2021年7月6日、東京地下鉄和光検車区所属の17000系17102F(10両固定編成)が所定では東急電鉄5000・5050系4000番台の運用となる平日52K運用を代走し、17000系が就役後初めて『特急渋谷(TY-01)』に充当されました。この種別行先は副都心線との相互直通運転直前まで5000・5050系0番台や横浜高速鉄道Y500系も充当されていた東横線の看板列車です。
▲就役後初めて17000系が代走で『特急渋谷』に充当された。なお『特急渋谷』自体は平日の朝に1本(52K運用)、土曜休日の夜(53K運用)と深夜(91S運用)に1本ずつが設定され、同系列の定期運用ではこのほかに平日深夜に『通勤特急渋谷』(21S運用)がある。
これは前日朝に線路人立ち入り、夜に直通運転先での人身事故とダイヤ乱れが2つあったために実現したもので、平日の特急渋谷行きは朝ラッシュ時間帯前の運転です(中0615→渋0650)。代走運用自体は夜まで続き、5000・5050系4000番台4103Fと交代するまで運用されました。現行ダイヤにおける特急渋谷行きを調べてみると、平日朝ラッシュ時間帯前に1本、土曜休日は夜と深夜に1本ずつあり、土曜休日の深夜1本が7000系7101F、10000系、17000系の運用である以外は5000・5050系4000番台の運用となっています。7000系7101F(10両固定編成)、10000系と共通運用の17000系による特急渋谷行き運用は通常では土曜休日深夜に91S運用で見られるのみ(平日は深夜に21S運用で通勤特急渋谷行きがある)となっています。今後もダイヤ乱れがあった場合は代走運用次第では17000系の『特急渋谷』が見られる可能性は小さいながらあると思っておいてください(土曜休日は91Sに17000系が入ったうえで順当にいけば充当される可能性が高いかも)。