2020年2月29日

【残り10編成】東日本旅客鉄道205系5000番台千ケヨM2編成がインドネシアに譲渡(32編成/42編成)

2020年2月26日、東日本旅客鉄道205系5000番台千ケヨM2編成のインドネシア譲渡に伴う配給輸送列車が京葉車両センターから千葉貨物ターミナルまで運転されました。
▲武蔵野線向け205系で通算32編成目の譲渡となる千ケヨM2編成がインドネシアへ。残る205系は10編成(80両)となった。いよいよE231系0番台への置き換えも佳境に入るか。
▲京葉線潮見(JE-04)に進入する千ケヨM2編成。最後尾となるクハ205-105には梅と鶯がデザインされた『ジャカルタ』を掲出。

同系列の通算28編成目の譲渡である千ケヨM1編成から配給輸送の経路が大幅に変更されて京葉車両センターから蘇我経由で千葉貨物ターミナルに変更されての輸送はこれで5回目(譲渡は通算32編成目)です。最終42編成目の譲渡までこの経路で運転されそうですね。千ケヨM2編成の譲渡により残る205系5000番台は10編成(80両)となりました。武蔵野線仕様のE231系0番台への置き換えもいよいよ終盤に入りそうです。武蔵野線(209系500番台の自動放送搭載編成・E231系0番台)や直通運転先の京葉線(209系500番台千ケヨ34編成を除く)でも車内で駅ナンバリング放送が流れるようになりましたね。

【未更新消滅】西武鉄道小手指車両基地所属の6000系全23編成の制御装置が更新される

2020年2月20日、西武鉄道池袋線系統で活躍し小手指車両基地に所属する6000系6155Fの制御装置が三菱電機製のSiC素子VVVFインバータ制御方式のものに交換され、営業運転に復帰しています。これにより全23編成の制御装置更新工事が終了したことになります。
▲制御装置の更新工事が完了した6000系。制御装置は三菱電機製のSiC素子(22編成)と東芝製のIGBT素子(6157Fのみ)の2種類だが、結局は前者の三菱電機製SiC素子が主流となった。今回の6155Fも同様である。
▲制御装置更新前の日立製作所製GTO素子VVVFインバータ装置(写真は6154Fのもの)。
▲機器更新後の三菱電機製SiC素子VVVFインバータ装置(写真は6156Fのもの)。
▲機器更新後の東芝製IGBT素子VVVFインバータ装置(写真は6157Fのもの)。黄色塗装になったことのある6157FのみレアなVVVFインバータ制御装置搭載編成となった。

これで6000系の制御装置未更新編成は新宿線系統の6101F・6102Fのみですが、池袋線系統では全23編成が制御装置更新車となりました。アルミ車体の6157Fのみ東芝製ですが、残る22編成(ステンレス車体は全編成)はすべて三菱電機製となっています。また6155Fに搭載されていたベンチレータは撤去されています。

【いよいよ交代】相模鉄道11000系11004Fの6代目『そうにゃんトレイン』、7代目の11003Fに交代へ

2020年2月27日、相模鉄道が昨年3月から11000系11004Fを使用して運転されている6代目『そうにゃんトレイン』の運転を終了し、同年3月9日から11003Fによる7代目『そうにゃんトレイン』の運転を開始することが発表されました。
▲7代目『そうにゃんトレイン』となる11000系11003F。2代目・4代目・6代目担当の11004Fとともに交互に『そうにゃんトレイン』のラッピング当該編成となっているのだが、初代・3代目・5代目以来で4回目の登板となる11003F以外の別の編成にする考えはなかったのだろうか…。
▲6代目『そうにゃんトレイン』の11000系11004F。もうまもなくすると通常の姿に戻るものと思われるが、8代目のときは再びこの編成になるのだろうか…。

この11004Fの6代目『そうにゃんトレイン』はおもにベビーそうにゃんをメインにしたものとなっていましたが、今度の7代目ではなぜか『LINEスタンプ』のそうにゃんをモチーフとしたものとなっています。前面部のデザインも横浜(SO-01)寄りのクハ11003と海老名(SO-18)寄りのクハ11903で異なるものとなっているほか、前回の6代目ではそうにゃんの吊革が金色になって話題となっていましたが、今度はベルトの部分を青色と橙色で配したそうにゃんの尻尾をイメージしたものに変更されます。また3人掛け座席の一部に制服姿のそうにゃんが描かれた座席モケットとします。6代目と同様に側面のラッピングはもちろんですが、内装のイラスト装飾も前回より控えめな印象ですね。でも運転を開始したら見てみたいですね。

【ようやく動く】小田急電鉄3000形3085F(元3661F)が営業運転に入る

2020年2月24日の土曜休日E62運用(6754レ1204レ…海0511→百0538→宿0605)より、小田急電鉄3000形3661F(日本車両製造6次車)に新製のサハ3385+デハ3435を組み込んだ3085Fが営業運転に入りました。これで同形式の10両固定編成は12編成目です。
▲写真は3000形3085Fの種車の元3661F。2020年度は2代目5000形(5編成50両、いずれも川崎重工業兵庫工場、ただし5053F・5054Fの2編成は総合車両製作所横浜事業所)の製造があるため、同年度の3000形の中間車増備がどうなるのか気になるところ。同形式8両固定編成の4次車以降では3654Fのみ『小田急TV』対応にはなっていない
▲3000形10両固定編成は6両固定編成からの改造が5編成、8両固定編成からの改造が7編成であり、新製当初からの10両固定編成は存在しない。

2020年3月のダイヤ改正では平日の通勤時間帯のピーク時に新宿(OH01)発着の10両編成の各駅停車を増やすこととしていますので、それに伴って10両編成のE運用のさらなる増加が予想されます(一部は8両編成のB運用を予備留置の扱いだった10両編成のE運用として置き換えている)。3000形の10両固定編成化に伴う車両面の動きは落ち着きましたが、今度は5000形の新製など2020年度の事業計画に注目です

【3000形10両固定編成の状況】 ※太字は新製車両、かっこ内は種車の車両番号
《6両固定編成から改造》
クハ3091(元クハ3280)+デハ3041(元デハ3230)+デハ3141(元デハ3330)+サハ3191+サハ3291+デハ3241+デハ3341+サハ3391(元サハ3380)+デハ3441(元デハ3430)+クハ3491(元クハ3480)
クハ3092(元クハ3281)+デハ3042(元デハ3231)+デハ3142(元デハ3331)+サハ3192+サハ3292+デハ3242+デハ3342+サハ3392(元サハ3381)+デハ3442(元デハ3431)+クハ3492(元クハ3481)
クハ3093(元クハ3282)+デハ3043(元デハ3232)+デハ3143(元デハ3332)+サハ3193+サハ3293+デハ3243+デハ3343+サハ3393(元サハ3382)+デハ3443(元デハ3432)+クハ3493(元クハ3482)
クハ3094(元クハ3278)+デハ3044(元デハ3228)+デハ3144(元デハ3328)+サハ3194+サハ3294+デハ3244+デハ3344+サハ3394(元サハ3378)+デハ3444(元デハ3428)+クハ3494(元クハ3478)
クハ3095(元クハ3279)+デハ3045(元デハ3229)+デハ3145(元デハ3329)+サハ3195+サハ3295+デハ3245+デハ3345+サハ3395(元サハ3379)+デハ3445(元デハ3429)+クハ3495(元クハ3479)

《8両固定編成から改造》
クハ3081(元クハ3665)+デハ3031(元デハ3615)+デハ3131(元デハ3715)+サハ3181(元サハ3765)+サハ3281(元サハ3865)+デハ3231(元デハ3815)+デハ3331(元デハ3915)+サハ3381+デハ3431+クハ3481(元クハ3965)
クハ3082(元クハ3664)+デハ3032(元デハ3614)+デハ3132(元デハ3714)+サハ3182(元サハ3764)+サハ3282(元サハ3864)+デハ3232(元デハ3814)+デハ3332(元デハ3914)+サハ3382+デハ3432+クハ3482(元クハ3964)
クハ3083(元クハ3663)+デハ3033(元デハ3613)+デハ3133(元デハ3713)+サハ3183(元サハ3763)+サハ3283(元サハ3863)+デハ3233(元デハ3813)+デハ3333(元デハ3913)+サハ3383+デハ3433+クハ3483(元クハ3963)
クハ3084(元クハ3662)+デハ3034(元デハ3612)+デハ3134(元デハ3712)+サハ3184(元サハ3762)+サハ3284(元サハ3862)+デハ3234(元デハ3812)+デハ3334(元デハ3912)+サハ3384+デハ3434+クハ3484(元クハ3962)
クハ3085(元クハ3661)+デハ3035(元デハ3611)+デハ3135(元デハ3711)+サハ3185(元サハ3761)+サハ3285(元サハ3861)+デハ3235(元デハ3811)+デハ3335(元デハ3911)+サハ3385+デハ3435+クハ3485(元クハ3961)
クハ3086(元クハ3660)+デハ3036(元デハ3610)+デハ3136(元デハ3710)+サハ3186(元サハ3760)+サハ3286(元サハ3860)+デハ3236(元デハ3810)+デハ3336(元デハ3910)+サハ3386+デハ3436+クハ3486(元クハ3960)
クハ3087(元クハ3659)+デハ3037(元デハ3609)+デハ3137(元デハ3709)+サハ3187(元サハ3759)+サハ3287(元サハ3859)+デハ3237(元デハ3809)+デハ3337(元デハ3909)+サハ3387+デハ3437+クハ3487(元クハ3959)

2020年2月26日

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2020.02.26 ダイヤ乱れが起こした珍事~

2020年2月26日、私が小田急電鉄小田原線に乗車する前、東京地下鉄千代田線新御茶ノ水(C-12)でホームドア点検のため、両者の直通運転が取りやめ、ダイヤが乱れているとの情報を得ました。

私は普段通り8000形8060F+8260Fの3018レ(平日E28運用)で新宿へ。海老名(OH32)では4000形4056Fの4320レ(平日C15運用)、相武台前(OH30)では4000形4057Fの4318レ(平日01K運用)、新百合ヶ丘(OH23)では4000形4065Fの4316レ(平日C23運用)がすべて新宿(OH01)行きに変更されていました。『通勤準急 新宿(OH01)』はめったに見られないので記録したかったですが、とりあえず移動を優先。

しかし下北沢(OH07)あたりで詰まり始め、乗っていた3018レは代々木上原(OH05)付近まで3812レ(平日E65運用)の後ろを走っていましたが、東京地下鉄16000系16110Fの4312レ(平日61S運用:行先変更で急行に変更)がその間に割って入り、新宿到着が約15分遅れての到着でした(そのあとの4314レ(平日C17運用)相当だった4000形4053Fは各駅停車新宿行きとして運転を確認)。
新宿ではちょうど16000系16110Fが回送表示で停車中の様子をキャッチ。『61S』とあるので通常は海老名検車区出庫の4312レで向かう運用です。なお9番・10番ホームに停車していた理由はその隣の7番・8番ホームに8000形8065F+8265Fの1516レ3516レ(平日E11運用)の折り返し回送が停車中だったためです。

まさかの光景が見れたところで遅延証明書を受け取り、乗り継ぎました。

2020年2月24日

【まさかの表示】小田急電鉄5000形5051Fが多摩線内試運転での表示に注目

2020年2月23日、小田急電鉄5000形5051Fが多摩線内で性能確認試運転を実施しました。同形式は3月21日・22日に『新型通勤車両5000形試乗ツアー』を、3月25日に『親子限定 新型通勤車両5000形試乗会』を実施することとなっています。
▲通常の性能確認試運転ではどの車両も『試運転』を表示するのだが、今回の試運転では『試運転』ではなく『実車訓練中』を表示した5000形5051F。同形式は通勤形車両としてかなり珍しい表示が入っているかも…!?

5000形5051Fの試運転では種別行先案内表示器の表示に注目が集まっています。通常はどの車両でも性能確認試運転の際に種別行先案内表示器に『試運転』を表示しますが、今回は『実車訓練中』と表示されました。かなり珍しい表示がほかにも入っているかもしれませんね。通常は通勤形車両ではあり得ないかもしれませんが、ロマンスカー『MSE』60000形などのように任意表示機能があったりして…。

【池袋線から撤退】西武鉄道10000系10110Fに『レッドアローラストラン』ヘッドマーク

2020年2月24日の特急『むさし66号』(66レ…飯0659→池0740)より、西武鉄道小手指車両基地所属の10000系10110Fに『レッドアローラストラン』のヘッドマークが掲出されています。
▲いよいよ池袋線系統での営業運転を終了する10000系“ニューレッドアロー”のうち10110Fにヘッドマークを掲出。デザインはレッドアロークラシックと通常塗装が向き合うものとなっている。2020年3月14日からは池袋線系統の全特急列車が001系“Laview”で運転される。
▲レッドアロークラシック塗装の10000系10105F(写真右側)。この編成はこの塗装のまま最後まで活躍するだろう。

ヘッドマークのデザインはレッドアロークラシックの10105Fと通常塗装の2種類が描かれています。これは2020年3月のダイヤ改正をもって池袋線系統の『むさし』・『ちちぶ』から10000系が撤退することによるものです。新宿線系統の『小江戸』での運用が継続される10000系ですが、001系が追加増備となれば置き換えとなるかもしれませんね。

【デビュー日判明】舞浜ディズニーリゾートライン新型車両、5月21日始動へ

2019年12月に舞浜ディズニーリゾートラインに陸送搬入された従来車両10形を置き換えるための新型車両『リゾートライナー(Type C)』ですが、2020年5月21日から営業運転を開始します。

▲いよいよ置き換えが始まる10形(写真は11号編成)。早めに記録しておきたい。ただし新型車両のトップナンバーはイエローである。


2001年開業以来使用されてきた10形が2021年に就役20年を迎え、現行車両の全5編成を『リゾートライナー(Type C)』に置き換えることが発表されています。舞浜ディズニーリゾートラインへの念願の新型車両のですが、従来車両の今後の動向も気になるところ。新型車両リゾートライナー(Type C)は2020年度から1編成ずつの投入ですが、従来車両の記録は今からでも遅くはありません。ただし予備車確保の観点などから運用する編成数が限られているため、複数日程を設けて記録するといいでしょう。

2020年2月23日

【残るは1編成に】東京地下鉄03系03-102Fが北館林荷扱所に廃車回送される

2020年2月19日、東京地下鉄日比谷線の千住検車区所属の03系03-102Fが千住検車区竹ノ塚分室から北館林荷扱所へ自走回送されました。廃車のためと思われ、残る03系は03-136Fのみとなります。
▲03系で種別行先表示器が幕式の編成は03-102Fの廃車をもって消滅。残る03系もラストの03-136Fのみに。

この編成は03系で最後まで残っていた種別行先案内表示器が幕式の編成でした。03系はほとんどが廃車解体となっていますが、一部が熊本電鉄、北陸鉄道、長野電鉄へ譲渡されているため、動向が注目されます。なお03-102Fはもともとチョッパ制御車でしたが三菱電機製のIGBT素子VVVFインバータ制御に更新され、現在まで運用されていました。

【遂に終了】東日本旅客鉄道E231系0番台東マトの制御装置更新工事が完了 etc...

2020年2月21日、東日本旅客鉄道E231系0番台東マト139編成(クハE231-79以下5両)が長野総合車両センターでの制御装置更新工事を終えて出場、所属先の松戸車両センターまで自走回送されました。
▲制御装置更新工事のラストとなった(つまり最後まで制御装置未更新を保っていた)E231系0番台東マト139編成が長野総合車両センターを出場した。0番台では中央・総武線向けよりも早く完了したことになる。

この編成はE231系500番台機器未更新編成(現在は元東トウ506編成の転用改造工事入場をもって消滅)、800番台と同じ制御装置を搭載していましたが、長野総合車両センターで制御装置が交換され、500番台と同様の更新後の制御装置が搭載されました。これで松戸車両センター所属編成の制御装置更新工事が完了したことになります。500番台は元東トウ506編成の入場をもって消滅しており、残る機器未更新の編成は0番台の一部編成と800番台のみとなります。同系列がベースの相模鉄道10000系も10701Fを皮切りに制御装置の更新工事が開始されましたので、油断できません。

このほか常磐線では様々な動きが散見されます。以下にご紹介します。

★E233系2000番台東マト18編成、線路モニタリング装置を外して出場★
2020年2月21日、東日本旅客鉄道E233系2000番台東マト18編成が東京総合車両センターを検査出場しました。このとき付随車に搭載されていた線路モニタリング装置が今回の出場で撤去されています。

★E531系0番台水カツK480編成・水カツK481編成が総合車両製作所横浜事業所出場★
2020年2月上旬にはE531系0番台の最新編成である水カツK480編成(いわき寄りからクハE531-1030+サハE531-45+モハE531-30+モハE530-1030+クハE530-2030)と水カツK481編成(いわき寄りからクハE531-1031+サハE531-46+モハE531-31+モハE530-1031+クハE530-2031)が総合車両製作所横浜事業所で製造され、出場しました。この2編成はE235系0番台の東トウ50編成(クハE235-50以下11両)よりも新しい編成であり、前回出場した0番台の水カツK478編成・水カツK479編成と同一仕様で製造されていますが、新たに3000番台と同じく安全確認カメラが車端部上部に1両あたり4箇所設置されています。すでに営業運転を開始しており、常磐線(北端は現段階で富岡まで)・水戸線で運用されています。今回は仙台までの全線再開に向けた増備車と思われます。

★E657系水カツK7編成が試運転・水カツK19編成が総合車両製作所横浜事業所出場★
2020年3月14日の常磐線全線運転再開に向けてE531系やE657系での試運転が継続されていますが、常磐線特急の仙台までの直通運転再開に向けてE657系水カツK7編成が富岡以北で試運転を行っています。また全線再開に向けた増備として水カツK18編成と水カツK19編成がいずれも総合車両製作所横浜事業所で製造・増備されました。またE531系も富岡以北の常磐線で試運転を行っているため、同系列も仙台まで入線する可能性がありそうです。

【ダイヤ改正から】東日本旅客鉄道E233系0番台の車椅子対応大形洋式トイレの使用開始時期が判明

2019年から東日本旅客鉄道E233系0番台の4号車(T編成は組成変更後のサハE233形500番台、H編成は改番後のモハE233形800番台)に設置が進められている車椅子対応の大形洋式トイレですが、車両センターでの汚物処理などの整備が完了したため、2020年3月のダイヤ改正時から4号車の車内トイレの使用を開始すると発表しました。
▲写真は八トタT39編成のサハE233-539に設置された車椅子対応大形洋式トイレ(写真右半分)。このときの写真撮影時は使用不可の状態であり、トイレに出入りするためのドアボタンが塞がれている状態だった。
▲E233系0番台の車椅子対応大形洋式トイレの設置編成がまだまだ少ないため、当面は各駅のトイレの利用も勧めている。外観上で見分けるとすれば4号車の一部窓が封鎖されているかいないかだろう(車番もT編成ではサハE233形が連続していない場合、H編成では4号車がモハE233形800番台の場合、トイレ設置編成とわかる)。

同系列では八トタT37編成を皮切りに車椅子対応の大形洋式トイレと車椅子兼ベビーカースペースの設置が進められており、現在は一部のH編成にも設置されています。T編成は編成組み換えを行ったうえで5号車・6号車が電動車、4号車と7号車が付随車になるように変更されています。H編成は付随車がなく組み換えができないため、車番がモハE233形200番台からモハE233形800番台に改番されているのみとなっています(ちなみに3000番台では現在の横コツE-03編成(元東チタNT1編成)から車内トイレ追加設置となった6号車が800を追加したモハE232形3800番台となっている。ただしハイフン以下3801と3802は欠番)。トイレを設置した編成はすでに運用に入っていますが、2019年度末から使用開始の旨のラベルが貼付され、ドアボタンの操作ができないように塞がれている状態となっています。ただしトイレ設置編成がまだ少ないため、同系列が乗り入れる中央線・青梅線など各駅のトイレの利用も推奨しています。

【きれいな姿に】小田急電鉄1000形1062Fが検査出場、リニューアルは次回へ

2020年2月21日に小田急電鉄1000形1062F(クハ1062+デハ1012+デハ1112+クハ1162)が大野総合車両所での検査を終えて出場、試運転を実施しました。この編成はリニューアル更新工事が施工されず出場しましたので、今年度のリニューアル対象は1069Fと思われます。
▲リニューアル更新工事は施工されず検査を通して出場した1000形1062F。同形式はワイドドア6編成を除く全編成のリニューアル更新工事が予想されるが、1062Fへの施工は次回に持ち越しとなった。
▲リニューアル更新工事施工中と思われる1000形1069F(手前の4両)。今年度は1094Fと1069Fの施工でほぼ決定的か。

ここのところ1000形1069F(クハ1069+デハ1019+デハ1119+クハ1169)以外の1000形の検査出場が続いているため(リニューアル車では1064Fもリニューアル更新工事施工以来となる検査を通した)、今年度のリニューアル更新工事の対象は1069Fの可能性が高いようです。リニューアル更新工事未施工なのは入場中の1069Fを除くと4両11編成(1051F・1053F・1054F・1055F・1058F・1059F・1060F・1061F・1062F・1065F・1068F)、6両4編成(1251F・1253F・1254F・1255F)、8両1編成(1081F)、10両1編成(1092F)の合計86両であり、リニューアル更新工事を受けたのが4両5編成(1057F・1063F・1064F・1066F・1067F)、10両5編成(1091F・1093F・1094F・1095F・1096F)の70両ですので(1069Fの施工完了をもって74両)、まだ半数にも及ばないといった感じです。このままのペースではリニューアルの終了はいつになるのやら…。

2020年2月22日

【遂に半数に】東京都交通局5300形5304Fが総合車両製作所横浜事業所へ廃車回送される

2020年2月21日、東京都交通局馬込車両検修場所属の5300形5304Fが所属先から総合車両製作所横浜事業所へ自走回送されました。廃車解体のためと思われます。
▲5300形5304Fが帰らぬ旅路へ出たことで5300形の在籍数は半数の14編成に。言い換えれば5500形の増備もついに半数になるということである。

これで5300形の在籍数は半数の14編成(112両)となります。もう間もなくして5300形と5500形の在籍数が並ぶぐらいのところまで来ていますね。次の5300形の動きで5500形と在籍数が同数となるか、それとも5500形が5514Fの出場で逆転するのかというところです。5304Fといえば2017年の馬込車両検修場の一般公開に初めて行ったときに乗車した編成でした。

2020年2月16日

【詳細運用判明??】小田急電鉄ロマンスカー展望車両『VSE』『GSE』の運用を公表(2020年3月ダイヤ改正後分追加)

2020年3月14日にダイヤ改正を控えるなか、小田急電鉄が同日ダイヤ改正以降の展望座席をもつロマンスカー2形式(『VSE』50000形及び『GSE』70000形)の運用を新たに公表しました。ただしこの情報は更新時のデータで運転状況により変更の場合があります。
▲展望席をもつロマンスカー『VSE』50000形(写真左)と『GSE』70000形(写真右)の運用は基本的に共通である。3月14日以降は『GSE』固定運用が再びなくなる。

展望座席をもつロマンスカーは2005年就役の『VSE』50000形50001F・50002Fと2018年就役の『GSE』70000形70051F・70052Fの合計4編成で運用されています。それでは以下の運用予定表を見ていきましょう。

2020年3月14日以降分も引き続き、何日のどの列車に、どの形式で運転されるかが簡単に記載され、『V』が『VSE』、『G』が『GSE』の充当となります。今回も列車番号をもとに『VSE』『GSE』の両形式の運用を運用番号で表記していますので、運用表を確認しながら照らし合わせてみてください。

2020年3月14日からはダイヤ改正で展望座席をもつロマンスカーの運用と『EXE/EXEα』の運用が一部入れ替わるため、『VSE』および『GSE』の『スーパーはこね』は平日2本(0707レ0709レ)、土曜休日1本(0711レ)のみとなっています。なお現在はロマンスカー『GSE』70000形70051Fが入場中ですが、3月上旬には戻ってきそうな気がします。現在のところリニューアル更新工事で日本車両製造豊川製作所に入場中のロマンスカー『EXE』(のち『EXEα』)30000形30056F+30256Fが帰還するタイミングも気になります。

◆ロマンスカー展望車両の運用予定表◆
青色・・・平日ダイヤ 赤色・・・土曜休日ダイヤ
黄色・・・充当形式、充当運用に注意 赤色・・・固定運用(GSEのみ)
※車型は次の表記とします
 V…50000形、G…70000形 他…E(30000形)またはM(60000形)

【2020年(令和2年)3月】 ※ダイヤ改正後、運用番号は判明し次第反映します
14日…土休①:G 土休②:G 土休③:V 土休④:V
15日…土休①:G 土休②:V 土休③:V 土休④:G
16日…平日①:V 平日②:G 平日③:V 平日④(予備):G
17日…平日①:V 平日②:V 平日③:G 平日④(予備):G
18日…平日①:V 平日②:G 平日③:V 平日④(予備):G
19日…平日①:G 平日②:V 平日③:V 平日④(予備):G
20日…土休①:G 土休②:V 土休③:V 土休④:G
21日…土休①:G 土休②:V 土休③:G 土休④:V
22日…土休①:G 土休②:G 土休③:V 土休④:V
23日…平日①:G 平日②:G 平日③:V 平日④(予備):ー 平日⑤:V
24日…平日①:G 平日②:V 平日③:G 平日④(予備):ー 平日⑤:V
25日…平日①:V 平日②:V 平日③:G 平日④(予備):G
26日…平日①:V 平日②:G 平日③:G 平日④(予備):V
27日…平日①:V 平日②:G 平日③:V 平日④(予備):ー 平日⑤:G
28日…土休①:G 土休②:V 土休③:G 土休④:V
29日…土休①:G 土休②:V 土休③:V 土休④:G
30日…平日①:V 平日②:V 平日③:G 平日④(予備):G
31日…平日①:G 平日②:G 平日③:V 平日④(予備):V

~~~~~~~~~~~★展望車両のロマンスカー運用について★~~~~~~~~~~~
【駅名表記について】
宿…新宿(OH01)、成…成城学園前(OH14)、大…相模大野(OH28)海…海老名(OH32)、厚…本厚木(OH34)、伊…伊勢原(OH36)、秦…秦野(OH39)、足…足柄(OH46)、小…小田原(OH47)、湯…箱根湯本(OH51)、藤…藤沢(OE13)、江…片瀬江ノ島(OE16)

【展望車両の運用について】
  1. 以下の運用はすべて2020年3月14日以降のものです
  2. 回送ルート・運用の流れは予想であり、運用は平日と土曜休日で色分け済み
  3. 平日運用⑤は時刻表では▲表記のため便宜上海老名検車区出入庫で表記します
  4. 列車番号…回送列車、列車番号…定期特急列車(愛称不問)です

★平日運用①(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
大0000←成0000 90**レ
大野総合車両所入出庫
大0612→宿0648 0992レ
湯0827←宿0700 0151レ
湯0903→宿1047 0002レ
湯1224←宿1100 0709レ
湯1235→宿1407 0114レ
湯1550←宿1420 0025レ
湯1626→宿1805 0128レ
江1930←宿1815 0681レ
江1957→宿2106 0502レ
藤2218←宿2120 0687レ
藤0000→成0000 90**レ
喜多見検車区入庫

★平日運用②(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
伊0000←成0000 90**レ
伊0000→厚0000 90**レ
厚0857→宿0944 0170レ
湯1124←宿1000 0707レ
湯1134→宿1307 0110レ
湯1451←宿1320 0021レ
湯1512→宿1647 0024レ
湯1827←宿1700 0137レ
湯1839→宿2005 0138レ
藤2117←宿2015 0685レ
藤0000→宿0000 90**レ
厚2345←宿2300 0621レ
伊0000←厚0000 90**レ
伊0000→成0000 90**レ
喜多見検車区入庫

★平日運用③(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
成0000→宿0000 90**レ
湯1334←宿1200 0115レ
湯1348→宿1527 0320レ
湯1712←宿1540 0331レ
湯1725→宿1905 0032レ
藤2020←宿1915 0683レ
藤0000→成0000 90**レ
喜多見検車区入庫

★平日運用④(VSE/GSE)★
喜多見検車区終日予備留置

★平日運用⑤(EXE/EXEα)★
※注意:2020年3月24日・25日はVSE
※注意:2020年3月27日はGSE
海老名検車区出庫
秦0000←海0000 90**レ
秦0608→宿0709 0672レ
厚0000←宿0000 90**レ
厚0000→海0000 90**レ
海老名検車区入出庫
伊0000←海0000 90**レ
伊0000→厚0000 90**レ
厚1018→宿1107 0174レ
湯1254←宿1120 0011レ
湯1307→宿1447 0016レ
湯1633←宿1500 0127レ
湯1643→宿1820 0052レ
小1958←宿1830 0903レ
小0000→足0000 90**レ
足#6入出庫
小0000←足0000 90**レ
小2050→宿2205 0382レ
藤2318←宿2220 0689レ
藤0000→大0000 90**レ
海0000←大0000 90**レ
海老名検車区入庫

★土曜休日運用①(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
湯0000←成0000 90**レ
湯0812→宿0947 0202レ
湯1113←宿1000 0707レ
湯1125→宿1307 0112レ
湯1454←宿1320 0021レ
湯1508→宿1647 0054レ
湯1828←宿1700 0135レ
湯1839→宿2006 0128レ
小2137←宿2020 0911レ
小0000→成0000 90**レ
喜多見検車区入庫

★土曜休日運用②(VSE/GSE)★

喜多見検車区出庫
厚0000←成0000 90**レ
厚0658→宿0746 0970レ
湯0923←宿0800 0103レ
湯0932→宿1107 0780レ
湯1253←宿1120 0013レ
湯1307→宿1447 0050レ
湯1626←宿1500 0127レ
湯1635→宿1807 0124レ
湯1959←宿1820 0903レ
湯2030→宿2207 0264レ
厚2308←宿2220 0919レ
厚0000→成0000 90**レ
喜多見検車区入庫

★土曜休日運用③(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
成0000→宿0000 90**レ
湯0850←宿0720 0251レ
湯0910→宿1048 0006レ
湯1216←宿1100 0711レ
湯1228→宿1407 0116レ
湯1545←宿1420 0025レ
湯1554→宿1727 0056レ
秦1838←宿1740 0375レ
秦0000→成0000 90**レ
喜多見検車区入庫

★土曜休日運用④(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
成0000→宿0000 90**レ
湯0950←宿0820 0253レ
湯1006→宿1147 0208レ
湯1326←宿1200 0115レ
湯1337→宿1507 0118レ
湯1658←宿1520 0029レ
湯1710→宿1846 0258レ
小2016←宿1900 0605レ
小2027→宿2145 0172レ
秦2257←宿2000 0617レ
秦0000→成0000 90**レ
喜多見検車区入庫
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