2021年7月20日、京浜急行電鉄新1000形2次車で最後まで残ったシーメンス製GTO素子VVVFインバータ制御(歌う電車)の1033編成(デハ1033+サハ1034+サハ1035+デハ1036+デハ1037+サハ1038+サハ1039+デハ1040)が平日88行路をもって営業運転を離れました。そして21日に正式に歌う電車の運転終了が発表されました。
▲歌う電車として最後の営業運転を終えた新1000形1033編成。ファインテック久里浜事業所で制御装置更新と車体更新工事が同時に施工される。出場時にはけいきゅんを目印に制御装置を新たにして戻ってくることだろう。
7月18日に品川(KK-01)→京急久里浜(KK-67)→ファインテック久里浜事業所で運転された特別貸切列車で運用を離れるものと思われていましたが、その翌日の19日には何事もなかったかのように平日48行路に充当され、歌う電車として最後に東京都交通局浅草線や京成電鉄押上線方面に直通する運用に入り、歌う電車の最後となった20日には午前中に平日85行路で空港線と逗子線を走り、再出庫で平日88行路に充当され、最後の歌う電車としての快特運用に入りました。最終運用は三崎口(KK-72)21時43分発の京急久里浜行き快特でした。この編成はファインテック久里浜事業所で制御装置の更新工事と車体更新工事を同時に受けるものとみられます。交換後は東洋電機製造のIGBT素子になるのかな?