2024年2月22日、東急電鉄8500系で最後に引退した8637Fのうち、中央林間(DT-27)寄り先頭車として連結されていた、デハ8537の前照灯が撤去されている様子が確認されました。撤去された前照灯は他社への譲渡された同系列の部品取りなどの可能性がありますが、デハ8537自体については解体処分となる可能性があります。
▲東急電鉄から引退して1年となる8500系8637Fのデハ8537の前照灯が撤去された。部品取りの可能性があるが、車体自体は解体となる可能性がある。この編成は元Bunkamura号として現役引退まで運用された。すでにラッピングは撤去済みだが、青帯はそのままだった。
この系列は2020系への置き換えが進み2023年1月に定期営業運転を終了し、長津田車両工場に廃車回送されたことで、完全消滅となりました。最後まで残っていた8637Fのデハ8537は中央林間寄りの制御電動車であり、一部中間車については2023年2月に解体処分のため陸送済みですが、先頭車は保存譲渡を見越してか残されていました。前照灯は部品取りの関係であれば譲渡済みの同系列に活用される可能性はありますが、車体自体は解体処分となる公算が大きいでしょうか。