2020年度に入り東急電鉄目黒線などを中心に運用されている元住吉検車区所属の3000系の相模鉄道直通対応に伴う工事が総合車両製作所横浜事業所で施工されており、それに伴う甲種輸送列車が相次いで運転されています。このなかでも最初に直通対応工事を受けた3008Fに変化が見られました。
▲6000系6101F・6102Fの元3号車、初代デハ6301・デハ6302よりも先に総合車両製作所横浜事業所を出場した3000系3008Fが運用復帰している。運転台、旅客用扉周辺に変化が。
同編成の運転台は更新されすべて画面に集約されたものに変更されています。また車内の旅客案内表示器が2段表示が可能なLED式から17インチワイドタイプのLCD式に更新されているほか、ドアランプと照明に取り付けるタイプの防犯カメラが設置されています。さらにはドアチャイムも変更され、3000系のオリジナルタイプから5000系列・6000系・7000系と同じタイプとなっています。ドアエンジンは入場前と同じく従来の空気式のままとなっていますので、5000系列と同じドアチャイムにしたものとみられます。ドアチャイムが変わった3000系はちょっと違和感を感じるかもしれませんが、従来のドアチャイムのほうも聞き納めとなってしまうかもしれませんね。