2021年7月26日、東日本旅客鉄道相模線向け新型車両で、国府津車両センター所属のE131系500番台横コツG-01編成(クモハE131-501+サハE131-501+モハE130-501+クハE130-501)が性能確認試運転を国府津(JT-14)~茅ヶ崎(JT-10)間の貨物線区間で実施しました。
▲東海道貨物線でようやく足慣らしを始めた相模線向けE131系500番台。相模線車両が回送で通る国府津~茅ヶ崎間を数往復したものと思われる。なお茅ヶ崎は相模線の運用拠点でもある茅ヶ崎運輸区があり、そちらでの乗務員訓練も予想されている。
▲相模線電化開業当時から約30年間走り続けた205系500番台がいよいよ置き換えられる。ちなみに川越線・八高線で活躍した205系3000番台では半自動ドアスイッチを備え、一部が富士急行に譲渡されたことから、他社譲渡への可能性が僅かに残されている。
E131系500番台は国府津車両センターに配置されてからは初めての試運転となります。所属先の最寄である国府津から相模線の運用拠点のある茅ヶ崎の間を東海道貨物線で往復しました。相模線向け車両は国府津~茅ヶ崎間は出入庫の回送列車で移動するのみで、運用拠点は茅ヶ崎運輸区となっています(一旦入庫の場合も茅ヶ崎運輸区がメイン)。同系列は今年秋からの運用開始が予定されており、これに伴う205系500番台の動向が注目されます。E131系500番台の導入数は205系500番台の13編成(52両)より1編成少ない12編成(48両)ですが、これはE131系500番台への統一とともに車掌が乗務しないワンマン運転の導入と、運用数の削減が予想されており、それを考慮した数なのかもしれませんね。相模線での試運転も楽しみですが、置き換えとなる205系500番台の状況も気になります。編成番号札や車番に変化のあった横コツR3編成(クハ205-503以下4両)には注意です。