2019年1月31日

【野田線移籍】東武鉄道10000・10030系11633Fが南栗橋車両管区七光台支所に転属

2018年11月頃から南栗橋車両管区春日部支所にて東武鉄道スカイツリーライン系統からアーバンパークライン系統への転属改造工事を受けていた10000・10030系11633F(6両編成)が2019年1月29日に出場し、新天地の南栗橋車両管区七光台支所まで回送されました。

▲スカイツリーライン系統の10000・10030系リニューアル車で唯一の6両編成だった11633F、まさかの新天地のアーバンパークライン系統へ転属(写真は2013年9月撮影)。

同編成は南栗橋車両管区にてリニューアル更新工事を受けた後もスカイツリーライン系統で運用されていましたが、2018年11月ころから前面帯・側面帯の撤去などが確認され、車両番号が青くなっていたためにアーバンパークライン系統への転属工事が始まったようで、クハ16633の連結器は撤去されたものとみられます。10000・10030系の南栗橋車両管区七光台支所への配置は11636F以来で約5年3ヶ月ぶりとなります。

2019年1月30日

【遂に動くか】小田急電鉄3000形3663F(日本車両製造6次車)が10両固定編成化工事へ!?

2019年1月28日の平日B34運用の海老名検車区入庫をもって小田急電鉄3000形3663F(日本車両製造6次車)が運用を離脱した模様です。この編成は制御装置の全密閉モーター化が施工されており、10両固定編成化工事の開始が間近に迫っているようです。


▲1月28日の平日B34運用を最後に運用を終えて海老名検車区に入庫した3000形3663F。同編成は10両固定編成化工事の施工が予想され、クハ3963(→クハ3483)とデハ3913(→デハ3333)の間には中間増備車のサハ3383+デハ3433が組み込まれ、3083Fに生まれ変わることが確実に。

▲(イメージ)3000形3663Fに組み込まれる予定の中間増備車(サハ3383+デハ3433)。

同編成は1月28日に平日B34運用(7900レ6701レ)に充当されており、ちょうど海老名検車区に入庫するタイミングで運用から離れたものと思われます。海老名検車区の東側に留置されている川崎重工業兵庫工場製造の2両(サハ3383+デハ3433)をクハ3963とデハ3913の間に組み込み、3083Fへと生まれ変わるものと思われます。なお3663Fは現時点でロイヤルブルー帯、中間増備車がインペリアルブルー帯で、種別行先案内表示器は3663Fは3色LED式、中間増備車はフルカラーLED式ですので、仕様を統一させる必要があります。今回の3663Fの場合は側面帯と車番の変更と種別行先案内表示器の更新を行うものとみられます。

車両番号は3663Fから3083Fに変更されるため、6両固定編成(登場当時は3282F[現在の3093F]まで)で存在しなかった番号が新たに出てきそうです。3083Fが誕生すれば3000形10両固定編成は合計8編成(3081F[元3665F]・3082F[元3664F]・3083F[←3663F]、3091F[元3280F]~3095F[元3279F])となり、同形式で3色LED式の8両固定編成から10両固定編成に改造されるのは初めてのケースとなります。

【新規設置】東日本旅客鉄道205系500番台横コツR12編成に線路モニタリング装置

2019年1月29日に東日本旅客鉄道大宮総合車両センターを検査出場し所属先となる国府津車両センターまで自走回送された205系500番台横コツR12編成ですが、先頭車の4号車クハ204-512に線路モニタリング装置が設置されました。
▲相模線205系500番台で初めて線路モニタリング装置が設置された横コツR12編成。

首都圏の在来線では線路モニタリング設置工事が進められており、今回は相模線全線と横浜線橋本(JH-28)以北で運用されている205系500番台の1編成にも設置されることとなり、今回は検査入場を兼ねていた横コツR12編成が選ばれた形です。

【約5年ぶりの増備】東日本旅客鉄道E233系7000番台宮ハエ132編成が新製出場

2019年1月29日、総合車両製作所横浜事業所で製造された東日本旅客鉄道埼京線・川越線向けのE233系7000番台宮ハエ132編成が出場し、所属先の川越車両センターまで山手貨物線経由で試運転を兼ねて自走回送されました。同系列7000番台の増備は約5年ぶりのことです。

▲E233系7000番台が増備されるのは2013年12月24日に新製出場した宮ハエ131編成(写真:現在は『ID-61』の表記がある)以来約5年ぶりである。かつての主力車両である205系0番台と在籍数が同じ32編成となった。今回の増備車は相模鉄道新横浜線への直通と関連がありそうだ。

▲宮ハエ131編成までは1号車のクハE232形7000番台にのみ車内防犯カメラが設置されており、『防犯カメラ作動中』のステッカーが1号車の側面窓部分に掲出されているが、宮ハエ132編成には掲出されていなかった。

今回出場したE233系7000番台宮ハエ132編成は女性専用車ステッカーのある10号車側からクハE233-7032+モハE233-7432+モハE232-7432+サハE233-7232+サハE233-7032+モハE233-7032+モハE232-7032+モハE233-7232+モハE232-7232+クハE232-7032と組成されており、制御装置、ドアエンジン、ドアステッカーの貼付位置、車内LCD式旅客案内表示器(2画面、セサミクロあり)などの基本的なベースは従来のE233系7000番台と同じですが、先頭車の前面部の窓には“ATACS”を搭載していることを意味する『ID-62』の表記が確認できます。さらに宮ハエ131編成までの1号車のクハE232形7000番台に見られる『防犯カメラ作動中』のステッカーがありませんでした。前照灯はLEDではなく従来編成と同じHID式に揃えられました。フルカラーLED式種別行先案内表示器は従来編成と異なり、新規に乗り入れる路線の駅名が入っているため、ROM更新されている可能性があります(従来編成は『埼京線』の英語表記がない)。今回の増備車は相模鉄道新横浜線との直通運転を想定し、運用数が増えることに伴って登場したものと思われます。相手方の相模鉄道12000系の行先対応表には埼京線や東京臨海高速鉄道りんかい線の駅名が含まれているため、E233系7000番台の行先対応表には従来の運用範囲となる埼京線・川越線、りんかい線の行先のほかに相模鉄道新横浜線および本線の行先が入っているものとみられます。

2019年1月28日

【臨時列車】『静岡デスティネーションキャンペーン』期間中の運行列車について

2019年1月25日、東日本旅客鉄道横浜支社が4月から6月にかけて開催される『静岡デスティネーションキャンペーン』期間中とその前日の3月31日に運転される臨時列車の概要を発表しました。

今回は以下の臨時列車が設定される予定です。使用車両も485系高タカTG02編成(『華』)、185系200番台、651系1000番台横コツIR01編成、E257系0番台、E233系3000番台、E655系(東オク)、伊豆急行2100系とバリエーション豊富です。さっそく以下の臨時列車を見ていきましょう。

【オープニング列車】
2019年3月31日運転 『IZU CRAILE』
▲横浜(JT-05)始発で初めて設定される『IZU CRAILE』。1月17日に実施されていた651系1000番台横コツIR01編成の乗務員訓練はこのためのハンドル訓練だったようだ。

使用車両:651系1000番台横コツIR01編成
運転時刻:下1409←横1041
停車駅:根府川(JT-18)

2019年3月31日運転 『静岡DCオープニング号』
▲『静岡DCオープニング号』として東京(JT-01)と静岡(CA17)を往復する185系200番台。

使用車両:185系200番台宮オオ(6両編成)
運転時刻(往路):静1032←東0732
運転時刻(復路):静1744→東2025
停車駅:品川(JT-03)、川崎(JT-04)、横浜(JT-05)、大船(JT-07)

【イベント期間中の列車】
2019年4月13日運転 『伊豆 Beer Train ~オーシャンビューでビールを楽しもう!~』
▲『伊豆 Beer Train ~オーシャンビューでビールを楽しもう!~』に充当されるE233系3000番台。定期運用では基本編成のみが伊東線に入線するため、付属編成が伊東線に入線するのは非常に珍しい光景と思われる。

使用車両:E233系3000番台(横コツまたは宮ヤマ:5両編成)
運転時刻(往路):伊1155←茅1000
運転時刻(復路):伊1541→茅1807
停車駅:根府川

2019年4月20日運転 『伊豆急電車まつり お座敷プラレール号』

▲『伊豆急電車まつり お座敷プラレール号』に充当される485系高タカTG02編成(ジョイフルトレイン『華』)。伊豆高原電車区で行われるイベントの輸送を兼ねている。ジョイフルトレインが減少するなかで同車両の動きに気をつけたい。

使用車両:485系ジョイフルトレイン『華』(高タカTG02編成)
運転時刻(往路):高1051←横0757
運転時刻(復路):高1515→横1730
停車駅:戸塚(JT-06)、大船(JT-07)

2019年4月30日(往路)・5月1日(復路)運転 『ハイグレード車両『和(なごみ)』伊豆の旅!』
使用車両:E655系(東オク:5両編成、『E655-1』非連結)
運転時刻(往路):下1301←東1010
運転時刻(復路):熱1603→東1730
停車駅:品川、横浜

2019年5月11日運転 『ホビーのまち静岡トレイン』
使用車両:485系ジョイフルトレイン『華』(高タカTG02編成)
運転時刻(往路):東静1027←横0817
運転時刻(復路):東静1710→横1954
停車駅:戸塚、大船

2019年5月22日運転 『野村万作・萬斎 狂言号』
▲『野村万作・萬斎 狂言号』として東京(JT-01)と三島(CA02)を片道運転する185系200番台。
 
使用車両:185系200番台宮オオ(6両編成)
運転時刻:三0933←東0750
停車駅:品川、横浜

2019年5月25日(往路)・26日(復路)運転 『伊東市まくら投げ大会号』
▲『伊東市まくら投げ大会号』に充当され、伊東(JT-26)まで足を踏み入れるE257系0番台。今後は定期運用で入線する機会が増えそうだ。

使用車両:E257系0番台(長モト→宮オオ:9両編成)
運転時刻(往路):伊0906←東0714
運転時刻(復路):伊1710→東1915
停車駅:品川、横浜、大船、小田原(JT-16)

2019年6月15日(往路)・16日(復路)運転 『あじさい彩る下田 金目鯛を食す旅』
▲『あじさい彩る下田 金目鯛を食す旅』に充当される伊豆急行2100系。昨年までは185系200番台が充当されていたが、廃車が進んでいるため使用車両が変更に。

使用車両:伊豆急行2100系7両(キンメ塗装のR-3編成または黒船電車のR-4編成)
運転時刻(往路):下1301←東0949
運転時刻(復路):下1400→東1755
停車駅:品川、川崎、横浜、大船、平塚(JT-11)、小田原

2019年6月30日運転 『いよいよ引退!伊豆急100系電車の旅』
使用車両:伊豆急行100系1両(クモハ103)
運転時刻(往路):下1237→片白1345
運転時刻(復路):下1557←片白1446

またそのほかには2019年4月1日から6月30日まで、熱海(JT-21)と伊豆急下田(IZ-16)を結ぶ普通列車で運用される伊豆急行2100系R-4編成(黒船電車:通常時は7両編成)に期間限定で『ロイヤルボックス』1両を連結した8両編成で運転することも発表されました。詳細は伊豆急行HPに掲載される予定です。

【廃車の可能性?】東京急行電鉄8500系8640Fが長津田車両工場へ

2019年1月24日、東京急行電鉄大井町線の8500系8640F(5両編成)が長津田車両工場まで自走回送されました。廃車除籍になるものと思われます。同編成は廃車直前まで午前中のみの平日116運用に充当され、長津田検車区に回送で入庫していました。

▲大井町線の8500系8639Fは廃車除籍となり全車解体処分のために搬出されたが、8640Fも同様の動きとなるのか。個人的には2002Fの両先頭車と中間車1両、2003Fの中間車2両を活用して改番した『9022F』も気になるが・・・。
▲一度は長津田車両工場に入ったものの車両番号が変更されることなく出場した2000系2003F。

同編成の広告ドアステッカーが撤去されているため、今回の回送は解体処分に向けた準備と思われます。これで大井町線の8500系は8638Fと8641Fの5両2編成(10両)となりました。2000系自体は2003Fの5両が現番号で転入したのみで、元2003Fの中間電動車2両と元2002Fの両先頭車・中間電動車1両の3両を活用した車両がなぜか『9022F』とされており、その車両が8500系8640Fの代替になるものと予想されます。田園都市線向けよりも少数派の大井町線向けの8500系の置き換えを先に進めている印象ですね。

2019年1月26日

【団体専用列車】東日本旅客鉄道485系ジョイフルトレイン『宴』に遭遇

2019年1月26日のこと。私はこのとき用事があって外出していました。なおこの日は昼過ぎからの平塚市内でのイベント観覧に備えて、時間調整を兼ねて東日本旅客鉄道東海道線・上野東京ラインを撮影しておりました。

185系200番台宮オオOM08編成+0番台宮オオC6編成。8029M列車。被写体が下寄りになってしまったのですが、置き換えが進む185系をキャッチ。一時期『あまぎ』塗装で注目された宮オオOM08編成先頭で来ました。
485系高タカTG01編成(『宴』)。茅ヶ崎(JT-10)でカメラを構えていたのですが、11時20分前に下り方向の貨物線に現れた485系ジョイフルトレイン『宴』に遭遇。4番線に進入かと思いきや、215系(横コツ)が入換を行う線路(つまり2番線と3番線の線路の間にある線路)に入り、駅を少し過ぎたところで停車しました。貨物列車の待避でしょうか。

そこで私は下り列車に乗り込み、隣の平塚(JT-11)を目指しました。平塚から徒歩でOSC付近の踏切に移動し、踏切の貨物線側からカメラを構えました。

12時20分過ぎのこと。485系高タカTG01編成の『宴』が無事に通過。このときは北行の上野東京ライン列車とすれ違う直前だったかと思います。

後追いもしっかり収めました。ただすでに上野東京ラインの上り列車とすれ違っています。徐々に数を減らしているジョイフルトレインですが、『宴』だけでなく『華』もいつまで残るのやら・・・。

※おまけ※

おまけは1547E列車のE231系1000番台宮ヤマU521編成。何の変哲もないE231系1000番台小山初期編成ですが、実はよく見ると前照灯がLED化されている編成だったのです。

編成番号と絡めて前照灯がLED化されている証拠を収めました。前照灯LED化のE231系1000番台に違和感があったのでびっくりです。

【正式発表】京浜急行電鉄が2020年3月に4駅の駅名改称へ

2019年1月25日、京浜急行電鉄が本線の花月園前(KK-30)、仲木戸(KK-35)、大師線の産業道路(KK-25)、逗子線の新逗子(KK-53)の駅名を2020年3月に改称すると発表しました。
▲エアポート急行で運用される新1000形(1200番台)と1500形。現行の『新逗子』の行先が見られるのは2020年3月までである。

▲2面2線の相対式ホームで普通のほかにエアポート急行が停車する仲木戸。同駅は東日本旅客鉄道京浜東北線・横浜線の東神奈川(JK-13, JH-13)と至近で、両線の乗り換えが可能である。そのため、『東神奈川』に『京急』を冠した駅名に。

2020年3月に実施される駅名改称では本線の花月園前が花月総持寺(Kagetsusojiji)、仲木戸が京急東神奈川(Keikyu Higashikanagawa)、大師線の産業道路が大師橋(Daishibashi)、逗子線の新逗子が逗子・葉山(Zushi・Hayama)となる予定です。駅名改称となる各駅には現行の駅名を副駅名(旧駅名)として併記する予定ですが、さらには本線の鮫洲(KK-05)、大森海岸(KK-07)、京急鶴見(KK-29)、日ノ出町(KK-39)、追浜(KK-58)、汐入(KK-59)には副駅名を付与することも発表されました。

2019年1月24日

【ついに延伸へ】横浜市交通局ブルーラインが新百合ヶ丘付近まで延伸へ

2019年1月23日、神奈川県横浜市と川崎市が湘南台(B01)とあざみ野(B32)を結ぶ横浜市交通局ブルーライン(1号線・3号線)を川崎市麻生区に所在し小田急電鉄小田原線・多摩線が乗り入れる新百合ヶ丘(OH23)南口付近まで延伸すると発表しました。

▲ブルーラインで運用されている貴重な存在の3000形3611F(3000V形)。

ブルーラインの延伸区間はあざみ野~新百合ヶ丘間で新たに4駅が設けられる予定です。同区間は2030年の開業を目指すということです(そのため新百合ヶ丘付近の駅番号は『B36』と思われる)。現在の新百合ヶ丘南口からあざみ野までは新23系統の路線バス(小田急バス・東急バスで運行)で約30分の所要時間であり、ブルーラインが開業すると路線バスの3分の1の約10分に短縮されるほか、新百合ヶ丘から新横浜(B25)までの所要時間は現行の約35分(ただし東日本旅客鉄道横浜線と小田急電鉄小田原線が乗り入れる町田[OH27, JH-23]での乗り継ぎが必要)から約27分(ブルーライン延伸開業、乗り継ぎ不要になる可能性が高い)に短縮されます。また乗り換えに時間がかかる町田を避ける意味合いにおいてもブルーラインの新百合ヶ丘付近までの延伸開業は喜ばしいことと思います。

2019年1月22日

【ダイヤ改正】京王電鉄が2019年2月22日実施のダイヤ改正の概要を発表

2019年1月22日、京王電鉄が2月22日(土曜休日ダイヤは23日)に実施するダイヤ改正の概要を発表しました。【本線系統】と【井の頭線系統】に分けて記述します。

【本線系統】
▲現在の『京王ライナー』に使用されている2代目5000系。今回の改正では土曜休日下り2本が増発されるほか、平日・土曜休日の朝の上りでも運転される。上りで設定されるのは初めてのことであり、平日の上りは通勤客の利用が大半であるため満席が予想される。号数表示も行先によって変更となるので要注意だ。
▲相模原線では平日朝の通勤時間帯に上り準特急が増発となる。これは急行から格上げとなるので停車駅が少なくなるため注意が必要だ。

本線系統では有料座席指定列車『京王ライナー』に初めて上り列車が登場し、平日は本線系統が2本、相模原線系統が2本、土曜休日は本線系統が1本、相模原線系統が2本新設され、いずれも現行の『京王ライナー』と同じ停車駅で運転されます。また土曜休日ダイヤでは下り3本(本線系統1本[22時00分発]、相模原線系統2本[16時20分発、22時20分発])が増発されるほか、今回のダイヤ改正で本線方面は1号~30号、相模原線方面は31号~60号と番号が振られていくようです。2月22日以降の指定席券を購入される際には十分気を付けてください。

【駅名表記】 ※下記の通りとします。
宿・・・新宿(KO-01)、府・・・府中(KO-24)、分・・・分倍河原(KO-25)、聖・・・聖蹟桜ヶ丘(KO-27)、不・・・高幡不動(KO-29)、北・・・北野(KO-33)、八・・・京王八王子(KO-34)、永・・・京王永山(KO-40)、多・・・京王多摩センター(KO-41)、南・・・南大沢(KO-43)、橋・・・橋本(KO-45)

《増発の京王ライナー:上り》
〈平日〉
2号:八0605→北0608→不0614→聖0618→分0621→府0624→宿0647
4号:八0831→北0834→不0840→聖0844→分0848→府0850→宿0916
32号:橋0620→南0624→多0629→永0631→宿0700
34号:橋0849→南0853→多0858→永0901→宿0929

〈土曜休日〉
2号:八0844→北0846→不0853→聖0856→分0900→府0902→宿0928
32号:橋0807→南0811→多0815→永0818→宿0849
34号:橋0927→南0931→多0935→永0938→宿1009

また現行の急行列車(東京都交通局新宿線直通列車)2本を置き換える形で京王多摩センター始発・橋本始発の準特急を2本増発し多0602→宿0633橋0743→宿0836)、相模原線の速達性が向上します。なお準特急は笹塚(KO-04)に停車するので、新線および東京都交通局新宿線方面へは笹塚で乗り継ぎとなります。

【井の頭線系統】
▲井の頭線では平日の9時台後半から10時台前半に上りの各駅停車1本、急行列車1本を増発する。

井の頭線では渋谷(IN-01)行きの列車を9時台~10時台に2本(1本は各駅停車、1本は急行列車)増発します。なおこれ以外の変更はありません。

2019年1月19日

【今後に注目】東日本旅客鉄道651系1000番台横コツIR01編成が試運転で新鶴見信号場まで入線

2019年1月17日、東日本旅客鉄道国府津車両センターに所属する臨時快速"IZU CRAILE"で運用される651系1000番台横コツIR01編成(元宮オオOM301編成)が国府津(JT-14)→小田原(JT-16)→横浜(JT-05)→新鶴見信号場→横浜→国府津の経路で試運転を行いました。
▲普段は走行しない東海道線国府津以東を駆け抜け新鶴見信号場まで足を踏み入れた651系1000番台横コツIR01編成。横浜では約30分間停車した模様だ。現在は国府津車両センターを出入庫する関係などで小田原発着で設定されている"IZU CRAILE"だが、今後は横浜発着の設定を踏まえた訓練の可能性がありそうだ。

651系1000番台横コツIR01編成が東海道線国府津以東の走行および新鶴見信号場に試運転で入線するのは異例のことです。本来の運用は国府津車両センターを出庫し小田原まで回送ののち、小田原から伊豆急行の伊豆急下田(IZ-16)までを1往復し、小田原から回送で国府津車両センターに戻る行程となっており、国府津以東を走行することは珍しいことです。今回は貨物線経由ではなく旅客線経由で試運転が行われ、途中の横浜では約30分間停車したようです。そこから折り返しポイントとなる新鶴見信号場まで走破しているため、今後は横浜発着での設定を踏まえた訓練の可能性が考えられそうです。

2019年1月18日

【次々増加中】小田急電鉄3000形3256F(旧東急車輛製造2次車)の種別行先案内表示器がフルカラーLED式に

2019年1月中旬、小田急電鉄3000形で旧東急車輛製造2次車(ノーマルドア車)の3256Fの種別行先案内表示器が3色LED式からフルカラーLED式に更新され運用されています。
▲3000形1次車・2次車で種別行先案内表示器がフルカラーLED式に交換されるのはこの3256Fで4編成目となった。1次車・2次車のうち3色LED式で残る3253F・3254F・3257F・3258Fの動向が注目されそうだ。

新製当初からフルカラーLED式となっている同形式の7次車以前の編成でフルカラーLED式に更新されるのは3251F・3252F(日本車両製造1次車)・3255F(旧東急車両製造2次車)以来で4編成目となります。種別行先案内表示器のゴシック体への変更は3色LED式のときから確認されていますので、3251F・3252F・3255Fと同じタイプのものに交換されたものと思われます。

【3000形で種別行先案内表示器がフルカラーLED式に変更された編成】
※2019年1月18日現在、新製当初から搭載している7次車以降を除く
1次車:3251F3252F 2次車:3255F3256FNEW!) 3次車:なし
4次車:なし 5次車:なし 6次車:なし

【新種別登場】東武鉄道東上線に新しい種別『川越特急』登場へ

2019年1月17日、東武鉄道が同年3月16日に実施する東上線のダイヤ改正にて森林公園研修区所属の50000・50090系(『TJライナー』向け転換クロスシート車)を使用して特急料金不要の新種別『川越特急』を池袋(TJ-01)~小川町(TJ-33)間で設定すると発表しました。
▲新設の『川越特急』に使用される50000・50090系。このうち51092Fは『フライング東上』塗装から『池袋・川越アートトレイン』のラッピングに変更され、『川越特急』にも充当される。

新設の『川越特急』は乗車券のみで乗車できる料金不要の無料特急で、停車駅は池袋、朝霞台(TJ-13:東日本旅客鉄道武蔵野線との乗換駅)、川越(TJ-21)、川越市(TJ-22)、坂戸(TJ-26:越生線越生[TJ-47]方面との乗換駅)、東松山(TJ-29)、森林公園(TJ-30)、つきのわ(TJ-31)、武蔵嵐山(TJ-32)、小川町となり、現行の再速達種別である快速急行よりも少なく(快速・急行停車駅の成増[TJ-10]、快速急行停車駅の和光市[TJ-11]なども通過)、種別上では上位にあたります。主にお出かけとなる時間帯に平日は上り3本、下り2本、土曜休日は上り4本、下り2本が運転されます。また自動放送で川越観光に関する案内が流れるほか、一部の川越特急にはコンシェルジュも乗車するようです。

またこれに先立って2月12日から50000・50090系51092Fに『池袋・川越アートトレイン』のラッピングが施されて当面のあいだ『TJライナー』や『川越特急』(3月16日より)を含めて東上線のみを中心に運用されるようです。なお51092Fの『フライング東上』塗装は終了となりますが、それにしても約3年2か月ほど長く続きましたね。

2019年1月14日

【3連休の珍事】小田急電鉄ロマンスカー『スーパーはこね9号』が『EXE/EXEα』の4両編成で運転

2019年1月12日から14日の3連休期間、小田急電鉄ロマンスカー『VSE』50000形50002Fと『MSE』60000形60253Fがいずれも大野総合車両所に入場中であるため、この期間中のロマンスカー運用に変更が生じています。このうち、『スーパーはこね9号』0709レ湯1133←宿1020:土曜休日N75運用)にはロマンスカー『EXEα』30000形30052Fが充当されました。
▲ロマンスカー『VSE』50000形50002Fが運用離脱のため、同形式または『GSE』70000形が所定の土曜休日N33運用を『EXE』30000形30257Fが代走した。
▲ロマンスカー『MSE』60000形60253Fが運用離脱のため、同形式が所定の土曜休日N75運用を『EXEα』30000形30052F(写真手前4両)が代走した。『EXE/EXEα』の4両編成がロマンスカーの定期運用に入るのは約9年ぶりだが、箱根登山鉄道線に入線するのは異例である。

今回はロマンスカー『VSE』50000形50002Fと『MSE』60000形60253Fがいずれも大野総合車両所に入場中で運用できないため、海老名検車区構内で4両2編成(N45・N46)、6両1編成(N66)が予備留置となるロマンスカー『EXE/EXEα』30000形を活用することとなり、土曜休日N33運用には6両編成、土曜休日N75運用には4両編成を充当して運転する形をとりました。前者は30257F、後者は30052Fが使用され、3日間とも同じ運用に入っています。

~~~~~~~~~ロマンスカー『EXE/EXEα』による代走運用について~~~~~~~~~
★土曜休日N33運用★
※1月12日~14日はEXE・EXEαの6両編成で運転
喜多見検車区出庫
成0000→宿0000 9004レ
湯0850←宿0720 0251レ
湯0910→宿1048 0006レ
湯1215←宿1100 0711レ
湯1228→宿1407 0116レ
湯1545←宿1420 0025レ
湯1554→宿1727 0056レ
秦1838←宿1740 0373レ
秦0000→成0000 9042レ
喜多見検車区入庫

★土曜休日N75運用★
※1月12日~14日はEXE・EXEαの4両編成で運転
海老名検車区出庫
海0000→経0000 9014レ
経#6入出庫
経0000→宿0000 9018レ
湯1133←宿1020 0709レ
湯0000→足0000 9026レ
足#6入出庫
湯0000←足0000 9023レ
湯1412→宿1547 0050レ
厚1647←宿1600 0171レ
伊0000←厚0000 9035レ
伊0000→海0000 9040レ
海老名検車区入庫

充当編成
【12日】土曜休日N33運用:30257F/ 土曜休日N75運用:30052F(α)
【13日】土曜休日N33運用:30257F/ 土曜休日N75運用:30052F(α)
【14日】土曜休日N33運用:30257F/ 土曜休日N75運用:30052F(α)

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2019年1月11日

【10両編成に増強】小田急電鉄3000形3082F(元3664F)が営業運転に入る

2019年1月11日の6754レ1204レ海0510→百0538→宿0606:平日E25運用)より、小田急電鉄3000形3082F(元3664F)が営業運転に入りました。これで3000形10両固定編成は3081F・3082Fと3091F(元3280F)・3092F(元3281F)・3093F(元3282F)・3094F(元3278F)・3095F(元3279F)の7編成となります。
▲3000形3664F改め3082Fがついに営業運転に入った。12月27日と28日には小田原線で試運転を実施したが、それ以降(年末年始)は海老名検車区で留置されていたか。

3000形3082Fは新宿(OH01)寄りからクハ3082(元クハ3664)+デハ3032(元デハ3614)+デハ3132(元デハ3714)+サハ3182(元サハ3764)+サハ3282(元サハ3864)+デハ3232(元デハ3814)+デハ3332(元デハ3914)+サハ3382(新製車両)+デハ3432(新製車両)+クハ3482(元クハ3964)と組成されており、中間増備車を除き、元3664Fから改造されています。このため中間増備車とそれ以外の車両で床下機器や台車、車内照明など、製造時期や内装に違いが見受けられます。このまま順当に流れれば小田原(OH47)の構内留置線で停泊となるので、12日は土曜休日E26運用(1212レ3709レ2720レ3727レ2778レ1309レ6759レ)と予想されますが、喜多見検車区唐木田出張所を2回再出庫するので、3709レ唐1019←宿0941)で入庫したあとの動きに注意が必要ですね。

2019年1月9日

【ついに全滅】東京地下鉄6000系6102Fが和光検車区新木場分室に廃車回送される

2019年1月8日、東京地下鉄千代田線の6000系6102F(1次車)が所属先の綾瀬検車区から連絡線を経由して和光検車区新木場分室に併設された新木場CRへ自走回送されました。
▲同系列の最古参だった6102Fがついに帰らぬ旅へ。特別運転は毎週日曜日に充当され、ラストランを飾ったのもこの編成だった(写真:新百合ヶ丘[OH23])。

▲2010年に16000系が投入される前は10両35編成と3両1編成が在籍する主力車両だった6000系もついに全廃。千代田線の名車が姿を消した

同編成は昨年10月13日から11月11日までの毎週日曜日に1往復の特別運転列車に充当されていました(特別運転最終日も6102Fの担当)。前回回送された6130Fはインドネシアへ譲渡されていますが、6102Fは最古参であることからインドネシアに渡らず解体処分になるものと思われます。

【これが最後!?】東日本旅客鉄道185系200番台の『成田山初詣伊東号』をキャッチ

2019年1月9日は新年最初の用事があって外出、そのときに東日本旅客鉄道東海道線・上野東京ラインを茅ヶ崎(JT-10)で撮影しました。E231系1000番台・E233系3000番台では自動放送の駅ナンバリングの追加および車内LED式旅客案内表示器のROM更新が実施されています。

E233系3000番台横コツE-51編成+E231系1000番台横コツK-07編成。1848E列車

E233系3000番台宮ヤマU633編成。1568E列車

E231系1000番台宮ヤマU505編成。1850E列車

次の4820Y列車は撮影に失敗しました。充当はE233系3000番台横コツE-55編成+E231系1000番台宮ヤマU522編成でした。

本来はこの次に伊東線伊東(JT-26)始発で臨時設定された『成田山初詣伊東号』(9544M列車)がやって来るのですが、いまだに姿が見えません。実はこの日は強風が吹き荒れており、そのために約20分遅延での運転となっていました。そのためさらに練習撮影が続きます。
E231系1000番台宮ヤマU8編成+宮ヤマU502編成。1572E列車

E231系1000番台宮ヤマU541編成。1574E列車

E231系1000番台横コツS-11編成+E233系3000番台横コツE-11編成。1852E列車

185系200番台宮オオB6編成。9544M列車。約20分の遅延ですがやっとお目当ての列車が来ました。185系での運転は最後になるかもしれない『成田山初詣伊東号』。貴重な記録を残せました。前面部・側面部の幕表示は『臨 時』オンリーでした。貴重な185系200番台を撮ったところで茅ヶ崎を離れました。

2019年1月8日

【改番を視野!?】東京急行電鉄2000系2003Fが長津田車両工場に入場

2019年1月7日、東京急行電鉄大井町線で昨年11月16日から主力車両の9000系や8500系などに混ざって運用されていた2000系2003F(5両編成)が長津田車両工場に入場しました。同系列には元2003Fの余った中間電動車2両と元2002Fの先頭車2両と中間電動車1両で構成された『9022F』が登場しているため、入場した2003Fの動向が注目されます。
▲田園都市線時代の車両番号のままで10両編成から5両編成に短縮され、大井町線に転属して運用されていた2000系2003Fが運用開始から約2ヶ月足らずで長津田車両工場へ入ってしまった。もしも『9022F』のように車両番号が変更されれば、この2003Fの写真がまさかの貴重な記録に・・・。

▲2000系の車両番号と『大井町線』ステッカーの組み合わせはあっけなく短期間で見納めとなってしまうだろうか。車両番号が変更されれば2003Fは『9021F』あたりと予想される。

今回入場した2000系2003Fは転用時から田園都市線時代の車両番号が引き続き使用されており、大井町(OM-01)寄りからクハ2003+デハ2303+デハ2453+デハ2403+クハ2103と組成されていました。内装と制御装置は大井町線転属前より更新されており、シングルアームパンタグラフに変更、2基に追加されています。元2002Fの3両と元2003Fの2両から構成される『9022F』では元2003Fの中間車がすでに内装と制御装置の更新工事を受けていることから、それに合わせる形で元2002Fの3両にのみ工事を施工したものとみられています。入場理由は不明ですが、『9022F』が登場したことを踏まえると2003Fの5両は個人的な予想になりますが、『9021F』に改番される可能性があります。出場時に番号がどうなっているのか注目したいところです。9000系と似た大井町線のレア車にどんな展開が待ち受けているのでしょうか。

【臨時列車】東日本旅客鉄道で臨時快速『成田山初詣伊東号』『成田山初詣横須賀号』運転

2019年1月5日、東日本旅客鉄道185系200番台(6両固定編成)を使用した臨時快速『成田山初詣伊東号』が伊東線伊東(JT-26)~(東海道線・横須賀線・総武快速線経由)~成田線成田(JO-35)間で、6日に臨時快速『成田山初詣横須賀号』が横須賀(JO-03)~成田間で運転されました。
▲臨時快速『成田山初詣伊東号』・『成田山初詣横須賀号』にはいずれも185系200番台宮オオB6編成が使用された。E257系0番台(長モト)の転入で動向の注目される185系だが、少しでも長く活躍してほしいところ。

両列車とも宮オオB6編成が充当されました。宮オオB6編成はATC非対応で3編成が残存する6両固定編成のうちの1編成で、E257系0番台の転入やE257系500番台の運用削減に伴う臨時列車への充当が増えたことで昨年は6両固定編成2本と8両固定編成が廃車されました。E257系500番台の運用は総武快速線の『ホームライナー千葉』の廃止によってさらに削減されることが予想されるため、4両固定編成や6両固定編成に組成されている185系の動きも見過ごせないとことです。いよいよE257系0番台の転入が始まろうとしているだけに、2013年3月までは廃車がなく特急『踊り子』の主力車両であり続けた185系電車に、最期の時が訪れようとしています。

【遂に廃車へ】京王電鉄7000系7707F(8両固定編成)が若葉台検車区へ回送される

2019年1月6日、京王電鉄7000系では唯一の8両固定編成であった7707Fが高幡不動検車区から若葉台検車区まで自走回送されました。同編成の回送は廃車除籍に伴うものと思われます。
▲7000系で最後の8両固定編成であった7707Fが帰らぬ旅へ。これで8両固定編成は消滅し、2両固定編成、4両固定編成、6両固定編成、10両固定編成の4種類となった。

これで7000系で8両固定編成を組む編成はすべて消滅します。同系列は有料座席指定列車『京王ライナー』向けに投入された2代目5000系の運用開始に伴い、7000系(全編成がVVVFインバータ制御)で8両固定編成を組む7706F・7707F・7708F・7709Fに動きが生じ、7706Fは先頭車のクハ7706を残して解体処分され、8000系8709Fが更新工事(10両固定編成化改造される)以前に中間に入っていた先頭車(クハ8809)とともに京王れーるランドに展示されています。7706Fは廃車解体に伴う除籍(クハ7706のみ展示)、7708Fと7709Fは6両固定編成に短縮したうえで各駅停車の運用に入る際には2両固定編成を伴って運用されています。このため8両固定編成で唯一残っていた7707Fの動向が注目されていました。7707Fは廃車回送直前まで運用され、廃車回送後にはすぐに解体作業が開始されているとの情報があるため、解体作業に移行するまでの間が短い展開に驚いています。7707Fは全車両が解体処分となるのでしょうか。

2019年1月6日

【新展開】東京急行電鉄大井町線に新たな車両番号『9022F』!?

2018年12月下旬、東京急行電鉄長津田車両工場に入場していた2000系のうち2002Fの両先頭車を含む3両と2003Fの余った電動車2両(元デハ2203と元デハ2253:リニューアルおよび制御装置の更新工事施工済み)を活用した車両が登場しているようです。
▲大井町線の青各駅停車および緑各駅停車の主力車両となっている9000系。9000系と2000系2003Fに新たな仲間が加わったのだが、車両番号に注目してほしい。
▲田園都市線在籍時に制御装置の更新工事とリニューアル更新工事を受けたが結局は現番号のまま大井町線に転属した2000系2003F。

今回登場した車両は大井町(OM-01)寄りからクハ9022+デハ9222+デハ9322+デハ9422+クハ9122と組成されており、編成番号は『9022F』となっているようです。クハ9022とクハ9122は元2002Fの先頭車(元クハ2002・元クハ2102)、デハ9222は元2002Fの中間車(元デハ2202)、デハ9322とデハ9422は元2003Fの中間車(元デハ2253と元デハ2203)から転用され、すべて改番されています。デハ9322とデハ9422は元2003Fに組み込まれていた中間電動車であり、転用される前から制御装置の更新工事とリニューアル更新工事が施工されていました。今回は元2003Fに仕様を合わせるようにして元2002Fの3両にも施工されており、正式な系列名がはっきりしていないのが難しいところですが、『9022』と名乗っていることから、9000系の制御装置を更新した派生形式のようにも思えます。

制御装置が2000系2003Fと同じものとなっているので、同編成と同じSiC素子VVVFインバータ制御となりそうです。リニューアル更新工事などの改造費用を削るためなのか、全車両が元2002Fからの転用ではなく、元2002Fの3両と元2003Fの中間車2両を活用して転用した形です。