2020年8月25日

【車両増備も】東武鉄道が2020年度の鉄道事業設備投資計画を発表

2020年8月25日、東武鉄道が2020年度の鉄道事業設備投資計画を発表しました。今年度の投資額は約219億円となります。
▲東京地下鉄日比谷線直通の“THライナー”および普通列車で運用される70000・70090系(写真は71793F)。今年度分では2編成(71795F・71796F)の投入を発表したものの、すでに両編成とも営業運転に投入されており、70000系の16編成(71701F~71716F)とともに全22編成の投入が完了している。
▲特急形車両では500系3編成(509F・510F・511F)を増備するほか、100系2編成に荷物置き場を設置することとなった(写真は日光詣塗装の103F)。2021年に開催される予定の東京五輪に合わせて、大きな荷物を持つ乗客や海外からの旅客に対応するものである。

車両面では70000・70090系2編成(71795F・71796F)と500系3編成(509F・510F・511F)の増備が予定されていますが、前者についてはすでに5月に甲種輸送されており、500系3編成の甲種輸送を残すのみとなっています。また増備される500系と100系2編成には新たに荷物置き場が設置されます。これは2021年に開催される予定の東京五輪に合わせる形で大きな荷物を持った旅客に対応するものとみられます。さらには新製の70000・70090系および500系には車内防犯カメラが新製当初から設置されるほか、20000系列を転用改造する20000・20400系が4編成(16両)投入されます。

連続立体交差事業ではスカイツリーラインの竹ノ塚(TS-14)付近およびとうきょうスカイツリー(TS-02)付近、そしてアーバンパークラインの清水公園(TD-15)~梅郷(TD-18)間と新たに春日部(TS-27,TD-10)付近の事業を進めるほか、東上線大山(TJ-04)付近での事業着手に向けて協議が進められるようです。ホームドアは2020年度は東上線の志木(TJ-14)、スカイツリーラインの北千住(TS-09)、新越谷(TS-20)、北越谷(TS-22)の各駅へと設置されますが、来年以降の設置に向けて北千住~北越谷間の緩行線(竹ノ塚を除く)の各駅の調査とホームドア設計を行うようです。また“SL”については真岡鉄道からC11形を譲り受けており、SL2機運用体制に向けた準備が進められるようです。