2024年2月8日、小田急電鉄大野総合車両所に検査施工のため入場していた8000形8057F(4両固定編成・2008年度リニューアル車)が出場し、小田原線で試運転を行いました。同編成は運用復帰の際に8257F(4両固定編成・2008年度リニューアル車)との同一番号ペアに戻ることが予想されますが、今後の同形式の動向が注目されています。
▲大野総合車両所を無事検査出場した8000形8057F。単独運用が続いていた8257Fとの同一番号ペアに戻るのだろうか。この編成は2008年度でのリニューアル(4両固定編成では2番目の施工)ということで、施工から約16年が経っている。
▲8000形8057Fは8051Fの次にリニューアル更新工事を受けた。だが西武鉄道への譲渡は主に6両固定編成になることが予想できることから、4両固定編成の今後が心配だ。
これまでに8000形は2023年末までに13編成64両(8052F・8054F・8055F・8056F・8060F・8061F・8062F・8251F・8254F・8255F・8256F・8259F・8264F)が廃車除籍処分となっているので、在籍両数は8261Fを除くと90両(4両固定編成・6両固定編成ともに9編成ずつ)となっています。2024年度から西武鉄道国分寺線への本格譲渡が予定されていますが、主に6両固定編成が対象になる予想から、4両固定編成の譲渡はないものと思われ(代わりに東急電鉄9000系が数多く譲渡される予定)、今後の動向が注目されています。西武鉄道譲渡の第1弾はおそらく8261Fになるであろうことから、同形式自体の動きにも注意が必要といえそうです。
【8000形の在籍状況】※2024年2月8日現在 全体…19編成96両/32編成160両
《4両固定編成》
運用中…9編成(36両)
8051F・8053F・8057F・8058F・8059F・8063F・8064F・8065F・8066F
休車中…0編成( 0両)
廃車済…7編成(28両)
8052F・8054F・8055F・8056F・8060F・8061F・8062F
《6両固定編成》
運用中…9編成(54両)
8252F・8253F・8257F・8258F・8260F・8262F・8263F・8265F・8266F
離脱中…1編成( 6両)
8261F
休車中…0編成( 0両)
廃車済…6編成(36両)
8251F・8254F・8255F・8256F・8259F・8264F