2023年5月13日に小田急電鉄大野総合車両所で撮影会に使用された8000形8052F(4両固定編成・2010年度リニューアル車)が6月5日に同89番構内留置線で屋根上部の空調装置、シングルアームパンタグラフ、種別行先案内表示器など撤去作業を受けています。同編成は廃車除籍処分になる見通しです。
▲5月13日の大野総合車両所で行われた撮影会から約1ヶ月、8000形4両固定編成で6編成目の廃車除籍処分となった8052F。2010年度リニューアル車で初の廃車であり、2023年初の営業運転を実現した4両固定編成の8051Fが6両固定編成の8252Fと組んだ代わりに休車状態となっていた。
通勤形最古参の8000形は8054F・8055F・8056F・8060F・8062F・8251F・8255F・8259F・8264Fの合計9編成44両が廃車除籍処分となりましたが、今回の8052Fの動きで8000形4両固定編成の廃車除籍処分は8060Fに続いて6編成目で、合計10編成48両の廃車となります。4両固定編成と6両固定編成の廃車両数が同じ(24両)になりましたね。この編成は1984年に登場し、2010年度に8053Fにとともにリニューアル更新工事を受け、車内照明にLED式タイプが試験導入される前の最後のリニューアル車でした。登場から約39年、リニューアル更新工事を受けてから約13年に及ぶ活躍でした。これで残る8000形は6両12編成(72両)と4両10編成(40両)の合計22編成112両となりました。
【8000形の在籍状況】※2023年6月5日現在 全体…22編成112両/32編成160両
《4両固定編成》
運用中…10編成(40両)
8051F・8053F・8057F・8058F・8059F・8061F・8063F・8064F・8065F・8066F
休車中… 0編成( 0両)
廃車済… 6編成(24両)
8052F・8054F・8055F・8056F・8060F・8062F
《6両固定編成》
運用中…12編成(72両)
8252F・8253F・8254F・8256F・8257F・8258F・8260F・8261F・8262F・8263F・8265F・8266F
休車中… 0編成( 0両)
廃車済… 4編成(24両)
8251F・8255F・8259F・8264F