2020年8月31日

【約1ヶ月間奮闘】小田急電鉄1000形1059F(レーティッシュカラー)と1254F(ノーマルカラー)による10両編成の全線運用が終了

2020年7月23日の箱根登山鉄道の全線運転再開を記念して、8月1日から小田原(OH47)~箱根湯本(OH51)間を中心に運用されているレーティッシュカラーの小田急電鉄1000形1059F(4両固定編成)と1254F(6両固定編成)による小田原線・江ノ島線・多摩線全線での定期運用が終了しました。なお最終日の31日には平日E61運用(1507レ6821レ)に充当されました。
▲7月の試運転と同じ組み合わせで約1ヶ月間、10両編成のE運用(E11~E42・E61~E72)に充当された1000形1059F+1254F。車内では放送用スピーカーからBGMが流れていた。レーティッシュカラーの1059Fの代役となった1051F(4両固定編成)の箱根登山鉄道区間の代走運用も終了した。

約1ヶ月間続いたレーティッシュカラーの1059Fとノーマルカラーの1254Fの組み合わせは解消され、1059Fは箱根登山鉄道区間での運用に戻るものとみられます。レーティッシュカラーの1000形といえば過去に何度かダイヤ乱れでノーマルカラーの6両固定編成とともに代走運用に使用されたことがありましたが(10両編成の組み合わせが基本的に同一形式で固定化される以前は8000形6両固定編成とも連結して代走運用されたこともある)、まさかこのような形でレーティッシュカラーの1000形が全線で約1ヶ月間毎日運用されることになろうとは思いもしませんでしたね。そして同時に1051Fによる箱根登山鉄道の代走運用も終了となりました。

【1000形レーティッシュカラー1059Fの運用実績】
01日…E14 02日…E32 03日…E33 04日…E34 05日…E35 06日…E36
07日…E37 08日…E14 09日…E26 10日…E27 11日…E33 12日…E34
13日…
E35 14日…E36 15日…E37 16日…E38→E28 17日…E29 18日…E30→E34
19日…E35 20日…E36 21日…E37 22日…E17 23日…E71 24日…E72
25日…E61 26日…E15 27日…E16 28日…E17 29日…E62 30日…E63→E72
31日…E61

2020年8月28日

【箱根の魅力をもっと】小田急電鉄ロマンスカー“VSE”50000形に『箱根ゴールデンコース60周年』ヘッドマーク掲出へ

2020年8月27日、小田急電鉄が9月7日に箱根エリアの周遊ルートである『箱根ゴールデンコース』が開通してから60周年となることを記念して、同日から12月18日までの間、ロマンスカー“VSE”50000形に『箱根ゴールデンコース60周年』ヘッドマークを掲出して運転されることが発表されました。
▲9月上旬から12月中旬まで『箱根ゴールデンコース60周年』ヘッドマークを両先頭車に掲出するロマンスカー“VSE”50000形。ヘッドマークが白色ベースで“VSE”の車体と同色のため、可能な限り至近で見ないことには分かりにくいかもしれない。
▲小田急電鉄では箱根登山鉄道の運転再開を記念してロマンスカー“GSE”70000形70052Fを使用した『おかえり登山電車号』が運転されたほか、レーティッシュカラーの1000形1059Fが1254Fとの併結による10両編成で全線運転を行っている。後者の運転は31日まででありもう間もなく終了する。

ヘッドマークのデザインは白色をベースに金色で箱根登山鉄道、箱根登山バス、ロープウェイ、ケーブルカー、芦ノ湖を周遊する箱根観光船の5つが描かれたものとなっています。掲出期間は9月7日(この日の“VSE”は平日N33運用および平日N65運用に充当される予定)から12月18日までとなります。ヘッドマークは50001F・50002Fともに掲出されますが、ヘッドマークは順次導入するとの発表があるため(“EXE”または“EXEα”を代走する運用も絡んでいるか)、どちらが先に掲出開始となるかは分かりません。“VSE”の運用は小田急電鉄HPの『展望席のある特急ロマンスカー運行表(8月・9月)』をご覧ください(さらにまもなく10月分の更新があります)。『箱根ゴールデンコース』には箱根登山鉄道が含まれており、昨年の台風19号による被害で途切れてしまいましたが(それ以前にはケーブルカーの設備更新や車両更新があった)、今年7月23日に運転を再開し、それを祝福するためにロマンスカー“GSE”70000形による臨時特急『おかえり登山電車号』(
0861レ・土曜休日N31運用)の運転、通常では箱根登山鉄道の小田原(OH47)~箱根湯本(OH51)間を中心に運用されているレーティッシュカラーの1000形1059Fが1254Fと連結して全線で運用されています(これはもうまもなく31日で終了しますので注意)。

【1000形レーティッシュカラー1059Fの運用実績】
01日…E14 02日…E32 03日…E33 04日…E34 05日…E35 06日…E36
07日…E37 08日…E14 09日…E26 10日…E27 11日…E33 12日…E34
13日…
E35 14日…E36 15日…E37 16日…E38→E28 17日…E29 18日…E30→E34
19日…E35 20日…E36 21日…E37 22日…E17 23日…E71 24日…E72
25日…E61 26日…E15 27日…E16 28日…E17 29日…E?? 30日…E??
31日…E??

2020年8月27日

【展示に向けて】小田急電鉄ロマンスカー“LSE”7000形7003Fのデハ7003、車体洗浄を受ける

2018年10月に運用を終了した小田急電鉄ロマンスカー“LSE”7000形7003Fのうち、解体を免れたデハ7003が静態保存されていますが、その同車両が2020年8月26日に92番構内留置線に移され、車体洗浄作業を受けました。
▲ロマンスカー“LSE”7000形7003Fのデハ7003が2021年春頃に開業予定のロマンスカーミュージアムの保存展示に向けて車体洗浄作業を受けていた。ロマンスカーミュージアムにはモハ1形10号車が搬入されており、デハ7003も同様の動きとなるだろうか。

この編成は2018年3月14日に運用を離脱、最初はデハ7003とデハ7803を残してそれ以外の9両が廃車解体処分となりました。そして運用増加などに伴う留置車両スペースの確保の観点から保存車両を削減する動きになり、デハ7803が解体処分となっています。そのあとも運用されていた7004Fが同年10月13日のラストランのあと海老名検車区にて現役最後の展示となり、先頭車を含む全車両が解体処分となったため、ロマンスカーミュージアムに保存展示される車両はデハ7003のみとなりました。それ以降は動きがなかったため、久々に“LSE”が現役車両に紛れて姿を現したことになります。私にとって、このロマンスカーはラストラン直前の7004Fによる団体専用列車(『小さな旅』でした)で最後に乗車したのが思い出として印象に残っていますので、ロマンスカーミュージアムでの再会が待ち遠しいです。

2020年8月26日

【インドネシアへ】東日本旅客鉄道205系5000番台千ケヨM6編成がインドネシアへ旅立つ(39編成/42編成)

2020年8月26日、東日本旅客鉄道京葉車両センター所属の205系5000番台千ケヨM6編成がドアステッカーを撤去のうえインドネシアへの譲渡のためEF81形134号機の牽引で所属先から千葉貨物ターミナルまで配給輸送されました。
▲多くの仲間が待つインドネシアへ旅立った205系5000番台千ケヨM6編成。同編成の譲渡により残るは3編成(24両)となり、在籍両数は30両を切った。

最後尾は編成番号が『39』でデザインは金魚仕様の『ジャカルタ』幕となっていました。これで武蔵野線に残る205系5000番台は千ケヨM4編成・千ケヨM17編成・千ケヨM20編成の8両3編成(24両)となっています。今回譲渡される千ケヨM6編成の最終運用は8月24日の平日83E運用であるため、そこから1日挟んでのインドネシア譲渡となったようです。残る3編成の205系5000番台、早めの記録を推奨します。

【今度は武蔵野線へ??】東日本旅客鉄道E231系0番台東マト118編成、長野総合車両センターに入場

2020年8月17日、東日本旅客鉄道松戸車両センターに所属していたE231系0番台東マト118編成(クハE231-20以下10両)が長野総合車両センターへ自走回送され入場しました。
▲E231系0番台東マト118編成の種車は元八ミツB20編成のうちの9両と元八ミツB22編成から活用された付随車1両(サハE231-65)で構成されており、東マト119編成(クハE231-21以下10両・写真)とともに三鷹車両センターからの転用車であった。
▲E231系0番台東マト118編成の種車は付随車1両を除き元八ミツB20編成である。転用時のルールから、同編成の新製当時の配置先、そして松戸車両センター在籍の経歴を考えてクハE231-20以下8両の編成番号が一体どうなるか注目だ。

この編成は取手(JJ-10)寄りからクハE231-20+サハE231-58+モハE231-39+モハE230-39+サハE231-65+サハE231-59+サハE231-60+モハE231-40+モハE230-40+クハE230-20と組まれていた編成であり、2015年3月の上野東京ライン開業に伴って常磐線の増発(成田線直通列車をも含む)が予想されたことから、E235系0番台に置き換えられる前に三鷹車両センターへ転入したE231系500番台に置き換えられたE231系0番台を活用することとなり、元八ミツB20編成のときに組み込まれていた6扉車のサハE230-20を元八ミツB22編成に組み込まれていた4扉車のサハE231-65に差し替え、1号車から10号車へと変更されたクハE231-20には付属5両編成との増解結を考慮して電気連結器が設置されました。先頭部分の周囲は白色に変更されたほか、ホーム検知装置とドアエンジンと車内1段LED式案内表示器などは存置され、2019年には長野総合車両センターでの制御装置の更新工事を受けていました。なお17日に入場する以前は4号車にあたるサハE231-60と9号車にあたるサハE231-58以外のドアエンジンが交換済みであったため、武蔵野線向けへと転用され、京葉車両センター(千ケヨ)に転属するものと思われます。転用を終えたときの出場時の姿に注目したいところですね。個人的には武蔵野線内基準で東京(JE-01)・海浜幕張(JE-13)寄りに組成されるクハE231-20の連結器とスカートがどうなるかですが、増解結が可能な電気連結器を撤去のうえで連結器を松戸車両センターに転用する前のものに再度交換し、スカートをもとに戻すものと予想されます。

2020年8月25日

【車両増備も】東武鉄道が2020年度の鉄道事業設備投資計画を発表

2020年8月25日、東武鉄道が2020年度の鉄道事業設備投資計画を発表しました。今年度の投資額は約219億円となります。
▲東京地下鉄日比谷線直通の“THライナー”および普通列車で運用される70000・70090系(写真は71793F)。今年度分では2編成(71795F・71796F)の投入を発表したものの、すでに両編成とも営業運転に投入されており、70000系の16編成(71701F~71716F)とともに全22編成の投入が完了している。
▲特急形車両では500系3編成(509F・510F・511F)を増備するほか、100系2編成に荷物置き場を設置することとなった(写真は日光詣塗装の103F)。2021年に開催される予定の東京五輪に合わせて、大きな荷物を持つ乗客や海外からの旅客に対応するものである。

車両面では70000・70090系2編成(71795F・71796F)と500系3編成(509F・510F・511F)の増備が予定されていますが、前者についてはすでに5月に甲種輸送されており、500系3編成の甲種輸送を残すのみとなっています。また増備される500系と100系2編成には新たに荷物置き場が設置されます。これは2021年に開催される予定の東京五輪に合わせる形で大きな荷物を持った旅客に対応するものとみられます。さらには新製の70000・70090系および500系には車内防犯カメラが新製当初から設置されるほか、20000系列を転用改造する20000・20400系が4編成(16両)投入されます。

連続立体交差事業ではスカイツリーラインの竹ノ塚(TS-14)付近およびとうきょうスカイツリー(TS-02)付近、そしてアーバンパークラインの清水公園(TD-15)~梅郷(TD-18)間と新たに春日部(TS-27,TD-10)付近の事業を進めるほか、東上線大山(TJ-04)付近での事業着手に向けて協議が進められるようです。ホームドアは2020年度は東上線の志木(TJ-14)、スカイツリーラインの北千住(TS-09)、新越谷(TS-20)、北越谷(TS-22)の各駅へと設置されますが、来年以降の設置に向けて北千住~北越谷間の緩行線(竹ノ塚を除く)の各駅の調査とホームドア設計を行うようです。また“SL”については真岡鉄道からC11形を譲り受けており、SL2機運用体制に向けた準備が進められるようです。

2020年8月24日

【番号は“MU43”】東日本旅客鉄道E231系0番台元八ミツB82編成のうち8両が武蔵野線仕様で京葉車両センターへ配属

2020年3月13日に東日本旅客鉄道中央・総武線のE231系0番台で最後の6扉車組み込み編成として活躍していたと八ミツB82編成(クハE231-82以下10両)のうち、6扉車含む付随車2両を抜き取って8両編成に組成し直されて武蔵野線向けに転用され、8月24日に秋田総合車両センターを出場、京葉車両センターへと配給輸送されました。
E233系0番台より後に製造されたE231系0番台の最終編成、元八ミツB82編成が武蔵野線仕様となり、京葉車両センターに配属された。編成番号は“MU43”となるようだ。

この編成は現在の千ケヨMU41編成(元八ミツB80編成、クハE231-80以下8両)とともに以前の中央・総武線で6扉車(サハE230形0番台)を組み込んで運用されていた編成であり、サハE230-46とサハE231-223を抜き取って8両編成となりました。側面上部には車外スピーカー設置準備工事が施工されているため、“千ケヨMU43編成”になるものと思われます。

2020年8月23日

【ロングシート車】西武鉄道40000系40153Fが小手指車両基地へ甲種輸送される

2020年8月21日より、川崎重工業兵庫工場にて製造された西武鉄道40000系ロングシート仕様の40153Fが新製出場し、池袋線の小手指車両基地まで甲種輸送されています。同系列はこれで転換クロスシートを備える6編成とロングシートを備える3編成を合わせて、合計9編成(90両)となります。
▲写真は新宿線・拝島線系統専任だったとき平日上り2本のみの通勤急行に充当されていた40000系40105F。この40105Fと40106Fのみ新宿線系統、それ以外の編成は池袋線系統で運用されていたが、2020年4月以降は40105F・40106Fも含めて全編成が小手指車両基地に集約される形となっており、新宿線系統での運用は小手指車両基地から車両を送り込んで運用される。このため50番台も新宿線運用に入ることがある。
▲今回増備された40153Fはロングシート車のためトイレの設置が省略されている。

編成は西武新宿(SS-01)・飯能(SI-26)寄りからクハ40153+モハ40253+モハ40353+サハ40453+モハ40553+サハ40653+サハ40753+モハ40853+モハ40953+クハ40053となっています。東京地下鉄の入線に必要だった誘導無線アンテナの設置が省略されているなど、基本的な仕様は40151F・40152Fと同じものとみられます。

2020年8月22日

【ワンマン運転試験??】小田急電鉄4000形4066F、東日本旅客鉄道に貸し出されていた

2020年8月中旬、小田急電鉄4000形4066Fが東日本旅客鉄道に貸し出され、ATO(自動列車運転装置)導入に向けた試験を行っていたことがわかりました。お盆休み明けの17日から21日まで試験を行っていたものとみられます。
▲4000形ラストナンバーがATOの確認試験のため東日本旅客鉄道に貸し出されたようだ。この編成は新製当初から乗り入れ先路線でのワンマン運転に対応する機器を搭載している。

この編成は8月16日に海老名検車区から臨時回送され、東京地下鉄千代田線経由で東日本旅客鉄道松戸車両センターに回送されたものとみられます。そのあと常磐緩行線の全区間(綾瀬[C-19,JL-19]~取手[JJ-10,JL-32]間)でATO試験を行ったようです。そして21日には試験を終えてようやく喜多見検車区に戻り、22日は土曜休日E61運用相当の定期回送列車で海老名検車区へと戻っていったようです。いずれは16000系やE233系2000番台でも同様の試験を行う可能性がありそうです。

2020年8月21日

【横浜生まれ2本目】小田急電鉄5000形5054Fが総合車両製作所横浜事業所を新製出場、甲種輸送される

2020年8月20日、総合車両製作所横浜事業所で製造された小田急電鉄5000形5054F(クハ5054+デハ5004+デハ5104+サハ5154+サハ5254+デハ5204+デハ5304+サハ5354+デハ5404+クハ5454)の甲種輸送が海老名検車区まで行われています。
▲小田急電鉄の顔に加わった2代目5000形。総合車両製作所横浜事業所で製造された5054Fの甲種輸送がなんと偶然にも5053Fの営業運転開始当日と重なった。5053FではフルカラーLED表示器の文字のサイズが変更され見やすくなっている。
▲前面部のフルカラーLED式旅客案内表示器。川崎重工業兵庫工場で製造された5051F・5052Fでは種別行先の文字のサイズが小さいが、総合車両製作所横浜事業所で製造された5053Fでは種別行先の文字のサイズが大きくなり、5054Fも同様とみられる。

この編成はサハ5354とクハ5454以外が2代目の番号となっており、川崎重工業兵庫工場で製造された5051F・5052Fと異なりフルカラーLED式種別行先案内表示器に表示される種別と行先の文字サイズが変更されている5053Fと同一仕様とみられます。次の5055Fでは再び川崎重工業兵庫工場での製造となるため、今後とも種別行先案内表示器の文字のサイズに注目してみましょう。次の5055Fでは5051F・5052Fと同一仕様になるのか、文字サイズが変更された仕様なのかが注目されることになりそうです。

【あと2編成に】相模鉄道7000系7753Fが営業運転を終了、廃車解体処分へ

2020年8月15日の6057レ(土曜休日14運用・和1950←横1915)をもって相模鉄道7000系7753Fが営業運転から離脱し、8月20日に廃車解体処分のためかしわ台車両センターから陸送されました。残る7000系は7751Fと7754Fの2編成20両のみとなります。
 ▲前回検査(2019年7月施工)から約1年1ヶ月しか経っていないが、8月15日をもって運用を離脱した7000系7753F。同日には所定では10000系8両固定編成が充当される土曜休日14運用に入っていた。
▲今回の7753Fの廃車除籍処分により残る7000系は中間に元先頭車が含まれる7751Fと、7754Fの2編成20両のみとなった。最後まで残る7000系は果たして…。

これまで7000系は編成短縮による組成変更に伴って外された一部の中間車の廃車があった程度でしたが、12000系および20000系の新製投入が進められ、これまでに旧タイプの7707F・7710F・7712F(いずれも8両編成)、8両編成の7713F・7715F(いずれも元10両編成)と7755F(10両固定編成、クロスシート試験車)が廃車となっており、旧タイプは7710Fの廃車をもって消滅、新タイプも7715Fの廃車をもって8両編成に組まれた同系列が消滅し10両固定編成のみとなっていました。さらに今年に入ってセミクロスシート試験車の7755Fが廃車除籍となり、残った編成の動向が注目されていました。

7000系だけでなく8000系も油断ができない状況です。というのも今年に入って8702Fが廃車除籍となっており、制御装置が更新されていない初期編成を中心に動向が注目されています。8708F以降の編成は制御装置が更新されているほか、8709Fが3代目塗装となっているため、8708F以降は生き延びる可能性が高そうですが、8701F・8703F・8704F・8705F・8706Fの5編成の動きが気になります。

2020年8月20日

【横浜生まれです】小田急電鉄5000形5053F(総合車両製作所横浜事業所製造)が営業運転を開始

2020年7月中旬に総合車両製作所横浜事業所を新製出場した小田急電鉄5000形5053Fが8月20日の1505レ(藤0630←大0606・平日E12運用)から営業運転に投入されました。今年度分の5000形投入は5052Fに続いて2編成目であり、同形式全体では3編成目となっています。
▲総合車両製作所横浜事業所で製造された5000形5053Fがついに営業運転に投入された。今回の5053Fでは種別行先案内表示器に注目してもらいたい。
▲前面部のフルカラーLED式旅客案内表示器(写真は5051Fのもの)。川崎重工業兵庫工場で製造された5051F・5052Fでは前面部の種別と行先の文字のサイズが小さめで、遠くからはやや見えにくい状況であったが、総合車両製作所横浜事業所で製造された5053Fでは種別と行先の文字のサイズが少し大きくなり、見やすくなっている。

この編成は総合車両製作所横浜事業所で製造されたこともあって先に川崎重工業兵庫工場で製造された5051F・5052Fと異なる仕様があるかどうかが注目されましたが、それがついに判明したようです。最初の2編成と異なり前面部のフルカラーLED式種別行先案内表示器に表示される種別と行先の文字の大きさが変更され、見やすくなっています。こうなると次に出てくる5054Fも種別と行先が見やすいタイプとみてよさそうです。もし5051Fまたは5052Fのいずれかと5053Fに遭遇し撮影した場合、前面部の種別行先案内表示器に注目してみてください。文字の大きさや見やすさが異なると思います。

【参考情報です】小田急電鉄ロマンスカー展望車両“VSE”/“GSE”の2020年9月分の運用を公表(2020年3月ダイヤ改正)

小田急電鉄が2020年3月14日改正の現行ダイヤでの同年9月の展望座席をもつロマンスカー2形式(“VSE”50000形/“GSE”70000形)の運用を公表しました。ただし運転状況などによって変更される場合があるのでご注意ください。
▲前面展望席を備えるロマンスカー“VSE”50000形(写真左)と“GSE”70000形(写真右)。両者は基本的に共通運用で、何らかの事情がない限り土曜休日は基本的にフル稼働だが、平日は“EXE/EXEα”の代走運用がある場合などでフル稼働となる。

展望座席をもつロマンスカーは2005年就役の“VSE”50000形50001F・50002Fと2018年就役の“GSE”70000形70051F・70052Fの合計4編成で運用されています。それでは以下の運用予定表を見ていきましょう。

2020年9月分についても引き続き何日のどの列車に、どの形式で運転されるかが簡単に表記されていて、“V”が“VSE”、“G”が“GSE”の充当という意味です。今回も列車番号から両形式の運用を表記していますので、確認しながら照らし合わせてみてください。

9月は敬老の日(21日)と秋分の日(22日)が隣接していて4連休もありますが、すべて同じ運用となっているほか、9月下旬あたりは“GSE”の1編成が運用から離れるためか、26日はN34運用、27日はN33運用がEXE/EXEαまたはMSEの6両編成で代走となるので注意してください。

◆ロマンスカー展望車両の運用予定表◆
青色…平日ダイヤ 赤色…土曜休日ダイヤ 黄色…充当形式注意
※車型は次の表記とします
 V…VSE、G…GSE 他…EXE/EXEαまたはMSE

【2020年8月】 ※平日N34運用は終日予備留置で運用なし。
01日…N31:G N32:G N33:V N34:V
02日…N31:G N32:G N33:V N34:V
03日…N31:V N32:G N33:G N34:ー N65:V
04日…N31:G N32:V N33:V N34:ー N65:G
05日…N31:G N32:V N33:V N34:G N65:
06日…N31:V N32:G N33:G N34:V N65:
07日…N31:V N32:V N33:G N34:ー N65:G
08日…N31:G N32:G N33:V N34:V
09日…N31:G N32:V N33:V N34:G
10日…N31:G N32:G N33:V N34:V
11日…N31:G N32:V N33:G N34:V N65:
12日…N31:G N32:V N33:V N34:G N65:
13日…N31:V N32:V N33:G N34:ー N65:G
14日…N31:G N32:V N33:V N34:G N65:他
15日…N31:G N32:G N33:V N34:V
16日…N31:G N32:V N33:G N34:V
17日…N31:G N32:V N33:V N34:ー N65:G
18日…N31:V N32:G N33:G N34:V N65:他
19日…N31:G N32:V N33:V N34:G N65:他
20日…N31:V N32:V N33:G N34:ー N65:G
21日…N31:G N32:V N33:G N34:V N65:他
22日…N31:G N32:G N33:V N34:V
23日…N31:G N32:V N33:V N34:G
24日…N31:G N32:V N33:V N34:G N65:
25日…N31:V N32:V N33:G N34:ー N65:G
26日…N31:G N32:V N33:V N34:ー N65:G
27日…N31:G N32:V N33:V N34:G N65:他
28日…N31:G N32:V N33:V N34:G N65:
29日…N31:G N32:G N33:V N34:V
30日…N31:G N32:V N33:V N34:G
31日…N31:G N32:V N33:G N34:V N65:

【2020年9月】NEW!! ※平日N34運用は終日予備留置で運用なし。
01日…N31:G N32:V N33:G N34:V N65:他
02日…N31:G N32:G N33:V N34:V N65:他
03日…N31:V N32:V N33:G N34:G N65:他
04日…N31:G N32:V N33:G N34:V N65:他
05日…N31:G N32:V N33:V N34:G
06日…N31:G N32:G N33:V N34:V
07日…N31:G N32:G N33:V N34:ー N65:V
08日…N31:G N32:V N33:G N34:V N65:他
09日…N31:G N32:G N33:V N34:ー N65:V
10日…N31:V N32:G N33:V N34:G N65:他
11日…N31:V N32:V N33:G N34:ー N65:G
12日…N31:G N32:V N33:V N34:G
13日…N31:G N32:V N33:V N34:G
14日…N31:V N32:G N33:V N34:G N65:他
15日…N31:V N32:V N33:G N34:G N65:他
16日…N31:G N32:V N33:V N34:G N65:他
17日…N31:V N32:V N33:G N34: N65:G
18日…N31:V N32:G N33:V N34:G N65:他
19日…N31:G N32:V N33:V N34:G
20日…N31:G N32:V N33:V N34:G
21日…N31:G N32:V N33:V N34:G
22日…N31:G N32:V N33:V N34:G
23日…N31:G N32:V N33:G N34:V N65:他
24日…N31:G N32:G N33:V N34:ー N65:V
25日…N31:V N32:V N33:G N34:G N65:他
26日…N31:G N32:V N33:V N34:他
27日…N31:G N32:V N33:他 N34:G
28日…N31:G N32:V N33:V N34:G N65:他
29日…N31:V N32:G N33:V N34:G N65:他
30日…N31:V N32:V N33:G N34:G N65:他

~~~~~~~~~~~★展望車両のロマンスカー運用について★~~~~~~~~~~~
【駅名表記について】
宿…新宿(OH01)、成…成城学園前(OH14)、大…相模大野(OH28)、海…海老名(OH32)、厚…本厚木(OH34)、伊…伊勢原(OH36)、秦…秦野(OH39)、足…足柄(OH46)、小…小田原(OH47)、湯…箱根湯本(OH51)、藤…藤(OE13)、江…片瀬江ノ島(OE16)

【展望車両の運用について】
  1. 以下の運用はすべて2020年3月14日ダイヤ改正時点のものです
  2. 回送ルート・運用の流れは予想であり、運用は平日と土曜休日で色分け済みです
  3. 平日N65運用は時刻表では▲表記のため便宜上海老名検車区出入庫で表記します
  4. 定期回送…回送列車、列車番号…定期特急列車(愛称不問)です

★平日N31運用(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
大0000←成0000 定期回送
大野総合車両所入出庫
大0612→宿0648 0992レ
湯0827←宿0700 0151レ
湯0903→宿1047 0002レ
湯1224←宿1100 0709レ
湯1235→宿1407 0114レ
湯1550←宿1420 0025レ
湯1626→宿1805 0128レ
江1930←宿1815 0681レ
江1957→宿2106 0502レ
藤2218←宿2120 0687レ
藤0000→成0000 定期回送
喜多見検車区入庫

★平日N32運用(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
伊0000←成0000 定期回送
伊0000→厚0000 定期回送
厚0857→宿0944 0170レ
湯1124←宿1000 0707レ
湯1134→宿1307 0110レ
湯1451←宿1320 0021レ
湯1512→宿1647 0024レ
湯1827←宿1700 0137レ
湯1839→宿2005 0138レ
藤2117←宿2015 0685レ
藤0000→宿0000 定期回送
厚2345←宿2300 0621レ
伊0000←厚0000 定期回送
伊0000→成0000 定期回送
喜多見検車区入庫

★平日N33運用(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
成0000→宿0000 定期回送
湯1334←宿1200 0115レ
湯1348→宿1527 0320レ
湯1712←宿1540 0331レ
湯1725→宿1905 0032レ
藤2020←宿1915 0683レ
藤0000→成0000 定期回送
喜多見検車区入庫

★平日N34運用(VSE/GSE)★
喜多見検車区終日予備留置

★平日N65運用(EXE/EXEα)★
※注意…2020年8月3日・9月7・9・24日はVSE
※注意…2020年8月4日・7日・13日・17日・20日・25日・26日・9月11・17日はGSE
海老名検車区出庫
秦0000←海0000 定期回送
秦0608→宿0709 0672レ
厚0000←宿0000 定期回送
厚0000→海0000 定期回送
海老名検車区入出庫
伊0000←海0000 定期回送
伊0000→厚0000 定期回送
厚1018→宿1107 0174レ
湯1254←宿1120 0011レ
湯1307→宿1447 0016レ
湯1633←宿1500 0127レ
湯1643→宿1820 0052レ
小1958←宿1830 0903レ
小0000→足0000 定期回送
足#6入出庫
小0000←足0000 定期回送
小2050→宿2205 0382レ
藤2318←宿2220 0689レ
藤0000→大0000 定期回送
海0000←大0000 定期回送
海老名検車区入庫

★土曜休日N31運用(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
湯0000←成0000 定期回送
湯0812→宿0947 0202レ
湯1113←宿1000 0707レ
湯1125→宿1307 0112レ
湯1454←宿1320 0021レ
湯1508→宿1647 0054レ
湯1828←宿1700 0135レ
湯1839→宿2006 0128レ
小2137←宿2020 0911レ
小0000→成0000 定期回送
喜多見検車区入庫

★土曜休日N32運用(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
成0000→宿0000 定期回送
湯0950←宿0820 0253レ
湯1006→宿1147 0208レ
湯1326←宿1200 0115レ
湯1337→宿1507 0118レ
湯1658←宿1520 0029レ
湯1710→宿1846 0258レ
小2016←宿1900 0605レ
小2027→宿2145 0172レ
秦2257←宿2000 0617レ
秦0000→成0000 定期回送
喜多見検車区入庫

★土曜休日N33運用(VSE/GSE)★
※注意…2020年9月27日のみEXE/EXEαまたはMSEの6両編成
喜多見検車区出庫
成0000→宿0000 定期回送
湯0850←宿0720 0251レ
湯0910→宿1048 0006レ
湯1216←宿1100 0711レ
湯1228→宿1407 0116レ
湯1545←宿1420 0025レ
湯1554→宿1727 0056レ
秦1838←宿1740 0375レ
秦0000→成0000 定期回送
喜多見検車区入庫

★土曜休日N34運用(VSE/GSE)★
※注意…2020年9月26日のみEXE/EXEαまたはMSEの6両編成
喜多見検車区出庫
厚0000←成0000 定期回送
厚0658→宿0746 0970レ
湯0923←宿0800 0103レ
湯0932→宿1107 0780レ
湯1253←宿1120 0013レ
湯1307→宿1447 0050レ
湯1626←宿1500 0127レ
湯1635→宿1807 0124レ
湯1959←宿1820 0903レ
湯2030→宿2207 0264レ
厚2308←宿2220 0919レ
厚0000→成0000 定期回送
喜多見検車区入庫
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


※掲載が遅れ大変申し訳ございませんでした。