2020年5月30日

【ご無沙汰】相模鉄道11000系7代目そうにゃんトレインと20000系に遭遇

2020年5月30日は東日本旅客鉄道東海道線で行先変更列車を観察したあと相模鉄道本線へ。
20000系20101F。2722レ1035レ(土曜休日42運用)。まずは横浜(SO-01)にて。あの踏切事故から復活した20000系に出会いました。今年度は6編成(最終的に全部で16編成)が増備されるようで、希少車種だった20000系もついに数が増えそうです
8000系8708F。3030レ3029レ(土曜休日11運用)。列車番号が『11』とあるためこれは通常は10000系8両固定編成(10703F~10707F)が充当される運用ですが、10両固定編成の8000系が代走していました。10000系8両固定編成による特急運用は平日に多く、土曜休日に至っては朝と夕方前の下り1本ずつ、日中時間帯はこの1往復のみと少ないです。
12000系12101F。6030レ6033レ(土曜休日71運用)。列車番号はこのとき『73』と表示していましたが、これは誤りです。ただし最初は2002レ(土曜休日73運用)から入っていたのと、乗り入れ先の埼京線渋谷(JY-20,JA-10,JS-19)でのホーム並列化工事に伴う行先運用変更などで運用番号の設定変更をしていなかったものとみられます。なお運用番号70番台は12000系の固定運用ですが、新宿(JA-11,JS-20)発着運用の合間に横浜発着運用も入るため、E233系7000番台が代走する場合、同系列が西谷(SO-08)から横浜方面やいずみ野線に入線することがあります。
8000系8710F。3032レ2723レ(土曜休日57運用)。8000系は8702Fが全車廃車除籍、8709Fが3代目塗装とリニューアル更新工事施工などの動きがありました。8709Fは今回運用がなく撮影できませんでしたが、かしわ台車両センターに留置中の姿を見ることができました。違和感がありましたが、いつか撮ってみたいものです。
10000系10705F。6762レ6765レ(土曜休日12運用)。同系列ではトップナンバーの10701Fが制御装置の更新を受けましたが、3代目塗装に変更される可能性が高いですね。こうなると今の2代目塗装の姿も記録しないといけなくなりますね。
11000系11003F。1032レ3031レ(土曜休日48運用)。ここで7代目『そうにゃんトレイン』となった11003Fをキャッチ。初代・3代目・5代目担当の11003Fが7代目に再登板です。今回は携帯の無料通信アプリ『LINE』で発売されているLINEスタンプがモチーフです。
もちろん前面部のデザインは横浜寄り・海老名(SO-18)寄りで変えています。横浜寄りはこんな感じです。
車内に入ると、目についたのは乗務員室付近に配置されたそうにゃんのイラストと、今度は中央上部にそうにゃんの吊革のデザインが。そうにゃんのイラストは各車両の側面窓にも配置されているほか、一部は車両間貫通扉にも配置され、こちらは忍者姿のそうにゃんが『それでは』と言って車両間貫通扉を開けてみると、ドロンと消えるような仕掛けになっていました(貫通扉を開けると『ドロン』と書かれている)。
『そうにゃんトレイン』では毎度お馴染みのそうにゃんの吊革。今回は吊革のベルト部分がそうにゃんの尻尾の模様となっています。
座席モケットは3人掛けの一般座席のみ、そうにゃん柄のものが設置されており、今回は通常のそうにゃんだけでなく、駅員のそうにゃん、保線員姿のそうにゃんのイラストが。

さっそくこの11003Fに乗車しましたが、自動放送の言い回しが変更され、次の停車駅とともに乗り換え路線(通過駅がある場合はその次の通過駅)、二俣川(SO-10)手前での行先注意喚起(下り列車のみ)、そして駅ナンバリングをアナウンスするようになりましたね。その代わり優先席に関する英語アナウンスが完全に省略されました。
ちなみに海老名寄り先頭車では吊革のイラストのほか、漫才師となったそうにゃんが描かれており、『にゃんでやねん』とツッコミを入れるものもあります。
最初の停車駅である西谷で海老名寄りからも収めておきます。このときはE233系7000番台宮ハエ105編成(東京五輪のラッピング電車)の6235レ(土曜休日93運用、大崎(JA-08)始発に変更)と接続しました。
もちろん前面部のデザインは横浜寄りと異なり、海老名寄りはこんな感じです。
11000系11003Fの『そうにゃんトレイン』を見送り、E233系7000番台宮ハエ105編成に乗車。このとき運用番号は『85』のままでしたが、6235レでは『93』が正しいです(最初は3126レの大崎行きから入ったとみられる)。
このまま海老名まで乗車しましたが、折り返しは3142レ(土曜休日93運用)の大崎行き。なんとLCDや自動放送にきちんと対応していてびっくりしました
側面のフルカラーLED式表示器。ちゃんと『特急 大崎行』と表示しています。
さらには一瞬だけでしたが、『特急』表示が緑色ではなく橙色の『特急 大崎』表示をキャッチ。
こちらが本来の『特急 大崎』表示。本線特急(横浜発着)と区別するため緑色です。
E233系7000番台の『特急 大崎』、まさか東京五輪のラッピング車で見られるとは思っていませんでした。ましてやこの編成が南側に閉じ込められていたのも想定外。

ここで相模鉄道とお別れしましたが、短時間でまさかの収穫。今年度のリニューアル対象に含まれていなかった9000系9701Fもすれ違いで目撃できたことも嬉しかったです。

【ついに発表】相模鉄道が2020年度鉄道・バス事業設備投資計画を発表

2020年5月27日、相模鉄道が新型コロナウィルスの影響による緊急事態宣言解除を受けて2020年度の鉄道・バス事業設備投資計画を発表しました。投資額は2020年度は約187億円(バス事業は約8億円)です。鉄道では【車両面】と【設備面】を中心に見ていきます。

【車両面】
▲昨年度は東日本旅客鉄道埼京線との相互直通運転の動きに向けて12000系(全6編成)が製造されたが、今年度はようやく20000系(写真は20101F)が増備される。2020年度は6編成(60両)が日立製作所笠戸事業所で製造され、2023年度(2024年3月)までに全16編成を導入する。
▲車両のリニューアルは2020年度はなんと10000系1編成に施工される。昨年度に制御装置を更新した10701F(10両編成)が有力と思われ、制御装置更新で2代目塗装のまま運用に入ることはなさそうか。昨年度は9000系9707Fと8000系8709Fが3代目塗装となったが、9000系9701Fのリニューアルについては言及がなかった
▲リニューアルについて言及がなかった9000系9701F。いつこの姿が見納めとなっていてもおかしくはないのだが、現在でも営業運転に入っている。この写真を撮った時、たまたまだが種別表示器のイラストが『そうにゃん』だった(この当時は急行から特急へと折り返すタイミング)。

車両面では2022年度の東急電鉄方面との直通運転に向けて20000系を増備、今年度は6編成(20102F・20103F・20104F・20105F・20106F・20107F)が登場します。20101Fと同じく日立製作所笠戸事業所で製造されるものとみられます。最終的には2023年度までに全16編成(20116Fまで)が導入される予定です。昨年度は20101Fが昨年11月に踏切事故に巻き込まれて大変でしたね…。今年度導入分の20102Fから一部仕様変更とかがありそうで楽しみです。また車両のリニューアル(3代目塗装への変更対象)は9000系9701Fではなく、10000系1編成となりました。昨年度に東日本旅客鉄道長野総合車両センターで制御装置を更新した10701Fの可能性が高いといえるでしょう。まだ自身で目撃はしていませんが、8000系8709Fでさえ3代目塗装は違和感がありますが、10000系となると印象がどうなるか…。9000系については空調システムの更新が予定されています。

【設備面】
設備面では昨年度に羽沢横浜国大(SO-51)が開業しホームドアが設置されましたが、今年度は特急停車駅の本線大和(SO-14)、二俣川(SO-10)、いずみ野線湘南台(SO-37)にホームドアが設置されます。それに伴ってホーム補強工事やTASCの準備工事も実施されます。さらには連続立体交差事業が進められている天王町(SO-04)・星川(SO-05)の各駅では駅舎改良工事が進められるほか、新たに車両留置線の整備を進めるようです。星川では初電に始発列車が存在するため、その充当車両を留置するために整備するものとみられます。また海老名(SO-18)では工事の進捗に伴ってホーム延伸と一部使用停止、列車停止位置の変更が実施されましたが、今年度は新駅舎鉄骨工事、仮改札口の設置と切り替え、旧駅舎の解体が予定されています。さらには南万騎が原(SO-31)の駅舎リニューアル、西谷(SO-08)と希望ヶ丘(SO-11)への待合室設置が予定されています。さらには西横浜(SO-03)と相模大塚(SO-15)では留置線につながる線路の分岐器交換と、いずみ野線の万騎が原トンネルの改修が引き続き進められます。個人的には海老名の工事進捗で改札口の切り替えが予想されるため、乗り換えの際の動線がどうなるのか注目したいところ。

またバス事業では路線バス向けに白色LED式のハイブリッドバス9台を含むノンステップバス17台、高速バス向けに2台を導入します。路線バスについては他のバス会社でも同様ですが2019年度以降導入分よりドライバー異常時対応システムを標準装備するようになりましたね。

2020年5月29日

【30日・31日限定】東日本旅客鉄道東海道線内完結となる臨時列車の詳細が判明

2020年5月30日と31日は東日本旅客鉄道山手線・埼京線・湘南新宿ラインが乗り入れ、東京臨海高速鉄道りんかい線直通列車および相模鉄道直通列車も発着する渋谷(JY-20,JA-10,JS-19)の3番線・4番線ホームの並列化工事に伴って一部路線で運転変更が実施されます。

このうち湘南新宿ラインは埼京線とともに北側では新宿(JA-11,JS-20)発着、南側では相模鉄道直通列車とともに大崎(JA-08,JS-17)発着となります。南側では工事期間中のみ、東海道線系統が運休、横須賀線系統のみ大崎発着での運転となります。

東海道線側では湘南新宿ラインとして運転されている列車が早朝深夜の2往復が大崎発着に変更となる以外は運転区間自体が変更になり、なんと小田原(JT-16)・国府津(JT-14)・平塚(JT-11)~品川(JT-03)間を発着する東海道線内完結列車として運転されます。そこで今回は30日・31日に全時間帯で運転される東海道線内完結列車の詳細を見ていきます。ただし上野東京ライン開業後も存続している従来の早朝深夜の品川発着・東京(JT-01)発着の列車は記載しておりません。

今回の小田原~品川間で増発運転される臨時列車ですが、湘南新宿ライン快速として運転予定だった列車は同区間の普通列車、湘南新宿ライン特別快速として運転予定だった列車は平塚発の1本(普通列車に代替)を除き、同区間の快速アクティーとして運転されることとなっています。しかも現在の日中時間帯では見ることがほとんどない『東海道線』表示と『品川』表示(北行のみ通常は終電間際の3本のみ)、そして『快速アクティー 品川』表示と『快速アクティー 小田原』表示を両日間限定で見ることができます(ただし『快速アクティー 小田原』は現行ダイヤで平日に1本、土曜休日に4本設定があり、土曜休日はうち3本が夜に通勤快速の代替で東京発で設定されている)。

いずれも自動放送に対応するため、その自動放送をしっかり録音しておくのもオススメだと思います。品川発着列車は普段は早朝深夜だけですし、ましてや『快速アクティー 品川』は定期列車でも設定がないだけになおさらです。

さて私がまとめた臨時列車の詳細を紹介します。★は快速アクティー、◎は大崎発着列車です。あくまでも参考になさってください。

上り
普通9820M 国0540→崎0646 ◎
普通9822M 国0613→品0721
普通9824M 国0657→品0813
普通9826M 小0710→品0832
普通9828M 小0810→品0924
普通8820M 平0911→品1001
普通9830M 国0929→品1036
快速8822M 小1004→品1106 ★
普通9832M 国1032→品1134
快速8824M 小1104→品1206 ★
普通9834M 平1146→品1236
快速8826M 小1204→品1306 ★
普通9836M 平1245→品1335
快速8828M 小1304→品1406 ★
普通9838M 平1345→品1435
快速8830M 小1404→品1507 ★
普通9840M 平1445→品1535
快速8832M 小1504→品1606 ★
普通9842M 国1532→品1635
快速8834M 小1602→品1706 ★
普通9844M 平1646→品1736
普通9846M 小1658→品1806
普通9848M 平1745→品1834
普通9850M 国1756→品1901
普通9852M 小1800→品1909
普通9854M 平1847→品1939
普通9856M 小1858→品2014
普通9858M 国1926→品2031
普通9860M 小1944→品2053
普通9862M 平2034→品2126
普通9864M 平2112→品2204
普通9868M 国2140→品2244
普通9870M 国2215→崎2320 ◎

下り
普通9821M 小0802←崎0652 ◎
普通9823M 平0843←品0754
普通9825M 小0927←品0817
普通9827M 国0945←品0838
快速8821M 小1014←品0910 ★
普通9829M 国1103←品0950
快速8823M 小1119←品1012 ★
普通9831M 国1125←品1021
普通9833M 平1138←品1049
快速8825M 小1215←品1112 ★
普通9835M 平1236←品1147
快速8827M 小1316←品1211 ★
普通9837M 平1336←品1247
快速8829M 小1415←品1311 ★
普通9839M 平1436←品1347
快速8831M 小1514←品1411 ★
普通9841M 国1548←品1447
快速8833M 小1614←品1512 ★
普通9843M 平1636←品1547
快速8835M 小1714←品1612 ★
普通9845M 平1736←品1647
快速8837M 小1819←品1711 ★
普通9847M 平1838←品1744
普通9849M 小1927←品1812
普通9851M 国1949←品1841
普通9853M 平2021←品1927
普通9855M 平2040←品1946
普通9857M 国2131←品2025
普通9859M 国2152←品2045
普通9861M 国2227←品2118
普通9863M 小2327←品2214
普通9865M 小2409←品2255
普通9867M 国2420←崎2310 ◎

2020年5月28日

【まさかの…】東急電鉄3000系の相模鉄道直通対応編成に変化が!?

2020年度に入り東急電鉄目黒線などを中心に運用されている元住吉検車区所属の3000系の相模鉄道直通対応に伴う工事が総合車両製作所横浜事業所で施工されており、それに伴う甲種輸送列車が相次いで運転されています。このなかでも最初に直通対応工事を受けた3008Fに変化が見られました。
▲6000系6101F・6102Fの元3号車、初代デハ6301・デハ6302よりも先に総合車両製作所横浜事業所を出場した3000系3008Fが運用復帰している。運転台、旅客用扉周辺に変化が。

同編成の運転台は更新されすべて画面に集約されたものに変更されています。また車内の旅客案内表示器が2段表示が可能なLED式から17インチワイドタイプのLCD式に更新されているほか、ドアランプと照明に取り付けるタイプの防犯カメラが設置されています。さらにはドアチャイムも変更され、3000系のオリジナルタイプから5000系列・6000系・7000系と同じタイプとなっています。ドアエンジンは入場前と同じく従来の空気式のままとなっていますので、5000系列と同じドアチャイムにしたものとみられます。ドアチャイムが変わった3000系はちょっと違和感を感じるかもしれませんが、従来のドアチャイムのほうも聞き納めとなってしまうかもしれませんね

2020年5月27日

【今年度リニューアル対象か】小田急電鉄ロマンスカー『EXE』30000形30253Fが日本車両製造豊川製作所に入場

2020年5月26日、小田急電鉄ロマンスカー『EXE』30000形30253Fが海老名検車区から日本車両製造豊川製作所まで甲種輸送されました。この編成はリニューアル更新工事を受けるものと思われ、2020年度の『EXEα』へのリニューアル対象編成とみられます。
▲新型コロナウィルス拡大の影響による関東1都3県の緊急事態宣言が解除されたこの日、ロマンスカー『EXE』30000形30253Fがひっそりと生まれ故郷へ。2018年の検査出場で一度リニューアル対象から外されたが、2020年はついにリニューアル更新工事を受けるようだ。

このあと同様に30053Fも日本車両製造豊川製作所へ輸送されるものと思われ、2020年度のリニューアル対象は30053F+30253Fとなります。出場時には30253Fの3号車サハ30453はデハ30403になるものとみられます。この編成ですが、前回大野総合車両所を検査出場したときには2018年度のリニューアル対象から一度外れて30054F+30254Fに飛んだ経緯がありましたね。EXEαとなった30056F+30256Fの運用復帰に伴ってタイミングよく入れ替わるように運用を離れ、(EXEαである30051F+30251F以外の)奇数編成で最初の番号順となる30053F+30253Fが故郷にリニューアルのため入場する結果となりました。こうなると2021年度は30055F+30255F、2022年度は30057F+30257Fという順番でリニューアルされるのでしょうか。これで残る『EXE』は30055F+30255Fと30057F+30257Fのみとなります。

【ロマンスカー『EXE/EXEα』30000形電車 在籍状況】※2020年5月27日現在
《EXE》 3編成
30055F+30255F30057F+30257F
《EXE→EXEα》 1編成
30053F+30253F
《EXEα》 4編成
30051F+30251F30052F+30252F30054F+30254F30056F+30256F

【リニューアル更新工事の動き】
《2016年度》30051F+30251F 《2017年度》30052F+30252F
《2018年度》30054F+30254F 《2019年度》30056F+30256F
《2020年度》30053F+30253F 《2021年度》????????

【ロマンスカーEXEからEXEαへのリニューアルに伴う編成組成】
《リニューアル前》
クハ30053+デハ30003+デハ30103+クハ30153+クハ30253+デハ30203+サハ30353+サハ30453+デハ30503+クハ30553
《リニューアル後》
クハ30053+デハ30003+デハ30103+クハ30153+クハ30253+デハ30203+サハ30353+デハ30403+デハ30503+クハ30553

2020年5月23日

【いよいよ来週】東日本旅客鉄道の渋谷3番線・4番線ホームの並列化工事での注目点

2020年5月30日と31日(悪天候の場合は7月4日・5日)に、東日本旅客鉄道山手線・埼京線・湘南新宿ラインと相模鉄道直通列車が乗り入れる渋谷(JY-20,JA-10,JS-19)の3番線・4番線ホームの並列化工事に伴い山手線を除く路線の運転区間の変更が実施されます。このため両日中は山手線が通常運転である以外は大崎(JA-08,JS-17,R-08)~新宿(JA-11,JS-20)間で運転を見合わせます。

では工事期間中の山手線以外の路線ではどのような運転計画が予定されているのか細かく見ていきましょう。ちなみに山手線については運休区間の輸送を補填するため列車の増発が予定されていましたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響から通常の土曜休日ダイヤでの運転に変更となっています。

【埼京線】
▲埼京線で運用されるE233系7000番台と東京臨海高速鉄道70-000形。なお相模鉄道12000系は羽沢横浜国大(SO-51)・武蔵小杉(JO-15,JS-15)経由で新宿まで乗り入れている。

埼京線では土曜休日の朝にも新宿以北(最遠では川越線川越)からの相模鉄道直通列車が4本設定されていますが、それも含めて池袋(JA-12,JS-21)方面からの埼京線列車はすべて新宿発着となります。このため南行ではダイヤ改正で一度消滅した『快速  新宿』表示が見られますね。なお70-000形の運用に川越車両センター入庫運用があるため、同形式の1本は新宿発着での運用が予想されます。なお同路線が相互直通運転を行っているりんかい線については大崎発着に変更(りんかい線内のみの運転)となります。

【湘南新宿ライン】
▲湘南新宿ラインで運用されるE231系1000番台・E233系3000番台。大宮(JU-07,JS-26)方面からの列車はすべて新宿発着で運転、大船(JO-09,JS-09)方面からの列車は横須賀線直通系統のみが大崎発着(すなわち逗子(JO-06,JS-06)~大崎間)での運転。東海道線直通系統は運休となる代わりに東海道線の小田原(JT-16)~品川(JT-03)間で増発される。

湘南新宿ラインでは北側が新宿発着、南側は大崎発着に変更される形で分断され、後者は横須賀線直通系統のみの運転となります。東海道線直通系統の南側は運休となる代わりに東海道線の小田原~品川間が増発となるため、通常は早朝深夜の時間帯でしか見られない品川発着の列車(一部は『東海道線  品川』表示)が見られます。特別快速は小田原~品川間の臨時快速(停車駅はアクティーに準ずる)、快速は同区間の臨時普通列車としてそれぞれ運転されます。かつて日常的に見られた東京(JT-01,JU-01)発着にならなかったのが残念ですが…。なお品川発着の東海道線列車の自動放送(しかも駅ナンバリング入り)を聞くチャンスはこの工事期間中の2日間がオススメ。

【相模鉄道直通列車】
▲相模鉄道直通列車で運用される12000系とE233系7000番台。この系統で初めて大崎発着が設定される。朝方にはE233系7000番台による新宿以北に直通する列車もあるが、それも含めて大崎発着になる。自動放送にも対応していたら面白そうだ。

相模鉄道直通列車は新宿以北では新宿発着の埼京線列車に代替となる以外は大崎発着での折り返し運転に変更されます。このため工事期間中のみ相模鉄道本線内での『大崎』行きが見られます。実質埼京線直通列車ではないため、自動放送にも対応しているのか楽しみですね(羽沢横浜国大から先は肉声放送に切り替える可能性もありそうですが…)。

【そのほかの列車】▲E259系の『成田エクスプレス』は新型コロナウィルスの影響で朝晩の列車を除いて運休となっているが、工事期間中はそれに加えて新宿または新宿以遠発着の列車が運休となる。このため成田エクスプレスが一部全区間6両編成での運転となる。また215系による臨時快速『ホリデー快速ビューやまなし』は新型コロナウィルスの影響や同系列の送り込みの際に運休区間を経由するため、運休となる。

E259系による特急『成田エクスプレス』は新型コロナウィルスの影響で朝晩のみの運転に制限されていますが、工事期間中は新宿および新宿以遠の発着列車すべてが運休となります。『ホリデー快速ビューやまなし』についても運休となります。

5月30日・31日に利用を予定している皆様は運転状況にお気をつけください。