2022年6月21日

【表示は回送だったが…】東京地下鉄16000系16131F、小田原線内でTASC試験の試運転を実施

2022年6月20日、東京地下鉄16000系16131F(旧川崎重工業5次車)が小田急電鉄小田原線でのTASC性能確認に伴う試運転を町田(OH27)~秦野(OH39)の区間で実施しました。同系列の小田原線入線は早朝の上りや夕夜の下りを中心に定期列車では最西端で伊勢原(OH36)までなので、伊勢原~秦野間の入線は珍しいです。
▲先週の東日本旅客鉄道E233系2000番台東マト17編成に続き、小田原線でのTASC試験に使用された16000系16131F。試運転前日に海老名検車区入庫運用でそのまま停泊し、白昼時間帯の小田原線を回送表示で快走した。なおこの日の海老名検車区出庫の平日55S運用は4000形4062Fが代走した。

19日の土曜休日03S運用で海老名検車区に入庫した後、通常であれば13日に海老名検車区出庫の運用(平日55S運用・平日59S運用・平日61S運用)に充当されるはずでしたが、平日55S運用を4000形4062Fを代走で充当したことにより、海老名検車区に留置したうえTASC関連の試運転に用いたものと思われます。E233系2000番台東マト17編成と同様に町田はホーム下り方の渡り線を用いて2番ホームで折り返し、秦野では1番ホームで折り返しました。伊勢原以西の区間に入線するのは非常に珍しく、白昼の時間帯に走行したとあって注目を集めました。これまでに4000形など小田急電鉄の車両だけで試験が行われてきましたが、乗り入れ車両を用いての試験は2例目です。