2018年7月19日終電後に、東京急行電鉄長津田車両工場に入場した2000系2002Fのうち、4号車と7号車に連結されていた中間付随車(サハ2702・サハ2802)が廃車解体処分のために長津田車両工場から搬出されていたことが分かりました。
▲2000系2002Fの中間付随車2両が編成から抜かれ、解体のため先に搬出された。また2003Fが制御装置と内装の更新工事を受けているものの、中間付随車のサハ2703・サハ2803には内装の更新工事すら行われていなかったので、こちらの付随車も解体のために搬出されたか。
▲2000系で最後まで田園都市線と乗り入れ先の東京地下鉄半蔵門線で運用を続けている2001Fも油断できない。
今後は田園都市線ではなく他路線への転用が考えられそうです。というのも2000系には制御装置(日立製作所製GTO素子から三菱電機製SiC素子への変更)と付随車以外の内装の更新工事を受けた2003Fがおり、すでに付随車の搬出作業が行われていたものと考えられます。主に先頭車と電動車の一部を活用することを踏まえてだったのでしょうか。こうなると2002Fは制御装置および内装の更新工事よりも付随車の搬出を先に行った形ですね。これからも編成短縮と転用改造工事が予想される2002F・2003Fと唯一運用を続けている2001Fの動きには注意したいものです。