2018年11月30日

【解体作業へ】小田急電鉄ロマンスカー『LSE』7000形7004Fが大野総合車両所構内の解体線へ

2018年10月13日にラストランを行い、20日・21日に海老名検車区の一般公開で展示されたあとに廃車回送された小田急電鉄ロマンスカー『LSE』7000形7004Fの解体作業が11月26日頃より大野総合車両所構内で開始されています。2017年3月のダイヤ改正直前に引退した7003Fでは中間車9両の解体でしたが、今回の7004Fでは一体どうなるでしょうか。
▲本格的な解体作業が始まった最古参ロマンスカー『LSE』7000形7004F。大野総合車両所構内には7003Fのデハ7003とデハ7803が静態保存されているが、今回の7004Fの動向やいかに。

解体作業の前兆として11月25日まで構内69番留置線で前面部の種別愛称表示器が白幕の状態で留置されていた同編成が構内89番留置線に移動し、26日からクーラーの撤去作業が行われていたようでした。全11両のクーラーの撤去が行われた後は新宿(OH01)寄り3両(デハ7004+デハ7104+サハ7054)が編成から切り離され、29日にはその3両が構内解体線に移動しています。車体側面部に掲出されていた引退記念ロゴマークが撤去されており、本格的な解体作業に入る可能性が高いですね。解体線には先頭車のデハ7004が含まれており、解体作業の動きが注目されます。今回解体処分となる10号車のデハ7104は私が特別団体専用列車『LSEで行く小さな旅』で最後に乗車した車両でした。残る8両(デハ7204+デハ7304+デハ7405+デハ7504+デハ7604+サハ7154+デハ7704+デハ7804)も分割されて解体処分になるものと思われます。同形式の先頭車は2021年に開業するロマンスカーミュージアムに保存展示されるようですが、7004Fのデハ7004とデハ7804が解体を免れるのか、それとも解体処分となってしまうのか注目されるところです。2018年度には静態保存されている2200形2両のうち1両を解体するとしていましたが、7004Fがラストランを終えて解体処分の対象に加わったことで、解体両数の多い7004Fの作業が優先されたものと推測されます。