2021年7月31日

【落成から3日で所属先へ】東日本旅客鉄道E131系500番台横コツG-02編成が配給輸送される

2021年7月30日、総合車両製作所新津事業所で製造され7月27日に落成日として公式試運転を実施していた東日本旅客鉄道E131系500番台横コツG-02編成(クモハE131-502+サハE131-502+モハE130-502+クハE130-502)の配給輸送が実施されました。
▲E131系500番台の2本目が所属先の国府津車両センターへ。連日の東海道貨物線で写真の横コツG-01編成を使用した性能確認試運転が実施されているものの、フルカラーLED式の種別行先案内表示器で『試運転』の表示を出している機会がなぜか少ない。

牽引機はEF64形1031号機が担当しました。E131系500番台は全12編成が配置される予定で、そのうちの2編成目となります。この日は横コツG-01編成の東海道貨物線での性能確認試運転(試9830M列車試9835M列車)も実施されていたため、E131系500番台の試運転と配給輸送をハシゴしたファンもいるのではないでしょうか。同系列は今年秋からの営業運転開始が予定されていますが、それまでにどのくらい増備されるのか気になります。E131系500番台の運用開始前に205系500番台にいつ廃車が出てもおかしくはありませんので注意が必要かも。

【相模線車両在籍状況】2021年7月30日現在
《205系500番台》13編成
 R1・R2・R3・R4・R5・R6・R7・R8・R9・R10・R11・R12・R13
《E131系500番台》2編成
 G-01・G-02

2021年7月30日

【増備ペースが早い!】相模鉄道20000系21102F(8両固定編成)が日立製作所笠戸事業所から甲種輸送される

2021年7月26日、相模鉄道20000系8両固定編成(21000系)の21102F(クハ21102+モハ21202+サハ21302+モハ21402+モハ21502+サハ21602+モハ21702+クハ21802)が日立製作所笠戸事業所を新製出場し、かしわ台車両センターまで甲種輸送されました。
▲10両固定編成の増備が一旦終息し8両固定編成の増備が続く相模鉄道20000系。8両固定編成は今年度は4編成を予定しており、早くも半分に到達した。

モハ21402とモハ21502の間は切り離せるようになっており、相模貨物ターミナルから東日本旅客鉄道相模線の終電を待って4両ずつに分けてかしわ台車両センターへ搬入されたようです。8両固定編成のトップナンバーの21101Fが営業運転を開始していませんが早くも2本目の登場ということで注目されています。20000系8両固定編成は東急電鉄方面に直通する車両ですが、新綱島駅(駅番号未定)の設置など事業が続いているため、開業までは10000系8両固定編成(10703F~10707F)と共通運用で横浜(SO-01)発着運用に充当されるようです。この21102Fを牽引したのがEF210形901号機と、岡山機関区所属の試作機であることも特筆されます。

2021年7月29日

【まさかの無表示?】東日本旅客鉄道E131系500番台横コツG-01編成の性能確認試運転をキャッチ

2021年7月29日、私は新型コロナウィルスのワクチン接種で東京都港区(品川)へ向かう必要があったため、東日本旅客鉄道東海道線(上野東京ライン)に乗車するのですが、その前に乗車駅の平塚(JT-11)でファンが集まっていたためミニ撮影しました。
EF210形6号機。EF210形0番台で初めて塗装変更車を撮ったかもしれません。6号機の所属は岡山機関区ですが、関東の新鶴見機関区には300番台の326号機以降が配置されており、こちらは当初から新塗装となっています。
EF65形2117号機。国鉄特急色への変更が続いているEF65形2000番台ですが、この2117号機はまだまだのようですね。
E131系500番台横コツG-01編成。試9833M列車。私の腕時計で13時30分前ですが、連日繰り返し国府津(JT-14)~茅ヶ崎(JT-10)間の3往復で行われているE131系500番台の東海道貨物線内での試運転列車をキャッチすることができました。よく見てみると前面部・側面部の種別行先案内表示器は『試運転』かと思いきやまさかの無表示。列車番号の9833Mだけは確認できました。実はこの通過直前と通過直後にブレーキ制動試験のため停車する光景も見られました。
後追いもバッチリ収めました。撮影時は東海道貨物線の下り試運転列車のためクハE130-501が先頭に立ちましたが、東海道貨物線の上り試運転列車では写真手前のクモハE131-501が先頭に立ちます。

今回は時間の都合上、この試運転列車だけ収めましたが、いつか相模線内での試運転も見てみたいですね。ただ県内も新型コロナウィルス新規感染者の急拡大に伴って緊急事態宣言が出ることになっていますから、どうなるかは分かりませんが…。

【早くも2本目】東日本旅客鉄道E131系500番台横コツG-02編成が総合車両製作所新津事業所より登場

2021年7月27日、総合車両製作所新津事業所で製造された東日本旅客鉄道相模線向けE131系500番台横コツG-02編成(クモハE131-502+サハE131-502+モハE130-502+クハE130-502)が出場し試運転を信越本線内で実施しました。
▲早くも2編成/全12編成のE131系500番台(写真右側)が登場。信越本線の試運転では列車番号は出なかったが、列車番号の末尾のアルファベット“M”だけが表示されていた。

E131系500番台の登場は早くも2編成目を数え、近く国府津車両センターに配給輸送されるものと思われます。205系500番台よりも1編成少ない12編成が配置されるため、最初に運用離脱となる205系500番台の動向には注意が必要です。E131系500番台横コツG-01編成では国府津(JT-14)~茅ヶ崎(JT-10)間で短区間ながら東海道貨物線での試運転を繰り返しており、3往復程度行われているようです。東海道貨物線では相模線内では出さないスピードが出るため、ある意味見ものではありますね。

2021年7月28日

【表示は臨時のみ】東日本旅客鉄道E231系1000番台横コツK-15編成と横コツK-26編成が臨時快速列車に充当

2021年7月26日と27日に、東京五輪のマウンテンバイク競技の開催に伴い東日本旅客鉄道東海道線で小田原(JT-16)始発伊東(JT-26)行き臨時快速列車が運転され、26日は横コツK-15編成(クハE231-8515以下10両)、27日は横コツK-26編成(クハE231-8526以下10両)がそれぞれ充当されました。
▲26日の小田原~伊東間の臨時快速列車に充当されたE231系1000番台横コツK-15編成。
▲27日の小田原~伊東間の臨時快速列車に充当されたE231系1000番台横コツK-26編成。

この運用は国府津車両センター所属編成の所定運用(平日255運用)に追加される形で設定され、高崎線827M列車→上野東京ライン1857E列車のあとに本来は国府津車両センターに折り返しで回送され一旦入庫するのですが、折り返さずにそのまま臨時9541M列車臨時9544M列車と運転されたようです。途中の根府川(JT-18)では上野東京ライン1859E列車を追い抜く光景が見られました。前面部・側面部ともに臨時のみの表示でしたが、日中時間帯に伊東行きが設定される珍しい光景となりました。

【登場から約7年でついに解禁】小田急電鉄1000形リニューアル車が箱根登山鉄道区間で初の営業運転

2021年7月27日、小田急電鉄1000形リニューアル車の4両固定編成である1057F(クハ1057+デハ1007+デハ1107+クハ1157)が平日112運用に充当され、7207レ(湯0644←小0607)から箱根登山鉄道区間で初めての営業運転に入りました。同形式リニューアル車が箱根登山鉄道区間に入線するのは2014年度の登場から初めてのこととなります
▲1000形初のリニューアル車の1066Fの出場から約7年、ついにリニューアル車の箱根登山鉄道区間の入線が実現した。これまで4両固定編成にはコックピットに『登山線入線禁止』のラベルが貼付されており、運用は限定されていた。

1000形リニューアル車は4両固定編成の1066Fの出場から約7年経ちますが、これまで箱根登山鉄道区間に入線したことはなく、3000形3次車以降の6両固定編成と組んで10両編成として各駅停車・急行・通勤急行・快速急行で運用されることが多く(かつて新宿(OH01)発着時代の準急でも運用されたことがある)、状況により4両固定編成のリニューアル車同士の8両編成である“ブツ8”を組むことも増えていました。登場当初1000形リニューアル車の4両固定編成は基本的に相方と組むことを前提に(この時点で単独運用は想定されていない)、運転台には『登山線入線禁止』のラベルが貼付され、おもに10両編成のE運用、8両編成のB運用に限定されていました。

1000形1057Fが7月26日深夜の平日111運用から箱根登山鉄道専任の4両固定編成の運用が解禁され、運用後は足柄(OH46)構内留置線に入り、そのまま順当に流れたようで、27日にリニューアル車で初めて箱根登山鉄道区間および箱根湯本(OH51)まで入線を果たしました。しかしながら専任編成の1059F・1060F(いずれもレーティッシュ)が廃車除籍処分となったことを考えると、残存する1058F・1061Fの動向が注目されます。いずれもリニューアル車に置き換えられる形になるでしょうか(間接的には2代目5000形で置き換えられる形か)。なお1058Fは2012年から、1061Fは2009年からレーティッシュカラーをまとっており、後者は東京地下鉄千代田線直通対応車両だった中では現役唯一の非リニューアル車となっています(1062Fは休車状態が続いているが廃車除籍が予想されるため除外)。

リニューアル車の1057Fでもレーティッシュカラーの1058F・1061Fと同様に箱根登山鉄道区間での自動放送が使用されていますが、1058F・1061Fでは種別(各駅停車)をアナウンスするのに対し1057Fではそれが省略されているほか、『箱根登山線をご利用くださいましてありがとうございます』の英語放送が1058F・1061Fではアナウンスされるのに対し1057Fでは省略されて行先案内だけのアナウンスとなっています。リニューアル車の箱根登山鉄道運用が解禁となったことで、1063F~1067F・1069Fでも箱根登山鉄道区間への入線が期待されています。

ちなみに2代目5000形の導入でこれまでに以下の編成が置き換えられています。このなかにはレーティッシュカラーの2編成(1059F・1060F)が含まれています。
《1000形ノーマルドア車》
1053F・1054F・1059F・1060F・1062F・1068F
《1000形ワイドドア車》
1751F・1752F・1753F・1755F
《8000形チョッパ制御更新車》
8251F・8255F
※注意…5000形導入に伴う直接的な置き換えではないが、改造を伴うリニューアル更新工事の関係で1000形1097Fの誕生に伴い元1055F・元1255Fの各先頭車1両、元1081Fの付随車以外の6両が余剰廃車となっている

2021年7月27日

【制御装置は日立SiC】東日本旅客鉄道E131系500番台横コツG-01編成が性能確認試運転を開始

2021年7月26日、東日本旅客鉄道相模線向け新型車両で、国府津車両センター所属のE131系500番台横コツG-01編成(クモハE131-501+サハE131-501+モハE130-501+クハE130-501)が性能確認試運転を国府津(JT-14)~茅ヶ崎(JT-10)間の貨物線区間で実施しました。
▲東海道貨物線でようやく足慣らしを始めた相模線向けE131系500番台。相模線車両が回送で通る国府津~茅ヶ崎間を数往復したものと思われる。なお茅ヶ崎は相模線の運用拠点でもある茅ヶ崎運輸区があり、そちらでの乗務員訓練も予想されている。
▲相模線電化開業当時から約30年間走り続けた205系500番台がいよいよ置き換えられる。ちなみに川越線・八高線で活躍した205系3000番台では半自動ドアスイッチを備え、一部が富士急行に譲渡されたことから、他社譲渡への可能性が僅かに残されている。

E131系500番台は国府津車両センターに配置されてからは初めての試運転となります。所属先の最寄である国府津から相模線の運用拠点のある茅ヶ崎の間を東海道貨物線で往復しました。相模線向け車両は国府津~茅ヶ崎間は出入庫の回送列車で移動するのみで、運用拠点は茅ヶ崎運輸区となっています(一旦入庫の場合も茅ヶ崎運輸区がメイン)。同系列は今年秋からの運用開始が予定されており、これに伴う205系500番台の動向が注目されます。E131系500番台の導入数は205系500番台の13編成(52両)より1編成少ない12編成(48両)ですが、これはE131系500番台への統一とともに車掌が乗務しないワンマン運転の導入と、運用数の削減が予想されており、それを考慮した数なのかもしれませんね。相模線での試運転も楽しみですが、置き換えとなる205系500番台の状況も気になります。編成番号札や車番に変化のあった横コツR3編成(クハ205-503以下4両)には注意です。

【当面はこれで固定?】小田急電鉄1000形リニューアル車が4両固定編成の単独運用に初めて充当される

2021年7月26日より、主に箱根登山鉄道区間の専任となる4両固定編成の単独運用のひとつである平日111運用(伊勢原(OH36)始発小田原(OH47)行き6831レ)に、小田急電鉄1000形1057Fが充当され、同形式リニューアル車が初めて4両編成の単独運用に充当されました。
▲箱根登山鉄道区間に入線しない111運用で1000形4両固定編成リニューアル車が営業列車で初めて単独充当され『各駅停車 小田原』表示が見られた。初日は海老名検車区東側に留置されていた1057Fが使用された。

これはレーティッシュカラーの1000形1060Fが25日の114運用のあと大野総合車両所に回送のうえ入庫し、休車状態を経ずにパンタグラフや空調装置などが撤去されるなど廃車除籍処分となったためであり、その穴埋めとして初めて4両固定編成のリニューアル車が充当されたことになります。前回の1059Fが廃車除籍処分となったときはクヤ31形との連結に対応する1051Fで代替できましたが、1060Fの場合は代替となる4両固定編成の非リニューアル車がいないため(1062Fは休車中だが廃車除籍は確実のため)、ほぼ同形式リニューアル車のみとなった状況で初めて代替される形になり、当面は111運用に固定されるものと思われます。これは1000形4両固定編成のリニューアル車が箱根登山鉄道区間での試運転を行っていないためです。

2021年7月26日

【代替はリニューアル車?】小田急電鉄1000形1060F(レーティッシュ・4両固定編成)が廃車除籍処分へ

2021年7月26日、前日の定期運用(土曜休日114運用)を終えて小田急電鉄大野総合車両所に入庫し留置されていた1000形1060F(レーティッシュ・4両固定編成)の空調装置とパンタグラフの撤去作業が開始されました。同編成は廃車除籍処分になるものと思われます。
▲1000形レーティッシュカラーの1060F、1059Fに続いて廃車除籍処分となってしまった。同形式4両固定編成でリニューアルされていない編成は1051F・1058F・1061Fの3編成に。1060Fも1059Fと同様に2009年からレーティッシュをまとい約12年間活躍した。
▲1000形レーティッシュカラーの1060Fが廃車除籍処分となったことで1051F(クヤ31形連結対応車)・1058F・1061F(レーティッシュ)の3編成で4運用を回す必要がある(ただし114運用と111運用を兼ねることはできる)。これにより同形式リニューアル車(写真)が初めて4両編成の運用に入る可能性が出てきたが、将来的に箱根登山鉄道区間への入線も解禁となるだろうか。

この編成は先に廃車となった1059Fと同様に2009年から現行のレーティッシュカラーをまとっており、約12年間の活躍でした。この1060Fは2019年5月に海老名検車区で行われたロマンスカー“SE”初代3000形(現在はロマンスカーミュージアムで展示中)と“GSE”70000形がメイン展示車両のファミリー鉄道展で『急行 新宿(OH01)』表示で31番構内留置線にて留置されていました。最終運用は2021年7月25日の土曜休日114運用(6816レ・湯2016→厚2134)であり、昨日まで元気に運用されていたため、その直後の廃車除籍処分に驚きました。なお入庫の際は普段通りの海老名検車区ではなく大野総合車両所に変更され、回送されていました(これが廃車回送を兼ねていたか)。1060Fが廃車除籍となったことで1000形の非リニューアル編成はクヤ31形連結対応の1051F、レーティッシュカラーの1058F・1061Fのみとなり、3編成で4運用を回す必要がありますね。こうなるとひとつの問題が出てきます。

ここで気になるのは箱根登山鉄道関連の4両編成運用です。1000形非リニューアル車が3本(休車中で廃車確実の1062Fは除く)に減ったことで、現行ダイヤで4運用ある箱根登山鉄道関連の運用に同形式リニューアル車が初めて単独で充当される可能性が出てきました。ただし114運用と111運用は1編成で兼ねることはできます。深夜のみの111運用は平日・土曜休日ともに伊勢原(OH36)始発の各駅停車小田原(OH47)行き6831レ(平日…小2317←伊2242、土曜休日…小2436←伊2347)であり、箱根登山鉄道には直接入線しない運用であること、1000形リニューアル車は現時点で箱根登山鉄道入線禁止(運転台にラベルが貼付されている状況)であることを踏まえて、以下の予想を立てることができます。ただしあくまでも予想ですのでご注意願います。

この先の111運用は4両リニューアル車固定112運用・113運用・114運用は4両非リニューアル車固定(すなわち1051F・1058F・1061Fのいずれか)で運用されるのでは…?

これが考えられる場合、仮に111運用に充当された場合ですが、同形式のリニューアル車は運用終了後に足柄(OH46)の構内留置線ではなく海老名検車区まで臨時回送で戻るように変更されるものと思われます。これに伴って114運用の入庫先を海老名検車区ではなく足柄構内留置線に変更することが予想されます(翌日は112運用に回せる)。つまり111運用と114運用の入庫先を相互に入れ替えて変更することで、1000形リニューアル車を単独で箱根登山鉄道の運用に慣れさせるものの、箱根登山鉄道区間での試運転をいまだに経験していないため、1000形リニューアル車が試運転を経ずに箱根登山鉄道区間に入線させることを防ぎます。これが理想でしょうか。海老名検車区には1057Fと1067Fが東側にそれぞれ単独で留置されているため、どちらがが111運用に初めて充当される可能性があるものと思われます。1000形リニューアル車を用いた箱根登山鉄道区間での試運転がいつしか行われるといいのですが…。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2021年7月26日現在 合計140両/全体196両(リニューアル中を含む)
青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(非リニューアル)、灰色…廃車予想
 紫色…箱根登山鉄道と兼用、緑色…リニューアル更新工事施工中

*4両固定編成…10編成(40両、リニューアル28両、レーティッシュ8両)
内訳…1051F1057F1058F1061F1063F1064F1065F1066F1067F1069F

*6両固定編成…6編成(36両、ワイドドア18両)
内訳…1251F1253F1254F
1754F1756F

*10両固定編成…7編成(70両、リニューアル60両、大規模改造30両)
内訳…1091F1092F1093F1094F1095F1096F1097F
※1095F以降は4両固定編成と6両固定編成を改造(1097Fは元1081Fの付随車も活用)。

*リニューアル更新工事中…10両
内訳…1092F

*休車中…4両
内訳…1062F

*廃車確定済…52両 ※搬出予定車両を含む
赤色…レーティッシュ
内訳
【編成単位で廃車】 合計44両
1053F(クハ1053・デハ1003・デハ1103・クハ1153)
1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)
1059F(クハ1059・デハ1009・デハ1109・クハ1159)
1060F(クハ1060・デハ1010・デハ1110・クハ1160)
1068F(クハ1068・デハ1018・デハ1118・クハ1168)
1751F(クハ1751・デハ1701・デハ1801・サハ1851・デハ1901・クハ1951)
1752F(クハ1752・デハ1702・デハ1802・サハ1852・デハ1901・クハ1952)
1753F(クハ1753・デハ1703・デハ1803・サハ1853・デハ1903・クハ1953)
1755F(クハ1755・デハ1705・デハ1805・サハ1855・デハ1905・クハ1955)

【車両単体で廃車】 合計8両
元クハ1155(元1055F)・元クハ1255(元1255F)
元クハ1081・元デハ1031・元デハ1131・元デハ1331・元デハ1431・元クハ1481(元1081F)

2021年7月25日

【ガンダム一色】横浜高速鉄道Y500系Y511Fに“GUNDAM FACTORY YOKOHAMA”ラッピング・ヘッドマーク電車

2021年7月25日の土曜休日01K運用より、横浜高速鉄道Y500系Y511Fに“GUNDAM FACTORY YOKOHAMA”のラッピング(ヘッドマーク装着)が施され運用されています。これは2020年12月から山下埠頭で行われている“GUNDAM FACTORY YOKOHAMA”のイベントをPRするためのものです。
▲Y500系トップナンバーのY511Fがガンダム一色に。ガンダムファンはぜひとも見てほしい。

このラッピング・ヘッドマーク車はイベントが終了する2022年3月まで運転される予定です。Y511Fに施工されている側面部のラッピングは横から見た歩くガンダム(その影もあります)をイメージしたものとなっております。この日は東京地下鉄副都心線に直通はしたものの、東武鉄道東上線および西武鉄道池袋線方面には乗り入れませんでした。なお今後は乗り入れ先路線でもこのラッピングで運用される予定です。

なお“GUNDAM FACTORY YOKOHAMA”が行われている山下埠頭は普段入れないところで行われており、みなとみらい線終点の元町・中華街(MM06)の駅4番出口から徒歩7分でアクセスできます。

2021年7月24日

【暑い中歩きました】東日本旅客鉄道国府津車両センターに留置中のE131系500番台の実車を見てみた

2021年7月24日、相模鉄道本線の撮影をしたあとは東日本旅客鉄道東海道線で国府津(JT-14,CA00)にやってきました。国府津から徒歩で約20分ほど暑い中を徒歩移動し、国府津車両センターの敷地外にやってきました。
国府津車両センター敷地内で留置中のE231系1000番台横コツK-17編成(制御装置更新車)とE131系500番台横コツG-01編成を確認できました。前者は基本編成で2編成目(全42編成中)の制御装置更新車で今年4月に制御装置の更新工事を受け、ドアエンジンが交換されています。後者は先週国府津車両センターに配給輸送されてきたばかりです。
E131系500番台の実車は初めて見ました。幕張車両センター向けのE131系0番台・80番台とは異なり、E131系初の4両固定編成で構成されており、同系列の中間車(中間付随車・中間電動車)は初登場になります。写真手前からクハE130-501+モハE130-501+サハE131-501+クモハE131-501と組まれており、0番台・80番台を2編成繋げた組成を参考にしたものとみられます。前面部の水玉模様は相模湾の波の水しぶきを表現したものとなっています。
編成番号は『G-01』となり、全12編成が国府津車両センターに配置されます。列車番号表示器のほか、移動禁止表示器、前方記録カメラが確認できます。
前照灯(LED式)とフルカラーLED式種別行先案内表示器。相模線内でのワンマン運転を想定しており、相模線内発着は橋本(JH-28)行きや海老名行き、寒川行き、茅ヶ崎(JT-10)行きがメインなので、『ワンマン 茅ヶ崎』や『ワンマン 橋本』などが入っているものと思われます。ただし八王子(JH-32)発着の横浜線直通列車にも充当されるため、『ワンマン 八王子』(相模線内)や『各駅停車 八王子』(横浜線内)の表示も入っていそうです。なお205系500番台ではかつて豊田車両センターに配置されていたこともあり、なぜか中央本線の行先も入っています。
E131系では初めてのスカート形状。4両固定編成で故障時の救援以外は連結することがないため、連結器の形状も0番台・80番台とは異なります。
上野東京ラインの主力車両と今後の相模線の主力車両となりうる両者の並びです。E131系500番台横コツG-01編成の前に別のE231系1000番台が留置されているため、この日は一切動きませんでしたが、E131系500番台は今後の試運転をどうするのでしょうか。相模線だけでなく東海道貨物線や中央本線でも行うのかな?

暑い中歩いた甲斐がありました。このほかにはE217系横クラY-12編成+横クラY-125編成が留置されていました。いつの間にか平塚(JT-11)の疎開留置から変更されていますね。いつかE131系500番台の試運転での走行シーンを撮ってみたいものですね。このあと私は交通系ICカードが2019年から使えるようになった東海旅客鉄道御殿場線で松田(CB04)まで北上し、小田急電鉄小田原線で戻りました。

【実に念願の】相模鉄道の8代目そうにゃんトレインとついに対面する

2021年7月24日、私の朝の用事のあと相模鉄道に移動。まずはさがみ野(SO-16)にやってきました。
12000系12105F。6233レ(土曜休日72運用)。この時間帯の各駅停車は東日本旅客鉄道埼京線からの直通列車です。
11000系11005F。土曜休日53運用。この回送列車は6017レ(俣1027←横1010)からの回送列車でかしわ台車両センターに一旦入庫する運用のようですね。ちょうどそうにゃんトレインがこの系列なのでいい練習になりました。
8000系8705F。2025レ(土曜休日11運用)。本来は10000系8両固定編成で運用される11運用が8000系で運用されていました。しかも制御装置未更新車なのがより嬉しいですね。
11000系11004F。3017レ(土曜休日62運用)。ついにキャッチした8代目そうにゃんトレイン。絵本の『しゅっぱつ しんこ~う!』をモチーフにしたもので歴代の偶数代を担当した11004Fが起用されています。側面部のラッピングも7代目同様に控えめとなっています。
12000系12104F。6235レ(土曜休日74運用)。12000系を2本キャッチしたところでさがみ野を離れました。上りでは10000系10702Fが3018レ(土曜休日22運用)で運用、3代目塗装となっている10000系10701Fが土曜休日22運用の出庫回送(2035レの送り込み回送)されている様子を目撃。まさかの出会いにびっくりしました。

折り返してきた8000系8705Fの2022レ(土曜休日11運用)で貴重な日立製作所製GTO素子を短い区間ながら堪能し相模大塚(SO-15)へ。
11000系11004F。2024レ(土曜休日62運用)。クハ11004とクハ11904で前面部のデザインが異なるため、折り返しもキャッチしました。昨日は土曜休日69運用から土曜休日61運用と流れたようで、所定運用に戻すための措置だったのかもしれません。

2021年7月22日

【歌う電車終了を正式発表】京浜急行電鉄新1000形1033編成(歌う電車)、営業運転離脱で制御装置更新へ

2021年7月20日、京浜急行電鉄新1000形2次車で最後まで残ったシーメンス製GTO素子VVVFインバータ制御(歌う電車)の1033編成(デハ1033+サハ1034+サハ1035+デハ1036+デハ1037+サハ1038+サハ1039+デハ1040)が平日88行路をもって営業運転を離れました。そして21日に正式に歌う電車の運転終了が発表されました。
▲歌う電車として最後の営業運転を終えた新1000形1033編成。ファインテック久里浜事業所で制御装置更新と車体更新工事が同時に施工される。出場時にはけいきゅんを目印に制御装置を新たにして戻ってくることだろう。

7月18日に品川(KK-01)→京急久里浜(KK-67)→ファインテック久里浜事業所で運転された特別貸切列車で運用を離れるものと思われていましたが、その翌日の19日には何事もなかったかのように平日48行路に充当され、歌う電車として最後に東京都交通局浅草線や京成電鉄押上線方面に直通する運用に入り、歌う電車の最後となった20日には午前中に平日85行路で空港線と逗子線を走り、再出庫で平日88行路に充当され、最後の歌う電車としての快特運用に入りました。最終運用は三崎口(KK-72)21時43分発の京急久里浜行き快特でした。この編成はファインテック久里浜事業所で制御装置の更新工事と車体更新工事を同時に受けるものとみられます。交換後は東洋電機製造のIGBT素子になるのかな?

2021年7月21日

【全6両搬出完了】小田急電鉄1000形1753F(ワイドドア車6両固定編成)のデハ1903・クハ1953が搬出される

2021年7月1日に廃車除籍処分となった小田急電鉄1000形1753F(ワイドドア車・6両固定編成)のデハ1903・クハ1953が21日に車体を分割のうえ、大野総合車両所から北館林荷扱所へ陸送されました。これで1753Fの搬出が完了し、1062Fの動向が注目されます。
▲ワイドドア車1000形1753Fのデハ1903・クハ1953が大野総合車両所から旅立つ。これで1753Fは6両すべて旅立った。同形式ワイドドア車は残り3編成(18両)である。
▲10両固定編成の1092Fがリニューアル更新工事を受けている一方でいまだに休車状態の1062Fの動きに注意だ。長期間休車状態となっているが、1059F(レーティッシュ)・1752F・1753Fが先に搬出されたこともあり、この次の解体搬出の対象となるか。

ワイドドア車1753Fは6月中旬の運用を最後に休車となり、7月に廃車除籍処分となりました。このあと2両ずつ陸送され、今回の2両で1753Fの全6両の搬出が完了します。この次の陸送対象は1062Fになるものと思われます。なお置き換え車両の5000形は日本車両製造豊川製作所で製造された5058Fが21日の平日E12運用(1200レ)から営業運転に投入されました。この次の5059Fの登場で1000形のどの編成が廃車除籍処分となるのかが気になりますね。4両固定編成は1062Fはほぼ確実ですが、6両固定編成はワイドドア車となるかノーマルドアの編成となるのかが読めません。先に廃車とするならワイドドア車ですが…。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2021年7月10日現在 合計150両/全体196両(改造中を含む)
青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(非リニューアル)、灰色…廃車予想
 紫色…箱根登山鉄道と兼用

*4両固定編成…11編成(44両、リニューアル28両、レーティッシュ12両)
内訳…1051F1057F1058F1060F1061F1063F1064F1065F1066F1067F1069F

*6両固定編成…6編成(36両、ワイドドア18両)
内訳…1251F1253F1254F
1754F1755F1756F

*10両固定編成…7編成(70両、リニューアル60両、大規模改造30両)
内訳…1091F1092F1093F1094F1095F
1096F1097F
※1095F以降は4両固定編成と6両固定編成を改造(1097Fは元1081Fの付随車も活用)。

*リニューアル更新工事中…10両
内訳…1092F

*休車中…4両
内訳…1062F

*廃車確定済…44両 ※搬出予定車両を含む
内訳
【編成単位で廃車】 合計36両
1053F(クハ1053・デハ1003・デハ1103・クハ1153)
1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)
1059F(クハ1059・デハ1009・デハ1109・クハ1159)
1068F(クハ1068・デハ1018・デハ1118・クハ1168)
1751F(クハ1751・デハ1701・デハ1801・サハ1851・デハ1901・クハ1951)
1752F(クハ1752・デハ1702・デハ1802・サハ1852・デハ1901・クハ1952)
1753F(クハ1753・デハ1703・デハ1803・サハ1853・デハ1903・クハ1953)

【車両単体で廃車】 合計8両
元クハ1155(元1055F)・元クハ1255(元1255F)
元クハ1081・元デハ1031・元デハ1131・元デハ1331・元デハ1431・元クハ1481(元1081F)

2021年7月20日

【ホーム拡がります】東日本旅客鉄道山手線渋谷(JY-20)2番線ホームの拡幅工事に伴う線路切替工事実施へ

2021年7月19日、東日本旅客鉄道が同年10月22日終電後から25日初電前まで、山手線渋谷(JY-20)の内回り2番線のホーム拡幅に伴う線路切替工事のため、10月23日・24日の内回りは池袋(JY-13)~渋谷~大崎(JY-24)間が運休となります。それ以外の内回り区間でも本数を大幅に減らして運転します。これに伴い外回りも本数を減らしての運転となります。
▲山手線は渋谷2番線ホームの工事期間中は本数が削減される。一部列車が大崎と池袋の両駅で折り返して運転されるものと思われる。
▲山手線が削減されるため、同線と並走する埼京線などでは列車の増発・運転区間の延長が実施され、京浜東北・根岸線は日中時間帯の快速運転を取りやめ各駅停車で運転し、本数が減る山手線分の補完を行う。
▲湘南新宿ラインは通常通りだが、相模鉄道からの埼京線直通列車は新宿(JA-11)発着から池袋(JA-12)発着に変更され、新宿~池袋間の輸送を補完する。新宿発着が池袋発着になるということは相模鉄道12000系もE233系7000番台も日中時間帯に珍しい池袋行きが見られる。

なお悪天候などで工事が実施できない場合は11月19日終電後から22日の初電前までに実施されます。今回の渋谷の山手線内回りホームの線路切替工事は全体工事のSTEP3にあたり、2018年5月には埼京線南行・湘南新宿ライン南行の4番線ホームを東側の新設高架橋に切り替え、昨年5月には3番線・4番線ホームを山手線ホームとほぼ平行になるようにホームを移動させました。今回の工事では内回り2番線ホームを拡幅し、山手線ホームの島式化(1番線を現行の2番線ホームの壁側からの乗降となるように変更)に向けた準備が進められます。この工事により、1階の南改札が移設されるほか、3階の中央改札が現在の中央東改札に統合される形で新たな中央改札となります。

民営化により日本国有鉄道から東日本旅客鉄道となってから線路切替工事に伴う山手線運転見合わせは過去最長となります。この工事実施に伴い、山手線は池袋~渋谷~大崎間で運休となり、運転区間では大幅に本数が削減されます。一方の外回りでも大崎~渋谷~池袋間を周回する列車もありますが、外回りの一部列車は大崎で折り返し、内回りは池袋で折り返し運転となります。そのため大崎~渋谷~池袋間の外回りも本数が少なくなります。並走する埼京線や湘南新宿ラインでは混雑が予想されます。外回りのみ運転となる区間では途中下車する駅に十分注意してください。

このため近接の鉄道会社では振替輸送が実施されるほか、山手線と並走する埼京線などでは増発(りんかい線直通を含む、赤羽(JA-15)発着の設定があるか)や行先延長(相模鉄道直通列車が池袋まで延長)、京浜東北・根岸線では日中時間帯の快速運転を取りやめ全区間各駅停車で運転し、本数の少ない山手線区間の補完を行います。増発列車のなかには品川(JT-03,JO-16)~新宿間の臨時列車があります。どの系列で運転されるのかは分かりませんが、E233系7000番台を使用するものと思われます。なお品川~新宿間の臨時列車は大崎(JA-08,R-08)には停車しませんのでご注意ください(大崎では4番線と5番線の間の連絡線を通るため)。

2021年7月19日

【納車後本線初自走】相模鉄道20000系21101F(8両固定編成)が性能確認試運転を実施

2021年7月18日、相模鉄道20000系で初の8両固定編成(21000系)のトップナンバーである21101F(クハ21101+モハ21201+サハ21301+モハ21401+モハ21501+サハ21601+モハ21701+クハ21801)が日中時間帯の本線試運転を実施しました。
▲(イメージ)相模鉄道では8000系に次ぐ主力車両の20000系。初の8両固定編成(21000系)が梅雨明け後の相鉄本線を初自走した。

20000系8両固定編成(21000系)の日中時間帯における相鉄本線走行は初めてのことです。同系列の8両固定編成は2021年6月に東急電鉄新横浜線および目黒線方面に直通する車両として登場していますが、まだ新横浜線方面が開業していないため、開業までの間は10000系8両固定編成(10703F~10707F)と共通で横浜(SO-01)発着の運用に充当されるものと思われます。なお8両固定編成が充当される運用は現行のダイヤでは9運用(11~15・21~24運用)ありますが、20000系8両固定編成(21000系)の登場を前提としたものと思われますが、現時点では10000系8両固定編成が5編成しかいないため、4運用は10両固定編成が代走の扱いで充当される形となっており、主に20番代の運用に8000系、9000系、10000系10両固定編成、11000系、12000系(70番代の固定運用を除く場合)が入ることが多いようです。私が衝撃の姿で復帰した10000系10702F(制御装置更新車)を実際に確認したときは土曜休日21運用であり、8両固定編成または10両固定編成が充当される運用となっています。

【最後の歌い奏でる電車】京浜急行電鉄新1000形1033編成の特別貸切列車『ありがとうドレミファインバータ♪』運転

2021年7月18日、京浜急行電鉄新1000形の最後の『歌う電車』である1033編成による特別貸切列車『ありがとうドレミファインバータ♪』が品川(KK-01)→ファインテック久里浜事業所の片道で運転されました(フ1000←品0904)。
▲2扉車の2100形に続き3扉車の新1000形アルミ車も1033編成(2次車8両固定編成)の特別貸切列車で歌い終えた。同編成はそのあとの撮影会には参加せず、そのままファインテック久里浜事業所へ入場し制御装置の更新工事と車体更新工事が実施される可能性がある。
▲車体更新車の新1000形1001編成。この編成は三菱電機製SiC素子、1009編成・1017編成は東洋電機製造のIGBT素子に更新されているが、1033編成も乗り入れ運用の継続を考慮すると東洋電機製造のIGBT素子への更新の可能性が高そうだ。

この編成は2003年に川崎重工業兵庫工場で製造され、これまでに約18年間、シーメンス製GTO素子VVVFインバータ制御のまま歌い続けてきました。この編成は直通運転先路線でも活躍し、東京都交通局浅草線や京成電鉄本線・押上線でも歌う電車のまま奏で続けました。しかも8両固定編成で『歌う電車』のラストナンバーであり(3次車の1041編成からは『歌う電車』のシーメンス製GTO素子ではなく『悲鳴』のシーメンス製IGBT素子である)、1次車・2次車の制御装置更新工事が進んだ結果、4両固定編成はすでに1次車・2次車の全編成が制御装置更新工事を終えており、1405編成と同じ東芝製IGBT素子に変更されています(3次車以降でもシーメンス製IGBT素子から東洋電機製IGBT素子に変更された編成がいる)。なお車体更新工事を受けた1001編成は制御装置が三菱電機製SiC素子に、1009編成と1017編成は東洋電機製IGBT素子に変更されており、1001編成のみは1009編成・1017編成と制御装置が異なるため浅草線方面には乗り入れずエアポート急行などの運用に充当されています。

この1033編成は今後制御装置更新工事(東洋電機製IGBT素子への変更)と車体更新工事(車内LCD式旅客案内表示器の設置)を兼ねて行われるものと思われます。出場時には前面部貫通扉に『けいきゅん』を掲出するので、見分けがつきます。これで2100形に続き新1000形からもシーメンス製GTO素子VVVFインバータ制御の車両(『歌う電車』)は完全に消滅し、3次車のシーメンス製IGBT素子VVVFインバータ制御(『悲鳴』)の編成の動向にも注意が必要です。このなかには“KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN”でもお馴染みの1057編成が含まれています。

【全19編成を導入】東京地下鉄18000系18103Fが東急電鉄長津田検車区へ甲種輸送される

2021年7月16日から19日に、日立製作所笠戸事業所で製造された東京地下鉄鷺沼検車区配置となる18000系18103Fが東急電鉄長津田検車区まで甲種輸送されています。終盤の東日本旅客鉄道横浜線内では5両ずつにわけて輸送され搬入されるものとみられます。
▲2021年度の事業計画では全19編成(190両)のうち4編成(40両)の導入を予定している18000系。ついに18103Fが出場したことで8000系にも何らかの動きが出てくるだろう。

編成はクハ18103+モハ18203+サハ18303+モハ18403+サハ18503+サハ18603+モハ18703+サハ18803+モハ18903+クハ18003となっており、サハ18503とサハ18603で5両ずつに分割できるようになされています。最初の2編成と同様に田園都市線内では終電後に9000系による牽引で鷺沼検車区に搬入ということになります。現在では18101F・18102Fともに東武鉄道南栗橋車両管区へ貸し出す形で18000系の運用範囲となるスカイツリーラインでの乗務員訓練・ハンドル訓練が行われていますが、半蔵門線内で頻繁にやっている印象はないですね。半蔵門線よりも乗り入れ先路線での訓練を優先しているのかもしれません。

2021年7月18日

【相互に交換した?】西武鉄道2000系の種別行先案内表示器に変化、2401Fが幕式、2455FがフルカラーLED式に

2021年7月15日、西武鉄道南入曽車両基地所属の2000系2401F(旧タイプ)の種別行先案内表示器がフルカラーLED式から幕式に戻され、2455F(新タイプ)が幕式からフルカラーLED式に変更されています。2000系新タイプの2両固定編成で種別行先案内表示器がフルカラーLED式になるのは初めてのことです。
▲種別行先案内表示器がフルカラーLED式から幕式に戻された2000系2401F(手前2両)。今年は2003F(8両固定編成)が廃車除籍とされたため、旧タイプは引退の予兆があるかもしれない。新タイプの2455Fと交換された可能性がありそうだ。

2000系2401Fは旧タイプの2両固定編成のトップナンバー、2455Fは新タイプの2両固定編成の3番目であり、いずれも新宿線・拝島線系統で運用されています。2両固定編成は池袋線内では飯能(SI-26)寄り(池袋線の2両固定編成に女性専用車ステッカーがある)、新宿線・拝島線内は組成にもよりますが西武新宿(SS-01)寄りか本川越(SS-29)・拝島(SS-36)寄りに連結されることが多いです。旧タイプの2000系と新タイプの2000系で相互に種別行先案内表示器を交換した可能性がありますね。新宿線・拝島線と兼用ながら小手指車両基地に配属となる40000系50番台ロングシート車の追加投入により旧タイプの2000系がさらに置き換えられる可能性があり、2両固定編成の旧タイプ(全編成)、8両固定編成の2001F・2007Fの動きには注意が必要です。新宿線は私が2017年5月から1年ほど利用していたことのある路線であり、とても懐かしく思います。今でも新宿線の主力を誇る2000系ですが、旧タイプでは2019年には2021F、今年4月には2003Fが廃車除籍とされているため、ほかの編成も一安心とはいかないようですね。

【井の頭線では初】京王電鉄1000系1729Fの前照灯がLED化される

2021年7月、京王電鉄富士見ヶ丘検車区所属の1000系1729F(レインボー)の前照灯がLED式に交換されています。この時点で他編成には普及していませんが、順次交換が実施されるものと思われます。
▲井の頭線1000系では初の前照灯LED化編成が登場。しかも2012年から9年以上経った現在でもレインボーとなっている1729Fが対象に。4次車以前のリニューアル車でも前照灯が既存のまま交換されていないため、同系列では初めてとなる。

前照灯が交換された1729Fはもともとブルーグリーンの塗装から2012年にホワイトをベースとしたレインボーとなり、現在でもレインボーのまま運転されています。1000系リニューアル車でさえも前照灯が交換された編成はいなかったため、同系列全体も初めての前照灯変更となります。車内照明はすべてLEDですが、前照灯は今まで交換されていなかったため、今後他編成にも普及していく可能性が高いですね。井の頭線1000系の前照灯LED化は多少違和感はあると思いますが、徐々に慣れていくことでしょう。

2021年7月17日

【座席モケットが赤色】東急電鉄8500系8628Fが長津田車両工場に廃車回送される

2021年7月14日、東急電鉄田園都市線向け8500系8628Fが所属先から長津田車両工場に自走回送されました。廃車解体のためと思われます。これに関連して2020系の27編成目、最新編成である2147Fが総合車両製作所横浜事業所から出場、甲種輸送され長津田検車区に配置されました。
▲赤色の座席モケットが特徴の8500系8628Fが帰らぬ旅へ。8500系の完全消滅も近づいてきているが、この時点でも10両6編成(60両)が残っている。
▲田園都市線の主力車両となった2020系。通算27編成目(270両)の2147Fが総合車両製作所横浜事業所から出場した。2020系だけで考えると新津事業所製造の編成が多いが、横浜事業所製造の編成も増えてきている。

この編成は座席モケットが赤色(優先席を除く)に統一された数少ない編成でした。まだ赤色の座席モケットを有する編成が残っていますので、稼働している今がチャンスといえそうです。残る8500系は8619F・8622F・8630F・8631F・8636F・8637Fの6編成となっています。一部赤色の座席モケットの編成もいますが、何気に青帯で“Bunkamura号”の8637Fもしぶとく残っていますねぇ。最後までどの編成が残るのかにも注目が集まりそうです。

【8500系在籍状況】2021年7月16日時点
8619F・8622F・8630F・8631F・8636F・8637F
※8637Fは青帯車で“Bunkamura号”のラッピング電車。

【2020系在籍状況】2021年7月16日時点
《横浜》2121F・2131F・2138F・2143F・2144F・2145F・2146F・2147F
《新津》2122F~2130F・2132F~2137F・2139F~2142F
※2126F・2127Fの3号車は元6020系の転用車で横浜、それ以外は新津である。
※2130Fは“SDGs Train”のラッピング電車。

【貨物線経由で所属先へ】東日本旅客鉄道E131系500番台横コツG-01編成が国府津車両センターに配属される

2021年7月16日、総合車両製作所新津事業所にて製造された東日本旅客鉄道相模線向けの新型車両のE131系500番台横コツG-01編成(クモハE131-501+サハE131-501+モハE130-501+クハE130-501)が所属先となる国府津車両センターへ配給輸送されました。
▲いよいよ置き換えとなる205系500番台。すでに置き換えを想定して車内銘板の撤去(車番はテプラに変更)と編成番号札のラミネートへの変更が確認された編成がいる。なお相模線向けのE131系500番台の投入は205系500番台よりも少ない12編成であり、1編成分少ない。
▲E131系500番台のベース車両、E131系0番台・80番台。幕張車両センターの0番台・80番台では複数編成を連結する可能性があることから号車番号ステッカーはないが、相模線向けは4両固定編成が基本であるため、号車番号ステッカーがある。

相模線内基準で橋本(JH-28)寄りからクモハE131-501+サハE131-501+モハE130-501+クハE130-501となる横コツG-01編成はオールロングシート仕様の4両固定編成でE131系では唯一トイレが設置されない区分番台となっています。牽引機はEF64形1030号機が全区間を担当しました。なお横コツG-01編成のクモハE131-501とモハE130-501のパンタグラフは上がっていました。国府津車両センターに配属ということで、性能確認試運転は東海道貨物線などを中心に行う可能性がありそうです。

置き換えとなる205系500番台ですが、横コツR2編成が大宮総合車両センターに入場しましたね。検査施工のためと思われますが、205系500番台の検査入場も今後は少なくなっていきそうですね。その次の横コツR3編成の編成番号札変更と車内銘板撤去(車番はテプラに変更)が確認されていますので、動きに注意が必要です。廃車に伴う配給輸送は215系と同じルートになるのかな?

2021年7月16日

【コロナで迎える20年】舞浜ディズニーリゾートライン、7月27日で開業20周年

2021年7月27日に東京ディズニーリゾート周辺をめぐる舞浜ディズニーリゾートラインが開業20周年を迎えます。開業時から使用されている“Type X”(10形)ですが、2代目車両の“Type C”(100形)への置き換えが進められています。
▲(イメージ)舞浜ディズニーリゾートライン開業時からの車両“Type X”10形。残りはブルー(11号編成)とパープル(31号編成)とグリーン(41号編成)のみとなっている。
▲(イメージ)舞浜ディズニーリゾートラインの2代目の車両“Type C”100形。ブルー(131号編成)の登場でイエロー(111号編成)、ピーチ(121号編成)、ブルーが在籍している。

現在は“Type X”と“Type C”の2車種が使用されていますが、いずれは2代目の“Type C”に統一される見込みです。リゾートラインは“Type C”の131号編成のブルーが搬入されて以降、特段の大きな動きはありませんが、既存の11号編成のブルーは近く置き換えられる(廃車陸送される)ことが予想されます。次の141号編成のカラーで最後まで残りそうな既存車両も判明するようになります。なお“Type C”は基本的に進行方向の先頭車以外はロングシート仕様であるほか、ドアエンジンには東日本旅客鉄道E235系などと同じラック式が採用されています。

既存車両の“Type X”10形の後を引き継いで運転されている“Type C”100形ですが、今年9月の東京ディズニーシー開園20周年のときまでに既存車両がどのくらい残るのか気になりますね。2001年から周遊してきた“Type X”10形の全車引退も近くなりつつあつため、いつか乗り納めができたらいいなと思っております。

【リゾートライン車両の状況】
“Type X”10形“
現存…3編成 11号編成(ブルー)・31号編成(パープル)・41号編成(グリーン)
”Type C”100形
在籍…3編成 111号編成(イエロー)・121号編成(ピーチ)・131号編成(ブルー)
※131号編成が営業運転に入っていないため、11号編成はまだ現役の扱い。

2021年7月15日

【1両は元先頭車】小田急電鉄1000形1753F(ワイドドア車6両固定編成)のデハ1803・サハ1853が陸送される

2021年7月1日に廃車除籍処分となった小田急電鉄1000形1753F(ワイドドア車・6両固定編成)のクハ1753・デハ1703が15日に車体を分割のうえ、大野総合車両所から北館林荷扱所へ陸送されました。この次はデハ1903・クハ1953の陸送が実施されるものとみられます。
▲ワイドドア車1000形1753Fのデハ1803・サハ1853が大野総合車両所から旅立つ。このうちサハ1853は元先頭車から改造された付随車であり、下り方の1ドアだけワイドドアではないのが特徴だ。

ワイドドア車1753Fは6月中旬の運用を最後に休車状態となり、7月に正式に廃車除籍処分となりました。サハ1853は元先頭車であり、現存するワイドドア車はすべて3号車が元先頭車からの改造となっています。いまだ休車状態が続く1062Fの陸送は1753Fの搬出が完了したあとになるものとみられますが、リニューアルされていない1000形4両固定編成がすべて箱根登山鉄道運用に集結していることから、箱根登山鉄道専任運用の1000形の記録も必要になりますが、ノーマルドアの6両固定編成も記録した方がいいですね。今年度は入場中の1092Fへのリニューアル更新工事が施工されますが、おそらくこれがリニューアル更新工事の最後となる可能性も捨てきれず、5000形で代替される可能性はありそうです。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2021年7月10日現在 合計150両/全体196両(改造中を含む)
青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(非リニューアル)、灰色…廃車予想
 紫色…箱根登山鉄道と兼用

*4両固定編成…11編成(44両、リニューアル28両、レーティッシュ12両)
内訳…1051F1057F1058F1060F1061F1063F1064F1065F1066F1067F1069F

*6両固定編成…6編成(36両、ワイドドア18両)
内訳…1251F1253F1254F
1754F1755F1756F

*10両固定編成…7編成(70両、リニューアル60両、大規模改造30両)
内訳…1091F1092F1093F1094F1095F
1096F1097F
※1095F以降は4両固定編成と6両固定編成を改造(1097Fは元1081Fの付随車も活用)。

*リニューアル更新工事中…10両
内訳…1092F

*休車中…4両
内訳…1062F

*廃車確定済…44両 ※搬出予定車両を含む
内訳
【編成単位で廃車】 合計36両
1053F(クハ1053・デハ1003・デハ1103・クハ1153)
1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)
1059F(クハ1059・デハ1009・デハ1109・クハ1159)
1068F(クハ1068・デハ1018・デハ1118・クハ1168)
1751F(クハ1751・デハ1701・デハ1801・サハ1851・デハ1901・クハ1951)
1752F(クハ1752・デハ1702・デハ1802・サハ1852・デハ1901・クハ1952)
1753F(クハ1753・デハ1703・デハ1803・サハ1853・デハ1903・クハ1953)

【車両単体で廃車】 合計8両
元クハ1155(元1055F)・元クハ1255(元1255F)
元クハ1081・元デハ1031・元デハ1131・元デハ1331・元デハ1431・元クハ1481(元1081F)

【ストライプ歴ジャスト10年】東日本旅客鉄道185系0番台宮オオA8編成が長野総合車両センターへ配給輸送される

2021年7月14日から15日にかけて、東日本旅客鉄道185系0番台宮オオA8編成(クハ185-15以下10両)が所属先から武蔵野線経由でEF64形1031号機の牽引により長野総合車両センターへ配給輸送されました。全車両が廃車解体処分になるものと思われます。
▲185系登場当時のストライプ塗装が復活してちょうど10年。185系0番台宮オオA8編成が帰らぬ旅へ。実は10年前の2011年7月14日は当該の宮オオA8編成が全般検査出場で湘南色ブロック塗装からストライプ塗装となって出場した日でもあるのだ。

185系電車の廃車除籍は6月中旬に自走回送された0番台宮オオA6編成以来で約1ヶ月ぶりのこととなります。前回の宮オオA6編成では自走回送でしたが、宮オオA8編成は深夜の時間帯の配給輸送となりました。ちょうど10年前となる2011年の7月14日は大宮総合車両センターで宮オオA8編成が全般検査を受け湘南色ブロック塗装からストライプ塗装に変更されて出場した日でもあります。2011年7月14日にストライプに復刻され、それからちょうど10年後の2021年7月14日に旅立つという、宮オオA8編成にとってはとても縁が深い日となりました。2011年7月以降のストライプ塗装歴が最長の10年間、ストライプ塗装であり続けた宮オオA8編成には感謝しかありません。ちなみに東海道線平塚(JT-11)のホーム下り方先端から同駅の西口・東口に通じる通路が見えますが、その外観塗装は185系0番台の宮オオA8編成で復刻されたストライプのものとなっていて、185系の面影を感じ取ることができます。

宮オオA8編成の廃車解体処分で残る185系は10両3編成(A1・A5・A7)、7両2編成(OM04・OM08)、6両2編成(B5・B6)、5両6編成(C1~C6)、4両2編成(B7・C7)の合計94両/227両の在籍となり、両数はついに100両を切りました。2022年度までに全編成の廃車が予想されている185系ですが、臨時列車用の編成が最後まで走りそうですね。

【185系0番台・200番台在籍状況】 ※2021年7月15日現在
全体=94両
《0番台》 在籍数=64両
[10両編成]A1・A5・A7
[5両編成]C1・C2・C3・C4・C5・C6
[4両編成]C7
《200番台》 在籍数=30両
[7両編成]OM04・OM08
[6両編成]B5・B6
[4両編成]B7

★廃車済みの車両★
全体=133両
※単体で廃車のサハ185-7(C7)・サロ185形200番台(OM03・B2~B7)は車両数に含む
《0番台》 車両数=51両
[10両編成]A2・A3・A4・A6・A8
《200番台》 車両数=76両
[8両編成]B2
[7両編成]OM01・OM02・OM05・OM06・OM07・OM09・B1
[6両編成]OM03・B3・B4
※宮オオB2編成はサロ185-204を抜き、宮オオB7編成の電動車1ユニット2両(ハイフン以下231)を連結して8両編成を組成し臨時列車で運用ののち廃車。
※宮オオOM07編成は宮オオOM06編成からサロ185-211と電動車1ユニット2両(ハイフン以下221)を連結しA編成と同じ10両編成を組成、上野東京ライン関連の試運転に使用後廃車。

2021年7月14日

【コロナ禍でも】東日本旅客鉄道が東京五輪2020開催期間中の臨時列車運転を発表

2021年6月30日、東日本旅客鉄道が東京五輪2020の開催期間中に首都圏21路線や新幹線で臨時列車を多数運転することを発表しましたが、東京都の新型コロナウィルスの新規感染者の拡大(のちの緊急事態宣言の発令)などの影響から7月9日に運転取りやめを発表しました。しかしながら、再び大会期間中の臨時列車の設定などの輸送計画を再度7月13日に発表しております。路線や日時により異なるため必ずホームページで詳細なダイヤと種別行先と発着時刻を確認するようにしてください。今年も祝日が移動し、19日の海の日が7月22日に、10月のスポーツの日が7月23日にそれぞれ移動します(このため本来の休日が平日になる)ので十分に注意してください。このため7月22日・23日は土曜休日ダイヤになります。

【東海道線・伊東線】
《下 り》伊1316←小1230 《上 り》伊1904→小1952
《運転日》7月26日・27日  《車 両》E231系1000番台・E233系3000番台10両編成
《停車駅》小田原(JT-16)・熱海(JT-21)・伊東(JT-26)

東海道線・伊東線では小田原発着の臨時快速列車として設定され、E231系1000番台またはE233系3000番台が珍しく日中時間帯に伊東に乗り入れる列車となります。なお途中停車駅は上下とも熱海のみで、湘南新宿ライン特別快速が熱海まで延長運転したときよりも少ない停車駅(真鶴(JT-19)と湯河原(JT-20)も通過)となっています。下りは根府川(JT-18)で約4分停車する両毛線前橋発熱海行きの1859E列車を追い抜くものと思われます。伊東線内は単線のため行き違いで運転停車する駅があります。前面部・側面部とも『臨時』ないし『快速』表示のみとなることが予想されますが、E233系3000番台で運転となると『快速 伊東』の表示も準備できそうな気がします。

【東北本線(利府支線)】※詳細はホームページをご参照ください。
東北本線では仙台~利府間を直通する列車(701系およびE721系0番台ないし1000番台充当)を増発します。なお新利府に停車する臨時列車は一部日程の下り2本と上り1本のみでそれ以外はすべて通過となります。また仙石東北ラインの上り2本(現行ダイヤの快速5538D列車と特別快速5520D列車)が7月30日と31日に限り岩切に臨時停車します。

【仙石線】
仙石線ではあおば通~多賀城間で下り2本、上り5本が増発され、うち上り4本は現行の最終列車2222S列車のあとに増発されます。ただし7月31日は臨時列車は下りのみとなりますのでご注意願います。いずれも205系3100番台が使用されるものとみられます。

さらには仙台発基準で東北本線の上下臨時普通列車1本ずつ、仙山線は仙台発山形行きの臨時快速列車(仙台~愛子間各駅停車のCパターンの停車駅)1本、仙石線は現行2345S列車を現行の東塩釜から高城町まで延長するほか、あおば通発高城町行き臨時普通列車を終電後に1本増発します。

【東北新幹線・山形新幹線】
東北新幹線では7月21日・22日の午前中に増発され、21日は東京発仙台行きのやまびこ号が2本、22日は東京発新庄行きつばさ号の単独が1本、やまびこ号・つばさ号の併結列車が2本運転されます(つばさ号は山形行きと新庄行きがある)。つばさ号は3本のうち2本がやまびこに併結されて運転されます。臨時やまびこ号の1本はE5系(幹セシ)、それ以外はE2系(幹セシ)とE3系1000番台・2000番台(幹カタ)が充当されるようです。

2021年7月12日

【初の4両固定編成】東日本旅客鉄道相模線向けE131系電車(横コツ)が総合車両製作所新津事業所より登場

2021年7月12日、総合車両製作所新津事業所より東日本旅客鉄道相模線向け205系500番台(横コツ)の後継車両であるE131系500番台4両固定編成のトップナンバーが登場しました。この系列は国府津車両センターに12編成配置され、同年秋から営業運転を開始する予定です。
▲(イメージ)国府津車両センターにE131系500番台が本格投入され順次廃車除籍処分が予想される205系500番台(13編成52両)。4両固定編成であることと半自動ドアスイッチが設置されていることを考慮すると地方鉄道に譲渡することは不可能ではなさそうだが…?
▲(イメージ)E131系500番台のベースとなっているE131系0番台・80番台。同系列初の4両固定編成となる相模線向けは500番台(MT比率は2M2T)となっており、0番台ないし80番台を2編成連結した組成に合わせられている

1991年3月の全線電化開業時から使用されている、就役30年以上の205系500番台は茅ヶ崎(JT-10)寄りからクハ205形500番台+モハ205形500番台+モハ204形500番台+クハ204形500番台の組成となっていますが、E131系500番台では橋本(JH-28)寄りからクモハE131-501(4号車)+サハE131-501(3号車・弱冷房車)+モハE130-501(2号車)+クハE130-501(1号車)となっており、奇数号車が制御車・付随車、偶数号車が電動車・制御電動車となっています。これは幕張車両センター配置のE131系0番台・80番台を2編成繋げた組成に合わせられているかのようです。クモハE131-501とモハE130-501の茅ヶ崎寄りにシングルアームパンタグラフを搭載しているほか、E131系0番台・80番台と同様にワンマン運転対応に向けた準備がなされており、車外には安全確認カメラが設置されています。またE131系で初めての4両固定編成ということでサハE131形とモハE130形が登場していますが、2号車はなぜかモハE131形にはなりませんでした。座席配置は0番台・80番台と異なりロングシートとなっており、車椅子対応トイレは設置されていません。編成番号は前面部・乗務員扉に『G-01』と書かれており、『横コツG-01編成』になるものとみられます。なお足元の注意喚起のステッカーなどE235系1000番台(横クラ)と同じドアステッカーが貼付されています。制御装置は日立製作所製のSiC素子と思われ、0番台・80番台とまったく同じです。E131系500番台は205系500番台と同様に相模線全線で運転を基本とし、朝夕の一部時間帯は横浜線橋本~八王子(JH-32)間にも乗り入れる予定です。

E131系500番台の塗装は前面部・側面部で広大な湘南の海と波の水しぶきをイメージした濃淡の青色2色を用いており、前面部は波の水しぶきをイメージした水玉模様となっています。前面部の外周は0番台・80番台では白色に対し、500番台では青色となっています。同系列は12編成(48両)が導入される予定です。

【E131系500番台の今後の編成予想】
横コツG-01編成…クモハE131-501+サハE131-501+モハE130-501+クハE130-501
横コツG-02編成…クモハE131-502+サハE131-502+モハE130-502+クハE130-502
横コツG-03編成…クモハE131-503+サハE131-503+モハE130-503+クハE130-503
横コツG-04編成…クモハE131-504+サハE131-504+モハE130-504+クハE130-504
横コツG-05編成…クモハE131-505+サハE131-505+モハE130-505+クハE130-505
横コツG-06編成…クモハE131-506+サハE131-506+モハE130-506+クハE130-506
横コツG-07編成…クモハE131-507+サハE131-507+モハE130-507+クハE130-507
横コツG-08編成…クモハE131-508+サハE131-508+モハE130-508+クハE130-508
横コツG-09編成…クモハE131-509+サハE131-509+モハE130-509+クハE130-509
横コツG-10編成…クモハE131-510+サハE131-510+モハE130-510+クハE130-510
横コツG-11編成…クモハE131-511+サハE131-511+モハE130-511+クハE130-511
横コツG-12編成…クモハE131-512+サハE131-512+モハE130-512+クハE130-512