下の通りとなります。7000系よりも1000系0番台・1500番台が多かったです。0番台も4本見かけていますし・・・。
土曜休日01運用・・・7000系7109F
土曜休日02運用・・・7000系7111F
土曜休日03運用・・・7000系7114F
土曜休日04運用・・・1000系0番台1017F
土曜休日05運用・・・1000系0番台1013F
土曜休日06運用・・・1000系1500番台1502F
土曜休日07運用・・・1000系0番台1021F
土曜休日08運用・・・7000系7113F
土曜休日09運用・・・7000系7106F
土曜休日10運用・・・1000系1500番台1505F
土曜休日21運用・・・1000系1500番台1503F
土曜休日22運用・・・7000系7107F
土曜休日23運用・・・1000系1500番台1504F
土曜休日24運用・・・1000系0番台1022F
土曜休日25運用・・・1000系1500番台1508F

【様々な展開】東日本旅客鉄道185系200番台の快速『鎌倉紅葉号』を求めて(おまけあり)

2018年11月24日は朝に用事があって外出していましたが、そのあとは東日本旅客鉄道東海道線・上野東京ラインに茅ヶ崎(JT-10)より乗車。そのときにまさかの出会いが。

E233系3000番台宮ヤマU631編成。1854E列車。なんとこの編成、車内自動放送と車内2段LED式旅客案内表示器のROMが更新され、駅ナンバリング対応になりました。自動放送を録音しながら移動したので、駅ナンバリングがまだ付与されていない停車駅での駅ナンバリングのアナウンスは違和感がありました。続いては大船(JT-07, JO-09)にて。

185系200番台宮オオOM03編成。9771M列車。今回はギリギリで大船に着いたので、ホーム先端で快速『鎌倉紅葉号』を撮影。地味に『臨 時』表示でした。

185系200番台宮オオOM03編成が出発すると、E233系6000番台横クラH012編成(元駅スタンプ:大船)が3814K列車(土曜休日15K運用)で到着。1本のみの横浜線からの快速です。
E217系横クラY-51編成(付属編成未確認)。944S列車(土曜休日45運用)。大船からこれに乗り、戸塚(JO-10)で記録。分かりにくいですが、何気に成田空港(第一旅客ターミナル)(JO-37)行きでした。E235系の投入が決定しており、動向が注目されます。今度は横浜(JO-13, JK-12)にて。
E231系1000番台横コツK-27編成。回1849E列車。5番線に回送で停車していたE231系1000番台。ちょうどこれから乗るE233系1000番台と回送のE231系1000番台が並びました

E233系1000番台宮サイ135編成。1062A列車(土曜休日63A運用)。これに乗り、蒲田(JK-17)を目指しました。


蒲田では目的の路線があったので乗り継ぎのために下車したのですが、いつの間にか発車標がLEDタイプからLCDタイプに交換されていてびっくりしました。駅自動放送は宇都宮型ATOS放送となっています。