2022年6月17日より、川崎車両株式会社兵庫工場にて製造された西武鉄道40000系50番台ロングシート仕様の40158Fが出場し、池袋線の小手指車両基地まで甲種輸送されています。同系列はこれで転換クロスシートを備える6編成とロングシートを備える8編成を合わせて、合計14編成(140両)となります。
▲小手指車両基地(転換クロスシート車)と武蔵丘車両基地(ロングシート車)に分散配置され運用されている40000系。新宿線系統へは車両を貸し出す形に。ちなみにこの写真のロングシート車の40157Fは同系列では川崎車両株式会社となって初めて製造された編成だ。
川崎車両株式会社兵庫工場となってからの40000系の製造は前回の40157Fに続いて2編成目となりますが、2022年度分はこの編成が初めてとなります。編成は西武新宿(SS-01)・飯能(SI-26)寄りからクハ40158+モハ40258+モハ40358+サハ40458+モハ40558+サハ40658+サハ40758+モハ40858+モハ40958+クハ40058となっています。東京地下鉄の入線に必要だった誘導無線アンテナの設置が省略されているほか、40156Fから採用された抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術『CLEANSE(クレンゼ)』を採用した座席シートが導入されているものと思われます。この編成は武蔵丘車両基地に配属されるものとみられます。なおこの編成の登場前に2000系の廃車が進められており、2両固定編成の2413Fと4両固定編成の2503Fが横瀬車両基地に廃車回送されていますので、この先も2000系の置き換えが進みそうです。