2024年2月29日

【あの歴史的出来事から1年】相模鉄道20000系に『相鉄・東急新横浜線開業1周年記念号』ラッピングを施工へ

2024年2月27日、相模鉄道が20000系8両固定編成・10両固定編成の1編成ずつに東急電鉄との相互直通運転開始1周年を記念して、20000系と東急電鉄3020系をデザインした記念のマークとクラッカーを持ったそうにゃんとケーキを持ったのるるんが描かれた『相鉄・東急新横浜線開業1周年記念号』を3月18日から5月6日まで運転することを発表しました。
▲『相鉄・東急新横浜線開業1周年記念号』に起用される予定の20000系8両固定編成と10両固定編成(写真は21101F20101F)。昨年の開業記念ラッピング電車は8両固定編成では21102F、10両固定編成では20101Fを用いて運転されていたが、1周年記念ではどうなるのだろうか。
▲東急電鉄3020系では東海旅客鉄道東海道新幹線(N700系・N700S系)をイメージしたラッピングと20000系・3020系をデザインしたヘッドマークを掲出し運転する。すなわちSDGsトレイン(3122F)ではない3121F3123Fのいずれかが使用されるようだ。

相模鉄道と東急電鉄(と東京地下鉄南北線・東京都交通局三田線)が新横浜線を経由して相互直通運転を開始するようになってちょうど1年となることから、相模鉄道では20000系8両固定編成・10両固定編成の1編成ずつに、20000系と新横浜線開業から半年かかって直通運転するようになった3020系が描かれたデザインを前面部と側面部に配し、クラッカーを持ったそうにゃんとケーキを持ったのるるんがデザインされる予定です。ただし東京地下鉄南北線と埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線には日中時間帯には乗り入れないことがあります(ダイヤ乱れの場合はその限りではない)。また東急電鉄3020系では3月4日より当面の間、新横浜(SO-52,SH-01)で乗り継ぎが可能な東海旅客鉄道東海道新幹線のデザインを側面部に配して運用される予定となっており、4月下旬までは20000系と3020系がデザインされたヘッドマークが掲出されることとなっています。ヘッドマーク撤去後も新幹線デザインで走るということなのでしょうか。

2024年2月28日

【機器更新最後の編成が】東日本旅客鉄道E217系都クラY-21編成が長野総合車両センターに配給輸送される

2024年2月28日、東日本旅客鉄道鎌倉車両センター所属のE217系都クラY-21編成(クハE217-21以下11両)が新潟車両センター所属のEF64形1031号機に牽引され所属先から南武線経由で長野総合車両センターへ配給輸送されました。廃車解体処分のためと思われます。
▲E217系都クラY-21編成がEF64形1031号機に導かれて帰らぬ旅へ。この配給輸送は日中時間帯に行われた。またEF64形1031号機が久しぶりにE217系の配給輸送を担当だ。

今回の配給輸送については夜間帯ではなく日中時間帯に運転されました。基本編成または付属編成2本の廃車の場合は長野総合車両センターへの配給輸送、付属編成単独のみの廃車の場合は東京総合車両センターへの自走回送(ドアステッカー類の撤去)で行われているようです。今回配給輸送された都クラY-21編成はE217系で最後まで制御装置がGTO素子VVVFインバータ制御となっていた編成であり、2012年7月に制御装置更新工事が行われました。

なおE235系1000番台では基本編成の最新編成である都クラF-33編成(クハE235-1033以下11両)が総合車両製作所新津事業所で落成しました。基本編成の落成は残り18編成分(うち総合車両製作所横浜事業所で製造のグリーン車は17編成分)となります。

2024年2月27日

【定期運用期間を延長】東日本旅客鉄道255系、2024年3月16日ダイヤ改正以降も『わかしお』『さざなみ』に充当へ

2024年3月15日に定期営業運転を終了する予定であった東日本旅客鉄道255系が、3月16日以降も特急『わかしお』『さざなみ』で一部運用されることが明らかになりました。ホームページ上で3月16日以降の時刻表が公表された際に備考欄から判明したものです。
▲定期営業運転の終了時期が当初予定より約3ヶ月間延長される255系。現時点では6月末まで一部定期列車に充当されることとなっている。3月16日以降は全席指定席(自由席が廃止)となることから、全席指定席が完全定着するまで255系も引き続き使うということだろう。
▲特急『しおさい』で新たにデビューするE259系。特急『わかしお』『さざなみ』には使用されない予定であるため、255系に乗れる機会はまだまだありそうだ。

当初の予定では255系は2024年3月16日ダイヤ改正前に定期営業運転を終了し、ダイヤ改正以降は房総方面の臨時特急列車として運用される予定となっていましたが、房総地区の特急列車すべてが全席指定席となり、特急料金の体系が変更される(座席未指定券の導入と車内で特急券を購入する場合に事前料金に追加料金が発生する)ことに伴う混乱を可能な限り小さくするため、全席指定席が定着するまでの一定期間、255系の定期営業運転の期間を現時点では2024年6月28日まで延長する形がとられます。255系を使用する定期列車は『設備』ではなく『備考』の項目に『3月16日~6月28日はグリーン車指定席連結』または『3月17日~6月29日はグリーン車指定席連結』と書かれている列車となります。ちなみに特急列車が運転されている中央線(E353系)、東海道線(E257系2000・2500番台)、常磐線(E657系)の場合、かつて自由席が存在していた時期から一部の定期列車を置き換える形で新型車両が投入され(東海道線では既存車両を転用改造して投入された)、列車名称の変更や統廃合を伴う場合(例として『スーパーあずさ』→『あずさ』、『スーパーひたち』・『フレッシュひたち』→『ひたち』・『ときわ』など)や特急運用車両の完全統一を図るタイミングで全席指定席(と座席未指定券)を導入した経緯があります。しかしながら房総地区の特急列車では新製された新型車両を直接投入するわけではなく、『しおさい』には『成田エクスプレス』専用であったE259系を平日1往復を除く全定期列車に投入するのみであり、『わかしお』・『さざなみ』の全列車にはE257系500番台を充てる予定でしたが、E257系500番台の場合は2編成連結の10両での定期運用が終了となり、すべて5両単独での運用となることで、特急料金体系が変更されたことを知らずに特急券を持たず乗車し自由席特急券を車内で買えると思い込んでいる乗客や、指定席が満席状態であるにもかかわらず、仮に車内で自由席特急券を買えると思い込み大量に乗り込んでくる(255系は9両固定編成で定員564人であるのに対し、E257系500番台は5両固定編成で定員306人である)と座席数が足りなくなることの対策として、特急の全席指定席と新たな特急料金体系が完全に浸透するまで、今回のダイヤ改正をもって定期営業運転を終了する予定だった255系を引き続き定期列車に使用して、6月30日にE257系500番台に統一することとなりました。

なお255系の定期列車は6月28日または29日まで以下の列車となりますが、特急列車としての自由席自体の設定は無くなり、すべての車両で指定席での運転となるので、その点は気をつけてください。平日に1本だけ勝浦→安房鴨川間で普通列車として運転する列車があるようですね。その場合の同区間での普通車には乗車券のみで乗車できます。

【幕張車両センター所属の255系の定期特急運用】
※2024年3月16日から6月下旬まで。一部日程はE257系500番台で運転の場合あり
《平  日》特急『わかしお』
      鴨1053←東0900 1053M列車  勝0727→東0902 1056M列車
      鴨1159←東1000 1055M列車  鴨0739→東0935 1058M列車
      鴨1553←東1400 1059M列車  鴨1141→東1336 1062M列車
      勝1930←東1800 1063M列車  鴨1542→東1734 1066M列車
      鴨2103←東1900 1065M列車  鴨1642→東1841 1068M列車
      一2303←東2200 1071M列車
      特急『さざなみ』
      君1940←東1830 1003M列車  君0739→東0848 1006M列車
《土曜休日》特急『わかしお』
      鴨0739→東0934 1058M列車  鴨1159←東1000 1055M列車
      鴨1141→東1338 1062M列車  勝1930←東1800 1063M列車
      鴨1542→東1735 1066M列車
      鴨1642→東1841 1068M列車
※ただし平日の1065M列車の勝浦→安房鴨川間は普通列車5265M列車として運転。

【初の連結姿】東日本旅客鉄道E131系500番台都コツG-06編成と都コツG-09編成が併結での試運転を実施

2024年2月26日、東日本旅客鉄道相模線のE131系500番台都コツG-06編成(クモハE131-506以下4両)と都コツG-09編成(クモハE131-509以下4両)が連結され、東海道線茅ケ崎(JT-10)~国府津(JT-14)間の東海道貨物線区間で試運転を行いました。同系列500番台同士での連結は初めてのことと思われます。
▲E131系500番台で初めて編成同士の連結での試運転が実施された。この500番台は通常は連結をしないため、同系列1000番台(都ナハ)とともに電気連結器はないが、0番台をベースに製造されたため貫通構造にはなっている。下り国府津寄りに都コツG-06編成、上り茅ケ崎寄りに都コツG-09編成が使用され、クモハE131-506とクハE130-509が連結された。

E131系500番台は編成同士での連結をしないため、2段式電気連結器はありませんが、0番台をベースに製造されたために貫通扉があるほか、乗務員室は仕切れる構造となっています。今回の試運転では下り方に都コツG-06編成、上り方に都コツG-09編成をそれぞれ使用したため、クモハE131-506とクハE130-509が連結されたことになります。車両故障時など救援を想定した連結試験のためと思われますが、相模線では単線で香川、門沢橋、厚木、入谷、下溝、上溝以外の各駅で列車交換が可能となっています。E131系500番台が8両で走行するのは初めてのことと思われます。

2024年2月26日

【まさかの運用変遷】小田急電鉄3000形3091F(10両固定編成)、EWF開催期間中は江ノ島線を運転せず

2024年2月23日から25日まで神奈川県藤沢市で約5年ぶりに行われた自転車競技BMXの国際大会を中心とした複合イベントである“ENOSHIMA WAVE FEST”の期間中、この開催応援号の車体広告車として運用されていた小田急電鉄3000形3091F(10両固定編成)ですが、イベント開催期間中は江ノ島線での運転が一切なかったことが判明しました。
▲『ENOSHIMA WAVE FEST.開催応援号』として車体広告が掲出されていた3000形3091F。同編成の運用時刻は公表されなかったが、10両編成のE運用(E11運用~E38運用・E61運用~E72運用)に充当されていた

同編成の運用を調べると、23日は土曜休日E32運用(1001レ7807レ)→土曜休日E16運用(7906レ6714レ)、24日は土曜休日E17運用(6200レ6203レ)でそれぞれ運用され、25日は喜多見検車区に留置されたまま運用されませんでした。ちなみに23日は悪天候のために“ENOSHIMA WAVE FEST”の開催時間が変更され、24日は貴重な晴天のなかで開催されたものの、25日は悪天候のため公開練習が中止となったために、24日の喜多見検車区への入庫をもって車体広告車としての運転が終了し、25日には車体広告の撤去作業が行われたものと思われます。この3日間の運用の流れから、3000形3091Fは再出庫直前は優等種別列車で運用されたものの、再出庫以降は主に各駅停車中心の運用となりました。小田原線と多摩線は走行していますが、江ノ島線は一切走行していなかったことが分かります。26日は平日E31運用(1511レ~)で元の姿に戻って運用に入りましたが、この日は東林間(OE01)・鶴間(OE04)での2回の人身事故の影響から、運用が飛び飛びとなっています。

2024年2月24日

【前照灯撤去された】東急電鉄8500系8637Fのデハ8537、廃車解体処分か

2024年2月22日、東急電鉄8500系で最後に引退した8637Fのうち、中央林間(DT-27)寄り先頭車として連結されていた、デハ8537の前照灯が撤去されている様子が確認されました。撤去された前照灯は他社への譲渡された同系列の部品取りなどの可能性がありますが、デハ8537自体については解体処分となる可能性があります。
▲東急電鉄から引退して1年となる8500系8637Fのデハ8537の前照灯が撤去された。部品取りの可能性があるが、車体自体は解体となる可能性がある。この編成は元Bunkamura号として現役引退まで運用された。すでにラッピングは撤去済みだが、青帯はそのままだった。

この系列は2020系への置き換えが進み2023年1月に定期営業運転を終了し、長津田車両工場に廃車回送されたことで、完全消滅となりました。最後まで残っていた8637Fのデハ8537は中央林間寄りの制御電動車であり、一部中間車については2023年2月に解体処分のため陸送済みですが、先頭車は保存譲渡を見越してか残されていました。前照灯は部品取りの関係であれば譲渡済みの同系列に活用される可能性はありますが、車体自体は解体処分となる公算が大きいでしょうか。

【下りは来週から】小田急電鉄小田原線町田(OH27)上りホームでホームドアの稼働を開始

2024年2月17日初電車より、小田急電鉄小田原線町田(OH27)の上り3番ホーム・4番ホームに設置されたホームドアの本格稼働が開始されました。下り1番ホーム・2番ホームについてはまだホームドア自体が開いたままですが、3月2日初電車から稼働する予定です。
▲特急ロマンスカー停車駅では本厚木(OH34)に続いて設置された町田。本厚木と同じタイプのホームドアであり、ロマンスカー停車時のみ開くホームドアもある。稼働を開始したのは写真手前側の3番ホーム・4番ホームのホームドアである。
▲町田はロマンスカーの大半が停車するため、ロマンスカー“GSE”70000形が停車することがあるが、ホームドア稼働に伴い、同形式専用の停止位置マーカーが追加されている。

ロマンスカー停車駅では本厚木に続いて2駅目のホームドア稼働となっていますが、本厚木とは異なり、上りホームから先に稼働となりました。ホームドア本体自体は土曜休日C11運用入庫後相当の4000形を用いて運搬され昨年11月中旬に設置されていました。本厚木(OH34)と同じタイプと思われます。本厚木のときは下りホームから先に設置されましたが、町田では上りホームからの設置となったようです。本厚木と同じタイプのホームドアですので、ロマンスカー停車時のみ稼働するホームドアもあるようです。なお2024年3月16日のダイヤ修正では本厚木・町田といったロマンスカー停車駅でホームドアを設置した両駅でゆとりをもった停車時間とするダイヤになります。

2024年2月22日

【あの大先輩も見れる】『ロマンスカー・GSEで行く!新旧前面展望特急見学と車庫線巡り』に伴うツアーを発売へ

2024年2月22日、同年4月2日に予定されている、小田急電鉄ロマンスカー“GSE”70000形を使用する特別団体専用列車として『ロマンスカー・GSEで行く!新旧前面展望特急見学と車庫線巡り』に伴うツアーが小田急トラベルより発売されています。
▲現役のロマンスカーで唯一の展望座席(各16席ずつ)を備えるロマンスカー“GSE”70000形(写真は70051F)。始発駅が唐木田(OT07)、終着駅が新百合ヶ丘(OH23)ということから、平日N32運用充当編成を用いるものと思われ、喜多見検車区入庫・出庫のところを、回送区間を延長して充当するものと思われる。

2018年3月のダイヤ改正から就役したロマンスカー“GSE”70000形を用いて、春休みの特別企画として、唐木田から同形式に乗車したあと、喜多見検車区唐木田出張所、新百合ヶ丘の7番・8番構内留置線、小田原(OH47)の引き上げ線、開成(OH42)の3番・4番・5番構内留置線に入線するほか、開成ではロマンスカー“GSE”70000形の撮影会のほか、東口に展望座席を備えるロマンスカーの大先輩の、『ロンちゃん』として保存展示されている“NSE”3100形3181Fのデハ3181の見学が可能になります。運転経路は唐木田→喜多見検車区唐木田出張所→新百合ヶ丘→7番・8番構内留置線→小田原→構内留置線→開成3番・4番・5番構内留置線→小田原→新百合ヶ丘になります。使用編成は平日N32運用の充当編成(運転当日に限り喜多見検車区入出庫のところを回送区間変更)を用いるものと思われますが、平日N32運用が代走となる場合はその限りではありません。

※運用番号は2024年3月15日まで適用のダイヤ修正時点のものです。

2024年2月21日

【なぜ野田線に】東武鉄道N100系N102F、試運転で日中時間帯の野田線(アーバンパークライン)を走る

2024年2月13日、東武鉄道N100系“SPACIA X(スペーシアX)”のN102Fが野田線(アーバンパークライン)に試運転で入線しました。試運転の理由は定かではありませんが、今後同系列を使用した臨時列車や団体専用列車の設定があるのか注目されます。
▲野田線(アーバンパークライン)に東武鉄道の新型特急形車両N100系N102Fが入線。平日の前半は1編成のみの運用(もう1運用は100系で代走)となるために、その予備が使用されたようである。同系列の運用はダイヤ改正以降、固定の3運用、1本予備の体制となる予定だ。

N100系は誘導障害試験などで野田線(アーバンパークライン)を走行したことはありますが、白昼時間帯の入線は珍しいですね。試運転を実施した日は平日の火曜日であるため、1運用が100系で代走運用となっている日でもあります。N100系が4編成に増えることから乗務員訓練の可能性がありますが、同系列を使用する臨時列車の設定があるのかどうかも注目です。

【東武鉄道N100系運転ダイヤ】列車名は『スペーシアX』※2024年3月15日まで
①毎日運転(N100系固定ダイヤ)
日1050←浅0900 1011レ(3号)
日1155→浅1345 1024レ(4号)
鬼1603←浅1400 1129レ(7号)
鬼1637→浅1845 1142レ(8号)

②木曜日・金曜日・土曜休日運転 ※月曜日・火曜日・水曜日(平日)は100系で運転
日0939←浅0750 1007レ(1号)
日1045→浅1235 1020レ(2号)
日1448←浅1300 1025レ(5号)
日1543→浅1735 1038レ(6号)

【開園60年をお祝い!】小田急電鉄ロマンスカー“MSE”60000形使用の特別団体専用列車『よみうりランド60周年号』運転へ

2024年2月19日、東京都稲城市にある遊園地『よみうりランド』が3月19日に開園60周年を迎えることから、3月23日に小田急電鉄ロマンスカー“MSE”60000形を使用して、特別団体専用列車『よみうりランド60周年号』を新宿(OH01)→新百合ヶ丘(OH23)間で運転することが発表されました。
▲新宿から新百合ヶ丘まで片道で運転される特別団体専用列車『よみうりランド60周年号』の使用車両であるロマンスカー“MSE”60000形(写真は60255F)。新百合ヶ丘(駅南口のバスロータリー)からはよみうりランドに向かう小田急バス登戸営業所による新07系統が1時間に2~3本運転されている。

よみうりランドのアクセスとしては、優等種別停車駅では新百合ヶ丘、そうでなければ読売ランド前(OH21)が最寄り駅とされており、両駅から小田急バス登戸営業所のバス路線(前者は新07系統、後者は読01系統)を利用することとなっています(前乗り後降りの運賃先払い)。特別団体専用列車の『よみうりランド60周年号』では新宿からよみうりランドへのバス路線が発着する新百合ヶ丘までを約30分間かけて、ロマンスカー“MSE”60000形6両固定編成を用いて運転するもので、所定では同形式の土曜休日N75運用を“EXE”・“EXEα”30000形6両固定編成で代走させたうえで、充当させるものと思われます。なお新宿は10時03分発、新百合ヶ丘は10時35分着ということで、新宿発車時点では3117レ(土曜休日E37運用)の後続となり、途中で3517レ(土曜休日E38運用)を待避して、新百合ヶ丘に到着となります。新宿は地下ホーム発車、新百合ヶ丘は3番ホーム到着となる可能性があります。新宿では定期列車の合間を縫う必要性から、新百合ヶ丘ではグッド&ラッキーのお出迎えがあるほか、小田原線の運転に支障しない(ただしそのあと3番ホームに2711レ(土曜休日E16運用)が発着する)ことを考慮しての予想です。なお乗車の際には申し込みが必要であるほか、当日限定のよみうりランド入園招待券がプレゼントされるほか、その参加者に限り新百合ヶ丘からは無料の直行バスが運転されますので、特別団体専用列車からよみうりランドに行かれる方は無料バスをご利用ください。

【特別団体専用列車『よみうりランド60周年号』】
百1035←宿1003 使用車両…ロマンスカー“MSE”60000形6両固定編成

2024年2月20日

【後期車も旅立つ】東日本旅客鉄道E217系都クラY-46編成が長野総合車両センターに配給輸送される

2024年2月15日、東日本旅客鉄道鎌倉車両センター所属のE217系都クラY-46編成(クハE217-46以下11両)が新潟車両センター所属のEF64形1030号機に牽引され所属先から南武線経由で長野総合車両センターへ配給輸送されました。廃車解体処分のためと思われます。
▲E217系都クラY-46編成がEF64形1030号機に導かれて帰らぬ旅へ。この配給輸送は日中時間帯に行われた。
▲E217系都クラY-46編成の配給輸送を担当したEF64形1030号機。E217系の配給輸送の担当がここ最近多くなっている。

今回の配給輸送については夜間帯ではなく日中時間帯に運転されました。基本編成または付属編成2本の廃車の場合は長野総合車両センターへの配給輸送、付属編成単独のみの廃車の場合は東京総合車両センターへの自走回送(ドアステッカー類の撤去)で行われているようです。付属編成単独での廃車に伴う回送は最近はあまりないようです。なお今回はE235系1000番台の配給輸送と重なることはありませんが、同系列の基本編成は最新の都クラF-32編成(クハE235-1032以下11両)が、付属編成は最新の都クラJ-30編成(クハE235-1130以下4両)が落成しました。

【相互転属相次ぐ?】日本貨物鉄道EF210形100番台と300番台を新鶴見機関区・吹田機関区で相互転属のワケ

2024年1月になって、日本貨物鉄道ではEF210形300番台の新鶴見機関区・吹田機関区への配属が進められているなか、まさかの動きを見せています。吹田機関区に配置されていたEF210形100番台の一部と新鶴見機関区に配置されていたEF210形300番台の一部の相互転属の動きがあるようです。
▲吹田機関区に配属されたEF210形300番台325号機と新鶴見機関区に配属されたEF210形300番台344号機。過去には広島車両所に配属されたことがある。新鶴見機関区には老朽化が進むEF65形の置き換えのために326号機以降の一部が配属されるようになったが、2024年1月からは342号機が100番台と入れ替わりで吹田機関区に転属している。
▲新鶴見機関区に所属するEF210形100番台(写真は117号機・172号機)。吹田機関区にEF210形300番台の342号機が転属した穴埋めに100番台が吹田機関区から転入してきている。なお172号機は新製当初は新鶴見機関区ではなく吹田機関区に配置されていた。新鶴見機関区に300番台を配属しているのに、100番台と入れ替わりで転属させる意図とは?

これまでにEF210形300番台は現時点で362号機まで新製されていて、301号機~325号機、331号機~339号機、349号機~356号機は吹田機関区、326号機~330号機、340号機~348号機、357号機以降は新鶴見機関区に配属されていました。355号機から前照灯がLED式に変更されていて、以降のEF210形300番台も同様となっています。この300番台はもともと西日本旅客鉄道山陽本線瀬野(JR-G07)~八本松(JR-G08)間に『瀬野八(セノハチ)』という、最大22.6パーミリの勾配区間があり、その区間を通過する貨物列車の進行方向最後尾に連結する、新たな補助機関車向けとして登場していました。2023年3月のダイヤ改正では新たに梅田貨物線の一部の区間を地下化した際に双方とも20パーミル以上の勾配ができたことで、この路線を通る貨物列車にも補助機関車として連結されています。

老朽化が進むEF65形を置き換えるため、前照灯をLEDに変更したEF210形300番台を新鶴見機関区に配属しているのにもかかわらず、新鶴見機関区・吹田機関区の100番台と300番台で相互に転属しているのにはある程度の理由が考えられそうです。あくまでも私の勝手な予想ではありますが、まず考えられる理由としてひとつは300番台の半数以上が吹田機関区に配属されており、EF200形はすべて置き換えたものの、残るEF66形100番台を置き換え機関車の車種を統一させるる必要があること、そして『瀬野八(セノハチ)』と梅田貨物線の一部区間を通る貨物列車の補機として300番台が必須であること、そして検査入場の際の移動距離の短縮化が挙げられるのではないかと思います。100番台と300番台では検査入場先が異なっており、100番台は岡山機関区または広島車両所(全般検査は広島車両所)、300番台は吹田機関区で検査施工となるので、吹田機関区に300番台を新鶴見機関区から転属させると、貨物列車の牽引を担当する本務機の後部に無動力で連結させて移動させる手間が省けますし、東日本旅客鉄道の首都圏区間にはEF210形300番台の補機を連結させる必要がほぼないほど、勾配区間が少ないことから、EF210形100番台で十分に事足りるなどが挙げられることでしょう。新鶴見機関区にはEF210形100番台の転入が予想され、300番台の動向が注目されます。

なお吹田機関区所属の機関車は『吹』、新鶴見機関区所属の機関車は『新』の表記が差し込まれています。

2024年2月19日

【撮影会も実施された】小田急電鉄5000形5055F(もころん号)による特別団体専用列車が運転される

2024年2月17日と18日に小田急電鉄5000形5055F(もころん号)を使用の『小田急の子育て応援マスコット「もころん」に会える!「もころん号」乗車&撮影会ツアー』に伴う特別団体専用列車が喜多見検車区唐木田出張所~喜多見検車区~海老名検車区で運転されました。
▲『もころん号』として活躍中の5000形5055F。海老名検車区と喜多見検車区唐木田出張所で撮影会が実施されたほか、喜多見検車区では休車で留置中のロマンスカー“VSE”50000形に挟まれるように入線する光景が。
▲子育て応援キャラクターの『もころん』。見かけたら挨拶してあげよう!
▲下りではファミリーコースの集合地点である伊勢原(OH36)1番ホームに入線したが、上りでは秦野からの折り返しとあって3番ホーム通過となった5000形5055F。下り便は3123レ(土曜休日C12運用)を待避し、ファミリーコースの参加者を乗せて秦野(OH39)へ発車した。

海老名検車区と喜多見検車区唐木田出張所では撮影会が実施され、海老名検車区での撮影会では終盤に『もころん』が登場しました。5000形の『団体専用』表示は2020年に就役しておそらくですが初めての可能性があります。同形式では5051Fを用いて運用開始前の試乗会が予定されていたものの、新型コロナウィルスが猛威を振るい始めていたことから、中止となっていたこともあり、当時の文字のフォントが細いときの『団体専用』は見られませんでした(現在は5051F5052Fも太字に更新済み)。複々線区間では喜多見検車区に入る行路もあり、緩行線を走行していました。

【ダイヤ修正実施】小田急電鉄ロマンスカー“GSE”70000形の2024年3月分(16日以降)の運用を公表(2024年3月ダイヤ修正)

2024年2月15日、小田急電鉄が2024年3月ダイヤ修正の同年3月16日から31日まで展望座席を備えるロマンスカー“GSE”70000形の運用予定表を公表しました。ダイヤ修正前日までは土曜休日の固定の1運用を除き“EXE”・“EXEα”30000形または“MSE”60000形で代走となる場合がありましたが、今回のダイヤ修正分ではどうなっているでしょうか。
▲展望席(1編成32席)を備えるロマンスカー“GSE”70000形70051F70052F。平日1運用は喜多見検車区に一旦入庫で、土曜休日の固定1運用以外は代走が出る場合がある。両先頭車の展望席は必ず争奪戦になるので、乗車予定日の1ヶ月前の予約をお勧めする。
▲運用予定表に黒丸がない日程の列車は“EXE”・“EXEα”30000形または“MSE”60000形が使用される(いずれも6両固定編成)。充当車種は当該日程の1ヶ月前から“e-Romancecar”空席照会で確認できる。

両先頭車に展望席(16席ずつ)を備えるロマンスカーは2018年3月に就役した“GSE”70000形70051F70052Fで運用されています。今回は2024年3月のダイヤ修正以降の運用が判明しましたので、少し表記が変わっています。また就役5周年のヘッドマークの掲出がまもなく終了となりますので、早めの記録をお願いします。運用予定表では黒丸マークのある列車に充当されます。列車番号から運用を表記しますのでご確認ください。土曜休日N31運用はこの形式が必ず充当される固定運用となります。

小田急電鉄では2月17日(一部駅は2月16日)から各駅の自動券売機(ホーム上の券売機を除く)で特急券を購入する際に好きな号車座席を指定できるシートマップが導入されました。利用状況や駅窓口の営業時間短縮の影響から、これまで駅窓口およびネットで特急券を購入する場合に限って号車や座席の指定ができましたので、駅改札口に近い自動券売機でシートマップの導入は朗報です。駅員不在の早朝夜間でも券売機で号車や座席が指定できます。また2月26日をもって特急券の電話予約が終了となりますのでご注意ください。

運用はほぼ変わらないとみていいかもしれません。現在の運用を参考にしていますが、確定するまでは(仮)表記となりますのでご注意ください。

3月は8日・19日・22日の平日N32運用が“EXE”・“EXEα”または“MSE”で代走となります。一部ロマンスカー停車駅でホームドアが設置されているため、その開閉時間や乗降時間などゆとりをもったダイヤに変更されています。今回のN31運用(平日のみ)・N32運用で“EXE”・“EXEα”または“MSE”で代走となる場合は薄い灰色(見づらいと思いますがご了承ください)で表記します。また代走運用の充当車種は当該日程の約1ヶ月前から“e-Romancecar”の空席照会で確認できます。

◆ロマンスカー“GSE”70000形の運用予定表◆
青色…平日 赤色…土曜休日 灰色…“EXE”・“EXEα”または“MSE”で運転

【2024年3月】※ダイヤ修正以降の日程のみ記載
16日…(仮)土休N31運用 (仮)土休N32運用 24日…(仮)土休N31運用 (仮)土休N32運用
17日…(仮)土休N31運用 (仮)土休N32運用 25日…(仮)平日N31運用 (仮)平日N32運用
18日…(仮)平日N31運用 (仮)平日N32運用 26日…(仮)平日N31運用 (仮)平日N32運用
19日…(仮)平日N31運用 (仮)平日N32運用 27日…(仮)平日N31運用 (仮)平日N32運用
20日…(仮)土休N31運用 (仮)土休N32運用 28日…(仮)平日N31運用 (仮)平日N32運用
21日…(仮)平日N31運用 (仮)平日N32運用 29日…(仮)平日N31運用 (仮)平日N32運用
22日…(仮)平日N31運用 (仮)平日N32運用 30日…(仮)土休N31運用 (仮)土休N32運用
23日…(仮)土休N31運用 (仮)土休N32運用 31日…(仮)土休N31運用 (仮)土休N32運用

~~~~~~~~~~~★ロマンスカー“GSE”定期運用について★~~~~~~~~~~~
【駅名表記について】
宿…新宿(OH01)、成…成城学園前(OH14)、大…相模大野(OH28)、海…海老名(OH32)、厚…本厚木(OH34)、伊…伊勢原(OH36)、秦…秦野(OH39)、足…足柄(OH46)、小…小田原(OH47)、湯…箱根湯本(OH51)、藤…藤(OE13)、江…片瀬江ノ島(OE16)

【充当運用について】
  1. 以下の運用は2023年3月18日ダイヤ修正時点のものがベースです
  2. 回送ルート・運用の流れは予想であり、運用は平日と土曜休日で色分け済みです
  3. 回   送…回送列車、列車番号…定期特急列車(愛称不問・一部予想)です

★(仮)平日N31運用(GSE/EXEEXEα/MSE)★
注意…EXEEXEαまたはMSEで運転される場合あり
喜多見検車区
藤****←成**** 90**レ
藤0616→宿0724 0550レ
湯0922←宿0737 0301レ
湯0932→宿1105 0050レ
湯1253←宿1120 0771レ
湯1312→宿1445 0774レ
湯1625←宿1500 0061レ
湯1702→宿1828 0064レ
秦1942←宿1840 0907レ
秦****→宿**** 90**レ
藤2217←宿2120 0689レ
藤0000→成0000 90**レ
喜多見検車区

★(仮)平日N32運用(GSE/EXEEXEα/MSE)★
注意…3月8・19・22日はEXEEXEαまたはMSEで運転
喜多見検車区
秦0000←成0000 90**レ
秦0630→宿0741 0974レ
成0000←宿0000 90**レ
喜多見検車区
成0000→宿0000 90**レ
江1725←宿1620 0501レ
江1746→宿1848 0502レ
小2019←宿1900 0909レ
小0000→足0000 90**レ
足柄構内留置線
小0000←足0000 90**レ
小2106→宿2219 0382レ
厚2314←宿2230 0923レ
厚0000→成0000 90**レ
喜多見検車区

★(仮)土曜休日N31運用(GSE固定運用)★
喜多見検車区
小0000←成0000 90**レ
小0827→宿0945 0360レ
湯1123←宿1000 0703レ
湯1138→宿1304 0102レ
湯1448←宿1320 0307レ
湯1514→宿1644 0306レ
湯1836←宿1700 0901レ
湯1845→宿2010 0060レ
江2120←宿2020 0687レ
江0000→成0000 90**レ
喜多見検車区

★(仮)土曜休日N32運用(GSE/EXEEXEα/MSE)★
注意…EXEEXEαまたはMSEで運転される場合あり
喜多見検車区
厚0000←成0000 90**レ
厚0702→宿0745 0972レ
湯0924←宿0800 0053レ
湯0933→宿1106 0050レ
湯1301←宿1120 0305レ
湯1315→宿1445 0054レ
湯1628←宿1500 0067レ
湯1636→宿1805 0276レ
江1926←宿1820 0683レ
江2003→宿2105 0504レ
藤2217←宿2120 0689レ
藤0000→成0000 90**レ
喜多見検車区
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

☆参考資料☆
【平日上り】“GSE”が充当される可能性のある列車のみ抜粋
藤0616→宿0724 0550レ GSE/EXEEXEα/MSE(N31)
秦0630→宿0741 0974レ GSE/EXEEXEα/MSE(N32)
湯0932→宿1105 0050レ GSE/EXEEXEα/MSE(N31)
湯1312→宿1445 0774レ GSE/EXEEXEα/MSE(N31)
湯1702→宿1828 0064レ GSE/EXEEXEα/MSE(N31)
江1746→宿1848 0502レ GSE/EXEEXEα/MSE(N32)
江1941→宿2048 0506レ GSE/EXEEXEα/MSE(N31)
小2106→宿2219 0382レ GSE/EXEEXEα/MSE(N32)

【平日下り】
湯0922←宿0737 0301レ GSE/EXEEXEα/MSE(N31)
湯1253←宿1120 0771レ GSE/EXEEXEα/MSE(N31)
湯1625←宿1500 0061レ GSE/EXEEXEα/MSE(N31)
江1725←宿1620 0501レ GSE/EXEEXEα/MSE(N32)
秦1942←宿1840 0907レ GSE/EXEEXEα/MSE(N31)
小2019←宿1900 0909レ GSE/EXEEXEα/MSE(N32)
藤2217←宿2120 0689レ GSE/EXEEXEα/MSE(N31)
厚2314←宿2230 0923レ GSE/EXEEXEα/MSE(N32)

【土休上り】
厚0702→宿0745 0972レ GSE/EXEEXEα/MSE(N32)
小0827→宿0945 0360レ GSE固定運用(N31)
湯0933→宿1106 0050レ GSE/EXEEXEα/MSE(N32)
湯1138→宿1304 0102レ GSE固定運用(N31)
湯1315→宿1445 0054レ GSE/EXEEXEα/MSE(N32)
湯1514→宿1644 0306レ GSE固定運用(N31)
湯1636→宿1802 0276レ GSE/EXEEXEα/MSE(N32)
湯1845→宿2010 0060レ GSE固定運用(N31)
江2003→宿2105 0504レ GSE/EXEEXEα/MSE(N32)

【土休下り】
湯0924←宿0800 0053レ GSE/EXEEXEα/MSE(N32)
湯1121←宿1000 0703レ GSE固定運用(N31)
湯1301←宿1120 0305レ GSE/EXEEXEα/MSE(N32)
湯1448←宿1320 0307レ GSE固定運用(N31)
湯1628←宿1500 0067レ GSE/EXEEXEα/MSE(N32)
湯1836←宿1700 0901レ GSE固定運用(N31)
江1926←宿1820 0683レ GSE/EXEEXEα/MSE(N32)
江2120←宿2020 0687レ GSE固定運用(N31)
藤2217←宿2120 0689レ GSE/EXEEXEα/MSE(N32)

2024年2月18日

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2024.02.18 5000形5055F『もころん号』撮影会ツアーSP~

2024年2月18日は小田急電鉄小田原線を撮影ですが、今回は海老名検車区東側で行われた5000形5055F『小田急の子育て応援マスコット「もころん」に会える!「もころん号」乗車&撮影会ツアー』のCコース(海老名検車区での撮影会のみ)に参加してきましたので、その様子を報告します。

実は私、5類移行後ではありますが、新型コロナウィルスに罹患し、17日までは外出予定をすべてキャンセルし、一定期間療養しておりました。そのため感染対策を再び行いながらの撮影となることをご了承ください。
3000形3262F6802レ(土曜休日A11運用)。まずは伊勢原(OH36)にて。3000形2次車で唯一の3色LED式の種別行先案内表示器となっているこの編成。明日の出庫がなければ、種別行先案内表示器の更新工事を実施する可能性が高いです。このあと1番ホームに停車中だった2000形2058F6516レ(土曜休日B28運用)に乗って移動しました。
3000形3091F1209レ(土曜休日E66運用)。続いては海老名(OH32)にて。23日から25日までの3連休に行われる『Enoshima Wave Fest.開催応援号』車体広告車をキャッチ。2月下旬までの運転になることが想定されるため、無事に見られてよかった。

西口改札口付近で受付を済ませ、海老名検車区正門前に集合して小田急トラベルの担当者の案内で移動していきます。私自身が海老名検車区構内に入るのは2023年12月9日のロマンスカー“VSE”50000形50001Fの撮影会以来です。
今回の撮影会の主役車両の5000形5055F『もころん号』は東側の35番構内留置線に留置されました。まずはクハ5455側からの撮影です。この撮影会終了後には海老名から喜多見検車区を経て唐木田出張所でも撮影会が行われる予定です。なお右側の32番構内留置線に写っている1000形は土曜休日E11運用の1094Fです。
5000形5055Fの種別行先案内表示器はこのあとの特別団体専用列車運転に備えるため『団体専用』の固定表示となりました。なおこのあと上り方からも撮影しますが、行先表示は変更ありませんのでご了承を。
このもころん号は通常運用に入ればアプリで位置情報を確認できるので、狙ってみるのもいいと思いますが、ラッピングされているのは先頭車の乗務員室周辺のみで、車内はもころんがジャックしています。
下り方先頭車のクハ5455に乗せられている『もころん』のぬいぐるみは乗務員の制服を着ているときのもの。ちゃんとロマンスカー“GSE”70000形を模したかばんも持っていますね。
今度は上り方のクハ5055側から。尾灯が点灯しているのはこのあとの特別団体専用列車に備えてのものとなっています。まずはファミリーコースの集合地点の伊勢原へと向かうため、上り方が尾灯になっています。
クハ5055ではクハ5455とはデザインが異なるほか、もころんのぬいぐるみもクハ5455とは異なる通常仕様のものとなっています。どちらの先頭車から撮ってもいいですよね。このもころん号は5月まで走るので、まだ撮ったことがない方はチャンスです。
このもころん号は基本的には優等種別列車の運用が多いですが、一部運用には各駅停車中心の運用もあります。イベント前々日にダイヤ乱れがあったのですが、なんとかこのイベントのために喜多見検車区唐木田出張所に入庫させたのはさすがだなぁと思いました。
最後に、初めてもころんとふれあいました!本当だったらもころん号の目の前に立つもころんを見てみたかったですが、構内で会えただけでも嬉しかったです。
もころんはすでに引退済みのロマンスカー“VSE”50000形と共演済み。今度はどこで会えるのでしょうか。今後の活躍楽しみにしていますよ!
最後に参加者をお見送りしてくれたもころん。名残惜しいですが、ここで会場を離れます。

タイムリミットまで撮影を思う存分楽しみましたが、今回は写真を悩みに悩んで厳選しましたことをご容赦ください。

今度は再び伊勢原にて。
5000形5055F団8031レ。海老名検車区での撮影会が終了し、ファミリーコースの乗客を乗せるために伊勢原1番ホームにやってきた同編成の特別団体専用列車を撮影。愛甲石田(OH35)でも考えましたが、意外とファンがいたので、あえて地元をチョイス。
5000形での『団体専用』は初めて見ました。なおこの形式を用いた運用開始前の試乗会も予定されていましたが、このときは新型コロナウィルスが猛威を振るい始めていたことから、中止となり、ROM更新前の状態での『団体専用』は見られませんでしたね。

このあと伊勢原1番ホームを11時58分頃に下り方面へ。秦野(OH39)で折り返しするものと思われます。ということで…
折り返しの団8032レは伊勢原~愛甲石田間で。あっという間の秦野折り返しだったようですね。

撮影は以上です。今回このようなイベントを開催してくださった小田急電鉄および関係者の皆様に感謝申し上げます。