2019年1月6日

【新展開】東京急行電鉄大井町線に新たな車両番号『9022F』!?

2018年12月下旬、東京急行電鉄長津田車両工場に入場していた2000系のうち2002Fの両先頭車を含む3両と2003Fの余った電動車2両(元デハ2203と元デハ2253:リニューアルおよび制御装置の更新工事施工済み)を活用した車両が登場しているようです。
▲大井町線の青各駅停車および緑各駅停車の主力車両となっている9000系。9000系と2000系2003Fに新たな仲間が加わったのだが、車両番号に注目してほしい。
▲田園都市線在籍時に制御装置の更新工事とリニューアル更新工事を受けたが結局は現番号のまま大井町線に転属した2000系2003F。

今回登場した車両は大井町(OM-01)寄りからクハ9022+デハ9222+デハ9322+デハ9422+クハ9122と組成されており、編成番号は『9022F』となっているようです。クハ9022とクハ9122は元2002Fの先頭車(元クハ2002・元クハ2102)、デハ9222は元2002Fの中間車(元デハ2202)、デハ9322とデハ9422は元2003Fの中間車(元デハ2253と元デハ2203)から転用され、すべて改番されています。デハ9322とデハ9422は元2003Fに組み込まれていた中間電動車であり、転用される前から制御装置の更新工事とリニューアル更新工事が施工されていました。今回は元2003Fに仕様を合わせるようにして元2002Fの3両にも施工されており、正式な系列名がはっきりしていないのが難しいところですが、『9022』と名乗っていることから、9000系の制御装置を更新した派生形式のようにも思えます。

制御装置が2000系2003Fと同じものとなっているので、同編成と同じSiC素子VVVFインバータ制御となりそうです。リニューアル更新工事などの改造費用を削るためなのか、全車両が元2002Fからの転用ではなく、元2002Fの3両と元2003Fの中間車2両を活用して転用した形です。