2021年7月4日

【大雨後の超激レア珍事件】小田急電鉄2000形2055F(8両固定編成)が快速急行運用を代走!

2021年7月3日、小田急電鉄は大雨の影響で小田原線本厚木(OH34)~小田原(OH47)間で13時過ぎまで運転を見合わせ、大幅なダイヤ乱れが発生しました。この影響から小田原線側で非常にレアな事件がありました。
▲通常は平日に小田原線相模大野(OH28)~新松田(OH41)間の1往復のみ唯一急行運用がある2000形だが、このうち2055Fがそれよりも上の種別である快速急行運用を代走した。しかも2000形で、8両固定編成が、小田原(OH47)行きの快速急行、というのが非常に珍しい。

小田原線側では長時間運転を見合わせていた本厚木以西の区間が13時02分頃に運転を再開しましたが、大幅なダイヤ乱れで推移したため、10両編成のE運用を8両固定編成の2000形が代走するなど運用にも大きな影響がありました。そのために2000形2055F(8両固定編成)が快速急行小田原行き運用(ただし新松田で急行に種別変更)を代走しました。小田原まで入線したものと思われます。なお折り返しは回送列車となったようで、上りの営業列車には入りませんでした。同形式は検査完了後の試運転などでは新松田以西を走行し小田原まで入線をすることがありますが、定期営業列車の代走で入線は非常に珍しいものと思われます。通常の定期運用でも西端は新松田ですし、ましてや9編成が在籍する2000形、しかも同形式の定期運用にない快速急行ということですから、レアな要素が満載でしたね。

どこから快速急行運用に入ったのかは分かりませんが、2055Fの運用をたどると、2日は平日B19運用に充当されており、このまま運用が推移していた場合には相武台前(OH30)に近接の構内留置線に入ります。そうなると3日は本来であれば順当の場合、土曜休日B20運用などが考えられますが、出庫前から大雨で運転を見合わせていたこともあり、相武台前で留置されていた可能性があります。出庫時は最短でも海老名(OH32)または本厚木(OH34)までは回送となるため、両駅のいずれかから快速急行運用に入ったものと考えられます。静岡県と関東南部を襲った大雨がもたらした超激レアな珍事件となったようです。