2018年7月30日

【実験です】東日本旅客鉄道常磐緩行線で発車ベルスイッチを使用しない実証実験を開始へ

2018年8月1日より、東日本旅客鉄道常磐緩行線の(綾瀬[C-19, JL-19]~)亀有(JL-20)~取手(JL-32)間で駅に設置された発車ベルのスイッチを扱わず、常磐緩行線に乗り入れる車両に設置されている車外スピーカーを代わりに扱い、ドアの開閉をお知らせする実証実験を始めると発表しました。


▲常磐緩行線に乗り入れるE233系2000番台(東マト:写真1枚目)、東京地下鉄6000系(6102F・6130F、一部の時間帯のみ)・16000系(写真2枚目)、小田急電鉄4000形(4066Fを除く:写真3枚目)。

▲常磐緩行線に乗り入れる209系1000番台(東マト81編成・東マト82編成)には車外スピーカーが設置されていない。この系列の場合はどのように対応するのだろうか。

これは本来乗務する車掌(一部は駅員)が発車ベルを扱うと各駅でそれぞれ異なる発車メロディーが流れますが、駅によってはホームから離れた改札口でもメロディが聞こえてしまい、遅延の原因ともなる駆け込み乗車を助長している可能性があるとして、駆け込み乗車を減らす目的として実証実験で運用車両に設置された車外スピーカー(209系1000番台を除く)を用いて流す乗降促進放送でドアの開閉をお知らせする、というものです。主力車両のひとつであるE233系2000番台では車外スピーカーでも他の駅で使用している発車メロディー(“Gota del Vient”と“Water Crown”)を流せるため、乗降促進放送(『扉が閉まります。駆け込み乗車はおやめください。』という自動放送)だけを流すことが考えられます。東京地下鉄6000系・16000系は千代田線内のみで聞ける乗降促進放送、小田急電鉄4000形は小田原線・江ノ島線・多摩線でも聞ける乗降促進放送が使用されます。209系1000番台には車外スピーカーも自動放送もないため、どのように対応するかが注目です。

2018年7月29日

【リニューアル車8本目】小田急電鉄1000形1067F(リニューアル車)が営業運転に復帰

2018年7月29日の土曜休日B12運用より、小田急電鉄1000形で8編成目のリニューアル車となった1067F(クハ1067+デハ1017+デハ1117+クハ1167)が営業運転に復帰しました。同編成は7月24日にリニューアル更新工事後および重要部検査施工後の性能確認試運転を行っていました。
▲1000形では通算8編成目のリニューアル車である1067Fが同じリニューアル車の1066Fを上り方に連結して営業運転に復帰した。リニューアル車同士による8両編成のB運用に入ったようである。
▲営業運転に復帰した1000形1067Fの相方となった1066F。1067Fは下り方に、1066Fは上り方に連結され、1066F+1067Fの組成で復帰となった。

同編成の相方は3000形ではなくリニューアル車の1000形1066Fとなっています。このため同編成は8両編成のB運用に入ったようです。このまま順当ならば明日の30日は向ヶ丘遊園(OH19)1番ホーム留置となるので、平日B13運用と思われ、1066F+1067Fの運用は以下の流れであると予想されます。なお1067Fは下り方に連結されていますのでご注意ください。

【リニューアル車1066F+1067Fの運用予想】 ※再出庫変更は想定しておりません。
07月29日:B12 ※1067F運用復帰、海老名検車区出庫運用
07月30日:B13 ※向ヶ丘遊園1番ホーム出庫運用
07月31日:B14 ※喜多見検車区唐木田出張所出庫運用
08月01日:B15 ※喜多見検車区唐木田出張所出庫運用
08月02日:B16 ※喜多見検車区唐木田出張所出庫運用
08月03日:B17 ※相武台前(OH30)15番留置線出庫運用

【謎の動き】東日本旅客鉄道E231系0番台元八ミツB31編成が4両で帰還

2018年7月26日から27日にかけて、東日本旅客鉄道秋田総合車両センターに入場していた三鷹車両センター所属のE231系0番台八ミツB31編成(クハE231-31以下10両)のうち、クハE231-31+モハE231-61+モハE230-61+クハE230-31の4両が出場し、東大宮操車場まで配給輸送されたあと、豊田車両センター小金井派出所まで自走回送されました。
▲E231系0番台で初めて機器更新工事を受けた八ミツB31編成のうち4両がなぜか転用改造工事を受けずに出場した。編成から6扉車含む付随車とモハE231-62+モハE230-62ユニットが抜かれていたが、先頭車の6扉車表記が消去されていなかったため、動向が注目されている。

この編成はE231系0番台で初めて機器更新工事を受けています。本来ならば6扉車を含む付随車2両を抜いて武蔵野線(京葉車両センター配置)向けへの転用を予想していましたが、意外な展開が待っていました。今回は6扉車を含む付随車のすべてと電動車の1ユニット(モハE231-62+モハE230-62)が抜かれた4両(クハE231-31+モハE231-61+モハE230-61+クハE230-31)を組成していたほか、他編成とは異なり転用改造工事を一切受けておらず(半自動ドアスイッチの取付改造などはなし)、先頭車にある6扉車表記が消されていなかったことから、この4両を何らかの用途に使用するものと思われます。しかも豊田車両センター武蔵小金井派出所に戻ったため、動向が気になります。

2018年7月27日

【好評】東京急行電鉄5000系0番台5122Fの青ガエルラッピング電車、運転期間を延長へ

2017年9月4日より東京急行電鉄5000系0番台5122F(クハ5122+デハ5222+デハ5322+サハ5422+サハ5522+デハ5622+デハ5722+クハ5822)に初代5000系の塗装を再現した『青ガエル』(東横線開業90周年ラッピング電車)について、本来は2018年8月31日までの運転を予定していましたが、期間を1年延長して2019年8月31日まで運転すると発表しました。
▲本来は田園都市線向けの予定だった5000系0番台5122Fが急遽東横線向けに配置変更され、実質は新製当初から現在に至るまで自社の東横線や横浜高速鉄道みなとみらい線で運用されている状況であり、その編成に東横線開業90周年記念の『青ガエル』ラッピングが施されている。
▲東横線開業90周年のヘッドマーク。2019年8月31日まで掲出されるものと思われる。

これは2017年8月28日に東横線開業90周年を迎えたことを記念し、初代5000系の『青ガエル』塗装ラッピングを施し、側面部の番号表記を戸袋部分から側面下部に変更して『T.K.K』の表記を復活させました。前面部には東横線開業90周年のヘッドマークを掲出し、前面貫通扉には列車番号を模したステッカーが掲出されています。同編成の『青ガエル』のラッピングとヘッドマークのデザインは変更せずにそのままの姿で2019年8月31日まで運用されるものと思われます。『青ガエル』塗装の編成はすれ違いで目撃しても十分目立つので、相変わらず注目度は高いようです。

2018年7月26日

【歌舞伎塗装】東京急行電鉄7700系7914Fが長津田車両工場へ回送される

2018年7月26日、東京急行電鉄池上線・多摩川線の7700系7914Fが『TOQ i』の牽引で長津田車両工場に回送されました。7000系の増備に伴う廃車のため思われます。

▲東横線から転入した1000系1500番台ではすべて置き換えられなかったため、結局は7000系の増備再開で7700系の廃車が進みそうだ。7000系が一度に3編成出てきたため(7110F・7112F・7114F)、7700系の廃車回送が追いつくのだろうか・・・。

今回回送された7914Fは前面部のL字型と逆L字型の赤色の帯に貫通扉を含めた中央部分が黒く塗装された歌舞伎塗装で、7600系7601Fの廃車後は7700系7912Fとともに歌舞伎塗装で残っていた貴重な編成でした。残る編成も廃車が予想されるため、記録はお早めに。

2018年7月24日

【性能確認】小田急電鉄1000形1067F(リニューアル車)が小田原線内で試運転を実施

2018年7月24日、小田急電鉄大野総合車両所にてリニューアル更新工事と重要部検査を受けた1000形1067F(新宿[OH01]寄りからクハ1067+デハ1017+デハ1117+クハ1167)が同所を出場し、小田原線相模大野(OH28)~小田原(OH47)間で試運転を実施しました。
▲リニューアル更新工事を受けて初めて小田原線内で足慣らしした1000形1067F。伊勢原(OH36)では1番ホームの中程に停車し、0025レ(平日N61運用)のロマンスカー『EXE』30000形30257Fと3023レ(平日C18運用)の4000形4053Fを待避して発車した(写真1枚目・2枚目)。
▲リニューアル前の1000形1067F。最後まで種別幕は更新後のものに交換されずリニューアル後にフルカラーLED式に取り替えるとともにROM更新が施工された形となった(写真3枚目:向ヶ丘遊園[OH19]、写真4枚目:相模大野でそれぞれ撮影)。

この編成はリニューアル前に同形式で最後まで種別幕の更新(『各停』→『各駅停車』)がなされていませんでしたので、大野総合車両所に長期間入場した際にはリニューアル更新工事の可能性を疑いましたが、予想通りの展開となりました。リニューアル内容は既存のリニューアル車4両編成(1057F・1063F・1064F・1066F)と同じですが、優先席ステッカー付近にヘルプマークをつけている人にも優先席を譲るように案内するステッカーが新たに掲出されているほか、リニューアル当初からフルカラーLED式の種別行先案内表示器のROM更新(『各停』→『各駅停車』、“RAPID EXPRESS”→“Rapid Express”への変更など)の施工がなされたものと思われます。1067Fが運用復帰すると1000形リニューアル車の4両編成は5編成目となります。同編成の相方(3000形3次車以降の編成)と次の1000形のリニューアル対象となる編成が注目されます。

【1000形リニューアル車の状況】 ※2018年7月24日現在
2014年度:1057F1066F 4両2編成
2015年度:1063F 4両1編成
このあと元1256Fと元1056Fの1095Fへの大規模改造が始動
2016年度:1095F(元1056F+元1256F)1096F(元1052F+元1252F) 10両2編成
2017年度:1064F1091F 4両1編成、10両1編成
2018年度:1067FNEW!!〉・???? 4両1編成、10両1編成

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2018.07.24 リニューアル後の1067F試運転を激写~

2018年7月24日は小田急電鉄小田原線を撮影。まずは海老名(OH32)にて。

2000形2057Fの6528レ(平日B31運用)で移動した際に海老名検車区西側53番留置線にワンマン運転対応改造工事を受けた4000形4065Fの姿がありました。

続いては新宿(OH01)にて(主にロマンスカーです)。

ロマンスカー『EXE』30000形30056F+30256F。0019レ(平日N45N65運用)。

ロマンスカー『EXE』30000形30054F+30254F。0321レ(平日N44N64運用)。実はこの手前側4両は小田原(OH47)止まりではなく、なんと相模大野(OH28)止まり。『はこね』でまさかの相模大野で4両側を切り離す列車は初めて見ました。


後ろ4両側は『はこね21号 相模大野』と表示されています。『EXEα』では列車名称と行先が交互表示です。これは定期運用なのですが、初めて見た時はダイヤ乱れのためにある表示かと思ってしまいましたが・・・。
ロマンスカー『GSE』70000形70051F。0123レ(平日N33運用)。今回はこれに乗って本厚木(OH34)で8000形8052F+8252Fの3021レ(平日E20運用)で伊勢原(OH36)へ。

1000形1051F+3000形3251F。1249レ(平日E33運用)。フルカラーLED式の3251Fを目撃。相方は1000形1051Fとなっています。

1000形1067F。1番ホームに回送列車が来るとアナウンスがあり、1番ホームに向かうと、1000形が来たのですが、なんとリニューアル更新工事を受けて重要部検査を通した1067Fの性能確認試運転を偶然にも撮ることができました。クハ1167側はあまり見れない可能性があるので貴重かも。

ロマンスカー『GSE』70000形70052F。0116レ(平日N31運用)。これも目当てにしていましたが、まさか1067Fの試運転は予想外。でも一足先に復帰前の1067Fを見れたのでよかったです。

1067Fは性能確認試運転のためさらに下るのですが、停車時間に少々余裕があったので発車まで観察に時間を費やしました。

今後撮るかもしれないクハ1067側からも撮影することができました。相方となる3000形がどの編成になるのか楽しみですねぇ。

車番の『1067』。リニューアル内容は基本的には1057F・1063F・1066F・1064Fと変わりません。車掌スイッチも間接制御式には見えませんでした(乗務員扉には『間接制御式』のラベルはなし)。

優先席のステッカーの隣には『ヘルプマーク』のある人にも席を譲るようにお願いするステッカーが貼り付けられました。今後の1000形リニューアルの際にも優先席ステッカー付近にヘルプマークが追加されることでしょう。なお他形式でも掲出が確認されています。


フルカラーLED表示はもちろん『試運転』。この編成は幕式時代に最後まで未更新の『各停』表記だったことを思い出します。そう考えると1067Fがリニューアル対象になったのもなんかの所以たるものがあるのでしょうか。
この編成は13時23分頃に下り方向へ向けて発車していきました。10両編成での運用復帰が待ち遠しいですねぇ。1067Fは今年度分のリニューアル対象に含まれますので、残る10両はどの編成になるのかが注目されています。私は10両固定編成だと予想していますが、どうなるやら・・・。

撮影はこれにて以上です。リニューアル車の1067Fの登場にはびっくりしましたが。

2018年7月23日

東日本旅客鉄道205系3000番台が全車運用を離脱、廃車へ

2018年7月15日をもって東日本旅客鉄道川越線・八高線の205系3000番台宮ハエ83編成(クハ205-3003以下4両)が営業運転を終え、19日にモハ205-3003のシングルパンタグラフが撤去されている様子が確認されました。運用を離脱した可能性が高いようです。
▲209系3500番台の投入でついに川越線・八高線から撤退した205系3000番台。

これで205系3000番台はすべて廃車になる模様です。それと入れ替わるようにして209系3500番台宮ハエ53編成(クハ209-3503以下4両、元500番台八ミツC503編成を改造)が16日から営業運転に投入されています。なおいまだに209系3000番台(4編成)・3100番台(2編成)がいますので、今後はその置き換えのためE231系0番台の一部編成を改造する可能性がありそうです。

2018年7月21日

東京急行電鉄2000系の付随車が解体のため搬出される

2018年7月19日終電後に、東京急行電鉄長津田車両工場に入場した2000系2002Fのうち、4号車と7号車に連結されていた中間付随車(サハ2702・サハ2802)が廃車解体処分のために長津田車両工場から搬出されていたことが分かりました。
▲2000系2002Fの中間付随車2両が編成から抜かれ、解体のため先に搬出された。また2003Fが制御装置と内装の更新工事を受けているものの、中間付随車のサハ2703・サハ2803には内装の更新工事すら行われていなかったので、こちらの付随車も解体のために搬出されたか。

▲2000系で最後まで田園都市線と乗り入れ先の東京地下鉄半蔵門線で運用を続けている2001Fも油断できない。

今後は田園都市線ではなく他路線への転用が考えられそうです。というのも2000系には制御装置(日立製作所製GTO素子から三菱電機製SiC素子への変更)と付随車以外の内装の更新工事を受けた2003Fがおり、すでに付随車の搬出作業が行われていたものと考えられます。主に先頭車と電動車の一部を活用することを踏まえてだったのでしょうか。こうなると2002Fは制御装置および内装の更新工事よりも付随車の搬出を先に行った形ですね。これからも編成短縮と転用改造工事が予想される2002F・2003Fと唯一運用を続けている2001Fの動きには注意したいものです。

2018年7月20日

東日本旅客鉄道E233系0番台八トタ青461編成・八トタ青465編成が『青梅線に自然を探しに行こう!』ラッピング車に

2018年7月1日より、東日本旅客鉄道豊田車両センター所属のE233系0番台青編成(4両編成)に『青梅線に自然を探しに行こう!』ラッピングが施されています。当該は八トタ青461編成(クハE233-519以下4両)と八トタ青465編成(クハE233-523以下4両)となっています。


▲青梅線青梅(JC-62)以西でラッピング電車が走るのは珍しいこと。側面部のラッピングは控えめだが、内装や座席モケットが大幅に変更されている。

▲従来のE233系0番台の座席モケット。本来は橙色のものが使用されている。

当該となった2編成には『青梅線に自然を探しに行こう!』の側面ラッピングが施されましたが、内装は青梅線の自然をイメージしたものに変更され、床部分や貫通扉に自然の装飾がなされたほか、座席モケットが従来の橙色のものから自然をイメージした特別仕様に変更されています。ちなみに分割編成を含む4両編成では青梅線内基準で立川(JC-19)寄りに6両編成を連結して10両編成を組成することを踏まえて4号車のモハE233形200番台に設定された弱冷房車の位置を統一させるため、中央線・青梅線向けのH編成の4両側と青400番編成(いずれも7号車~10号車にあたる)には弱冷房車が1両も設定されていませんでした(つまり弱冷房車はT編成、H編成の6両側、青600番編成の4号車に設定しており、H編成の4両側と青400番編成にはない)。今回ラッピングの当該となった2編成には新たに8号車のモハE233形600番台に弱冷房車が設定されました。このため基本的には青梅線の青梅~奥多摩(JC-74)間を中心に運用され、青梅以東の10両編成の運用には入らないものと思われます(両編成が青600番編成と連結して10両編成の運用に入ると弱冷房車が4号車と8号車になるため)。

【改造終了】小田急電鉄4000形(15編成)のワンマン運転対応工事が終了

2018年7月19日、ワンマン運転(ATO)対応工事のために東日本旅客鉄道大宮総合車両センターに入場していた小田急電鉄4000形4065Fが出場し、乗り入れ先の松戸車両センターまで配給輸送されました。そのあと同編成は自走回送で帰還するものと思われます。
▲4000形はこれで全16編成がワンマン運転対応となった。また前照灯がHID式からLED式となり、ワンマン運転非対応の運転台が消滅したことになる。

同編成は配給輸送前の7月18日に大宮総合車両センター構内の試運転線(鉄道博物館の敷地内から見えます)にて試運転を行っていました。これで4000形の全16編成(ただし新製当初から対応の4066Fを除く)のワンマン運転対応改造工事が終了しました。2018年7月20日現在でも10両編成のE運用に限定されている4066F以外の各編成が千代田線に直通するので、千代田線へのホームドアが設置完了となる前にワンマン運転対応工事が施工されたことになります。

【小田急電鉄4000形  ワンマン運転対応改造工事内訳】
大野総合車両所》 6編成に施工
4051F4052F4053F4058F4062F4064F
大宮総合車両センター》 9編成に施工
4054F4055F4056F4057F4059F4060F4061F4063F4065F
《上記の例外》 新製当初から対応
4066F

2018年7月19日

東京急行電鉄7000系3両3編成が総合車両製作所横浜事業所を新製出場

2018年7月17日から19日にかけて、東京急行電鉄池上線・多摩川線向けで雪が谷検車区に配置される7000系9両(3両3編成)が総合車両製作所横浜事業所を新製出場し、長津田検車区までの甲種輸送が行われました。
▲7000系7108F・7109F以来の増備車が新製出場した。運用路線の全てのホームに安全柵が設置されているため、転落防止幌は装着されていない。基本的に7108F・7109Fと同じ仕様と思われる。前回の7108F・7109Fと異なり、偶数番号の編成(7110F・7112F・7114F)だけが出場した。


▲池上線・多摩川線の主力であった7700系(写真、※すでに引退済みの編成もあり)もいよいよ終焉が迫る。記録はお早めに。

今回輸送されたのは7110F(デハ7110+デハ7210+クハ7310)、7112F(デハ7112+デハ7212+クハ7312)、7114F(デハ7114+デハ7214+クハ7314)の3編成です。しかも連番ではなく偶数番号の編成が奇数番号の編成よりも先に出場する形となりました。今年度(2018年度)の事業計画では7000系は3両6編成(18両)が導入されることとなっており、そのうちの半数(9両)が出場したことになります。残るは奇数編成の3編成(7111F・7113F・7115F)となっており、こちらも今後出場するものと思われます。

2018年7月18日

【注目!!】小田急電鉄ロマンスカー『LSE』7000形7004Fの最終イベント列車の詳細を発表

2018年7月10日に惜しまれつつ定期営業運転を終了した小田急電鉄ロマンスカー『LSE』7000形7004Fですが、7月18日に同編成を使用する最終イベント列車の詳細と日程を発表しました。本当のラストランは10月13日に行われる『特急ロマンスカー・LSE(7000形)さよならツアー』となります。
▲約38年間にわたって活躍したロマンスカー『LSE』7000形7004Fの最後の臨時列車が追加で設定された。同形式は10月13日の臨時列車の運転を最後に引退する。ぜひとも最古参ロマンスカーの雄姿を見届けてほしい。

すでに同編成を使用する臨時列車として9月29日に新宿(OH01)→秦野(OH39)間で『LSEで行く小さな旅』が設定されていますが、それ以外の臨時列車の追加設定と日程が発表された形となっています。9月15日には新宿→小田原(OH47)間で『特急ロマンスカー・LSE(7000形)で行くヱビス生ビール列車の旅』、9月30日には喜多見検車区(成城学園前[OH14])→新宿→伊勢原(OH36)→海老名検車区(海老名[OH32])間で『現役乗務員企画! 特急ロマンスカー・LSE(7000形)で行くわくわく、喜多見・海老名基地ツアー』、10月8日には新宿→小田原→秦野間で『ありがとう 特急ロマンスカー・LSE(7000形)に乗車! 車内で楽しむ「神奈川地酒利き酒会」』、10月13日には新宿→小田原→秦野間で『特急ロマンスカー・LSE(7000形)さよならツアー』がそれぞれ運転されます。

ロマンスカー『LSE』7000形7004Fを記録するチャンスは最大で5回ほどあります。9月30日は喜多見検車区にてイベントや撮影会も行われますので注目ですね。

【ロマンスカー『LSE』7000形7004Fのイベント臨時列車】
9月15日
臨時列車:『特急ロマンスカー・LSE(7000形)で行くヱビス生ビール列車の旅』
運転区間:新宿→小田原

9月29日
臨時列車:『LSEで行く小さな旅』
運転区間:新宿→秦野

9月30日
臨時列車:『現役乗務員企画! 特急ロマンスカー・LSE(7000形)で行くわくわく、喜多見・海老名基地ツアー』
運転区間:喜多見検車区(成城学園前)→新宿→伊勢原→海老名検車区(海老名)

10月8日
臨時列車:『ありがとう 特急ロマンスカー・LSE(7000形)に乗車! 車内で楽しむ「神奈川地酒利き酒会」』
運転区間:新宿→小田原→秦野

10月13日
臨時列車:『特急ロマンスカー・LSE(7000形)さよならツアー』
運転区間:新宿→小田原→秦野

※備考※ ダイヤはいずれも記載情報をもとに予想したものです
駅名表記について
宿・・・新宿、伊・・・伊勢原、秦・・・秦野、小・・・小田原
時刻表示について
0000・・・詳細時刻不明

【9月15日運転ダイヤ】
小1455←宿1240 ※途中の伊#1でトイレ休憩を兼ねて約30分間停車

【9月29日運転ダイヤ】
秦1338←宿1240

【9月30日運転ダイヤ】
成0000→宿0000
伊0000←宿0000
伊0000→海1513

【10月8日運転ダイヤ】
下り:小0000←宿1240
上り:小0000→秦1533

【10月13日運転ダイヤ】
下り:小1401←宿1240 ※小#7引き込み線で折り返し
上り:小1455→秦1513 ※小#7引き込み線で折り返し

【動向注意】東京急行電鉄2000系2002Fが長津田車両工場に入場

2018年7月13日、東京急行電鉄田園都市線で活躍している長津田検車区所属の2000系2002Fが長津田車両工場に入場しました。2020系の追加導入により同編成の動きが注目されています。
▲田園都市線のニューフェイス2020系の増備が進むなかで長津田車両工場に入場した2000系2002F。前照灯と車内照明の一部はLED化されているが、制御装置は未更新のままである。

この系列といえば2003Fが中間付随車以外の車両の内装更新工事や制御装置の更新工事(日立製作所製GTO素子から三菱電機製SiC素子への変更)やパンタグラフの追加・換装工事(菱形1基ずつからシングルアーム2基ずつに変更)を受けましたが、田園都市線内での営業運転には入っていませんでした。後継車両でもある2020系は現時点で10両5編成(2121F~2125F)が在籍しているため、2000系の動き自体に注目が集まりそうですが、2002Fは何らかの改造工事を受ける可能性はありそうです。出場後の姿に要注目です。

2018年7月16日

東日本旅客鉄道205系3000番台、残るは宮ハエ83編成のみに

2018年7月10日に東日本旅客鉄道205系3000番台宮ハエ81編成(クハ205-3001以下4両)が川越車両センター入庫運用に入ったあとに運用を離脱し、3号車モハ205-3001のシングルアームパンタグラフが撤去されている様子が確認されました。同編成の廃車の動きと思われます。
▲川越線・八高線の205系3000番台は宮ハエ81編成の離脱で写真の宮ハエ83編成のみとなった。

同系列の置き換え車種のE231系3000番台が現段階で2編成(8両)の配置であるのに対し209系3500番台は5編成(20両)の配置が確実とされており、これらで205系3000番台を最初に置き換えるものと考えられます。運用を離脱した宮ハエ81編成は長野総合車両センターに配給輸送されるものとみられ、残った205系3000番台宮ハエ83編成と209系3000番台・3100番台の動向が注目されます。

2018年7月14日

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2018.07.14 最新鋭の70052Fに遭遇・乗車~

7月14日は小田急電鉄小田原線を撮影。まずは新宿(OH01)にて。

ロマンスカー『GSE』70000形70052F。0320レ0331レ(土曜休日N31運用)。なんと営業運転を開始したばかりの70052Fに遭遇しました。

クハ70352側からも撮影。この列車の特急券を確保し、そのあと満席状態になりました。

本厚木(OH34)まで乗車し、同駅でも撮影。定期運用から引退したロマンスカー『LSE』7000形7004Fほどではなかったのですが、ところどころ撮影者もいました。

このときは0784レ(土曜休日N34運用)のロマンスカー『VSE』50000形50001Fと並びました。撮影は以上です。

舞浜ディズニーリゾートライン『ハピエストセレブレーション・ライナー』を求めて

7月14日は用事のあと、東日本旅客鉄道東海道線(上野東京ライン)、京葉線で舞浜(JE-07)へ。

E231系1000番台宮ヤマU522編成。1854E列車。東京(JT-01, JU-01)まではこれでした。同編成が機器未更新の時にばっちり録音したので悔いはないですが、なぜか機器更新後の同編成にもよく出会うなぁ。

11号編成(ブルー)。今回の目当ては東京ディズニーランド開園35周年記念で4月から運用を開始した『ハピエストセレブレーション・ライナー』当該となったこの編成。前回ディズニーリゾートに行った際にはまさかの終日運休だったので、リベンジがてら狙ってきました。


側面部のラッピングですが、先頭車の11号車はミッキーマウス。ちなみに12号車はミニーマウス、13号車はグーフィー、14号車はプルートとデイジーダック、15号車はドナルドダックとチップ&デールでした。

21号編成(イエロー)。続いてはディズニーランド・ステーションにて。この時間帯は11号編成(ブルー)と21号編成(イエロー)のみの運用でした。

11号編成(ブルー)。ようやく『ハピエストセレブレーション・ライナー』の撮影に成功。14時40分頃で運用が終わり、15日は夜のみの運用となります。


11号編成に乗って下車したリゾートゲートウェイ・ステーションでは改札内のモニュメントが35周年仕様に。タイミングがあえばリボンのLEDが光るようになっています。その瞬間も捉えました。


そして東京ディズニーランド・ステーション付近で21号編成(イエロー)、11号編成(ブルー)を順に再び撮影し、この場を離れました。