2024年2月4日、西武鉄道南入曽車両基地で10000系(ニューレッドアロー)を並べた撮影会が開催され、10108F・10110F・10111Fの3編成が展示されました。
▲2020年3月に池袋線(小手指車両基地)から撤退し、新宿線(南入曽車両基地)に集約された10000系(ニューレッドアロー)。現在は西武新宿(SS-01)~本川越(SS-29)間を結ぶ特急『小江戸』として10108F・10109F・10110F・10111F・10112Fの5編成が活躍中だ。
前面部の愛称表示器には『特急小江戸』のほか、かつて存在していた『特急おくちちぶ』、2020年まで見られた『特急むさし』『特急ちちぶ』が表示されていました。なお10110F・10111Fは展示後に夕方からの『小江戸』に充当されていました。これらの3編成のうち、10108Fは小手指車両基地に新製配置されたあとに南入曽車両基地に転属、10110F・10111Fは南入曽車両基地に新製配置されたあと小手指車両基地に転属、池袋線でラストランを行ったあとに南入曽車両基地に転属、という経緯から、新製配置場所とは1回目の転属で所属先が入れ替わり、10108Fはそのまま、10110F・10111Fは2回目の転属で新製配置場所に戻った形となりました。ちなみにこの系列で過去に転属がなかったのは10103Fと10107Fのみ(どちらも廃車除籍処分済み)で、両編成とも小手指車両基地に一貫して所属していましたね(つまり南入曽車両基地への転属がない)。また逆に転属が多いのは10109Fで、現在は新製配置先の南入曽車両基地ですが、小手指車両基地に2回も転属しており、現在の所属先(新製配置先)に戻るまで4回転属してたようです。唯一の3色LED式の10112Fも過去に小手指車両基地への転属を1回だけ経験しています。