2019年2月19日、東日本旅客鉄道松本車両センターに配置されるE353系長モトS211編成(東京[JC-01]寄りからクモハE353-11+モハE353-1011+クモハE352-11)が総合車両製作所横浜事業所を新製出場し、所属先まで試運転を兼ねて自走回送されました。
▲E353系での付属編成+基本編成、基本編成のみの新製出場はあったが、付属編成のみの新製出場は長モトS211編成が初めてである。なお付属編成では長モトS210編成が飛ばされているが、それ以前に基本編成は長モトS120編成で最後ではないかと思われる。
これで松本車両センター所属のE353系は2019年2月20日時点で基本編成が9両20編成(180両)、付属編成が3両10編成(30両)の合計210両の陣容となり、基本編成は長モトS209編成と同時に出場した長モトS120編成で最後になるものと思われ、残るは長モトS210編成を残すこととなります。かつて『スーパーあずさ』で活躍したE351系(12両5編成)、『踊り子』向けに転用される予定のE257系0番台(2両5編成、9両16編成)の全合計と比較すると、E353系の最終的な導入数は付属編成の場合ではE351系の付属編成とE257系0番台付属編成を足す(前者・後者とも5編成、10編成)よりも1編成多く、基本編成の場合ではE351系の基本編成とE257系0番台の基本編成を足す(前者5編成、後者16編成の21編成)よりも1編成少ない状況になりそうです。付属編成は富士急行線に直通する『富士回遊』(『かいじ』と併結、大月で増解結作業が実施される予定)が新設される予定で、この列車が毎日設定されることによって、臨時設定となっていたE257系500番台(千マリ)による『ホリデー快速富士山』やE259系(横クラ)の『成田エクスプレス』の延長運転がダイヤ改正前の3月10日で最後となりそうです。