2019年2月28日

【ちょっとした異端編成】小田急電鉄3000形3083F(元3663F)が営業運転に入る

2019年2月27日の平日E25運用(6754レ1204レ海0510→宿0606)より、小田急電鉄3000形3663F(日本車両製造6次車)に中間増備車2両を組み込んだ3083Fが営業運転に入りました。

▲元3663Fに中間増備車2両を組み込んで誕生した3083F。種別行先案内表示器は中間増備車のサハ3383+デハ3433のみがフルカラーLED式、それ以外は3色LED式であり、8編成(80両)が在籍する3000形10両固定編成のなかでもちょっとした異端編成となっている。
▲元3663Fの元デハ3913(現デハ3333)と元クハ3963(現クハ3483)のあいだに組み込まれた中間増備車のサハ3383+デハ3433。この2両の種別行先案内表示器はフルカラーLED式だが、改造種車が日本車両製造6次車の元3663Fで3色LED式のままであるため、中間増備車の種別行先案内表示が余計に目立って見えそうだ。

3083Fは元3663Fの元デハ3913(現デハ3333)と元クハ3963(現クハ3483)の間に川崎重工業兵庫工場で製造された2両(サハ3383+デハ3433)を組み込んだ10両固定編成で、元3663F側の8両は前面帯・側面帯がインペリアルブルー帯に変更されたほか、種別行先案内表示器は3色LED式で存置されていて、前面部・側面部の種別行先案内表示器が3色LED式とフルカラーLED式が混在していますので、8編成が在籍する3000形10両固定編成のなかでちょっとした異端編成となっています。また元デハ3913は改番で『デハ3333』となり、新たなゾロ目番号となっています(他形式では代表例として5000形5255Fのクハ5555、1000形1061Fのデハ1111)。

【3000形10両固定編成在籍状況】 ※2019年2月28日現在
《6両固定編成から改造》
クハ3091+デハ3041+デハ3141+サハ3191+サハ3291+デハ3241+デハ3341+サハ3391+デハ3441+クハ3491
クハ3092+デハ3042+デハ3142+サハ3192+サハ3292+デハ3242+デハ3342+サハ3392+デハ3442+クハ3491
クハ3093+デハ3043+デハ3143+サハ3193+サハ3293+デハ3243+デハ3343+サハ3393+デハ3443+クハ3493
クハ3094+デハ3044+デハ3144+サハ3194+サハ3294+デハ3244+デハ3344+サハ3394+デハ3444+クハ3494
クハ3095+デハ3045+デハ3145+サハ3195+サハ3295+デハ3245+デハ3345+サハ3395+デハ3445+クハ3495
《8両固定編成から改造》
クハ3081+デハ3031+デハ3131+サハ3181+デハ3281+デハ3231+デハ3331+サハ3381+デハ3431+クハ3481
クハ3082+デハ3032+デハ3132+サハ3182+デハ3282+デハ3232+デハ3332+サハ3382+デハ3432+クハ3482
クハ3083+デハ3033+デハ3133+サハ3183+デハ3283+デハ3233+デハ3333+サハ3383+デハ3433+クハ3483

【LCD増強】小田急電鉄3000形3274F(日本車両製造6次車)が『小田急TV』対応編成に

2019年2月27日の平日A32運用より、小田急電鉄3000形3274F(日本車両製造6次車:6両固定編成)の車内LCD式旅客案内表示器が従来の15インチ1画面から17インチワイド2画面に増強されているようです。同編成には『小田急TV』対応化工事が行われていたものと思われます。
▲3000形では3273F(日本車両製造6次車)に続いて車内LCD式旅客案内表示器の2画面化工事を受けていた3274F。2月23日には試運転を行ったが、『小田急TV』対応の動作確認が目的だったと思われる。この工事は3275F(日本車両製造6次車)・3276F・3277F(以上日本車両製造7次車)や6両固定編成から改造の10両固定編成にも及ぶだろうか。

同形式6次車では8両固定編成の3661F・3662F・3663Fの3編成に施工済みですが、6両固定編成での施工はこの編成が2編成目です。2月23日には『小田急TV』の動作確認のためか小田原線内で試運転が実施されていたようです。3000形への『小田急TV』対応化工事は6次車の3273F以来となり、同形式全体では実に16編成目(6両固定編成が3267F~3274Fの8編成、8両固定編成が3658F~3662Fの5編成、10両固定編成[元8両固定編成]が3編成)の施工となります。『小田急TV』対応未施工の6次車の3275F、7次車の3276F・3277Fと6両固定編成から改造された10両固定編成の5編成(3091F~3095F)の動向が注目されます。

【3000形の『小田急TV』対応化編成  ※2019年2月28日現在】
4次車(旧東急車輛製造):3267F3268F
5次車(川崎重工業):3269F3270F3271F3272F3658F3659F
6次車(日本車両製造):3273F3274FNEW!》・3660F3661F3662F3083F(元3663F)
7次車(日本車両製造):3081F(元3665F)3082F(元3664F)
青色・・・ロイヤルブルー帯の編成、青色・・・インペリアルブルー帯の編成
※3000形で最初の施工は6両固定編成の3267F。8両固定編成で最初の施工は元3663F(現3083F)。

【形式消滅へ】東京急行電鉄8090・8590系8694Fが長津田車両工場に回送される

2019年2月27日、東京急行電鉄田園都市線で運用されていた長津田検車区所属の8090・8590系8694Fが長津田車両工場に回送されました。廃車除籍のためと思われます。
▲最後の8090・8590系であった8694Fが8695Fを追うように帰らぬ旅へ。これで田園都市線向けを含めた同系列はすべて消滅し、東武鉄道スカイツリーラインに直通しない運用のみに限定される『サークルK』編成は8500系8606Fと8642Fの2編成となった。

この系列は当初はスカートが設置されていませんでしたが、2014年9月に田園都市線向けの8694Fと8695Fにスカートが設置されました。そのあとも終日東武鉄道スカイツリーラインに乗り入れない『サークルK』編成とされ、主に30番代や40番代のK運用に限定されていました。次に危ないのは8500系あたりになりそうで、『サークルK』編成の8606F・8642Fとなりそうでしょうか。

2019年2月27日

【工事進行中】京王電鉄8000系の10両固定編成化工事、いよいよ終盤に突入

2013年度から京王電鉄8000系の6両+4両の組成を10両貫通編成の組成(つまり中間に入るクハを実際のサハ)に改造する工事が始まり、2019年2月22日時点では全14編成のうち8712F+8812Fを除く13編成に施工中です。若葉台検車区にて中間に入る先頭車の運転台を撤去し中間車の構体が取り付けられており、その改造部分のみ戸袋窓がないのが特徴です。
▲8000系で6両+4両を組成するのは写真の8710F+8810F(→8710F)の入場により、ついに8712F+8812Fのみとなった。それ以外の編成は10両貫通編成化工事が終了している。

▲現在の8712F+8812F(→8712F)。唯一中間に先頭車同士を挟んでいる8000系である。

▲中間に入った先頭車同士の連結部分。10両貫通編成工事が本格化する前から書類上はすでに付随車化(クハ→サハ)されており、増解結作業などはない。改番は貫通編成工事施工とともになされている。

8000系の10両貫通編成化工事と更新工事が進行したことにより、現時点では8712F+8812Fのみが6両+4両を組成する唯一の10両編成であり、現在では8710F+8810Fが若葉台検車区に入場中であり、貫通編成化工事を受けているようです。これにより8000系の先頭車同士をつなげる光景は車両故障などの緊急時を除いて見納めとなるようです。いよいよ8000系全14編成の10両貫通編成化工事は終盤を迎えています。

2019年2月23日

【02系の後継車種】東京地下鉄2000系(2101F)が丸ノ内線での営業運転を開始

2019年2月23日の土曜休日37運用より、東京地下鉄丸ノ内線向け新型車両で中野検車区所属の2000系2101F(2101+2201+2301+2401+2501+2001)が荻窪(M-01)7時29分発のB737列車(土曜休日37運用)より営業運転を開始しました。
▲02系の後継車種である2000系がついにデビュー。初日は2101Fが使用された。同編成はB737列車から運用を開始し、日中時間帯は新宿(M-08)折り返しで運用され、A1437列車まで運用された。英語放送はこの系列ではクリステル・チアリ氏から亀井・シーナ・佐代子氏に変更されている。

営業運転初日は2101Fが使用され、朝方と車両交換前は荻窪~池袋(M-25)間、日中時間帯は新宿~池袋間を往復しました。この系列は日本車両製造豊川製作所で製造されており、02系6両編成と同数の全53編成が投入される予定です。制御装置は東芝製のAll-SiC素子(PMSM)であり、加速音などが今までのPMSMとは異なっています。

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2019.02.23 リニューアル車1093Fの観察??~

2019年2月23日はご無沙汰であった小田急電鉄小田原線を撮影。今回は大野総合車両所付近の相模大野(OH28)~小田急相模原(OH29)間にて。

大野総合車両所84番構内留置線にはリニューアル更新工事が行われている1000形1093Fが留置されていました。しかも4両側(クハ1093+デハ1043+デハ1143+サハ1193)と6両側(サハ1293+デハ1243+デハ1343+サハ1393+デハ1443+クハ1493)が連結されているようでした。スカートや付随車・制御車の台車がまだ交換前であるため、これから重要部検査に入りそうです。このため88番構内留置線およびその延長上の880番構内留置線に留置車両はありませんでした。

次は小田急相模原にて。偶然こんな様子を捉えました。

3000形3274F。なんと15時12分に通過した3000形は日本車両製造6次車で6両固定編成の3274F。台車などの状況から車輪検査でもないようだったので、『小田急TV』対応化工事施工だったのでしょうか?

【遂にデビュー】東京地下鉄丸ノ内線新型車両2000系のデビュー初日を追い求めて

2019年2月23日はご無沙汰の撮影をしてきました。この日は東京地下鉄丸ノ内線の新型車両、2000系のデビュー初日ということなので、丸ノ内線方面に向かいました。

私は神奈川県茅ケ崎市内で用事と藤沢市内で買い物があったので(そこまでは神奈川中央交通でのバス移動)、藤沢(JT-08)から東日本旅客鉄道湘南新宿ライン・南武線、東京急行電鉄田園都市線からそのまま東京地下鉄半蔵門線、そのあと銀座線と乗り継いでいき、赤坂見附(G-05, M-13)にたどり着きました。

赤坂見附からさらに移動して四ツ谷(M-12)での撮影を決めました。この駅は丸ノ内線の高架駅であり、編成全体を見れるにはここが適切だったのです。2000系の運用は土曜休日37運用ということで、このときは池袋(M-25)方面に向かっているようだったので、02系の記録を兼ねて、2000系の折り返しを狙うことに。

02系02-135F。A1213列車(土曜休日13運用)。まずは02系の記録から開始。よく見てみると、一部の編成に識別番号らしき番号が。02-135Fの識別番号が『95』ということは、トップナンバーである02-101Fは『61』なので、02系の場合は『61』から振られているようです。

02系02-116F。A1251列車(土曜休日51運用)。識別番号は『76』。

02系02-145F。A1201列車(土曜休日01運用)。この編成には識別番号がありません。もしかして先に廃車となることを見越して・・・なのでしょうか。

02系02-149F。A1209列車(土曜休日09運用)。この編成にも識別番号がありません。40番以降の編成には確認されていませんので、そこらへんが先に置き換えられそうな予感がします・・・。

02系02-111F。A1243列車(土曜休日43運用)。識別番号は『71』。

02系02-109F。A1229列車(土曜休日29運用)。識別番号は『69』。

02系02-112F。A1257列車(土曜休日57運用)。識別番号は『72』。

02系02-117F。A1205列車(土曜休日05運用)。識別番号は『77』。

02系02-124F。A1203列車(土曜休日03運用)。識別番号は『84』。

02系02-147F。A1245列車(土曜休日45運用)。

そして撮影開始から約40分後・・・

2000系2101F。A1337列車(土曜休日37運用)。ついに今回のお目当てである2000系を初めて撮影することができました。日中時間帯は池袋~新宿(M-08)間を往復していたようでした。新型車両デビューしたばかりとあって車内が込み合っていたので乗車はしませんでした。2000系2101Fは途中で02系02-138F(識別番号『98』)に差し替えられたようで・・・。

私は02系02-110FのA1327列車(土曜休日27運用)で追いかけ、新宿へ。

2000系2101F。B1337列車(土曜休日37運用)。折り返しは新宿で収めて見送りました。

側面部のフルカラーLED式行先案内表示器。駅番号は赤色で表示されています。

ホームドアで半分が隠れる格好ではありますが、特徴的な丸い窓も見ることができました。車内にはコンセントも設置されているようで、今後大いに役立ちそうですね。

車内にはコンセントのほかに車内LCD旅客案内表示器が3画面と車内防犯カメラが設置されているほか、自動放送の日本語は森谷真弓氏、英語は亀井・シーナ・佐代子氏が担当となっています。

2019年2月22日

【10両固定編成化】小田急電鉄3000形3083F(元3663F)が小田原線で試運転を実施

2019年2月22日、小田急電鉄3000形3663F(日本車両製造6次車)に中間増備車2両を組み込んだ3083Fが小田原線内で試運転を実施しました。営業運転投入に向けた性能確認のためと思われます。


▲2019年1月28日の平日B34運用で3663Fとしての運用を終え、3083Fに生まれ変わった。これで2018年度までに6次車の1編成、7次車の2編成が10両固定編成化されたことになる。

▲(イメージ)3000形3663Fに組み込まれた中間増備車(サハ3383+デハ3433)。

3083Fは元3663Fの元クハ3963(現クハ3483)と元デハ3913(現デハ3333)の間に川崎重工業兵庫工場で製造された2両(サハ3383+デハ3433)を組み込んだ10両固定編成で、元3663F側の8両は前面帯・側面帯がインペリアルブルー帯に変更されたほか、種別行先案内表示器は元3663F側はフルカラーLED式に交換されず3色LED式のままで、中間増備車のみフルカラーLED式となっているようです。また元デハ3913は改番で『デハ3333』となり、新たなゾロ目番号が登場しています(他形式では代表例として2012年に引退した5000形5255Fのクハ5555、1000形1061Fのデハ1111のゾロ目が該当)。

3081F・3082Fの改造種車が日本車両製造7次車の元3664F・元3665Fであるため、前面部・側面部の種別行先案内表示器は全車両がフルカラーLED式ですが、今回の3083Fでは改造種車が日本車両製造6次車の元3663Fであり、こちらは3275F(日本車両製造6次車)とともに3色LED式で製造された最後の編成であるため、前面部・側面部の種別行先案内表示器が3色LED式のものとフルカラーLED式のものが混在しています。

今回の3000形8両固定編成であった元3663F・元3664F・元3665Fを10両固定編成化した背景には2019年3月16日から代々木八幡(OH04)の新駅舎および新島式ホーム(ホームドア設置済み)の運用を開始することと、新宿(OH01)~代々木上原(OH05)間において10両編成の各駅停車の運転開始が挙げられます。それに伴い10両編成の運用が増えることが予想されるためです。2018年3月のダイヤ改正では平日・土曜休日ともに10両編成のE運用がE11~E41、E61~E66の37運用(4000形の固定運用であるC運用の13運用は除く)、B運用は予備を含めて24運用あり、火災の際の屋根焼損で運用を離脱し、新宿寄り4両が日本車両製造豊川製作所に入場中である3000形3651F(日本車両製造3次車)の動向が不透明であるため、8両編成のB運用を削減して8両編成の予備を増やすとともに、輸送力増強のため10両編成を増やすことでそれを補うこととなりそうです。3月16日にダイヤ改正を控えていますが、8両編成のB運用と10両編成のE運用にどのような変化が見られるかが今後の運用調査のポイントとなりそうです。

2019年2月21日

【ついに1周年】京王電鉄5000系5731Fに『京王ライナー1周年記念』ヘッドマーク

2019年2月19日より、京王電鉄5000系5731Fの先頭車(クハ5731・クハ5781)に『京王ライナー1周年』のヘッドマークが掲出されています。これは2018年2月のダイヤ改正で登場した有料座席指定列車『京王ライナー』が運転を開始して1周年を記念したものです。
▲有料座席指定列車が運転を開始して1周年であるが、下り列車のみの設定が今度は上り列車でも設定される。平日上りの全4便は満席が予想される。

同系列は自社の京王本線・相模原線・高尾線だけでなく、東京都交通局新宿線の乗り入れ運用にも使用されます(主に50番代のK運用)。ヘッドマークは同系列をイメージした塗装が使用され、前面部には楕円形のステッカー式のものが掲出されています。2019年2月22日から『京王ライナー』に上り列車が設定される予定で、5000系の運用にも変化が起こりそうです。

2019年2月20日

【付属編成単独】東日本旅客鉄道E353系長モトS211編成が総合車両製作所横浜事業所を出場

2019年2月19日、東日本旅客鉄道松本車両センターに配置されるE353系長モトS211編成(東京[JC-01]寄りからクモハE353-11+モハE353-1011+クモハE352-11)が総合車両製作所横浜事業所を新製出場し、所属先まで試運転を兼ねて自走回送されました。
▲E353系での付属編成+基本編成、基本編成のみの新製出場はあったが、付属編成のみの新製出場は長モトS211編成が初めてである。なお付属編成では長モトS210編成が飛ばされているが、それ以前に基本編成は長モトS120編成で最後ではないかと思われる。

これで松本車両センター所属のE353系は2019年2月20日時点で基本編成が9両20編成(180両)、付属編成が3両10編成(30両)の合計210両の陣容となり、基本編成は長モトS209編成と同時に出場した長モトS120編成で最後になるものと思われ、残るは長モトS210編成を残すこととなります。かつて『スーパーあずさ』で活躍したE351系(12両5編成)、『踊り子』向けに転用される予定のE257系0番台(2両5編成、9両16編成)の全合計と比較すると、E353系の最終的な導入数は付属編成の場合ではE351系の付属編成とE257系0番台付属編成を足す(前者・後者とも5編成、10編成)よりも1編成多く、基本編成の場合ではE351系の基本編成とE257系0番台の基本編成を足す(前者5編成、後者16編成の21編成)よりも1編成少ない状況になりそうです。付属編成は富士急行線に直通する『富士回遊』(『かいじ』と併結、大月で増解結作業が実施される予定)が新設される予定で、この列車が毎日設定されることによって、臨時設定となっていたE257系500番台(千マリ)による『ホリデー快速富士山』やE259系(横クラ)の『成田エクスプレス』の延長運転がダイヤ改正前の3月10日で最後となりそうです。

2019年2月19日

【転用改造工事へ】東日本旅客鉄道209系500番台八ミツC510編成、秋田総合車両センターに入場

2018年2月19日、東日本旅客鉄道209系500番台八ミツC510編成(クハ209-510以下10両)が制御装置の更新工事と他路線への転用改造工事のため秋田総合車両センターに入場しました。

▲新天地となる武蔵野線向けに転用されるため秋田総合車両センターに入場した209系500番台元八ミツC510編成。

▲中央・総武線向けに残る209系500番台は元八ミツC510編成の撤退で八ミツC511編成のみに。

同編成は配給輸送直前の17日に方向転換のための回送、18日に豊田車両センターでの配給輸送準備のために回送運転を行っていました。武蔵野線向けへの転用と思われますが、209系500番台で最初にシングルアームパンタグラフを搭載する編成である(シングルアームパンタグラフはE231系0番台以降の新製車両に継承されている)ため、転用後の編成番号などの動向が注目されます。

今回の元八ミツC510編成は元八ミツC512編成と同じくシングルアームパンタグラフを搭載する編成であり、武蔵野線に転用される場合は菱形パンタグラフの編成とシングルアームパンタグラフの編成で編成番号が70番代(シングルアームアームパンタグラフ)・80番代(菱形パンタグラフ)に分けられています。転用後の編成番号がどうなるか気になるところではあります。

【209系500番台転用改造工事の状況(2019年2月19日現在)】
< >・・・入場先 [  ]・・・転用路線
水色は入場中 橙色は転用改造工事施工済み

元八ミツC501編成・・・<郡山>[川越線・八高線]3500番台宮ハエ51編成
元八ミツC502編成・・・<郡山>[川越線・八高線]3500番台宮ハエ52編成
元八ミツC503編成・・・<郡山>[川越線・八高線]3500番台宮ハエ53編成
元八ミツC504編成・・・<郡山>[川越線・八高線]3500番台宮ハエ54編成
元八ミツC505編成・・・<郡山>[川越線・八高線]3500番台宮ハエ55編成
元八ミツC506編成・・・<秋田>[京葉線・武蔵野線]500番台千ケヨM81編成
元八ミツC507編成・・・<秋田>[京葉線・武蔵野線]500番台千ケヨM82編成
元八ミツC508編成・・・<秋田>[京葉線・武蔵野線]500番台千ケヨM84編成
元八ミツC509編成・・・<秋田>[京葉線・武蔵野線]500番台千ケヨM83編成

元八ミツC510編成・・・<秋田>[京葉線・武蔵野線]500番台千ケヨM??編成
現八ミツC511編成・・・<??>[??????]
元八ミツC512編成・・・<秋田>[京葉線・武蔵野線]500番台千ケヨM??編成
元八ミツC516編成・・・<秋田>[京葉線・武蔵野線]500番台千ケヨM74編成


※参考情報※ シングルアームパンタグラフ搭載編成の状況
クハ209-513以下8両・・・千ケヨM71編成
クハ209-514以下8両・・・千ケヨM72編成
クハ209-515以下8両・・・千ケヨM73編成
クハ209-516以下8両・・・千ケヨM74編成
クハ209-517以下10両・・・千ケヨ34編成

※注意※
編成番号が抜けている理由はクハ209-513以下が千ケヨM71編成、クハ209-514以下が千ケヨM72編成、クハ209-515以下が千ケヨM73編成となっているため。クハ209-517以下はE331系の廃車に伴って結局は置き換えられることなく残存したため。

2019年2月18日

【いよいよ終盤】小田急電鉄1000形1093F(リニューアル車)の6両側が姿を現す

2018年中に小田急電鉄大野総合車両所にリニューアル更新工事と重要部検査のため入場中の1000形1093F(10両固定編成)ですが、2019年2月16日頃より、構内88番構内留置線および延長上の880番構内留置線にて留置されています。
▲1000形1093Fのリニューアル更新工事はいよいよ終盤に突入か。新製当初から10両固定編成であるためリニューアル内容は1091F・1095F・1096Fと同じものと思われる。

前回の1067F(4両固定編成)に続いて2018年度のリニューアル対象となった1093Fについては昨年に新宿(OH01)寄りの4両側(つまりクハ1093+デハ1043+デハ1143+サハ1193)の工事がすでに完了しています。クハ1093とサハ1193の下り方に車椅子兼ベビーカースペースが設置されていることは確認済みです。昨年の4両側の観察以降、動きのなかったように見えた1093Fですが、2月についに6両側(サハ1293+デハ1243+デハ1343+サハ1393+デハ1443+クハ1493)が姿を現すようになり、16日には88番構内留置線および延長上の880番構内留置線に留置されています。なおドアステッカーは6両側については貼付されていない状態で留置されているようです。先頭車下部のスカートは交換前であるほか、付随車・制御車の台車は古い状態であるため、スカートの交換や重要部検査が施工されるものと推測されます。年度末ギリギリでの出場となる可能性があるでしょうか。来年度(2019年度)のリニューアル施工両数が気になりますが、日本車両製造豊川製作所に入場中のロマンスカー『EXE』から『EXEα』となる30000形30054F+30254Fの動向も気になります。

2019年2月16日

【ダイヤ改正】小田急電鉄ロマンスカー展望車両『VSE』『GSE』の運用を公表(2019年3月16日以降)

2019年2月15日、小田急電鉄が展望席をもつロマンスカー(『VSE』50000形および『GSE』70000形)の同年3月16日に実施されるダイヤ改正以降の運用を公表しました。ただしこの情報は更新時でのデータであり、運転状況により変更される場合があります。
▲展望席をもつロマンスカー『VSE』50000形(写真左)と『GSE』70000形(写真右)。両形式の運用は共通化されているが、実質はほぼ固定運用の状況が続いている。2019年3月16日からは土曜休日ダイヤで『GSE』の固定運用が設定される。

現在、展望席のあるロマンスカーは『VSE』50000形(50001F・50002F)と『GSE』70000形(70051F・70052F)の2編成ずつ、合計4編成で運用されています。それでは以下の運用予定表を見ていきましょう。

2019年3月16日のダイヤ改正以降の分についても引き続き、何日のどの列車に、どの形式で運転されるかがすべて記載されていて、『V』が『VSE』、『G』が『GSE』の充当となります。今回も列車番号をもとに『VSE』『GSE』の両形式の運用を運用番号で表記していますので、運用表を確認しながら照らし合わせてみてください。

2019年3月16日のダイヤ改正では一部の特急列車の始発・終着駅が変更となります。運用としてはほぼ変化はないものとみていますが、新たに『GSE』で終日固定される運用が土曜休日ダイヤで出てきます。また時刻表では『展▲』と書かれているものについては日時によって『GSE』または『VSE』のいずれかで運用となるという意味です(車型は空席照会で確認できます)。3月の平日の一部日程ではロマンスカー『EXE/EXEα』30000形の所定運用をロマンスカー『VSE』50000形の代走運用が設定されているほか(その場合は予備留置なし)。ダイヤの詳細は下記の『★展望車両のロマンスカーの運用について★』をご覧ください。

◆ロマンスカー展望車両の運用予定表◆
青色・・・平日ダイヤ 赤色・・・土曜休日ダイヤ
※運用番号は完全に判明するまで暫定的に『平日①』などを用います
黄色・・・充当形式、充当運用注意(平日運用⑤が代走となる日は平日運用④[予備]はなし)
※車型について:VSE・・・50000形、GSE・・・70000形

【2019年3月】 ※16日分からの掲載です
16日・・・土休①:VSE 土休②:GSE 土休③:GSE 土休④:VSE
17日・・・土休①:VSE 土休②:GSE 土休③:GSE 土休④:VSE
18日・・・平日①:GSE 平日②:GSE 平日③:VSE 平日④:VSE
19日・・・平日①:GSE 平日②:VSE 平日③:GSE 平日④:なし 平日⑤:VSE
20日・・・平日①:GSE 平日②:VSE 平日③:VSE 平日④:GSE
21日・・・土休①:GSE 土休②:GSE 土休③:VSE 土休④:VSE
22日・・・平日①:GSE 平日②:VSE 平日③:VSE 平日④:GSE
23日・・・土休①:GSE 土休②:GSE 土休③:VSE 土休④:VSE
24日・・・土休①:GSE 土休②:GSE 土休③:VSE 土休④:VSE
25日・・・平日①:GSE 平日②:GSE 平日③:VSE 平日④:VSE
26日・・・平日①:GSE 平日②:VSE 平日③:GSE 平日④:なし 平日⑤:VSE
27日・・・平日①:GSE 平日②:VSE 平日③:GSE 平日④:VSE
28日・・・平日①:GSE 平日②:VSE 平日③:GSE 平日④:なし 平日⑤:VSE
29日・・・平日①:GSE 平日②:VSE 平日③:GSE 平日④:VSE
30日・・・土休①:GSE 土休②:GSE 土休③:VSE 土休④:VSE
31日・・・土休①:VSE 土休②:GSE 土休③:GSE 土休④:VSE

~~~~~~~~~~~★展望車両のロマンスカー運用について★~~~~~~~~~~~
【駅名表記について】
宿・・・新宿(OH01)、成・・・成城学園前(OH14)、大・・・相模大野(OH28)・大野総合車両所、海・・・海老名(OH32)・海老名検車区、厚・・・本厚木(OH34)、伊・・・伊勢原(OH36)、秦・・・秦野(OH39)、足・・・足柄(OH46)、小・・・小田原(OH47)、湯・・・箱根湯本(OH51)、藤・・・藤沢(OE13)、江・・・片瀬江ノ島(OE16)

【展望車両の運用について】
《備考》 ※回送ルートおよび運用は予想です
列車番号・・・回送列車、列車番号・・・一般特急列車(列車愛称は問わず共通)

★平日運用①(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
大0000←成0000 90**レ
大野総合車両所入出庫
大0612→宿0648 0992レ
湯0827←宿0700 0151レ
湯0903→宿1047 0002レ
湯1224←宿1100 0717レ
湯1235→宿1407 0116レ
湯1550←宿1420 0035レ
湯1626→宿1805 0130レ
江1930←宿1815 0681レ
江1957→宿2105 0502レ
藤2218←宿2115 0687レ
藤0000→成0000 90**レ
喜多見検車区入庫

★平日運用②(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
伊0000←成0000 90**レ
伊0000→厚0000 90**レ
厚0857→宿0944 0170レ
湯1124←宿1000 0713レ
湯1134→宿1307 0112レ
湯1451←宿1320 0031レ
湯1512→宿1647 0026レ
湯1827←宿1700 0147レ
湯1839→宿2005 0140レ
藤2117←宿2015 0685レ
藤0000→宿0000 90**レ
厚2345←宿2300 0621レ
伊0000←厚0000 90**レ
伊0000→成0000 90**レ
喜多見検車区入庫

★平日運用③(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
成0000→宿0000 90**レ
湯1334←宿1200 0123レ
湯1348→宿1527 0322レ
湯1712←宿1540 0341レ
湯1725→宿1905 0034レ
藤2020←宿1915 0683レ
藤0000→成0000 90**レ
喜多見検車区入庫
 
★平日運用④(VSE/GSE)★
喜多見検車区終日予備留置

★平日運用⑤《VSE代走》★
※2019年3月19日・26日・28日運転
喜多見検車区出庫
秦0000←成0000 90**レ
秦0608→宿0709 0672レ
厚0000←宿0000 90**レ
厚0000→海0000 90**レ
海老名検車区入出庫
伊0000←海0000 90**レ
伊0000→厚0000 90**レ
厚1018→宿1107 0174レ
湯1254←宿1120 0019レ
湯1307→宿1447 0018レ
湯1633←宿1500 0137レ
湯1643→宿1820 0052レ
小1958←宿1830 0903レ
小0000→足0000 90**レ
足#6入出庫
小0000←足0000 90**レ
小2050→宿2205 0384レ
藤2318←宿2220 0689レ
藤0000→成0000 90**レ
喜多見検車区入庫
 
★土曜休日運用①(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
成0000→宿0000 90**レ
湯1014←宿0900 0705レ
湯1027→宿1207 0782レ
湯1344←宿1220 0017レ
湯1355→宿1527 0320レ
湯1717←宿1540 0331レ
湯1730→宿1906 0126レ
湯2056←宿1920 0907レ
湯2114→宿2246 0270レ
成0000←宿0000 90**レ
喜多見検車区入庫
 
★土曜休日運用②(GSE固定運用)★
喜多見検車区出庫
湯0000←成0000 90**レ
湯0812→宿0947 0202レ
湯1113←宿1000 0707レ
湯1125→宿1307 0112レ
湯1454←宿1320 0021レ
湯1508→宿1647 0054レ
湯1828←宿1700 0135レ
湯1839→宿2006 0128レ
小2136←宿2020 0911レ
湯0000←小0000 90**レ
湯2210→宿2329 0272レ
成0000←宿0000 90**レ
喜多見検車区入庫


★土曜休日運用③(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
成0000→宿0000 90**レ
湯0850←宿0720 0251レ
湯0910→宿1048 0006レ
湯1215←宿1100 0711レ
湯1228→宿1407 0116レ
湯1545←宿1420 0025レ
湯1554→宿1727 0056レ
秦1838←宿1740 0373レ
秦0000→成0000 90**レ
喜多見検車区入庫

★土曜休日運用④(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
成0000→宿0000 90**レ
湯0820←宿0700 0101レ
湯0831→宿1007 0104レ
湯1154←宿1027 0257レ
湯1207→宿1347 0214レ
湯1527←宿1400 0123レ
湯1537→宿1707 0784レ
湯1858←宿1720 0771レ
湯1910→宿2045 0262レ
小2221←宿2100 0613レ
小0000→成0000 90**レ
喜多見検車区入庫
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2019年2月15日

【交換5編成目】小田急電鉄3000形3257F(旧東急車輛製造2次車)の種別行先案内表示器がフルカラーLED式に

2019年2月14日の平日A32運用より、小田急電鉄3000形で旧東急車輛製造2次車(ノーマルドア車)の3257Fの種別行先案内表示器が3色LED式からフルカラーLED式に更新され運用されています。
▲3000形1次車・2次車で種別行先案内表示器がフルカラーLED式に交換されるのはこの3257Fで5編成目となった。1次車・2次車のうち3258Fまでの編成で3色LED式で残る3253F・3254F・3258Fの動向が注目される。

新製当初からフルカラーLED式となっている同形式の7次車以前の編成でフルカラーLED式に更新されるのは3251F・3252F(日本車両製造1次車)・3255F・3256F(旧東急車両製造2次車)以来で5編成目となります。種別行先案内表示器のゴシック体への変更は3色LED式のときから確認されていますので、3251F・3252F・3255F・3256Fと同じタイプのものに交換されたものと思われます。なおこの編成は2018年3月のダイヤ改正を前に3000形で最初にROM更新された編成であり、このときは3色LED式のまま字体が明朝体からゴシック体への変更と英字表記の変更を確認していました。

【3000形で種別行先案内表示器がフルカラーLED式に変更された編成】
※2019年2月15日現在、新製当初から搭載している7次車以降を除く
1次車:3251F3252F 2次車:3255F3256F3257FNEW!) 3次車:なし
4次車:なし 5次車:なし 6次車:なし

2019年2月14日

【ついに廃車へ】東京急行電鉄8500系8641Fが長津田車両工場に回送される

2019年2月12日、東京急行電鉄長津田検車区所属で大井町線で運用されていた8500系8641Fが長津田車両工場に自走回送されました。廃車除籍のためと思われます。

▲大井町線8500系ラストナンバーが帰らぬ旅へ。残る大井町線の同系列は8638Fのみとなった。
▲大井町線で原番号のまま投入されていた2000系2003Fはなんと『9023F』に改番された模様だ。

同編成の最終運用は2月11日の平日110運用の途中で、奇しくも元2000系2002Fの先頭車を含む一部車両と元2003Fの残る中間車から改造された『9022F』と入れ替わるようにして置き換えられ、その後継となった『9022F』が同時に大井町線の営業運転に投入されているようです。これで残る大井町線の8500系は8638Fのみとなり、8638Fの動向が注目されます。なお、一時的に原番号で大井町線の営業運転に投入されていた2000系2003Fの5両は2号車が他の車両に差し替えられて組み替えられ、車両番号が『9023F』(つまりクハ9023+デハ9223+デハ9323+デハ9423+クハ9123)に改番されたようで、このことにより『2000系』はほぼ消滅状態となっています。元2003F改め『9023F』も営業運転に投入されるでしょうか。そうなると元2001Fは『9021F』に改番となるのかどうかも気になるところですね。

※2019年2月15日情報追記

2019年2月13日

【ついに退役】富士急行5000形『トーマスランド号』、2月23日に引退へ

2019年2月13日、富士急行で運用されている5000形『トーマスランド号』(1975年登場)が同年2月23日をもって引退し、引退後は下吉田(FJ-14)構内で保存すると発表しました。

▲多くの人々に愛された5000形『トーマスランド号』、余生は下吉田構内での保存となりそうだ。

現在の『トーマスランド号』は写真の5000形と元東日本旅客鉄道205系0番台宮ハエ28編成の3両を改造した6000系6502Fの2編成で運用されており、このうち前者は1975年に登場した富士急行で最後の自社発注となった車両で、1976年には鉄道友の会からローレル賞を受賞し、その後は富士急ハイランドに完成した『トーマスランド』の誕生を契機に『トーマスランド号』となり、現在に至ります。後者は2018年3月に5000形の後継として導入され、車種は東日本旅客鉄道埼京線・川越線(大宮[JA-26]~川越間)および東京臨海高速鉄道りんかい線で長らく最後まで運用されていた205系0番台を改造したものです。前者は登場から約44年ということもあり、老朽化や部品確保が困難になったために引退させることになったようです。最終運用は下りが大月(FJ-01)13時11分発、16時15分発、上りが河口湖(FJ-18)11時16分発、14時32分発で運転されます。

【5000形『トーマスランド号』最終運用】 ※2019年2月23日運転
河1116→月1216 20レ
河1416←月1311 21レ
河1432→月1529 28レ
河1722←月1615 29レ

2019年2月9日

【性能確認試験】相模鉄道12000系12101Fが性能確認試運転を実施

2019年2月8日、総合車両製作所横浜事業所で製造された相模鉄道新型車両の12000系12101Fが本線内で試運転を実施しました。性能確認のためと思われます。
▲相模鉄道20000系20101F(写真)に続いて登場した12000系12101Fが短区間での足慣らしを開始した。20000系の時には運用開始前の公開があったが、12000系はどうなるのだろうか。

同編成は新横浜線および東日本旅客鉄道への直通路線向けに製造され、かしわ台(SO-17)~相模大塚(SO-15)間を往復していたようですが、ちょうどその日には20000系20101Fが平日44運用に充当されていたため、時間帯によっては同系列とすれ違う場面も見られました。

2019年2月8日

【ミュージアム最寄駅】小田急電鉄小田原線登戸(OH18)に『ドラえもん』装飾

2019年2月7日、小田急電鉄が同月26日より小田原線登戸(OH18)の壁面、駅名標(新型タイプに交換)、エレベーターなどにアニメ『ドラえもん』のキャラクターを装飾すると発表しました。これは同駅と西隣の向ヶ丘遊園(OH19)が藤子・F・不二雄ミュージアムの最寄駅であるためです。

▲登戸の駅名標(写真は1番ホーム工事中の時期に撮影)。ドラえもん仕様になるとともに新型タイプに交換される。

新宿から登戸までは『快速急行』で最速約16分(あいだ2駅)で結び、2004年以降に『湘南急行』に代わって登場した『快速急行』の設定時から2018年3月のダイヤ改正までは快速急行の通過駅(つまり新百合ヶ丘[OH23]~下北沢[OH07]間でノンストップ、かつて存在した『多摩急行』は停車)でした。かつて1面2線と小さな駅だった登戸が2面2線(上下ホーム別)となり、2009年には2面3線(上りのみ複々線)に拡大され、現在では2面4線となり、とうとう快速急行停車駅までのぼりつめました(ただし平日運転で多摩線からの通勤急行のみ同駅を通過)。なお駅名標は新型タイプに交換され、日本語や英語のほかに中国語や韓国語の表記も入る予定です。

2019年2月6日

【新たな動き?】小田急電鉄ロマンスカー『LSE』7000形7003Fのデハ7803が解体線へ

2019年2月4日ころより、すでに退役済みの小田急電鉄ロマンスカー『LSE』7000形7003Fのうち、下り方先頭車のデハ7803が大野総合車両所68番構内留置線から解体線に移動しています。
▲ロマンスカーミュージアムへの保存用として残されていたロマンスカー『LSE』7000形7003Fのデハ7803(写真手前の1両)がなぜか解体線に移されていた。

ロマンスカー『LSE』7000形は2018年10月13日に7004Fが引退し、同年3月のダイヤ改正前に引退していた7003Fの先頭車が残された以外は全車両解体処分とされていました。デハ7803が解体線に移されたことでロマンスカーミュージアムへの保存車両がデハ7003だけとなる可能性があります。2012年に引退して約7年が経つロマンスカー『RSE』20000形のデハ20001とサハ20151も構内移動をしていたので、ロマンスカーミュージアムに保存する車両が絞られてきそうな気がします。

【増備2編成目】東日本旅客鉄道E233系7000番台宮ハエ133編成が登場

2019年2月5日、総合車両製作所横浜事業所で製造された東日本旅客鉄道埼京線・川越線向けのE233系7000番台宮ハエ133編成が出場し、所属先の川越車両センターまで山手貨物線経由で試運転を兼ねて自走回送されました。同系列7000番台の増備は宮ハエ132編成以来です。

▲E233系7000番台の増備が進み、33編成目が登場。かつての主力車両205系0番台の最盛期の在籍数(32編成)を超えた。相模鉄道新横浜線への直通向けの増備編成と思われる。

▲宮ハエ133編成でも出場時に掲出が省略されていた『防犯カメラ作動中』のステッカー。

今回出場したE233系7000番台宮ハエ133編成は女性専用車ステッカーのある10号車側からクハE233-7033+モハE233-7433+モハE232-7433+サハE233-7233+サハE233-7033+モハE233-7033+モハE232-7033+モハE233-7233+モハE232-7233+クハE232-7033と組成されており、先頭車前面部の窓には“ATACS”を搭載していることを意味する『ID-63』の表記が確認できました。さらに宮ハエ132編成と同じく『防犯カメラ作動中』のステッカーがありませんでした。今回の増備車は相模鉄道新横浜線との直通運転を想定し、運用数が増えることに伴って登場したものと思われます。相手方の相模鉄道12000系の行先対応表には埼京線や東京臨海高速鉄道りんかい線の駅名が含まれているため、E233系7000番台の行先対応表には従来の運用範囲となる埼京線・川越線、りんかい線の行先のほかに相模鉄道新横浜線および本線の行先が入っているものとみられます。

2019年2月5日

【列車増発など】東京急行電鉄が2019年3月16日実施のダイヤ改正の概要を発表

2019年2月1日、東京急行電鉄が同年3月16日実施のダイヤ改正の概要を発表しました。路線別ではありますが簡単に見ていきます。

【田園都市線】

▲田園都市線の主力車両である8500系と将来的な主力車両となる2020系。田園都市線では列車増発のほかに種別変更が行われる。

田園都市線では渋谷(DT-01, Z-01)を17時~19時台に発車する下り各駅停車を3本増発し、早めの帰宅時間帯の輸送力を増強させるほか、朝ラッシュ時間帯ピークの直前の準急1本と直後の準急2本をそれぞれ急行に格上げし、速達性を向上させます。準急3本の急行への格上げに伴って急行通過駅となる用賀(DT-06)、駒澤大学(DT-05)、桜新町(DT-04)、池尻大橋(DT-02)に向かわれる際には十分ご注意ください。

【大井町線】
▲大井町線急行に使用される6000系と6020系。6020系は2代目のデハ6300として『Q SEAT』車両を組み込み、有料座席指定が行われる急行で運用されている。

大井町線では6000系または6020系による急行が運転されており、19時~23時台には田園都市線直通急行(長津田[DT-22])行きが8本運転されていますが(一部は3号車が座席指定制の急行で6020系の運用)、これに2本増発して10本で運転します。

【東横線】
▲東横線の主力車両である5000・5050系(0番台・4000番台)。元住吉検車区出入庫となる運用の一部を活用し、運転区間を延長(横浜高速鉄道みなとみらい線に直通)して増発する。また東武鉄道東上線への直通列車3本の行先が森林公園(TJ-30)から小川町(TJ-33)に変更となる。

東横線では平日ラッシュ時間帯の各駅停車の運転間隔が開かないよう発着時刻の変更を行います。さらに平日下り9時台と上り15時台に武蔵小杉(TY-11, MG-11)~元町・中華街(MM06)間で1本ずつ、土曜休日下り7時台、11時台、17時台、上り10時台、16時台、19時台に菊名(TY-16)~元町・中華街間で1本ずつを増発し(すべて各駅停車)、区間運転列車を延長することで利便性を向上させます。また土曜休日では森林公園行きで運転されている東上線直通列車の行先を小川町に変更し、小川町・寄居(TJ-38)方面へのアクセス向上につながります。

【目黒線】
▲目黒線は3000系や5000・5080系だけでなく東京地下鉄・東京都交通局・埼玉高速鉄道の車両も乗り入れている。

目黒線では平日朝ラッシュ時間帯に急行を待避しない上り各駅停車も運転されており、その列車の混雑率が高いことから、混雑率の平準化を図るため、この時間帯の急行を待避しない各駅停車をなくし、日吉(TY-13, MG-13)~武蔵小山(MG-03)間では各駅停車と急行が交互に運転される形となります。なお急行通過駅から目黒(MG-01, I-01, N-01)方面へ急ぐときは武蔵小山での乗り継ぎが必要です。さらに平日6時台に目黒始発の下り各駅停車2本、武蔵小杉始発の南北線直通急行1本(元住吉検車区出庫運用)、18時台に下りで南北線からの列車1本、上りで南北線直通列車1本、19時台に三田線からの直通列車1本(いずれも各駅停車)、20時台に三田線直通急行1本を増発します。

【こどもの国線】
こどもの国線では田園都市線でのダイヤ改正に伴って、平日は10時以降、土曜休日は6時以降で同線との接続を考慮したダイヤにします。