2018年10月に運用を終了した小田急電鉄ロマンスカー“LSE”7000形7003Fのうち、解体を免れたデハ7003が静態保存されていますが、その同車両が2020年8月26日に92番構内留置線に移され、車体洗浄作業を受けました。
▲ロマンスカー“LSE”7000形7003Fのデハ7003が2021年春頃に開業予定のロマンスカーミュージアムの保存展示に向けて車体洗浄作業を受けていた。ロマンスカーミュージアムにはモハ1形10号車が搬入されており、デハ7003も同様の動きとなるだろうか。
この編成は2018年3月14日に運用を離脱、最初はデハ7003とデハ7803を残してそれ以外の9両が廃車解体処分となりました。そして運用増加などに伴う留置車両スペースの確保の観点から保存車両を削減する動きになり、デハ7803が解体処分となっています。そのあとも運用されていた7004Fが同年10月13日のラストランのあと海老名検車区にて現役最後の展示となり、先頭車を含む全車両が解体処分となったため、ロマンスカーミュージアムに保存展示される車両はデハ7003のみとなりました。それ以降は動きがなかったため、久々に“LSE”が現役車両に紛れて姿を現したことになります。私にとって、このロマンスカーはラストラン直前の7004Fによる団体専用列車(『小さな旅』でした)で最後に乗車したのが思い出として印象に残っていますので、ロマンスカーミュージアムでの再会が待ち遠しいです。