2024年2月2日

【直通車両大集合】『小田急線・千代田線相互直通運転開始記念45周年記念撮影会』を海老名検車区で開催へ

2024年1月31日、小田急電鉄グループ傘下の小田急トラベルより、同年3月10日に開催予定の小田急電鉄と東京地下鉄千代田線の相互直通運転開始から(厳密には昨年で)45周年を記念して海老名検車区で行われる『小田急線・千代田線相互直通運転開始記念45周年記念撮影会』に伴うツアーが2月2日の午後から発売開始されています。
▲東京地下鉄千代田線に直通する4000形。4000形は1000形の後継の地下鉄直通用の通勤形車両として2007年に登場。写真の4056Fのように一部で旧新津車両製作所で製造された編成も含めた全16編成が製造された。なお4066Fだけは就役当初は仕様変更の影響から千代田線に直通していなかった時期があった。
▲4000形とほぼ同時期に登場したロマンスカー“MSE”60000形。2008年に日本初の地下鉄直通の有料特急形車両として登場。新宿(OH01)発着だけでなく北千住(C-18)発着でも運用されるほか、2012年から東海旅客鉄道御殿場線直通の『あさぎり』(現在の『ふじさん』)としても運用されており、愛称の名の通りマルチに活躍をしている。
▲かつて東京地下鉄千代田線に直通していた1000形。一部すでに廃車除籍処分となった編成がいるが、箱根登山鉄道専任の4両固定編成と現存しない6両固定編成、現役の10両固定編成(大規模改造編成を除く)もかつて千代田線に綾瀬(C-19)まで直通していたことがある。この形式は現在の海老名検車区の保存車両となっている9000形の後継として登場した。
▲小田急電鉄小田原線に直通する東京地下鉄16000系(写真は16111F16134F)。かつては多摩線にも乗り入れていた。先代の6000系より多い全37編成が製造され、日立製作所笠戸事業所で製造されたものがいる。また東日本旅客鉄道常磐線を含む3路線での相互直通運転が開始されるまでは唯一3社をまたいで直通できる車両だった。

今回の『小田急線・千代田線相互直通運転開始記念45周年記念撮影会』では海老名検車区に4000形、ロマンスカー“MSE”60000形、1000形10両固定編成(あくまでも予定)、16000系の4車種が並べられることとなっています。海老名検車区の外泊が少なめの東日本旅客鉄道E233系2000番台が参加できないのが残念ですが、展示となるともう1編成を用意しなければなりませんので、そのこともあるのでしょう。1000形と4000形には一部の時間帯でヘッドマークも装着されるようです。撮影会開催の時間帯からロマンスカー“MSE”60000形は予備車両がほぼないため、土曜休日N75運用を予備のある“EXE”・“EXEα”30000形6両固定編成で代走させるものと思われます。1000形は土曜休日E11運用入庫後の相当(海老名検車区の予備車両)、4000形・16000系はどちらか片方が土曜休日C17運用出庫前に相当する運用になることが予想されます。16000系は編成が予想できませんが、貫通扉が中央配置の1次車だと面白いですね。