2022年6月29日

【まさかの代走で復活】東日本旅客鉄道E127系0番台新ニイV12編成と新ニイV13編成が上越線で営業運転に復帰!

2022年6月29日、東日本旅客鉄道E127系0番台新ニイV12編成と新ニイV13編成が上越線での営業運転に投入され、同年3月のダイヤ改正で定期営業運転を終了して以来となる営業運転復帰を果たしました。27日のE129系5編成14両の落雷被害による車両故障による穴埋めです。
▲落雷被害によるE129系の車両故障で急遽ピンチヒッターとして定期営業運転を終えていたE127系0番台新ニイV12編成と新ニイV13編成が代走として営業運転に投入され、鉄道ファンを驚かせた。

E127系0番台が上越線で営業運転に投入されるのは就役後は初めてのことですが、同系列の営業運転は同年3月の定期営業運転終了以来となります。基本的には両編成併結の固定で充当されるものと思われ、基本的には上越線長岡~越後湯沢間の運用が中心とみられますが、新潟を超えて群馬県の水上まで入線する可能性はありそうでしょうか。この系列は長岡車両センターに疎開されていたようですが、制御装置が更新済みであるため、動向が気になっていました。この代走運用は読めないため、運用されている場合は狙って録音するのもいいですね。

【既存編成に増結で改造へ?】東急電鉄5000・5050系0番台5166Fから改番の4000番台4112Fと思われる車両が出場

2022年6月28日、総合車両製作所横浜事業所より東急電鉄5000・5050系0番台5166F(8両固定編成)から改番された4000番台4112Fのうち8両と、無塗装の中間増備車2両の合計10両が総合車両製作所横浜事業所を出場し、長津田検車区まで甲種輸送されました。
▲2022年3月に総合車両製作所横浜事業所に入場した5000・5050系0番台5166F。同編成がなんと無塗装の中間増備車2両を引き連れ4000番台4112Fとなって出場した。ただし改番直後とあって両先頭車の“8 CARS”のステッカーは残されている。
▲5000・5050系0番台から4000番台への改番は元5173Fの8両にサハ4711+デハ4611を組み込んだ4111F以来のことである。なお4111Fまでの付随車は4・5・7号車に連結されているが、4112Fの付随車は無塗装の中間増備車1両(4号車相当)と6・7号車に変更されている。
▲(イメージ)6000系6101F・6102Fの3号車に組み込まれた“Q SEAT”車両。この車両を組み込むにあたって外された中間電動車は5000・5080系5189F・5190Fの中間増備車デハ5489およびデハ5490として転用された。

車両編成は機関車次位よりサハ4712(元サハ5566)+サハ4612(元サハ5466)+パンタグラフのある中間増備車・クハ4012(元クハ5866)+デハ4912(元デハ5766)+デハ4812(元デハ5666)・パンタグラフのない中間増備車+デハ4312(元デハ5366)+デハ4212(元デハ5266)+クハ4112(元クハ5166)という状況となっており、転落防止幌を備える無塗装の中間増備車のうち、パンタグラフのある中間増備車は電動車と思われ、車番はありませんが現時点で欠番のデハ4512に相当する車両(日立製作所製の制御装置を搭載)、もう一方のパンタグラフのない中間増備車は付随車と思われ、車番はありませんが現時点で欠番のサハ4412に相当する車両ではないかと思われます。中間増備車は2両とも内装が非公開とされており、大井町線向け6000系6101F・6102Fに組み込まれている“Q SEAT”(転換クロスシート車)仕様なのか、ただの一般のロングシート車両かは分かりません。改造種車の元5166Fが2007年度製造の編成ということで、旅客用扉は二重ガラス構造の化粧板仕上げとなっていますが、クハ4112(元クハ5166)・クハ4012(元クハ5866)のスカートの形状が初期形のままであるほか、今後撤去されるものと思われる“8 CARS”のステッカーが残されたままとなっています。

なお4000番台は4101F~4111Fでは編成中間の4・5・7号車が付随車、6号車が単独電動車となっていますが、4112Fではこれまでの4000番台編成と異なり、仮に中間増備車の2両がそのまま組み込まれた状態の場合を仮定すると、(中間増備車の付随車に相当する)4・(既存の付随車を改番した)6・7号車が付随車で、(中間増備車の電動車に相当する)5号車が電動車という組成になりそうです。つまり4111Fまでは中間の単独電動車が6号車であるのに対し、4112Fでは5号車に変更されている形です。

それでも一番気になるのは無塗装の中間増備車ですね。欠番のサハ4412・デハ4512に相当する車両であり、これらの車両が“Q SEAT”に相当する車両の可能性があります。なお制御装置は中間増備車以外は初期型のままなので、中間増備車に合わせるとなれば8両固定編成の5176Fのものと交換される可能性があります。前回の4111F(元5173F)では8両固定編成の5175Fと制御装置を交換し、中間増備車のデハ4611に合わせました。今回の4112Fではどうなるのでしょうか。無塗装の中間増備車とともに動向が注目されることになりそうです。

2022年6月28日

【制御装置に変化】小田急電鉄3000形3265F(日本車両製造3次車6両固定編成)、初のリニューアル更新工事施工編成に

2022年4月28日に小田急電鉄が発表した2022年度鉄道設備投資事業計画のなかで、今年度は3000形6両固定編成3本(18両)へのリニューアル更新工事施工を発表しました。このうち昨年から大野総合車両所に入場中の3265F(日本車両製造3次車・6両固定編成)の一部車両が2022年6月28日ころから屋外に出ており、制御装置が交換されている状況から、同形式初のリニューアル更新工事が施工されているものと思われます。
▲2022年度の鉄道設備投資事業計画で発表された、3000形初のリニューアル更新工事施工となった日本車両製造3次車の3265F。同編成は最初にこの形式で全密閉モーターの主電動機が試験搭載され、8000形のリニューアル更新工事の際に本格採用された。

現在入場中の3000形3265Fは日本車両製造豊川製作所で製造された3次車の6両固定編成で2006年に全密閉式の主電動機が試験搭載されました(このため当時の3次車以降の各編成とは異なる加速音・減速音が特徴)。当初はこの編成だけでしたが、2007年度リニューアル車となった8000形8264F(踏切事故で廃車となった編成)を皮切りに同形式4両固定編成や6両固定編成の8263F・8265F、3000形でも日本車両製造3次車の3263F、日本車両製造7次車の元3664F(3082Fの2号車・3号車以外)・元3665F(3081Fの2号車・3号車以外)にも普及し、6次車では元3663F(3083Fの2号車・3号車以外)にも搭載されました。この形式の3次車では8両固定編成も登場し、1次車ワイドドア車・2次車から大きく仕様が変更され、スカートの大形化や制御装置の形状変更、減圧機能付き空気式ドアエンジンの採用、中間付随車の登場などがありましたね。ちなみに両先頭車を含む編成は10両固定編成が登場するまでは8次車(元3282F、3093Fの4~7号車以外)まで製造され(現在の8次車はすべて10両固定編成の一部になっている)、中間車は10次車(3081F~3087Fの2号車・3号車)まで製造され現在に至っています。

リニューアル対象となる3265Fのうち、下り方側3両(サハ3365・デハ3415・クハ3465)がロイヤルブルー帯を撤去された状態で屋外に留置されており、デハ3415の制御装置がすでにSiC素子に交換されています。また円形のドアステッカーが旅客用扉の交換で貼り直されているいるほか、撤去済みの帯はインペリアルブルー帯に変更されるものと思われます。対象となるデハ3215・デハ3315・サハ3365・デハ3415には車椅子およびベビーカーなどのフリースペースの設置改造が施されているものとみられます。なお3265Fは登場当初からスクロールタイプのLED式の車内案内表示器が搭載されていましたので、これは17インチワイドのLCD式(2画面・小田急TVに対応)に交換される可能性がありますね。個人的には前面部・側面部の種別行先案内表示器がフルカラーLED式になるのか、3色LED式で存置されるのかも気になりますねぇ。

3000形最初のリニューアル車は2006年から入場前まで全密閉モーターを搭載した3265Fということになりました。車内案内表示器がLED式の3次車の3編成(入場中の3265Fを含む・3000形6両固定編成の3次車は4編成が在籍する)を対象とするのでしょうか。3265Fの出場時の姿に注目です。

2022年6月27日

【事実上のロングシート化】東京都交通局330形の追加導入で300形を代替へ

2022年6月23日に東京都交通局が日暮里(NT-01)と見沼代親水公園(NT-13)を結ぶ日暮里・舎人ライナーの開業当時から使用されている300形について、全16編成(80両)のうち12編成(60両)をロングシート仕様の330形に代替すると発表しました。
▲開業当初から使用されてきた300形(写真は303F)が330形に代替される見通しだ。置き換えられる300形は開業当初に準備された301F~312Fまでと思われ、2009年に増備された313F以降は置き換え対象外に。

日暮里・舎人ライナーの開業当時から使用されている車両、300形はすでに引退した東京臨海新交通ゆりかもめの開業当時から使用された7000系と類似したデザインとなっており、同系列では6両固定編成に対して300形は5両固定編成で製造されました。これをロングシート車の330形で代替するとしています。2015年に登場した330形は東京臨海新交通ゆりかもめの7300系と類似したデザインとなっており、ゆりかもめの車両を置き換えるのと状況が似ていますね(ゆりかもめは7000系18編成を7300系で置き換え、残る7000・7200系8編成を7500系で置き換えた例がある)。330形の在籍数は331F・332F・333F・334Fの4編成(20両)となっていますが、この先も三菱エンジニアリング製の製造で追加投入されるものとみられます。日暮里・舎人ライナーは300形、330形のほかに1編成だけの320形も投入されています(321F)。ゆりかもめと異なり3形式が投入されている日暮里・舎人ライナーですが、この時点で300形を完全に置き換えるわけではないので、300形の記録も進めつつ、動向を注視する必要があります。もし300形が廃車となると、ゆりかもめのように富山のリサイクル業者に向けて陸送されていくのでしょうか。

2022年6月26日

【車中泊は初めて】小田急電鉄ロマンスカー“VSE”50000形50001Fによる『ロマンスカー・VSEで一夜を明かすナイトツアー』

2022年6月25日、小田急電鉄ロマンスカー“VSE”50000形を使用した『ロマンスカー・VSEで一夜を明かすナイトツアー』が開催され、50001Fが充当されました。
▲ロマンスカーでの車中泊が初設定となる6月25日運転分のナイトツアーに“VSE”50000形50001Fが充当された。写真は新宿(OH01)から箱根湯本(OH51)までの片道を走行した時のシーンであり、複々線区間では“GSE”70000形との並走シーンが展開された。

昼過ぎの特別団体専用列車では始発駅の新宿では7番・8番ホームに入線し、代々木上原(OH05)から登戸(OH18)までは緩行線を走行し、途中で0067レ(土曜休日N32運用)に充当された“GSE”70000形70052F(踏切事故の影響で床下カバーの一部分が欠損した編成)と並走する形になりました。箱根湯本からの特別団体専用列車(真のナイトツアー)にもこの編成が充当されました。なお7月2日にも同じスジで運転される予定となっていますので、6月25日分を撮影できなかった方で7月2日分を狙うことを考えている方は参考になさってください。6月26日は早朝に小田原(OH47)→新宿の片道で運転されました。

2022年6月25日

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2022.06.25 ロマンスカー“VSE”の『ナイトツアー』を夕方前にキャッチ?~

2022年6月25日は小田急電鉄小田原線を撮影。まずは成城学園前(OH14)にて。
ロマンスカー“VSE”50000形50001F。時計では14時17分、成城学園前4番ホームに50001Fが入線。実はこの形式を用いた『ロマンスカー・VSEで一夜を明かすナイトツアー』が運転されることとなっており、それに関連する送り込み回送のようです。約2分間の停車のあと発車していきました。よく見ると運転席に通じる梯子が出ている様子が分かりますね。

続いては愛甲石田(OH35)にて。
ロマンスカー“VSE”50000形50001F。8001レ。送り込み回送の折り返しでの特別団体専用列車がやって来ました。『ナイトツアー』と言いましたが、これは新宿から箱根湯本(OH51)に向かう特別団体専用列車で、ツアーの一部に入ります。このあと箱根湯本で2時間のフリータイムを過ごした後に箱根登山鉄道の最古参形式で強羅(OH57)まで往復し、再び50001Fに乗り込み、小田原(OH47)10番ホーム横の留置線で停泊となります。なお愛甲石田の通過は16時過ぎでした。

ちなみにロマンスカー“VSE”50000形が来るまでの間に、気になる車種が来たのでちょっとだけ紹介します。
1000形1254F。1057レ(土曜休日A34運用)。実はリニューアルされていない1000形6両固定編成がすべて小田原線の急行運用に充当されていたので、そのうちの1254Fをキャッチ。移動時には1253Fに1055レ(土曜休日A22運用)で乗っているほか、1251Fを1058レ(土曜休日A21運用)で目撃しており、3本とも急行運用に入っていた奇跡がみられました。
3000形3263F。1059レ(土曜休日A13運用)。3000形はリニューアル更新工事が予定されており、動向が注目されています。この編成の動きにも気をつけたいところです。

撮影は以上です。今回撮影した特別団体専用列車は同じスジで7月2日も運転される予定です。

【いつの間に】小田急電鉄1000形1061F(レーティッシュ・4両固定編成)のデハ1111・クハ1161が送される

2022年6月14日に廃車除籍処分となった小田急電鉄1000形レーティッシュカラーの1061Fのうち、デハ1111・クハ1161の2両が6月25日に車体を2分割にされ、トレーラーで北館林荷扱所に陸送されました。
▲元千代田線直通対応車両で初の廃車除籍処分となった1000形1061Fのデハ1111・クハ1161が大野総合車両所から旅立った。これで1061Fの廃車除籍処分に伴う搬出は完了だ。

この編成は6月4日の展示のあと13日まで運用され、14日に大野総合車両所に臨時回送されて廃車除籍処分となりました。なおこれまでのレーティッシュカラーの編成と異なり、クハ1161の前面部の車番部分やロゴマークはレーティッシュとほぼ同じ赤色のテープで隠されていました。なおこの1000形1061Fは4000形に置き換えられるまでに4両+6両の組成で東京地下鉄千代田線にも直通していた編成でもあります。予想通り今週中の旅立ちとなりましたね。この編成は一時期『夏休みこども絵日記トレイン』として箱根登山鉄道で運用されていた編成でもありました。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2022年6月25日現在 合計120両/全体196両
青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(非リニューアル)、灰色…廃車予想編成
1063F1064Fは編成禁止ラベル貼付により箱根登山鉄道専任運用で活躍中

*4両固定編成…8編成(32両、レーティッシュ4両)
内訳…1057F1058F1063F1064F1065F1066F1067F1069F

*6両固定編成…3編成(18両)
内訳…
1251F1253F1254F

*10両固定編成…7編成(70両、リニューアル60両、大規模改造30両)
内訳…1091F1092F1093F1094F1095F1096F1097F
※1095F以降は4両固定編成と6両固定編成を改造(1097Fは元1081Fの付随車も活用)。

*休車中(廃車予定)…4両
内訳…1062F

*廃車済…72両 ※搬出予定車両を含む、赤色…レーティッシュ
内訳
【編成単位で廃車】 合計64両
1051F(クハ1051・デハ1001・デハ1101・クハ1151)
1053F(クハ1053・デハ1003・デハ1103・クハ1153)
1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)
1059F(クハ1059・デハ1009・デハ1109・クハ1159)
1060F(クハ1060・デハ1010・デハ1110・クハ1160)
1061F(クハ1061・デハ1011・デハ1111・クハ1161)
1068F(クハ1068・デハ1018・デハ1118・クハ1168)
1751F(クハ1751・デハ1701・デハ1801・サハ1851・デハ1901・クハ1951)
1752F(クハ1752・デハ1702・デハ1802・サハ1852・デハ1901・クハ1952)
1753F(クハ1753・デハ1703・デハ1803・サハ1853・デハ1903・クハ1953)
1754F(クハ1754・デハ1704・デハ1804・サハ1854・デハ1904・クハ1954)
1755F(クハ1755・デハ1705・デハ1805・サハ1855・デハ1905・クハ1955)
1756F(クハ1756・デハ1706・デハ1806・サハ1856・デハ1906・クハ1956)

【車両単体で廃車】 合計8両
元クハ1155(元1055F)・元クハ1255(元1255F)
元クハ1081・元デハ1031・元デハ1131・元デハ1331・元デハ1431・元クハ1481(元1081F)

2022年6月22日

【2両ずつの旅立ち】小田急電鉄1000形1061F(レーティッシュ・4両固定編成)のクハ1061・デハ1011が陸送される

2022年6月14日に廃車除籍処分となった小田急電鉄1000形レーティッシュカラーの1061Fのうち、クハ1061・デハ1011の2両が6月22日に車体を2分割にされ、トレーラーで北館林荷扱所に陸送されました。
▲元千代田線直通対応車両で初の廃車除籍処分となった1000形1061Fのクハ1061・デハ1011が大野総合車両所から旅立った。

この編成は6月4日の展示のあと13日まで運用され、14日に大野総合車両所に臨時回送されて廃車除籍処分となりました。なおこれまでのレーティッシュカラーの編成と異なり、クハ1061の前面部の車番部分やロゴマークはレーティッシュとほぼ同じ赤色のテープで隠されていました。なおこの1000形1061Fは4000形に置き換えられるまでに4両+6両の組成で東京地下鉄千代田線にも直通していた編成でもあります。なおすでに解体線にはデハ1111・クハ1161が搬出のための準備を行っているものと思われ、早ければ今週中に旅立ちそうでしょうか。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2022年6月22日現在 合計120両/全体196両
青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(非リニューアル)、灰色…廃車予想編成
1063F1064Fは編成禁止ラベル貼付により箱根登山鉄道専任運用で活躍中

*4両固定編成…8編成(32両、レーティッシュ4両)
内訳…1057F1058F1063F1064F1065F1066F1067F1069F

*6両固定編成…3編成(18両)
内訳…
1251F1253F1254F

*10両固定編成…7編成(70両、リニューアル60両、大規模改造30両)
内訳…1091F1092F1093F1094F1095F1096F1097F
※1095F以降は4両固定編成と6両固定編成を改造(1097Fは元1081Fの付随車も活用)。

*休車中(廃車予定)…4両
内訳…1062F

*廃車済…72両 ※搬出予定車両を含む、赤色…レーティッシュ
内訳
【編成単位で廃車】 合計64両
1051F(クハ1051・デハ1001・デハ1101・クハ1151)
1053F(クハ1053・デハ1003・デハ1103・クハ1153)
1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)
1059F(クハ1059・デハ1009・デハ1109・クハ1159)
1060F(クハ1060・デハ1010・デハ1110・クハ1160)
1061F(クハ1061・デハ1011・デハ1111・クハ1161)
1068F(クハ1068・デハ1018・デハ1118・クハ1168)
1751F(クハ1751・デハ1701・デハ1801・サハ1851・デハ1901・クハ1951)
1752F(クハ1752・デハ1702・デハ1802・サハ1852・デハ1901・クハ1952)
1753F(クハ1753・デハ1703・デハ1803・サハ1853・デハ1903・クハ1953)
1754F(クハ1754・デハ1704・デハ1804・サハ1854・デハ1904・クハ1954)
1755F(クハ1755・デハ1705・デハ1805・サハ1855・デハ1905・クハ1955)
1756F(クハ1756・デハ1706・デハ1806・サハ1856・デハ1906・クハ1956)

【車両単体で廃車】 合計8両
元クハ1155(元1055F)・元クハ1255(元1255F)
元クハ1081・元デハ1031・元デハ1131・元デハ1331・元デハ1431・元クハ1481(元1081F)

【ファミリーデー設定あり】小田急電鉄、『鉄道大好きタレントと行く!特急ロマンスカー・VSE全線走破ミステリー』開催へ

2022年6月20日、小田急電鉄がロマンスカー“VSE”50000形を使用し、7月16日・17日・23日・24日の4日間で『鉄道大好きタレントと行く!特急ロマンスカー・VSE全線走破ミステリー』ツアーを全4回開催することが発表されました。
▲鉄道大好きタレントとしておなじみの豊岡真澄氏、ホリプロマネージャー・南田裕介氏とともにロマンスカー“VSE”50000形に乗って全線走破を堪能できる『鉄道大好きタレントと行く!特急ロマンスカー・VSE全線走破ミステリー』が実施される。運転経路は当日までのお楽しみだが、始発終着駅は予想がつきそうだ。

このツアーは鉄道好きでお馴染みのタレント・豊岡真澄氏とホリプロマネージャー・南田裕介氏とともにロマンスカー“VSE”50000形に乗車し、小田原線・江ノ島線・多摩線の全線を走破するというツアーです。16日・23日の土曜日のツアーは豊岡真澄氏、17日・24日の日曜日のツアーは南田裕介氏がそれぞれ乗車します。このうちの23日は『ファミリーデー』として子連れの家族に限定されます(募集人数は各230名だが、7月23日だけ260名)。23日運転分については実際に子どもを持つ女性(母親)の小田急電鉄の係員が添乗します。このツアーに参加すると豊岡氏と南田氏が選んだ鉄道グッズを本人から手渡しでもらえます。ミステリーツアーのため運転経路は当日までのお楽しみとなりますが、始発終着駅は集合場所・解散場所から予想できそうです。

【『特急ロマンスカー・VSE全線走破ミステリー』始発終着駅予想】
16日…始発は新宿(OH01)・終着は片瀬江ノ島(OE16)
17日…始発は小田原(OH47)・終着は唐木田(OT07)
23日…始発は唐木田・終着は新宿
24日…始発は片瀬江ノ島・終着は小田原

2022年6月21日

【月1ペースで早い!】東京都交通局10-300形10-410F(8両固定編成)が若葉台検車区に廃車回送される

2022年6月20日、東京都交通局新宿線大島車両検修場に所属する10-300形10-410F(8両固定編成)が所属先のから列車番号81Tで京王電鉄若葉台検車区へ自走回送されました。廃車除籍処分のためと思われます。
▲10-300形8両固定編成(写真)もあと2本。通算6編成目の10-410Fが廃車除籍処分に。

10-300形2次車(8両固定編成)の廃車は10-370F・10-390F・10-430F・10-380F・10-400Fに続いて6編成目で、残る8両固定編成は10-420F・10-440Fの2編成(16両)となりました。この編成は車体を分割され若葉台検車区から順次搬出されるものと思われます。ちょうどこの日は同形式6次車の7編成目、10-710Fが総合車両製作所横浜事業所より出場したため、あと1編成(10-720F)で10-300形6次車および同形式の新製導入が完了することになります。この形式のラストナンバーは10-720Fになりますね。

【10-300形8両固定編成の状況】2022年6月20日現在
《運用》10-420F・10-440F
《廃車》10-370F・10-380F・10-390F・10-400F・10-410F・10-430F

【表示は回送だったが…】東京地下鉄16000系16131F、小田原線内でTASC試験の試運転を実施

2022年6月20日、東京地下鉄16000系16131F(旧川崎重工業5次車)が小田急電鉄小田原線でのTASC性能確認に伴う試運転を町田(OH27)~秦野(OH39)の区間で実施しました。同系列の小田原線入線は早朝の上りや夕夜の下りを中心に定期列車では最西端で伊勢原(OH36)までなので、伊勢原~秦野間の入線は珍しいです。
▲先週の東日本旅客鉄道E233系2000番台東マト17編成に続き、小田原線でのTASC試験に使用された16000系16131F。試運転前日に海老名検車区入庫運用でそのまま停泊し、白昼時間帯の小田原線を回送表示で快走した。なおこの日の海老名検車区出庫の平日55S運用は4000形4062Fが代走した。

19日の土曜休日03S運用で海老名検車区に入庫した後、通常であれば13日に海老名検車区出庫の運用(平日55S運用・平日59S運用・平日61S運用)に充当されるはずでしたが、平日55S運用を4000形4062Fを代走で充当したことにより、海老名検車区に留置したうえTASC関連の試運転に用いたものと思われます。E233系2000番台東マト17編成と同様に町田はホーム下り方の渡り線を用いて2番ホームで折り返し、秦野では1番ホームで折り返しました。伊勢原以西の区間に入線するのは非常に珍しく、白昼の時間帯に走行したとあって注目を集めました。これまでに4000形など小田急電鉄の車両だけで試験が行われてきましたが、乗り入れ車両を用いての試験は2例目です。

2022年6月17日

【配置は武蔵丘に?】西武鉄道40000系40158Fが川崎車両株式会社兵庫工場を出場、甲種輸送される

2022年6月17日より、川崎車両株式会社兵庫工場にて製造された西武鉄道40000系50番台ロングシート仕様の40158Fが出場し、池袋線の小手指車両基地まで甲種輸送されています。同系列はこれで転換クロスシートを備える6編成とロングシートを備える8編成を合わせて、合計14編成(140両)となります。
▲小手指車両基地(転換クロスシート車)と武蔵丘車両基地(ロングシート車)に分散配置され運用されている40000系。新宿線系統へは車両を貸し出す形に。ちなみにこの写真のロングシート車の40157Fは同系列では川崎車両株式会社となって初めて製造された編成だ。

川崎車両株式会社兵庫工場となってからの40000系の製造は前回の40157Fに続いて2編成目となりますが、2022年度分はこの編成が初めてとなります。編成は西武新宿(SS-01)・飯能(SI-26)寄りからクハ40158+モハ40258+モハ40358+サハ40458+モハ40558+サハ40658+サハ40758+モハ40858+モハ40958+クハ40058となっています。東京地下鉄の入線に必要だった誘導無線アンテナの設置が省略されているほか、40156Fから採用された抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術『CLEANSE(クレンゼ)』を採用した座席シートが導入されているものと思われます。この編成は武蔵丘車両基地に配属されるものとみられます。なおこの編成の登場前に2000系の廃車が進められており、2両固定編成の2413Fと4両固定編成の2503Fが横瀬車両基地に廃車回送されていますので、この先も2000系の置き換えが進みそうです。

2022年6月16日

【東海道線での運用経験あり】東日本旅客鉄道E217系横クラY-3編成が長野総合車両センターに配給輸送される

2022年6月15日、東日本旅客鉄道鎌倉車両センターに所属するE217系横クラY-3編成(クハE217-3以下11両)がEF64形1030号機に牽引され、所属先から南武線経由で長野総合車両センターへ配給輸送されました。廃車解体処分のためと思われます。
▲E217系横クラY-3編成(写真左側)がEF64形1030号機に導かれ帰らぬ旅へ。同編成は湘南新宿ライン増発によるE217系の余剰で2006年3月から2015年2月まで一貫して東海道線で運用されていたことがあり、東海道線仕様のまま制御装置更新工事を受けた唯一の基本編成だった。なお旅客用扉には東海道線時代に貼付されたドアステッカーが残っていた。
▲この編成は新製当初から国府津車両センター転属を経て鎌倉車両センターに復帰するまで『F-03編成』を名乗っていた(東海道線時代はサハE217-3以外の10両が該当)。『F-03』の編成番号は現在ではE235系1000番台の横クラF-03編成として引き継がれている。

この編成は2006年3月から2015年2月まで一貫して東海道線東京(JT-01)~熱海(JT-21)間の限定で普通列車を中心に、一部快速アクティーや通勤快速(現在は消滅)でも運用されていたことがあり、2008年3月以降は現在のE233系3000番台横コツE-01編成+横コツE-51編成、横コツE-02編成+横コツE-52編成と共通運用となっていました(当時は編成番号にハイフンはなく、E233系3000番台も固定運用とされ、横コツE-03編成(当時は東チタNT1編成)以降の編成とは別運用。上野東京ライン開業前の2014年にE217系と運用が分離される)。しかもE217系では東海道線仕様のままで制御装置更新工事を受けた唯一の基本編成でもあります(横クラY-1編成・横クラY-2編成は国府津車両センターから一度復帰する際に制御装置更新工事を受けている)。同系列のなかで東海道線での運用履歴が長いため、自動放送は2015年に鎌倉車両センターに復帰するときに設置されています。このため同編成の自動放送使用はわずか7年と短いですね。東海道線で運用されたことのある編成および11号車のクハE217形0番台に電気連結器をもつ編成の廃車はこれが初めてとなります。これでE217系の廃車は基本編成15編成・付属編成13編成となりました。

E235系1000番台のグリーン車2編成分(サロE235-1019+サロE234-1019、サロE235-1020+サロE234-1020・横クラF-19編成・横クラF-20編成の分)が総合車両製作所横浜事業所から総合車両製作所新津事業所まで輸送されている事情から、基本編成の廃車は今後も出ることが予想されます。これで残るE217系は11両36編成(396両)と4両33編成(132両)の合計528両となります。ただE235系1000番台の横クラJ-15編成以降の付属編成が出場していませんので、付属編成の増備も並行してもらいたいものです。

【E217系の在籍状況】※2022年6月15日現在
 在籍両数(全体)…528両 廃車除籍(全体)…217両
 基本編成(11両)…36編成(−1) 付属編成(4両)…33編成(±0)
 廃車除籍(11両)…15編成(+1) 廃車除籍(4両)…13編成(±0)
【E235系1000番台の在籍状況】※2022年6月15日現在
 在籍両数(全体)…243両
 基本編成(11両)…17編成 付属編成(4両)…14編成
 ※現在製造中の車両は含まない

2022年6月15日

【2両固定の3色LED消滅】西武鉄道2000系2503Fと2413Fが横瀬車両基地に廃車回送される

2022年6月15日、西武鉄道新宿線南入曽車両基地に所属していた2000系2503F(4両固定編成)と2413F(2両固定編成)が横瀬車両基地に自走回送されました。40000系投入に伴う廃車解体処分に伴うものと思われます。
▲旧タイプの2000系は2両固定編成で唯一種別行先案内表示器が3色LED式の2413F(写真右端)が当該に。なお新宿線内と池袋線内は2413Fではなく2503Fが先頭に立ち、飯能(SI-26)からは2413Fが先頭に立つ形となっている。
▲今年度も増備される40000系。今週末には川崎車両株式会社兵庫工場から1本が甲種輸送される予定となっている。

旧タイプの2000系のうち2413Fは2両固定編成で唯一種別行先案内表示器が3色LED式となっていました。これで2000系の3色LED式の編成は2027F(6両固定編成)のみとなり、それ以外は方向幕式かフルカラーLED式の編成のみとなります。なおこれまで2両固定編成と4両固定編成が廃車除籍処分となる場合、2両固定編成が飯能まで先頭に立ち、飯能から4両固定編成が先頭に立つように組成されていましたが、今回は4両固定編成の2503Fが飯能まで先頭に立ち、2413Fが飯能から先頭に立つ形に変更されました。2両固定編成は1M1Tのため、飯能から横瀬車両基地までは4両固定編成が先頭に立つように組成されていましたので、驚かれた方もいるのではないかと思います。なお前回の2059Fの廃車除籍処分で新宿線の2000系8両固定編成でひし形パンタグラフの編成が消滅しています。

【10702Fと同じ姿に】相模鉄道10000系10703F(8両固定編成)、制御装置更新後の試運転を実施

2022年6月13日、相模鉄道10000系10703F(8両固定編成)が制御装置更新後の試運転を実施しました。なお昨年の10702F(10両固定編成)と同様の改造工事が施工され、種別行先案内表示器のフルカラーLED化、前照灯LED化とその位置の変更がなされています。
▲10000系8両固定編成で初の制御装置更新車の10703Fが前回の10702Fと同じ姿に装いを変えて試運転を実施した。なお3代目塗装へは変更されていないため、ドアステッカーや車番の変更はないようだ。
▲制御装置更新車の10000系10702F。この次の10704F(8両固定編成)の動向が注目されるが今後もこの姿が主流になっていくのだろうか。

10000系の制御装置更新車は3編成(10701F・10702F・10703F)、未更新車は5編成(10704F・10705F・10706F・10707F・10708F)なので、次の10704F(8両固定編成)の動向が注目されますが、次の入場で制御装置更新車と未更新車の数が同じになります。8両固定編成で10702Fと同じ姿になるのは初めてのことです。車番ステッカーや座席モケットの変更はなさそうで、そうにゃんのドアステッカーやそうにゃんの形の吊革が残されているものと思われます。8両固定編成でこの姿は違和感がありそうです。

※6月16日の平日21運用から営業運転に復帰しました。

【10000系の制御装置更新状況】2022年6月14日現在 紺色は3代目塗装車
《未更新》  8両固定編成…10704F10705F10706F10707F
     10両固定編成…10708F
《入場中》  8両固定編成…なし
     10両固定編成…なし
《更新済》  8両固定編成…10703F
     10両固定編成…10701F10702F

2022年6月14日

【元千代田線直通車両】小田急電鉄1000形1061F(レーティッシュカラー4両固定編成)が廃車除籍処分に

2022年6月14日、小田急電鉄1000形レーティッシュカラーの1061Fが大野総合車両所構内でパンタグラフや空調装置など撤去されている様子が確認されました。この編成は廃車除籍処分になるものと思われ、残るレーティッシュカラーの1000形は1058Fのみとなります。
▲箱根登山鉄道区間専任のレーティッシュカラーをまとっていた1000形1061Fがついに廃車除籍処分に。レーティッシュカラーに変更されたなかでは唯一の千代田線直通車両だった。これで2009年からレーティッシュカラーを纏う編成は消滅。残るは2012年3月からレーティッシュとなった1058Fのみである。
▲1000形4両固定編成リニューアル車同士の“ブツ8”を解かれ海老名検車区に留置されていた1000形1065Fが13日の111運用から箱根登山鉄道運用に入った。大野総合車両所に箱根登山鉄道専任運用を担当する1064Fが検査入場しているため、当面は箱根登山鉄道運用に入る形になりそうだが…?

この編成は6月4日に1058Fとともに並べて展示され、そのあとも運用を一巡したあと、13日の114運用で海老名検車区に入庫後、大野総合車両所に臨時回送されていました。空調装置やパンタグラフ、車番やロゴマークの撤去が完了した後はクハ1061・デハ1011、デハ1111・クハ1161の順で陸送されるものとみられます。ちなみにこの1061Fはレーティッシュカラーに変更されたなかでは唯一の元千代田線直通対応車両であり、この当時は綾瀬(C-19,JL-19)までの限定でしたが、千代田線での営業運転を経験しています。

廃車除籍処分となった1061Fに代わり、1065Fが箱根登山鉄道での営業運転に投入されています。1065Fはリニューアル更新後の箱根登山鉄道での運用は初めてでしょうか。運転台には『編成禁止』のラベルが貼付されていないことから、1064Fの検査出場までは箱根登山鉄道専任運用に充当されるものと思われます。ちなみに箱根登山鉄道専任の1064Fは大野総合車両所に検査入場中であるため、少なくともレーティッシュカラーの1058F、箱根登山鉄道専任の1063Fと、1061Fと入れ替わりで入った1065Fで3本4運用を回すことになりそうです。朝の114運用と深夜の111運用は兼任できますからね。箱根登山鉄道でのリニューアル車の割合が増えましたね。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2022年6月14日現在 合計120両/全体196両
青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(非リニューアル)、灰色…廃車予想編成
1063F1064Fは編成禁止ラベル貼付により箱根登山鉄道専任運用で活躍中

*4両固定編成…8編成(32両、レーティッシュ8両)
内訳…1057F1058F1063F1064F1065F1066F1067F1069F

*6両固定編成…3編成(18両)
内訳…
1251F1253F1254F

*10両固定編成…7編成(70両、リニューアル60両、大規模改造30両)
内訳…1091F1092F1093F1094F1095F1096F1097F
※1095F以降は4両固定編成と6両固定編成を改造(1097Fは元1081Fの付随車も活用)。

*休車中(廃車予定)…4両
内訳…1062F

*廃車済…72両 ※搬出予定車両を含む、赤色…レーティッシュ
内訳
【編成単位で廃車】 合計64両
1051F(クハ1051・デハ1001・デハ1101・クハ1151)
1053F(クハ1053・デハ1003・デハ1103・クハ1153)
1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)
1059F(クハ1059・デハ1009・デハ1109・クハ1159)
1060F(クハ1060・デハ1010・デハ1110・クハ1160)
1061F(クハ1061・デハ1011・デハ1111・クハ1161)
1068F(クハ1068・デハ1018・デハ1118・クハ1168)
1751F(クハ1751・デハ1701・デハ1801・サハ1851・デハ1901・クハ1951)
1752F(クハ1752・デハ1702・デハ1802・サハ1852・デハ1901・クハ1952)
1753F(クハ1753・デハ1703・デハ1803・サハ1853・デハ1903・クハ1953)
1754F(クハ1754・デハ1704・デハ1804・サハ1854・デハ1904・クハ1954)
1755F(クハ1755・デハ1705・デハ1805・サハ1855・デハ1905・クハ1955)
1756F(クハ1756・デハ1706・デハ1806・サハ1856・デハ1906・クハ1956)

【車両単体で廃車】 合計8両
元クハ1155(元1055F)・元クハ1255(元1255F)
元クハ1081・元デハ1031・元デハ1131・元デハ1331・元デハ1431・元クハ1481(元1081F)

【徐々に施工進む】小田急電鉄4000形4054F(旧東急車輛製造1次車)、ワンマン運転対応化工事に入る

2022年6月14日より、小田急電鉄4000形4055F(旧東急車輛製造1次車)が編成を分割され、大野総合車両所の68番・69番構内留置線にそれぞれ留置されています。車内照明のLED化はされていますので、東日本旅客鉄道常磐緩行線のワンマン運転対応工事施工と思われます。
▲2022年度では4000形4055Fに続いて2本目となるワンマン運転対応化工事施工となる4054F。工事施工後はこれまでの施工編成と同様に車内防犯カメラが設置される予定だ。
▲6月11日の大野総合車両所再出庫で定期回送となり東京地下鉄千代田線列車から運用復帰を果たした4000形4055F。

4000形のワンマン運転対応化工事は通算6編成目(今年度分は2編成目)となります。昨年度は4051F・4052F・4053F・4064Fの4編成、今年度は4055Fに施工されました。なお4055Fはすでに運用復帰していますので、その編成と入れ替わるようにして入場した形です。今回の4054Fでは車内照明は交換済み(未交換は4062F・4063F・4064F)ですので、ワンマン運転対応の工事のみで済みそうです。今年9月で就役15年となる4000形ですが、2007年の就役当時から比べると細かい部分で姿を変えています。なお今年度からリニューアル更新工事の施工が発表された3000形は車内防犯カメラの設置はしないのでしょうか。

2022年6月13日

【白昼の珍事件です】東日本旅客鉄道E233系2000番台東マト17編成、小田急電鉄小田原線伊勢原(OH36)以西に入線

2022年6月13日、東日本旅客鉄道E233系2000番台東マト17編成(クハE233-2017以下10両)が小田急電鉄小田原線でのTASC性能確認に伴う試運転を町田(OH27)~秦野(OH39)の区間で実施されました。なお同系列の小田原線入線ですが、最西端は定期列車では伊勢原(OH36)までとなっていますので、伊勢原~秦野間の入線は珍しいです。
▲12日の土曜休日01K運用で海老名検車区に入庫したE233系2000番台東マト17編成が13日に小田原線でのTASC試験に使用され、向ヶ丘遊園(OH19)以西で珍しく白昼時間帯の小田原線を走行した。13日の朝の平日13K運用を4000形4062Fが代走したことで試運転に起用されたか。

12日の土曜休日01K運用で海老名検車区に入庫した後、通常であれば13日に海老名検車区出庫の平日13K運用に充当されるはずでしたが、この運用を4000形4062Fを代走で充当したことにより、海老名検車区に留置されたままとなり、TASC関連の試運転に用いられたものと思われます。町田ではホーム下り方の渡り線を用いて2番ホームで折り返したほか、秦野では1番ホームに入線しました。E233系2000番台が伊勢原以西の区間に入線するのは非常に珍しく、白昼の時間帯に走行したとあって注目を集めました。

2022年6月11日

【連続で来ちゃってます】何度来ても飽きない東急電鉄東横線・目黒線撮影記

2022年6月11日は再び東急電鉄東横線へ。まずは綱島(TY-14)にて。
東武鉄道9000系9106F。土曜休日01T運用。シャッターを切ったとき列車番号が表示されていないような感じの1枚に。
横浜高速鉄道Y500系Y514F。土曜休日20K運用。
横浜高速鉄道Y500系Y512F。土曜休日26K運用。
横浜高速鉄道Y500系Y515F。土曜休日27K運用。なんと3連続でY500系が来るというとんでもない珍事。運用を調べると午前中のみの運用の編成もいましたが、全6編成フル稼働だったようです。このあと土曜休日18K運用でY517Fにも出会っています。
西武鉄道40000系40156F。土曜休日12M運用。40000系ロングシート車、再び見れました。来週末に小手指車両基地に1編成が納車される予定ですが、ロングシート車になるでしょうか。

続いては武蔵小杉(TY-11,MG-11)にて。目黒線のみです。
3020系3122F。土曜休日08K運用。久しぶりに見た3020系。純粋な6両固定編成の3122Fのみでした。いつか3121Fと8両固定編成になった3123Fを見たいなぁ。
東京都交通局6500形6502F。土曜休日39T運用。6500形の急行運用を初めて見ました。前回は各駅停車であったため、急行運用が新鮮に見えますね。

撮影は以上です。これ以外に目的の編成はいなかったので武蔵小杉を離れました。

【3色LEDの8000系消滅】東京地下鉄8000系8117Fが北館林荷扱所に自走回送される

2022年6月10日、東京地下鉄半蔵門線で活躍していた8000系8117Fが所属先の鷺沼検車区から北館林荷扱所へ列車番号49S表示で自走回送されました。廃車除籍処分のためと思われます。これで8000系の廃車は8108F以来で約1ヶ月ぶり、通算5編成目となります。
▲廃車除籍処分のため北館林荷扱所へ自走回送された8000系8117F。この編成の廃車除籍で3色LED式の8000系が消滅した。今年度は18000系が5編成が導入されることとなっており、すでに18105Fが営業運転に投入されている。
▲18000系は現時点で6編成(60両)が登場・納車されている。今年度分はあと3編成の導入が予定されているが、この先も増備は続きそうだ。

同編成は種別行先案内表示器がフルカラーLEDに変更されていましたが、先に廃車除籍処分となった8103Fとともに3色LED式に戻され、逆に8105F・8115Fの種別行先案内表示器がフルカラーLED式となっていました。なお8117FではB修繕工事の際に17インチワイドの車内LCD式旅客案内表示器を2画面設置しています。これで8000系の廃車は通算5編成目(残り14編成)となり、3色LED式で残っている8000系は消滅します。この次に落ちる編成が予想できないため、運用が限定されている東急電鉄8500系8637Fよりも早めに8000系の記録をとるようにしましょう。いずれにしてもどの編成が落ちてもおかしくはないですからね。

【鷺沼検車区8000系の在籍状況】2022年6月10日現在
《現役》10両14編成(140両)
    …8101F・8102F・8104F~8106F・8109F・8110F・8112F~8116F・8118F・8119F
《廃車》10両  5編成(  50両)
    …8103F・8107F・8108F・8111F・8117F

2022年6月10日

【約2ヶ月ぶりの旅立ち】東日本旅客鉄道205系500番台横コツR4編成と横コツR5編成が郡山総合車両センターに配給輸送される

2022年6月10日、東日本旅客鉄道相模線で使用された国府津車両センターの205系500番台横コツR4編成(クハ205-504以下4両)と横コツR5編成(クハ205-505以下4両)が所属先からEF81形139号機の牽引で郡山総合車両センターに配給輸送されました。
▲205系500番台の廃車解体処分に伴う配給輸送列車は4月以来(約2ヶ月ぶり)だ。写真は郡山総合車両センターに旅立った横コツR4編成。
▲写真は郡山総合車両センターに旅立った205系500番台横コツR5編成。

205系500番台の廃車解体処分に伴う配給輸送列車の運転は約2ヶ月ぶりとなります。機関車次位から横コツR4編成(相模線内基準で茅ヶ崎寄りからクハ205-504+モハ205-504+モハ204-504+クハ204-504)、横コツR5編成(相模線内基準で茅ヶ崎寄りからクハ205-505+モハ205-505+モハ204-505+クハ204-505)で連結され、編成番号札はラミネート仕様がそのまま残されていました。これにより205系500番台の残数は9編成36両となります。

ちなみに配給輸送直前には国府津車両センターで展示され、205系500番台横コツR1編成(クハ205-501以下4両)、E131系500番台横コツG-09編成(クモハE131-509以下4両)とともに撮影が可能だったようです。

【205系500番台の在籍状況】※2022年6月10日時点
《在籍両数》9編成36両
《疎開留置》9編成36両(R1・R2・R6・R8・R9・R10・R11・R12・R13)
《廃車解体》4編成16両(R3・R4・R5・R7)

2022年6月9日

【唯一のVVVFインバータ車】東武鉄道200系251Fが北館林荷扱所に自走回送される

2022年6月7日、東武鉄道の特急『りょうもう』向け200系251Fが所属先の南栗橋車両管区館林出張所から北館林荷扱所まで自走回送されました。500系“Revaty”への置き換えによる廃車除籍処分と思われます。
▲200系で唯一のVVVFインバータ車の251Fが約24年で廃車となった。この編成は30000系31602F(森林公園研修区所属)のように日立製作所製IGBT素子と東芝製IGBT素子(1両のみ)の両方を搭載するレア編成であった。

同編成はすべて電動車となっている編成と異なり、同系列で唯一の制御車(クハ251-1・クハ251-6)と付随車(サハ251-4)があり、森林公園検修区に所属している30000系31602F(この編成は31402Fとの固定編成となっている)と同じ制御装置を搭載し、モハ251-2・モハ251-3は日立製作所製IGBT素子、モハ251-5は東芝製IGBT素子(PMSM)のVVVFインバータ制御となっていました。側面部の行先案内表示器はLED式となっていました。クハ251-6の連結器カバーが外れて連結器がむき出しであるため廃車解体処分になるものとみられます。これで200系の在籍数は7編成(42両)となります。

2022年6月8日

【来春すべて12両編成に】東日本旅客鉄道上越新幹線、2023年3月ダイヤ改正でE7系に統一へ

2022年6月7日、東日本旅客鉄道が上越新幹線大宮以北での速度向上を目指し騒音対策などの地上設備工事が2022年度末までに完了する見通しが立ったため、2023年3月のダイヤ改正に向けた最高速度向上によるダイヤの変更の準備を進めていることを発表し、同年のダイヤ改正で上越新幹線の全列車をE7系に統一する予定であることが明らかになりました。
▲北陸新幹線と上越新幹線で運用されているE7系。上越新幹線の運用は通常では新潟新幹線車両センター所属の編成で運転されているが、ごくまれに長野新幹線車両センター所属編成で運転されることがある。
▲E2系1000番台の上越新幹線での運用は2023年3月までとなる。なお200系カラーリングの編成は幹セシJ66編成が該当となるようだ。E2系1000番台の運用も2023年3月ダイヤ改正から東北新幹線のみとなり、徐々に活躍の範囲が狭まっていることが伺える。

上越新幹線大宮以北での現行ダイヤでは最高速度240km/h、最速1時間14分で結んでおり(東京・大宮・新潟のみ停車する『とき』)、2021年10月をもってE4系(幹ニシ)がすべて引退しましたが、2023年3月ですべてE7系になるということで、最高速度275km/hに引き上げられ、所要時間も最大で7分短縮されます。E4系の引退から約1年5か月ですべてE7系に統一されるということで、両数はすべて12両編成になりますが、E2系1000番台の活躍の場は東北新幹線『やまびこ』『なすの』のみとなりそうです。

2010年増備のE2系1000番台で製造から約12年しか経っていませんが、長距離を走行するとあって寿命は長くないといえるのかもしれません。

2022年6月7日

【両数ステッカーがある】相模鉄道20000系21102F(8両固定編成)が試運転を実施

2022年6月6日、相模鉄道20000系8両固定編成(21000系)の21102Fが相鉄本線内で試運転を実施しましたが、このときの海老名(SO-18)・湘南台(SO-37)寄り先頭車のクハ21802に注目が集まりました。
▲クハ21802に『101』と『8 CARS』と書かれたステッカーを掲出し試運転を実施していた20000系8両固定編成(21000系)の21102F。この系列は今年度・来年度も増備が予定されていて、最終的な在籍数は10両固定編成(7編成)を2編成上回る9編成の導入となるようだ。

この編成では海老名・湘南台寄り先頭車のクハ21802の前面部に『101』のステッカーと、『8 CARS』のステッカーが貼付されており、乗り入れ先路線となる東急電鉄目黒線などに対応する両数ステッカーなどを掲出した状態での試運転目的と思われます。東横線に直通する10両固定編成と識別するため『8 CARS』ステッカーはわかりますが、『101』は一体何の意味があるのでしょうか。おそらくですが同じく相模鉄道に乗り入れている東日本旅客鉄道E233系7000番台のATACS搭載による“ID-31”(宮ハエ101編成の場合の番号)のような役割の可能性がありそうです。試運転当該編成の21102Fは8両固定編成の2番目ですが、『101』という表記に少々違和感を感じました。編成の識別番号の場合は21102Fは『102』になると思います。なお横浜(SO-01)寄り先頭車には何も施工されていませんでしたので、一時的な試験と思われます。ただし『8 CARS』のステッカーは今後貼付されそうですね。次に出場する21105Fから『8 CARS』ステッカーを掲出して登場するのか注目されます。

2022年6月6日

【ついに10本目】東京都交通局6500形6510Fが近畿車輛を出場、甲種輸送される

2022年6月4日から5日にかけて、東京都交通局三田線新型車両6500形6510F(8両固定編成)が近畿車輛を出場し越谷貨物ターミナルまで甲種輸送されました。この編成はのちに志村車両検修場に陸送で搬入されるものと思われます。
▲三田線新型車両の6500形もついに10編成目の6510Fが近畿車輛製造から登場。置き換え対象となる6300形1次車・2次車の動向に注意だ。
▲6300形1次車・2次車は13編成(78両)が在籍していたが、6304Fの廃車で12編成(72両)となった。6500形の導入は残るは3編成分(6511F・6512F・6513F)であるため、GTO素子の1次車・2次車の廃車は進行しそうだ。

同形式の10番目となる6510Fは牽引機となるEF65形2066号機の次位からクハ6510-1+モハ6510-2+モハ6510-3+サハ6510-4+サハ6510-5+モハ6510-6+モハ6510-7+クハ6510-8とみられます。既存編成と同じ仕様で転落防止幌は引き続き準備工事となっています。既存編成に増結された編成を含めて8両固定編成の活躍は限られていますが、いずれは増えていくことが予想されます。なお6300形は現時点で8両固定編成への増強に言及されていませんが3次車(6314F~6337F)は残ることが確実であるため、その問題をどう解決していくのでしょうか。なお既存の6両固定編成は東急電鉄新横浜線には直通するものの相模鉄道新横浜線には直通しないため(8両固定編成以上のみがさらに直通する)、新横浜(SH-01)折り返しということになりそうです。

【今後どうなる】東日本旅客鉄道185系200番台宮オオB6編成使用の『鉄道開業150年記念 185系で行く貨物線の旅』運転

2022年6月4日・5日、東日本旅客鉄道185系200番台宮オオB6編成(クハ185-212以下6両)を使用した団体専用列車『鉄道開業150年記念 185系で行く貨物線の旅』が横浜(JT-05)を始発終着として運転され、4日は同駅7番線で、5日は同駅6番線で出発式も行われました。
▲鉄道開業150周年特製ステッカーを掲出し、走り慣れた東海道線を疾走する185系200番台宮オオB6編成。200番台で唯一団体専用列車で奮闘を続けているが、0番台宮オオC1編成が6両固定編成に組成されたことから、200番台宮オオB6編成の動向が注目される。
▲横浜コットンハーバー近くの高島線の踏切を渡る185系200番台宮オオB6編成。高島線を通ることから大船(JT-07,JK-01)~桜木町(JK-11)間で根岸線を走行している。

185系200番台宮オオB6編成は200番台では唯一団体専用列車として活躍を続けている編成ですが、0番台宮オオC1編成が中間付随車を宮オオC2編成の中間電動車2両に差し替えて6両固定編成に組み替えられたことから、これまで団体専用列車で奮闘していた宮オオB6編成の動向が注目されることになります。宮オオC2編成の両先頭車と付随車、宮オオC1編成に組み込まれていた付随車は解体処分が予想され、C編成は宮オオC1編成以外はほぼ消滅している状態ですので(A編成も宮オオA1編成のみ、OM編成は2本のみ)、宮オオC1編成が団体専用列車に使用される機会が増えると宮オオB6編成がお役御免となってしまう可能性もありますね。