2023年6月29日

【実現へさらに一歩】東急電鉄3020系、相模鉄道への直通運転に向けた準備進むか

2023年6月28日、東急電鉄元住吉検車区所属の3020系3123F(8両固定編成)に相模鉄道向けの防護用無線が設置され、それに伴う試運転が田園都市線で行われました。この動きにより3020系の相模鉄道への直通に向けた準備の進捗が期待されています。
▲東急電鉄保有の目黒線車両で唯一相模鉄道に乗り入れない3020系だが、3月中旬から入場していた3123Fに相模鉄道の防護用無線が設置された。これで同系列の相模鉄道への直通の実現にまた一歩前進することに。

2023年3月18日のダイヤ改正から東急電鉄は新横浜線を経由して相模鉄道との相互直通運転を開始していますが、その2日前に長津田検車区に自走回送され入場しており、姿を現すのは約3ヶ月ぶりのことです。ダイヤ改正から約3ヶ月が経過しましたが、現時点では相模鉄道に直通していない3020系に相模鉄道の防護無線が設置されたことで、同路線への入線が可能になるものと思われ、同線への乗り入れ試運転に向けた準備の進捗が期待されています。

3020系が相模鉄道本線・いずみ野線で見られるようになるのはいつになるでしょうか。私もひそかに楽しみにしたいと思います。

2023年6月27日

【京成本線に転用された】京成電鉄3000形3056F(7次車8両固定編成)、京成カラーに変更される

2022年6月26日、京成電鉄3000形で最後のスカイアクセス仕様(成田空港線で運用する橙色)となっていた7次車で8両固定編成の3056Fが既存の3000形と同じ京成カラーに変更され営業運転に復帰しています。これにより3000形7次車はすべてスカイアクセス仕様が消滅となり、6編成が京成本線系統に転用されたことになります。
▲京成成田空港線が開業して約13年、成田空港線開業用に用意された3000形7次車がすべて3100形に役目を譲り、京成本線系統に活躍の場を移す。しかしながら車内はスカイアクセス時代のものが一部残されている。なお3051Fだけは唯一橙色にならなかった編成である。
▲3100形は3157Fがデビューしたことで、3000形7次車(50番台)をすべて京成本線向けに転用した。これにより3400形が置き換えられそうか。

今年度の新製車両の3100形3157Fのデビューにより、スカイアクセス向けは3100形のみとなり、3000形7次車は京成本線系統の運用が中心で東京都交通局浅草線に乗り入れる運用に充当されています。ただし車内は青色の床面などスカイアクセス時代の面影が少しだけ残されており、初代のスカイアクセス向け車両だったことがわかると思います。なお京成電鉄では車両数を変更できる2代目3200形の導入を発表しています。

【LCD交換はされず】小田急電鉄3000形3092F(10両固定編成・元3281F)、車内照明がLEDに交換される

2023年6月27日、小田急電鉄3000形3092F(旧川崎重工業8次車&9次車・10両固定編成)の車内照明が蛍光灯から川崎車両テクノ製のLEDに交換され、6754レ(平日E12運用)から営業運転に復帰しました。同形式8次車・9次車での車内照明交換は3091F以来です。
▲車内照明をLEDに交換し運用復帰を果たした3000形3092F。車内照明の交換は10両固定編成にも広がっているが、車内LCD式旅客案内表示器は交換されていない。

3000形全体での車内照明交換は3次車以降で進められており、6両固定編成の一部は大野総合車両所でリニューアル更新工事を受けた際に交換されています(3265F3266F3267F3268F)。3000形での車内照明の交換は10両固定編成では3091F以来です。8次車・9次車(中間増備車)の車内照明更新は2例目と思われます。それと入れ替わるようにしてかは分かりませんが、10両固定編成の3093Fが大野総合車両所に留置されており、同編成が今度の車内照明の更新対象になるものと予想されます。

【3000形の照明交換状況】
※2023年6月27日時点、交換完了の1次車・2次車と中間増備車の10次車を除く
※次車ごとに表記するため、9次車以外は編成登場時の車番で記載
《LED照明に交換済》※下線部はリニューアル車
3次車…3265F3266F3651F3652F3653F
4次車…3267F(入場中)・3268F3654F3655F
5次車…なし
6次車…3273F3274F
7次車…3276F・元3665F・元3664F
8次車…元3280F・元3281F
9次車…3091F3092F

《蛍光灯のまま未交換》
3次車…3263F3264F
4次車…3656F3657F
5次車…3269F3270F3271F3272F3658F・元3659F
6次車…3275F・元3660F・元3661F・元3662F・元3662F
7次車…3277F・元3278F・元3279F
8次車…元3282F
9次車…3093F3094F3095F(すべて中間増備車のみ)

2023年6月24日

【まさかの変化が】ワンマン運転対応車となった小田急電鉄4000形4058F、車内LCD式旅客案内表示器に変化

2023年6月21日、小田急電鉄大野総合車両所で車内防犯カメラの設置などを含めたワンマン運転対応改造工事を受けていた4000形4058F(旧東急車輛製造2次車)が定期営業運転に復帰しました。その際に車内LCD式旅客案内表示器に変化が起きています。
▲4000形4058Fがワンマン運転対応車となって運用復帰。なおこの編成からは車内のLCD式旅客案内表示器に変化が起きているという。
▲4000形ワンマン運転対応車の車内LCD式旅客案内表示器と車内防犯カメラ。ワンマン運転対応となったあとも車内LCD式旅客案内表示器の更新はほぼなかった。しかし今回の4058Fからは5000形と同じセサミクロに更新される展開に。

4000形のワンマン運転対応化工事は4058Fで通算9編成目(今年度分1編成目)で、それとともに車内LCD式旅客案内表示器のセサミクロへの変更は同形式では初めてのこととなります。確かに車内LCD式旅客案内表示器を1画面から2画面に更新したときも駅ナンバリング対応に更新したときもセサミクロではありませんでしたからね。ちなみにワンマン運転対応工事は2021年度は4051F4052F4053F4064Fの4編成、2022年度はこれまで4054F4055F4056F4057Fの4編成にそれぞれ施工されました。2023年度分は4058Fが最初の施工となっていますが、その際に車内LCD式旅客案内表示器の更新も行われた可能性があるものと思われます。なお6月24日からは4059Fが編成を分割されワンマン運転対応工事に入りました。その際に車内LCD式旅客案内表示器の更新があるかもしれませんね。

【4000形のワンマン運転対応状況】※2023年6月24日現在
《施工済》9編成(90両)
2021年度…4051F4052F4053F4064F
2022年度…4054F4055F4056F4057F
2023年度…4058F
《施工中》1編成(10両)
2023年度…4059F
《未施工》6編成(60両)
4060F4061F4062F4063F4065F4066F

2023年6月22日

【搬出完了】小田急電鉄8000形8052F(4両固定編成)のデハ8102・クハ8152が北館林荷扱所へ陸送される

2023年5月13日の撮影会開催前から休車となり、6月5日に廃車除籍処分となった小田急電鉄8000形8052F(4両固定編成・2010年度リニューアル車)のうち、デハ8102・クハ8152が6月22日に車体を分割されて北館林荷扱所に陸送されました。
▲8000形4両固定編成では6編成目の廃車除籍処分となった8052F。デハ8102とクハ8152が大野総合車両所から旅立ち、8052Fの陸送作業が完了した。次の廃車対象となるのは果たして…。

これまで8000形は8054F8055F8056F8060F8062F8251F8255F8259F8264Fの9編成44両が廃車除籍処分となり、今回の8052Fで4両固定編成の廃車除籍処分は8060Fに続き6編成目です(合計10編成48両の廃車)。なおこの編成の中間車両は廃車除籍処分となる前の3月中旬に車輪検査を受け、車輪が交換されていました。なお解体線に据えられていた防音シートはいったん撤去されましたので、廃車車両は出ないものと思われますが、動向には注意が必要です。なお8052F8060Fではいずれも廃車除籍処分となる前に撮影会が行われていました。これで残る8000形は6両12編成(72両)と4両10編成(40両)の合計22編成112両となりました。

【8000形の在籍状況】※2022年6月22日現在 全体…22編成112両/32編成160両
《4両固定編成》
運用中…10編成(40両) ※注意…運用離脱のみの編成は運用中の扱いです
8051F8053F8057F8058F8059F8061F8063F8064F8065F8066F
休車中…  0編成(  0両)
廃車済…  5編成(20両)
8052F8054F8055F8056F8060F8062F
《6両固定編成》
運用中…12編成(72両)
8252F8253F8254F8256F8257F8258F8259F8260F8261F8262F8263F8265F8266F
休車中…  0編成(  0両)
廃車済…  4編成(24両)
8251F8255F8259F8264F

2023年6月21日

【まさかの展開に】小田急電鉄3000形3263F(日本車両製造3次車・6両固定編成)、リニューアル更新工事に入場か?

2023年4月に発表した小田急電鉄の2023年度鉄道設備投資事業計画で、今年度は3000形6両固定編成3本(18両)にリニューアル更新工事の施工を発表しており、第1弾が3267F(旧東急車輛製造4次車・6両固定編成)となりました。一方では6月15日の1054レ(平日A30運用)をもって大野総合車両所に入庫した3263Fが17日に入場したようです。今年度の2編成目(通算で5編成目)のリニューアル更新工事施工のためではないかと思われます。
▲2023年度の3000形のリニューアル更新工事対象の2編成目になるものと思われる日本車両製造3次車の3263F。リニューアル更新工事施工ならば同形式6両固定編成の全密閉モーターが消滅する。登場当初は試験的に6両すべてに床下機器が隠れるほどの防音カバーを装着していた名残で、防音カバーの痕跡が残っている。この編成の主電動機は全密閉モーターで、リニューアル更新工事施工前の3265Fも同様であった。
▲3000形6両固定編成のリニューアル車は現時点で4編成(24両)となった。リニューアルを施工された写真の3265F3267Fでは旅客用扉が交換されたが、3266F3268Fでは交換自体が省略されている。今回入場した3263Fではいったいどうなるのだろうか。3次車では車内案内表示器の更新(LED式からLCD式への変更)も実施される。

今回入場した3000形3263F3265F3266Fと同じ日本車両製造豊川製作所で製造された3次車の6両固定編成で、3263Fのみすべての車両に床下機器が見えないほどの防音カバーを装着して落成していました。そのあと防音カバーは電動車の車輪付近の両端への装着に変更されたあと、完全に撤去となりましたが、防音カバーの痕跡が残っていました。この3263Fは15日までは運用されていたものの、16日は運用されず、17日に3両ずつに分割されて入場となったようです。車内の内装が撤去されているとの情報があることから、リニューアル更新工事の可能性があるものと思われます。3265F3266Fと同じ3次車のため、帯色の変更や制御装置の更新(SiC素子に変更)、クハ3263の電気連結器撤去、デハ3213・デハ3313・サハ3363・デハ3413の4両に車椅子やベビーカーが利用できるフリースペースの設置改造、車内案内表示器の更新などが実施されるものと予想されます。旅客用扉の交換はあり得るのでしょうか。

【塗装変更はなし】相模鉄道8000系8711F、前照灯と種別行先案内表示器が交換される

2023年6月20日、相模鉄道8000系8711Fがかしわ台車両センター構内で前照灯の位置変更と種別行先案内表示器の更新(列車番号表示器と一体化)、自動放送の設置を完了し、試運転を行いました。8708F8710Fと同じ仕様になり、近く運用に復帰する見通しです。
▲8000系8711Fが前照灯の位置変更と種別行先案内表示器の更新(列車番号表示と一体化)、自動放送設置を行った。最後まで登場当初の顔つきを保つのは前面部の初代塗装を復刻した8713Fになりそうである。

8000系8711Fは入場前は前照灯が連結器の上部に配置され、列車番号表示器はマグサイン、種別行先案内表示器は3色LED式で、英語非対応となっていました。今回の工事施工で前照灯の位置と種別行先案内表示器・列車番号表示器が変更され、前照灯は種別行先案内表示器の両脇に、種別行先案内表示器は列車番号表示器と一体化されました。登場当時からの顔つきで残るのは8712F8713Fのみとなっていますが、両編成にも同様の工事が施工されるものと思われ、オリジナルスタイルの前面部が消滅する可能性が高くなってきました。

2023年6月20日

【梅雨から夏までの限定】相模鉄道8000系8713F、前面部のみ初代塗装復刻で通常営業運転

2023年6月19日の3012レ(平日60運用)より、両先頭車の前面部のみに初代塗装を復刻した相模鉄道8000系8713Fがその姿のまま営業運転に投入されています。この系列では前照灯の移設と種別行先案内表示器の更新、自動放送装置の搭載などの改造工事が施工されており、現行スタイルでは見納めとなることから、実現したものです。
▲8000系8713Fが初代塗装を両先頭車の前面部のみに復刻し、定期営業運転に投入された。前面部だけの復刻塗装で車両番号のフォントは異なるが、懐かしい色が見られる。またクハ8713はロゴマークを省略したクラシックスタイル、クハ8513は2代目塗装への変更前のスタイルとなっている。

18日の『相鉄線ミステリートレイン Re』から前面部のみの初代塗装に復刻された8713Fは8月下旬頃までの運転を予定しており、9月あたりにかしわ台車両センターに入場して前照灯や種別行先案内表示器の更新、自動放送搭載の工事を受けるものと思われます。かしわ台車両センターに入場中の8000系8711Fが前照灯や種別行先案内表示器の更新工事を受けていることが確認されており、近く8712Fにも施工される可能性が十分にあります。前面部に初代塗装を復刻した8713Fがおそらく最後まで現行スタイルを維持するものと思われます。早めに記録をした方がいいですね。

2023年6月19日

【TDLに入る前に】舞浜ディズニーリゾートライン“Type C”100形の『トイ・ストーリー ライナー』に遭遇する

2023年6月17日、私は朝方に少し用事があり、そのあと東京ディズニーランドへ直接向かうため、東日本旅客鉄道を使って京葉線舞浜(JE-07)に昼前に到着したときのことです。
“Type C”100形131号編成(ブルー)。なんと『トイ・ストーリー』のキャラクターをラッピングした『トイ・ストーリー ライナー』に遭遇。なお。このラッピング編成の運用は公表されていないため、幸運にも日中時間帯に見られてよかったです。この形式では初のラッピング車両ということですが、見られるかどうかは運次第。日中時間帯は基本的に2編成で運用されるため、3編成以上運用される朝晩に狙うのがお勧めだと思います。
131号車はジェシーとウッディの愛馬であるブルズアイ。
132号車はブタの貯金箱であるハムと恐竜ティラノザウルスのプラスチック製おもちゃのレックス。
133号車はミスター・ポテトヘッドとミセス・ポテトヘッドの仲良し夫婦。
134号車はエイリアンとお豆の3兄妹。さやから飛び出していますね。
135号車は草食恐竜トリケラトプスの人形であるトリクシーとスリンキー・ドッグ。
136号車はウッディとバス・ライトイヤー。今回のラッピングは下半分だけのようです。
▲(別日に撮影)東京ディズニーリゾート開業40周年記念の『ドリームゴーラウンド ライナー』に起用されている“Type C”100形111号編成(イエロー)。

この『トイ・ストーリー ライナー』は『ディズニー★JCBカード』にトイ・ストーリーのデザインが新たにが加わったことを記念して運転されているもので、2024年1月19日まで運転予定となっていますが、『ドリームゴーラウンド ライナー』の111号編成(イエロー)とは異なり、『トイ・ストーリー ライナー』の運用は公表されていません。現時点でリゾートラインに2種類のラッピング車が走っていることになります。なお17日訪問時の『ドリームゴーラウンド ライナー』の111号編成(イエロー)は夜のみの運用でした。

※6月21日写真追加更新

【8次車・9次車は初か】小田急電鉄3000形3091F(10両固定編成・元3280F)、車内照明がLEDに交換されていた

2023年6月17日、小田急電鉄3000形3091F(旧川崎重工業8次車&9次車・10両固定編成)の車内照明が蛍光灯から川崎車両テクノ製のLEDに交換され営業運転に入っていることが確認されました。同形式8次車・9次車での車内照明交換は初めてと思われます。
▲いつの間にか車内照明がLEDとなった3000形3091F。同形式では初となる10両固定編成に2010年度に改造されて約13年、車内照明が更新されていたようだ。私が覚えている限りでは8次車・9次車の車内照明交換は初めてと思われる。

3000形全体での車内照明交換は3次車以降で進められており、6両固定編成の一部は大野総合車両所でリニューアル更新工事を受けた際に交換されています(3265F3266F3267F3268F)。3000形での車内照明の交換は3276F以来です。私は17日にたまたま外出の機会があり、その帰りに新宿(OH01)から伊勢原(OH36)まで乗った3187レ(土曜休日E38運用)の充当編成がこの3091Fだったのですが、優先席に近いところに乗った時に車内照明の小変化に気づき、車内照明がLED式になったと分かったのです。8次車・9次車(7次車の一部と8次車の10両固定編成化のための中間増備車でスタンションポール設置や貫通扉形状変更などが特徴)の車内照明更新は初めてと思われます。なおE38運用は海老名(OH32)の1番ホーム出庫になるので、運用の流れを考慮すると15日以降からLED照明になっていた可能性があると思います。また3093Fが大野総合車両所で検査を通して運用復帰していますので、6両固定編成を改造した10両固定編成の車内照明更新状況も確認していきたいと思っております。

【3000形の照明交換状況】
※2023年6月19日時点、交換完了の1次車・2次車と中間増備車の10次車を除く
※次車ごとに表記するため、9次車以外は編成登場時の車番で記載
《LED照明に交換済》※下線部はリニューアル車
3次車…3265F3266F3651F3652F3653F
4次車…3267F(入場中)・3268F3654F3655F
5次車…なし
6次車…3273F3274F
7次車…3276F・元3665F・元3664F
8次車…元3280F
9次車…3091F

《蛍光灯のまま未交換》
3次車…3263F3264F
4次車…3656F3657F
5次車…3269F3270F3271F3272F3658F・元3659F
6次車…3275F・元3660F・元3661F・元3662F・元3662F
7次車…3277F・元3278F・元3279F
8次車…元3281F・元3282F
9次車…3092F3093F3094F3095F(すべて中間増備車のみ)

【前面のみ初代塗装】相模鉄道8000系8713F、前面部の初代塗装復刻で『相鉄線ミステリートレイン Re』に

2023年6月18日、相模鉄道8000系8713Fが『相鉄線ミステリートレイン Re』(1号~3号)に充当されました。その前日にクハ8713とクハ8513の前面部のみブランドロゴマークなし(クハ8513のみあり)の初代塗装(ただし車番のみオリジナルフォント)が復刻され、列車番号表示器には『618』と表示されました。
▲8000系8713Fが前面部のみ懐かしの初代塗装を復刻し、前面部初代塗装、側面部現行塗装で『相鉄線ミステリートレイン Re』に充当され、車両留置への移動に使用される厚木線にも入線した。なお8000系8711Fでは前照灯と種別行先案内表示器の更新が実施されている。

初回のミステリートレインは10000系が使用されましたが、今回は8000系ラストナンバーが使用されました。8000系8713Fは本来登場予定ではなかったようですが3000系の脱線事故による廃車除籍処分による代替車両として1999年に登場しています。なお現行の2代目塗装となったのは2013年で、最後に施工された8712Fよりも前に塗装変更されていました。制御装置は2019年に更新され(8710F以外は番号順に施工)、現在に至っています。前面部だけとはいえど、令和に初代塗装を復刻するとは予想外だったでしょうね。

2023年6月17日

【51009Fと同じに】東武鉄道50000・50070系51075Fの種別行先案内表示と列車番号表示器が更新される

2023年6月15日から、東武鉄道東上線森林公園検修区に所属する50000・50070系51075Fの種別行先案内表示器の字体フォントが明朝体からゴシック体、列車番号表示器が伊勢崎線南栗橋車両管区に所属する51009Fと同じカラー式に更新されたようです。
▲種別行先案内表示器と列車番号表示器が同時に更新された50000系51075F。登場当初から種別行先案内表示器はフルカラーLED式だったが字体は明朝体、列車番号表示器はLED式だった。種別行先案内表示器は51001Fなどと同じタイプに、列車番号表示器は51009Fと同じタイプに更新され、印象が変わった。

50000・50070系の種別行先案内表示器は同系列で初めてのフルカラーLED式で、10000・10030系リニューアル車や50000・50090系や70000系列に普及しています。50000系列でのフルカラーLED式車両は東上線系統のみとなっていますが、いずれも明朝体となっていました。50000系列では51001Fを皮切りにフルカラーLED化とゴシック体への変更が進められており、地下鉄直通対応車両にも波及したことになります。地下鉄直通対応車両ということで、列車番号表示器も更新され、南栗橋車両管区に移籍した51009Fと同じタイプになりました。残る編成にも波及するものと思われます。東上線を走る自社車両で3色LED式の車両がいずれは消滅する可能性がありそうです。

【ついに搬出開始】小田急電鉄8000形8052F(4両固定編成)のクハ8052・デハ8002が北館林荷扱所へ陸送される

2023年5月13日の撮影会開催前から休車状態となり、6月5日に廃車除籍処分となった小田急電鉄8000形8052F(4両固定編成・2010年度リニューアル車)のうち、クハ8052・デハ8002が6月16日に車体を分割されて北館林荷扱所に陸送されました。
▲8000形4両固定編成で6編成目の廃車除籍処分となった8052Fのクハ8052とデハ8002が大野総合車両所から旅立った。5月13日にはこの編成を使用した撮影会が大野総合車両所で行われていた。

これまで8000形は8054F8055F8056F8060F8062F8251F8255F8259F8264Fの9編成44両が廃車除籍処分となり、今回の8052Fの動きで4両固定編成の廃車除籍処分は8054Fに続き5編成目です(合計10編成48両の廃車)。この編成のリニューアルは2010年度の施工となっており、東日本大震災発生前のリニューアル更新工事であったため、車内灯が蛍光灯のままリニューアルされていました。なお8052Fでは大野総合車両所で撮影会が行われ、引退に華を添える形となりました。解体線への入換の際にはロゴマークや車番はテープで隠されていませんでしたが、解体線に入った後に車番やロゴマークが隠されたようです。これで残る8000形は6両12編成(72両)と4両11編成(44両)の合計23編成116両となりました。

【8000形の在籍状況】※2023年6月17日現在 全体…23編成116両/32編成160両
《4両固定編成》
運用中…10編成(40両) ※注意…運用離脱中の編成は休車中でない限り運用中と扱います
8051F8053F8057F8058F8059F8061F8063F8064F8065F8066F
休車中…  0編成(  0両)

廃車済… 6編成(24両)
8052F8054F8055F8056F8060F8062F
《6両固定編成》
運用中…12編成(72両)
8252F8253F8254F8256F8257F8258F8259F8260F8261F8262F8263F8265F8266F
休車中…  0編成(  0両)

廃車済…  4編成(24両)
8251F8255F8259F8264F

2023年6月16日

【7次車で交換進むか】小田急電鉄3000形3276F(日本車両製造7次車・6両固定編成)、車内照明がLEDに

2023年6月16日、小田急電鉄3000形3276F(日本車両製造7次車・6両固定編成)の車内照明が蛍光灯から川崎車両テクノ製のLEDに交換され営業運転に入りました。
▲車内照明がLEDとなった3000形3276F。同形式7次車で交換が進んでおり、以前は元8両固定編成から改造の10両固定編成2本(3081F3082F)の既存車側で交換されていた。

3000形全体での車内照明交換は3次車以降で進められており、6両固定編成の一部は大野総合車両所でリニューアル更新工事を受けた際に交換されています(3265F3266F3267F3268F)。3000形での車内照明の交換は3082F以来で約1ヶ月ぶりとなります。大野総合車両所に入庫した後に交換作業を実施したのでしょうか。LED照明に交換された10両固定編成の改造種車がいずれも7次車となっているので、7次車で交換が進むのでしょうか。欲を言えば8次車・9次車でも交換してほしいものです。

【3000形の照明交換状況】
※2023年6月16日時点、交換完了の1次車・2次車と中間増備車の10次車を除く
※次車ごとに表記するため、9次車以外は編成登場時の車番で記載
《LED照明に交換済》※下線部はリニューアル車
3次車…3265F3266F3651F3652F3653F
4次車…3267F(入場中)・3268F3654F3655F
5次車…なし
6次車…3273F3274F
7次車…3276F・元3665F・元3664F
8次車…なし
9次車…なし

《蛍光灯のまま未交換》
3次車…3263F3264F
4次車…3656F3657F
5次車…3269F3270F3271F3272F3658F・元3659F
6次車…3275F・元3660F・元3661F・元3662F・元3662F
7次車…3277F・元3278F・元3279F
8次車…元3280F・元3281F・元3282F
9次車…3091F3092F3093F3094F3095F(すべて中間増備車のみ)

2023年6月15日

【『会いに行こう』まもなく!】東海旅客鉄道新幹線の車内チャイムの変更日が決定する

2023年6月15日、東海旅客鉄道東海道新幹線で東京交番検査車両所所属および大阪交番検査車両所所属のN700系およびN700S系の自動放送の前に流れる車内チャイムを”AMBITIOUS JAPAN!”から『会いにいこう』に変更することを発表していますが、現行の車内チャイムは20日までで、21日から『会いにいこう』に変更することを発表しました。
▲いよいよ聞き納めとなる“AMBITIOUS JAPAN!”を使用しているN700系2000番台(元0番台)およびN700S系0番台(いずれも東海所属編成)。始発終着駅と途中駅でチャイムが異なっているが、変更後も同様の対応となるのだろうか。

今回の車内チャイム変更は一斉に東海所属編成のみで行われ、20日で現行の車内チャイムが聞き納めとなるようです。ということはあと1ヶ月ちょっとで終了となるわけですね。車内メロディの録音は早めに済ませるようにしましょう。途中駅の場合はすぐに撮れそうですが、始発終着駅は列車によって異なるのですが東海道新幹線東京と山陽新幹線博多で確実に聞けるでしょうね(始発終着列車のある広島・岡山・新大阪・名古屋でも一部で聞ける)。新しい車内メロディがどんなアレンジとなって、東海所属編成の車内自動放送を添えてくれるのでしょうか、楽しみです。

2023年6月12日

【新宿線には戻らず】西武鉄道2000系2509F(4両固定編成)が横瀬車両基地に廃車回送される

2023年6月8日、西武鉄道新宿線南入曽車両基地に所属する2000系2509F(4両固定編成)が横瀬車両基地へ自走回送されました。廃車除籍処分に伴うものと思われます。この編成では新101系の車両甲種輸送に伴う穴埋めとして狭山線で代走運用されていました。
▲新宿線・拝島線系統で活躍し、最後は新101系の穴埋めで狭山線内運用を代走した2000系2509F(4両固定編成)が新宿線には戻らず横瀬車両基地に旅立った。

2000系2509F(4両固定編成)は長らく新宿線系統(拝島線や国分寺線など含む)を中心に運用されていたため、基本的に別の編成と連結されて運用されることが多く、狭山線代走時のみ単独運用となっていました。新101系の甲種輸送列車運転に伴う補填として2509Fが代走に使用され、新宿線に戻ることなく、代走の役目を終えたタイミングで旅立っていきました。今年度の車両導入は40000系の新製投入のほか、他の鉄道会社からVVVFインバータ制御車両を導入する西武鉄道独自の呼称であるサステナ車両の導入に言及しています。後者は短編成(6両以下)にできる車両が適切だと思われますが、果たしてどの鉄道会社から中古車両を導入するのでしょうか。大手私鉄から大手私鉄への車両譲渡はめったにありませんので、近く車両置き換えになる他の鉄道車両の動向が気になるところです。

2023年6月8日

【最後のミステリーツアーに】小田急電鉄ロマンスカー“VSE”50000形、現役最後の全線走破ミステリーツアー開催へ

2023年6月8日、小田急電鉄グループの旅行会社の小田急トラベルより、7月16日・17日にロマンスカー“VSE”50000形50001F50002Fを使用する『小田急ロマンスカー・VSE 最後の全線走破ミステリーツアー』が発売開始されましたが、同形式の現役最後の全線走破ミステリーツアーとあって予約が殺到し、一時的に予約打ち切りとなっています。
▲今秋退役を迎えるロマンスカー“VSE”50000形50001F50002Fの最後の全線走破ミステリーツアーが7月3連休の15日以外の日程となった。16日は50002Fが、17日は50001Fが使用される。集合時間の場所と到着場所から、始発終着駅が特定できそうだ。

ロマンスカー“VSE”50000形にとって全線走破ミステリーツアーは7月16日・17日運転分が最後となるようです。行程から16日には50002Fが使用され、17日には50001Fがそれぞれ使用されることになっています。なお15日には同形式のどちらか1本が『音鉄大集合!VSE走行音&試運転バージョン大公開スペシャル』(午前と午後で新宿(OH01)~唐木田(OT07)間の1往復ずつ)に使用されることとなっており、7月の3連休は同形式は大忙しとなりそうです。しかも3日間とも多摩線を走る可能性があるということです。多摩線でロマンスカー“VSE”50000形を撮影をしたことがない方はチャンスですが、安全を確保してマナーを守って撮るようにしましょう。

16日の始発駅は片瀬江ノ島(OE16)、終着駅は小田原(OH47)、17日の始発駅は小田原、終着駅は唐木田と思われます。あとは待避駅がどうなるか…。

【ファインテックに回送せず】東京都交通局5300形5320Fが馬込車両検修場から陸送される

2023年6月6日、東京都交通局浅草線などで活躍した5300形5320F(5次車)が所属先の馬込車両検修場から陸送作業が実施されました。これまでに同形式では廃車除籍処分となる際に京浜急行電鉄ファインテック久里浜事業所まで自走回送されていました。
▲5300形の最後の編成であった5320Fがひっそり旅立った。鉄道ファン同士のトラブル防止の観点からかファインテック久里浜事業所に回送せず馬込車両検修場から直接陸送する形がとられた。静態保存されることはなさそうか。
▲浅草線向けの東京都交通局保有車両は5500形に統一されたが、5507Fが馬込車両検修場内で脱線した影響が出ている。

これまでに5300形の廃車除籍処分に向けた動きとして、ファインテック久里浜事業所に回送したうえで陸送されていました。鉄道ファン同士でのトラブルや混乱を避けるため、今回は直接馬込車両検修場から陸送される形がとられました。同日は西馬込(A-01)寄りとなるモハ5320-1とサハ5320-2の2両の陸送作業が実施されたようです。先頭車が含まれているため、静態保存されることはなさそうでしょうか。馬込車両検修場所属の浅草線車両が5500形に統一されてからだいぶ経っていますが、5507Fが馬込車両検修場内で脱線した影響が少し出ています。5507Fの状況が心配されます。

2023年6月5日

【8051Fと交代で休車】小田急電鉄8000形8052F(2010年度リニューアル車・4両固定編成)が廃車除籍処分に

2023年5月13日に小田急電鉄大野総合車両所で撮影会に使用された8000形8052F(4両固定編成・2010年度リニューアル車)が6月5日に同89番構内留置線で屋根上部の空調装置、シングルアームパンタグラフ、種別行先案内表示器など撤去作業を受けています。同編成は廃車除籍処分になる見通しです。
▲5月13日の大野総合車両所で行われた撮影会から約1ヶ月、8000形4両固定編成で6編成目の廃車除籍処分となった8052F。2010年度リニューアル車で初の廃車であり、2023年初の営業運転を実現した4両固定編成の8051Fが6両固定編成の8252Fと組んだ代わりに休車状態となっていた。

通勤形最古参の8000形は8054F8055F8056F8060F8062F8251F8255F8259F8264Fの合計9編成44両が廃車除籍処分となりましたが、今回の8052Fの動きで8000形4両固定編成の廃車除籍処分は8060Fに続いて6編成目で、合計10編成48両の廃車となります。4両固定編成と6両固定編成の廃車両数が同じ(24両)になりましたね。この編成は1984年に登場し、2010年度に8053Fにとともにリニューアル更新工事を受け、車内照明にLED式タイプが試験導入される前の最後のリニューアル車でした。登場から約39年、リニューアル更新工事を受けてから約13年に及ぶ活躍でした。これで残る8000形は6両12編成(72両)と4両10編成(40両)の合計22編成112両となりました。

【8000形の在籍状況】※2023年6月5日現在 全体…22編成112両/32編成160両
《4両固定編成》
運用中…10編成(40両)
8051F8053F8057F8058F8059F8061F8063F8064F8065F8066F
休車中…  0編成(  0両)

廃車済…  6編成(24両)
8052F8054F8055F8056F8060F8062F

《6両固定編成》
運用中…12編成(72両)
8252F8253F8254F8256F8257F8258F8260F8261F8262F8263F8265F8266F
休車中…  0編成(  0両)

廃車済…  4編成(24両)
8251F8255F8259F8264F

【旅客用扉は交換したか】小田急電鉄3000形3267F(旧東急車輛製造4次車・6両固定編成)、リニューアル中の姿を見せた

2023年6月4日、小田急電鉄大野総合車両所にリニューアル更新工事施工と重要部検査施工のため入場している3000形3267F(旧東急車輛製造4次車・6両固定編成)ですが、下り方3両のサハ3367+デハ3417+クハ3467が姿を現し留置されているようです。すでに側面部上部にはホームドア設置に対応した車番が記載されています。
▲2023年度の最初のリニューアル対象車両となった3000形3267F。この形式の3次車以降で初めてインペリアルブルーの帯をまとっていた。なぜかリニューアル更新工事の際に帯が撤去されていた。またこの編成では旅客用扉の取っ手部分が2つではなく1つとなっており、旅客用扉の交換が実施されていたようである。
▲3000形6両固定編成のリニューアル車は3次車の3265F3266F、4次車の3268Fに施工済みで、3265Fだけ旅客用扉が交換されたが、3266F3268Fでは省略されていた。今回は2023年度初施工とあって3267Fでは旅客用扉が交換されている。その際にはインペリアルブルーの帯が撤去されていたものと思われる。
▲3000形3265Fで採用された旅客用扉。リニューアル更新工事施工時に変更の必要性がないインペリアルブルーの帯をわざわざ撤去したということから、3267Fもこのような形状と考えたほうがよさそうだ。

2023年度についても2022年度分と同様に3000形6両固定編成3本(合計18両)のリニューアル更新工事の施工を発表しており、最初の施工編成は3267F(旧東急車輛製造4次車・6両固定編成)となりました。このうち下り方のサハ3367(子育て応援車両)、デハ3417、クハ3467の3両が屋外の88番構内留置線に留置されており、リニューアル更新工事施工の入場前から巻いていたインペリアルブルーの帯がない状態となっているほか、旅客用扉の取っ手が従来では2つに対して1つになっており、旅客用扉の交換が実施されたものと思われます。リニューアル更新工事の際に旅客用扉の交換が実施されるのは3265F以来となります。3266F3268Fではそのままとなっていたことから、2023年度のリニューアル対象編成で旅客用扉の交換が実施されるのかどうかも注目されます。今年度分はあと2編成ですが、検査期限の都合を考慮すると5次車以降になるのでしょうか。3次車の2編成(3263F3264F)は1000形4両固定編成のリニューアル車と連結することを考慮して、あえて残しているのかもしれません。

2023年6月2日

【4000形は今年度初】横浜市交通局4000形4671Fと10000形中間増備車が甲種輸送される

2023年6月2日、川崎車両株式会社兵庫工場で製造された横浜市交通局ブルーライン4000形の通算6編成目となる4671F(4671+4672+4673+4674+4675+4676)とグリーンライン10000形10081F(4両固定編成)に組み込む中間増備車(10083+10084)の甲種輸送が実施されています。
▲ブルーライン向けの3000A形(3000形1次車)を置き換える4000形は2022年度までに5編成(30両)が製造されたが、2023年度では初登場となった。衝突事故で廃車除籍処分となった3000形2編成の補填も必要になるため、当初よりも2編成分多く製造されるのだろうか。

ブルーラインの4000形とグリーンライン10000形中間増備車は2023年度では初登場となります。噂では当初の予定ではブルーライン4000形4671Fの甲種輸送がグリーンライン10000形10111Fの中間増備車と同時になるものとみられていましたが、何らかのトラブルがあったのか分かりかねますが、中間増備車のみ単独での輸送となっていました。ブルーラインは上永谷車両基地に、グリーンラインは川和車両基地に搬入されるものとみられます。10081Fでは車内案内表示器や種別行先案内表示器などが更新済みであるため、ドアランプ設置、誘導音の設置など中間増備車に合わせた改造工事を6両固定編成になるものとみられます。

【川和車両基地10000形在籍状況】全17編成76両(中間増備車含む) 2023年6月2日現在
《4両固定編成》14編成56両 ※10081Fに10083+10084を増結予定
10011F10021F10041F10051F10061F10071F10081F10091F10101F10131F10141F10151F10161F10171F
《6両固定編成》  3編成18両
10031F10111F10121F

2023年6月1日

【ついに新天地へ】東日本旅客鉄道E127系0番台横ナハV1編成(元新ニイV12編成)が鎌倉車両センター中原支所に配属される

2023年5月31日から6月1日にかけて、東日本旅客鉄道長野総合車両センターで南武線支線への転用改造工事を受けていたE127系0番台新ニイV12編成(クモハE127-12+クハE126-12)が『横ナハV1編成』となって出場し、配給輸送が行われました。E233系8000番台と同様に国府津車両センター(横コツ)に配給輸送されるものと思われ、そのあとに鎌倉車両センター中原支所へ試運転を兼ねて自走回送されることになりそうです。
▲EF64形1032号機に導かれて関東地方に初進出したE127系0番台横ナハV1編成(元新ニイV12編成)。E233系8000番台と同様に国府津車両センターに一旦配給輸送してから鎌倉車両センター中原支所に自走回送の形をとるか。もう1編成の元新ニイV13編成(クモハE127-13+クハE126-13)は横ナハV2編成になっているものと思われる。
▲E233系8000番台の新製出場に伴う配給輸送、205系0番台のインドネシア譲渡に伴う配給輸送の際には鎌倉車両センター中原支所ではなく国府津車両センターを使用していたため、E127系でもそのような動きになりそうか。

編成番号は新たに1号車側からクモハE127-12+クハE126-12の2両が『V1』、クモハE127-13+クハE126-13の2両が『V2』となっていて、所属表記は205系1000番台・1100番台やE233系8000番台・8500番台に合わせて『横ナハ』と書かれています。クモハE127形0番台の貫通扉に装着されていた貫通幌が撤去されましたが、増解結に使用していた電気連結器はそのままとなっています。またE127系で初めて車両間転落防止幌が装着されたほか、前照灯や字幕式はそのまま活用されています。行先案内表示器には日常的に使用される尻手(JN-02)、浜川崎(JN-54,JI-08)のほか、武蔵中原(JN-08)などといった川崎(JN-01)~立川(JN-26)間の一部駅も入っているものと思われます。ドアステッカー類はそのままとなっており、かつて使用されていた以前のタイプ(外から貼り付けされた正方形のもの)が残っています。なお制御装置は新潟車両センター在籍時代に行われていますので、改造は最小限となっていそうです。このE127系は国府津車両センターに一旦配給輸送されるものと思われ、鎌倉車両センター中原支所に試運転を兼ねて自走回送する形がとられるものと思われます(E233系8000番台の新製配置と同じ傾向か)。

国府津車両センターは東海道線や上野東京ライン・湘南新宿ラインに使用されるE231系1000番台・E233系3000番台、相模線のE131系500番台などの車両配置のほか、南武線のE233系8000番台の車輪転削を行っています。E233系8000番台が新製配置された際には現在の鎌倉車両センター中原支所ではなく国府津車両センターに配給輸送されたうえで、試運転を兼ねて東海道貨物線経由で鎌倉車両センター中原支所に自走回送する形をとっていました。E127系0番台でも同様の動きになるものと思われ、鎌倉車両センター中原支所に自走回送される可能性があります。

【就役5周年HM掲出中】小田急電鉄ロマンスカー“GSE”70000形の2023年7月分の運用を公表(2022年3月ダイヤ修正)

2023年6月1日、小田急電鉄が2023年3月ダイヤ修正時点の2023年7月分の展望座席を備えるロマンスカー“GSE”70000形の運用を公表しました。運転状況や大野総合車両所入出場などの状況次第で“EXE/EXEα”30000形または“MSE”60000形で代走の場合があります。
▲展望席を備えるロマンスカー“GSE”70000形(70051F70052F)。平日の1運用に喜多見検車区一旦入庫、土曜休日の1運用に固定運用が設定され、固定運用以外は代走が出る場合がある。両先頭車の展望席は争奪戦となるので、乗車予定日の1ヶ月前の予約をお勧めする。
▲運用予定表に黒丸がない列車は“EXE/EXEα”30000形または就役15周年ヘッドマーク車の“MSE”60000形(いずれも6両固定編成)で代走運転される。充当車種は当該日程の1ヶ月前から“e-Romancecar”の空席照会で確認できる。

両先頭車に展望席(16席ずつ)を備えるロマンスカーは2018年3月に就役した“GSE”70000形70051F70052Fで運用されています。運用予定表では黒丸のマークのついている列車に充当されます。列車番号から運用を表記しますので確認してください。平日の1運用は喜多見検車区一旦入庫の運用、土曜休日の1運用は固定運用となっています。

5月21日は海老名検車区で撮影会の展示のために1本が喜多見検車区から送り込まれ、海老名検車区再出庫の形で土曜休日N31運用に充当されました。今回“GSE”以外の車種で代走運用となる場合は薄い灰色(見にくいと思いますがご了承ください)で表記しています。代走運用の充当車種は当該日程の約1ヶ月前から“e-Romancecar”の空席照会で確認できます。

◆ロマンスカー“GSE”70000形の運用予定表◆
青色…平日ダイヤ 赤色…土曜休日ダイヤ 薄い灰色は“EXE/EXEα”または“MSE”で運転

【2023年6月】※2024年3月まで就役5周年ヘッドマークを掲出中
01日…平日N31運用 平日N32運用 16日…平日N31運用 平日N32運用
02日…平日N31運用 平日N32運用 17日…土休N31運用 土休N32運用
03日…土休N31運用 土休N32運用 18日…土休N31運用 土休N32運用
04日…土休N31運用 土休N32運用 19日…平日N31運用 平日N32運用
05日…平日N31運用 平日N32運用 20日…平日N31運用 平日N32運用
06日…平日N31運用 平日N32運用 21日…平日N31運用 平日N32運用
07日…平日N31運用 平日N32運用 22日…平日N31運用 平日N32運用
08日…平日N31運用 平日N32運用 23日…平日N31運用 平日N32運用
09日…平日N31運用 平日N32運用 24日…土休N31運用 土休N32運用
10日…土休N31運用 土休N32運用 25日…土休N31運用 土休N32運用
11日…土休N31運用 土休N32運用 26日…平日N31運用 平日N32運用
12日…平日N31運用 平日N32運用 27日…平日N31運用 平日N32運用
13日…平日N31運用 平日N32運用 28日…平日N31運用 平日N32運用
14日…平日N31運用 平日N32運用 29日…平日N31運用 平日N32運用
15日…平日N31運用 平日N32運用 30日…平日N31運用 平日N32運用

【2023年7月】
01日…土休N31運用 土休N32運用 17日…土休N31運用 土休N32運用
02日…土休N31運用 土休N32運用 18日…平日N31運用 平日N32運用
03日…平日N31運用 平日N32運用 19日…平日N31運用 平日N32運用
04日…平日N31運用 平日N32運用 20日…平日N31運用 平日N32運用
05日…平日N31運用 平日N32運用 21日…平日N31運用 平日N32運用
06日…平日N31運用 平日N32運用 22日…土休N31運用 土休N32運用
07日…平日N31運用 平日N32運用 23日…土休N31運用 土休N32運用
08日…土休N31運用 土休N32運用 24日…平日N31運用 平日N32運用
09日…土休N31運用 土休N32運用 25日…平日N31運用 平日N32運用
10日…平日N31運用 平日N32運用 26日…平日N31運用 平日N32運用
11日…平日N31運用 平日N32運用 27日…平日N31運用 平日N32運用
12日…平日N31運用 平日N32運用 28日…平日N31運用 平日N32運用
13日…平日N31運用 平日N32運用 29日…土休N31運用 土休N32運用
14日…平日N31運用 平日N32運用 30日…土休N31運用 土休N32運用
15日…土休N31運用 土休N32運用 31日…平日N31運用 平日N32運用
16日…土休N31運用 土休N32運用

~~~~~~~~~~~★ロマンスカー“GSE”定期運用について★~~~~~~~~~~~
【駅名表記について】
宿…新宿(OH01)、成…成城学園前(OH14)、大…相模大野(OH28)、海…海老名(OH32)、厚…本厚木(OH34)、伊…伊勢原(OH36)、秦…秦野(OH39)、足…足柄(OH46)、小…小田原(OH47)、湯…箱根湯本(OH51)、藤…藤(OE13)、江…片瀬江ノ島(OE16)

【充当運用について】
  1. 以下の運用は2023年3月18日ダイヤ修正時点のものがベースです
  2. 回送ルート・運用の流れは予想であり、運用は平日と土曜休日で色分け済みです
  3. 回   送…回送列車、列車番号…定期特急列車(愛称不問・一部予想)です

★平日N31運用(GSE/EXE(α)/MSE)★
注意…EXE(α)またはMSEで運転される場合あり
喜多見検車区
藤0000←成0000 90**レ
藤0616→宿0724 0550レ
湯0922←宿0737 0301レ
湯0932→宿1105 0050レ
湯1253←宿1120 0771レ
湯1312→宿1445 0774レ
湯1625←宿1500 0061レ
湯1702→宿1828 0064レ
秦1942←宿1840 0907レ
秦0000→宿0000 90**レ
藤2217←宿2120 0689レ
藤0000→成0000 90**レ
喜多見検車区

★平日N32運用(GSE/EXE(α)/MSE)★
注意…6月7・15・30日・7月3・10・20・24・28日はEXE(α)またはMSEで運転
喜多見検車区
秦0000←成0000 90**レ
秦0630→宿0741 0974レ
成0000←宿0000 90**レ
喜多見検車区
成0000→宿0000 90**レ
江1725←宿1620 0501レ
江1746→宿1848 0502レ
小2019←宿1900 0909レ
小0000→足0000 90**レ
足柄構内留置線
小0000←足0000 90**レ
小2106→宿2219 0382レ
厚2314←宿2230 0923レ
厚0000→成0000 90**レ
喜多見検車区

★土曜休日N31運用(GSE固定運用)★
喜多見検車区
小0000←成0000 90**レ
小0827→宿0945 0360レ
湯1123←宿1000 0703レ
湯1138→宿1304 0102レ
湯1448←宿1320 0307レ
湯1514→宿1644 0306レ
湯1836←宿1700 0901レ
湯1845→宿2010 0060レ
江2120←宿2020 0687レ
江0000→成0000 90**レ
喜多見検車区

★土曜休日N32運用(GSE/EXE(α)/MSE)★
注意…EXE(α)またはMSEで運転される場合あり
喜多見検車区
厚0000←成0000 90**レ
厚0702→宿0745 0972レ
湯0924←宿0800 0053レ
湯0933→宿1106 0050レ
湯1301←宿1120 0305レ
湯1315→宿1445 0054レ
湯1628←宿1500 0067レ
湯1636→宿1805 0276レ
江1926←宿1820 0683レ
江2003→宿2105 0504レ
藤2217←宿2120 0689レ
藤0000→成0000 90**レ
喜多見検車区
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☆参考資料☆
【平日上り】“GSE”が充当される可能性のある列車のみ抜粋
藤0616→宿0724 0550レ GSE/EXE/MSE(N31)
秦0630→宿0741 0974レ GSE/EXE/MSE(N32)
湯0932→宿1105 0050レ GSE/EXE/MSE(N31)
湯1312→宿1445 0774レ GSE/EXE/MSE(N31)
湯1702→宿1828 0064レ GSE/EXE/MSE(N31)
江1746→宿1848 0502レ GSE/EXE/MSE(N32)
江1941→宿2048 0506レ GSE/EXE/MSE(N31)
小2106→宿2219 0382レ GSE/EXE/MSE(N32)

【平日下り】
湯0922←宿0737 0301レ GSE/EXE/MSE(N31)
湯1253←宿1120 0771レ GSE/EXE/MSE(N31)
湯1625←宿1500 0061レ GSE/EXE/MSE(N31)
江1725←宿1620 0501レ GSE/EXE/MSE(N32)
秦1942←宿1840 0907レ GSE/EXE/MSE(N31)
小2019←宿1900 0909レ GSE/EXE/MSE(N32)
藤2217←宿2120 0689レ GSE/EXE/MSE(N31)
厚2314←宿2230 0923レ GSE/EXE/MSE(N32)

【土休上り】
厚0702→宿0745 0972レ GSE/EXE/MSE(N32)
小0827→宿0945 0360レ GSE固定運用(N31)
湯0933→宿1106 0050レ GSE/EXE/MSE(N32)
湯1138→宿1304 0102レ GSE固定運用(N31)
湯1315→宿1445 0054レ GSE/EXE/MSE(N32)
湯1514→宿1644 0306レ GSE固定運用(N31)
湯1636→宿1802 0276レ GSE/EXE/MSE(N32)
湯1845→宿2010 0060レ GSE固定運用(N31)
江2003→宿2105 0504レ GSE/EXE/MSE(N32)

【土休下り】
湯0924←宿0800 0053レ GSE/EXE/MSE(N32)
湯1121←宿1000 0703レ GSE固定運用(N31)
湯1301←宿1120 0305レ GSE/EXE/MSE(N32)
湯1448←宿1320 0307レ GSE固定運用(N31)
湯1628←宿1500 0067レ GSE/EXE/MSE(N32)
湯1836←宿1700 0901レ GSE固定運用(N31)
江1926←宿1820 0683レ GSE/EXE/MSE(N32)
江2120←宿2020 0687レ GSE固定運用(N31)
藤2217←宿2120 0689レ GSE/EXE/MSE(N32)