この編成はE231系500番台機器未更新編成(現在は元東トウ506編成の転用改造工事入場をもって消滅)、800番台と同じ制御装置を搭載していましたが、長野総合車両センターで制御装置が交換され、500番台と同様の更新後の制御装置が搭載されました。これで松戸車両センター所属編成の制御装置更新工事が完了したことになります。500番台は元東トウ506編成の入場をもって消滅しており、残る機器未更新の編成は0番台の一部編成と800番台のみとなります。同系列がベースの相模鉄道10000系も10701Fを皮切りに制御装置の更新工事が開始されましたので、油断できません。
このほか常磐線では様々な動きが散見されます。以下にご紹介します。
★E233系2000番台東マト18編成、線路モニタリング装置を外して出場★
2020年2月21日、東日本旅客鉄道E233系2000番台東マト18編成が東京総合車両センターを検査出場しました。このとき付随車に搭載されていた線路モニタリング装置が今回の出場で撤去されています。
★E531系0番台水カツK480編成・水カツK481編成が総合車両製作所横浜事業所出場★
2020年2月上旬にはE531系0番台の最新編成である水カツK480編成(いわき寄りからクハE531-1030+サハE531-45+モハE531-30+モハE530-1030+クハE530-2030)と水カツK481編成(いわき寄りからクハE531-1031+サハE531-46+モハE531-31+モハE530-1031+クハE530-2031)が総合車両製作所横浜事業所で製造され、出場しました。この2編成はE235系0番台の東トウ50編成(クハE235-50以下11両)よりも新しい編成であり、前回出場した0番台の水カツK478編成・水カツK479編成と同一仕様で製造されていますが、新たに3000番台と同じく安全確認カメラが車端部上部に1両あたり4箇所設置されています。すでに営業運転を開始しており、常磐線(北端は現段階で富岡まで)・水戸線で運用されています。今回は仙台までの全線再開に向けた増備車と思われます。
★E657系水カツK7編成が試運転・水カツK19編成が総合車両製作所横浜事業所出場★
2020年3月14日の常磐線全線運転再開に向けてE531系やE657系での試運転が継続されていますが、常磐線特急の仙台までの直通運転再開に向けてE657系水カツK7編成が富岡以北で試運転を行っています。また全線再開に向けた増備として水カツK18編成と水カツK19編成がいずれも総合車両製作所横浜事業所で製造・増備されました。またE531系も富岡以北の常磐線で試運転を行っているため、同系列も仙台まで入線する可能性がありそうです。